JPH0612975Y2 - 自動車のドア構造 - Google Patents

自動車のドア構造

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JPH0612975Y2
JPH0612975Y2 JP1987120064U JP12006487U JPH0612975Y2 JP H0612975 Y2 JPH0612975 Y2 JP H0612975Y2 JP 1987120064 U JP1987120064 U JP 1987120064U JP 12006487 U JP12006487 U JP 12006487U JP H0612975 Y2 JPH0612975 Y2 JP H0612975Y2
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JP
Japan
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door
garnish
vehicle
glass
exposed surface
Prior art date
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JP1987120064U
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English (en)
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JPS6424615U (ja
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智 鵜川
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車体開口部の上縁車室外面とドアガラスとが
略面一状に連なる。所謂フラツシユサーフエス化を図つ
た自動車のドア構造に関する。
従来の技術 従来、フラツシユサーフエス化を図つた自動車のドアと
しては第3,4図に示した構造のものが提案されている
(実開昭60−114013号公報参照)。すなわち自
動車のドア1は、昇降自在なドアガラス2の格納部を構
成するドア本体3と、該ドア本体3の上端部に設けられ
たドアフレーム4とから構成されている。該ドアフレー
ム4の車室外O側端部には、上下方向に延在するフラン
ジ5が形成されており、又ドアフレーム4の車室内R側
上面には第1の嵌合部6が形成され、車室内R側下面に
は第2の嵌合部7が形成されている。前記フランジ5の
上端部側にはグラスラン8が嵌着されており、該グラス
ラン8にはドアガラス2の上縁が密接している。又フラ
ンジ5の上端部側には、ガイドレール9が嵌着されてお
り、前記ドアガラス2の車室内面には、前記ガイドレー
ル9を介して前記フランジ5に係合するガイドブロツク
10が形成されている。一方前記第1の嵌合部には、図
示しない車体の開口縁に密接するウエザーストリツプ1
1が嵌着されており、第2の嵌合部7には、ガーニツシ
ユ12が内嵌されており、該ガーニツシユ12には車室
外O方向に延びるリツプ13が形成されてい。かかる構
造において、ドアガラス2は図示しない車体開口部の上
縁車室外面と略面一状に連なるように位置し、フラツシ
ユサーフエス化が図られているものである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来の構造においてガーニツシ
ユ12は、前記第2の嵌合部7に下方から内嵌して装着
されているとともに、車室外に延びるリツプ13が形成
されている。このためドアガラス2が下降移動した際、
ガイドブロツク10がリツプ13に干渉し、ガーニツシ
ユ12に矢示したような下向きの力Fが生ずると、ガー
ニツシユ12は容易に第2の嵌合部7から脱落してしま
う。しかも第2の嵌合部7は、前述のようにガーニツシ
ユ12を内嵌することによつて拘持していることから、
必然的に第2の嵌合部7には図示したようにガーニツシ
ユ12によつて隠蔽し得ない露呈面14が生じ、品質感
の低下を余儀なくされるものであつた。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもの
であり、ガーニツシユによつてドアフレームの車室内側
露呈面を完全に隠蔽するとともに、ガーニツシユの固着
性を向上させた自動車のドア構造を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本考案にあつては、車体開
口部を閉成するドアのドアフレーム車室外面にグラスラ
ンとウエザーストリップを装着し、該グラスランに前記
車体開口部の上縁車室外面と略面一状に連なるドアガラ
スを密接配置した構造において、前記ドアフレームの車
室内側露呈面を隠蔽するガーニツシユを設け、該ガーニ
ッシュの両側部に形成した折り返し部を前記車室内側露
呈面の両側部に形成したフック片に外嵌するとともに、
前記折り返し部を前記グラスランと前記ウエザーストリ
ップとに圧接し、かつ外側の折り返し部をドアガラスの
昇降方向と略同方向に形成してある。
作用 前記構成において、ドアフレームの車室内側露呈面を隠
蔽するガーニツシユは、両側部を前記露呈面の両側部に
形成されたフツク片に外嵌して係着されていることか
ら、ガーニツシユによつてフツク片とともに前記露呈面
は完全に隠蔽される。又ガーニツシユは両側部において
フツク片に係着されて、充分な固定性が確保される。
実施例 以下本考案の一実施例について図面に従つて説明する。
すなわち第1,2図に示したように車体20には乗降用の
開口部21,21が設けられており、該開口部21,2
1の車室内R側端縁に設けられたフランジ22にはウエ
ルシール23が接着されたウエルト24が取り付けられ
ている。前記車体20には、開口部21,21を閉成す
るドア1,1が枢設されており、該ドア1は昇降自在な
ドアガラス2の格納部を構成するドア本体3と該ドア本
体3の上端部に設けられたドアフレーム4から構成され
ている。該ドアフレーム4は、両側上下方向に延在する
1対の側部枠体25,25と該側部枠体25の上端部間
水平方向に延在する上部枠体26とからなり、各枠体2
5,26は外側パネル27と内側パネル28とをスポツ
ト溶接して構成されている。前記外側パネル27には、
開口部21の周壁21aに対向するチヤンネル状の第1
嵌合部29と、車室外O側に開口したチヤンネル状の第
2嵌合部30が形成されている。前記第1の嵌合部29
の車室内R側端部と第2嵌合部30の下端部、すなわち
ドアフレーム4の車室内側露呈面31の両側部には、各
々内側フツク片32と外側フツク片33とが形成されて
いる。この両フツク片32,33はドアフレーム4に沿
つて形成されているとともに、内側フツク片32は斜め
上方車室外O側に屈曲され、外側フツク片33は略上方
に屈曲されている。又前記第1嵌合部29には開口部2
1の周壁21aに密接するウエザーストリツプ34が内
嵌されており、又前記第2嵌合部30にはグラスラン3
5が嵌着され、該グラスラン35には開口部21の上縁
車室外面21bと略面一状に連なるドアガラス2が密接
している。一方内側フツク片32と外側フツク片33間
の前記車出内側露呈面31には、ガーニツシユ36が装
着されている。該ガーニツシユ36は、PP(ポリプロ
ピレン樹脂)、POM(ポリアセタール樹脂)等の合成
樹脂、又は金属製であつて金属製である場合には、PV
C(ポリ塩化ビニル樹脂)等の合成樹脂による被覆がな
されており、又適宜車室内Rと同色に着色されている。
このガーニツシユ36のドアフレーム4に沿つた両側部
には、内側の折り返し部37と外側の折り返し部38が
成形されており、該折り返し部37,38は前記フツク
片32,33に外嵌係着され、各折り返し部37,38
には前記ウエザーストリツプ34のベース部34a及び
グラスラン35のベース部35aが圧接している。
以上の構成に係る本実施例において、ガーニツシユ36
はその両端部に形成された折り返し部37,38を両フ
ツク片32,33に外嵌して取り付けられていることか
ら、内側フツク片32から外側フツク片33に亘るドア
フレーム4の車室内側露呈面31は両フツク片32,3
3とともにガーニツシユ36により完全に隠蔽される。
したがつて塗装工程において車体の車室外O側面と同色
に塗装された前記車室内側露呈面31が車室内R側から
見えてしまうようなことはなく、品質感の向上を図るこ
とができる。又ガーニツシユ36は両側部において各々
前記各フツク片32,33に係着されていることから充
分な固定性が確保され脱落のおそれが解消されるのみな
らず、各フツク片32,33に係着されることによつて
弛緩することなく緊張状態に維持され、ガーニツシユ3
6自体の外観品質も向上し得る。
更に、外側の折り返し部38はドアガラス2の昇降方向
と略同方向に形成されているので、ドアガラス2の昇降
によってグラスラン35に横方向の力、即ち、第2嵌合
部30の嵌合面に対し平行な力が作用しても、グラスラ
ン35をしっかりと保持することができる。
しかも本実施例においては、前記折り返し部37,38
に、各嵌合部29,30に嵌着されたウエザーストリツ
プ34とグラスラン35が密接していることから、ガー
ニツシユ36の固定性を一層向上し得るのみならず、ガ
ーニツシユ36の端部とウエザーストツプ34及びグラ
スラン35の接合部に間隙が生ずるようなことがなく、
この点においても外観品質の向上を図ることができるの
である。
考案の効果 以上説明したように本考案は、ドアフレームの車室内側
露呈面両側部に、フツク片を形成し、該フツク片にガー
ニツシユの両側部を外嵌して係着するようにした。した
がつてガーニツシユによりフツク片とともに前記車室内
側露呈面を完全に隠蔽することができ、フラツシユサー
フエース化を図つた自動車のドア車室内面の品質感を向
上させることができる。又ガーニツシユは両端部におい
てフツク片に係着されていることから、充分な固定性が
確保されガーニツシユの脱落を確実に防止し得るもので
ある。
更に、ガーニッシュの外側の折り返し部はドアガラスの
昇降方向と略同方向に形成されているので、ドアガラス
の昇降によってグラスランに横方向の力が作用しても、
グラスランをしっかりと保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す第2図I−I線断面
図、第2図は同実施例に係る車体の側面図、第3図は自
動車用ドアの側面図、第4図は第3図IV−IV線断面図で
ある。 1……ドア、2……ドアガラス、4……ドアフレーム、
20……車体、21……開口部、21b……上縁車室外
面、31……車室内露呈面、32,33……フツク片、
36……ガーニツシユ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体開口部を閉成するドアのドアフレーム
    車室外面にグラスランとウエザーストリップを装着し、
    該グラスランに前記車体開口部の上縁車室外面と略面一
    状に連なるドアガラスを密接配置した構造において、前
    記ドアフレームの車室内側露呈面を隠蔽するガーニッシ
    ュを設け、該ガーニッシュの両側部に形成した折り返し
    部を、前記車室内側露呈面の両側部に形成したフック片
    に外嵌するとともに、前記折り返し部を前記グラスラン
    と前記ウエザーストリップとに圧接し、かつ外側の折り
    返し部をドアガラスの昇降方向と略同方向に形成したこ
    とを特徴とする自動車のドア構造。
JP1987120064U 1987-08-05 1987-08-05 自動車のドア構造 Expired - Lifetime JPH0612975Y2 (ja)

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JPS6424615U JPS6424615U (ja) 1989-02-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596116A (ja) * 1982-06-30 1984-01-13 Nissan Motor Co Ltd ウインドまわりのシ−ル構造
JPS6018832U (ja) * 1983-07-18 1985-02-08 トヨタ自動車株式会社 自動車のドア構造
JPS6025518U (ja) * 1983-07-29 1985-02-21 トヨタ自動車株式会社 自動車のドア構造

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