JPH0518997U - 車両用フロア - Google Patents

車両用フロア

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JPH0518997U
JPH0518997U JP6874891U JP6874891U JPH0518997U JP H0518997 U JPH0518997 U JP H0518997U JP 6874891 U JP6874891 U JP 6874891U JP 6874891 U JP6874891 U JP 6874891U JP H0518997 U JPH0518997 U JP H0518997U
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lid body
floorboard
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学 坂本
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池田物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フロアボードに開設した収納用開口を開閉する
リッド体のガタつきを無くして、高級感を高めるととも
に、ぶつかり合う音を緩和するための不織布などが不要
となり、組み付け工数を削減してコストを低減すること
ができる車両用フロアを提供すること。 【構成】リッド体40の両側端部41,41を載置する
収納用開口30の両側縁に、リッド体40とのぶつかり
合いを緩和するダンパー部材50,50…を設ける一
方、リッド体40の両側端部41,41に、ダンパー部
材50,50…が嵌合しリッド体40の水平方向の動き
を規制するための拘束凹部43,43…を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本考案は、ラゲージルームの荷載置面を成すフロアボードと、該フロアボード に開設された収納用開口を開閉するためのリッド体とを備え、該リッド体をフロ アボード側の所定の位置に載置して前記収納用開口を閉じるようにした車両用フ ロアに関する。 【0002】 【従来の技術】 従来のこの種の車両用フロアとしては、例えば、図4および図5に示すような ものがある。 【0003】 すなわち、ラゲージルーム1の荷載置面を成すフロアボード2に収納用開口3 が開設されており、収納用開口3はリッド体4によって閉じられている。収納用 開口3の両側縁には、リッド体4の位置決めの段部5,5が形成されており、段 部5の底面にはリッド体4とのぶつかり合いを緩和するダンパー部材6,6…が 設けられている。さらに、段部5の側端面には、リッド体4が左右にガタついた 際、リッド体4の両側端部4a,4aの端面とぶつかり合う音の発生を防ぐ軟質 の不織布7,7を両面テープなどで止着している。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、このような従来の車両用フロアでは、フロアボード2の側のダ ンパー部材6,6…は、リッド体4の両側端部4a,4aの滑らかな下面に単に 当接するだけであり、段部5に嵌入しているリッド体4の水平方向の動きを規制 することができず、リッド体4のガタつきよって高級感が損なわれるという問題 点があった。 【0005】 また、リッド体4の水平方向の動きによって生じるぶつかり合う音の発生を防 ぐために、フロアボード2の側の段部5,5の側端面に不織布7を止着する必要 があるから、組み付け工数が多くなりコストが嵩むという問題点があった。 【0006】 本考案は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、リッド体の水 平方向への動きを規制することでガタつきを防ぎ高級感を高めるとともに、組み 付け工数を削減してコストを低減することができる車両用フロアを提供すること を目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】 かかる目的を達成するための要旨とするところは、 ラゲージルームの荷載置面を成すフロアボードと、該フロアボードに開設され た収納用開口を開閉するためのリッド体とを備え、該リッド体をフロアボード側 の所定の位置に載置して前記収納用開口を閉じるようにした車両用フロアにおい て、 前記リッド体の両側端部を載置する前記収納用開口の両側縁に、リッド体との ぶつかり合いを緩和するダンパー部材を設ける一方、前記リッド体の両側端部に 、前記ダンパー部材が嵌合してリッド体の水平方向の動きを規制するための拘束 凹部を形成したことを特徴とする車両用フロアに存する。 【0008】 【作用】 通常、ラゲージルーム内のフロアボードの収納用開口は、フロアボード側の所 定の位置に載置されたリッド体により閉じられており、リッド体の上面はフロア ボードの上面とともに荷載置面を成す。 【0009】 フロアボードの収納用開口がリッド体により閉じられる際、収納用開口の両側 縁に設けたダンパー部材が、リッド体の両側端部に形成した拘束凹部に嵌合する 。 【0010】 ダンパー部材によって、フロアボード側の両側縁とリッド体の両側端部との上 下方向のぶつかり合いが緩和される。また、ダンパー部材と拘束凹部との嵌合関 係によりリッド体の水平方向の動きが規制されることで、リッド体のガタつきを 抑えることができる。 【0011】 それにより、フロアボード側と、ガタつくようなリッド体とのぶつかり合いに よる異音の発生を防ぐための軟質の不織布などを、フロアボード側に特別に設け る必要がなく、部品点数や組み付け工数を削減することができる。 【0012】 なお、リッド体をフロアボード側から持ち上げると、フロアボードの収納用開 口が開き、フロアボードの下の収納空間にスペアタイヤや荷物などを出し入れす ることができる。 【0013】 「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。 【0014】 図1から図3は本考案の一実施例を示している。 【0015】 図1および図3に示すように、車体後部にはラゲージルーム10aが形成され ており、ラゲージルーム10aの車両用フロア10は、荷載置面11を成すフロ アボード20と、フロアボード20に開設された収納用開口30を開閉するため のリッド体40とを具備して成る。 【0016】 さらに詳しく言えば、ラゲージルーム10aの後部両脇にはサイドボックス1 2,12が設けられ、左右のサイドボックス12,12の間に収納用開口30は 開設されている。収納用開口30の両側のフロアボード20の一部は、側部フロ アボード21,21として、サイドボックス12の上部開口を開閉できるように 形成されている。 【0017】 収納用開口30の下方は、スペアタイヤ等を出し入れするための収納空間31 と成っており、また、収納用開口30を開閉するためのリッド体40と、その両 側の側部フロアボード21および前方の前部フロアボード22の荷載置面11に は、フロアマット60が敷設されている。 【0018】 側部フロアボード21の端縁部21aとともに収納用開口30の両側縁となる 各サイドボックス12の内側寄りの端部には、リッド体40の両側端部41,4 1が嵌入し係合するための段部13が形成されている。段部13は、側部フロア ボード21より一段下がった底面部13aと、底面部13aに略直角に上方に連 なる端面部13bとを有している。 【0019】 段部13の底面部13aには、リッド体40とのぶつかり合いを緩和するダン パー部材50が前後方向に全部で5つ取り付けられている。ダンパー部材50は 、軸部材51と、軸部材51の基端に嵌着した頭部52と、軸部材51の中程に 嵌着した取付部53とから成る。頭部52および取付部53は、弾性を有するゴ ムにより形成されたものであり、取付部53は円錐形に形成され、段部13の底 面部13aに穿設された取付孔14に嵌合している。 【0020】 リッド体40は、収納用開口30に対応するように矩形の板状に合成樹脂材に より成形したものであり、リッド体40の内部は中空となっている。リッド体4 0の両側端部41,41の下側には、各サイドボックス12側の段部13に係合 する嵌合段42が形成されている。嵌合段42は、収納用開口30をリッド体4 0で閉じた際、フロアボード20の荷載置面11とリッド体40の上面とが滑ら かに連続するように形成されている。 【0021】 嵌合段42の下面側には、各サイドボックス12側の5つのダンパー部材50 ,50…の頭部52,52…がそれぞれ嵌合して、リッド体40のガタつきを防 ぐための5つの拘束凹部43,43…が形成されている。拘束凹部43は円柱状 に凹設されたものであり、その内径はダンパー部材50の頭部52よりやや大き めに形成されており、深さはダンパー部材50の頭部52の厚さより浅く形成さ れている。また、リッド体40の後端部にはリッド体40を開閉するための把持 孔44が形成されている。 【0022】 次に作用を説明する。 図3に示すように、通常、ラゲージルーム10a内のフロアボード20の収納 用開口30は、リッド体40によって閉じられており、リッド体40の上面はフ ロアボード20の上面に滑らかに連続して荷載置面11を成している。 【0023】 図2に示すように、フロアボード20の収納用開口30がリッド体40により 閉じられているとき、段部13の底面部13aに設けたダンパー部材50の頭部 52が、リッド体40の両側端部41,41の嵌合段42の下面側に形成した拘 束凹部43に嵌合する。 【0024】 拘束凹部43の深さがダンパー部材50の頭部52の厚さより浅く形成されて いるため、リッド体40の嵌合段42の下面と段部13の底面部13aとが直接 係合することはなく、ダンパー部材50によって、フロアボード20側の段部1 3とリッド体40の両側端部41,41との上下方向のぶつかり合いが緩和され る。 【0025】 また、ダンパー部材50と拘束凹部43との嵌合関係によって、リッド体40 の水平方向のガタつきが抑えられ、リッド体40の両側端部41,41が段部1 3の端面部13bにぶつかり合うのを防ぐことができる。それにより、段部13 の端面部13bに、リッド体40が左右にガタついた際、リッド体40の両側端 部41,41の端面とぶつかり合う音の発生を防ぐ軟質の不織布などを止着する 必要はない。 【0026】 フロアマット60をめくってから、リッド体40の把持孔44に手をかけて、 リッド体40の後端部を跳ね上げるようにして持ち上げると、収納用開口30が 開かれ、収納用開口30を通して収納空間31に荷物やスペアタイヤなどを出し 入れすることができる。 【0027】 拘束凹部43の内径は、ダンパー部材50の頭部52よりやや大きめに形成さ れているから、リッド体40を持ち上げる際には、サイドボックス12側のタン パー部材50からリッド体40側の拘束凹部43を容易に外すことができる。 【0028】 なお、前記実施例に係る車両用フロアによれば、ダンパー部材を軸部材と頭部 と取付部とによって、図示した形状に形成したが、前記実施例におけるダンパー 部材は一例にすぎず、他の様々な形状・構成であってもよい。ダンパー部材が嵌 合しリッド体のガタつきを防ぐための拘束凹部の形状も同様である。 【0029】 また、前記実施例に係る車両用フロアによれば、収納用開口の両側の段部にそ れぞれ5つのダンパー部材を設ける一方、5つのダンパー部材に対応するように リッド体の両側の段部に5つの拘束凹部を設けているが、ダンパー部材および拘 束凹部は、リッド体の大きさに対応させて必要な数だけ設ければよい。 【0030】 また、前記実施例に係る車両用フロアによれば、収納用開口を閉じている際の リッド体の位置決めの手段とし、フロアボード側の収納用開口の両側縁に、リッ ド体の両側端部が嵌入する段部を形成したが、その他に、例えば、段部を設けず にフロアボードの上面にリッド体の位置決め用の突起などを設けたりすることも 考えられる。 【0031】 【考案の効果】 本考案にかかる車両用フロアによれば、リッド体の両側端部を載置する収納用 開口の両側縁に、リッド体とのぶつかり合いを緩和するダンパー部材を設ける一 方、前記リッド体の両側端部に、前記ダンパー部材が嵌合しリッド体の水平方向 の動きを規制するための拘束凹部を形成したから、リッド体の水平方向へのガタ つきによって生じるぶつかり音を無くすための不織布などをフロアボード側に別 途設ける必要がないため、組み付け工数を減らして、コストを低減することがで き、また、リッド体のガタつきを抑えて高級感を高めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の一実施例に係る車両用フロアを示す要
部断面図である。 【図2】図3のII−II線断面図である。 【図3】本考案の一実施例に係る車両用フロアを示す斜
視図である。 【図4】図5のIV−IV線断面図である。 【図5】従来の車両用フロアを示す斜視図である。 【符号の説明】 10…車両用フロア 10a…ラゲージルーム 13…段部 13b…底面部 14…取付孔 20…フロアボード 30…収納用開口 40…リッド体 41…側端部 50…ダンパー部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ラゲージルームの荷載置面を成すフロアボードと、該フ
    ロアボードに開設された収納用開口を開閉するためのリ
    ッド体とを備え、該リッド体をフロアボード側の所定の
    位置に載置して前記収納用開口を閉じるようにした車両
    用フロアにおいて、 前記リッド体の両側端部を載置する前記収納用開口の両
    側縁に、リッド体とのぶつかり合いを緩和するダンパー
    部材を設ける一方、前記リッド体の両側端部に、前記ダ
    ンパー部材が嵌合してリッド体の水平方向の動きを規制
    するための拘束凹部を形成したことを特徴とする車両用
    フロア。
JP1991068748U 1991-08-29 1991-08-29 車両用フロア Expired - Lifetime JP2510287Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5953147U (ja) * 1982-10-01 1984-04-07 加藤発条株式会社 自動車トノカバ−の取付構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5953147U (ja) * 1982-10-01 1984-04-07 加藤発条株式会社 自動車トノカバ−の取付構造

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