JPH072381A - 紙葉類分離機構 - Google Patents

紙葉類分離機構

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JPH072381A
JPH072381A JP14407793A JP14407793A JPH072381A JP H072381 A JPH072381 A JP H072381A JP 14407793 A JP14407793 A JP 14407793A JP 14407793 A JP14407793 A JP 14407793A JP H072381 A JPH072381 A JP H072381A
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JP
Japan
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rollers
roller
separation
paper sheets
paper sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP14407793A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Yoshikawa
栄一 吉川
Takashi Harada
隆史 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Laurel Bank Machine Co Ltd
Original Assignee
Laurel Bank Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Laurel Bank Machine Co Ltd filed Critical Laurel Bank Machine Co Ltd
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Publication of JPH072381A publication Critical patent/JPH072381A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度、湿度等の条件変化にかかわらず、紙葉
類を一枚毎に確実に分離・送出し、装置を安定して作動
させることができる紙葉類分離機構を提供することを目
的としている。る。 【構成】 回転軸2にその軸線方向に所定間隔をおいて
配設された複数の繰出ローラー3…と、回転軸2と平行
に配設された回転軸4に繰出ローラー3…の間に臨むよ
うに対向配設された分離ローラー5…と回転軸4を支持
する支持部材6と、支持部材6を移動させて分離ローラ
ー5…の外周面の繰出ローラー3…間への入り込み量を
調節する調節機構16と、分離ローラー5…または繰出
ローラー3…近傍に配設されこれらローラー近傍の温度
および湿度を計測する計測器17、18と、計測器1
7、18の出力に基づいて調節機構16を動作させる制
御部19を具備した構成とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送給された紙葉類を一
枚毎に分離して送出する紙葉類送出装置における紙葉類
分離機構に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、紙幣が送給され、これを
所定の収容室内に送出するATM等のいわゆる紙葉類送
出装置には、紙葉類を一枚毎に分離して送出する紙葉類
分離機構が装備されている。係る紙葉類分離機構の従来
例として、図4に示す実公平2ー11395号公報で提
供されたものが知られている。
【0003】図に示すように、上記紙葉類分離機構1
は、回転軸2の軸線方向に所定間隔をおいて配設され、
紙葉類(図示せず)の送出方向に回転可能な複数の繰出
ローラー3…と、回転軸2と平行に配設され、該回転軸
2と逆方向に回転可能に設けられた回転軸4に、その軸
線方向に所定間隔をおき、かつ前記繰出ローラー3…の
間に臨むように配設された分離ローラー5…とを具備し
た構成とされている。
【0004】前記回転軸4はブラケット6に支持されて
おり、ブラケット6は軸6aをもってブロック7に支持
されている。また、ブロック7は軸7Aに回動時材に支
持されており、ばね8によって矢印X方向に付勢されて
いる。このブロック7の後部壁には左右方向にねじ孔1
1が形成された調整板10が固定されており、このねじ
孔11には調節ねじ12が螺着されている。調節ねじ1
2は、前記ブラケット6の後部壁を押圧し分離ローラー
5…の外周面の繰出ローラー3…間への入り込み量(以
下「ギャップ量」という。)を調節するものである。
【0005】さらに、回転軸4には分離ローラー5…に
隣接してギヤ5aが配設され、前記調整板10にはギア
5aに係合するラチェット爪5bが取付けられており、
これらギア5a、ラチェット爪5bとで構成されるラチ
ェット機構により分離ローラー5…が一方向回転にのみ
回転可能な構成とされている。
【0006】この構成において、分離機構1は、繰出ロ
ーラー3…を紙葉類の送出方向に回転させるとともに、
分離ローラー5…をの送出方向への回転を規制させ、こ
れら繰出ローラー3…と分離ローラー5…の間に紙葉類
を通すことにより、紙葉類が一枚毎に分離して送出す
る。そして、送給される紙葉類の種類、材質等に応じて
前記調節ねじ12を回転させてブラケット6の後部壁を
押圧して移動させることにより、前記ギャップ量を紙葉
