JPH0439780Y2 - - Google Patents

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JPH0439780Y2
JPH0439780Y2 JP3666187U JP3666187U JPH0439780Y2 JP H0439780 Y2 JPH0439780 Y2 JP H0439780Y2 JP 3666187 U JP3666187 U JP 3666187U JP 3666187 U JP3666187 U JP 3666187U JP H0439780 Y2 JPH0439780 Y2 JP H0439780Y2
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JP
Japan
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roof
flange
resin body
back panel
panel
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JP3666187U
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JPS63143419U (ja
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、樹脂製ボデーの構造に関し、詳し
くは、外観を損なうことなくルーフライニイグを
設定しうるように構成されたものに関する。
【従来の技術】
オフ・ロード走行用の自動車等には、ロールバ
ー後方の荷台を樹脂製ボデーで覆つて、荷室空間
を乗員室として利用できるように構成されたもの
が多く見受けられる。このような樹脂製ボデー
は、そのサイドパネルの下方部内面に設けられた
フランジ部を荷台のトツプレールにボルト止めす
るなどして車体に取付けられ、サイドパネルに
は、クオータウインドが、バツクパネルには、バ
ツクウインドがそれぞれ設けられている。 ところで、上記のようなオフ・ロード走行用車
においても、最近は、乗用車なみの車体の内外裝
を充実させて高級化を図る傾向が強くなつてい
る。その具体的方策として最も広く採用されてい
るのが、樹脂製ボデーのルーフライニイグの設定
であり、これにより、樹脂製ボデーで形成された
飾り気の無い車室内の見栄えを向上させている。 樹脂製ボデーに設定されるルーフライニイグ
は、ルーフパネル等の内面の適当箇所に固着され
た適当数のブラケツトにルーフライニイグをクリ
ツプを固定することにより、ルーフライニイグが
ボデーに支持されるように構成されている。そし
て、ルーフライニイグは、その前縁部が、ロール
バーの後部やルーフパネルの先端部に設けられた
ガーニツシユ部材等によつて端末処理される。と
ころで、後端部の端末は、樹脂製ボデーを利用し
て簡単な構造でこれを行いうるように、樹脂製ボ
デーの成形時に、バツクパネルの内面に車幅方向
全長にわたつて前方突出状にフランジ部を設け
て、このフランジ部に後端部を載置することによ
つて端末処理することが考えられる。このように
すると、ルーフライニイグの後縁部を、上記フラ
ンジ部によつて支持できるとともに、フランジ部
によつてルーフライニイグの後部端末が都合良く
隠される。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、ルーフライニイグの後縁部の端
末処理を行うためのフランジ部を上述のようにバ
ツクパネルの内面に設ける場合、次のような問題
が懸念される。 すなわち、バツクパネルのフランジ部から設け
られる部位は、他の部位に比べて厚肉状になるた
め、樹脂製ボデーの成形時において、上記フラン
ジ部が設けられる部分の厚さ方向の収縮量が他の
部位に比して大きなり、フランジ部が設けられる
部分の外面に引けが発生してしまう。このため、
バツクパネルには、面一状に形成されるべき外面
に、上記フランジ部と対応した部位において窪み
が出来て、外観が大きく損なわれるといつた問題
が生じる。 本考案は、上述のような事情のもとで考え出さ
れたもので、樹脂製ボデーに、ルーフライニイグ
を、樹脂製ボデーの外観を損なうことなく、しか
も簡単な構造で端末処理しながら設定しうるよう
に構成されて樹脂製ボデーの構造を提供すること
をその課題とする。
【問題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本考案では、次の技
術的手段を講じている。 すなわち、ルーフパネルと、両サイドパネル
と、バツクパネルとを備え、ロールバーの後方の
荷台を覆うように車体に装着される樹脂製ボデー
において、 上記ルーフパネルを下方から覆うように設けら
れたルーフライニイグの後縁部を、上記バツクパ
ネルのバツクウインド開口部より上方の内面に設
けたフランジ部に載置して支持するとともに、上
記バツクパネルにおける少なくとも上記フランジ
部と対応する外面に、凸条部を設けている。
【作用および効果】
バツクパネルには、その外面に、バツクパネル
の内面に設けられたフランジ部と対応する部位に
おいて、凸条部が設けられる。これにより、従来
では、樹脂製ボデーの成形時に、フランジ部が形
成される部位において、樹脂の収縮量が大きくな
り引けが生じて、フランジ部と対応する外面(外
面のフランジ部と丁度反対側となる部位)に窪み
ができていたものが、本考案では、凸条部の大き
さが若干小さくなるだけで、上記窪みができるこ
とは全く無い。すなわち、凸条部を設けることに
よつて、フランジ部を設けることに起因して生ず
る引けによる弊害が、バツクパネルの外面に外観
の悪化として表面的に現れないようにしている。 また、上記フランジ部の形成位置は、必ずバツ
クウインド開口部よりも上方に設定されるが、本
考案では、このことに着目して上記凸条部を積極
的に設けている。すなわち、凸条部は、バツクパ
ネルのバツクウインド開口部よりも上方に形成さ
れることになる。したがつて、ルーフパネルから
バツクパネルへつたわる雨水を、バツクウインド
開口部よりも上方に位置する凸条部によつて堰き
止めてこれを車体の側方へ導き、バツクウインド
あるいはバツクウインドの開時には室内へ滴下す
るのを防止することができる。換言すると、本考
案では、ただ単に、バツクパネルの内面にフラン
ジ部を設けることによつて生ずる外観上の問題を
解決するためだけでなく、さらに、ルーフドリツ
プとして機能させるために凸条部を設けているの
である。 以上のように、本考案の樹脂製ボデーの構造に
おいては、ルーフライニイグの後縁部の端末処理
を簡易に行うためにバツクパネルの内面にフラン
ジ部を設けた場合でも、外観の悪化を招くことが
ないとともに、このように外観の悪化を防止する
ために設けた凸条部にルーフドリツプの機能をも
たせて、二重の効果が得られるように構成してい
る。
【実施例の説明】
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら
具体的に説明する。 樹脂製ボデー3は、サイドパネル4に設けられ
た内向きフランジ部(図示略)をロールバー1の
後方の荷台2のトツプレールにボルト止めするな
どして、第3図に示すように、荷台2を覆うよう
に車体に取付けられる。本例では、第1図に示す
ように、樹脂製ボデー3によつて形成された車室
の見栄えを向上させるために、ルーフパネル5を
下方から覆うルーフライニイグ8が設けられてい
る。 上記ルーフライニイグ8は、第1図に示すよう
に、たとえば、バツクパネル6の内面に形成され
たリブ7など樹脂製ボデー3の内面の適部にネジ
止めして固着された適当数のブラケツト9……
に、クリツプ10で固着することにより樹脂製ボ
デー3に支持される。このようにして、樹脂製ボ
デー3に取付けられるルーフライニイグ8は、そ
の前縁部が、ロールバー1の後部やルーフパネル
5の前縁部に設けられたガーニツシユ部材(図示
略)等によつて端末処理される。そして、ルーフ
ライニイグ8の後縁部8aは、バツクパネル6の
内面に車幅方向全長にわたつて前方突出状に設け
られたフランジ部11に載置することにより端末
処理されている。すなわち、ルーフライニイグ8
の後縁部8aを、上記フランジ部11によつて支
持させているとともに、ルーフライニイグ8の後
方端末をフランジ部11によつて隠して車室内か
ら見えないようにしているのである。 第1図および第2図において、符号12は、運
転者の後方視界を確保するために必須的に設けら
れるバツクウインドであり、バツクパネル6に
は、このバツクウインド12の閉時にバツクウイ
ンドガラス12aが嵌まり込むためのバツクウイ
ンド開口部6aが開設されている。言うまでもな
く、ルーフライニイグ8は、バツクウインド12
よりも上方に設定されるので、上記フランジ部1
1もバツクウインド12よりも上方に形成する必
要があり、また、後述する凸条部13の形成位置
を都合の良いところに設定するために、本例で
は、上記フランジ部11を、バツクウインド開口
部6aの開口縁6bの内面に形成している。 さて、本例では、第1図に示すように、バツク
パネル6における上記フランジ部11と対応する
外面に、フランジ部11と同等の車幅方向長さを
もつてバツクウインド開口の上縁に沿つて車幅方
向に延び、後方斜め上方に突出した凸条部13が
設けられている。さらに、本例では、見た目を良
くするために、この凸条部13が、バツクウイン
ド開口の上縁に設けられた部位から連続して、第
2図に示すように、バツクウインド開口の両側縁
に沿つて上下方向に延びるように形成されてい
る。そして、凸条部13のバツクウインド開口の
側縁に沿つて設けられた部位は、バツクパネル6
の下端部にいたつたところで凸条部13が完全に
消えてバツクパネル6の外面が面一化するよう
に、下方につれて小さくなるように形成されてい
る。 上述のように、ルーフライニイグ8の後縁部8
aの端末処理を簡易に行うために、バツクパネル
6の内面には、フランジ部11が形成されている
が、本例の樹脂製ボデーの構造では、上記フラン
ジ部11に併せて、バツクパネル6における上記
フランジ部11と対応する外面に凸条部13を設
けている。これにより、樹脂製ボデー3の成形時
に、フランジ部11が形成される部位に起こる引
けによつて、バツクパネル6におけるフランジ部
11と対応する外面に窪みができる従来の問題は
解決される。すなわち、本例の樹脂製ボデーの構
造では、フランジ部11の形成部位に引けが生じ
る場合でも、単に凸条部13の大きさが本例より
僅かに小さくなるだけで済み、バツクパネル6の
外面に見た目が非常に悪くなる窪みができること
が全くないのである。また、ルーフパネル5から
バツクパネル6に流れる雨水は、凸条部13のバ
ツクウインド開口の上縁側に設けられた部位によ
つて堰き止められ、さらに、バツクウインド開口
の側縁側に設けられた凸条部13に堰き止められ
ながら、車体下方に導かれる。したがつて、雨水
がバツクウインド5に滴り落ちることも、凸条部
13によつて防止できる。 以上のように、本例の樹脂製ボデーの構造にお
いては、バツクパネルの外面に凸条部13を設け
ることによつて、ルーフライニイグ8の設定に際
して従来の支持構造をそのまま利用した場合で
も、樹脂製ボデー3の外観の悪化を防止しうるよ
うに構成しているとともに、さらに、凸条部13
にルーフドリツプの機能をも持たせている。 なお、本考案の範囲は、上記実施例に限定され
るものではなく、たとえば、凸条部は、バツクパ
ネルにおけるフランジ部と対応した外面のみに形
成するようにしても良く、また、その形成位置お
よび形状においても上記実施例以外にも種々設計
変更可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第3図の−線拡大断面図、第2図
は第3図の−線拡大断面図、第3図は本考案
の実施例が適用された樹脂製ボデー設定車両の後
方斜視図である。 1……ロールバー、2……荷台、3……樹脂製
ボデー、4……サイドパネル、5……ルーフパネ
ル、6……バツクパネル、6a……バツクウイン
ド開口部、8……ルーフライニイグ、8a……
(ルーフライニイグの)後縁部、11……フラン
ジ部、13……凸条部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ルーフパネルと、両サイドパネルと、バツクパ
    ネルとを備え、ロールバーの後方の荷台を覆うよ
    うに車体に装着される樹脂製ボデーにおいて、 上記ルーフパネルを下方から覆うように設けら
    れたルーフライニイグの後縁部を、上記バツクパ
    ネルのバツクウインド開口部より上方の内面に設
    けたフランジ部に載置して支持するとともに、上
    記バツクパネルにおける少なくとも上記フランジ
    部と対応する外面に、凸条部を設けたことを特徴
    とする、樹脂製ボデーの構造。
JP3666187U 1987-03-13 1987-03-13 Expired JPH0439780Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3666187U JPH0439780Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3666187U JPH0439780Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13

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Publication Number Publication Date
JPS63143419U JPS63143419U (ja) 1988-09-21
JPH0439780Y2 true JPH0439780Y2 (ja) 1992-09-17

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