JPH05190817A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH05190817A
JPH05190817A JP4189580A JP18958092A JPH05190817A JP H05190817 A JPH05190817 A JP H05190817A JP 4189580 A JP4189580 A JP 4189580A JP 18958092 A JP18958092 A JP 18958092A JP H05190817 A JPH05190817 A JP H05190817A
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gate
gate electrode
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順一 鹿谷
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亨 筬島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスタスライス型半導体集積回路や、複合化
LSI等、基本セルを搭載してなる半導体集積回路に関
し、論理ユニットセルの配置及び配線チャネル領域の選
択について、高い自由度を確保し、かつ、論理ユニット
セルや、RAMセルや、ROMセル等を作成する場合の
基本セルの使用効率を高くすると共に、基本セル領域の
トランジスタのチャネル幅を小さくして、高集積化を図
る。 【構成】 第1の方向に並ぶ第1のトランジスタ(6
1)と第2のトランジスタ(62)とを有し、第1およ
び第2のトランジスタはそれぞれ第1の方向に直交する
第2の方向に延びる第1および第2のゲート電極(4
7,48)を有し、第1のゲート電極(47)に第1の
方向に並ぶ2つのゲートコンタクト(55,56)が可
能な第1の部分(50)を設け、第2のゲート電極(4
8)に第1の方向に並ぶ2つのゲートコンタクト(5
9,60)が可能な第2の部分(54)を設けた構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基本セル(basic cel
l)を規則的に配列してなる、いわゆるマスタスライス
型半導体集積回路(ゲートアレイ)や、基本セルをスタ
ンダードセルや、CPUコアや、アナログ回路等と混載
してなる、いわゆる複合化LSI等、基本セルを搭載し
て構成される半導体集積回路に関する。
【0002】例えば、マスタスライス型半導体集積回路
は、チップ周辺部に設けられた入出力せる領域を除いた
チップ中央部に基本セルを配列して構成されるが、この
基本セルの配置について、以前は、基本セル配置領域と
配線チャネル領域とを分離した、いわゆる配線チャネル
方式が主流であった。
【0003】しかし、近年では、ゲート数の増加を図る
ため、チップ中央部全面に基本セルを敷き詰めてなる、
いわゆるゲート敷き詰め型のマスタスライス型半導体集
積回路(COS[sea of gate ])が主流になってきて
いる。
【0004】そして、また、かかるゲート敷き詰め型の
マスタスライス型半導体集積回路においては、インバー
タや、NAND回路等の論理ユニットセルと共に、RA
Mや、ROM等、大規模なマクロセルを搭載することが
要求されている。
【0005】このことから、ゲート敷き詰め型のマスタ
スライス型半導体集積回路に搭載すべき基本セルは、論
理ユニットセルのほか、RAMセルや、ROMセルを構
成しやすい構造であることが必要とされる。
【0006】
【従来の技術】従来、マスタスライス型半導体集積回路
に搭載される基本セルとして、図41や、図42にその
平面図を示すようなものが提案されている。
【0007】図41において、1〜3はN+ 拡散層、4
〜6はP+ 拡散層、7〜10はポリシリコンからなるゲ
ート電極であり、この基本セルにおいては、N+ 拡散層
1,2とゲート電極7とでnMOS11が構成され、N
+ 拡散層2,3とゲート電極8とでnMOS12が構成
されている。また、P+ 拡散層4,5とゲート電極9と
でpMOS13が構成され、P+ 拡散層5,6とゲート
電極10とでpMOS14が構成されているまた、図4
2(例えば米国特許第5,053,993号公報参照)
において、15〜23はN+ 拡散層、24〜26はP+
拡散層、27〜30はポリシリコンからなるゲート電極
であり、この基本セルにおいては、N+ 拡散層15,1
6とゲート電極27とでnMOS31が構成され、N+
拡散層16,17とゲート電極28とでnMOS32が
構成されている。また、P+ 拡散層24,25とゲート
電極27とでpMOS33が構成され、P+ 拡散層2
5,26とゲート電極28とでpMOS34が構成され
ている。
【0008】また、N+ 拡散層18,19とゲート電極
29とでnMOS35が構成され、N+ 拡散層19,2
0とゲート電極30とでnMOS36が構成され、N+
拡散層21,22とゲート電極29とでnMOS37が
構成され、N+ 拡散層22,23とゲート電極30とで
nMOS38が構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図41に示す基本セル
を配列してなるマスタスライス型半導体集積回路におい
ては、後に詳述するように、論理ユニットセルの配置
と、配線チャネル領域の確保については自由度が大きい
が、RAMセル、ROMセルが作成しにくいという問題
点があった。
【0010】また、図42に示す基本セルを配列してな
るマスタスライス型半導体集積回路においては、RAM
セルは作りやすいが、横長又は縦長の基本セルになるた
め、基本セルの配置ピッチが大きくなり、論理ユニット
セルの配置と、配線チャネル領域の確保の自由度が小さ
くなるという問題点があった。
【0011】また、図42に示す基本セルを配列してな
