JPH05190133A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JPH05190133A
JPH05190133A JP4004809A JP480992A JPH05190133A JP H05190133 A JPH05190133 A JP H05190133A JP 4004809 A JP4004809 A JP 4004809A JP 480992 A JP480992 A JP 480992A JP H05190133 A JPH05190133 A JP H05190133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor substrate
temperature
disc
gas
fixing portion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4004809A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Hosokawa
和則 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05190133A publication Critical patent/JPH05190133A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクあるいは半導体基板表面に吸着した
ガスあるいは水分を除去する。 【構成】 半導体基板を固定する為のディスク1に対向
する処理チャンバー壁に赤外線ランプ8と、反射板9と
放射温度計11を設け、放射温度計11にて測定された
ディスク1あるいは半導体基板固定部6あるいは半導体
基板表面温度を用い、制御部10にて赤外線ランプ8に
印加する電力を制御することにより、ディスク1あるい
は半導体基板表面6あるいは半導体基板表面を一定温度
で加熱し、吸着したガス・水分を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路等の一
工程に用いられるイオン注入装置に関し、特にディスク
表面あるいは半導体基板の加熱機構に係るイオン注入装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のイオン注入装置では、図3に示す
ようにアルミ等の金属製のディスク1の表面の円周上
に、ディスク1の面に対し数度傾斜して設けられた複数
の半導体基板固定部6の表面を、ゴム12の膜で被覆
し、このゴム12の膜上に、半導体基板を表面あるいは
側面よりピンで支持し、ディスク1を高速回転させるこ
とにより半導体基板を遠心力にてゴム12表面に密着さ
せ、ディスク1の本体と半導体基板との熱伝導性を高め
た状態でイオンビームを半導体基板に注入に有するもの
となっていた。
【0003】また、この時イオンビームを目的外領域に
注入されることを防ぐため、この領域をアルミあるいは
レジストで覆い、イオンビームを遮蔽するものとなって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
イオン注入装置では、注入中半導体基板を遠心力でゴム
表面に密着させ注入を行なっている為、ゴム表面が大気
中に長時間放置されてゴム表面が水分・ガスを吸着した
状態で半導体基板へ高パワー(高エネルギー、高ビー
ム)で高注入量のイオン注入を行なった場合、半導体基
板がゴム表面に貼りつき、ディスクから半導体基板を搬
送することが出来ず、復旧の為に多大な時間と労力を要
していた。
【0005】また、この問題とは別に注入マスクとして
レジストマスクを用いた場合、イオン注入によりレジス
トマクスからガスが放出され、イオンビームが中性化し
てしまい注入イオン量の測定に誤差を生じてしまうとい
う問題があった。
【0006】そこで、本発明の技術的課題は、上記欠点
に鑑み、ディスクあるいは半導体基板表面に吸着したガ
スあるいは、水分を除去するイオン注入装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、半導体
基板への不純物注入に用いられるイオン注入装置におい
て、半導体基板を固定する為のディスクの半導体基板固
定部分に対向する位置に、加熱手段と、前記半導体基板
固定部側の温度を測定する為の温度検出手段と、該温度
検出手段からの温度信号に基づいて前記加熱手段を制御
する為の制御手段を有することを特徴とするイオン注入
装置が得られる。
【0008】また、本発明によれば、前記のイオン注入
装置において、前記温度検出手段は、非接触にて温度を
検出するものであることを特徴とするイオン注入装置が
得られる。
【0009】即ち、本発明のイオン注入装置は、半導体
基板を固定する為のディスクの半導体基板固定部分に対
向する位置に赤外線加熱機構とディスク表面、半導体基
板固定部表面あるいは、半導体基板表面温度を測定する
為の放射温度計と放射温度計からの温度信号にて赤外線
加熱機構を制御する為の制御機構を備えている。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0011】図1(A)は本発明の一実施例の横断面
図、(B)は縦断面図、図2は、半導体基板固定部の拡
大図である。
【0012】ディスク1及び半導体基板固定部6の表面
に貼られたゴム12に吸着したガス・水分を除去する場
合、半導体基板固定部6に半導体基板を挿着しない状態
で、ディスク1を高速回転させ、半導体基板固定部6に
対向する処理チャンバー壁に取り付けられた赤外線ラン
プ8及び赤外線ランプ8後方に設けられた反射板9によ
り加熱する。
【0013】次に赤外線ランプ8近傍の処理チャンバー
壁にディスク1に対向する向きに設けられた放射温度計
11は、非接触にてディスク1表面及び半導体基板固定
部6表面の温度を測定し、制御部10に温度信号を送
る。
【0014】制御部10は、放射温度計11より送られ
た温度にてディスク1あるいは、半導体基板固定部6の
表面温度が常に一定となるよう赤外線ランプ8に印加す
る電力を制御し、半導体基板固定部6に貼られたゴム1
2表面に吸着した水分・ガスを除去し、真空ポンプ7に
排気する。
【0015】同様にレジストからの放出ガスを低減する
場合、ディスク1上に設けられた半導体基板固定部6に
レジストをマスクとする半導体基板を装着し、ディスク
1を高速回転させ、放射温度計11にてレジスト表面温
度を測定しながら、これが一定の温度となるよう赤外線
ランプ8に印加する電力を制御し、レジストからガスを
放出させ、真空ポンプ7によりこれを排気する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、半導体基
板を固定する為のディスクの半導体基板固定部に対向す
る位置に赤外線加熱機構と、ディスク表面あるいは、半
導体基板固定部、半導体基板表面温度を測定する為の放
射温度計と、放射温度計からの温度信号にて赤外線加熱
機構を制御する為の制御機構を設けることにより、真空
中でディスク及び半導体基板固定部に貼られたゴム表面
に吸着したガス・水分を除去することが出来、半導体基
板固定部ゴム表面を半導体基板が吸着しにくい状態とす
るとともに、イオン注入中のディスク表面からの放出ガ
スを低下し得るという結果を有する。
【0017】また、レジストをマスクとする半導体基板
へのイオン注入の場合、注入前に半導体基板を加熱する
ことにより、レジストからガスを放出させ、イオン注入
中の放出ガスを低減することが出来るという結果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは本発明の一実施例の横断面図。Bは本発明
の一実施例の縦断面図。
【図2】図1に示した半導体基板固定部の拡大図。
【図3】従来装置の横断面図。
【符号の説明】
1 ディスク 2 処理チャンバー 3 電流測定部 4 バルブ 5 イオンビーム 6 半導体基板固定部 7 真空ポンプ 8 赤外線ランプ 9 反射板 10 制御部 11 放射温度計 12 ゴム 13 半導体基板固定ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板への不純物注入に用いられる
    イオン注入装置において、半導体基板を固定する為のデ
    ィスクの半導体基板固定部分に対向する位置に、加熱手
    段と、前記半導体基板固定部側の温度を測定する為の温
    度検出手段と、該温度検出手段からの温度信号に基づい
    て前記加熱手段を制御する為の制御手段を有することを
    特徴とするイオン注入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のイオン注入装置におい
    て、前記温度検出手段は、非接触にて温度を検出するも
    のであることを特徴とするイオン注入装置。
JP4004809A 1992-01-14 1992-01-14 イオン注入装置 Withdrawn JPH05190133A (ja)

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Effective date: 19990408