JPH0519167A - コンパクトなズームレンズ - Google Patents

コンパクトなズームレンズ

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Publication number
JPH0519167A
JPH0519167A JP16827591A JP16827591A JPH0519167A JP H0519167 A JPH0519167 A JP H0519167A JP 16827591 A JP16827591 A JP 16827591A JP 16827591 A JP16827591 A JP 16827591A JP H0519167 A JPH0519167 A JP H0519167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens component
positive
component
object side
Prior art date
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Pending
Application number
JP16827591A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Miyamae
博 宮前
Kiichiro Ueda
喜一郎 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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Publication of JPH0519167A publication Critical patent/JPH0519167A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 8倍から10倍の高変倍比を有し、FNo1.8〜
2程度で、特に全長が画面対角線長の10倍程度のコンパ
クトなズームレンズ。 【構成】 物体側から順に正、負、正、正、正の5成分
を有するズームレンズで8倍から10倍の変倍比を有する
コンパクトなもの。特に変倍をつかさどる負の第2レン
ズ成分に高屈折率硝材を用い、屈折力を強くし変倍系を
コンパクトにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型ビデオカメラや電
子スチルカメラ用として好適な8倍から10倍の変倍比を
有するコンパクトなズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、物体側から順に正、
負、正、正、正の各レンズ成分を有し、第2の負レンズ
成分を変倍、第4の正レンズ成分を変倍に伴うレンズ位
置の補正を行うビデオカメラや電子スチルカメラ等に好
適なコンパクトなズームレンズを提案している(特願平
2-115843)。しかし該出願の実施例はいずれもその変倍
比が6倍程度であって、近年この種のズームレンズの高
変倍化への要望に応えることができなくなってきた。同
様の構成で8倍の変倍比を有するものとして、同出願人
による特願平2-192932号明細書中に記載されている実施
例5があるが、全長がやや長いという欠点がある。ま
た、10倍にもおよぶ変倍比を有する例は同様の構成では
皆無である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、小型
ビデオカメラや電子スチルカメラ用として好適であっ
て、8倍から10倍の高変倍比を有し、FNo1.8〜2程度
の明るいズームレンズであって特にレンズ系の全長が画
面対角線長の10倍程度のコンパクトなズームレンズを提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は基本的には、物体側から順に、変倍時に固定
の正の第1レンズ成分、変倍のために可動の第2レンズ
成分、変倍時に固定の第3レンズ成分、変倍に伴う像面
位置の変化を補正する正の第4レンズ成分、変倍時に固
定の正の第5レンズ成分を有し、第2レンズ成分は、物
体側から順に像側に凹面を向けた負のメニスカス単レン
ズと、両凹単レンズと物体側に強い面を向けた正の単レ
ンズからなる負のはりあわせダブレットとからなる2群
3枚構成であって、以下の各条件を満たすことを特徴と
するコンパクトなズームレンズ。
【0005】
【数4】
【0006】
【数5】
【0007】
【数6】
【0008】但し、fw :全系の広角端での合成焦点距
離 f2 :第2レンズ成分の合成焦点距離 f3 :第3レンズ成分の合成焦点距離 n2-:第2レンズ成分中2枚の負レンズの屈折率の平均
値 である。
【0009】本発明は更に具体的には、第1レンズ成分
は、物体側から順に像側に凹面を向けた負のメニスカス
単レンズと物体側に強い面を向けた正レンズからなるダ
ブレットと物体側に凸を向けた正のメニスカス単レンズ
から構成され、第3レンズ成分は、少なくとも1枚の正
レンズから構成され、第3レンズ成分の少なくとも1面
は非球面であり、第3レンズ群から射出する軸に光束は
広角端でほぼアフォーカルに近いことが望ましい形態で
ある。
【0010】第4レンズ成分は、少なくとも負のメニス
カス単レンズと正の単レンズからなる1組のダブレット
を含み、第5レンズ成分は、1枚の物体側に凸面を有す
る正のメニスカス単レンズから構成され少なくとも1面
は非球面であって、以下の条件を満足する。
【0011】
【数7】
【0012】
【数8】
【0013】
【数9】
【0014】但し、f1、f4はそれぞれ第1、第4レン
ズ成分の合成焦点距離 ν3+は第3レンズ成分の正レンズのアッベ数の平均値 ν2-は第2レンズ成分中の負レンズのアッベ数の平均値 ν2+は第2レンズ成分中の正レンズのアッベ数
【0015】
【作用】本発明は、従来のこの種のズームレンズにくら
べ、変倍をつかさどる負の屈折力の第2レンズ成分の屈
折力を変倍比の割に強くとり変倍系の大きさを縮めた。
条件(1)の上限をこえると変倍に伴う第2レンズ成分
の移動量が増大しズーム系が長くなる。下限をこえると
コンパクト性には有利だが、2群3枚という第2レンズ
成分の簡素な構成をもってしては変倍に伴う諸収差特に
歪曲収差、コマ収差、倍率色収差等の非対称収差の変動
が大になり、とりわけ、本発明の構成をもっては広角端
における負の歪曲収差が補正できない。
【0016】条件(2)は条件(1)を補なう条件で、
この条件をはずれると本発明の目的に沿った全長を確保
しようとして第2レンズ成分の屈折力を増大させたとき
全系のPetzval和が負の方向に偏移し、特に広角端でサ
ジタル像面がオーバーになりすぎる。本発明では8倍〜
10倍という高変倍にわたって第4レンズ成分が変倍に伴
なう焦点位置の補正の為に移動するが、この時第4レン
ズ成分を通過する軸上光束の高さが変化しすぎると変倍
に伴なう球面収差の変化が著しくなる。この為第3レン
ズ成分より射出した軸上光束が広角端でほぼアフォーカ
ルになる様に構成している。このような構成のもとで、
(3)が下限をこえると(1)の条件のもとで第1レン
ズ成分の屈折力が強くなり、これに応じて第4レンズ成
分が望遠端で大きく像側に移動し固定の第5レンズ成分
と干渉することになる。
【0017】下限をこえると第1レンズ成分の屈折力が