るマスタスライス型半導体集積回路においては、1ポー
トRAMを構成する場合、基本セルを効率良く使用する
ことができるが、2ポートRMAや、3ポートRAMを
作成する場合には、使用されないゲートが多く生じてし
まい、基本セルの効率的使用を図ることができないとい
う問題点があった。
【0012】以上のような問題点は、図41や、図42
に示す基本セルをスタンダードセルや、CPUコアや、
アナログ回路等と混載してなる複合化LSIにおいても
同様にして存在していた。
【0013】本発明は、かかる点に鑑み、論理ユニット
セル配置の自由度及び配線チャネル領域選択の自由度が
高く、かつ、論理ユニットセルや、RAMセルや、RO
Mセル等を作成する場合の基本セルの使用効率を高くす
ると共に、基本セル領域のトランジスタのチャネル幅を
小さくし、高集積化を図ることができるようにした半導
体集積回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、本発明による半導体集積回路に備えている基
本セルを構成するMOS形成部の平面構造を示してい
る。
【0015】図中、39〜41はY方向に設定されてい
る配線ピッチでY方向と直交するX方向に延びる配線
路、42,43はX方向に設定されている配線ピッチの
整数倍の間隔でY方向に延びる配線路である。
【0016】また、44〜46はドレイン又はソースと
して使用される不純物拡散層であり、これら不純物拡散
層44〜46は、それぞれ、配線路39〜41の下方の
基板領域に、Y方向に並設さている。
【0017】また、47,48はゲート電極であり、ゲ
ート電極47は、幅狭部49と、第1の幅広部50と、
第2の幅広部51とを有する構成とされており、ゲート
電極48も、幅狭部52と、第1の幅広部53と、第2
の幅広部54とを有する構成とされている。
【0018】ここに、ゲート電極47においては、幅狭
部49は、不純物拡散層44と不純物拡散層45との間
の基板領域(チャネル領域)の上方を含んでX方向に延
びる構成とされている。
【0019】また、第1の幅広部50は、幅狭部49の
左端に接続され、平面上、不純物拡散層44,45の左
端外側に位置し、配線路39と配線路42との交差部分
の下方及び配線路40と配線路42との交差部分の下方
に、それぞれ、ゲートコンタクト領域55,56を有す
る構成とされている。
【0020】また、第2の幅広部51は、幅狭部49の
右端に接続され、平面上、不純物拡散層44の右端外側
に位置し、配線路39と配線路43との交差部分の下方
にゲートコンタクト領域57を有する構成とされてい
る。
【0021】また、ゲート電極48においては、幅狭部
52は、不純物拡散層45と不純物拡散層46との間の
基板領域(チャネル領域)の上方を含んでX方向に延び
る構成とされている。
【0022】また、第1の幅広部53は、幅狭部52の
左端に接続され、平面上、不純物拡散層46の左端外側
に位置し、配線路41と配線路42との交差部分の下方
にゲートコンタクト領域58を有する構成とされてい
る。
【0023】また、第2の幅広部54は、幅狭部52の
右端に接続され、平面上、不純物拡散層45,46の右
端外側に位置し、配線路40と配線路43との交差部分
の下方及び配線路41と配線路43との交差部分の下方
に、それぞれ、ゲートコンタクト領域59,60を有す
る構成とされている。
【0024】
【作用】本発明においては、不純物拡散層44,45と
ゲート電極47とでMOS61が構成され、不純物拡散
層45,46とゲート電極48とでMOS62が構成さ
れる。例えば、不純物拡散層44,45,46をN+
散層とする場合には、MOS61,62はnMOSとな
り、不純物拡散層44,45,46をP+ 拡散層とする
場合には、MOS61,62はpMOSとなる。
【0025】また、図1に示すMOS形成部をnMOS
形成部及びpMOS形成部としてX方向に2個配列させ
て、これをX方向の幅とする基本セルを構成する場合に
は、論理ユニットセル及び配線チャネル領域の最小幅を
基本セル1個分の幅とすることができる。したがって、
論理ユニットセルの配置及び配線チャネル領域の選択に
つき、高い自由度を確保することができる。
【0026】また、本発明においては、ゲート電極47
は、その第1の幅広部50にY方向に並ぶ2個のゲート
コンタクト領域55,56を設け、ゲート電極48は、
その第2の幅広部54にY歩行に並ぶ2個のゲートコン
タクト領域59,60を設けている。
【0027】この結果、前述のように、図1に示すMO
S形成部をnMOS形成部及びpMOS形成部として2
個配列させて、これをX方向の幅とする基本セルを構成
する場合には、ゲートコンタクト領域の上方、かつ、配
線層中、下層から数えて第2層目に、Y方向に延びる電
源配線を形成することができ、基本セル領域のトランジ
スタの上方に電源配線を形成しないで済む。
【0028】したがって、本発明によれば、基本セル領
域のトランジスタのチャネル幅を小さくし、高集積化を
図ることができると共に、論理ユニットセル、RAMセ
ル、ROMセルを作成する場合の基本セルの使用効率を
高くして、高集積化を図ることができる。
【0029】
【実施例】まず、図1の構成の利点と、図41の構成の
欠点について、説明する。
【0030】図1の構成を用いて、例えはコンプリメン
タリMOSトランジスタを構成できる。図2(A)は図
1の構成を2つ用いたCMOSトランジスタ領域を示し
ている。なお、ここでは図1の構成(トランジスタ領
域)は200の参照番号で示される。2つのトランジス
タ領域200は、Y方向に対称に配列されている。一方
のトランジスタ領域200はP形であり、他方のトラン
ジスタ領域200はN形である。図中、“+”で示す部
分は、例えばCADシステムで用いられるグリッドに相
当する。図2(A)の各トランジスタ領域200はX方
向に5つのグリッド(5つの配線チャネルに相当する)
