JPH0519462B2 - - Google Patents

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JPH0519462B2
JPH0519462B2 JP60296300A JP29630085A JPH0519462B2 JP H0519462 B2 JPH0519462 B2 JP H0519462B2 JP 60296300 A JP60296300 A JP 60296300A JP 29630085 A JP29630085 A JP 29630085A JP H0519462 B2 JPH0519462 B2 JP H0519462B2
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JP
Japan
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sheet
decorative
adhesive
resin layer
based adhesive
Prior art date
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JP60296300A
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Takehiko Ooki
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、書画等を耐久性ある装飾板に製造す
る方法に関するものである。
従来技術 学校で児童が製作した書画等は記念に保存して
いても、余程注意しないと変色したり破れたりす
るので、廃棄処分されることが多かつた。額に入
れて飾ることもできるが、高価につくだけでな
く、額が嵩張り保存し難く、また変色を防止する
ためにガラスをつけた額では取り扱いに注意を要
するものとなる。
発明の目的 本発明は、このような書画等を、安定して保存
できる装飾板に形成し、その装飾効果を高めると
共に、より取り扱い易いものとする方法を提供す
ることを目的とする。
発明の構成 本発明の方法は、基板上に装飾性ある紙又は布
製シートを、接着剤を用いて加圧下で接着した
後、このシート表面に水性の接着剤を薄く塗布
し、乾燥し、その後に透明なウレタン系樹脂層及
びポリエステル系樹脂層を、各樹脂液の塗布によ
り順次形成することを特徴とするものである。
即ち、本発明の方法は、書画等の装飾性あるシ
ート(以下、単にシートと述べる)を基板上に貼
着し、樹脂膜で保護してパネル仕上げするもので
あり、適当な接着剤及び樹脂層の組み合わせによ
つて、シート上に水彩絵具、墨、印刷インキなど
の滲み出しや変色を防止して、書画等を精度よ
く、非常に美しい、安定した装飾板に形成しうる
ものである。
本発明において、基材としては合成などの木製
の板が主に使用されるが、金属板、プラスチツク
板又は石などが使用されてもよい。
また、基材にシートを接着するための接着剤は
特に限られないが、基材として木板を使用し、シ
ートとして書画、魚拓、又は手形や足形を押した
紙(又は布)などを使用する場合には、酢酸ビニ
ル系及び/又はゼラチン系接着剤など水性の接着
剤を基材にローラ、刷毛などで塗布した上にシー
トを載置し、接着するのが好ましい。更に、基材
として金属板、プラスチツク板又は石などを使用
する場合、又はシートとして写真など水浸透性の
悪いものを使用する場合には、シート裏面に溶剤
系の合成ゴム接着剤をスプレー塗布して、基材に
接着するのが好ましい。
なお、シートの接着はいずれも、プレス機を使
用して、圧着するのが好ましく、例えば木質基材
への書画などの接着は約1〜1.5トンの加圧下で
実施されるのがよい。
次に、本発明では、このようにして基材に接着
したシート表面に、水性の接着剤をスプレー等で
薄く塗布し、乾燥した後に、ポリウレタン系樹脂
層を形成する。かかる水性の接着剤としては、例
えば酢酸ビニル系接着剤やゼラチン系接着剤など
の希薄液が使用される。
本発明では、上記圧着及び/又は接着剤塗布に
よつて、装飾シート上の書画等を滲み出しや変色
することなく、作成時の品位を保つて安定して基
材と一体化される。
ポリウレタン系樹脂層の形成に使用される樹脂
は透明なフイルム形成能あるものであればよく、
特に限定されないが、一般に2液性のポリウレタ
ンを噴霧塗布するのが好ましい。この層は表面仕
上げ剤となる次層の接着性を高める下塗層として
働くものである。
更に、この上に一層以上のポリエステル系樹脂
