JPH0519371A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH0519371A JPH0519371A JP16733091A JP16733091A JPH0519371A JP H0519371 A JPH0519371 A JP H0519371A JP 16733091 A JP16733091 A JP 16733091A JP 16733091 A JP16733091 A JP 16733091A JP H0519371 A JPH0519371 A JP H0519371A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本型の原稿の中央部の画像の歪みや欠けを防
止し画質の向上を図る。 【構成】 装置本体10上面に山型の頂点を有する様傾
斜される原稿台34を設け、第1及び第2のキャリッジ
43,44を原稿台34の傾斜を補償する移動速度で、
水平方向に露光走査を行ないコピ−像を得る。これによ
り原稿B中央部の原稿台34との接触部分を増大し、画
像の歪みや欠けを無くし、画質の向上を図る。
止し画質の向上を図る。 【構成】 装置本体10上面に山型の頂点を有する様傾
斜される原稿台34を設け、第1及び第2のキャリッジ
43,44を原稿台34の傾斜を補償する移動速度で、
水平方向に露光走査を行ないコピ−像を得る。これによ
り原稿B中央部の原稿台34との接触部分を増大し、画
像の歪みや欠けを無くし、画質の向上を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置等におい
て本型の原稿を専用に載置する原稿台を用いて露光走査
を行なう画像形成装置に関する。
て本型の原稿を専用に載置する原稿台を用いて露光走査
を行なう画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等にあっては、本型の原稿
を載置する専用の原稿台及び、この専用の原稿台に載置
される原稿を露光走査するための走査手段を有しておら
ず、一般にシ−ト状の原稿に適する平面状の原稿台を兼
用していた。
を載置する専用の原稿台及び、この専用の原稿台に載置
される原稿を露光走査するための走査手段を有しておら
ず、一般にシ−ト状の原稿に適する平面状の原稿台を兼
用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、本型の原稿で
あっても、装置本体上面に水平に設けられる平面状の原
稿台に原稿を載置し、露光ランプとミラ−を搭載する第
1のキャリッジ及び第1のキャリッジからの反射光を感
光体に導くミラ−を搭載する第2のキャリッジを1:1
/2の速度で移動する事により原稿台を走査する露光装
置により感光体の露光走査を行なっていた。
あっても、装置本体上面に水平に設けられる平面状の原
稿台に原稿を載置し、露光ランプとミラ−を搭載する第
1のキャリッジ及び第1のキャリッジからの反射光を感
光体に導くミラ−を搭載する第2のキャリッジを1:1
/2の速度で移動する事により原稿台を走査する露光装
置により感光体の露光走査を行なっていた。
【0004】このため中央部が原稿台より浮き上がり易
い本型の原稿にあってはその中央部が原稿台に接触し難
く、特に原稿が厚手の本である場合には、本の中央部が
原稿台から大きく離れ、中央部周辺の画像が歪んだり欠
けてしまい、画質が著しく損なわれるという問題を生じ
ていた。
い本型の原稿にあってはその中央部が原稿台に接触し難
く、特に原稿が厚手の本である場合には、本の中央部が
原稿台から大きく離れ、中央部周辺の画像が歪んだり欠
けてしまい、画質が著しく損なわれるという問題を生じ
ていた。
【0005】そこで本発明は上記問題を除去するもの
で、厚手の本であってもその中央部を原稿台に極力接触
出来、従来生じていた原稿中央部の画像の歪みや欠けを
防止する事により、良好な画像を得られ、信頼性の高い
画像形成装置を提供する事を目的とする。
で、厚手の本であってもその中央部を原稿台に極力接触
出来、従来生じていた原稿中央部の画像の歪みや欠けを
防止する事により、良好な画像を得られ、信頼性の高い
画像形成装置を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、像担持体に画像を形成する画像形成手段を