と、Y方向に3つのグリッド(3つの配線チャネルに相
当する)とを有する。これらのトランジスタ領域200
に対し、例えば、図4(A)の論理回路を形成するため
の配線が施される。図4(A)の論理回路は、2つのC
MOSインバータが並列に接続されている。
【0031】図2(A)において、太い実線は第1層配
線を示し、ハッチングが施された太い線は第2層配線を
示す。記号“●”は、第1層配線とバルクとのコンタク
トを示し、記号“■”は第1層配線と第2層配線とのコ
ンタクトを示す。配線210は、4つのゲートコンタク
トを介して4つのゲート電極とコンタクトし、図4
(A)の論理回路の入力端子を構成している。配線21
2は3つのコンタクト領域の1つを介して左側のトラン
ジスタ領域200の中央の拡散層にコンタクトし、3つ
のコンタクト領域の1つを介して右側のトランジスタ領
域200の中央の拡散層にコンタクトしている。配線2
12は図4(A)の論理回路の出力端子を形成してい
る。電位VSSの電源線214は第2層にあり、X方向
に延びている。同様に、電位VDDの電源線216は第
2層にあり、X方向に延びている。複数の基板コンタク
ト層222はX方向に延びている。電位VDDは、電位
VSSよりも高い。各基板コンタクト層222は3つの
グリッドに相当する長さを有する。電源線214は1つ
の基板コンタクト層222とコンタクトし、電源線21
6は別の基板コンタクト層222とコンタクトしてい
る。Y方向に延びる配線218は左側のトランジスタ領
域200の中央の拡散層以外の2つの拡散層にコンタク
トしている。更に、配線218は第2層電源線216に
接続されている。Y方向に延びる配線220は右側のト
ランジスタ領域200の中央の拡散層以外の2つの拡散
層にコンタクトしている。更に、配線220は第2層電
源線214に接続されている。
【0032】図3(A)は、2つの従来のトランジスタ
領域300を有するCMOS領域を示す。従来のトラン
ジスタ領域300の各々は、図41の構成を有する。図
4(A)の論理回路を形成するために、以下に述べる配
線が施されている。配線310は4つのゲートコンタク
トを介して4つのゲート電極にコンタクトし、論理回路
の入力端子を形成している。配線312は2つのトラン
ジスタ領域300の中央に拡散層にコンタクトしてい
る。電源線314と316が図示するように設けられて
いる。また、配線318と320が前述の配線218と
220のように、設けられている。電源線314と31
6が基板コンタクト層322上に延びている。
【0033】図2(A)の構成は図3(A)の構成にく
らべ、以下の点で優れている。Y方向において、図2
(A)のゲートコンタクト用配線210は2グリッドに
相当する長さを有している。他方、図3(A)の対応す
る配線310は3グリッドに相当する長さを持ってい
る。従って、図2(A)の構成は図3(A)の構成に比
べ、他の配線の自由度が高い。例えば、図2(A)に示
すように、図4(A)の論理回路の出力端子を形成する
配線212をトランジスタ領域200のゲート電極(幅
広部分)上に延ばすことができる。他方、図3(A)の
構成では、配線310があるために、トランジスタ領域
300のゲート電極上に配線312を設けることができ
ない。配線312は電源線314の下を通る。
【0034】図2(A)において、もし、X方向に延び
る配線212とこの上を通る配線とをグリッドG1また
はG2でコンタクトさせる必要があるとき、このような
コンタクトはコンタクトが重なることなく形成できる。
同一グリッド位置でのコンタクトの重なりは技術的には
可能であるが、製造コストの増加につながる。従って、
通常は、コンタクトの重なりは好まれない。他方、図3
(A)において、X方向に延びる配線312とこの上を
とおる配線とをグリッドG1またはG2でコンタクトさ
せる場合には、コンタクトの重なりが起こる。グリッド
G1とG2は配線312とのコンタクトですでに用いら
れている。
【0035】図2(B)は、本発明によるトランジスタ
領域200を2つ用いて形成したCMOS領域におい
て、図4(B)の論理回路を形成するための配線を施し
た構成を示す。図4(B)の論理回路は2つのカスケー
ド接続されたCMOSインバータを有する。なお、図2
(B)中、図2(A)と同一の部材には同一の参照番号
を付してある。配線224は1段目のCMOSインバー
タ中の2つのゲートを相互に接続し、図4(B)の論理
回路の入力端子を構成する。配線226は2段目のCM
OSインバータのトランジスタのゲートを相互に接続す
るとともに、1段目のインバータのトランジスタのドレ
インを相互に接続する。配線228は、2段目のインバ
ータのトランジスタのドレインを相互に接続し、論理回
路の出力端子を構成する。
【0036】図3(B)は、従来のトランジスタ領域を
2つ用いて、図4(B)の論理回路を構成する場合を示
す。図3(B)中、図2(B)と同一の部材には同一の
参照番号を付してある。配線層324は1段目のCMO
Sインバータ中の2つのゲートを相互に接続し、図4
(B)の論理回路の入力端子を構成する。配線326は
2段目のCMOSインバータのトランジスタのゲートを
相互に接続するとともに、1段目のインバータのトラン
ジスタのドレインを相互に接続する。配線328は、2
段目のインバータのトランジスタのドレインを相互に接
続し、論理回路の出力端子を構成する。
【0037】図2(B)の構成は図2(A)と同一の利
点を有し、図3(B)の構成は図3(A)の構成と同一
の欠点を有している。すなわち、配線226はY方向に
2グリッドに相当する長さを有し、他方配線336はY
方向に3グリッドに相当する長さを有している。配線2
18はグリッドG1とG2上を通るが、配線318は電
源線314の下を通る。図2(B)において、コンタク
トの重なりを生ずることなく、グリッドG1またはG2
で図示しない第2層配線を第1層配線228とコンタク
トさせることができる。これに対し、図3(B)の場合
