JPH072378A - 紙葉類分離機構 - Google Patents

紙葉類分離機構

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JPH072378A
JPH072378A JP14407693A JP14407693A JPH072378A JP H072378 A JPH072378 A JP H072378A JP 14407693 A JP14407693 A JP 14407693A JP 14407693 A JP14407693 A JP 14407693A JP H072378 A JPH072378 A JP H072378A
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JP
Japan
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rollers
roller
humidity
paper sheet
feeding
Prior art date
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Pending
Application number
JP14407693A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Yoshikawa
栄一 吉川
Takashi Harada
隆史 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Laurel Bank Machine Co Ltd
Original Assignee
Laurel Bank Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Laurel Bank Machine Co Ltd filed Critical Laurel Bank Machine Co Ltd
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Publication of JPH072378A publication Critical patent/JPH072378A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度、湿度等の条件変化にかかわらず紙葉類
を一枚毎に確実に分離・送出することができる紙葉類分
離機構を提供することを目的としている。 【構成】 回転軸2にその軸線方向に所定間隔をおいて
配設された複数の繰出ローラー3…と、回転軸2と平行
に配設された回転軸4に繰出ローラー3…の間に臨むよ
うに対向配設された分離ローラー5…と、繰出ローラー
3…および繰出ローラー5…近傍に配設され、これらロ
ーラー近傍の温度および湿度を計測する計測器16、1
7と、これらローラー近傍の温度および湿度を調節する
空調機構20と、計測器16、17の出力に基づいて空
調機構20を動作させる制御部21を具備した構成とさ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送給された紙葉類を一
枚毎に分離して送出する紙葉類送出装置における紙葉類
分離機構に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、送給口より送給された紙
幣を所定の収容室内に送出するATM等のいわゆる紙葉
類送出装置には、紙幣等の紙葉類を一枚毎に分離して送
出する紙葉類分離機構が装備されている。係る紙葉類分
離機構の従来例として、図3に示す実公平2ー1139
5号公報で提供されたものが知られている。
【0003】図に示すように、紙葉類分離機構1は、回
転軸2の軸線方向に所定間隔をおいて配設され、紙葉類
(図示せず)の送出方向に回転可能な複数の繰出ローラ
ー3…と、回転軸2と平行に配設され、該回転軸2と逆
方向に回転可能に設けられた回転軸4に、その軸線方向
に所定間隔をおいて前記繰出ローラー3…の間に臨むよ
うに配設された分離ローラー5…とを具備した構成とさ
れている。
【0004】前記回転軸4はブラケット6に支持されて
おり、ブラケット6は軸6aをもってブロック7に支持
されている。また、ブロック7は軸7Aに回動時材に支
持されており、ばね8によって矢印X方向に付勢されて
いる。このブロック7の後部壁には左右方向にねじ孔1
1が形成された調整板10が固定されており、このねじ
孔11には調節ねじ12が螺着されている。調節ねじ1
2は、前記ブラケット6の後部壁を押圧し分離ローラー
5…の外周面の繰出ローラー3…間への入り込み量(以
下「ギャップ量」という。)を調節するものである。
【0005】さらに、回転軸4には分離ローラー5…に
隣接してギヤ5aが配設され、前記調整板10にはギア
5aに係合するラチェット爪5bが取付られており、こ
れらギア5a、ラチェット爪5bとで構成されるラチェ
ット機構により分離ローラー5…が一方向回転にのみ回
転可能な構成とされている。
【0006】この構成において、分離機構1は、繰出ロ
ーラー3…を紙葉類の送出方向に回転させるとともに、
分離ローラー5…の送出方向への回転を規制させ、これ
ら繰出ローラー3…と分離ローラー5…の間に紙葉類を
通すことにより、紙葉類が一枚毎に分離して送出する。
そして、送給される紙葉類の種類、材質等に応じて前記
調節ねじ12を回転させてブラケット6の後部壁を押圧
して移動させることにより、前記ギャップ量を紙葉類が
一枚毎に分離されて送出できるような最適値に調節し得
るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記紙葉類
分離機構1における繰出ローラー3…および分離ローラ
ー5…は、ゴム系の樹脂成形体により形成されており、
温度、湿度等の条件の変化に伴ってその性状が変化す
る。したがって、長時間使用していると一度調節したギ
ャップ量が変化してしまい、紙葉類の一枚毎の分離に支
障を来たす場合があった。係る場合には、装置を停止し
て、再度調節ねじ12を回転させることによりギャップ
量を調節しなければならず、非常に面倒であった。
【0008】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、温度、湿度等の条件変化にかかわらず、紙葉類を
一枚毎に確実に分離・送出し、装置を安定して作動させ
ることができる紙葉類分離機構を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る紙葉類分離
機構は、第1の回転軸にその軸線方向に所定間隔をおい
て配設された複数の繰出ローラーと、前記第1の回転軸
と平行に配設された第2の回転軸に前記複数の繰出ロー
ラーの間に臨むように対向配設された分離ローラーと、
前記第2の回転軸を支持する支持部材とを具備し、前記
分離ローラーおよび繰出ローラー近傍にこれらローラー
近傍の温度および湿度を計測する計測器を配設するとと
もに、これらローラー近傍の温度および湿度を調節する
空調機構を設け、かつ該計測器の出力に基づいて前記空
調機構を動作させる制御部を設けたことを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】本発明では、前記繰出ローラーを紙葉類の送出
方向に回転させるとともに、前記分離ローラーの送出方
向への回転を規制させ、これら繰出ローラーおよび分離
ローラーの周面間に紙葉類を導くことにより、紙葉類が
一枚毎に分離・送出される。この際、これら分離ローラ
ーおよび繰出ローラー近傍の温度および湿度を前記計測
器により計測し、この計測器の出力に基づいて前記空調
機構を前記制御部によって動作させ、前記ローラーの近
傍の温度および湿度を一定に保つことにより、前記分離
ローラー外周面の前記繰出ローラー間への入り込み量が
常に一定に保たれる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1および図2は、本発明によ
る紙葉類分離機構を示したものである。図において、上
記従来例と共通する部分については同一符号を付した。
【0012】図1に示す紙葉類分離機構1は、上記従来
例と同様に、回転軸2の軸線方向に所定間隔をおいて繰
出ローラー3…が配設され、回転軸2と平行に配置され
た回転軸4の軸線方向に前記繰出ローラー3…間に臨む
ように所定間隔をおいて分離ローラー5…が回転自在に
配設され、回転軸4はブラケット6に支持されている。
なお、図示しないが、ブラケット6は、図4に示すもの
と同様に、ブロックに軸6aをもって支持された構成と
されている。また、分離ローラー5…についても、ラチ
ェット機構による一方向のみの回転が可能な構成とされ
ている。
【0013】ブラケット6の後部壁には、ねじ孔6bが
形成されており、このねじ孔6bには先端部がねじ加工
された調整軸13が螺着されている。調整軸13の軸線
方向中間部には該調整軸13を手動で回転させる調整ダ
イヤル14が設けられており、この調整軸13の後端部
は機体9の上部に設けた垂下片15に回動自在に支持さ
れている。
【0014】前記ブラケット6の下方には、前記繰出ロ
ーラー3…および分離ローラー5…近傍の温度および湿
度を計測する温度センサー16および湿度センサー17
が配設されている。また、ブラケット6の後方には温度
調節機構18および湿度調節機構19を備えた空気調和
器20(空調機構)が配設されている。
【0015】空気調和器20はパッケージ型の構成とさ
れ、温度調節機構18は、加温用の加熱ヒーター、冷却
用の冷媒循環路、冷媒、熱交換器(いずれも図示せ
ず。)を具備した構成とされている。また、湿度調節機
構19は、加湿用の蒸気発生器を備え、除湿は前記冷却
用の冷媒循環路、冷媒、熱交換器を兼用した構成とされ
ている(いずれも図示せず)。
【0016】そして、図2に示すように、温度センサー
16および湿度センサー17の出力は制御部21の比較
演算処理部22に入力されるようになっている。制御部
21には、前記ローラー近傍の温度および湿度の最適条
件、例えば、温度25℃、相対湿度50%、といった基
準データーを記憶させた基準データ記憶部23(図2参
照)を備えており、前記比較演算処理部22は、温度セ
ンサー16、湿度センサー17の出力と基準データー記
憶部23の基準データーとを比較演算処理し、繰出ロー
ラー3…と分離ローラー5…との間のギャップが最適な
状態となるよう温度調節機構18および湿度調節機構1
9を制御するように構成されている。
【0017】上記構成の紙葉類分離機構1では、図3に
示すものと同様に、前記繰出ローラー3…を紙葉類の繰
出方向に回転させるとともに、前記分離ローラー5…の
繰出方向への回転を規制させ、これら繰出ローラー3…
および分離ローラー5…の周面間に紙葉類を導くことに
より、紙葉類が一枚毎に分離・送出される。
【0018】この際、繰出ローラー3…および分離ロー
ラー5…近傍の温度および湿度がそれぞれ温度センサー
16および湿度センサー17により計測され、この検出
出力が制御部21の比較演算処理部22に入力され、こ
の比較演算処理部22において前記基準データ記憶部2
3の基準データと比較されるとともに、演算処理がなさ
れる。そして、比較演算処理部22の出力により前記ロ
ーラー近傍の温度および湿度が、例えば温度25℃、相
対湿度50%といった基準データーに一致するように前
記温度調節機構18および湿度調節機構19が動作し