類が一枚毎に分離されて送出できるような最適値に調節
し得るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記紙葉類
分離機構1における繰出ローラー3…および分離ローラ
ー5…は、ゴム系の樹脂成形体により形成されており、
温度、湿度等の条件の変化に伴ってその性状が変化す
る。したがって、長時間使用していると一度調節したギ
ャップ量が変化してしまい、紙葉類の一枚毎の分離に支
障を来たす場合があった。係る場合には、装置を停止し
て、再度調節ねじ12を回転させることによりギャップ
量を調節しなければならず、非常に面倒であった。
【0008】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、温度、湿度等の条件変化にかかわらず、紙葉類を
一枚毎に確実に分離・送出し、装置を安定して作動させ
ることができる紙葉類分離機構を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る紙葉類分離
機構は、第1の回転軸にその軸線方向に所定間隔をおい
て配設された複数の繰出ローラーと、前記第1の回転軸
と平行に配設された第2の回転軸に前記複数の繰出ロー
ラーの間に臨むように対向配設された分離ローラーと、
前記第2の回転軸を支持する支持部材と、該支持部材を
移動させて前記分離ローラー外周面の前記繰出ローラー
間への入り込み量を調節する調節機構とを具備し、前記
繰出ローラーおよび分離ローラー近傍にこれらローラー
近傍の温度および湿度を計測する計測器を配設するとと
もに、該計測器の出力に基づいて前記調節機構を動作さ
せる制御部を設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明では、前記繰出ローラーを紙葉類の送出
方向に回転させるとともに、前記分離ローラーの送出方
向への回転を規制させ、これら繰出ローラーおよび分離
ローラーの周面間に紙葉類を導くことにより、紙葉類が
一枚毎に分離・送出される。この際、これら繰出ローラ
ーおよび分離ローラー近傍の温度および湿度を前記計測
器により計測し、この計測器の出力に基づいて前記調節
機構を制御し、前記支持部材の位置を移動させることに
より、前記分離ローラー外周面の前記繰出ローラー間へ
の入り込み量が自動的に最適値に保たれる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1および図2は、本発明によ
る紙葉類分離機構を示したものである。図において、上
記従来例と共通する部分については同一符号を付した。
【0012】図1に示す紙葉類分離機構1は、上記従来
例と同様に、回転軸2の軸線方向に所定間隔をおいて繰
出ローラー3…が配設され、回転軸2と平行に配置され
た回転軸4の軸線方向に前記繰出ローラー3…間に臨む
ように所定間隔をおいて分離ローラー5…が回転自在に
配設され、回転軸4はブラケット6に支持されている。
なお、図示しないが、ブラケット6は、図4に示すもの
と同様に、ブロックに軸6aをもって支持された構成と
されている。また、分離ローラー5…についても、従来
例と同様のラチェット機構による一方向のみの回転が可
能な構成とされている。
【0013】ブラケット6の後部壁には、ねじ孔6bが
形成されており、このねじ孔6bには先端部がねじ加工
された棒状材からなる調整軸13が螺着されている。調
整軸13の軸線方向中間部にはこの調整軸13を手動で
回転させる調整ダイヤル14が設けられている。調整軸
13の他端は、モーター15の駆動軸に減速機構(図示
せず)を介在させた出力軸に連結されており、これら調
整軸13、調整ダイヤル14、およびモーター15は調
節機構16を構成している。
【0014】前記ブラケット6の下方には、前記繰出ロ
ーラー3…および分離ローラー5…近傍の温度および湿
度を計測する温度センサー17および湿度センサー18
が配設されている。
【0015】そして、図2に示すように、温度センサー
17および湿度センサー18の出力は制御部19の比較
演算処理部20に入力されるようになっている。制御部
19には、図3の表に示すような、前記ローラー近傍の
温度および湿度に対応した前記調整軸13の回転角度を
記憶させた調整データ記憶部22(図2参照)が備えら
れており、前記比較演算処理部20は、温度センサー1
7、湿度センサー18の出力と調整データー記憶部22
の調整データーとを比較演算処理し、繰出ローラー3…
と分離ローラー5…との間のギャップが最適な状態とな
るように前記調節機構16の駆動部21を制御するよう
に構成されている。
【0016】この図3の表中の角度は、調整軸13の回
転角度を意味しており、繰出ローラー3…と分離ローラ
ー5…のそれぞれの周面の接線が一致したときを零と
し、分離ローラー5…が繰出ローラー3…側へ入り込ん
だ場合を正値、逆に、分離ローラー5…が繰出ローラー
3…から離間する場合を負値としている。
【0017】上記構成の紙葉類分離機構1では、前記繰
出ローラー3…を紙葉類の繰出方向に回転させるととも
に、前記分離ローラー5…の繰出方向への回転を規制さ
せ、これら繰出ローラー3…および分離ローラー5…の
周面間に紙葉類を導くことにより、紙葉類が一枚毎に分
離・送出される。
【0018】この際、繰出ローラー3…および分離ロー
ラー5…近傍の温度および湿度がそれぞれ温度センサー
17および湿度センサー18により計測され、この検出
出力が制御部19内の比較演算処理部20に出力され、
この比較演算処理部20において前記調整データ記憶部
22の調整データと比較されるとともに、演算処理がな
される。そして、比較演算処理部20の出力により前記
調節機構16のモーター15を駆動する駆動部21が動
作してモーター15が駆動され、前記調整軸13が所定
の角度回転して、ブラケット6が移動することにより前
記ギャップ量が自動的に最適値に保たれる。
【0019】このように、上記実施例の紙葉類分離機構
1によれば、繰出ローラー3…および分離ローラー5…
の近傍の温度および湿度をそれぞれ温度センサー17お
よび湿度センサー18により計測し、これら各センサー
の出力と前記調整データー記憶部22の調整データーに
基づいて前記モーター15を駆動させて調整軸13を回
転させることにより、前記ブラケット6を移動させてギ
ャップ量が自動的に最適値に保たれるようにしたので、
ローラー近傍の温度、湿度等の条件変化にかかわらず送
給される紙葉類を一枚毎に確実に分離・送出することが
でき、装置を安定して作動させることができる。
【0020】なお、上記の実施例では、ブラケット6の
後部壁にねじ孔6bを設け、このねじ孔6bに調整軸1
3を螺着させ、調整軸13の回転によりブラケット6を
移動させるように構成したが、ブラケット6の後部に位
置する機体の上部に垂下片を設け、この垂下片に図4に
示す従来例と同様に調節ねじ螺着させ、この調節ねじを
駆動モーター15の出力軸に連結し、先端部でブラケッ
トの後部壁を押圧するようにして当該ブラケットを移動
させるように構成してもよい。
【0021】また、ブラケット6を軸6aをもってブロ
ックで支持する構成としたが、ブラケットの移動量が少
なくてよい場合には、軸6aをおもって直接機体で支持
する構成としてもよい。
【0022】また、回転自在の分離ローラー5…を紙葉
類の送出方向へは回転させないようにしたが、さらに積
極的に分離ローラー5…を反送出方向へ回転駆動させる
用にしてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る紙葉類分離機構によれば、
分離ローラーおよび繰出ローラー近傍の温度および湿度
を前記計測器により計測し、この計測器の出力データに
基づいて前記調節手段を制御部により動作させ、分離ロ
ーラーの支持部材の位置を移動させることにより、前記
分離ローラーの外周面の前記繰出ローラー間への入り込
み量を温度、湿度等の条件変化にかかわらず自動的に最
適値に保つことができるので、送給される紙葉類を一枚
毎に確実に分離・送出し、装置を安定して作動させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙葉類分離機構の一実施例を示し
た要部概略側面図である。
【図2】同実施例の分離機構における入出力関係を示す
ブロック図である。
【図3】比較データーの一例を示す表である。
【図4】従来の紙葉類送出装置における紙葉類分離機構
を示した要部側断面図である。
【符号の説明】
1 紙葉類分離機構 2 第1の回転軸 3… 繰出ローラー 4 第2の回転軸 5… 分離ローラ 15 駆動機構 16 調節機構 17、18 計測器 19 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回転軸にその軸線方向に所定間隔
    をおいて配設された複数の繰出ローラーと、前記第1の
    回転軸と平行に配設された第2の回転軸に前記複数の繰
    出ローラーの間に臨むように対向配設された分離ローラ
    ーと、前記第2の回転軸を支持する支持部材と、該支持
    部材を移動させて前記分離ローラー外周面の前記繰出ロ
    ーラー間への入り込み量を調節する調節機構とを具備
    し、前記繰出ローラーおよび分離ローラーの周面間に紙
    葉類を導いて、これを一枚毎に分離・送出する紙葉類分
    離機構において、前記繰出ローラーおよび分離ローラー
    近傍にこれらローラー近傍の温度および湿度を計測する
    計測器を配設するとともに、該計測器の出力に基づいて
    前記調節機構を動作させる制御部を設けたことを特徴と
    する紙葉類分離機構。
JP14407793A 1993-06-15 1993-06-15 紙葉類分離機構 Pending JPH072381A (ja)

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JP14407793A JPH072381A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 紙葉類分離機構

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JP14407793A JPH072381A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 紙葉類分離機構

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JPH072381A true JPH072381A (ja) 1995-01-06

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JP14407793A Pending JPH072381A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 紙葉類分離機構

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980721