JPH05193513A - 操舵装置 - Google Patents

操舵装置

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JPH05193513A
JPH05193513A JP4024567A JP2456792A JPH05193513A JP H05193513 A JPH05193513 A JP H05193513A JP 4024567 A JP4024567 A JP 4024567A JP 2456792 A JP2456792 A JP 2456792A JP H05193513 A JPH05193513 A JP H05193513A
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JP
Japan
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steering
caliper
wheel
fixed
steering knuckle
Prior art date
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Pending
Application number
JP4024567A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Matsuda
浩一 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH05193513A publication Critical patent/JPH05193513A/ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングナックルに固定されたブレーキ
の固定構成部材を操舵力の伝達に利用する。 【構成】 キャリパ44はステアリングナックル10の
車輪回転軸線に対して後側の部分に固定され、駆動シリ
ンダ48が摩擦パッドをディスクロータ32の両側に押
し付けて車輪の回転を抑制する。キャリパ44には取付
座54が設けられ、タイロッド56の一端部がねじ58
およびナット60により連結される。操舵力はタイロッ
ド56からキャリパ44を介してステアリングナックル
10に伝達され、車輪が回動させられる。タイロッド5
6が車輪回転軸線に対して後側に設けられる場合でも、
キャリパ44を同じ後側に設けることができ、前方から
の風通しが良く、ディスクロータ32が良好に冷却され
る等の効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は操舵装置に関するもので
あり、特に、ステアリングホイールに加えられる操舵力
を操舵車輪に伝達する操舵力伝達部材の取付けに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】操舵装置は操舵力伝達部材を有し、ステ
アリングホイールに加えられる操舵力を操舵車輪に伝達
してステアリングホイールの回転方向と同じ向きに回動
させる。操舵車輪は車体に回動可能に取り付けられたス
テアリングナックルに回転可能に支持されており、操舵
装置はステアリングナックルを回動させて操舵車輪を回
動させるのであって、操舵力伝達部材は従来、「トヨタ
ビスタ新型車解説書(1990年7月発行)」に記載さ
れているように、ステアリングナックルから延び出させ
られたアームに連結されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステア
リングナックルにはブレーキも取り付けられるため、操
舵力伝達部材を直接ステアリングナックルに連結すれば
不都合が生ずることがある。例えば、操舵力伝達部材が
タイロッドであり、ブレーキがディスクブレーキである
場合、ディスクロータの冷却性が低下する問題が生ず
る。タイロッドは操舵車輪の回転軸線に対して前側と後
側とのいずれに配設してもよいのであるが、車両前側は
エンジンやトランスミッション等があって配設できない
ことがあり、その場合には後側に配設せざるを得ない。
また、ディスクブレーキのキャリパもステアリングナッ
クルの後側に設け、車両前方から入る風がディスクロー
タに当たり、ディスクロータが冷却されるようにするこ
とが望ましい。しかし、タイロッドとキャリパとが干渉
するため、両者をいずれもステアリングナックルの後側
に設けることはできず、配置に自由度のあるキャリパが
前側に設けられ、タイロッドが後側に設けられていたの
であるが、ディスクロータの冷却性が低下し、フェード
が生じ易い問題が生ずる。本発明は、以上の事情を背景
として、操舵力伝達部材とブレーキとを操舵車輪の回転
軸線の同じ側に配設することを容易にすることを課題と
して為されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の操舵装置は、上
記の課題を解決するために、ブレーキの構成部材であっ
て、ステアリングナックルに固定の固定構成部材に接続
部を設け、その接続部に操舵力伝達部材の一端部を連結
したことを要旨とするものである。
【0005】
【作用】このように構成された操舵装置においては、ス
テアリングホイールに加えられた操舵力は、操舵力伝達
部材およびブレーキの固定構成部材を介してステアリン
グナックルに伝達され、操舵車輪がステアリングホイー
ルの回転操作方向に回動させられる。
【0006】
【発明の効果】このように本発明においては操舵力伝達
部材をブレーキの固定構成部材を介してステアリングナ
ックルに連結するのであるため、操舵力伝達部材とブレ
ーキとを操舵車輪の回転軸線の同じ側に配設しても何ら
支障はなく、ディスクロータの冷却性の低下等、操舵力
伝達部材をステアリングナックルに直接連結する場合に
生ずる種々の不都合を解消することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明をフロントエンジンフロントド
ライブ車の前輪の操舵装置に適用した場合を例に取り、
図面に基づいて詳細に説明する。図1において10はス
テアリングナックルである。ステアリングナックル10
は、ほぼくの字形を成し、上向きに延び出す腕部12の
上端部には取付部14が形成され、ストラット16の下
端部に形成された一対の取付片18の間に固定される。
ストラット16は、その上端部において車体にほぼ自身
の軸線まわりに回転可能に連結されるとともに、ショッ
クアブソーバを内蔵し、サスペンションリンクの一部と
しても機能するものである。また、ステアリングナック
ル10の下向きに延び出す腕部20は図示しないボール
ジョイントにより車体に回動可能に取り付けられ、ステ
アリングナックル10は、ストラット16の車体との連
結部と、ボールジョイントの回動中心とを通り、鉛直軸
線に対して傾斜した軸線まわりに回動可能に支持され
る。
【0008】ステアリングナックル10の中間部には車
両の左右方向に延びる貫通孔24が形成されるととも
に、軸受26を介してアクスルハブ28が回転可能に嵌
合されている。アクスルハブ28のステアリングナック
ル10から車両外側に突出した端部にはフランジ部30
が形成されており、ディスクロータ32および図示しな
いホイールディスクが複数個のハブボルト34によって
固定される。アクスルハブ28内には、その回転軸線上
を貫通する円筒状のスプライン部36が形成され、ドラ
イブシャフト38が相対回転不能に嵌合され、固定され
ている。ドライブシャフト38は等速ジョイントにより
連結された図示しないインナシャフトと共にアクスルシ
ャフトを構成し、エンジンからの駆動トルクを操舵時に
もホイールディスクおよびそれに取り付けられたタイヤ
から成る車輪に等速で伝達する。
【0009】ステアリングナックル10の車輪回転軸線
に対して後側(車両の前後方向に関して後側)の部分に
は、一対の取付座42が車輪回転軸線を中心とする円周
上の周方向に離れた位置に突設され、キャリパ44が固
定されるようになっている。キャリパ44には取付座4
2に固定される一対の取付座46が形成され、キャリパ
44がディスクロータ32を跨ぐ状態で固定される。キ
ャリパ44はコの字形を成し、ディスクロータ32に対
向する壁部にはそれぞれ一対ずつの駆動シリンダ48が
設けられており、各駆動シリンダ48に油圧が供給され
ることによりピストンが前進して摩擦パッドをディスク
ロータ32の両側に押し付け、車輪の回転を抑制する。
ディスクロータ32,キャリパ44,駆動シリンダ4
8,摩擦パッド等がキャリパ固定型のディスクブレーキ
を構成し、キャリパ44がブレーキの固定構成部材なの
である。
【0010】上記キャリパ44の内側(車両の前後方向
の中心線側)の部分には、接続部としての取付座54が
上下方向に突設され、操舵力伝達部材としてのタイロッ
ド56の一端部が連結されている。タイロッド56の他
端部は、ピットマンアーム等を介してステアリングシャ
フトに連結されており、ステアリングホイールの回転操
作により長手方向に移動させられる。タイロッド56の
取付座54に連結される一端部にはねじ58が下向きに
回転可能に取り付けられており、取付座54の貫通穴に
上から嵌合され、その突出端部にナット60が螺合され
るとともに割ピン62が嵌め入れられて取付座54に固
定される。
【0011】以上のように構成された操舵装置において
は、ステアリングホイールが回転操作されれば、ステア
リングホイールに加えられる操舵力がタイロッド56,
キャリパ44を介してステアリングナックル10に伝達
され、車輪が回動させられる。本操舵装置においてはタ
イロッド56がキャリパ44に連結されるため、ステア
リングナックル10の車輪回転軸線に対して前側の部分
にエンジンやトランスミッション等が配設され、タイロ
ッド56を配設するスペースがない場合でも、キャリパ
44と共に後側に配設することができる。そのため、走
行時の車両前方から入る風の流れをキャリパ44が妨げ
ることがなく、ディスクロータ32が良好に冷却され、
フェードの発生が低減されてブレーキ性能が向上する効
果が得られる。また、車輪回転軸線に対して前側にスペ
ースが生じ、車両前部に配設される種々の装置の配置が
容易となる効果も得られる。
【0012】さらに、ステアリングナックル10にタイ
ロッド56を直接連結する場合のように、ステアリング
ナックル10にアーム部を設ける必要がなくなり、重量
およびコストを低減することができる。また、ばね下重
量が軽減され、車両の運動性能が向上する効果も得られ
る。
【0013】また、キャリパを前側に設けた場合には、
ディスクロータ32を冷却するためにダストカバーにエ
アスクープを設け、通風を図ることが必要であったが、
エアスクープを設ける必要がなく、その分、部品点数が
少なくなり、ダストカバーを軽量化し、コストを低減す
ることができるとともに、その剛性を低減させることが
でき、その点においてもコストを低減することができ
る。
【0014】なお、上記実施例において操舵力伝達部材
が連結されるブレーキはキャリパ固定型ディスクブレー
キであったが、キャリパ浮動型ディスクブレーキでもよ
い。この場合には、ステアリングナックルに固定され、
キャリパを移動可能に支持するマウンティングブラケッ
トが固定構成部材となり、これに操舵力伝達部材が連結
される。
【0015】また、ドラムブレーキの固定構成部材、例
えばバッキングプレートにタイロッド等の操舵力伝達部
材を連結することも可能である。
【0016】さらに、上記実施例においては、フロント
エンジンフロントドライブ車の前輪の操舵装置に本発明
を適用した場合を例に取って説明したが、本発明は、フ
ロントエンジンリヤドライブ車の前輪の操舵装置,リヤ
エンジンリヤドライブ車の操舵車輪の操舵装置,四輪駆
動車の操舵車輪の操舵装置,四輪操舵車の四輪の各操舵
装置に適用することができる。四輪操舵車の場合、後輪
は、ケーブル,後輪操舵制御カム,歯車機構,コントロ
ールバルブ機構,パワーシリンダ等を備えた操舵装置に
より回動させられるが、それの操舵力を後輪を支持する
ステアリングナックルに伝達する部材が操舵力伝達部材
であることとなる。
【0017】さらにまた、上記実施例においてキャリパ
44およびタイロッド56は、車輪の回転軸線に対して
後側に配設されていたが、前側に配設してもよい。
【0018】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である操舵装置の要部を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ステアリングナックル 32 ディスクロータ 44 キャリパ 48 駆動シリンダ 54 取付座 56 タイロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキの構成部材であって、ステアリ
    ングナックルに固定の固定構成部材に接続部を設け、そ
    の接続部に操舵力伝達部材の一端部を連結したことを特
    徴とする操舵装置。
JP4024567A 1992-01-14 1992-01-14 操舵装置 Pending JPH05193513A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4024567A JPH05193513A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 操舵装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4024567A JPH05193513A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 操舵装置

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JPH05193513A true JPH05193513A (ja) 1993-08-03

Family

ID=12141736

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JP4024567A Pending JPH05193513A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 操舵装置

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JP (1) JPH05193513A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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