て、前記ギャップ量が自動的に最適値に維持される。
【0019】このように、上記実施例の紙葉類分離機構
1によれば、繰出ローラー3…および分離ローラー5…
の近傍の温度および湿度を温度センサー16および湿度
センサー17により計測し、これら各センサーの出力と
基準データーに基づいて温度調節機構18および湿度調
節機構19を動作させ、前記ローラーの近傍の温度およ
び湿度を基準データーと一致するように維持することに
より、前記分離ローラー5…の外周面の前記繰出ローラ
ー3…間への入り込み量が自動的に一定に保たれるの
で、送給される紙葉類を一枚毎に確実に分離・送出する
ことができる。
【0020】なお、上記の実施例では、ブラケット6の
後方にパッケージ型の空気調和器20を組み込んだ構成
としたが、温度調整機構18および湿度調整機構19を
装置外に配設し、温度センサー16、湿度センサー17
の出力に基づいて得られる適正温・湿度の空気を繰出ロ
ーラー3…および分離ローラー5…近傍に供給するエア
ハンドリング型の構成としてもよい。
【0021】また、回転自在の分離ローラー5…を紙葉
類の送出方向へは回転させないようにしたが、さらに積
極的に分離ローラー5…を反送出方向へ回転駆動させる
ようにしてもよい。
【0022】さらに、温度センサー16、湿度センサー
17、空調機構20の配置については、繰出ローラー、
分離ローラー等の配置により適宜変更できることは言う
までもない。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る紙葉類分離機構によれば、
分離ローラーおよび繰出ローラー近傍の温度および湿度
を前記計測器により計測し、この計測器の出力データに
基づいて前記空調機構を前記制御部によって動作させ、
前記ローラーの近傍の温度および湿度を一定に保つこと
により、前記分離ローラーの外周面の前記繰出ローラー
間への入り込み量を一定に保つことができるので、送給
される紙葉類を一枚毎に確実に分離・送出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した要部概略側面断面図
である。
【図2】同実施例の分離機構における制御系のブロック
図である。
【図3】従来の紙葉類送出装置における紙葉類分離機構
を示した要部側断面図である。
【符号の説明】 1 紙葉類分離機構 2 第1の回転軸 3… 繰出ローラー 4 第2の回転軸 5… 分離ローラ 6 支持部材 16、17 計測器 20 空調機構 21 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回転軸にその軸線方向に所定間隔
    をおいて配設された複数の繰出ローラーと、前記第1の
    回転軸と平行に配設された第2の回転軸に前記複数の繰
    出ローラーの間に臨むように対向配設された分離ローラ
    ーと、前記第2の回転軸を支持する支持部材とを具備
    し、前記繰出ローラーおよび分離ローラーの周面間に紙
    葉類を導いて、これを一枚毎に分離・送出する紙葉類分
    離機構において、前記分離ローラーおよび繰出ローラー
    近傍にこれらローラー近傍の温度および湿度を計測する
    計測器を配設するとともに、これらローラー近傍の温度
    および湿度を調節する空調機構を設け、かつ該計測器の
    出力に基づいて前記空調機構を動作させる制御部を設け
    たことを特徴とする紙葉類分離機構。
JP14407693A 1993-06-15 1993-06-15 紙葉類分離機構 Pending JPH072378A (ja)

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JP14407693A JPH072378A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 紙葉類分離機構

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JP14407693A JPH072378A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 紙葉類分離機構

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JPH072378A true JPH072378A (ja) 1995-01-06

Family

ID=15353721

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JP14407693A Pending JPH072378A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 紙葉類分離機構

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59108630A (ja) * 1982-12-13 1984-06-23 Omron Tateisi Electronics Co 紙葉類送出機構
JPS62161649A (ja) * 1986-01-06 1987-07-17 Oki Electric Ind Co Ltd 紙葉類分離給送装置
JPH01117142A (ja) * 1987-10-28 1989-05-10 Mita Ind Co Ltd 用紙分離装置
JPH0519581A (ja) * 1991-07-10 1993-01-29 Ricoh Co Ltd 複写装置

Patent Citations (4)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980721