JP2001148371A - 静電吸着装置、及び吸着状態判断方法 - Google Patents
静電吸着装置、及び吸着状態判断方法Info
- Publication number
- JP2001148371A JP2001148371A JP33088999A JP33088999A JP2001148371A JP 2001148371 A JP2001148371 A JP 2001148371A JP 33088999 A JP33088999 A JP 33088999A JP 33088999 A JP33088999 A JP 33088999A JP 2001148371 A JP2001148371 A JP 2001148371A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- dielectric
- substrate
- processing object
- electrostatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
着状態を正確に判断できる技術を提供する。 【解決手段】予め加熱しておいた静電吸着装置30上に
処理対象物12を配置し、吸着する際に、吸着の前後で
静電吸着装置30の温度を測定し、比較する。処理対象
物12が正常に吸着されている場合には、静電吸着装置
30の温度低下が大きく、正常でない場合には、小さい
か全く温度低下がないので、処理対象物12の吸着状態
を判断することができる。処理対象物12の温度を併せ
て測定すると、判断が一層確実になる。
Description
して温度制御を行う技術にかかり、特に、処理対象物の
吸着状態を判断できる技術に関する。
チングには、処理対象の基板の温度を精密に制御する必
要があり、そのため、従来より図7の符号114で示す
ような静電吸着装置が用いられている。
槽111を有している。上述の静電吸着装置114は、
その真空槽111内部の底壁上に配置されている。
と、該誘電体材料121内に埋め込まれた正負の吸着電
極1221、1222及びヒータ123とで構成されてい
る。各吸着電極1221、1222は、真空槽111外に
配置された電源131に接続されており、それぞれ正電
圧と負電圧が印加されるように構成されている。
置であり、真空槽111の天井側に、カソード電極12
3が配置されている。
配置し、真空槽111内を真空排気しながら電源131
を起動し、吸着電極1221、1221に正負の電圧を印
加すると、基板112と吸着電極1221、1222の間
にクーロン力が生じると共に、吸着電極1221、12
22間に、基板112を介して微小電流が流れ、ジョン
ソン・ラーベック効果による吸着力が生じる。
・ラーベック効果による吸着力により、基板112の裏
面が静電吸着装置114表面に強く密着される。従っ
て、基板112と静電吸着装置114との間の熱伝導性
が非常に高くなっており、基板112を吸着しながらヒ
ータ123に通電して発熱させると、基板112は真空
槽内でも素早く昇温する。
入系113からエッチングガスを導入し、カソード電極
に電圧を印加してプラズマを生成し、基板112表面を
エッチングする。
4表面に正常に吸着されていないと、正常にエッチング
することができない。
極1221、1222と電源131の間に、電流計106
1、1062が挿入されており、基板112の処理中に吸
着電極1221、1222と基板112の間に流れる電流
を測定し、その値から、静電吸着が正常に行われたか否
かを判断していた。
することで基板112の静電吸着の状態を検出しようと
すると、処理温度や基板112の種類が異なると、流れ
る電流の大きさが変わってしまうという問題がある。
ず、基板112に微小電流を流さずにクーロン力だけで
吸着する場合には、電流測定では吸着状態が検出できな
いという問題がある。
の不都合を解決するために創作されたものであり、その
目的は、真空雰囲気で基板を静電吸着する際に、基板の
吸着状態を判断できる技術を提供することにある。
温に加熱された静電吸着装置上に比較的低温の処理対象
物を配置し、静電吸着装置表面に静電吸着すると、静電
吸着装置の熱が処理対象物側に移動し、静電吸着装置の
温度が一時的に低下することを見出した。そして、処理
対象物が正常に吸着された場合と、正常に吸着されなか
った場合とでは、静電吸着装置の温度低下に差があるこ
とが分かった。
と、正常に吸着されなかった場合とでは、静電吸着後の
処理対象物の昇温速度に差があることが分かった。
ものであり、請求項1記載の発明は、吸着電極と、ヒー
タとが誘電体内に配置され、前記誘電体上に処理対象物
を配置し、前記吸着電極に電圧を印加すると、前記処理
対象物が前記誘電体上に吸着されるように構成された静
電吸着装置であって、前記誘電体上に配置された処理対
象物の温度と、前記誘電体の温度とを測定する温度測定
装置を有する静電吸着装置である。請求項2記載の発明
は、請求項1記載の静電吸着装置であって、前記誘電体
には貫通孔が設けられ、前記誘電体上に前記処理対象物
を配置すると、前記貫通孔の一方の開口部分に前記処理
対象物表面が露出するように構成され、前記温度測定装
置は、前記処理対象物の前記開口部分に露出する表面か
