JPH05193614A - 板状物体の自動挿袋方法とその装置およびそのマガジン - Google Patents

板状物体の自動挿袋方法とその装置およびそのマガジン

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JPH05193614A
JPH05193614A JP22208892A JP22208892A JPH05193614A JP H05193614 A JPH05193614 A JP H05193614A JP 22208892 A JP22208892 A JP 22208892A JP 22208892 A JP22208892 A JP 22208892A JP H05193614 A JPH05193614 A JP H05193614A
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JP
Japan
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bag
plate
magazine
substrate
base plate
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Application number
JP22208892A
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English (en)
Inventor
Koichi Yano
康一 矢野
Kinichi Mitsunari
欣市 三成
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KANSETSU KK
Original Assignee
KANSETSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレホンカード等板状物体をビニール袋等小
袋に挿入し、その小袋をさらに大袋に挿入する作業を自
動的連続的に行う。 【構成】 スリット15内で移行するキッカー16を備
えた基板14上にカードマガジン8を設け、その前方に
凹部17を設け、基板14の両脇に袋積載用のマガジン
2、3を設け、基板14とシュート20とに段差を設
け、対角面の下方にバキュームパッド30と、他の角の
下面下方に2個のローラー35を備えたスイングプレー
ト29を駆動手段のレバー28、28aで左右に交互に
移行させて、マガジン2および3の袋を凹部17上およ
びその前方に一列に並べ、ローラー35およびバキュー
ムパッド30で押さえ、キッカー16でカードを押して
小袋に挿入し、更にそのカードを押してその小袋を大袋
に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレホンカード、ノ
ートブック等板状物体を自動的に袋に入れる自動挿袋方
法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】従来、テレホンカードは、1
枚毎にビニールの小袋に入れられ、更にその小袋を紙製
の封筒(以下大袋という)に入れられて贈呈等に用いら
れている。ところが、このカードを小袋に入れ更に小袋
を大袋に入れる作業は手作業で行われ、大変手数がかか
っている。また、挨拶状やノートブック等の板状物体を
封筒や袋に入れて包装するのも手作業でしている。この
発明は前記手作業を自動的連続的に行う方法およびその
装置を提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】吸着手段を備えた袋移行
手段で、袋の前面部を上にして袋を積載した箇所の袋を
吸着して、板状物体集積箇所の前方の段部のある基板上
に、その段部に袋の前面部の先端部を当接させて、か
つ、そり返らせて前面部と後面部の先端とに間隙を設け
て袋を載置し、押し送り手段で、前記板状物体集積箇所
の最下段の板状物体1枚を押して袋に挿入する。
【0004】上記の板状物体を袋に挿入する装置は、ほ
ぼ中央に長孔を設けたベースプレートと、そのベースプ
レートの長孔を覆い、ほぼ全長にわたって中央に長孔を
設けた長手の基板と、その基板の長孔縁下面に設けたレ
ールと、その長孔に挿入し、上面が基板上面に対してほ
ぼ板状物体1枚の厚み分だけ高くして支持され、前記レ
ールを移行し、長孔内をスライドして板状物体を袋に挿
入するキッカーとよりなる板状物体押し送り手段と、前
記ベースプレートの、前方部脇に設けた孔に設けた、上
方へ付勢された昇降板を有する袋積載のためのマガジン
と、前記板状物体押し送り手段の基板上中央寄りに設け
た板状物体用マガジンと、前記板状物体用マガジンの前
方で、かつ、袋積載用マガジンの袋を移行載置した場合
に、その袋の耳の先端部に当接する位置に形成した段部
と、プレートの下面に袋吸着手段と袋押さえ手段を設
け、袋吸着手段が前記袋積載のマガジンと前記板状物体
用マガジン前方を往復し、該マガジンの袋1枚を前記板
状物体用マガジン前方に載置し、袋吸着手段が該マガジ
ン上方へ移行したときに袋押さえ手段が該載置した袋を
押さえることを可能とする袋移行手段と、前記各手段の
駆動手段と、前記駆動手段の制御手段とで構成する。
【0005】袋吸着手段と袋押さえ手段がプレート上
に、横方向、または、縦方向に、同列に設ける。
【0006】段部は、板状物体押し送り手段の基板上
で、かつ、板状物体用マガジン前方に設けた凹部により
形成するか、または、板状物体押し送り手段の前方縁の
上方角により形成するか、または基板上に設けた台部で
形成する。
【0007】また、別の装置として、ほぼ中央に長孔を
設けたベースプレートと、前記ベースプレートの長孔を
覆い、ほぼ全長にわたって中央に長孔を設け、その一端
寄りに、一端は段部を形成し対向する他端はゆるやかな
傾斜をなした凹部を設けた基板と、その基板の長孔縁下
面に設けたレールと、その長孔に挿入し、上面が基板上
面に対して板状物体1枚の厚み分だけ高くして支持さ
れ、前記レールを移行し、長孔内をスライドして板状物
体を袋に挿入するキッカーとよりなり、上記基板先端と
その前方とに段部を設けてなる板状物体押し送り手段
と、前記ベースプレートの、前記凹部脇に設けた孔に設
けた、上方へ付勢された昇降板を有する小袋を積載する
ためのマガジンと、前記ベースプレートの、前記小袋を
積載するためのマガジンとは反対側に設けた、上方へ付
勢された昇降板を有する大袋を積載するためのマガジン
と、前記板状物体押し送り手段の基板上で、かつ、前記
凹部に接し、かつ、基板中央寄りに設けた板状物体用マ
ガジンと、プレートの対角線上の相対向する角部の下面
のそれぞれに袋吸着手段を設け、他の角部の下面に袋押
さえ手段を設け、該プレートが左右に交互に移行して、
前記一方の袋吸着手段で前記小袋を吸着して前記凹部上
に載置し、他方の吸着手段で前記大袋を吸着し、凹部上
に載置した小袋の下部に大袋の耳部を重ねて載置し、前
記載置された小袋と大袋とを袋押さえ手段で押さえる袋
移行手段と、前記各手段の駆動手段と、前記駆動手段の
制御手段とで構成する。
【0008】または、前記装置の基板の凹部を設けない
で、基板に段部を1または2ヵ所設けて二または三の平
面を形成する。
【0009】袋積載用マガジンは、上方が開口する筐体
の相対向する側板のそれぞれの内面側に、それぞれ2個
の円形の凹部と、それぞれの円形の凹部に連続し、か
つ、円形の凹部の外周縁から垂直の2条の溝を設け、該
円形の凹部にはガイドローラーを取り付け、該ガイドロ
ーラーの上方を通って前記2条の溝内に引張バネを逆U
字状に挿入し、その引張バネの一端を一方の溝の下端で
固定し、他端は、昇降板の両端辺に垂下して設けた側板
に貫通固定した2本の棒体の、前記溝に挿入した突出端
に固定し、前記引張バネを取り付けた側板のそれぞれの
上縁に、両縁が前記ガイドローラーを設けた側板の内面
および外面よりも突出した押さえ板を取り付けて構成す
る。
【0010】袋積載用マガジンは、上記のものとは別
に、マガジン本体の、相対向する二辺は同一方向に湾曲
した曲面よりなり、他の相対向する二辺は平面よりな
り、上下に開口を有し、上方の開口の相対向する二縁部
には、その縁部を曲げるか、または他の部材を取り付け
て、袋押さえ用縁部を設け、マガジン本体内に昇降板を
収納し、その昇降板下方に昇降板を上方へ付勢する機構
を設けて構成する。
【0011】バキュームパッドは、軟質材料で、長手方
向中心線を中心として、その左右の縁部を同一方向に曲
げて曲面を形成し、内面に真空ポンプに通ずる複数の吸
排気孔を設ける。
【0012】
【実施例】ベースプレート1に、その中心線に対して左
右に、互いに斜めに、2個の孔を設け、図1において右
側の孔の下方には小袋を積載するマガジン2、他方の左
側の孔の下方には大袋を積載収納するマガジン3を設け
る。それぞれのマガジン2、3の袋を積載するプレート
4および5が上方へ付勢されており、前記それぞれの孔
の相対向する縁部には、積載された最も上の袋の相対向
する側縁部を抑えるための抑え金具6、7が取り付けら
れている。
【0013】図1において、マガジン2と3との中間を
通るベースプレートの中心線上に、マガジン2と3との
中間から上方にかけてカードマガジン8とカード送り手
段9を設ける。隙間12と12aとを同一の間隔として
もよい。
【0014】カードマガジン8は、断面コの字状の前板
10と板または棒体よりなる後部ガイド11とが、カー
ドの幅に相当する間隔を置いて、後述するカード送り手
段9の基板14上に立設し、前板10と基板14上面と
の間にはカード1枚が通過しうる隙間12を設け、前板
10の前方すなわち後部ガイド11側と反対側に、アン
グルよりなるカードの浮き止め板13を取り付けてな
る。浮き止め板13の水平板の下面と基板との間にも隙
間12よりは間隔の広い隙間12aを隙間12に連続さ
せて設ける。
【0015】カード送り手段9は、ベースプレート1の
マガジン2と3との間を通る中心線上に設けられた孔
(図示せず)を覆って固定された基板14に、中心線に
平行のスリット15を設け、そのスリット15のそれぞ
れの中に棒状のキッカー16を挿入し、その2本のキッ
カー16は、連結部16aで連結されてなり、2本のキ
ッカー16は、2条のスリット15の間の基板14の裏
面の前記中心線上に設けられたレール(図示せず)上
を、前記連結部16aが後に説明するベースプレート1
の下方の板カムの回動により作動するレバーによって摺
動することにより、スリット15内を移行する。
【0016】キッカー16、16の上面は、基板14の
上面よりもほぼカード1枚の厚み分だけ高く形成されて
いる。
【0017】基板14上の、浮き止め板13の水平板の
先端の前方部分に、凹部17を設け、前記水平板の先端
側には段部18を設け、その段部18の対向側はゆるや
かな傾斜面を形成している。基板1の上面が凹部17の
傾斜面に移行する部分の両脇に紙袋用の低い台部19を
設ける。
【0018】20はシュートであって、基板14の先端
前方のベースプレート1に設けられた孔21の中で、一
端が基板14の先端に近接してベースプレート1に軸止
され、後に説明する駆動手段により下方へ引かれて、そ
の先端が孔21内に入り、シュート20の上面が傾斜す
るように構成されている。シュート20の上面は、基板
14の上面よりも低くして、段差を設ける。
【0019】22は袋移行手段である。袋移行手段22
は次の構成である。ベースプレート1上に2個の軸受け