層が形成されるが、これは表面の化学的及び物理
的強度を高めると同時に平滑性及び光沢など品位
を高めるのに役立つ。該樹脂層を形成するポリエ
ステル系樹脂液は、どのような種類でもよいが、
熱硬化型の樹脂組成物を使用するのが好ましい。
一般にポリエステル系樹脂液は、刷毛又はロー
ラにて塗布し、乾燥した後、サンドペーパーで研
磨し、再度ポリエステル系樹脂液を塗布し(流
し)、その上をプラスチツクフイルムやセロフア
ンその他の離型シートで押圧し、熱を加えて、表
面を平滑に仕上げ、離型シートを除去するのが好
ましい。なお、最終仕上げ用のポリエステル系樹
脂液は無溶媒のものを使用するのが好ましい。
本発明の方法は、書画、写真等をパネルに形成
し、壁掛け、屏風などの装飾品に利用するだけで
なく、木板等の基材表面の一部に所望の所画、写
真、印刷物などを適用し、表面は全体に同一仕上
げをして、水性フエルトペンでメモし、雑巾など
でそのメモを消せる、独特の意匠効果に富んだメ
モボードに形成することもできる。
更に、本発明の方法は、オルゴールの一部、例
えば蓋裏面などに写真やカードなどを埋め込み一
体化して、印象深い記念品に仕上げることもでき
る。
実施例 合成に酢酸ビニル系接着剤をローラにて全面に
塗布し、子供が画用紙に描いた水彩画をその上に
置き、約1トンの圧力をかけて圧着し、更に、こ
の画の表面に水で薄めた酢酸ビニル系接着剤をス
プレー塗布した。乾燥後、大谷塗料の2液性ポリ
ウレタン(ポリベストシーラー Z2)をスプレ
ー塗布し、乾燥し、更に大谷塗料の刷毛用ポリエ
ステル樹脂をローラ塗布し、乾燥し、サンドペー
パーで研磨後、大谷塗料の合板用ポリエステル樹
脂を流し、その上に枠に張つた合成樹脂フイルム
を置き、下のポリエステル樹脂が全体に均一に行
きわたるようにローラにて押圧し、加熱してポリ
エステル樹脂を硬化後、上記合成樹脂フイルムを
剥がした。
水彩画は、色及び輪郭共に原画通りの状態で、
表面からは画用紙に描いたものとは見えない、非
常に美しいパネルに形成された。この製品は、樹
脂と完全に一体化されているため、長期間放置し
ても全く変色することなく、美しく保たれ、ま
た、表面が埃などで汚れても、簡単に汚れを除去
できるものであつた。
発明の効果 本発明の方法では、書画等を精度よく、耐久性
ある美しい装飾板として保存でき、種々の記念品
に作成できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板上に装飾性ある紙又は布製シートを、接
    着剤を用いて加圧下で接着した後、このシート表
    面に水性の接着剤を薄く塗布し、乾燥し、その後
    に透明なウレタン系樹脂層及びポリエステル系樹
    脂層を、各樹脂液の塗布により順次形成すること
    を特徴とする装飾板の製造方法。 2 上記シートが書画、魚拓、又は手形や足形を
    押した紙である特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 3 上記水性の接着性が酢酸ビニル系及び/又は
    ゼラチン系接着剤である特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の方法。 4 上記ポリウレタン系樹脂層が2液性のポリウ
    レタンによつて形成される特許請求の範囲第1項
    〜第3項いずれか1項記載の方法。 5 上記シートが写真である特許請求の範囲第1
    項〜第4項いずれか1項記載の方法。 6 装飾板がパネルに形成される特許請求の範囲
    第1項〜第5項いずれか1項記載の方法。 7 装飾板がメモボードである特許請求の範囲第
    1項〜第5項いずれか1項記載の方法。 8 装飾板がオルゴールの一部である特許請求の
    範囲第1項〜第5項いずれか1項記載の方法。
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JPS62220644A (ja) * 1986-03-24 1987-09-28 大平 富士男 建造物屋根における雪庇の切断装置
CN104963490A (zh) * 2015-08-05 2015-10-07 姜夏芸 一种音乐式滚筒刷

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JPS6262800A (ja) * 1985-09-13 1987-03-19 大成建設株式会社 ちぎり絵等の表面保護方法

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