ら放射された赤外線を検出し、前記処理対象物の温度を
測定するように構成された静電吸着装置である。請求項
3記載の発明は、請求項2記載の静電吸着装置であっ
て、前記貫通孔内に配置された光路体と、該光路体の端
部に設けられ、前記処理対象物表面から放射され、前記
光路体を通過した赤外線を検出する赤外線受光部とを有
する静電吸着装置である。請求項4記載の発明は、請求
項3記載の静電吸着装置であって、前記光路体の前記端
部に設けられ、前記光路体を介して前記処理対象物表面
に赤外線を照射する赤外線放射部を有する静電吸着装置
である。請求項5記載の発明は、真空処理装置であっ
て、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の静電吸
着装置と真空槽とを有し、少なくとも前記静電吸着装置
の前記誘電体が前記真空槽内に配置された真空処理装置
である。請求項6記載の発明は、静電吸着装置上に配置
された処理対象物を静電吸着し、前記処理対象物の温度
制御を行う際に、前記処理対象物が正常に吸着されたか
否かを判断する吸着状態判断方法であって、前記処理対
象物を静電吸着する前の前記静電吸着装置の温度と、静
電吸着直後の前記静電吸着装置の温度とを比較し、その
温度差から前記処理対象物の吸着状態を判断する吸着状
態判断方法である。請求項7記載の発明は、静電吸着装
置上に配置された処理対象物を静電吸着し、前記処理対
象物の温度制御を行う際に、前記処理対象物が正常に吸
着されたか否かを判断する吸着状態判断方法であって、
前記処理対象物を静電吸着した後の処理対象物の温度を
測定し、その昇温速度から前記処理対象物の吸着状態を
判断する吸着状態判断方法である。
電吸着装置の誘電体内に配置されたヒータに通電し、静
電吸着装置を予め昇温させておき、その表面に処理対象
物を吸着する前後で、誘電体の温度を測定し、誘電体の
温度低下の程度から処理対象物の静電吸着状態を判断す
ることができる。また、誘電体の温度とは別に処理対象
物の温度を測定し、処理対象物の昇温速度や誘電体との
温度差を監視することで、処理対象物の吸着状態や、真
空処理の開始時期を判断することができる。
測定は赤外線を用いて行うことが出来る。その測定原理
を説明すると、測定対象物から放出される電磁波の波長
は、測定対象物の温度と一定の関係があることが知られ
ている。完全放射体(黒体)の場合、その表面から放出さ
れる電磁波は、下記プランクの公式で表される。
す。この図から以下のことが分かる。 (1)温度が低いほど熱放射エネルギーが減少する。 (2)温度が低くなるほど熱放射エネルギーの波長分布が
長波長側にずれる。
測定対象の放射率をεとすると、放射温度形の見かけの
指示温度Sと実温度Tは、下記式、 L(λ,S) = ε・L(λ,T) で関係付けられる。従って、波長λ、測定対象物の指示
温度S、放射率εが分かれば、測定対象物の実温度Tを
求めることができる。
と、透過率τとの間には、次式の関係がある。 α + ρ + τ = 1
れば、物質の放射率εは吸収率αに等しい。更に、測定
対象物が不透明の場合、τ=0であるから、放射率ε
は、下記式で表せる。 ε(=α) = 1 − ρ
定対象物の透過率τがゼロであれば、測定対象物の反射
率ρを測定すると放射率εを求められ、その結果、物体
の実温度を求めることができる。
できないから、処理対象物の温度は上記のように赤外線
を用いて測定することが望ましい。他方、静電吸着装置
(誘電体)の温度は赤外線を用いて測定してもよいし、熱
電対等を誘電体に取り付け、又は誘電体中に埋め込んで
測定してもよい。
説明する。図1を参照し、符号10は、本発明の一例の
真空処理装置を示しており、ここではエッチング装置が
例示されている。
ており、該真空槽11内部の天井側にはカソード電極2
3が配置され、底壁上には本発明の一例の静電吸着装置
30が配置されている。
枚の吸着電極321、322と、ヒータ33とを有してい
る。誘電体31は電気絶縁性の材料(例えばアルミナ、
アルミニウムナイトライド等)で構成されており、吸着
電極321、322は、その内部の表面近傍位置に配置さ
れている。また、ヒータ33は、誘電体31内部の吸着
電極321、322よりも下方位置に配置されている。
り、その表面がカソード電極13と平行に対向するよう
に配置されている。
る貫通孔15が設けられている。また、誘電体31に
は、その裏面側に開口部が配置され、底面に誘電体31
が露出する有底孔25とが設けられている。
1の底面側から円柱状の石英から成る光路体14、24
がそれぞれ挿入されている。
誘電体31表面よりも僅かに低い位置に配置されてお
り、従って、静電吸着装置30表面に基板12を処理対
象物として配置した場合には、光路体14の上端部分と
基板12の裏面とが、非接触の状態で近接するようにな
っている。ここでは、基板12裏面と光路体14の上端
部分の間の間隔(静電吸着装置30の表面と光路体14
の上端部分との間の間隔)は、約0.2mm〜1.0m
mにされている。
4は、その先端部分が有底孔25の底面に近接するよう
に配置されている。
31の厚みよりも大きくなっており、その下端部は、真
空槽11外部に気密に導出されている。各光路体14、