23、23aが支持され、一方の軸受け23に支持され
た軸24にピニオンギヤー25を固定し、後に説明する
ベースプレート1の下方の板カムおよびレバーにより上
下するラック26の上部をベースプレート1の上面から
突出させ、その突出部にピニオンギヤー25を噛合させ
る。
【0020】ベースプレート上に支持された2個の軸受
け23、23aに支持された2つの軸24、24aのそ
れぞれに、レバー27、27aを取り付け、それぞれの
レバーに両端を軸止した棒体27bで連結し、ラック2
6の昇降によりピニオンギヤー25が回動し、その回動
により軸24が回動すると、他方の軸24aも同期的に
回動するようにする。棒体27bの代わりにチエーンま
たはベルトを用いてもよい。
【0021】軸24および24aのそれぞれに、レバー
28、28aの一端を固定し、それぞれの他端で回動自
在にスイングプレート29を水平に支持する。
【0022】スイングプレート29の、その対角線上の
角部のそれぞれの裏面に、先端にバキュームパッド30
を取り付けた複数の脚部31を設け、それぞれのパッド
をチューブ(図示せず)で真空ポンプ32に連絡する。
【0023】スイングプレート29の角で、かつ、脚部
31を取り付けてない角で、カードマガジン8の前板1
0に近い方の角の裏面に垂下させた、2個の支持部材3
3のそれぞれの下端部に軸止したアーム34の他端に、
ローラー35、35を軸止する。
【0024】図4はテレホンカード用のビニール袋の断
面図である。本願においてはこの袋を小袋36と言う。
実際の商品は非常に薄いものであるが、説明のため厚み
および間隙を誇張している。小袋36は後面部37より
も前面部38は少し幅が広く、その広い部分を本願にお
いては耳38aという。この小袋36は従来から存在す
るものである。
【0025】図5はテレホンカードを入れた小袋36を
更に入れる紙袋である。本願においてはこれを大袋39
という。大袋39は、後面部40よりも前面部41が幅
広く、その幅広い部分が図中の点線の箇所で折り返され
て蓋となる。本願ではその折り返される部分を耳41a
という。この大袋39も従来から存在するものである。
【0026】カード送り手段9、袋移行手段22、シュ
ート20の駆動手段は次のとおりである。モーター42
により回転するカム軸43に板カム44、45、46が
固定され、それぞれの板カムに対応して、レバー44
a、45a、46aがレバー軸62に軸止されている。
レバー44aは、L字型で、一端がレバー軸62に軸止
され、他端がキッカー16の下方連結部16aに連結さ
れている。このレバー44aはL字状にせずに公知の形
状とし、他の部材を介して、または、介しないで、連結
部16aに連結してもよい。レバー45aは、一端がレ
バー軸62に軸止され、他端は他の部材を介してシュー
ト20の裏面に連結されている。レバー46aは、一端
がレバー軸62に軸止され、他端は他の部材を介してラ
ック26に連結されている。
【0027】図6は大袋39のためのマガジン3の斜視
図である。大袋39は、後面部40と前面部41とが重
なった部分および更にのり代のある部分では、耳41a
の厚みの倍または3倍の厚みがあるので、大袋39を公
知の昇降板上に積載した場合には、最上段の大袋39は
水平にならず相当大きく傾斜する。そこでマガジン3
は、その昇降板5上に多数の大袋39を積載した場合、
常に最上の大袋39が水平になるように構成したもので
ある。
【0028】底板47の4隅にサイドガイド板48と相
対向する2辺に側板49を立設し、側板49を設けた辺
において、側板49の上方側方とサイドガイド板48と
を棒体50で連結してマガジン3の枠組を形成する。図
において各サイドガイド板48は上記枠組の一辺の一部
を形成しているが、棒体50を用いないで、側板49を
その辺の全面の側板としてもよい。
【0029】各側板49の上方にそれぞれ2個の円型の
凹部51を横に並べて設け、更に、それぞれの凹部51
に連続し、かつ、凹部51の水平の中心線両端から2条
の溝52を設け、それぞれの凹部51にはガイドローラ
ー53を回動自在に取り付け、それぞれの凹部51およ
び溝52内に、かつ、ガイドローラー53の上方をとお
って引張バネ54を挿入し、それぞれの引張バネ54の
一端は溝52の下端部で側板49に固定し、他端は、昇
降板5の下方両端辺に垂下して設けられた側部55を貫
通され、両端を突出させた2本の棒体56の両端に固定
されている。2本の棒体56の両端は、対向する側板4
9のそれぞれ2組の溝52にそれぞれ挿入され、引張バ
ネ54で上方へ付勢されている。引張バネ54は、コイ
ルバネ、ゴム紐等の弾性の紐状体とする。
【0030】昇降板5は、2本の棒体56が昇降板5の
両端縁で垂下する側部55を貫通し、それに固定するこ
とにより、2本の棒体56と一体化されている。押さえ
金具7は相対向する側板49のそれぞれの上縁に水平に
取り付けられ、その内縁部は昇降板5上に積載された最
上段の大袋39の両側部を押さえ、外縁部は、このマガ
ジン3の枠組をベースプレート1の孔に挿入した際に、
ベースプレート1の上面に位置決めし、当接してマガジ
ン3を支持する。その位置決めのために、ベースプレー
ト1にピンを設けてもよい。
【0031】57は、2本の簿右端56に直角に取り付
けられた棒体であって、昇降板5を押し下げた際に、サ
イドガイド板48の下方縁に設けられたU字縁48aに
挿入されて、一時昇降板5の上昇を停止させるものであ
る。
【0032】このマガジン3は、ベースプレート1の孔
に挿入、取外し自在のカセット式にしてあるが、ベース
プレート1の孔の下面側にサイドガイド板48および側
板49を固定してもよい。また、大袋39の大きさによ
り、相対向する側板49と49との間隔を所望のものに
変更すると、ベースプレート1の同一の孔に異なったサ
イズの大袋39用マガジンを装着することができる。
【0033】昇降板5を下方へ押すと、棒体56の突出
部が引張バネ54を引っ張って溝52内を下方に摺動
し、昇降板5は下降する。サイドガイド板48のU字縁
48aに棒体57の先端部を係止させて昇降板5の上昇
を停止させ、昇降板5に多数の大袋39を積載して棒体
57の先端部をU字縁48aから外すと、棒体56は引
張バネ54に引かれて溝52内を上方に摺動し、昇降板
5に積載された大袋39の最上段の大袋39の両側縁が
押さえ金具7の爪に当接して止まる。この際大袋39の
前面部41の耳41aの重なった部分は厚みが薄いの
で、その部分の下方の棒体56が他方の棒体56よりも
上方へ引かれて昇降板5が傾斜し、最上段の大袋39が
水平になり押さえ金具7の爪に当接する。U字縁48a
は省略することもできる。
【0034】図2の58は、バキュームパッド30の小
袋36および大袋39を吸着するタイミングを制御器
(図示せず)に伝えることと、処理枚数を制御するため
のセンサーである。制御器(図示せず)と各部材との配
線、真空ポンプ32とバキュームパッド30との配管お
よびその制御のための電磁弁および配線は図面では省略
した。59は配線配管のための孔である。60はカー
ド、61は製品収納箱である。
【0035】このカード自動挿袋装置の作動は次のとお
りである。カードマガジン8にカード60を、マガジン
2に小袋36を、マガジン3に大袋39を積載し、スイ
ッチ(図示せず)を入れて、モーター42および真空ポ
ンプ32を作動させる。モーター42の回転により軸4
3が回転し、板カム46の回転によりレバー46aの先
端がラック26を上下させ、ラック26が上昇すると、
ピニオンギヤー25が回動し、同軸のレバー28が右廻
りに回動し、棒体27により他方の軸24aも回動して
レバー28aが右廻りに回動し、スイングプレート29
を右方(図1において)に移す。そのとき、スイングプ
レート29の右上角の下方のバキュームパッド30がマ
ガジン2の最上段の小袋36に当接し、真空吸着用の電
磁弁が作用してバキュームパッド30が小袋36を吸着
する。
【0036】続いて、板カム46の回転によりレバー4
6aがラック26を下降させると、ピニオンギヤー25
が上記の場合とは反対に廻り、レバー28aを上記とは
反対に、すなわち左廻りに回転させ、スイングプレート
29を左に移動させ、スイングプレート29の右上角
が、カード送り手段9の基板14上の、浮き止め板13
前方の凹部17上にバキュームパッド30により吸着さ
れた小袋36を載置し、電磁弁でバキュームパッド30
による吸着から解放する。凹部17に複数の小孔を穿設
し、基板14の下面で真空チューブに連結して、小袋3
6を凹部17に吸着するようにしてもよい。
【0037】スイングプレート29の右上角が凹部17
の上方で停止したときには、スイングプレート29の左
下角はマガジン3の上方で停止し、その下面に取り付け
られた脚部31の先端のバキュームパッド30が、電磁
弁の作動により、昇降板5に積載された大袋39の最上
段のものを吸着する。
【0038】小袋36が凹部17に吸着された状態は図
7に示すとおりである。すなわち、小袋36の後面部3
7が凹部17とその左方(図において)の基板に接し、
前面部38の耳38aは凹部17の段部18の上方角で
持ち上げられ、後面部37の上端縁と前面部38との間
に隙間が形成される。耳38aの持ち上げを確実にする
ためには、浮き止め板13の水平板の前縁部に、金属、
プラスチック等の薄いパネルよりなるノレン63を垂ら
すのが好ましい。
【0039】次いで、板カム46の回転により再びラッ
ク26が上昇し、スイングプレート29が右に移行して
停止し、大袋39を吸着したバキュームパッド30は基
板14の前端部およびシュート20上方に停止して、電
磁弁の作動で吸着を解放して、大袋39の耳41aが小
袋36の前面部38の下部の上に重なり、耳41aの上
縁部の両端が基板14の台部19により持ち上げられ、
大袋39の下部はシュート20の後方に当接する。この
際板カム45の回転によりレバー45aでシュート20
は持ち上げられて水平になっている。
【0040】スイングプレート29の左下角が上記のと
おり基板14の前方部付近で停止したときには、同時に
左上角は基板14の凹部17およびその前方部の上方に
停止し、その下面に取り付けられた支持部材33および
アーム34を介して支持された2本のローラー35のう
ち、前板10に近い方のローラーは、凹部17上で小袋
36を押さえ、耳38aをそり返らせて基板14の上面
と耳38aの先端縁との間隔を確実に開け、かつ、大き
くし、もう一方のローラー35は、小袋36の下部と大
袋39の耳41aの重なった箇所を押さえて、大袋39
の浮き上がりを防止するとともに、台部19による耳4
1aの先端のそり返りを確実にする。また、バキューム
パッド30がシユート20上で大袋39を押さえ、基板
14とシユート20との段差で大袋39の口を開ける。
64は基板14に設けられた小孔であって、真空チュー
ブで真空ポンプ32に連結され、小袋36を吸着し、カ
ード60を小袋36に挿入した後にその吸着を解放す
る。
【0041】次いで、板カム44の回転により、レバー
44aがカード送り手段9のキッカー16を図7におい
て左方に移動させると、キッカー16の先端が、カード
マガジン8の最下段のカード60の1枚を押して、前板
10および浮き止め板13の水平板と基板14との隙間
12、12aを通し、小袋36の持ち上がった耳38a
の下からカード60を小袋36に挿入し、更にキッカー
16がカード60を押すことによって、大袋39の耳4
1aの下から小袋36を大袋39に挿入する。カード6
0を挿入した小袋36を大袋39に挿入完了すると、板
カム45およびレバー45aの作動でシュートの先端が
下がり、大袋39が製品収納箱61に落下して収納され
る。キッカー16は板カム44およびレバー44aの作
動で後退する。
【0042】上記の運動を繰り返して、カードマガジン
8に積載されたカード60を下方から1枚づつ自動的に
小袋36に挿入し、その小袋を更に大袋39に挿入す
る。
【0043】キッカーは3本またはそれ以上設けてもよ
く、または幅の広いキッカーを1本だけ設けてもよい。
キッカーを1本とするときには、基板14の長孔の両側
縁部下面にそれぞれレールを設けて、キッカーに取り付
けた部材がそのレール上を移行するような公知の構造に
すればよい。
【0044】上記実施例はカードを小袋に挿入し、更に
小袋を大袋に挿入するという二重挿入のためのものであ
るが、カードを小袋だけに挿入する場合には、マガジン
3に大袋を積載せず、マガジン2に小袋を積載して装置
を作動させればよい。また、マガジン2に袋を積載せず
に、マガジン3に袋を積載して、カードをその袋に直接
挿入することもできる。
【0045】上記実施例の装置において、大袋39の吸
着機構を省略して、スイングプレート29に小袋36の
吸着機構とローラー35を有する小袋36の押さえ機構
を設けた装置としてもよい。また、上記実施例の装置に
おいて、小袋36の吸着機構を省略して、スイングプレ
ート29に大袋39の吸着機構とローラー35を有する
大袋36の押さえ機構を設けた装置としてもよい。この
場合、押さえ機構も省略して、吸着機構のパッドで袋を
押さえてもよい。
【0046】上記実施例ではマガジン2にビニール袋の
小袋を積載したが、紙製の小袋を積載し、紙製小袋にカ
ードを挿入することもできる。
【0047】この発明によるマガジン3は、袋に限ら
ず、厚みの均一でない板状物体を積載し、1枚づつ取り
出す装置に利用できる。
【0048】上記実施例においては、カードマガジン8
にカード60を積載したが、カードに限らず、挨拶状等
の葉書やノートブック、その他板状物体を積載して袋に
自動挿入することができる。
【0049】ハンドルを設ければ、モーター42を作動
させないで、手動でカム軸43を回転させて、各手段を
作動させることができる。
【0050】カードを挿入した小袋を更に大袋に挿入し
た挿袋完了の製品を送り出すために、シュートを用いな
いで他の公知の方法を採用してもよい。例えばシュート
の代わりに、その位置にベルト式コンベアを設けてもよ
い。更に基板14からベースプレートの下へ直接落下さ
せてもよい。
【0051】小袋用のマガジン2の昇降板4は、下方に
固定したバネで上方へ付勢する公知構造でもよく、ま
た、小袋用のマガジン2にも、図6につき説明したマガ
ジンを採用してもよい。
【0052】上記の装置に、大袋の耳41aを折り返し
て密封する機構を付加するか、または、その機構を備え
た別の装置と連結してもよい。
【0053】図8は、袋用マガジンの他の実施例を示す
ものである。マガジン65は、相対向する2辺は同一方
向に、同一またはやや末広がりの間隔で、湾曲した曲面
よりなり、他の相対向する2辺は、同一またはやや末広
がりの間隔で、かつ、平面をなし、上下に開口を有す
る。
【0054】マガジン65の上方の開口において、相対
向する2つの曲面の辺のそれぞれの上縁には袋の押さえ
金具66を取り付ける。押さえ金具66は、その先端縁
でマガジン65内に積層した袋を上方から押さえると共
に、ベースプレート1の孔にマガジン65を挿入したと
きにマガジン65を支える。押さえ金具66の代わり
に、マガジンの曲面の上縁を曲げて袋縁部の押さえ用縁
部とし、マガジンのベースプレート1への支持用部材を
マガジン65の上方開口縁部に設けてもよい。
【0055】マガジン65内には昇降板67が上方へ付
勢されて収納されている。昇降板67の付勢構成は次の
とおりである。すなわち、昇降板67の裏面にほぼ直角
にレバー68を固定マタハ軸止し、アーム69aと69
bとで「く」の字状を形成したレバー69の曲折部を、
ベースプレート1の下方の支柱(図示せず)その他の固
定部材の軸70に軸止し、一方のアーム69aの先端を
レバー68の先端に固定し、他方のアーム69bの先端
を、ベースプレート1の下方の固定部材71に一端を固
定したバネ72の先端に軸止する。バネ72は常に収縮
しようとしており、従ってレバー69bの先端を引き、
レバー69aの先端はレバー68を押して、昇降板67
を上方へ付勢している。
【0056】バネ72の先端またはレバー69bの先端
に針金73を取り付け、針金73の先端を指を挿入可能
なリング74とする。このリング74に指をかけてバネ
72またはレバー69bの先端を上方へ引くと、レバー
69aの先端はレバー68を下方へ引き、昇降板67は
下降し、袋の積載およびマガジン65の取外しを可能と
する。
【0057】このマガジン65に袋を積載した場合には
袋の耳よりも底の方が厚いので、袋の耳の方をマガジン
の2つの曲面のうち内側の曲面方向に向けて積載する
と、昇降板67が下方から上方へ押し最上段の袋は押さ
え金具66、66に押さえられて水平に維持される。
【0058】浮き止め板13の水平板13aの前縁部に
ノレン63を設けないで、図9に示すように、水平板1
3aを延長して、その先端部に段部13bを設け、その
先端部を基板14の段部18よりもやや突出させ、基板
14に凹部17を設けないで、段部18を境にして浮き
止め板13の下方の平面と段差のある平面としてもよ
い。基板14とシュート20とにも段差を設ける。水平
板13aの先端部は、段部13bを設けないで傾斜面と
してもよい。
【0059】上記構造の場合には、小袋36を基板14
上に載置すると、小袋36の耳38aは浮き止め板13
の水平板13aの先端部の段部13bに支えられて持ち
上がり、小袋36の耳38aと後面部37の先端が開口
し、カードの挿入を容易にする。大袋39の耳41aの
台部19による持ち上がり、基板14とシュート20と
の段差による大袋39の耳41aと後面部40の先端縁
の開口は前記のとおりである。
【0060】図10は、薄い板状物体の積層の中から確
実容易に一枚の板状物体を吸着するためのバキュームパ
ッドの構造を示すものである。
【0061】シリコンゴム等柔軟な材質の材料よりなる
バキュームパッド30aは、長手中心線を中心として、
その左右を同一方向に曲げて曲面を形成、すなわち、両
端に開口を有する円筒を縦に半分に割ったような形状で
湾曲して曲面を形成し、塩ビ等よりなる基部75に固定
され、上部に2個の吸排気孔76、76を有し、それら
吸排気孔76には、中空の脚部31aを取り付ける。脚
部31aはスイングプレート29の下面に固定され、脚
部31aの中空の内部は、パイプ(図示せず)で真空ポ
ンプ32に連結する。これにより、バキュームパッド3
0a内は吸排気孔76、脚部31a内およびパイプを通
じて真空ポンプ32に通ずる。
【0062】吸排気孔76は2個に限定するものでな
く、3個またはそれ以上設けてもよい。複数の吸排気孔
76は一列または複数列のいずれに設けてもよい。
【0063】このバキュームパッド30aは、薄い袋の
積層の一番上の袋の上面に当接させ、真空ポンプ32の
作動で、吸排気孔76より空気が抜き取られると、袋が
バキュームパッド30aの先端縁内に吸着されるが、バ
キュームパッド30aが湾曲しているので、人の親指と
人指し指とでノートの頁をくるときのように、前記吸着
された袋の面がバキュームパッド30aの湾曲した形状
にならうように吸い寄せられ、その下の2番目の袋の弾
性を利用することにより、2番目の袋との間に隙間を生
じさせて薄い袋の1枚を確実に吸着し、スイングプレー
ト29の移行により、袋の1枚が吸着されて袋用マガジ
ンから取り出される。このバキュームパッドは、柔軟な
材質のものを使用することにより、押さえ金具66によ
って袋の端部が曲げられた際に、袋の曲がりに追従する
ことにより、いったん吸着した袋がはずれない。
【0064】このバキュームパッドは、前述の実施例の
ように、マガジンに積載された袋の上方から袋を吸着さ
せ取り出すだけでなく、マガジンの下方から、マガジン
に積載された袋の最下段の袋の下面に吸着させ1枚の板
状物体を取り出す構成の装置にも採用することができ
る。更に、このバキュームパッドは、袋の吸着だけでな
く、その他のシートまたは板状物体を吸着することがで
きる。
【0065】
【作用】袋移行手段のスイングプレートは、板カム、レ
バー等の駆動手段によって左右に交互に移行し、スイン
グプレートの対角線上の相対向する2つの角の下面に設
けた吸着手段で、小袋と大袋を個別に吸着して、カード
マガジンの前方に一列に小袋の後部の上に大袋の耳を重
ねて置く。
【0066】カード送り手段の基板上面と凹部により形
成された段部、または、その段部とノレン、または、基
板の二段形成による段部と浮き止め板の水平板の先端部
は、小袋の耳をそり返らせてカードの小袋への挿入を容
易にする。同じく基板上に設けた台部は、大袋の耳の先
端部をそり返らせて、キッカーのひっかかりを防止し、
基板とシユートにより形成された段部は、大袋の耳を反
り返らせて、小袋の大袋への挿入を容易にする。
【0067】カード送り手段のキッカーは、カードマガ
ジンに積載したカードの最下段のカード1枚を前板およ
び浮き止め板下方の隙間を通過させて小袋に挿入し、更
にそのカードを押すことによって小袋を押して大袋内に
挿入し、下方へ回動したシュートから製品収納箱に落下
させる。
【0068】駆動手段の板カムおよびレバーは、ラック
およびシュートを昇降させ、キッカーをスライドさせ
る。ラックは昇降によりスイングプレート用のレバーを
回動させ、そのレバーはスイングプレートを左右に反復
移動させる。
【0069】マガジンに設けた押さえ金具は、パッドが
袋等板状物体一枚を吸着して持ち上げる際に、袋の端部
を曲げることにより、袋等の弾性を利用して袋等を一枚
だけ分離し易くする。
【0070】スイングプレートの下方に設けられたバキ
ュームパッドは、マガジンに積載された小袋および大袋
を吸着して、スイングプレートの左右への移動により小
袋と大袋を一列に、かつ、小袋の下部の上に大袋の上部
を重ねて置き、キッカーによる小袋へのカードの挿入お
よび次いでその小袋を大袋への挿入を可能にするととも
に、シユート上で大袋を押さえ、基板とシユートとの段
差で大袋の口を開けるのを助長する。
【0071】湾曲した形状の柔軟なパッドは、吸着した
袋または板状物体をさらに吸排気孔方向へ引き、積層し
た板状物体のうち一枚を確実に吸着し、移動を可能とす
る。また、持ち上げ途中の、マガジンの押さえ金具によ
る板状物体の曲がりに追従し、いったん吸着した板状物
体を落とさない。
【0072】マガジンの引張バネは、昇降板を上方へ付
勢するとともに、昇降板に積載した板状物体の厚みの違
いにより傾斜させて、昇降板に積載された板状物体の最
上面を水平にする。
【0073】マガジンの相対向する、同一方向へ湾曲す
る曲面は、先端部と底部とに厚みの相違がある袋を、昇
降板に積載したときに、各袋の全面に一様の圧力で上方
へ付勢する。
【0074】
【効果】この発明によれば、カード、挨拶状、ノートブ
ック等板状物体を自動的に連続して袋に挿入することが
できる。さらに板状物体を小袋に挿入した後に、更にそ
の小袋を大袋に挿入することも自動的連続的に行うこと
もでき、板状物体の挿袋作業の時間およびコストを大き
く削減できる。この発明によるマガジンの傾斜機構は、
袋の積載の厚みが部分的に違っても、最上段の袋を水平
にし、吸着移行を容易にする。この発明によるマガジン
は、カセット式にした場合には、装置に装着したマガジ
ンの使用中に、他のマガジンに袋を積載して用意し、使
用中のマガジンの袋がなくなったら、素早くマガジンを
取替できるので、装置の作業停止時間が短くて済み、極
めて効率的に作業できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の平面図である。
【図2】装置の側面図である。
【図3】装置の背面図である。
【図4】小袋の断面図である。
【図5】大袋の平面図である。
【図6】マガジンの斜視図である。
【図7】袋挿袋の説明図である。
【図8】マガジンおよびその昇降板の付勢機構の説明図
である。
【図9】袋挿袋の説明図である。
【図10】(A)はパッドの縦方向の断面図であり、
(B)はパッドの底面図であり、(C)はパッドの横方
向の断面図である。
【符号の説明】
1 ベースプレート 2 マガジン 3 マガジン 4 昇降板 5 昇降板 6 押さえ金具 7 押さえ金具 8 カードマガジン 9 カード送り手段 10 前板 11 後部ガイド 12、12a 隙間 13 浮き止め板 13a 水平板 13b 段部 14 基板 15 スリット 16 キッカー 16a 連結部 17 凹部 18 段部 19 台部 20 シュート 21 孔 22 袋移行手段 23、23a 軸受け 24、24a 軸 25 ピニオンギヤー 26 ラック 27 レバー 27a レバー 27b 棒体 28 レバー 29 スイングプレート 30、30a バキュームパッド 31、31a 脚部 32 真空ポンプ 33 支持部材 34 アーム 35 ローラー 36 小袋 37 後面部 38 前面部 38a 耳 39 大袋 40 後面部 41 前面部 41a 耳 42 モーター 43 カム軸 44 板カム 44a レバー 45 板カム 45a レバー 46 板カム 46a レバー 47 底板 48 サイドガイド板 49 側板 50 棒体 51 凹部 52 溝 53 ガイドローラー 54 引張バネ 55 側部 56 棒体 57 棒体 58 センサー 59 孔 60 カード 61 製品収納箱 62 レバー軸 63 ノレン 64 小孔 65 マガジン 66 押さえ金具 67 昇降板 68 レバー 69 レバー 69a アーム 69b アーム 70 軸 71 固定部材 72 バネ 73 針金 74 リング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】マガジン65内には昇降板67が上方へ付
勢されて収納されている。昇降板67の付勢構成は次の
とおりである。すなわち、昇降板67の裏面にほぼ直角
にレバー68を固定または軸止し、アーム69aと69
bとで「く」の字状を形成したレバー69の曲折部を、
ベースプレート1の下方の支柱(図示せず)その他の固
定部材の軸70に軸止し、一方のアーム69aの先端を
レバー68の先端に固定し、他方のアーム69bの先端
を、ベースプレート1の下方の固定部材71に一端を固
定したバネ72の先端に軸止する。バネ72は常に収縮
しようとしており、従ってレバー69bの先端を引き、
レバー69aの先端はレバー68を押して、昇降板67
を上方へ付勢している。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着手段を備えた袋移行手段で、袋の前
    面部を上にして袋を積載した箇所の袋を吸着して、板状
    物体集積箇所の前方の段部のある基板上に、その段部に
    袋の前面部の先端部を当接させて、かつ、そり返らせ
    て、前面部と後面部の先端とに間隙を設けて袋を載置
    し、押し送り手段で、前記板状物体集積箇所の最下段の
    板状物体1枚を押して袋に挿入することを特徴とする板
    状物体の自動挿袋方法。
  2. 【請求項2】 ほぼ中央に長孔を設けたベースプレート
    と、 そのベースプレートの長孔を覆い、ほぼ全長にわたって
    中央に長孔を設けた長手の基板と、その基板の長孔縁下
    面に設けたレールと、その長孔に挿入し、上面が基板上
    面に対してほぼ板状物体1枚の厚み分だけ高くして支持
    され、前記レールを移行し、長孔内をスライドして板状
    物体を袋に挿入するキッカーとよりなる板状物体押し送
    り手段と、 前記ベースプレートの、前方部脇に設けた孔に設けた、
    上方へ付勢された昇降板を有する袋積載のためのマガジ
    ンと、 前記板状物体押し送り手段の基板上中央寄りに設けた板
    状物体用マガジンと、 前記板状物体用マガジンの前方で、かつ、袋積載用マガ
    ジンの袋を移行して前記基板上に載置した場合に、その
    袋の耳の先端部に当接する位置に形成した段部または台
    部と、 プレートの下面に袋吸着手段と袋押さえ手段を設け、袋
    吸着手段が前記袋積載のマガジンと前記板状物体用マガ
    ジン前方を往復し、該マガジンの袋1枚を前記板状物体
    用マガジン前方に載置し、袋吸着手段が該マガジン上方
    へ移行したときに袋押さえ手段が該載置した袋を押さえ
    ることを可能とする袋移行手段と、 前記各手段の駆動手段と、 前記駆動手段の制御手段とを備えてなる板状物体の自動
    挿袋装置。
  3. 【請求項3】 袋吸着手段と袋押さえ手段が、袋移行手
    段のプレートに、横方向、または、縦方向に、同列に設
    けたてなることを特徴とする請求項2に記載の板状物体
    の自動挿袋装置。
  4. 【請求項4】 段部が、板状物体押し送り手段の基板上
    で、かつ、板状物体用マガジン前方に設けた凹部により
    形成してなることを特徴とする請求項2および3のいず
    れかに記載の板状物体の自動挿袋装置。
  5. 【請求項5】 段部が、板状物体押し送り手段の前方縁
    の上方角よりなることを特徴とする請求項2および3の
    いずれかに記載の板状物体の自動挿袋装置。
  6. 【請求項6】 ほぼ中央に長孔を設けたベースプレート
    と、 前記ベースプレートの長孔を覆い、ほぼ全長にわたって
    中央に長孔を設け、その一端寄りに、一端は段部を形成
    し対向する他端はゆるやかな傾斜をなした凹部を設けた
    基板と、その基板の長孔縁下面に設けたレールと、その
    長孔に挿入し、上面が基板上面に対して板状物体1枚の
    厚み分だけ高くして支持され、前記レールを移行し、長
    孔内をスライドして板状物体を袋に挿入するキッカーと
    よりなり、上記基板先端とその前方とに段部を設けてな
    る板状物体押し送り手段と、 前記ベースプレートの、前記凹部脇に設けた孔に設け
    た、上方へ付勢された昇降板を有する小袋積載するため
    のマガジンと、 前記ベースプレートの、前記小袋を積載するためのマガ
    ジンとは反対側に設けた、上方へ付勢された昇降板を有
    する大袋を積載するためのマガジンと、 前記板状物体押し送り手段の基板上で、かつ、前記凹部
    に接し、かつ、基板中央寄りに設けた板状物体用マガジ
    ンと、 プレートの対角線上の相対向する角部の下面のそれぞれ
    に袋吸着手段を設け、他の角部の下面に袋押さえ手段を
    設け、該プレートが左右に交互に移行して、前記一方の
    袋吸着手段で前記小袋を吸着して前記凹部上に載置し、
    他方の吸着手段で前記大袋を吸着し、凹部上に載置した
    小袋の下部に大袋の耳部を重ねて載置し、前記載置され
    た小袋と大袋とを袋押さえ手段で押さえる袋移行手段
    と、 前記各手段の駆動手段と、 前記駆動手段の制御手段とを備えてなる板状物体の自動
    挿袋装置。
  7. 【請求項7】 ほぼ中央に長孔を設けたベースプレート
    と、 前記ベースプレートの長孔を覆い、ほぼ全長にわたって
    中央に長孔を設け、かつ、段部を1または2ヵ所設けて
    二または三の平面を設けた基板と、その基板の長孔縁下
    面に設けたレールと、その長孔に挿入し、上面が基板上
    面に対して板状物体1枚の厚み分だけ高くして支持さ
    れ、前記レールを移行し、長孔内をスライドして板状物
    体を袋に挿入するキッカーとよりなり、上記基板先端と
    その前方とに段部を設けてなる板状物体押し送り手段
    と、 前記ベースプレートの、前記基板脇に設けた孔に設け
    た、上方へ付勢された昇降板を有する小袋積載するため
    のマガジンと、 前記ベースプレートの、前記小袋を積載するためのマガ
    ジンとは反対側に設けた、上方へ付勢された昇降板を有
    する大袋を積載するためのマガジンと、 前記板状物体押し送り手段の基板上で、前記基板の上段
    側、かつ、基板中央寄りに設けた板状物体用マガジン
    と、 プレートの対角線上の相対向する角部の下面のそれぞれ
    に袋吸着手段を設け、他の角部の下面に袋押さえ手段を
    設け、該プレートが左右に交互に移行して、前記一方の
    袋吸着手段で前記小袋を吸着して前記基板の下段上に載
    置し、他方の吸着手段で前記大袋を吸着し、基板上に載
    置した小袋の下部に大袋の耳部を重ねて載置し、前記載
    置された小袋と大袋とを袋押さえ手段で押さえる袋移行
    手段と、 前記各手段の駆動手段と、 前記駆動手段の制御手段とを備えてなる板状物体の自動
    挿袋装置。
  8. 【請求項8】 上方が開口する筐体の相対向する側板の
    それぞれの内面側に、それぞれ2個の円形の凹部と、そ
    れぞれの円形の凹部に連続し、かつ、円形の凹部の外周
    縁から垂直の2条の溝を設け、該円形の凹部にはガイド
    ローラーを取り付け、該ガイドローラーの上方を通って
    前記2条の溝内に引張バネを逆U字状に挿入し、その引
    張バネの一端を一方の溝の下端で固定し、他端は、昇降
    板の両端辺に垂下して設けた側板に貫通固定した2本の
    棒体の、前記溝に挿入した突出端に固定し、前記引張バ
    ネを取り付けた側板のそれぞれの上縁に、両縁が前記ガ
    イドローラーを設けた側板の内面および外面よりも突出
    した押さえ板を取り付けてなる袋積載用マガジン。
  9. 【請求項9】 マガジン本体の、相対向する二辺は同一
    方向に湾曲した曲面よりなり、他の相対向する二辺は平
    面よりなり、上下に開口を有し、上方の開口の相対向す
    る二縁部には、その縁部を曲げるか、または他の部材を
    取り付けて袋縁部押さえ用縁部を設け、マガジン本体内
    に昇降板を収納し、その昇降板下方に昇降板を上方へ付
    勢する機構を設けたことを特徴とする袋用マガジン。
  10. 【請求項10】 長手方向中心線を中心として、その左
    右の縁部を同一方向に曲げて曲面を形成し、内面に真空
    ポンプに通ずる複数の吸排気孔を設けた軟質材料よりな
    るバキュームパッド。
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CN108995834B (zh) * 2018-09-28 2024-02-06 济宁冠宇自动化设备有限公司 一种全自动定量包装机

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