には、グリッドの重なりなくしては、グリッドG1また
はG2で図示しない第2層配線と第1層配線328とを
コンタクトさせることができない。
【0038】図2(B)の構成は更に以下の利点を有
し、図3(B)の構成は別の欠点を有する。図3(B)
において、図示しない第2層配線をコンタクトの重なり
なく配線328にコンタクトさせる必要があるとき、配
線328を延長させて、例えばグリッドG3でコンタク
トをとる必要がある。グリッドG3でこのようなコンタ
クトがとられた場合、グリッドG3上を通りかつY方向
に延びる別の第1層配線を設けることはもはやできな
い。この点を考慮して、通常は、各拡散層は4グリッド
分の長さを持つように設計される。このようにすること
で、配線328をグリッドG3でコンタクトさせても、
第4のグリッド上をY方向に延びる別の第1層配線を設
けることができる。しかしながら、これでは配線のレイ
アウトの自由度は非常に小さい。また、拡散層は4グリ
ッド分の長さが必要であるから、小型化に適したもので
はない。
【0039】他方、図2(B)において、図示しない第
2層配線をコンタクトの重なりなく配線228にコンタ
クトさせる必要があるとき、コンタクトの重なりなく、
グリッドG1またはG2でコンタクト可能である。従っ
て、グリッドG3上を通ってY方向に延びる第2層配線
を簡単に設けることができる。すなわち、拡散層の長さ
を4グリッドにする必要がない。
【0040】なお、図2(A)および(B)において、
各ゲート電極の屈曲部分250は、隣接するゲート電極
間の距離をほぼ一定に保つために設けられている。図1
の構成を複数組み合せることで、以下に説明する基本セ
ルを構成することができる。以下、図5〜図42を参照
して、本発明の各種実施例につき説明するが、本発明
は、これら実施例に限定されるものではない。
【0041】第1実施例・・図5 図5は本発明の第1実施例の全体を示す平面図であり、
図中、63はチップ本体、64は入出力セル、65は基
本セル領域、66は基本セルである。即ち、この第1実
施例は、本発明をマスタスライス型半導体集積回路に適
用したものであり、例えば、図6に示すような半導体集
積回路を構成する場合に使用される。
【0042】図中、67はX方向の幅を基本セル1個分
の幅で構成されている論理ユニットセル、68はX方向
の幅を基本セル2個分の幅で構成されている論理ユニッ
トセルである。
【0043】また、69はX方向の幅を基本セル1個分
の幅で構成されている配線チャネル領域、70はX方向
の幅を基本セル2個分の幅で構成されている配線チャネ
ル領域、71は配線チャネル領域を設けないで配列させ
た論理ユニットセル、72A,72B,72CはRAM
ブロック、73はROMブロックである。
【0044】また、図7は基本セル領域65の一部を示
す平面図であり、この第1実施例においては、基本セル
66は、構造の異なる2種類のCMOS形成部74,7
5をY方向に並設して構成されている。なお、78は基
板コンタクト領域である。
【0045】ここに、図8はCMOS形成部74の部分
を示す平面図であり、このCMOS形成部74は、X方
向に並設されたnMOS形成部79とpMOS形成部8
0とで構成されている。なお、81〜83は配線ピッチ
間隔で横方向に延びる配線路、84〜93は配線ピッチ
間隔でY方向に延びる配線路である。
【0046】ここに、nMOS形成部79において、9
4〜96はN+ 拡散層であり、これらN+ 拡散層94〜
96は、それぞれ、配線路81〜83の下方の基板領域
にY方向に並設されている。また、97はコンタクト領
域である。
【0047】また、98,99はポリシリコンからなる
ゲート電極であり、ゲート電極98は、幅狭部100
と、第1の幅広部101と、第2の幅広部102とを備
えて構成されており、ゲート電極99も、幅狭部103
と、第1の幅広部104と、第2の幅広部105とを備
えて構成されている。
【0048】ここに、ゲート電極98においては、その
幅狭部100は、N+ 拡散層94とN+ 拡散層95との
間のチャネル領域の上方を含んでX方向に延びる構成と
されている。
【0049】また、第1の幅広部101は、幅狭部10
0の左端に接続され、平面上、N+ 拡散層94,95の
左端外側に位置し、配線路81と配線路84との交差部
分の下方及び配線路82と配線路84との交差部分の下
方に、それぞれ、ゲートコンタクト領域106,107
を有する構成とされている。
【0050】また、第2の幅広部102は、幅狭部10
0の右端に接続され、平面上、N+ 拡散層94の右端外
側に位置し、配線路81と配線路88との交差部分の下
方にゲートコンタクト領域108を有する構成とされて
いる。
【0051】また、ゲート電極99においては、その幅
狭部103は、N+ 拡散層95とN + 拡散層96との間
のチャネル領域の上方を含んでX方向に延びる構成とさ
れている。
【0052】また、第1の幅広部104は、幅狭部10
3の左端に接続され、平面上、N+ 拡散層96の左端外
側に位置し、配線路83と配線路84との交差部分の下
方にゲートコンタクト領域109を有する構成とされて
いる。
【0053】また、第2の幅広部105は、幅狭部10
3の右端に接続され、平面上、N+ 拡散層95,96の
右端外側に位置し、配線路82と配線路88との交差部
分の下方及び配線路83と配線路88との交差部分の下
方に、それぞれ、ゲートコンタクト領域110,111
を有する構成とされている。
【0054】また、pMOS形成部80において、11
2〜114はP+ 拡散層であり、これらP+ 拡散層11
2〜114は、それぞれ、配線路81〜83の下方の基
板領域にY方向に並設されている。なお、115はコン
タクト領域を示している。
【0055】また、116,117はゲート電極であ
り、ゲート電極116は、幅狭部118と、第1の幅広
部119と、第2の幅広部120とを有して構成されて
おり、ゲート電極117も、幅狭部121と、第1の幅
広部122と、第2の幅広部123とを有して構成され
ている。
【0056】ここに、ゲート電極116にといては、幅
狭部118は、P+ 拡散層112とP+ 拡散層113と
の間のチャネル領域の上方を含んでX方向に延びる構成
とされている。
【0057】また、第1の幅広部119は、幅狭部11
8の左端に接続され、平面上、P+ 拡散層112の左端
外側に位置し、配線路81と配線路89との交差部分の
下方にゲートコンタクト領域124を有する構成とされ
ている。
【0058】また、第2の幅広部120は、幅狭部11
8の右端に接続され、平面上、P+ 拡散層112,11
3の右端外側に位置し、配線路81と配線路93との交
差部分の下方及び配線路82と配線路93との交差部分
の下方に、それぞれ、ゲートコンタクト領域125,1
26を有する構成とされている。
【0059】また、ゲート電極117においては、幅狭
部121は、P+ 拡散層113とP + 拡散層114との
間のチャネル領域の上方を含み、X方向に延びる構成と
されている。
【0060】また、第1の幅広部122は、幅狭部12
1の左端に接続され、平面上、P+ 拡散層113,11
4の左端外側に位置し、配線路82と配線路89との交
差部分の下方及び配線路83と配線路89との交差部分
の下方に、それぞれ、ゲートコンタクト領域127,1
28を有する構成とされている。
【0061】また、第2の幅広部123は、幅狭部12
1の右端に接続され、平面上、P+ 拡散層114の右端
外側に位置し、配線路83と配線路93との交差部分の
下方にゲートコンタクト領域129を有する構成とされ
ている。
【0062】このように構成されたCMOS形成部74
においては、N+ 拡散層94,95とゲート電極98と
でnMOS130が構成され、N+ 拡散層95,96と
ゲート電極99とでnMOS131が構成される。
【0063】また、P+ 拡散層112,113とゲート
電極116とでpMOS132が構成され、P+ 拡散層
113,114とゲート電極117とでpMOS133
が構成される。図9は、このCMOS形成部74の等価
回路図である。なお、CMOS形成部75は、CMOS
形成部74をX軸を基準に反転させた構造とされてい
る。
【0064】また、図10は図7のA−A線に沿った断
面図、図11は図7のB−B線に沿った断面図、図12
は図7のC−C線に沿った断面図、図13は図7のD−
D線に沿った断面図である。但し、ゲート酸化膜は図示
を省略している。なお、134はP型シリコン基板、1
35はN- ウエルである。
【0065】このように構成された基本セル66は、例
えば、図14に示すように使用することができる。図1
4Aは基本セル66のX方向の並びを示しており、図1
4B及び図14Cは論理ユニットセルと配線チャネルと
を配列させた例、図14DはRAMセルを配列させた
例、図14EはROMセルを配列させた例である。
【0066】即ち、この第1実施例においては、論理ユ
ニットセル及び配線チャネル領域の最小幅を基本セル1
個分の幅とすることができる。したがって、論理ユニッ
トセルの配置及び配線チャネル領域の選択につき、高い
自由度を確保することができる。また、RAMセル、R
OMセルについても、その幅を基本セル1個分の幅とし
て構成することができる。
【0067】ここに、例えば、図15にその回路図を示
すようなインバータは、図16にその平面図を示すよう
に構成することができる。図中、136,137はpM
OS、138,139はnMOSである。
【0068】なお、散点を付した配線は第1層アルミ配
線、右上がりの斜線を付した配線は第2層アルミ配線、
黒丸(●)はバルク又はゲート電極と第1層アルミ配線
とのコンタクトホール、黒で塗りつぶした正方形(■)
は第1層アルミ配線と第2層アルミ配線とのコンタクト
ホール、点(・)はレイアウト上のグリッドである(以
下、同様)。
【0069】また、図17にその回路図を示すような2
入力のNAND回路は、図18にその平面図を示すよう
に構成することができる。図中、140,141はpM
OS、142,143はnMOSである。
【0070】また、図19にその回路図を示すようなN
OR回路は、図20にその平面図を示すように構成する
ことができる。図中、144,145はpMOS、14
6,147はnMOSである。
【0071】また、図21にその回路図を示すような1
ポートRAMセルは、図22にその平面図を示すように
構成することができる。図中、WLはワード線、BL,
BLバーはビット線である。
【0072】また、148,149は転送ゲートをなす
nMOS、150は記憶素子を構成するフリップフロッ
プ、151,152はフリップフロップ150を構成す
るpMOS、153,154は同じくフリップフロップ
150を構成するnMOSである。
【0073】また、図23にその回路図を示すような2
ポートRAMセルは、図24にその平面図を示すように
構成することができる。図中、WL1は第1ポートのワ
ード線、BL1,BL1バーは第1ポートのビット線、
WL2は第2ポートのワード線、BL2,BL2バーは
第2ポートのビット線である。
【0074】また、155,156はワード線WL1に
よって選択される第1ポートの転送ゲートをなすnMO
S、157は記憶素子を構成するフリップフロップ、1
58,159はフリップフロップ157を構成するpM
OS:160,161は同じくフリップフロップ157
を構成するnMOSである。
【0075】また、162,163はワード線WL2に
よって選択される第2ポートの転送ゲートをなすnMO
S、164,165はバッファをなすインバータ、16
6はインバータ164を構成するpMOS、167は同
じくインバータ164を構成するnMOS:168はイ
ンバータ165で構成するpMOS、169は同じくイ
ンバータ165を構成するnMOSである。
【0076】また、図25にその回路図を示すようなR
OMは、図26にその平面図を示すように構成すること
ができる。図中、WLn,WLpはワード線、BL1〜
BL4はビット線、170〜173は記憶素子をなすn
MOS、174〜177は記憶素子をなすpMOSであ
る。また、右下がりの斜線を付した配線は第3層アルミ
配線、黒で塗りつぶした菱形(◆)は第2層アルミ配線
と第3層アルミ配線とのコンタクトホールである。
【0077】なお、このROMでは、nMOS170〜
173のドレインをそれぞれビット線BL1〜BL4に
接続するか否かによってnMOS170〜173の部分
のプログラムを行うことができ、また、pMOS174
〜177のドレインをビット線BL1〜BL4に接続す
るか否かによってpMOS174〜177の部分のプロ
グラムを行うことができる。
【0078】ここに、1ポートRAMセルを構成する場
合には、図22に示すように、また、2ポートRAMセ
ルを構成する場合には、図24に示すように、pMOS
形成部80の一部のトランジスタを除いて殆どのトラン
ジスタを利用することができる。図示を省略するが、3
ポートRAMセルを構成する場合にも同様である。ま
た、ROMセルを構成する場合は、図23に示すよう
に、基本セル66のトランジスタを全て使用することが
できる。
【0079】即ち、この第1実施例によれば、基本セル
を効率良く使用して論理ユニットセル、RAMセル、R
OMセルを作成することができる。
【0080】また、この第1実施例によれば、電源配線
をゲートコンタクト領域上をY方向に延びる第2層アル
ミ配線で構成することができる。即ち、基本セル領域の
トランジスタ上に電源配線を配する必要がない。この結
果、ドレイン、ソースと第1層配線とのコンタクト領域
を効率的に使用することができるので、基本セルのトラ
ンジスタのチャネル幅を小さくすることができる。
【0081】以上のように、この第1実施例によれば、
基本セル66を図4に示す構成としたことにより、論理
ユニットセルの配置及び配線チャネル領域の選択につ
き、高い自由度を確保でき、かつ、論理ユニットセル、
RAMセル、ROMセルを作成する場合の基本セルの使
用効率を高くすると共に、基本セル領域65のトランジ
スタのチャネル幅を小さくして、高集積化を図ることが
できる。
【0082】図27は、CMOSトランジスタ領域の導
電性と電源線との第1の関係を示す図である。図中、7
4と75はCMOS形成部である。図の左側の基本セル
66の拡散層は、その左側から右側に順にN+ 及びP+
の導電型を有している。図の右側の基本セル66の拡散
層は、その左側から右側に順にP+ およびN+ の導電型
を有している。即ち、左側と右側の向い合う拡散層は同
じ導電型P+ を有する。電源線はY方向に延びている。
参照番号370は基板コンタクト領域を示している。
【0083】図28はCMOSトランジスタ領域の導電
性と電源線との第2の関係を示す図である。図中、74
と75はCMOS形成部である。図の左側の基本セル6
6の拡散層は、その左側から右側に順にN+ およびP+
の導電型を有している。図の右側の基本セル66の拡散
層は、その左側から右側に順にN+ およびP+ の導電型
を有している。即ち、左側と右側の向い合う拡散層は異
なる導電型P+ を有する。電源線はY方向に延びてい
る。なお、図28の電源線は図27の電源線よりも幅が
せまい。
【0084】図29は、CMOSトランジスタ領域の導
電性と電源線との第3の関係を示す図である。図中、7
4と75はCMOS形成部である。図の左側の基本セル
66の拡散層は、その左側から右側に順にN+ およびP
+ の導電型を有している。図の右側の基本セル66の拡
散層は、その左側から右側に順にP+ およびN+ の導電
型を有している。即ち、左側と右側の向い合う拡散層は
同じ導電型P+ を有する。電源線はX方向に延びてい
る。
【0085】図30は、CMOSトランジスタ領域の導
電性と電源線との第4の関係を示す図である。図中、7
4と75はCMOS形成部である。図の左側基本セル6
6の拡散層は、その左側から右側に順にN+ およびP+
の導電型を有している。図の右側の基本セル66の拡散
層は、その左側から右側に順にN+ およびP+ の導電型
を有している。即ち、左側と右側の向い合う拡散層は同
じ導電型を有する。電源線はX方向に延びている。
【0086】上記第1から第4の関係は基本セルの用途
に応じて、適宜選択できる。
【0087】第2実施例・・図31 図31は本発明の第2実施例の基本セル領域の一部を示
す平面図である。図中、178は基本セルであり、この
第2実施例においては、基本セル178はCMOS形成
部74,75,,74.75をY方向に並設して構成さ
れている。
【0088】この第2実施例によれば、第1実施例と同
様の作用効果を得ることができるほか、基本セル66を
4個のCMOS形成部74,75,74,75で構成
し、基板コンタクト領域を減らしているので、第1実施
例よりも高集積化を図ることができる。
【0089】第3実施例・・図32 図32は本発明の第3実施例の基本セル領域の一部を示
す平面図であり、この第3実施例は、X方向の間隔を2
配線ピッチとして基本セル66を配列させ、その他につ
いては、第1実施例と同様に構成されている。
【0090】この第3実施例によれば、第1実施例と同
様の効果を得ることができるほか、VDD電源線197
及びVSS電源線180の幅を広くすることができるの
で、これらVDD電源線179及びVSS電源線180
の強化を図ることができる。 第4実施例・・図33 図33は本発明の第4実施例の基本セル領域の一部を示
す平面図である。図中、181は基本セルであり、この
第4実施例においては、基本セル181は、CMOS形
成部182,182をY方向に並設して構成されてい
る。
【0091】ここに、CMOS形成部182は、CMO
S形成部74のnMOS形成部79と同一構造のnMO
S形成部184と、CMOS形成部74のpMOS形成
部80を、Y軸を基準として反転させた構造のpMOS
形成部185とをX方向に並設して構成されている。こ
の第4実施例においても、第1実施例と同様の作用効果
を得ることができる。
【0092】第5実施例・・図34 図34は本発明の第5実施例の基本セル領域の一部を示
す平面図である。図中、186は基本セルであり、この
第5実施例においては、基本セル186は、CMOS形
成部182,187をY方向に並設して構成されてい
る。
【0093】ここに、CMOS形成部187は、CMO
S軽々部182を、X軸を基準として反転させた構造と
されており、この第5実施例によっても、第1実施例と
同様の作用効果を得ることができる。
【0094】第6実施例・・図35 図35は本発明の第6実施例の基本セル領域の一部を示
す平面図である。図中、188,189は基本セルであ
り、この第6実施例においては、基本セル188はCM
OS形成部74,74をY方向に並設して構成されてい
る。また、基本セル189はCMOS形成部75,75
をY方向に並設して構成されている。この第6実施例に
よっても、第1実施例と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0095】図36は、図35に示す第6の実施例の第
1の変形例を示す。図36のゲート電極の配列は、図3
5に示すものと同一である。この第1の変形例は、基本
セル188のpMOSトランジスタ領域が基本セル18
9のnMOSトランジスタ領域と面している点におい
て、図35の構成と相違する。
【0096】図37は、図35に示す第6の実施例の第
2の変形例を示す。図37のゲート電極の配列は、図3
5に示すものと同一である。図37に示す電源線は、X
方向に延びている。
【0097】図38は、図35に示す第6の実施例の第
3の変形例を示す。この第3の変形例は、基本セル18
8のpMOSトランジスタ領域が基本セル189のnM
OSトランジスタ領域と面している点において、図37
の構成と相違する。電源線は、図37と同様に、X方向
に延びている。
【0098】第7実施例・・図39 図39は本発明の第7実施異の基本セル領域の一部を示
す平面図であり、190,191は基本セルであり、こ
の第7実施例においては、基本セル190はCMOS形
成部182,187をY方向に並設して構成されてい
る。また、基本セル191は、CMOS形成部182,
182とをY方向に並設して構成されている。この第7
実施例によっても、第1実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0099】なお、本発明は図40に示すような複合化
LSIにも適用することができる。図中、192は基本
セルを使用しないで構成されたCPUコア、193は同
じく基本セルを使用しないで迂生されたアナログ回路で
ある。
【0100】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、MOS
形成部を構成するゲート電極は、一方の幅広部にY方向
に並び2カ所のゲートコンタクト領域を有する構成とし
たことにより、論理ユニットセルの配置及び配線チャネ
ル領域の選択につき、高い自由度を確保でき、かつ、論
理ユニットセルや、RAMセルや、ROMセル等を作成
する場合の基本セルの使用効率を高くすると共に、基本
セル領域のトランジスタのチャネル幅を小さくして、高
集積化を図ることができる。
【0101】なお、図1に示すMOS形成部を、X方向
の軸を基準として反転させた構成とするMOS形成部を
基本セルに含ませて構成する場合においても、同様の効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図(本発明の半導体集積回路
が備えている基本セルを構成するMOS形成部を示す
図)である。
【図2】本発明の効果を説明するための図である。
【図3】従来の問題点を説明するための図である。
【図4】図2の(A)および図3(A)の構成により実
現される論理回路ならびに図2(B)および図3(B)
の構成により実現される論理回路を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例の全体を示す平面図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施例が構成しようとする半導
体集積回路の一例を示す平面図である。
【図7】本発明の第1実施例の基本セル領域の一部を示
す平面図である。
【図8】本発明の第1実施例が備える基本セルを構成す
るCMOS形成部の一つを示す平面図である。
【図9】図5に示すCMOS形成部の等価回路図であ
る。
【図10】図4のA−A線に沿った断面図である。
【図11】図4のB−B線に沿った断面図である。
【図12】図4のC−C線に沿った断面図である。
【図13】図4のD−D線に沿った断面図である。
【図14】本発明の第1実施例における基本セルの使用
態様例を示す図である。
【図15】インバータの一例を示す回路図である。
【図16】本発明の第1実施例が備える基本セルを使用
して図12に示すインバータを構成した場合の一例の平
面図である。
【図17】NAND回路の一例を示す図である。
【図18】本発明の第1実施例が備える基本セルを使用
して図14に示すNAND回路を構成した場合の一例の
平面図である。
【図19】NOR回路の一例を示す回路図である。
【図20】本発明の第1実施例が備える基本セルを使用
して図16に示すNOR回路を構成した場合の一例の平
面図である。
【図21】1ポートRAMセルの一例を示す回路図であ
る。
【図22】本発明の第1実施例が備える基本セルを使用
して図18に示す1ポートRAMセルを構成した場合の
一例の平面図である。
【図23】2ポートRAMセルの一例を示す回路図であ
る。
【図24】本発明の第1実施例が備える基本セルを使用
して図20に示す2ポートRAMセルを構成した場合の
一例の平面図である。
【図25】ROMの一例を示す回路図である。
【図26】本発明の第1実施例が備える基本セルを使用
して図22に示すROMを構成した場合の1例の平面図
である。
【図27】本発明の第1の実施例の変形例を示す図であ
る。
【図28】本発明の第1の実施例の変形例を示す図であ
る。
【図29】本発明の第1の実施例の変形例を示す図であ
る。
【図30】本発明の第1の実施例の変形例を示す図であ
る。
【図31】本発明の第2実施例の基本セル領域の一部を
示す平面図である。
【図32】本発明の第3実施例の基本セル領域の一部を
示す平面図である。
【図33】本発明の第4実施例の基本セル領域の一部を
示す平面図である。
【図34】本発明の第5実施例の基本セル領域の一部を
示す平面図である。
【図35】本発明の第6の実施例の基本セル領域の一部
を示す平面図である。
【図36】本発明の第6の実施例の変形例を示す図であ
る。
【図37】本発明の第6の実施例の変形例を示す図であ
る。
【図38】本発明の第6の実施例の変形例を示す図であ
る。
【図39】本発明の第7の実施例の基本セル領域の一部
を示す平面図である。
【図40】本発明を適用できる複合化LSIの一例を示
す図である。
【図41】従来のマスタスライス型半導体集積回路が搭
載している基本セルの一例を示す平面図である。
【図42】従来のマスタスライス型半導体集積回路が搭
載している基本セルの他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
39〜41 X方向に延びる配線路 42,43 Y方向に延びる配線路 44〜46 不純物拡散層 47,48 ゲート電極 55〜60 コンタクト領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 D 8427−4M 27/10 471 8728−4M

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向に並ぶ第1のトランジスタ
    (61)と第2のトランジスタ(62)とを有し、 第1および第2のトランジスタはそれぞれ第1の方向に
    直交する第2の方向に延びる第1および第2のゲート電
    極(47,48)を有し、 第1のゲート電極(47)は第1の方向に並ぶ2つのゲ
    ートコンタクト(55,56)が可能な第1の部分(5
    0)を有し、 第2のゲート電極(48)は第1の方向に並ぶ2つのゲ
    ートコンタクト(59,60)が可能な第2の部分(5
    4)を有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 第1のゲート電極の第1の部分の2つの
    ゲートコンタクト(55,56)は第1の方向に延びる
    第1の配線チャネル(42)下にあり、 第2のゲート電極の第2の部分の2つのゲートコンタク
    ト(59,60)は第1の配線チャネルに離間する第1
    の方向に延びる第2の配線チャネル(43)下にあるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 第1のゲート電極は1つのゲートコンタ
    クトが可能な第3の部分(57)を有し、 第2のゲート電極は1つのゲートコンタクトが可能な第
    4の部分(58)を有し、 第1のゲート電極は第1および第3の部分を接続する第
    5の部分(49)を有し、 第12ゲート電極は第2および第4の部分を接続する第
    6の部分(52)を有することを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  4. 【請求項4】 第1のゲート電極の第1の部分の2つの
    ゲートコンタクトと第2のゲート電極の第4の部分の1
    つのゲートコンタクトとは第1の方向に一列に並び、 第2のゲート電極の第2の部分の2つのゲートコンタク
    トと第1のゲート電極の第3の部分の1つのゲートコン
    タクトとは第1の方向に一列に並んでいることを特徴と
    する請求項3に記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 第1のゲート電極の第1の部分の2つの
    ゲートコンタクトの一方と第2のゲート電極の第2の部
    分の一方のゲートコンタクトとは第2の方向に延びる配
    線チャネル下にあることを特徴とする請求項3に記載の
    半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 第1のゲート電極の第1の部分は第3の
    部分に接続する屈曲部分を有し、 第2のゲート電極の第2の部分は第4の部分に接続する
    屈曲部分(250)を有することを特徴とする請求項3
    に記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 第1のトランジスタは第1の方向に並ぶ
    第1および第2の不純物拡散層を有し、 第2のトランジスタは第1の方向に並ぶ前記第2の不純
    物拡散層および第3の不純物拡散層を有することを特徴
    とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 第1,第2および第3の不純物拡散層は
    第2の方向にほぼ同一の幅を有し、 この幅は3つの配線チャネルを含むことを特徴とする請
    求項7に記載の半導体集積回路装置。
JP4189580A 1991-07-18 1992-07-16 半導体集積回路装置 Expired - Lifetime JP2821063B2 (ja)

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