24の下端部には、それぞれ赤外線装置16、26が取
り付けられている。
れており、各赤外線装置16、26は、測定装置7に電
気的に接続されている。
放射部161、261と赤外線受光部162、262とを有
しており、赤外線放射部161、261は測定装置7によ
って制御され、赤外線を放射するようになっている。
4、24はいわゆる光ファイバーであり、赤外線放射部
161、261が赤外線を放射すると、その赤外線は光路
体14、24内を直進し、光路体14、24の先端部分
から放射されるようになっている。
た状態では、貫通孔15内の光路体14から放射された
赤外線は、基板12裏面に照射され反射される。反射光
は光路体15中に入射し、内部を逆進して赤外線受光部
162で受光される。
された赤外線は、有底孔25の底面を構成する誘電体3
1で反射され、同様に、赤外線受光部262で受光され
るようになっている。
装置7に接続されており、各赤外線受光部162、262
が受光した赤外線の光量は、電気信号に変換されて測定
装置7に送信される。
していない状態では、赤外線受光部162、262は、ヒ
ータ33によって加熱された基板12と誘電体31とが
自ら放射する赤外線をそれぞれ受光しており、基板12
と誘電体31とで反射された赤外線の光量と、基板12
と誘電体31とが放射する赤外線の光量とが、それぞれ
測定装置7に送信されると、測定装置7は、それらの光
量から、後述するように基板12と誘電体31の温度を
算出するようになっている。
12をエッチング処理する場合には、先ず、真空槽11
内を予め真空雰囲気にし、ヒータ33に通電して静電吸
着装置30を昇温させておく。
を配置し、吸着電極321、322に電圧を印加せず、ま
た、赤外線放射部161、261から赤外線を放射させず
に、赤外線受光部162によって赤外線の光量を測定す
る(ここでは波長0.95×10-6mの赤外線の光量を
測定した)。
おらず、昇温していないから、貫通孔15内の光路体1
4に設けられた赤外線受光部162では、貫通孔15の
壁面を構成する誘電体31から放射された赤外線の光量
が測定される。このときの赤外線の受光量をバックグラ
ウンド量とする。
4に取り付けられた赤外線受光部262により、光路体
24の先端部分と対向する誘電体31(有底孔25の底
面を構成する部分の誘電体31)から放射される赤外線
の光量を測定し、誘電体31の測定温度を求める(ここ
では波長0.95×10-6mの赤外線の光量を測定して
温度を求めた)。
し、基板12を静電吸着装置30表面に静電吸着する
と、基板12と誘電体31表面の間の熱伝導性が向上
し、その結果、誘電体31の温度が基板12に移り、基
板12が昇温する。
比較的低い状態では、基板12が放射する赤外線の光量
は少ない。従って、基板12が放射する赤外線として測
定される光量は、実際には、基板12が放射する赤外線
の光量と、貫通孔15壁面を構成する誘電体31が放射
する赤外線の光量とが合計された値になる。
量から、基板12の静電吸着前に測定した光量(バック
グラウンド量)を差し引くと、基板12が放射した赤外
線(波長0.95×10-6mの赤外線)の光量を求めるこ
とができる。
外線受光部162、262が受光したのと同じ波長の赤外
線(波長0.95×10-6mの赤外線)を射出し、光路体
14、24を直進させ、基板12裏面と、有底孔25の
底面を構成する誘電体31に照射する。
とでそれぞれ反射され、返光された赤外光は光路体1
4、24を逆進し、赤外線受光部162、262でそれぞ
れ受光される。
し、基板12表面及び有底孔25の底面を構成する誘電
体31に照射される赤外線の光量は予め分かっているか
ら、反射赤外線の光量が分かると、(反射赤外光量)/
(射出赤外光量)で定義される反射率ρが求められ、その
結果、基板12と誘電体31の実温度が求められる。こ
の計算は、測定装置17によって自動的に行われる。
12裏面が誘電体31表面に密着されると、誘電体31
の熱が基板12側に移動し、誘電体31の温度が一時的
に低下する。
配置した時刻をゼロとして基板12と誘電体31(静電
吸着装置30)の温度変化を表したグラフである。基板
12の配置後、10秒経過した時に吸着電極321、3
22に電圧を印加しており、それにより、誘電体31の
温度が低下し、誘電体31の温度を示すグラフの符号A
で示す部分が凹んでいる。
定とを繰り返し行い(例えば1秒間に数回〜30回程
度)、基板12と誘電体31の温度を測定し、監視する
ことで、ヒータへの通電量を制御し、基板12の温度を
正確に制御することができる。
び上昇し、また、基板12の温度は、吸着電極321、
322に電圧を印加してから20秒後には、誘電体31
の温度である300℃程度まで昇温しており、基板12
がその温度で安定した後、真空槽11に接続されたガス
導入系19からエッチングガスを導入すると共に、カソ
ード電極23に電圧を印加し、基板12表面にプラズマ
を生成させ、基板12のエッチングを行う。
正常に吸着された場合であったが、正常に吸着されなか
った場合は、図2に示したグラフのような結果は得られ
ない。例えば、静電吸着装置30上にパーディクルが付
着したため、基板12裏面が誘電体31表面に密着でき
ず、基板12へ加わる静電吸着力が弱かった場合、又は
