JPH05192914A - 補強押出成形製品の製造方法 - Google Patents
補強押出成形製品の製造方法Info
- Publication number
- JPH05192914A JPH05192914A JP1012792A JP1012792A JPH05192914A JP H05192914 A JPH05192914 A JP H05192914A JP 1012792 A JP1012792 A JP 1012792A JP 1012792 A JP1012792 A JP 1012792A JP H05192914 A JPH05192914 A JP H05192914A
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- JP
- Japan
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- reinforcing
- synthetic resin
- resin material
- cut
- cutting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】鉄筋又は金網補強押出成形製品を確実かつ経済
的に製造すると共に、仕上切断面における補強材の発錆
を防止する。 【構成】補強材を素地中に挿入しながら押出成形する補
強押出成形製品の製造方法において、先行補強材の尾端
と後行補強材の先端との間に合成樹脂材を介在させ、押
出された生製品を該合成樹脂材存在位置で切断する。
的に製造すると共に、仕上切断面における補強材の発錆
を防止する。 【構成】補強材を素地中に挿入しながら押出成形する補
強押出成形製品の製造方法において、先行補強材の尾端
と後行補強材の先端との間に合成樹脂材を介在させ、押
出された生製品を該合成樹脂材存在位置で切断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補強押出成形製品、特
に鉄筋又は金網を用いた補強押出成形製品の製造方法に
関する。
に鉄筋又は金網を用いた補強押出成形製品の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】セメント及び石綿または他の補強繊維を
主原料とする素地による押出成形製品は、種々な断面形
状及び長さの製品を効率よく製造し得るので内・外装材
として多用されており、強度を向上するために直径2〜
3mm程度の細い鉄線、金網、あるいは鉄線より直径の
大きい鉄筋が補強材として用いられ、これ等の補強材
は、押出機内に設けられた補強材挿入ガイドを通して素
地内に挿入されて素地と同時に押出される。
主原料とする素地による押出成形製品は、種々な断面形
状及び長さの製品を効率よく製造し得るので内・外装材
として多用されており、強度を向上するために直径2〜
3mm程度の細い鉄線、金網、あるいは鉄線より直径の
大きい鉄筋が補強材として用いられ、これ等の補強材
は、押出機内に設けられた補強材挿入ガイドを通して素
地内に挿入されて素地と同時に押出される。
【0003】これ等の補強材のうち鉄線は、未硬化の素
地と共にダイヤモンドカッタで容易に切断することがで
き、また、リールから連続的に繰出され挿入ガイドを通
過するので、挿入ガイド内に素地が流入せず挿入ガイド
を閉塞することはない。しかし、金網及び鉄筋は、素地
と共にダイヤモンドカッタで切断すると切断部付近の素
地が変形し、素地が硬化した後の仕上切断における切落
しが多く不経済であり、また、仕上切断部に露出した補
強材が発錆する。
地と共にダイヤモンドカッタで容易に切断することがで
き、また、リールから連続的に繰出され挿入ガイドを通
過するので、挿入ガイド内に素地が流入せず挿入ガイド
を閉塞することはない。しかし、金網及び鉄筋は、素地
と共にダイヤモンドカッタで切断すると切断部付近の素
地が変形し、素地が硬化した後の仕上切断における切落
しが多く不経済であり、また、仕上切断部に露出した補
強材が発錆する。
【0004】これを改善するために、素地を連続的に押
出成形しながら補強材を間欠的に挿入し、補強材が内蔵
されていない位置で未硬化(生)成形体を切断すること
も試みられたが、補強材を製品の長さにしたがって所定
の長さに切断して挿入するので、補強材の挿入が停止さ
れる期間には、図2に縦断面を示すように押出成形機1
内の20〜40kgf/cm2 の圧力を有する素地2が
挿入ガイド3内に図中矢印で示したように流入し、その
後の補強材4の挿入が困難、又は全く不可能となり押出
成形機の運転を停止し挿入ガイド内に流入した素地を除
去しなければならないことがある、という問題点があっ
た。
出成形しながら補強材を間欠的に挿入し、補強材が内蔵
されていない位置で未硬化(生)成形体を切断すること
も試みられたが、補強材を製品の長さにしたがって所定
の長さに切断して挿入するので、補強材の挿入が停止さ
れる期間には、図2に縦断面を示すように押出成形機1
内の20〜40kgf/cm2 の圧力を有する素地2が
挿入ガイド3内に図中矢印で示したように流入し、その
後の補強材4の挿入が困難、又は全く不可能となり押出
成形機の運転を停止し挿入ガイド内に流入した素地を除
去しなければならないことがある、という問題点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決し、鉄筋又は金網を補強材とする押出
成形製品を、確実、経済的、かつ仕上切断部における補
強剤の発錆を防止して製造する方法を提供しようとする
ものである。
術の問題点を解決し、鉄筋又は金網を補強材とする押出
成形製品を、確実、経済的、かつ仕上切断部における補
強剤の発錆を防止して製造する方法を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、補強材を素地中に挿入しながら押出成形す
る補強押出成形製品の製造方法において、先行補強材の
尾端と後行補強材の先端との間に合成樹脂材を介在さ
せ、押出された生製品を該合成樹脂材の存在位置で切断
することを特徴とする補強押出成形製品の製造方法を提
供するものである。
するために、補強材を素地中に挿入しながら押出成形す
る補強押出成形製品の製造方法において、先行補強材の
尾端と後行補強材の先端との間に合成樹脂材を介在さ
せ、押出された生製品を該合成樹脂材の存在位置で切断
することを特徴とする補強押出成形製品の製造方法を提
供するものである。
【0007】
【作用】本発明は、セメント及び石綿または他の補強繊
維を主原料とし水で混練した素地を用い、鉄筋又は金網
で補強した補強押出成形製品の製造に用いられるもの
で、以下、本発明を鉄筋を補強材とした場合を例として
図面を用いて説明する。図1は本発明方法を説明する模
式平面図で、1は押出成形機、3は挿入ガイド、4aは
挿入中の所定長さに切断された先行鉄筋、4bは4aの
次に挿入される所定長さに切断された後行鉄筋、5は4
aの尾端と4bの先端との間に接着された合成樹脂材、
6は鉄筋補強押出成形生(未硬化)製品、7は挿入され
た鉄筋の長さを勘案して定められた生製品の切断位置で
ある。
維を主原料とし水で混練した素地を用い、鉄筋又は金網
で補強した補強押出成形製品の製造に用いられるもの
で、以下、本発明を鉄筋を補強材とした場合を例として
図面を用いて説明する。図1は本発明方法を説明する模
式平面図で、1は押出成形機、3は挿入ガイド、4aは
挿入中の所定長さに切断された先行鉄筋、4bは4aの
次に挿入される所定長さに切断された後行鉄筋、5は4
aの尾端と4bの先端との間に接着された合成樹脂材、
6は鉄筋補強押出成形生(未硬化)製品、7は挿入され
た鉄筋の長さを勘案して定められた生製品の切断位置で
ある。
【0008】鉄筋4bは鉄筋4aと合成樹脂材5で結合
されているので、 (a)鉄筋4aの尾端が挿入ガイド3から離脱し挿入ガ
イド3内に素地が流入しても、鉄筋4bは鉄筋4aに引
張られて挿入され、これにより、素地は直に鉄筋4bに
よって排除され挿入ガイド3の閉塞を生ぜず、鉄筋の挿
入は順調に続行される。 (b)押出成形生製品6を切断が容易な合成樹脂材5が
存在する切断位置7で切断するので素地に変形を生ぜ
ず、硬化後の仕上切断における切落しが少なく経済的で
ある。 (c)切断面に鉄筋が露出しないので、鉄筋が発錆しな
い。
されているので、 (a)鉄筋4aの尾端が挿入ガイド3から離脱し挿入ガ
イド3内に素地が流入しても、鉄筋4bは鉄筋4aに引
張られて挿入され、これにより、素地は直に鉄筋4bに
よって排除され挿入ガイド3の閉塞を生ぜず、鉄筋の挿
入は順調に続行される。 (b)押出成形生製品6を切断が容易な合成樹脂材5が
存在する切断位置7で切断するので素地に変形を生ぜ
ず、硬化後の仕上切断における切落しが少なく経済的で
ある。 (c)切断面に鉄筋が露出しないので、鉄筋が発錆しな
い。
【0009】鉄筋としては異形鉄筋が好適で、製品の長
さを勘案して切断して使用され、合成樹脂材としては適
宜の太さの硬質塩化ビニル,ポリスチレン,高密度ポリ
エチレン,ポリプロピレン,アクリル樹脂等が適宜の長
さに切断されて好適に使用され、速硬性エポキシ樹脂接
着剤,シアノアクリレート系接着剤等で接着され、生製
品の切断には高価なダイヤモンドソーを必要とせず、ハ
イス鋼製スライサー,超硬チップソー等が好適に使用さ
れる。
さを勘案して切断して使用され、合成樹脂材としては適
宜の太さの硬質塩化ビニル,ポリスチレン,高密度ポリ
エチレン,ポリプロピレン,アクリル樹脂等が適宜の長
さに切断されて好適に使用され、速硬性エポキシ樹脂接
着剤,シアノアクリレート系接着剤等で接着され、生製
品の切断には高価なダイヤモンドソーを必要とせず、ハ
