JPH0519254Y2 - - Google Patents

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JPH0519254Y2
JPH0519254Y2 JP1986088929U JP8892986U JPH0519254Y2 JP H0519254 Y2 JPH0519254 Y2 JP H0519254Y2 JP 1986088929 U JP1986088929 U JP 1986088929U JP 8892986 U JP8892986 U JP 8892986U JP H0519254 Y2 JPH0519254 Y2 JP H0519254Y2
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等の乗物用の窓構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来より、第6,7図に示すようなワンボツク
スカー1が種々提案されている。そして、このワ
ンボツクスカー1では、そのフロントウインドウ
構造として、接着タイプのウインドウガラスをそ
なえたものや、ウエザーストリツプタイプのウイ
ンドウガラスをそなえたものがある。
ここで、接着タイプのウインドウガラスをそな
えたものとは、窓開口のフランジ部に直接接着剤
を介してウインドウガラスを取り付けたものをい
い、ウエザーストリツプタイプのウインドウガラ
スをそなえたものとは、窓開口のフランジ部にウ
エザーストリツプを介してウインドウガラスを取
り付けたものをいう。
また、上記いずれのタイプの窓構造において
も、車室内側から窓開口縁部にトリムを装着する
場合があるが、この場合の装着構造としては、フ
ルトリムタイプとパーシヤルトリムタイプとがあ
る。
フルトリムタイプのものは第8〜10図に示す
ようになつており、この第8〜10において符号
2は窓開口3に装着されたフロントウインドウガ
ラス(ウインドシールド)、4はヘツドライニン
グ、5はインストルメントパネル、6はフロント
ピラー(Aピラー)7に装着されたフロントピラ
ートリムを示している。
また、パーシヤルタイプのものは、第11図に
示すようになつており、この第11図において、
符号2は窓開口に装着されたフロントウインド
ウ、8はオープニングトリムを示している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように、ワンボツクスカー1の窓構造にお
いて、フロントウインドウグラス2の取付方式や
フロントウインドウガラスまわりのトリムの取付
方式が種々存在するため、従来のものでは、特に
フロントウインドウガラス(ウインドシールド)
まわりのトリミング構造の共通化が難しいという
問題点がある。
また、その他のウインドウガラスまわりのトリ
ミング構造についても、同様にして共通化が難し
いという問題点がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、窓ガラスまわりのトリミング構造の共
通化がはかれるとともに、ウインドシールド(ウ
インドウガラス)の取付け精度の向上とフランジ
トリムの脱着の容易化とがはかれるようにした、
乗物用窓構造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案の乗物用窓
構造は、乗物の窓開口に窓ガラスを装着してなる
乗物用窓構造において、上記窓開口にフランジ部
が突設され、同フランジ部が上記窓開口の周辺の
ボデイ側部材を構成しているアウタパネルおよび
インナパネルの各合わせフランジ部を接合して形
成されるとともに、上記フランジ部に上記インナ
パネルを上記アウタパネルから離れる方向へ膨出
させて形成された複数のクリツプ挿入部が所望間
隔をあけて配設され、複数個のクリツプが上記ク
リツプ挿入部に差し込まれて上記フランジ部に係
止され、フランジトリムが上記各クリツプの挟持
部に挟持されて上記窓開口の縁部に取付けられて
いることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の乗物用窓構造では、窓開口の周
辺のボデイ側部材を構成しているアウタパネルと
インナパネルの各合わせフランジ部における上記
インナパネルを、上記アウタパネルから離れる方
向へ膨出させて形成された複数のクリツプ挿入部
にクリツプを差し込んだ後、クリツプにフランジ
トリムを挟持させることにより、窓開口の縁部に
フランジトリムを車室内側から取付けることが行
なわれる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての乗
物用窓構造について説明すると、第1図はそのフ
ランジトリムの配設状態を示す模式図、第2図は
第1図の−線に沿う断面図、第3図は第1図
の−線に沿う断面図、第4図は第1図の−
線に沿う断面図、第5図はそのクリツプの窓開
口縁部への取付要領を説明するための斜視図であ
り、第1〜5図中、第6〜11図と同じ符号はほ
ぼ同様の部分を示している。
さて、本実施例では、第1図に示すごとく、ワ
ンボツクスカー1のフロントウインドウ構造に本
考案に係る窓構造を適用してものである。まずボ
デイに形成された窓開口3のフランジ部3Aに、
フロントウインドウガラス2が接着剤を介して装
着されている。この場合、窓開口3の上辺部にお
いては、第2図に示すごとくルーフレールアウタ
9Aとルーフレールインナ9Bとの合わせフラン
ジ部が窓開口3のフランジ部3Aを構成し、窓開
口3の下辺部においては第3図に示すごとくフロ
ントデツキオウタ10Aとフロントデツキインナ
10Bとの合わせフランジ部が窓開口3のフラン
ジ部3Aを構成し、窓開口3の左右辺部において
は第4図に示すごとくフロントピラーアウタ7A
とフロントピラーインナ7Bとの合わせフランジ
部が窓開口3のフランジ部3Aを構成する。
ところで、窓開口3のフランジ部3Aには、全
周にわたり車室内側からフランジトリム11が取
り付けられている。このフランジトリム11は、
4分割され、窓開口3の上下辺部に取り付けられ
るフランジトリム11Aと、窓開口3の左右辺部
に取り付けられるフランジトリム11Bとで構成
される。フランジトリム11Aは、芯材を樹脂で
被覆した構造のもので、押し出し工法により作ら
れる。また、フランジトリム11Bは芯材をもた
ない樹脂成形品で作られる。
そして、これらのフランジトリム11A,11
Bはいずれも第5図に示すようなS字形のクリツ
プ12を用いて窓開口3のフランジ部3Aに取り
付けられる。この取付要領は次のとおりである。
すなわち窓開口3のフランジ部3Aには、第5図
に示すごとく、所要の間隔をあけてクリツプ挿入
部13が形成されており、クリツプ12の脚部1
2Aがこのクリツプ挿入部13に挿入されること
により窓開口3のフランジ部3Aに取り付けられ
るようになつている。ここで、クリツプ挿入部1
3は、窓開口3のフランジ部3Aを構成するイン
ナ部材9B,10B,7Bの接合フランジ部をア
ウタ部材9A,10A,7Aの接合フランジ部か
ら離れる方向へ膨出させて、形成され、クリツプ
12をクリツプ挿入部13に差し込んだ状態で、
窓開口3のフランジ部3Aにおけるガラス装着面
はクリツプ12によつて邪魔されることがない。
これによりガラスの装着に支障をきたすことはな
い。
また、フランジトリム11A,11Bはクリツ
プ12のU字形挟持部12Bに係合する係合部1
1A−1,11B−2を形成されているので、こ
の係合部11A−1,11B−2をクリツプ12
の挟持部12Bに挟み、且つ、クリツプ12の脚
部12Aをクリツプ挿入部13に差し込むことに
より、フランジトリム11A,11Bをそれぞれ
窓開口3のフランジ部3Aに取り付けることがで
きるのである。
このようにして、フロントウインドウガラス2
のまわりのトリミングを行なうことができるの
で、どのような取り付けタイプ(接着タイプやウ
エザーストリツプタイプ)の窓ガラスにも容易に
適用することができ、これにより、窓ガラスまわ
りのトリミング構造の共通化が容易となるもので
ある。これによりフルトリムタイプを採用するよ
りコストの低廉化をはかれるとともに、パーシヤ
ルトリムタイプを採用するよりトリム取付作業時
間の短縮化をはかれる。また、アウタ部材9A,
10A,7Aと窓ガラス2面との間にクリツプ1
2が存在せず、単に接着剤のみが介在するため、
窓ガラス2の取付け精度が向上する。また、クリ
ツプ挿入部13へのクリツプ12の挿入が、窓ガ
ラス2の接着面に影響を与え事がないため、フラ
ンジトリム11,11A,11Bの脱着を容易に
行なうことができ、シールも確実となる。
なお、本構造は、フロントウインドウ構造のほ
か、その他の窓構造にも同様にして適用すること
ができ、更に本構造は自動車の窓構造に限らず、
その他の乗物用の窓構造にも適用できることはい
うまでもない。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の乗物用窓構造に
よれば、簡素な構成で次のような効果ないし利点
が得られる。
(1) 窓ガラスのまわりのトリミング構造の共通化
が容易にはかれる。
(2) アウタパネルとガラス面間にクリツプが存在
せず、接着剤が介在するだけなため、ウインド
ウシールドの取付け精度が向上する。
(3) クリツプ挿入へのクリツプの挿入がガラス接
着面に影響を与えることがないため、フランジト
リムの脱着が容易となり、シールも確実となる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の一実施例としての乗物用
窓構造を示すもので、第1図はそのフランジトリ
ムの配設状態を示す模式図、第2図は第1図の
−線に沿う断面図、第3図は第1図の−線
に沿う断面図、第4図は第1図の−線に沿う
断面図、第5図はそのクリツプの窓開口縁部への
取付要領を説明するための斜視図であり、第6,
7図は一般的なワンボツクスカーを示すもので、
第6図はその側面図、第7図はその正面図であ
り、第8〜10図は従来の乗物用窓構造を示すも
ので、第8図は第7図の−線に沿う断面図、
第9図は第7図の線−線に沿う断面図、第1
0図は第7図の−線に沿う断面図であり、第
11図は従来の乗物用窓構造の他の例の腰部を示
す断面図である。 1……ワンボツクスカー、2……ガラス窓とし
てのフロントウインドウガラス(ウインドシール
ド)、3……窓開口、3A……フランジ部、5…
…インストルメントパネル、7……フロントピラ
ー、7A……フロントピラーアウタ、7B……フ
ロントプラーインナ、9A……ルーフレールアウ
タ、9B……ルーフレールインナ、10A…フロ
ントデツキアウタ、10B……フロントデツキイ
ンナ、11,11A,11B……フランジトリ
ム、11A−1,11B−1……係合部、12…
…クリツプ、12A……脚部、12B……挟持
部、13……クリツプ挿入部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乗物の窓開口に窓ガラスを装着してなる乗物用
    窓構造において、上記窓開口にフランジ部が突設
    され、同フランジ部が上記窓開口の周辺のボデイ
    側部材を構成しているアウタパネルおよびインナ
    パネルの各合わせフランジ部を接合して形成され
    るとともに、上記フランジ部に上記インナパネル
    を上記アウタパネルから離れる方向へ膨出させて
    形成された複数のクリツプ挿入部が所望間隔をあ
    けて配設され、複数個のクリツプが上記クリツプ
    挿入部に差し込まれて上記フランジ部に係止さ
    れ、フランジトリムが上記各クリツプの挟持部に
    挟持されて上記窓開口の縁部に取付けられている
    ことを特徴とする、乗物用窓構造。
JP1986088929U 1986-06-11 1986-06-11 Expired - Lifetime JPH0519254Y2 (ja)

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JP1986088929U JPH0519254Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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JP1986088929U JPH0519254Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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JPS62200056U JPS62200056U (ja) 1987-12-19
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5136760B2 (ja) * 1972-06-14 1976-10-12

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5136760U (ja) * 1974-09-12 1976-03-18

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5136760B2 (ja) * 1972-06-14 1976-10-12

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JPS62200056U (ja) 1987-12-19

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