吸着電極321、322に電圧を印加しても、基板12が
ほとんど吸着されなかった場合には、吸着時の誘電体3
1の温度低下は僅かである。また、基板12の昇温速度
が遅く、誘電体31の温度である300℃まで達しな
い。
れなかった場合の基板12及び誘電体31の温度変化を
図3、4に示す。図3のグラフは、静電吸着力が弱い場
合であり、吸着開始時の誘電体31の温度低下は正常な
場合に比べると小さく、グラフ上のへこみは小さい(符
号Bで示した部分)。
正常な場合に比べると小さく、吸着開始20秒後には2
10℃までしか昇温しない。
い場合、図4のように、誘電体31の温度低下はなく、
基板12の昇温速度は非常に遅い。このように、図4の
グラフから分かるように、基板12がほとんど吸着され
ていない場合には、凹みは観察されない。
電体31の温度を監視し、吸着時の誘電体31の温度変
化の大小で基板12の吸着状態を判断している。即ち、
吸着時の誘電体31の温度低下が所定値よりも小さかっ
た場合、基板12が正常に吸着されなかったと判断し、
警報を発してプロセスの進行を停止させる。
7が基板12の温度を監視し、吸着後の基板12の昇温
速度の大小で基板12の吸着状態を判断している。即
ち、吸着後の基板12の昇温速度が所定値よりも小さか
った場合は、基板12が正常に吸着されなかったと判断
し、警報を発してプロセスの進行を停止させる。
0内に基板12を搬入し、真空処理を行う前に基板12
の吸着状態を判断することができる。
することで、基板12と誘電体31との間の温度差が分
かる。この場合、基板12と誘電体31の間の温度差
が、所定値よりも小さくなった後、プラズマを生成させ
るようにすると、基板12のエッチング処理などの真空
処理を確実に行うことができる。
の温度を監視し、ヒータ33への通電量を制御すること
で基板12の温度低下や過熱を防止することができる。
の場合には、赤外線の波長が1.0×10-6m以上の場
合と、1.0×10-6m未満の場合とでは、基板の透過
率が大きく変化することが知られている。
度と放射率の関係である。波長が1.0×10-6mより
も大きい赤外線に対しては、特に低温では基板が半透明
の状態になっている。
てしまうため、基板12表面上にプラズマが生成されて
いる状態で、赤外線受光部162によって基板12の温
度測定を行う場合には、波長の長い赤外線を用いると、
プラズマが放射する赤外線も赤外線受光部162に到達
してしまうため、基板12の温度測定を正確に行うこと
ができない。
定する場合には、波長1.0×10 -6m未満、好ましく
は波長0.95×10-6m以下の赤外線を用いるとよ
い。赤外線放射部161が基板12裏面に照射する赤外
線の波長も、1.0×10-6m未満、好ましくは波長
0.95×10-6m以下のものを用いるとよい。
する際にもその波長の赤外線を用いることができる。
材料で構成されている場合には、用いる赤外線の波長は
変えるとよい。
体に用いたが、サファイヤの棒を用いてもよい。要する
に、基板裏面が放射又は反射した赤外線を減衰させない
材料であればよい。
を測定するために、赤外線測定装置26を用いたが、誘
電体内部に熱電対を埋め込み、熱電対の起電力によって
温度測定を行ってもよい。
チング装置であったが、本発明の真空処理装置は、スパ
ッタリング装置、CVD装置、蒸着装置等の真空雰囲気
中で基板を処理する真空処理装置を広く含むものであ
り、本発明の静電吸着装置は、それらの真空処理装置に
広く使用することができるものである。
に、処理対象物の吸着状態を正確に判断することができ
る。処理対象物の温度を測定すると、吸着状態の判断は
一層正確になる。また、処理対象物の昇温中や真空処理
中でも、静電吸着装置と処理対象物の温度を測定できる
ので、処理対象物の状態を正確に判断することができ
る。特に、処理対象物に流れる電流で吸着状態を判断す
るのではないから、処理対象物が絶縁性物質である場合
にも吸着状態を判断することができる。
ための図
着装置の温度変化を説明するためのグラフ
装置の温度変化を説明するためのグラフ
び静電吸着装置の温度変化を説明するためのグラフ
示すグラフ
フ
Claims (7)
- 【請求項1】吸着電極と、ヒータとが誘電体内に配置さ
れ、前記誘電体上に処理対象物を配置し、前記吸着電極
に電圧を印加すると、前記処理対象物が前記誘電体上に
吸着されるように構成された静電吸着装置であって、 前記誘電体上に配置された処理対象物の温度と、前記誘
電体の温度とを測定する温度測定装置を有する静電吸着
装置。 - 【請求項2】前記誘電体には貫通孔が設けられ、前記誘
電体上に前記処理対象物を配置すると、前記貫通孔の一
方の開口部分に前記処理対象物表面が露出するように構
成され、 前記温度測定装置は、前記処理対象物の前記開口部分に
露出する表面から放射された赤外線を検出し、前記処理
対象物の温度を測定するように構成された請求項1記載
の静電吸着装置。 - 【請求項3】前記貫通孔内に配置された光路体と、該光
路体の端部に設けられ、前記処理対象物表面から放射さ
れ、前記光路体を通過した赤外線を検出する赤外線受光
部とを有する請求項2記載の静電吸着装置。 - 【請求項4】前記光路体の前記端部に設けられ、前記光
路体を介して前記処理対象物表面に赤外線を照射する赤