弱くなり所定の焦点距離範囲を維持するためには相対的
に第4レンズ成分の屈折力を強くせざるを得ず、第4レ
ンズ成分以降の系に対する画角が大となり、前玉径が増
大する。第3レンズ成分に非球面を用いることは、全系
にわたる球面収差の補正に極めて効果がある。
【0018】条件(4)は、条件(3)をおぎない、全
長と前玉径のバランスをとる条件であって、条件(4)
が上限をこえると前玉径が大きくなり下限をこえると前
玉径は小さくできるが、第4レンズ成分を通過する軸上
光束の巾が広くなり、本発明の構成をもって第4レンズ
成分において発生する変倍に伴なう球面収差,コマ収差
の変動をおさえることができない。
【0019】条件(5)は少なくとも1枚の正レンズと
いう簡素な構成で全変倍域での軸上色収差を良好に補正
するための条件であって、この条件がみたされていない
場合、アンダーの軸上色収差が特に広角端で残留する。
【0020】条件(6)の下限をこえると第2レンズ成
分の変倍による色収差の変化を小さくする為に、第2レ
ンズ成分の負レンズ、正レンズの屈折力を強くすること
が必要となる。しかし、第2レンズ成分の屈折力を強く
すると変倍による球面収差,コマ収差,非点収差の変化
を小さくすることが困難となる。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例を示す。実施例中非球面
係数の定義は以下のとおりである。
【0022】
【数10】
【0023】但し、 x:非球面の頂点を原点とし、光軸に沿って物体側から
像側に向かう座標 h:非球面の頂点を原点とし、光軸に垂直な座標 c:非球面の近軸曲率 を表す。
【0024】なお、表中の各記号は、Rは各屈折面の曲
率半径、Dは屈折面間隔、nはレンズ材料の屈折率、ν
dは同じくアッベ数、fはレンズ全系の焦点距離、2ω
は画角、FはFナンバー、fbはバックフォーカスを示
す。
【0025】(実施例1)図1に示すレンズ構成を有し
たもので、下記の表1,表2のレンズ数値をとる。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】図3,図4,図5は実施例1の収差図を示
すもので、図3はf=6.2における収差図、図4はf=1
6.95における収差図、図5はf=47.2における収差図で
ある。
【0029】(実施例2)図1に示すレンズ構成を有し
たもので、下記の表3,表4の数値をとる。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】図6,図7,図8は実施例2の収差図を示
すもので、図6はf=5.65における収差図、図7はf=
18.37における収差図、図8はf=54.1における収差図
である。
【0033】(実施例3)図2に示すレンズ構成を有し
たもので、下記の表5,表6のレンズ数値をとる。
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】図9,図10,図11は実施例3の収差図を示
すもので、図9はf=5.6における収差図、図10はf=1
7.85における収差図、図11はf=54.33における収差図
である。
【0037】
【発明の効果】本発明のコンパクトなズームレンズは、
実施例1ないし3に示されるごとく、8倍から10倍の高
変倍比を有し、FNo1.8〜2倍程度の明るく、そしてコ
ンパクトなズームレンズを得ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、実施例2のレンズ構成を示
す断面図である。
【図2】本発明の実施例3のレンズ構成を示す断面図で
ある。
【図3】実施例1のf=6.2における収差図である。
【図4】実施例1のf=16.95における収差図である。
【図5】実施例1のf=47.2における収差図である。
【図6】実施例2のf=5.65における収差図である。
【図7】実施例2のf=18.37における収差図である。
【図8】実施例2のf=54.1における収差図である。
【図9】実施例3のf=5.6における収差図である。
【図10】実施例3のf=17.85における収差図であ
る。
【図11】実施例3のf=54.33における収差図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 物体側から順に、変倍時に固定の正の第
    1レンズ成分、変倍のために可動の第2レンズ成分、変
    倍時に固定の第3レンズ成分、変倍に伴う像面位置の変
    化を補正する正の第4レンズ成分、変倍時に固定の正の
    第5レンズ成分を有し、第2レンズ成分は、物体側から
    順に像側に凹面を向けた負のメニスカス単レンズと、両
    凹単レンズと物体側に強い面を向けた正の単レンズから
    なる負のはりあわせダブレットとからなる2群3枚構成
    であって、以下の各条件を満たすことを特徴とするコン
    パクトなズームレンズ。 【数1】 【数2】 【数3】 但し、fw :全系の広角端での合成焦点距離 f2 :第2レンズ成分の合成焦点距離 f3 :第3レンズ成分の合成焦点距離 n2-:第2レンズ成分中2枚の負レンズの屈折率の平均
JP16827591A 1991-07-09 1991-07-09 コンパクトなズームレンズ Pending JPH0519167A (ja)

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JP16827591A JPH0519167A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 コンパクトなズームレンズ

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ID=15865001

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JP (1) JPH0519167A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7113346B1 (en) 2005-05-10 2006-09-26 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. Variable magnification optical system
JP2007248952A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Olympus Imaging Corp 屈曲変倍光学系
JP2007256656A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Nitto Kogaku Kk ズームレンズシステム

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US7113346B1 (en) 2005-05-10 2006-09-26 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. Variable magnification optical system
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