イス鋼製スライサー,超硬チップソー等が好適に使用さ
れる。
【0010】なお、合成樹脂材は、先行鉄筋と後行鉄筋
との間に後行鉄筋により連続して押し込まれて供給され
ることによっても、前記接着を要することなく本発明の
目的を達成することができる。補強材として金網を用い
る場合も、鉄筋と同様の手順で補強押出成形生製品を製
造し得る。
との間に後行鉄筋により連続して押し込まれて供給され
ることによっても、前記接着を要することなく本発明の
目的を達成することができる。補強材として金網を用い
る場合も、鉄筋と同様の手順で補強押出成形生製品を製
造し得る。
【0011】
〔実施例1〕直径10mmの異形鉄筋を長さ3mに切断
し、各鉄筋の前記尾端と前記先端との間に合成樹脂材と
して直径10mm、長さ200mmのアクリル樹脂を、
シアノアクリレート系接着剤を用いて接着し、セメント
と石綿を主原料とし水で混練した素地と共に押出成形
し、鉄筋を3本内蔵した補強押出成形生製品を押出成形
した。挿入ガイドの内径は13mmであった。
し、各鉄筋の前記尾端と前記先端との間に合成樹脂材と
して直径10mm、長さ200mmのアクリル樹脂を、
シアノアクリレート系接着剤を用いて接着し、セメント
と石綿を主原料とし水で混練した素地と共に押出成形
し、鉄筋を3本内蔵した補強押出成形生製品を押出成形
した。挿入ガイドの内径は13mmであった。
【0012】生製品を合成樹脂材が存在する位置で超硬
チップソーを用いて切断し、硬化後、仕上切断を行っ
た。挿入ガイドの素地による閉塞は生ぜず鉄筋は抵抗な
く繰返し挿入され、生製品の切断部分の変形は小さく、
仕上切断における切落しも70mm程度で確実かつ経済
的に補強押出製品を製造することができ、仕上切断面に
鉄筋が露出しないので鉄筋の発錆を防ぐことができた。
チップソーを用いて切断し、硬化後、仕上切断を行っ
た。挿入ガイドの素地による閉塞は生ぜず鉄筋は抵抗な
く繰返し挿入され、生製品の切断部分の変形は小さく、
仕上切断における切落しも70mm程度で確実かつ経済
的に補強押出製品を製造することができ、仕上切断面に
鉄筋が露出しないので鉄筋の発錆を防ぐことができた。
【0013】
【発明の効果】本発明により、補強材挿入ガイドの素地
による閉塞が防止されると共に生製品の切断が容易にな
り、鉄筋又は金網補強押出成形製品を確実かつ経済的に
製造すると共に、補強材の発錆を防止することができ
た。
による閉塞が防止されると共に生製品の切断が容易にな
り、鉄筋又は金網補強押出成形製品を確実かつ経済的に
製造すると共に、補強材の発錆を防止することができ
た。
【図1】本発明方法を説明する模式平面図である。
【図2】従来の方法による素地の流れを示す模式縦断面
図である。
図である。
1 押出成形機 2 素地 3 挿入ガイド 4,4a,4b 鉄筋 5 合成樹脂材 6 押出成形生製品 7 切断位置
Claims (1)
- 【請求項1】 補強材を素地中に挿入しながら押出成形
する補強押出成形製品の製造方法において、先行補強材
の尾端と後行補強材の先端との間に合成樹脂材を介在さ
せて挿入し、押出された生製品を該合成樹脂材の存在位
置で切断することを特徴とする補強押出成形製品の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1012792A JPH05192914A (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 補強押出成形製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1012792A JPH05192914A (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 補強押出成形製品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05192914A true JPH05192914A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=11741624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1012792A Withdrawn JPH05192914A (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 補強押出成形製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05192914A (ja) |
-
1992
- 1992-01-23 JP JP1012792A patent/JPH05192914A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |