JPH0518994U - 車両用可動ステツプ装置 - Google Patents
車両用可動ステツプ装置Info
- Publication number
- JPH0518994U JPH0518994U JP1786091U JP1786091U JPH0518994U JP H0518994 U JPH0518994 U JP H0518994U JP 1786091 U JP1786091 U JP 1786091U JP 1786091 U JP1786091 U JP 1786091U JP H0518994 U JPH0518994 U JP H0518994U
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- Japan
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- vehicle
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両走行時に、格納位置に格納された可動ス
テップの支持部にガタツキが生じることによる異音の発
生を防止し、また、可動ステップと車体ステップの下面
との間に隙間が生じることによる可動ステップの汚れ及
び風切り音の発生を防止することができる車両用可動ス
テップ装置を提供すること。 【構成】 車体に形成されたドア開口部10の下側に、
可動ステップ3が、車体ステップ1の下面に上面が近接
した格納位置と、この格納位置から下方に移動した乗降
位置との間で移動可能に支持されている車両用可動ステ
ップ装置において、前記車体ステップ1の下面に、可動
ステップ3を格納位置に配置した際に可動ステップ3の
上面外周部に弾接されるシール部材6を設けた。
テップの支持部にガタツキが生じることによる異音の発
生を防止し、また、可動ステップと車体ステップの下面
との間に隙間が生じることによる可動ステップの汚れ及
び風切り音の発生を防止することができる車両用可動ス
テップ装置を提供すること。 【構成】 車体に形成されたドア開口部10の下側に、
可動ステップ3が、車体ステップ1の下面に上面が近接
した格納位置と、この格納位置から下方に移動した乗降
位置との間で移動可能に支持されている車両用可動ステ
ップ装置において、前記車体ステップ1の下面に、可動
ステップ3を格納位置に配置した際に可動ステップ3の
上面外周部に弾接されるシール部材6を設けた。
Description
【0001】
本考案は、自動車のドア開口部の下側に、乗降補助のために設けられる車両用 可動ステップ装置に関する。
【0002】
従来、車両用可動ステップ装置としては、例えば、実開昭59−60048号 公報に記載されているようなものが知られている。この従来の車両用可動ステッ プ装置は、車体に形成されたドア開口部の下縁部に車体ステップが形成され、該 車体ステップの下方を格納位置とした可動ステップが、平行リンクにより支持さ れると共に、該可動ステップは前記格納位置と、該格納位置から外側下方に突出 した乗降位置との間で移動可能に支持され、そして、車両走行時には可動ステッ プを格納位置に格納しておき、車両乗降時には可動ステップを乗降位置に突出さ せて、乗降補助のために使用するようになっていた。
【0003】
しかしながら、上述のような従来の車両用可動ステップ装置にあっては、可動 ステップが格納位置に格納された状態のときに、以下に述べるような問題が生じ る。すなわち、可動ステップが平行リンクで支持されただけの支持状態であるた め、車両走行時の振動等によって平行リンクの連結部分にガタツキが生じ、異音 が発生する。さらに、可動ステップと車体ステップの下面との間に隙間が生じて いるため、車両走行時に、この隙間から泥等が侵入して可動ステップの上面が汚 れてしまうことがあるし、また、この隙間を通過する走行風によって風切り音が 発生する。
【0004】 本考案は、上記のような問題点に着目して成されたもので、車両走行時に、格 納位置に格納された可動ステップの支持部にガタツキが生じることによる異音の 発生を防止し、また、可動ステップと車体ステップの下面との間に隙間が生じる ことによる可動ステップの汚れ及び風切り音の発生を防止することができる車両 用可動ステップ装置を提供することを目的としている。
【0005】
本考案では、車体パネルの下面に、可動ステップの上面外周部に弾接するシー ル部材を設けて上述の目的を達成することとした。
【0006】 すなわち、本考案の車両用可動ステップ装置は、車体に形成されたドア開口部 の下側に、可動ステップが、その上面が車体パネル下面に近接した格納位置と、 この格納位置から下方に移動した乗降位置との間で移動可能に支持されている車 両用可動ステップ装置において、前記車体パネルの下面に、可動ステップを格納 位置に配置した際に可動ステップの上面外周部に弾接されるシール部材を設けた 。
【0007】
車両走行時には可動ステップを格納位置に格納しておき、車両乗降時には可動 ステップを乗降位置に下方移動させて、乗降補助のために使用する。
【0008】 そして、可動ステップを格納位置に配置した状態では、この可動ステップの上 面外周部が車体パネルの下面に設けたシール部材に弾接するため、可動ステップ は、そのシール部材の反発力を受けた状態で格納位置に弾性的に支持されること になる。従って、可動ステップの支持部に生じるガタツキが抑えられ、異音の発 生を防止することができる。
【0009】 また、このように可動ステップの上面外周部がシール部材によりシールされて 可動ステップと車体パネル下面との間に隙間が生じない。従って、泥等の侵入に より可動ステップの上面が汚れるのを防止することができると共に、走行風の通 過による風切り音の発生を防止することができる。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。図1は実施例の車両用可動ステ ップ装置を示す分解斜視図、図2は該車両用可動ステップ装置を示す断面図であ って、図中1は車体ステップ(車体パネル)である。この車体ステップ1は、車 体側部に設けられたスライドドア2のドア開口部10の下縁部に、車体フロア1 1との間に段差を持って形成され、その下方には可動ステップ3が配設されてい る。
【0011】 前記可動ステップ3は、車体ステップ1の下面に近接した格納位置(図2実線 位置)と、この格納位置から外側下方に突出した乗降位置(図2仮想線位置)と の間で移動可能に支持されている。すなわち、可動ステップ3の両側面が、平行 リンク4,4によって車体ステップ1の下面に突設されたブラケット12,12 に揺動可能に連結され、かつ、車体に取り付けられたエアーシリンダ5のピスト ンロッド50が、可動ステップ3の車両中央側の縁部に連結された支持構造とな っている。そして、前記エアーシリンダ5のピストンロッド50が退入すると可 動ステップ3が格納位置に移動し、また、エアーシリンダ5のピストンロッド5 0が進出すると可動ステップ3が乗降位置に移動する。
【0012】 また、前記車体ステップ1の下面には、弾性素材により形成されたシール部材 6がブラケット60を介して固定されている。このシール部材6は、前記可動ス テップ3の上面の外周縁部と略同一の環状に形成され、その断面構造は、図3に 示すように、上面にブラケット60用の装着スリット61が形成された取付部6 aと、外周にリップ62が垂設された当接部6bとが一体成形されたものとなっ ている。そして、前記可動ステップ3の格納位置において、この可動ステップ3 の上面の外周縁部が前記シール部材6の当接部6bに弾接するように設定されて いる。
【0013】 次に、実施例の作用を説明する。
【0014】 本実施例の車両用可動ステップ装置は、車両走行時には、可動ステップ3を格 納位置に格納しておき、車両乗降時には、乗降補助のために可動ステップ3を乗 降位置に移動させるもので、その移動はエアーシリンダ5によって行われる。
【0015】 そして、可動ステップ3を格納位置に格納した状態では、この可動ステップ3 の上面外周縁部が車体ステップ1の下面に固定されたシール部材6に弾接する。 これにより、可動ステップ3は、シール部材6の反発力を受けた状態で格納位置 に支持されるため、可動ステップ3の支持部材となる平行リンク4,4の連結部 のガタツキが抑えられ、異音の発生を防止することができる。
【0016】 また、シール部材6が可動ステップ3の上面外周縁部と略同一形状で、かつ、 車体ステップ1の下面に固定されているため、可動ステップ3を格納位置に配置 させた時には、可動ステップ3と車体ステップ1の間に隙間が生じない。したが って、車両走行時に、車体ステップ1の下面と可動ステップ3の間に泥等が侵入 することがなく、泥等による可動ステップ3の上面が汚れるのを防止できると共 に、走行風の通過もないことから、風切り音の発生を防止することができる。
【0017】 以上、本考案の実施例を図面により説明したが、具体的な構成はこの実施例に 限られるものではなく、例えば、シール部材は、可動ステップの上面外周部に当 接すればよいから、実施例の形状に限定されるものではなく、可動ステップの外 形と略同一外形の平板状に形成して、可動ステップの上面全面がシール部材の下 面に弾接するように設定してもよい。また、実施例では、開口部の下縁部分の車 体パネルとして車体ステップを例に挙げたが、この車体パネルをフロアパネルで 構成してもよい。また、実施例では、可動ステップを格納位置と乗降位置とに移 動させる手段として平行リンクとエアシリンダを示したが、例えば、ガイド溝と 突起との係合関係でガイドする手段等他の手段を用いてもよい。
【0018】
以上説明したように、本考案の車両用可動ステップ装置にあっては、車体パネ ルの下面にシール部材を設けて、格納時には可動ステップを弾接させる手段とし たため、格納時に、車両走行時の振動等によって可動ステップの支持部からガタ ツキによる異音の発生を防止することができるという効果が得られ、しかも、可 動ステップ上面と車体パネル下面との間に隙間が生じないので、可動ステップの 汚れ及び風切り音の発生を防止できるという効果が得られる。
【図1】本考案実施例の車両用可動ステップ装置を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】実施例装置を示す断面図である。
【図3】実施例装置の要部を示す拡大断面図である。
1 車体ステップ(車体パネル) 10 ドア開口部 3 可動ステップ 6 シール部材
Claims (1)
- 【請求項1】 車体に形成されたドア開口部の下側に、
可動ステップが、その上面が車体パネル下面に近接した
格納位置と、この格納位置から下方に移動した乗降位置
との間で移動可能に支持されている車両用可動ステップ
装置において、 前記車体パネルの下面に、可動ステップを格納位置に配
置した際に可動ステップの上面外周部に弾接されるシー
ル部材を設けたことを特徴とする車両用可動ステップ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991017860U JP2544974Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 車両用可動ステップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991017860U JP2544974Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 車両用可動ステップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518994U true JPH0518994U (ja) | 1993-03-09 |
JP2544974Y2 JP2544974Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=11955414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991017860U Expired - Lifetime JP2544974Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 車両用可動ステップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544974Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022102609A1 (ja) * | 2020-11-12 | 2022-05-19 | 株式会社アイシン | 車両用ステップ装置 |
WO2022102610A1 (ja) * | 2020-11-12 | 2022-05-19 | 株式会社アイシン | 車両用ステップ装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58116442U (ja) * | 1982-02-04 | 1983-08-09 | アイ・ケイ・コーチ株式会社 | 車両の乗降口構造 |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP1991017860U patent/JP2544974Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58116442U (ja) * | 1982-02-04 | 1983-08-09 | アイ・ケイ・コーチ株式会社 | 車両の乗降口構造 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022102609A1 (ja) * | 2020-11-12 | 2022-05-19 | 株式会社アイシン | 車両用ステップ装置 |
WO2022102610A1 (ja) * | 2020-11-12 | 2022-05-19 | 株式会社アイシン | 車両用ステップ装置 |
JP2022077638A (ja) * | 2020-11-12 | 2022-05-24 | 株式会社アイシン | 車両用ステップ装置 |
JP2022077637A (ja) * | 2020-11-12 | 2022-05-24 | 株式会社アイシン | 車両用ステップ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2544974Y2 (ja) | 1997-08-20 |
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