外線放射部を有する請求項3記載の静電吸着装置。 - 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載
の静電吸着装置と真空槽とを有し、少なくとも前記静電
吸着装置の前記誘電体が前記真空槽内に配置された真空
処理装置。 - 【請求項6】静電吸着装置上に配置された処理対象物を
静電吸着し、前記処理対象物の温度制御を行う際に、前
記処理対象物が正常に吸着されたか否かを判断する吸着
状態判断方法であって、 前記処理対象物を静電吸着する前の前記静電吸着装置の
温度と、静電吸着直後の前記静電吸着装置の温度とを比
較し、その温度差から前記処理対象物の吸着状態を判断
する吸着状態判断方法。 - 【請求項7】静電吸着装置上に配置された処理対象物を
静電吸着し、前記処理対象物の温度制御を行う際に、前
記処理対象物が正常に吸着されたか否かを判断する吸着
状態判断方法であって、 前記処理対象物を静電吸着した後の処理対象物の温度を
測定し、その昇温速度から前記処理対象物の吸着状態を
判断する吸着状態判断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33088999A JP4159216B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 静電吸着装置、真空処理装置、及び静電吸着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33088999A JP4159216B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 静電吸着装置、真空処理装置、及び静電吸着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001148371A true JP2001148371A (ja) | 2001-05-29 |
JP4159216B2 JP4159216B2 (ja) | 2008-10-01 |
Family
ID=18237648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33088999A Expired - Fee Related JP4159216B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 静電吸着装置、真空処理装置、及び静電吸着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4159216B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013153017A (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-08 | Ulvac Japan Ltd | 基板吸着状態の判定方法およびプラズマ処理装置 |
WO2015025628A1 (ja) * | 2013-08-21 | 2015-02-26 | 住友電気工業株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
JP2021504958A (ja) * | 2017-11-28 | 2021-02-15 | エヴァテック・アーゲー | 基板処理装置、基板を処理する方法及び処理加工物を製造する方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB201814959D0 (en) | 2018-09-14 | 2018-10-31 | Secr Defence | Methods for the preparation of a pharmaceutical-vesicle formulation and associated products and uses |
-
1999
- 1999-11-22 JP JP33088999A patent/JP4159216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013153017A (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-08 | Ulvac Japan Ltd | 基板吸着状態の判定方法およびプラズマ処理装置 |
WO2015025628A1 (ja) * | 2013-08-21 | 2015-02-26 | 住友電気工業株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
JP2015041669A (ja) * | 2013-08-21 | 2015-03-02 | 住友電気工業株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
US9887101B2 (en) | 2013-08-21 | 2018-02-06 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Method for manufacturing semiconductor device |
