JP3358033B2 - 画像修正装置及び画像修正方法 - Google Patents

画像修正装置及び画像修正方法

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JP3358033B2 JP15538493A JP15538493A JP3358033B2 JP 3358033 B2 JP3358033 B2 JP 3358033B2 JP 15538493 A JP15538493 A JP 15538493A JP 15538493 A JP15538493 A JP 15538493A JP 3358033 B2 JP3358033 B2 JP 3358033B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人物等の被写体をスト
ロボ撮影したときに生ずる赤目を検出し、これを正常な
目に修復する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−64532号は被写体が低輝
度であり、かつ電子閃光装置を用いた撮影のときには赤
目が発生する撮影条件であると判断し、その旨を示す赤
目情報をフィルムの余白に記録し、プリンタ側では赤目
情報を検出した駒についてはプリント後に加熱修正処理
する方法を開示している。
【0003】また、特開平2−114253号は、焼付
け露光に際し、写真原稿の赤目部分に照射される焼付け
光の光量を調節する方法を開示している。さらに、特開
平2−144528号は、撮影レンズ光軸とストロボ放
電管の中心との間の距離信号と、被写体距離との関係が
所定の関係になったとき赤目発生警告信号を発する方法
を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平2−64532号においては、修正処理につい
ては詳細には記載していないが、プリント後に加筆修正
しているので修正に時間がかかったり、かなり高度のテ
クニックが必要である。
【0005】また、上記した特開平2−114253号
においては、写真全体の面積に対し、赤目部分は大変小
さい領域であり、従来方法でこの部分(赤目部分)だけ
に対して色修正を施すことは大変難しかった。
【0006】さらに、上記した特開平2−144528
号においては、ストロボ内蔵式カメラのようにストロボ
とカメラを一体化してコンパクトにすると、どうしても
赤目発生の確率が高くなる欠点があった。また、上記先
行技術においては、特に記載されていないが、従来の技
術においては赤目又は金目の発生する瞳孔部の色を、例
えば瞳の表面で反射する反射光のように白色に修正する
と、大変違和感のある不自然な印象を受ける目になり、
顔全体から受ける印象もよくない。これは、ストロボを
使用するような状況では瞳孔が通常より大きく開いてい
るために、この部分を白く修正すると通常では見られな
い不自然な印象を受ける目になるからである。瞳孔部の
色だけでなく明るさによっても目から受ける顔全体の印
象は微妙に変化するために、この赤目又は金目の調整は
たいへん難しく経験と時間を要するものであった。
【0007】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、赤目又は金目
を簡単に正常な目に修正することができる画像修正装置
及び画像修正方法を提供するとともに、赤目又は金目の
画像を何等の経験を要することなく、簡単な方法により
違和感のない自然な明るさと色あいの画像に修正可能な
画像修正装置及び画像修正方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、第1の発明の画像修正装置は、ストロボ光を照
射し撮影された画像を表示する表示手段と、上記表示手
段に表示された画像のうち目を含む所定領域を手動操作
により指定する領域指定手段と、上記領域指定手段によ
り指定された所定領域内の、赤色成分の色度値を求める
色度変換手段と、上記領域指定手段により指定された領
域の中から、上記色度変換手段により求めた色度値より
所定量より大きい色度値を有する領域を抽出する赤目抽
出手段と、上記赤目抽出主段により抽出した領域の色あ
いを、上記領域指定手段により指定した領域の、3色
(RGB)それぞれの色成分の平均値から得られる色合
いに合わせ明るさを所定量暗く設定する画像修正手段と
を有することを特徴とする。また、第2の発明は画像修
正方法であって、ストロボ光を照射し撮影された画像を
表示手段に表示するステップと、上記表示手段に表示さ
れた画像のうち目を含む所定領域を手動操作により指定
するステップと、上記手動操作により指定された所定領
域内の、赤色成分の色度値を求めるステップと、上記領
域指定手段により指定された領域の中から、上記赤色成
分の色度値より所定量より大きい色度値を有する領域を
抽出するステップと、上記抽出した領域の色あいを、上
記手動操作により指定した領域の、3色(RGB)それ
ぞれの色成分の平均値から得られる色合いに合わせ明る
さを所定量暗く設定するステップと、を有することを特
徴とする。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本実施例の赤目修正装置が適用される赤目
修正システムの構成を示す図である。同図において、光
源1の白色光は拡散板2、フィルムキャリア3内のフィ
ルム4、レンズ5を通ってカラーラインセンサ6に導か
れる。フィルムの像はレンズ5によりカラーラインセン
サ6に結像される。カラーラインセンサ6の出力信号
は、増幅回路7を介してA/Dコンバータ8によりデジ
タル量に変換される。
【0010】このデジタル変換された信号はI/Oポー
ト9を介してワークステーション10によりメモリ11
に画像データとして記憶される。センサ走査装置12は
カラーラインセンサ6をこのセンサ6と直交する方向に
走査し、1駒分の画像データを得る。ビデオRAM13
には上記画像データを所定の濃度・色に変換したモニタ
表示用のデータがストアされている。上記表示データは
モニタ14により表示される。
【0011】磁気ヘッド15は後述するようにフィルム
の磁気記録部に記録されたデータを読み取るための磁気
ヘッドである。磁気ヘッド15により読み取られた磁気
データは信号処理回路16により増幅、波形整形され、
I/Oポート9を介してワークステーション10内のメ
モリに記憶される。尚、17はフィルム4を給送するフ
ィルム送りローラである。また18はノッチ検出用セン
サである。以上によりスキャナ19が構成される。
【0012】LSIカード20は、補正データやノッチ
数、各ノッチ間の間隔データ等が記録されている。上記
ワークステーション10は、スキャナ19から得られる
各種情報に基いて後述するプリントのカラーバランス制
御や濃度制御等の種々の演算や制御を行う。更にプリン
タ21は、ワークステーション10で演算された情報に
基づき、最適なプリントをコピーするための装置であ
る。
【0013】図2はカメラの全体制御ブロック図であ
る。同図において22はカメラ全体の制御、演算を実行
するCPUである。23は露出制御の為の測光用セン
サ、24は測光用センサ23のアナログ出力信号を増幅
する増幅回路、25は増幅回路24のアナログ出力信号
をデジタル信号に変換するためのADコンバータであ
る。
【0014】デジタル値に変換された測光データはCP
U22内のメモリに記憶され、撮影情報入力回路26に
より入力されたフィルム感度SV、撮影レンズ絞り値A
V、露出補正値CVとの間でアペックス演算が実行され
シャッタスピードTVが求められる。27は測距用光学
系である。測距の原理は公知の撮影レンズの瞳を分割し
て得られる2像の間隔より求めるもので、測距用光学系
27はフィールドレンズのセパレータレンズ等により構
成される。
【0015】28はCCD、29はCCD駆動回路であ
る。駆動回路29のタイミング信号に従って逐次送られ
るCCD出力信号は増幅回路30により増幅されたの
ち、ADコンバーター31によりデジタル値に変換され
る。デジタル値に変換されたCCD出力信号はCPU2
2内のメモリに記憶される。CPU22では上記CCD
出力信号に基づいて、撮影レンズのデフォーカス量が演
算される。
【0016】またCPU22では被写体までの距離lも
演算される。CPU22は上記デフォーカス量に基づい
てレンズ駆動回路32を駆動し、撮影レンズを焦点位置
にセットする。なお、以上の焦点検出動作はAF開始ス
イッチ32が閉じたことをCPU22が検知してから行
われる。33はストロボ装置である。CPU22からス
トロボ装置33に対しては信号S1が接続される。S1
はストロボ装置33にストロボ発光を開始させるための
信号である。上記アペックス演算の結果に応じてストロ
ボを発光するか否かが制御される。
【0017】34はシャッタスピードなどの撮影情報や
カメラのモードを表示する液晶表示部である。35は液
晶表示部34を駆動する液晶駆動回路である。ストロボ
を発光し、かつ被写体までの距離が所定値より短かいと
きは、赤目の発生する可能性が高いとしてフィルム36
の所定部の磁気記録部37にその旨を表わす情報を記録
する。信号処理回路58、磁気ヘッド39は磁気情報を
書き込むための装置である。
【0018】図3に磁気記録部のあるフィルム36の平
面図を示す。40はレリーズスイッチである。レリーズ
スイッチ40が閉じると、シャッタ先幕系止用マグネッ
ト41への通電が遮断され、シャッタ先幕は走行を開始
する。所定時間フィルム露光が行われるとシャッタ後幕
系止用マグネット42への通電が遮断されシャッタ後幕
が走行し、露光を終了する。
【0019】つぎに図8〜図12のフローチャートをも
とに図1の赤目修正システムの動作を説明する。図8に
おいて、まずシェーディング補正が行われる(S1)。
ここではセンサーの感度ばらつき、光源の光量むらによ
る歪みの補正が行われる。次いで、カラーラインセンサ
6で検出された画像データに基づき、フィルムの全画面
平均透過濃度(LATD)が測光される(S2)。そし
て、LATDとLSIカード20からの補正データとか
らモニター14にフィルムの像を表示するためのビデオ
データR,G,Bの濃度と色補正が行われる(S3〜S
5)。次いで、補正されたビデオデータをビデオRAM
13に記憶する(S6)。
【0020】つぎにフィルム磁気データを読み取り(S
7)、その結果、現在処理中の駒が赤目発生の可能性有
りのときは、図1のモニター14上には図4に示すよう
に画面左下に赤目領域の設定を行うように指示がなされ
る。操作者は赤目を含む比較的狭い領域をライトペンで
なぞるとこの領域が図4で点線で示すように修正部領域
が輪郭線で表示される。
【0021】図5はモニター14の画面上に透明タッチ
パネルスイッチ38を配置し、操作者が指示した領域を
ワークステーションで検出するための基本構成を示す図
である。また、図6、図7は上記透明タッチパネルの構
成を詳しく説明するための図である。透明タッチパネル
スイッチ38とモニター14は図7のように構成されて
いる。39は透明タッチパネルスイッチ38の操作面と
なるグラフィックシートである。グラフィックシート3
9の下部には透明な上部電極40と下部電極41とがス
ペーサ42を介して配置され、スペーサ42の存在しな
い位置で上部電極40に一体の電極Xと下部電極41に
一体の電極Yとが通常は接触しないように対向に設けら
れ透明パネルスイッチ38の1つのスイッチ(38a)
が構成されている。
【0022】電極X,Yに相応するグラフィックシート
39上を指あるいはペン等で押圧することにより電極X
とYとが接触してスイッチがオンになる。透明パネルス
イッチ38の下部電極41は粘着テープ43によってモ
ニター14の表示画面上に接着されている。図6(a)
に示すように透明パネル38の電極Xは複数個ずつライ
ンX1 ,X2 ,X3 …に接続されて複数個のスイッチが
互いに交叉したマトリックス状に配置されている。今こ
のマトリックス状に配置された透明パネルスイッチ38
において、ラインX1 ,X2 ,X3 にIOポート9を介
してワークステーション10から順次図6(b)に示す
ような繰り返しパルスが送られてくると、透明パネルス
イッチ38のどのスイッチがオンになっているかにより
ラインY1 ,Y2 ,Y3 …のどのラインに上記ラインX
1 ,X2 ,X3 …のうちのどのラインパルスが出力され
るかが決まる。赤目領域を指示する装置は上記のように
透明パネルスイッチ以外に公知のライトペン入力方式や
マウスによって指示してもよい。
【0023】図8にもどって赤目領域の設定(S9)が
終了すると、次にワークステーション10はこの赤目の
存在する領域の画像を入力する(S10)。つぎにこの
指示された領域の中から赤目の修正を行う(S11)。
なお赤目の修正については後で詳細に述べる。
【0024】S8において赤目発生の可能性なしのとき
はつぎにプリント濃度とR,G,Bの色補正が行われる
(S12,S13)。次に図示されてないγ補正部で反
射率−電圧リニア信号(BGR)が濃度−電圧リニア信
号(YMC)に変換された後、3色信号中のグレイ成分
を分離(下色除去:UCRと称される)して墨信号が発
生される(S14,S15)。
【0025】そして所定のマスキング方程式を用いて色
修正マスキングが行われる(S16)。次いで階調補正
が行われた後、エッジ強調スムージング等のシャープネ
ス補正が行われる(S17,S18)。つぎに、以上の
処理の行われた画像データに基づき、プリントが実行さ
れる(S19)。つぎにフィルム4は1駒分送られ、再
び同様の処理が実行される(S20)。
【0026】つぎに図9〜図12の赤目修正のプログラ
ムについて説明する。図9において、まず赤目を含む所
定領域の色画像の3色成分出力RGBに対して色度変換
処理を行う(S30)。色度変換とは色画素の明度を一
定にし色あい成分のみを残す変換処理である。3色成分
の色度変換出力をrgbとすると、
【0027】
【数1】 で表わされる。色度変換が終了すると、つぎに赤色成分
の平均値r* を演算する(S31)。つぎに上記所定領
域のすべての画素の赤色成分の色度変換値rに対して、
r>r* +C0 (C0は定数)
…(2) を満たす画像領域を抽出する(S32)。C0が30に
ほぼ等しいものとすれば、(2)式によって赤目領域の
みを抽出できることが判明した。表1は実際の3枚の写
真について、図4に示すような赤目を含む領域Aの色度
変換後の各画素の3色成分の平均値r* ,g* ,b*
赤目部分のみの色度変換後の各画素の3色成分の平均値
* ,g* ,b* を実測した結果である。
【0028】
【表1】
【0029】なお、(2)式のかわりに、 r>r* ×K0(K0は定数) …(3) としてもよい。
【0030】表1からわかるように、赤目領域は赤色の
色度変換出力が値r* が赤目を含む比較的広い領域の色
度変換出力の平均値r* に比べ、大変大きいことに特徴
があることがわかる。
【0031】図9にもどって、つぎに上記抽出された画
像領域の色変換処理を行う(S33)。変換の色の決め
方としては色あいを図4の領域Aの色合いr* :g*
*に合わせ明るさを若干暗くすると、異和感がないこ
とが判明している。この他にモニター上に色のサンプル
を提示しこの中から適当な色を選択する方法でもよい。
【0032】赤目の中にはまれに金色の輝いている部分
(以下金目と呼ぶことにする)が含まれることがある。
この部分は図9のアルゴリズムは抽出できない。表2は
この金目の部分の画素出力の3色成分出力の平均値R
* ,G* ,B* と金目を含む図4のAに相当する領域の
3色成分の平均出力R* ,G* ,B* を求めたものであ
る。
【0033】
【表2】
【0034】図10はこの金目を抽出するアルゴリズム
である。図10において、まず図4の領域Aに相当する
部分の3色成分の出力R* ,G* ,B* を求める(S4
0)。つぎに各画素の赤色成分Rと緑色成分Gが R>R* +C1, G>G* +C2 (C1,C2は定数である)…(4) の画像領域を抽出する(S41)。つぎに上記抽出され
た画像領域を金目領域として色変換処理する(S4
2)。すなわち、表2からもわかるように金目領域は他
の領域に比べG* とR* が領域Aに比べ大きいことに特
徴があることを利用して金目領域を抽出し、色修正をす
る。
【0035】なお(4)式のかわりに R>R* ×K1, G>G* ×K2 (K1,K2は定数) …(5) としてもよい。
【0036】図11は各画素の3色成分の比G/RとB
/R、すなわち各画素の色あいによって赤目を抽出する
別の実施例である。図11においてまず、各画素の3色
成分RGBの比が C3<G/R<C4 かつ C5<B/R<C6 (ここで、C3〜C6は定数) …(6) の画像領域を抽出する(S50)。つぎに上記抽出した
領域に対し、色修正を行う(S51)。
【0037】図11の方法ではたまに肌色と赤目の色あ
いが同じであることがあり、この場合、図4に示す領域
Aをかなり狭く設定しないと正しく修正されないことが
ある。
【0038】図12はこれを改善したもので、赤目領域
が他の領域に比べ明るいことに着目し、色合い成分に明
るさの条件を付加したものである。図12において、ま
ず、各画素の3色成分RGBの平均値R* ,G* ,B*
を演算する(S60)。つぎに C3<G/R<C4 かつ C5<B/R<C6 かつ R>R* +C7 (C3〜C7は定数) …(7) の画像領域を抽出する(S61)。つぎに上記抽出され
た赤目領域を色変換処理する(S62)。なお、(7)
式において、R>R* +C7のかわりにG>G*+C8
(C8は定数)としてもよい。
【0039】図9〜図12はそれぞれ独立したアルゴリ
ズムとして説明したが、いくつかを組合わせて使っても
よい。例えば、図9と図10の画像領域抽出の条件をオ
アで組合わせれば赤目と金目が混在している目の修復が
可能となる。
【0040】以上の中で演算処理はすべてワークステー
ション10で行われるのであるが、図13は本発明の他
の実施例の構成をブロック的に説明するものである。図
13において44はフィルムの像を3色成分のデジタル
画像データに変換するスキャナーである。45は上記変
換されたデジタル画像データを記憶するための画像メモ
リである。46は上記画像メモリ45の中から指定され
た領域の画像データのみを取り出すための画像データ選
択手段である。47は上記画像データ選択手段46によ
り選択されたそれぞれの3色画像データRGBの平均値
* ,G* ,B* を求める手段、48は上記画像データ
選択手段46により選択されたそれぞれの3色画像デー
タR,G,Bから色度変換値r,g,bを求める手段で
ある。49は上記r,g,bの平均値、r* ,g* ,b
* を求める手段である。50は図9〜図12に示すよう
にアルゴリズムを演算し、赤目領域を抽出する手段であ
る。51は赤目領域の色を修正する赤目修正手段であ
る。52は赤目修正された画像データをプリントするた
めに前記したような種々の画像処理を行う画像処理手段
であり、53はプリンターである。
【0041】つぎに図13の動作を簡単に説明する。ス
キャナー44により変換されたデジタル画像データは画
像メモリ45に記憶される。画像メモリ45に記憶され
た画像データは画像データ選択手段46により指定され
た所定領域のデータのみが選択され、平均画像データ演
算手段47により3色成分の平均値R* ,G* ,B*
演算される。また色度変換手段48により色度データ
r,g,bが演算される。また色度平均値演算手段49
により上記色度データの平均値r* ,g* ,b* が演算
される。50においては上記のデータをもとに、上記図
9〜図12の各種演算が実行され赤目領域が抽出され
る。赤目領域が抽出されると赤目修正手段51により画
像メモリ45の赤目データが色修正される。赤目が色修
正された画像データは画像処理手段52により種々の画
像処理が行われたのち、プリンター53によりプリント
される。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
簡単な操作でしかも確実に赤目を検出することが可能に
なる。また、簡単な操作で、顔画像全体の中で色あいと
明るさの調和がとれた赤目の修正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の赤目修正装置が適用される赤目修正
システムの構成を示す図である。
【図2】カメラの全体制御ブロック図である。
【図3】磁気記録部のあるフィルムの平面図である。
【図4】赤目領域の設定のしかたを説明するための図で
ある。
【図5】操作者が指示した領域をワークステーションで
検出するための基本構成を示す図である。
【図6】透明タッチパネルの構成を詳しく説明するため
の図である。
【図7】透明タッチパネルの構造を示す図である。
【図8】図1の赤目修正システムの動作を説明するため
のフローチャートである。
【図9】赤目修正のアルゴリズムを説明するための図で
ある。
【図10】金目を抽出するアルゴリズムを説明するため
の図である。
【図11】赤目修正アルゴリズムの他の実施例を示す図
である。
【図12】図11の実施例を改善した例を示す図であ
る。
【図13】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
44…スキャナー、45…画像メモリ、46…画像デー
タ選択手段、47…平均画像データ演算手段、48…色
度変換手段、49…色度平均値演算手段、50…演算手
段、51…赤目修正手段、52…画像処理手段、53…
プリンター。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ光を照射し撮影された画像を表
    示する表示手段と、 上記表示手段に表示された画像のうち目を含む所定領域
    を手動操作により指定する領域指定手段と、 上記領域指定手段により指定された所定領域内の、赤色
    成分の色度値を求める色度変換手段と、 上記領域指定手段により指定された領域の中から、上記
    色度変換手段により求めた色度値より所定量大きい色度
    値を有する領域を抽出する赤目抽出手段と、 上記赤目抽出主段により抽出した領域の色あいを、上記
    領域指定手段により指定した領域の、3色(RGB)そ
    れぞれの色成分の平均値から得られる色合いに合わせ明
    るさを所定量暗く設定する画像修正手段と、 を有することを特徴とする画像修正装置。
  2. 【請求項2】 ストロボ光を照射し撮影された画像を表
    示手段に表示するステップと、 上記表示手段に表示された画像のうち目を含む所定領域
    を手動操作により指定するステップと、 上記手動操作により指定された所定領域内の、赤色成分
    の色度値を求めるステップと、 上記領域指定手段により指定された領域の中から、上記
    赤色成分の色度値より所定量大きい色度値を有する領域
    を抽出するステップと、 上記抽出した領域の色あいを、上記手動操作により指定
    した領域の、3色(RGB)それぞれの色成分の平均値
    から得られる色合いに合わせ明るさを所定量暗く設定す
    るステップと、 を有することを特徴とする画像修正方法。
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