有する装置本体の上面に設けられ透明部材からなり水平
方向に対し左右対称に任意の傾斜角度を有し、本型の原
稿を載置可能な断面が山型の原稿載置手段と、この原稿
載置手段に載置される上記原稿を照射する光照射手段及
びにこの光照射手段による上記原稿からの反射光を上記
像担持体に導く反射手段並びに上記光照射手段から上記
像担持体に至る間に設けられ上記反射光を上記像担持体
に結像する集光手段を有する光学手段と、上記光照射手
段により上記原稿載置手段を走査するよう上記光学手段
あるいは上記原稿載置手段を水平方向に相対的に移動さ
せる走査手段とを設けるものである。
するために、像担持体に画像を形成する画像形成手段を
有する装置本体の上面に設けられ透明部材からなり水平
方向に対し左右対称に任意の傾斜角度を有し、本型の原
稿を載置可能な断面が山型の原稿載置手段と、この原稿
載置手段に載置される上記原稿を照射する光照射手段及
びにこの光照射手段による上記原稿からの反射光を上記
像担持体に導く反射手段並びに上記光照射手段から上記
像担持体に至る間に設けられ上記反射光を上記像担持体
に結像する集光手段を有する光学手段と、上記光照射手
段により上記原稿載置手段を走査するよう上記光学手段
あるいは上記原稿載置手段を水平方向に相対的に移動さ
せる走査手段とを設けるものである。
【0007】
【作用】本発明は上記のように構成され、本型の原稿の
中央部を原稿載置手段の山型の頂点に載置する事によ
り、原稿の中央部を原稿載置手段に極力接触出来、従来
原稿の中央部が原稿載置手段から浮き上がる事により生
じていた原稿中央部の画像の歪みや欠けを解消し、良好
な画像を得られ、装置の信頼性が向上される。又、原稿
載置手段を山型に傾斜させるものの、露光走査は、従来
と同様に、原稿載置手段あるいは光学手段を水平方向に
相対的に移動し行なえる事から、新たに装置を開発する
事無く、従来の平面状の原稿台の露光走査に使用してい
た光学手段及びその走査手段をそのまま使用可能とな
る。
中央部を原稿載置手段の山型の頂点に載置する事によ
り、原稿の中央部を原稿載置手段に極力接触出来、従来
原稿の中央部が原稿載置手段から浮き上がる事により生
じていた原稿中央部の画像の歪みや欠けを解消し、良好
な画像を得られ、装置の信頼性が向上される。又、原稿
載置手段を山型に傾斜させるものの、露光走査は、従来
と同様に、原稿載置手段あるいは光学手段を水平方向に
相対的に移動し行なえる事から、新たに装置を開発する
事無く、従来の平面状の原稿台の露光走査に使用してい
た光学手段及びその走査手段をそのまま使用可能とな
る。
【0008】
【実施例】以下本発明を図1乃至図3に示す実施例を参
照して説明する。図1は装置全体の概略説明図であり、
装置本体10ほぼ中央に設けられる像担持体である感光
体ドラム12周囲には、画像形成手段2を構成する帯電
装置13、後述する光学手段である光学装置14による
露光位置14a,現像装置16、転写剥離チャ−ジャ1
7、クリ−ニング装置18、除電ランプ20が設けられ
ている。又装置本体10右側には、シ−ト紙Pを収容す
る給紙カセット21a,21b及び手差し給紙台21c
が設けられている。そして装置本体10内には、給紙カ
セット21a,21b及び手差し給紙台21cからピッ
クアップロ−ラ22a,22b,22cにより取出さ
れ、給紙されたシ−ト紙Pを感光体ドラム12を経て本
体左側の排紙トレイ23に導く用紙搬送路24が形成さ
れている。この用紙搬送路24の感光体ドラム12より
上流側には、第1及び第2の分離ロ−ラ25a,25
b,レジストロ−ラ対26が設けられ、下流側には搬送
ベルト27、定着ロ−ラ対28、排紙ロ−ラ対30が設
けられている。
照して説明する。図1は装置全体の概略説明図であり、
装置本体10ほぼ中央に設けられる像担持体である感光
体ドラム12周囲には、画像形成手段2を構成する帯電
装置13、後述する光学手段である光学装置14による
露光位置14a,現像装置16、転写剥離チャ−ジャ1
7、クリ−ニング装置18、除電ランプ20が設けられ
ている。又装置本体10右側には、シ−ト紙Pを収容す
る給紙カセット21a,21b及び手差し給紙台21c
が設けられている。そして装置本体10内には、給紙カ
セット21a,21b及び手差し給紙台21cからピッ
クアップロ−ラ22a,22b,22cにより取出さ
れ、給紙されたシ−ト紙Pを感光体ドラム12を経て本
体左側の排紙トレイ23に導く用紙搬送路24が形成さ
れている。この用紙搬送路24の感光体ドラム12より
上流側には、第1及び第2の分離ロ−ラ25a,25
b,レジストロ−ラ対26が設けられ、下流側には搬送
ベルト27、定着ロ−ラ対28、排紙ロ−ラ対30が設
けられている。
【0009】又装置本体10上面には本型の原稿Bを載
置する原稿載置手段である原稿台34が設けられてい
る。この原稿台34は、第1及び第2の2枚のガラス板
36a,36bを共に水平方向に対してθの角度となる
ように傾斜し、その突き合わされた山型の頂点を白色の
接着部材37で固定すると共に、両側を遮蔽板38で閉
鎖してある。そしてコピ−時には接着部材37で固定さ
れた山型の頂点に、開いた状態の原稿Bの中央部を載置
するようになっている。更に40は、原稿台34をその
形状に沿って被覆する様、柔軟性を有する内面白色のゴ
ム板からなる原稿カバ−で有る。
置する原稿載置手段である原稿台34が設けられてい
る。この原稿台34は、第1及び第2の2枚のガラス板
36a,36bを共に水平方向に対してθの角度となる
ように傾斜し、その突き合わされた山型の頂点を白色の
接着部材37で固定すると共に、両側を遮蔽板38で閉
鎖してある。そしてコピ−時には接着部材37で固定さ
れた山型の頂点に、開いた状態の原稿Bの中央部を載置
するようになっている。更に40は、原稿台34をその
形状に沿って被覆する様、柔軟性を有する内面白色のゴ
ム板からなる原稿カバ−で有る。
【0010】又、前述の光学装置14にあっては、光照
射手段である露光ランプ41及び反射手段である第1の
ミラ−42aが走査手段である第1のキャリッジ43に
搭載される一方、反射手段である第2及び第3のミラ−
42b,42cが走査手段である第2のキャリッジ44
に搭載されている。更に42d〜42fは第1乃至第3
のミラ−42a〜42cと共に反射手段を構成する第4
乃至第6のミラ−であり、46は集光手段であるレンズ
ユニットである。そして第1及び第2のキャリッジ4
3,44は、コピ−時に原稿台34上の原稿Bを走査す
るため、図示しないスキャンニングモ−タにより水平方
向に移動走査される。
射手段である露光ランプ41及び反射手段である第1の
ミラ−42aが走査手段である第1のキャリッジ43に
搭載される一方、反射手段である第2及び第3のミラ−
42b,42cが走査手段である第2のキャリッジ44
に搭載されている。更に42d〜42fは第1乃至第3
のミラ−42a〜42cと共に反射手段を構成する第4
乃至第6のミラ−であり、46は集光手段であるレンズ
ユニットである。そして第1及び第2のキャリッジ4
3,44は、コピ−時に原稿台34上の原稿Bを走査す
るため、図示しないスキャンニングモ−タにより水平方
向に移動走査される。
【0011】又レンズユニット46は自動露光PC板
(図示せず)を有しており、露光ランプ41による原稿
Bからの反射光を検出し、その検出結果に応じて原稿B
の濃淡を検知し、露光ランプ41への印加電圧を制御
し、常に適正な露光を行なう様に設定されている。
(図示せず)を有しており、露光ランプ41による原稿
Bからの反射光を検出し、その検出結果に応じて原稿B
の濃淡を検知し、露光ランプ41への印加電圧を制御
し、常に適正な露光を行なう様に設定されている。
【0012】更に自動露光PC板(図示せず)は、原稿
台34の第1のガラス板36a側にあっては、第1のガ
ラス板36aが水平方向から離間される方向に傾斜され
ている事から、露光ランプ41の走査に従い原稿Bまで
の距離が長くなり、露光ランプ41による照射光量が一
定であると原稿Bでの受光々量が減少されてしまうの
で、その減少分を補償するようになっている。即ち、自
動露光PC板は、第1のガラス板36a側にあっては、
露光ランプ41の走査に伴い照射光量を増大する様露光
ランプ41の印加電圧を増加制御し適正な露光を行なっ
ている。尚。自動露光PC板(図示せず)は、第2のガ
ラス板36b側にあっては、第1のガラス板36a側と
は逆に露光ランプ41の走査に伴い照射光量を減少する
よう露光ランプの印加電圧を減少制御し、適性な露光を
行なっている。
台34の第1のガラス板36a側にあっては、第1のガ
ラス板36aが水平方向から離間される方向に傾斜され
ている事から、露光ランプ41の走査に従い原稿Bまで
の距離が長くなり、露光ランプ41による照射光量が一
定であると原稿Bでの受光々量が減少されてしまうの
で、その減少分を補償するようになっている。即ち、自
動露光PC板は、第1のガラス板36a側にあっては、
露光ランプ41の走査に伴い照射光量を増大する様露光
ランプ41の印加電圧を増加制御し適正な露光を行なっ
ている。尚。自動露光PC板(図示せず)は、第2のガ
ラス板36b側にあっては、第1のガラス板36a側と
は逆に露光ランプ41の走査に伴い照射光量を減少する
よう露光ランプの印加電圧を減少制御し、適性な露光を
行なっている。
【0013】次に、第1及び第2のキャリッジ43,4
4の移動速度について図2及び図3により詳述する。
4の移動速度について図2及び図3により詳述する。
【0014】先ず第1のキャリッジ43の移動速度に対
する第2のキャリッジ44の移動速度について述べる。
上述の様な光学装置14において、コピ−時に第1及び
第2のキャリッジ43,44を水平方向に走査する間、
原稿Bから第1乃至第6のミラ−42a〜42fを介し
感光体ドラム12上に達する迄の距離即ち反射光47の
光路長を常に一定に保持する必要が有る。そして原稿台
34が山型では無く、仮に図1に点線で示す様な平面状
の原稿台35であれば、第1のキャリッジ43の移動速
度をVとすると、第2のキャリッジの移動速度を[V/
2]とすれば、反射光47の光路長は常に一定に保持さ
れる事となる。
する第2のキャリッジ44の移動速度について述べる。
上述の様な光学装置14において、コピ−時に第1及び
第2のキャリッジ43,44を水平方向に走査する間、
原稿Bから第1乃至第6のミラ−42a〜42fを介し
感光体ドラム12上に達する迄の距離即ち反射光47の
光路長を常に一定に保持する必要が有る。そして原稿台
34が山型では無く、仮に図1に点線で示す様な平面状
の原稿台35であれば、第1のキャリッジ43の移動速
度をVとすると、第2のキャリッジの移動速度を[V/
2]とすれば、反射光47の光路長は常に一定に保持さ
れる事となる。
【0015】しかしながら本実施例にあっては、原稿台
34が傾斜角度θの山型であることから、第1のキャリ
ッジ43の移動速度Vに対し、第2のキャリッジ44の
移動速度は次の様に設定される事となる。即ち、例えば
図2に示すように第1のキャリッジ43の位置が原稿台
34の先端部AからPの距離に有る場合、平面状の原稿
台35の場合と同様に第2のキャリッジを[V/2]の
速度で移動させると、反射光47の光路長は、原稿台3
4の先端部Aに於ける反射光47の光路長より[Psi
nθ]増長される事となる。そこでこの[Psinθ]
分を補正するためには、この時点において、第2のキャ
リッジ44を更に[Psinθ/2]丈第1のキャリッ
ジ43に近付ける必要が有る。
34が傾斜角度θの山型であることから、第1のキャリ
ッジ43の移動速度Vに対し、第2のキャリッジ44の
移動速度は次の様に設定される事となる。即ち、例えば
図2に示すように第1のキャリッジ43の位置が原稿台
34の先端部AからPの距離に有る場合、平面状の原稿
台35の場合と同様に第2のキャリッジを[V/2]の
速度で移動させると、反射光47の光路長は、原稿台3
4の先端部Aに於ける反射光47の光路長より[Psi
nθ]増長される事となる。そこでこの[Psinθ]
分を補正するためには、この時点において、第2のキャ
リッジ44を更に[Psinθ/2]丈第1のキャリッ
ジ43に近付ける必要が有る。
【0016】一方、第1のキャリッジ43が、原稿台3
4の先端AからPの距離に達する迄の時間tは[t=P
cosθ/V]と成る。
4の先端AからPの距離に達する迄の時間tは[t=P
cosθ/V]と成る。
【0017】従って、第2のキャリッジ44の移動速度
[V2]は、第1のキャリッジ43が原稿台34の先端
Aから図2の第1のガラス板36a側の距離Pに位置す
る場合にあっては、下記「数1」に示す様に設定すれば
良い。
[V2]は、第1のキャリッジ43が原稿台34の先端
Aから図2の第1のガラス板36a側の距離Pに位置す
る場合にあっては、下記「数1」に示す様に設定すれば
良い。
【0018】
【数1】
【0019】又、第1のキャリッジ43が原稿台34の
頂点を経て第2のガラス板36bに達した後は、第2の
キャリッジ44の移動速度[V2]は下記「数2」に示
す様に制御する事となる。
頂点を経て第2のガラス板36bに達した後は、第2の
キャリッジ44の移動速度[V2]は下記「数2」に示
す様に制御する事となる。
【0020】
【数2】
【0021】次に、感光体ドラム12の周速に対する第
1のキャリッジ43の移動速度についてのべる。
1のキャリッジ43の移動速度についてのべる。
【0022】例えば原稿台34が山型では無く、図1に
点線で示す様な平面状の原稿台35であるとすれば、第
1のキャリッジ43の移動速度を感光体ドラム12の周
速[v]と同じとし、レンズユニット46による原稿画
像に対するコピ−画像の比率を[1:1]とすれば、走
査方向に於ける画像比率はそのまま[1:1]となる。
点線で示す様な平面状の原稿台35であるとすれば、第
1のキャリッジ43の移動速度を感光体ドラム12の周
速[v]と同じとし、レンズユニット46による原稿画
像に対するコピ−画像の比率を[1:1]とすれば、走
査方向に於ける画像比率はそのまま[1:1]となる。
【0023】しかしながら本実施例にあっては、原稿台
34が傾斜角度θの山型である事から、第1のキャリッ
ジ43の移動速度を感光体ドラム12の周速と同じであ
る[v]としてしまうと、高さ[h]の大きさを有する
画像[C]は、図3に示す様に感光体ドラム12上には
[hcosθ]の大きさに投影されるため、コピ−像は
原稿画像の[cosθ]倍と成ってしまう。
34が傾斜角度θの山型である事から、第1のキャリッ
ジ43の移動速度を感光体ドラム12の周速と同じであ
る[v]としてしまうと、高さ[h]の大きさを有する
画像[C]は、図3に示す様に感光体ドラム12上には
[hcosθ]の大きさに投影されるため、コピ−像は
原稿画像の[cosθ]倍と成ってしまう。
【0024】そこで、原稿画像に対し[1:1]の倍率
のコピ−像を得るには感光体ドラム12の周速[v]に
対し第1のキャリッジ43の移動速度[V]を[V=v
/cosθ]とする必要がある。
のコピ−像を得るには感光体ドラム12の周速[v]に
対し第1のキャリッジ43の移動速度[V]を[V=v
/cosθ]とする必要がある。
【0025】更に、例えば原稿台34が図1に点線で示
す平面状の原稿台35である場合には、原稿画像に対し
α倍のコピ−像を得るには、感光体ドラム12の周速を
[v]とすると、第1のキャリッジ43の移動速度
[V]は[V=v/α]とする必要が有る。
す平面状の原稿台35である場合には、原稿画像に対し
α倍のコピ−像を得るには、感光体ドラム12の周速を
[v]とすると、第1のキャリッジ43の移動速度
[V]は[V=v/α]とする必要が有る。
【0026】従って、原稿台34がθの傾斜角度を有す
る本実施にあっては、感光体ドラム12の速度を[v]
とすると、第1のキャリジ43の移動速度[V]は、下
記「数3」に示す様に設定する必要が有る。
る本実施にあっては、感光体ドラム12の速度を[v]
とすると、第1のキャリジ43の移動速度[V]は、下
記「数3」に示す様に設定する必要が有る。
【0027】
【数3】
【0028】即ち、本実施例にあっては、所望のα倍の
コピ−を得るために、感光体ドラム12の周速vに対し
第1のキャリッジ43を上記「数3」の移動速度で走査
し、更に第2のキャリッジ44を「数3」を「数1」及
び「数2」にそれぞれ代入した、下記「数4」及び「数
5」に示す移動速度で走査する様図示しない制御装置に
よりスキャンニングモ−タを制御する様に設定されてい
る。
コピ−を得るために、感光体ドラム12の周速vに対し
第1のキャリッジ43を上記「数3」の移動速度で走査
し、更に第2のキャリッジ44を「数3」を「数1」及
び「数2」にそれぞれ代入した、下記「数4」及び「数
5」に示す移動速度で走査する様図示しない制御装置に
よりスキャンニングモ−タを制御する様に設定されてい
る。
【0029】
【数4】
【0030】
【数5】
【0031】次に作用について述べる。コピー開始時、
原稿台34の山型の頂点に本型の原稿Bの開いた中央部
を載置し、原稿カバ−40により原稿Bを被覆した後、
走査パネル(図示せず)上より用紙サイズ、コピ−倍
率、コピ−枚数等の画像形成条件を設定しコピ−キ−を
オンし、コピ−操作を開始する。これにより、装置本体
10内においてはコピ−操作が開始され、感光体ドラム
12が矢印x方向に周速[v]で回転され、帯電装置1
3により一様に帯電されると共に、光学装置14にあっ
ては、スキャンモ−タ(図示せず)により第1のキャリ
ッジ43が「数3」に示す移動速度で矢印y方向に走査
され、同時に第2のキャリッジ44が第1のガラス板3
6a側にあっては「数4」に示す移動速度で、又第2の
ガラス板36b側にあっては「数5」に示す移動速度で
第1のキャリッジ43と同方向に走査を開始される、そ
して感光体ドラム12は、露光位置14aにおいて、上
記速度で走査される光学装置14により露光された後、
現像装置16を経てトナ−像を形成され、転写剥離チャ
−ジャ17に達する。一方これと同期して、いずれか選
択された給紙カセット21a,21bから用紙Pが給紙
され、レジストローラ対26を介して感光体ドラム12
上のトナ−像と先端が揃うタイミングで転写剥離チャ−
ジャ17に送り込まれる。そしてトナー像転写後、、感
光体ドラム12より剥離された用紙Pは、定着ロ−ラ対
28により定着され、排紙ローラ対30により排紙トレ
イ23上に排紙されコピ−を終了する。
原稿台34の山型の頂点に本型の原稿Bの開いた中央部
を載置し、原稿カバ−40により原稿Bを被覆した後、
走査パネル(図示せず)上より用紙サイズ、コピ−倍
率、コピ−枚数等の画像形成条件を設定しコピ−キ−を
オンし、コピ−操作を開始する。これにより、装置本体
10内においてはコピ−操作が開始され、感光体ドラム
12が矢印x方向に周速[v]で回転され、帯電装置1
3により一様に帯電されると共に、光学装置14にあっ
ては、スキャンモ−タ(図示せず)により第1のキャリ
ッジ43が「数3」に示す移動速度で矢印y方向に走査
され、同時に第2のキャリッジ44が第1のガラス板3
6a側にあっては「数4」に示す移動速度で、又第2の
ガラス板36b側にあっては「数5」に示す移動速度で
第1のキャリッジ43と同方向に走査を開始される、そ
して感光体ドラム12は、露光位置14aにおいて、上
記速度で走査される光学装置14により露光された後、
現像装置16を経てトナ−像を形成され、転写剥離チャ
−ジャ17に達する。一方これと同期して、いずれか選
択された給紙カセット21a,21bから用紙Pが給紙
され、レジストローラ対26を介して感光体ドラム12
上のトナ−像と先端が揃うタイミングで転写剥離チャ−
ジャ17に送り込まれる。そしてトナー像転写後、、感
光体ドラム12より剥離された用紙Pは、定着ロ−ラ対
28により定着され、排紙ローラ対30により排紙トレ
イ23上に排紙されコピ−を終了する。
【0032】一方、転写終了後、感光体ドラム12は、
クリ−ニング装置18により残留トナーを除去され、除
電ランプ20を経て次のコピー可能状態とされ、必要な
コピ−枚数を繰返す事となる。
クリ−ニング装置18により残留トナーを除去され、除
電ランプ20を経て次のコピー可能状態とされ、必要な
コピ−枚数を繰返す事となる。
【0033】このように構成すれば、原稿Bが特に厚い
本型であったとしても従来の平面状の原稿台に比し、原
稿Bの中央部が原稿台34に接する部分が大きく、中央
部の画像の欠けや歪みを防止出来、本型の原稿Bのコピ
−画質を著しく向上出来る。しかも光学装置14は各キ
ャリッジ43,44の移動速度の制御が必要であるもの
の、従来と同様の水平移動型であり、装置本体10は、
従来の平面状の原稿台に装置をそのまま適用する事が可
能であり、新たな装置を開発する必要も無い。尚本発明
は、上記一実施例に限られるものでは無くその趣旨を変
えない範囲での変更は可能であり例えば、原稿載置手段
は光学装置用のプラスチックを山型に一体成型する等し
ても良いし、装置本体上に平面上の原稿載置手段と交換
可能となる様に着脱自在に取着する等しても良い。
本型であったとしても従来の平面状の原稿台に比し、原
稿Bの中央部が原稿台34に接する部分が大きく、中央
部の画像の欠けや歪みを防止出来、本型の原稿Bのコピ
−画質を著しく向上出来る。しかも光学装置14は各キ
ャリッジ43,44の移動速度の制御が必要であるもの
の、従来と同様の水平移動型であり、装置本体10は、
従来の平面状の原稿台に装置をそのまま適用する事が可
能であり、新たな装置を開発する必要も無い。尚本発明
は、上記一実施例に限られるものでは無くその趣旨を変
えない範囲での変更は可能であり例えば、原稿載置手段
は光学装置用のプラスチックを山型に一体成型する等し
ても良いし、装置本体上に平面上の原稿載置手段と交換
可能となる様に着脱自在に取着する等しても良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
型の原稿をその開いた中央部まで欠けや歪みを生じる事
無く鮮明にコピ−出来、画質が向上される。又原稿載置
手段をのぞいては、従来の装置本体をそのまま使用で
き、新たな装置の開発を必要とする事無く、低価格での
装置の実現が可能となる。
型の原稿をその開いた中央部まで欠けや歪みを生じる事
無く鮮明にコピ−出来、画質が向上される。又原稿載置
手段をのぞいては、従来の装置本体をそのまま使用で
き、新たな装置の開発を必要とする事無く、低価格での
装置の実現が可能となる。
【図1】本発明の一実施例の装置本体を示す構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例の第1のキャリッジの移動速
度の説明図である。
度の説明図である。
【図3】本発明の一実施例の原稿画像に対するコピ−像
の画像比率の説明図である。
の画像比率の説明図である。
10…装置本体 14…光学装置 34…原稿台 41…露光ランプ 43…第1のキャリッジ 44…第2のキャリッジ 46…レンズユニット
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 像担持体に画像を形成する画像形成手段
を有する装置本体の上面に設けられ、透明部材からなり
水平方向に対し左右対称に任意の傾斜角度を有し、本型
の原稿を載置可能な断面が山型の原稿載置手段と、この
原稿載置手段に載置される前記原稿を照射する光照射手
段及びこの光照射手段による前記原稿からの反射光を前
記像担持体に導く反射手段並びに前記光照射手段から前
記像担持体に至る間に設けられ前記反射光を前記像担持
体に結像する集光手段を有する光学手段と、前記光照射
手段により前記原稿載置手段を走査するよう前記光学手
段あるいは前記原稿載置手段を水平方向に相対的に移動
させる走査手段とを具備する事を特徴とする画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16733091A JPH0519371A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16733091A JPH0519371A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519371A true JPH0519371A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15847744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16733091A Pending JPH0519371A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519371A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7268923B2 (en) | 2003-02-28 | 2007-09-11 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Document scanner for scanning books |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP16733091A patent/JPH0519371A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7268923B2 (en) | 2003-02-28 | 2007-09-11 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Document scanner for scanning books |
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