JP2021504958A (ja) * | 2017-11-28 | 2021-02-15 | エヴァテック・アーゲー | 基板処理装置、基板を処理する方法及び処理加工物を製造する方法 |
JP7282769B2 (ja) | 2017-11-28 | 2023-05-29 | エヴァテック・アーゲー | 基板処理装置、基板を処理する方法及び処理加工物を製造する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4159216B2 (ja) | 2008-10-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8521013B2 (en) | Temperature sensing device and heating device | |
US8152365B2 (en) | Method and system for determining optical properties of semiconductor wafers | |
TWI525668B (zh) | Led基板處理系統及方法 | |
TWI712787B (zh) | 熱處理方法及熱處理裝置 | |
TWI580954B (zh) | 測量矽薄膜之方法、偵測矽薄膜之缺陷之方法、及矽薄膜缺陷偵測裝置 | |
JP5855353B2 (ja) | 熱処理装置および熱処理方法 | |
JP2002543415A (ja) | 熱処理チャンバにおけるパイロメータを較正するためのシステムおよび方法 | |
JP5606852B2 (ja) | 熱処理装置および熱処理方法 | |
TW201939004A (zh) | 電漿處理方法及電漿處理裝置 | |
KR101605079B1 (ko) | 급속 열처리 장치 | |
JP2001148371A (ja) | 静電吸着装置、及び吸着状態判断方法 | |
JP3902125B2 (ja) | 温度測定方法及びプラズマ処理装置 | |
JP2001093882A (ja) | 温度測定装置、及びその温度測定装置が設けられた真空処理装置 | |
KR102395731B1 (ko) | 열처리 방법 및 열처리 장치 | |
TW200529274A (en) | Characterizing an electron beam treatment apparatus | |
JP2013206896A (ja) | 熱処理装置 | |
JP2011080790A (ja) | 放射温度計用参照光源装置 | |
JP2014045067A (ja) | 熱処理方法および熱処理装置 | |
Herskowits et al. | Silicon heating by a microwave-drill applicator with optical thermometry | |
JPH11354526A (ja) | 板体加熱装置 | |
JP2004296625A (ja) | 基板処理装置、熱処理装置および熱処理方法 | |
JP2912616B1 (ja) | 板体加熱装置 | |
JP2005147976A (ja) | 温度測定装置、チャックモニター及びプラズマ処理装置 | |
JPS60137027A (ja) | 光照射加熱方法 | |
JP2023124480A (ja) | 温度測定方法および熱処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050805 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060405 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070612 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070813 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070820 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080415 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080613 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080613 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080715 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080715 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4159216 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140725 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |