JPH0519382A - 写真プリントの赤目修正方法及びピクトリアルハードコピー装置 - Google Patents

写真プリントの赤目修正方法及びピクトリアルハードコピー装置

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JPH0519382A
JPH0519382A JP20004891A JP20004891A JPH0519382A JP H0519382 A JPH0519382 A JP H0519382A JP 20004891 A JP20004891 A JP 20004891A JP 20004891 A JP20004891 A JP 20004891A JP H0519382 A JPH0519382 A JP H0519382A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 撮像部18によりネガフイルム10の画像の
各点を三色分解測光する。この測光データを画像処理部
20に送る。画像処理部20には、赤目修正部23とモ
ニターCRT22を接続する。赤目修正部23はライト
ペン制御部24を備えている。ライトペン25を用い
て、モニターCRT22内の赤目領域を指定する。ま
た、カラーパレット26により所望の瞳孔の色を選択す
る。画像処理部20は、指定された赤目領域を指定の色
に変換し、この画像データをプリンタ27に出力する。 【効果】 スポッティング等の熟練を要することなく、
赤目の修正を簡単に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント写真の赤目修
正方法及びピクトリアルハードコピー装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近、望遠撮影可能なズームコンパクト
カメラの普及が目覚ましい。このズームコンパクトカメ
ラで望遠ストロボ撮影を行うと、赤目の発生確率が急増
するため、この赤目現象は写真業界の深刻な問題となり
つつある。このような赤目を解消するために、従来、フ
ラッシュ発光の前に、キセノンフラッシュやタングステ
ンランプ等により予備発光する機能をカメラに付与した
ものもある。これにより、被写体となる人物の瞳孔の開
度を小さくして赤目の発生を軽減することが行われてい
る。これは、瞳孔の開度が小さいときには赤目の発生が
少ないという事実を利用したものである。
【0003】しかし、上記従来の方法は、赤目の発生を
完全に防止できない、また、予備発光によって、人物の
表情が不自然になる、予備発光を行うための特殊な機構
を必要とする、等の重大な欠点を有する。また、赤目が
発生した場合に、このカラー写真に加筆修正(スポッテ
ィング)を施して、赤目を修正することも行われてい
る。しかし、この方法は熟練した作業者の手作業に頼っ
た方法なので、カラー写真の価格が極めて高くなるとい
う問題がある。
【0004】また、特開平2−64532号公報には、
赤目発生に関する撮影情報検出手段及びそれらの情報の
記録手段を有するカメラと、これら情報を可視化する情
報出力装置とが開示されている。上記カメラで記録され
た情報は情報出力装置により自動的に検出され、これに
基づき赤目発生の情報が出力される。このように、赤目
の発生を自動的に検出することができるものの、その修
正は従来と同じように、スポッティングに頼るため同様
の問題がある。
【0005】また、特開平2−114253号公報に
は、焼き込みや覆い焼きが可能なプリンタが開示されて
いる。このプリンタは拡散板上で焼き込み位置を調節
し、これにより赤目を修正する。しかしながら、上記プ
リンタでは赤目領域のみを焼き込んだり、覆い焼きする
ために専用の複雑な装置が必要になり、装置構成が大掛
かりになるという問題がある。
【0006】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたものであり、構成を簡単にして、しかも赤目を
熟練を要することなく簡単に修正することができるよう
にしたプリント写真の赤目の修正方法及びピクトリアル
ハードコピー装置を提供することを目的とする。
【0007】上記目的を達成するために、本発明は、原
画の各点を測光して画像データを得る工程と、赤目領域
を指定する工程と、赤目領域を所望の瞳孔の色に変換す
る工程と、変換したデータに基づきカラーペーパーに原
画をプリントする工程とを有するものである。
【0008】また、別の発明は、撮影の際に記録された
撮影情報を読み取る手段と、読み取った撮影情報から赤
目が発生しているか否かを判定する手段と、原画の各点
を測光して画像データを得る手段と、赤目が発生してい
ると判定される時に、赤目領域を抽出する手段と、抽出
した赤目領域を予め設定された瞳孔の色に変換する手段
と、変換したデータに基づき原画をプリントする手段と
から、ピクトリアルハードコピー装置を構成したもので
ある。
【0009】
【作用】現像処理済のネガフイルムのプリント対象コマ
を三色分解測光する。この測光値と必要に応じて記録さ
れた撮影情報とに基づき赤目が発生しているか否かを判
定する。また、自動判定の他に、ネガフイルムのプリン
ト対象コマを観察して露光補正量を入力するネガ検定の
際に、赤目が発生しているか否かをマニュアル判定す
る。そして、赤目が発生している場合には、デジタル画
像処理機能を有するプリンタにより赤目を修正する。こ
の修正は、赤目を無くして通常の瞳孔の色となるよう
に、赤目領域の測光データを色補正することにより行
う。そして、この補正した色情報に基づきプリント対象
コマの画像をカラーペーパーにプリントする。
【0010】
【実施例】図1は本発明を実施したピクトリアルハード
コピー装置を示す概略図である。現像処理済みのネガフ
イルム10はフイルムキャリア11にセットされる。フ
イルムキャリア11は、周知のようにフイルム送りロー
ラ対12を制御してプリント対象コマをプリント位置に
セットする。このセットは、プリント対象コマのエッジ
を検出することにより行う外に、予めネガフイルムのプ
リント対象コマに付されたノッチを検出することにより
行ってもよい。プリント位置にセットされたコマは、光
源部13により照明される。また、フイルムキャリア1
1のフイルム入口側には磁気読取りヘッド28が配置さ
れており、ネガフイルム10の磁気記録層に記録された
主要被写体の位置情報等の撮影情報を読み取る。磁気読
取り部29は、磁気読取りヘッド28からの信号を各種
撮影情報に変換し、これを画像処理部20に送る。画像
処理部20は、撮影情報を露光量決定や赤目判定に用い
る。
【0011】光源部13は、周知のように、光源14と
フイルタ15とミキシングボックス16とから構成され
ている。このプリント対象コマの画像はレンズ17によ
りCCDからなる撮像部18に結像される。撮像部18
は、三色画像信号を画像処理部20に送る。画像処理部
20は、後に詳しく説明するように、プリント対象コマ
を微小な各点に分解し、これら各点の画像データに基づ
き、モニターのカラーCRT22にシミュレート画像を
表示する。
【0012】また、画像処理部20には赤目修正部23
が接続されている。赤目修正部23はライトペン制御部
24を備えており、ライトペン25で指示された赤目領
域を黒,茶,青等の目の色に変更する。変更する目の色
のカラーパレット26は、画面内に表示され、これをラ
イトペン25で指定することで、指定した目の色となる
ように赤目領域を変更することができる。
【0013】ライトペン25で指定した赤目領域データ
とこの領域の色変更データとは、画像処理部20に送ら
れる。画像処理部20は、この変換されたデータをプリ
ンタ27に送る。プリンタ27は、画像処理部20から
のデータに基づきカラーペーパーにプリントを行う。
【0014】図2は、画像処理部20のブロック図であ
る。撮像部18からの画像データはA/D変換器30を
経てデジタル化され、これが乗算器31に入る。乗算器
31はノイズ除去のために係数(1−K)を画像データ
に乗じる。この画像データは、セレクタ32を介して加
算器33に入り、乗算器34からのデータと加算され3
ポートのビデオメモリ35に入力される。このビデオメ
モリ35は、それぞれ転送速度の異なった画像データを
出力する。このように2系統の出力を有することで、転
送速度の異なった周辺機器(例えば、CRTディスプレ
ィと写真プリンタ等のように極端に転送速度が違うも
の)へほぼ同時期に画像データを出力することができ
る。ここで、転送速度の遅い方を出力1とし、転送速度
の速い方を出力2とする。出力1は、カメラ入力と同じ
速度とプリンタへ出力するための転送速度との2種類の
速度を持ち、出力2はCRTへの表示のための転送速度
を持つ。
【0015】出力1から出力された画像データは乗算器
34に入り、ノイズ除去のための係数(K)が掛けら
れ、加算器33に入る。ここで読み出された画像データ
は1フレーム前の画像であることはいうまでもない。こ
のようにして、画像データのノイズ成分を除去する。ま
た、乗算器34の係数(K)を「1」にして、入力側の
データを任意のデータセレクタ32によって強制的に
「0」にし、セレクタ36をその領域のみ出力1をON
にし、更に転送速度を倍にし、かつ読み出したデータを
1画素毎に間引いて加算器に入力すれば、1フレーム前
の画像を1/2に縮小した画像が現フレームに嵌め込ま
れる(これをピクチャー・イン・ピクチャーと呼ぶ)。
また、間引きを行わず、書込みの位置のみを制御すれば
同じ画像を半分ずつ並べて表示することもできる。
【0016】出力2からの画像データはルックアップテ
ーブルメモリ40,41(以下LUTと呼ぶ)を通って
γ補正等が施され、セレクタ42を介してD/A変換器
43に入りアナログ信号に変換されてモニタCRT22
へ出力される。ここで、LUT40は、赤目領域用であ
り、LUT41は赤目領域を除いた領域用である。な
お、LUT40,41は高速なメモリから構成されてい
る。これら赤目領域用LUT40は、赤目を通常の瞳孔
の色に変換するためのものであり、必要に応じて人種に
合わせたデータが予めROM等に記憶されており、所望
の色、例えば黒等を指定することで該当するデータがR
OMから読みだされ、これがマイクロプロセサによりL
UT40に書き込まれる。また、通常領域用LUT41
には、ネガフイルムの画像をカラーCRT22に表示す
るために必要な変換データが書き込まれている。
【0017】セレクタ42は赤目領域のデータについて
は、LUT40からの出力をD/Aコンバータ43に送
り、また赤目領域以外の領域については、LUT41か
らの出力をD/Aコンバータ43に送る。これにより、
赤目領域が通常のプリントのような例えば黒目にされて
CRT22に表示される。各LUT40,41には、各
アドレスに対応したデータをあらかじめマイクロプロセ
サ45から書き込むことで、赤目領域とこれ以外の領域
との色調変換が行える。マイクロプロセサ45は、LU
Tのデータの書き換えの外に、色補正マトリックスの係
数、乗算器の係数等を自由に書き換えることができる。
【0018】フリーズされた画像データをプリンタへ転
送する時は、画像データはビデオメモリ35の出力1か
ら読み出される。この画像データは、補正用のLUT5
0により、前記LUT40と同じように、赤目領域が通
常の瞳孔の色に変換され、その他の領域はLUT51に
より、ネガフイルムの画像をカラーペーパーにプリント
するために必要な色変換が行われる。色変換された画像
データは、色補正マトリックス回路51によりカラーペ
ーパー等の色特性に合わせられ、プリンタ用インターフ
ェイス52を介して、プリンタ53へ送られる。プリン
タ53としては光学式カラープリンタの外に、感熱方式
のカラープリンタやインクジェット方式のカラープリン
タを用いることができる。光学式プリンタは周知のよう
に、記録スタイラスとしてCRTや液晶表示パネル、レ
ーザービーム等の光ビームを用い、記録媒体として感光
材料を用いる。
【0019】なお、上記実施例は、ネガフイルム10を
用いてカラーペーパーにプリントすることでピクトリア
ルハードコピーを得たが、この外に、カラーポジフイル
ム等の原画像からも同様にしてピクトリアルハードコピ
ーを作成することができる。また、電子スチルカメラ等
のデジタル化した画像データからピクトリアルハードコ
ピーを作成してもよい。
【0020】また、上記実施例では、ハードウェアによ
り画像処理部20を構成したが、この他に、パソコンに
よる画像処理ソフトを用いてマニュアル操作により赤目
修正を行うようにしてもよい。パソコンとしては例えば
マッキントッシュ(商品名)を用い、ソフトとしては例
えば、カラー画像処理ソフト Adobe Photoshop(商品
名)を用いる。
【0021】また、上記実施例では、赤目の判定及びそ
の修正をマニュアルで行っているが、これは自動で行う
ようにしてもよい。赤目の自動判定を行う場合には、撮
影の際にフイルムの磁気記録層等に記録される撮影情報
を用いる。そして、赤目の発生コマを特定した後は、こ
れに対しマニュアル修正やオート修正を行うようにして
もよい。撮影情報としては、カメラ側で撮影条件から赤
目が発生するか否かを判定して、これを記録し、プリン
ト時にこの赤目発生情報を用いるようにしてもよい。
【0022】更には、カメラ側で赤目の発生を判定する
代わりに、プリンタ側で撮影情報から赤目が発生してい
るか否かを判定するようにしてもよい。この場合には、
カメラのタイプ、ストロボ発光の有無、LV値、レンズ
焦点距離(F)、撮影距離(D)等の撮影情報を用いて
赤目が発生しているか否かを判定する。例えば、図3に
示すように、カメラのタイプがコンパクトカメラ、特に
ズームコンパクトカメラであり、LV値が8以下、Fが
50mm以上、特に70mm以上、Dが2m以上、特に3m
以上の時に、赤目が発生していると判定する。そして、
赤目が発生している場合には、これを警報等でオペレー
タに知らせ、この後は、上記実施例と同じように、マニ
ュアル操作により赤目の修正を行う。
【0023】更には、マニュアル操作に代えて、図4に
示すように、自動的に赤目修正を行うようにしてもよ
い。この場合には、赤目となる色の各色(R,G,B)
の範囲を過去の統計データにより予め決定しておく。こ
のとき、フイルムの種類や露光条件により各色の範囲を
決定しておくことで、より一層精度よく赤目範囲を決定
することができる。赤目領域の判定に際し、予め赤目を
判定するための領域を主要部位置情報等により絞ってお
くことが好ましい。この場合には、先ず主要部位置情報
で被写体の顔の部分を抽出し、この顔の領域から目が位
置する領域を指定することで、赤目を判定する領域をか
なり絞り込むことができる。
【0024】顔の領域の画面上での位置の特定は、以下
のようにして行う。 撮影時に被写体距離データをフ
イルムの記録媒体に記録しておき、これをプリント時に
読み出して、これとプリント対象コマの画像データとか
ら顔サイズを推定し、これにより原画の顔領域を判定す
る(特開平2−287531号公報)。撮影時に被写
体距離データをフイルムの記録媒体に記録する。プリン
タ側では、被写体距離データ毎に主要部を示すパターン
を予め決定しておき、プリント時に被写体距離データに
応じて選択したパターンにより主要部である顔領域を特
定する(特願平1−176416号)。 複数の測距
エリアのうち、主要被写体が存在する測距エリアの情報
をフイルムに記録し、この情報を用いて顔領域を決定す
る(特願平1−232487号)。 測定された主要
被写体の輝度と、この主要被写体の画面上での位置を撮
影時に記録媒体に記録する。プリント時にこれら記録情
報を用いて顔領域を特定する(特願平1−269957
号)。 作画意図や主要被写体位置情報を撮影時にフ
イルムにマニュアル操作で記録し、この情報を用いて主
要画像部を決定する(特願平1−186827号,同1
−186828号)。 測距時の主要部と撮影時の主
要部とのイメージ信号を比較して主要部の画面内での記
録位置を検出し、これをフイルムに記録する。プリント
時にこの主要部位置情報を用いて主要画像部を決定する
(特願平1−208834号)。 被写体の検出範囲
を指定する手段と、検出範囲内に存在する被写体の距離
及び画面上での位置を検出する手段とを用いて画面上の
主要被写体位置を特定し、これをフイルムに記録する
(特願平1−301776号)。 上記〜のよう
に、撮影時に主要被写体を特定するための情報を記録す
ることなく、画像データから主要部の位置を特定する方
法としては、画像データ中の肌色データに基づき主要部
を特定するもの(特開昭52−156624号公報)
や、背景部を除去することで主要部を特定するもの(特
開昭59−65835号公報)等がある。
【0025】赤目か否かの判定は、絞り込んだ領域中の
各点の画像データが赤目であることを示す範囲内にある
か否かにより行う。先ず、図5に示すように、各点の画
像データRiから赤色系回路60のCRi 算出部61に
より、数式1により赤色の平均濃度からのずれ量を示す
CRi を求める。
【0026】
【数1】CRi=Ri−(Ri+Gi+Bi)/3
【0027】そして、色範囲検出部62の比較器63,
64により、CRi が数式2の不等式を満足するか否か
を判定する。
【0028】
【数2】KRmin <CRi<KRmax
【0029】各比較器63,64には、色範囲指定のた
めの基準値入力部65,66が接続されていて、これに
はマイクロプロセサから基準値KRmin ,KRmax が入
力される。色範囲検出部62の判定信号は、赤目検出部
70に入力される。同様に他の緑色系,青色系の各回路
71,72により、数式3,数式4に基づきCGi ,C
Bi が求められ、数式5,数式6に基づき所定の色範囲
に属するか否か検出される。これらの検出信号も、赤目
検出部70に入力される。
【0030】
【数3】CGi=Gi−(Ri+Gi+Bi)/3
【0031】
【数4】CBi=Bi−(Ri+Gi+Bi)/3
【0032】
【数5】KGmin <CGi<KGmax
【0033】
【数6】KBmin <CBi<KBmax
【0034】赤目検出部70はアンド回路75から構成
されており、R,G,Bの3系列の判定信号の論理積に
より赤目発生か否かを判別する。すなわち、CRi , C
Gi, CBi が各不等式を満たす場合に、赤目が発生し
ていると判定する。なお、これら不等式中の基準値KR
min , KRmax , KGmin , KGmax , KBmin , KB
max は予め統計的手法により求めておく。
【0035】次に、赤目であると判定した時に、色切換
え部80により赤目に相当する領域を別の色(例えば、
黒)に置き換える。すなわち、判別信号がオンならば指
定色Rrに切り換える。また、判別信号がオフならば、
入力Ri をそのまま出力Roとする。なお、本実施例で
は、各色を8ビットのデータとして取り扱っており、こ
の色切換え部80のアンド回路81は、図6に示すよう
にアンド回路82A〜82Hから構成されている。
【0036】なお、単に色を置き換えるだけでは、生き
生きとした目にならない場合には、単純な色の置き換え
に代えて、図7に示すようにLUT85を用いて明度あ
るいは彩度を落とす方向に画像データを変換する。これ
により、原情報が活きてくるので、不自然な感じを与え
ることは少なくなる。
【0037】次に、実施結果について説明する。一般的
なズームコンパクトカメラにカラーネガフイルムSHG
−400を装填して、70mmの望遠フラッシュ撮影を、
予備発光有りと無しに分けて行った。そして、撮影済の
ネガフイルムを通常と同じように、現像処理し従来のプ
ロセスでプリントを作成した。予備発光有りの場合に
は、赤目は軽症であるが修正を要するレベルであった。
また、顔の表情は予備発光のために不自然となってい
た。予備発光無しの場合には、赤目は顕著であった。し
かし、顔の表情は自然であった。これら2つの画像デー
タをネガフイルムからスキャナーを用いて読み取り、次
に赤目の修正をマッキントッシュのパソコンとカラー画
像処理ソフト( Adobe Photoshop)とを用いて行った。
更に、カラーペーパーにレザープリンタ( Proceeding
of Image Analysis TechniquesAnd Applications
(SPSE) Tucson Az(1981) P30-P37) で露光してカ
ラープリントを作成した。この結果、上記予備発光有り
及び無し共に、赤目は修正されており、表情の自然な予
備発光無しの方が好ましい写真となった。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原画の各点を測光して画像データを得て、赤目が発生し
ていると判定される時に、画像データから赤目領域を抽
出し、抽出した赤目領域を予め設定された瞳孔の色に変
換するようにしたから、スポッティングのように熟練を
要することなく赤目の修正を簡単にしかも仕上がりよく
行うことができる。しかも、撮影情報から赤目が発生し
ているか否か判定して、赤目が発生していると判定され
る時に、抽出した赤目領域を予め設定された瞳孔の色に
変換して、カラーペーパーに原画をプリントすること
で、自動的に赤目の修正を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した写真プリンタを示す概略図で
ある。
【図2】画像処理部のブロック図である。
【図3】撮影情報から赤目を自動判定するためのフロー
チャートである。
【図4】赤目を自動修正するためのフローチャートであ
る。
【図5】赤目を自動修正するための回路図である。
【図6】色切換え部のアンド回路の詳細を示す回路図で
ある。
【図7】LUTを用いて赤目を修正するための回路図で
ある。
【符号の説明】
10 ネガフイルム 18 撮像部 20 画像処理部 22 モニターCRT 25 ライトペン 60 赤色系回路 62 色範囲検出部 70 赤目検出部 71 緑色系回路 72 青色系回路 80 色切換え部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ撮影で赤目が発生した写真原画
    から写真プリントを作成する方法において、原画の各点
    を測光して画像データを得る工程と、赤目領域を指定す
    る工程と、赤目領域を所望の瞳孔の色に変換する工程
    と、変換したデータに基づき原画をカラーペーパーにプ
    リントする工程とを有することを特徴とする写真プリン
    トの赤目修正方法。
  2. 【請求項2】 ストロボ撮影で赤目が発生したピクトリ
    アル原画からピクトリアルハードコピーを作成する装置
    において、撮影の際に記録された撮影情報を読み取る手
    段と、読み取った撮影情報から赤目が発生しているか否
    かを判定する手段と、原画の各点を測光して画像データ
    を得る手段と、赤目が発生していると判定される時に、
    赤目領域を抽出する手段と、抽出した赤目領域を予め設
    定された瞳孔の色に変換する手段と、変換したデータに
    基づき原画をプリントする手段とを有することを特徴と
    するピクトリアルハードコピー装置。
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