JPH0518981U - 車両用前照灯切換えスイツチ - Google Patents

車両用前照灯切換えスイツチ

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JPH0518981U
JPH0518981U JP7058491U JP7058491U JPH0518981U JP H0518981 U JPH0518981 U JP H0518981U JP 7058491 U JP7058491 U JP 7058491U JP 7058491 U JP7058491 U JP 7058491U JP H0518981 U JPH0518981 U JP H0518981U
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敏明 横山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の前照灯切換えスイッチにおいて、簡易
な構成で小型化を図り、接点の耐久性を向上させる。 【構成】 基盤19は、5個の固定接点27M,27
S,27H,27D及び27Pを、3列の固定接点列に
して平行に配列している。固定接点列は、主電源接点2
7Mと副電源接点27Sを直列配置した中央の列の電源
ライン、メインランプ26Mを点灯するメインランプ信
号接点27Hとパッシング信号接点27Pを直列配置し
たメインランプ負荷ライン、ディマランプ26Dを点灯
するディマランプ信号接点から成るディマランプ負荷ラ
インで構成する。可動接片28は、固定接点列の各列と
個別に対応して摺接する3個の接点28a〜28cを、
三角点の位置に配置している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、操作レバーの揺動操作に基づき、車両の前照灯を点消灯切換えする 車両用前照灯切換えスイッチの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用前照灯切換えスイッチは、例えば実開昭59―168931号や 実開昭62―26842号の各公報で示す技術で、前照灯のメインランプやディ マランプの点消灯を切換えることが一般に行われている。これらの技術は、揺動 自在に軸支されたレバーをメイン位置,ディマ位置及びパッシング位置に揺動操 作することにより、一端を固定した板バネ状の可動接片が、可動部材により変位 されて固定接点と接触する、いわゆるタッチ接点で構成されている。このような 従来の構成では、車両の前照灯のような大電流の負荷を切換えるには適している が、構成が複雑であり、小型化が困難であった。 そこで、本出願人は、特願平1―338945号公報で示す技術を提案してい る。これは、操作レバーを揺動操作することにより、板材で構成する可動接触子 が基盤面を摺動し、当該基盤面に配設した固定接点と導通する、いわゆる摺動ス イッチの構成である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記摺動スイッチの構成においては、接点容量が小さく、車両 の前照灯のような大電流の負荷を切換えるには、耐久性が劣るものであった。車 両の前照灯の点灯操作は、交通安全上においてもっとも重要な操作であり、スイ ッチの耐久性が重要課題となる。 本考案は、上記課題に鑑み考案したものであり、車両の前照灯の点消灯切換え における接点の耐久性を向上すると共に、簡易な構成で小型の車両用前照灯切換 えスイッチを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、操作レバーの揺動操作に基づき、可動接 片が基盤におけるメイン位置、ディマ位置及びパッシング位置に摺動変位し、車 両の前照灯を点消灯切換えする車両用前照灯切換えスイッチにおいて、 前記基盤には、3列の固定接点列を並設し、 前記固定接点列における中央の列は、電源に接続される主電源接点と、夜間走 行時に前記主電源接点に接続される副電源接点とを、この列と略同一方向に直列 配置し、 前記固定接点列における左右いずれか一方の列は、メインランプ信号接点とパ ッシング信号接点とを、この列と略同一方向に直列配置し、 前記固定接点列における左右の他方の列は、ディマランプ信号接点で構成し、 前記可動接片は、前記固定接点列の各列と個別に対応して摺接する3個の接点 を、三角点の位置に配設したことを特徴とする車両用前照灯切換えスイッチを構 成する。
【0005】
【実施例】
本考案に係る好適な一実施例を、添付図面に基づき詳述する。 1はケースであり、ステアリングシャフト2の外周面近傍に配設されている。 ケース1の下側には、方向指示用スイッチ装置3と、前照灯切換えスイッチとし てのメイン・ディマスイッチ装置4と、ライトスイッチ装置5を内蔵している。 ケース1の上側には、蓋体6を装着している。
【0006】 ケース1と蓋体6との間には、第一の軸線Vを中心として作動盤7を左右方向 に揺動自在に装着するために、支軸7aを軸支している。作動盤7の先端におけ る下面には、方向指示用スイッチ装置3を左右スライド移動により作動させる第 1作動杆7bを突設している。作動盤7内には、第一の軸線Vと略直交する第二 の軸線Wを中心として中空の操作レバー8を上下揺動自在に装着するために、軸 部8aを軸支している。操作レバー8の下面には、メイン・ディマスイッチ装置 4を前後スライド移動により作動させる第2作動杆8bを突設している。操作レ バー8の中空内には、操作軸9を回動自在に挿通し、その一端に第3作動杆10 を挿入すると共に、弾性を有する係合片10aと係合固着している。第3作動杆 10は、ライトスイッチ装置5を左右スライド移動により作動させる。操作軸9 の他端には、ノブ37を固着している。
【0007】 作動盤7の上面において、先端近傍に凹部7cを形成している。凹部7cには 、作動盤7とステアリングシャフト2との間を結ぶ軸線S上において、支軸7a 方向を頂点とする三角形のガイド突起7dを形成している。このガイド突起7d と対向して、蓋体6には上記軸線S方向に延びる長穴6aを形成している。
【0008】 11は上記軸線S方向に延出したキャンセルカムである。キャンセルカム11 は、1つのガイド軸11aと、1つの摺動軸11bと、係合部11cと、押圧部 11dを一体形成している。ガイド軸11aはキャンセルカム11の上面に配設 し、当該キャンセルカム11を蓋体6に揺動自在、かつ軸線S方向に移動自在に 装着するために、長穴6aに支持されている。摺動軸11bは、キャンセルカム 11の下面へガイド軸11aと同心上に配設し、ガイド突起7dに係止されると 共に、その斜面上を摺動可能に支持される。係合部11cはステアリングシャフ ト2側に突出し、該ステアリングシャフト2と共に回転するキャンセルピン2a と係合し得るものである。押圧部11dは作動盤7の支軸7a側、すなわち、後 述する可動子13側に突出し、該可動子13の当接面13a及び13bを押圧す る。この押圧部11dは、ガイド軸11aから所定距離離れた中心点を基準とし た円形状などの、ほぼ曲面状に形成している。
【0009】 12は板バネであり、その両端を蓋体6の裏面に形成したバネ支持部6bに係 止され、また、該板バネ12の中央部がキャンセルカム11と係合することによ り、上記キャンセルカム11をステアリングシャフト2側に付勢している。
【0010】 13は可動子であり、上記軸線S上において作動盤7とキャンセルカム11と の間に介在している。該可動子13は軸線Sと直交する方向に延出した両端の係 止部13c,13dが、作動盤7の上面から突出した各支持部7eでそれぞれ係 合支持されている。而して、この可動子13は、一方の支持部7eを支点として 、作動盤7内で許容される所定の角度範囲で、揺動自在となる。また、可動子1 3は軸線S上において、コイルバネ14でステアリングシャフト2側に付勢され ている。コイルバネ14は、一端が可動子13に形成したテーパ状の穴13eに 挿装し、他端が作動盤7に形成したバネ受部7fに支持されている。可動子13 は軸線S上において、ステアリングシャフト2側に拡開する略ハ字状の相対向す る当接面13a及び13bを形成し、キャンセルカム11の押圧部11dによっ て押圧作用されるものである。各当接面13a、13bには係止突起13f,1 3gを突設しており、押圧部11dの押圧作用時において、キャンセルカム11 が作動盤7の支軸7a方向へ移動するのを規制する。
【0011】 作動盤7の側壁には、一対の中空腕部7gを突設しており、コイルバネ15で 付勢された節度ピン16を挿装している。節度ピン16はケース1内壁に形成し た節度溝1aと係合し、作動盤7の揺動方向の節度機構を構成する。
【0012】 操作レバー8は、略軸心方向の先端に穴部8cを形成し、作動盤7の内面に形 成した節度溝7hと協働して節度機構を構成するボール17とコイルバネ18を 挿装している。而して、操作レバー8は各揺動位置で一時的に係止されると共に 、略軸心方向に付勢される。
【0013】 次に、各スイッチ装置3〜5の構成を説明する。 ケース1において、図2で示すように下方の開口には電気絶縁性の基盤19を 嵌着している。方向指示用スイッチ装置3における第1可動子20は、第1作動 杆7bと係合し、基盤19面上を左右方向、すなわち図5で示すL0方向とR0 方向にスライド変位する。基盤19面上には、2組の左右方向指示灯21L,2 1Rを切換えるために、それぞれ3個の固定接点23N,23L,23Rを2組 直列に配設している。中央に配設した中立接点23Nは、各方向指示灯21L, 21Rを点滅させるためのフラッシャ回路22と接続する。中立接点23Nに隣 接した左折信号接点23Lは左折方向指示灯21Lと接続し、右折信号接点23 Rは右折方向指示灯21Rと接続している。第1可動子20は、基盤19面上を 摺接する2組の可動接片24を嵌装し、各固定接点23N,23L,23Rを切 換える。
【0014】 メイン・ディマスイッチ装置4において、第2可動子25は第2作動杆8bと 係合長穴25aの係合により、基盤19面上を前後方向、すなわち図3及び図5 で示すF方向とRe方向にスライド変位する。基盤19面上には、2組の前照灯 におけるメインランプ26Mとディマランプ26Dを切換えるために、それぞれ 5個の固定接点27M,27S,27H,27P,27Dを2組配設している。 主電源接点27Mは、直流電源の正極+Vと接続する。副電源接点27Sは、夜 間走行時にライトスイッチ装置5の切換えにより、主電源接点27Mに接続され る。メインランプ信号接点27H及びパッシング信号接点27Pは、メインラン プ26Mと接続する。ディマランプ信号接点27Dは、ディマランプ26Dと接 続する。尚、メインランプ信号接点27Hとパッシング信号接点27Pは、図5 で示す接続ライン27Lによって基盤19で接続することが望ましい。
【0015】 而して、基盤19には、5個の固定接点27M,27S,27H,27P,2 7Dにより、F方向とRe方向に伸びる3列の固定接点列が並設される。すなわ ち、中央の第1の列には、副電源接点27Sと主電源接点27Mとを、この列と 略同一方向に直列配置している。左右いずれか一方の第2の列には、メインラン プ信号接点27Hとパッシング接点27Pとを、この列と略同一方向に直列配置 している。また、左右の他方の第3の列は、ディマランプ信号接点27Dで構成 する。
【0016】 第2可動子25は、図3で示すように基盤19面上を摺接する2組の可動接片 28,28を、係合突起25bと係止穴28dの係合により嵌装している。可動 接片28は導電性板材を折曲げ形成し、底面には上記固定接点列の各列と個別に 対応して摺接する3個の接点28a〜28cを、三角点の位置に突設している。 各接点28a〜28cは、図3及び図5で示すように、基盤19と接触する面を 略四角形の平面状に形成し、接触面積を確保している。また、可動接片28は圧 縮バネ29により基盤19面側に付勢されている。 而して、可動接片28は、Re方向側の頂点にある第1接点28aが第1の列 である副電源接点27S及び主電源接点27Mと対応し、第2接点28bが第2 の列であるメインランプ信号接点27H及びパッシング信号接点27Pと対応し 、第3接点28cが第3の列であるディマランプ信号接点27Dと対応すること により、それぞれスイッチ切換え機能が分散されている。
【0017】 ライトスイッチ装置5において、第3可動子30は第3作動杆10と係合溝3 0aの係合により、基盤19面上を左右方向、すなわち図4及び図5で示すL0 方向とR0方向にスライド変位する。基盤19面上には、図5で示すようにスモ ールランプ31を切換えるための2つの固定接点32M,32Sと、上記メイン ・ディマスイッチ装置4の副電源接点27Sに電源電圧を印加するためにそれぞ れ2個の固定接点33M,33Sを2組配設している。各主電源接点32M及び 33Mは、直流電源の正極+Vと接続する。スモールランプ信号接点32Sは、 車幅灯などのスモールランプ31と接続する。二次側接点33Sは、副電源接点 27Sと接続する。
【0018】 第3可動子30は、基盤19面上を摺接するスモールランプ切換え用可動接片 34と、2組の副電源切換え用可動接片35,35とを嵌装している。各可動接 片34,35は導電性板材を折曲げ形成し、底面には基盤19と接触する接点面 を、略四角形の平面状に形成することにより、接触面積を確保している。また、 可動接片34,35は圧縮バネ36より基盤19面側に付勢されている。而して 、スモールランプ切換え用可動接点34は固定接点32M,32S間を切換え、 副電源切換え用接片35は固定接点33M,33S間を切換える。 尚、基盤19に配設したすべての固定接点23L,23N,23R,27M, 27S,27H,27P,27D,32M,32S,33M及び33Sは導電性 の板材で形成し、図4で示すようにこの基盤19面と同一の平坦面となるように 一体成形すると共に、それぞれ対応する可動接片24,28,34及び35の接 点部分が、基盤19面に向かって突出形成することにより、製作を容易にし、双 方の寸法精度の向上を図っている。 また、基盤19面において、可動接片24,28,34及び35と接離する各 固定接点23L,23N,23R,27M,27S,27H,27P,27D, 32M,32S,33M及び33Sと接離する部位には、例えば図4で示すよう にエアギャップ19aを形成し、摩耗粉などによる接点間の短絡現象の発生等を 防止している。
【0019】 次に、上記構成についての作用を説明する。 操作レバー8が図1で示す中立位置Nの状態において、作動盤7は図1で示す ように軸線Sと一致しており、方向指示用スイッチ装置3がOFF状態にある。 すなわち、可動接片24が図5で示す中立位置N’である中立接点23N上に あり、各方向指示灯21L及び21Rは消灯している。 また、キャンセルカム11の摺動軸11bはガイド突起7dの頂点で支持され ている。
【0020】 操作者が操作レバー8を図1で示す右折位置Rに揺動操作すると、作動盤7は 該右折位置R方向に揺動し、各節度ピン16と節度溝1aの係合により、この位 置で係止される。この時、作動盤7は第1作動杆7bによって方向指示用スイッ チ装置3をスライドさせる。而して、可動接片24は図5で示す右折位置R’に 移動し、接点23Nと右折信号接点23R間を導通させ、右折方向指示灯21R をフラッシャ回路22の発振周期に基づき点滅動作させる。それと同時に、作動 盤7のガイド突起7dが軸線Sからずれるので、キャンセルカム11は板バネ1 2の付勢力により、摺動軸11bが該ガイド突起7dの斜面上を滑り降りる。而 して、キャンセルカム11の係合部11cはステアリングハンドル2と共に回転 するキャンセルピン2aの回転軌跡2b内に移動する。
【0021】 この状態において、キャンセルカム11の押圧部11dは、可動子13の一方 の当接面13aと係止突起13fに当接している。ここで、キャンセルピン2a がX方向、すなわち、右方向回転すると、キャンセルカム11は係合部11cが 該キャンセルピン2aに衝当された時だけ、それと逆方向に揺動する。而して、 可動子13及び作動盤7は中立位置Nへ復帰しない。
【0022】 次に、キャンセルピン2aがY方向、すなわち、左方向回転すると、キャンセ ルカム11は係合部11cが該キャンセルピン2aに衝当され、それと逆方向に 揺動する。而して、キャンセルカム11の押圧部11dが揺動変位し、当接状態 にある一方の当接面13aを押圧する。また、キャンセルカム11は可動子13 の係止突起13fによって支軸7a方向への移動を規制されており、当該キャン セルカム11だけが移動することはない。従って、可動子13は、他方側の係止 部13dと支持部7eとの当接部位を支点として揺動し、一方側の係止部13c が作動盤7を押圧する。この押圧力により節度ピン16と節度溝1aの係合が切 換わり、作動盤7は図1で示す中立位置Nに復帰し、方向指示用スイッチ装置3 をOFFする。すなわち、可動接片24が中立位置N’に復帰し、右折方向指示 灯21Rを消灯させる。 尚、上記作動説明において、操作レバー8を右折位置Rに揺動した場合につい て説明したが、左折位置Lに揺動した場合も同様の作動をし、左折方向指示灯2 1Lを点滅動作させる。
【0023】 次に、ノブ37をひねり操作すると、操作軸9は図2で示すようにOFF位置 ,I段位置及びII段位置の3ポジションに回動し、第3操作杆10がライトス イッチ装置5を左右方向、すなわちL0方向とR0方向にスライドさせて、スイ ッチ切換えする。更に詳述すると、操作軸9がOFF位置にある時、各可動接片 34,35は図5で示すOFF’位置にあり、すべてスイッチOFF状態である 。 車外が薄暗い状態などにおいて、操作軸9をI段位置に回動操作すると、各可 動接片34,35はI’位置に摺動変位する。この時、スモールランプ切換え用 可動接片34は主電源接点32Mとスモールランプ信号接点32S間を導通させ ることにより、スモールランプ31を点灯させる。この状態において、副電源切 換え用可動接片35はOFF状態にある。
【0024】 夜間などにおいて、操作軸9をII段位置に回動操作すると、各可動接片34 ,35はII’位置に摺動変位する。この状態において、スモールランプ切換え 用可動接片34は、上記I’位置の状態と同様にスモールランプ31を点灯状態 に保持する。また、副電源切換え用可動接片35は、主電源接点33Mと二次側 接点33S間を導通させることにより、メイン・ディマスイッチ装置4の副電源 接点27Sに電源電圧を印加する。
【0025】 次に、操作レバー8を上下方向に揺動操作すると、図2で示すようにメイン位 置M,ディマ位置D及びパッシング位置Pの3ポジションがあり、第2作動杆8 bがメイン・ディマスイッチ装置4を前後方向、すなわちF方向とRe方向にス ライドさせて、スイッチ切換えをする。これにより、ライトスイッチ装置5の操 作軸9がII位置において、操作レバー8がメイン位置Mではメインランプ26 Mが点灯され、ディマ位置Dではディマランプ26Dが点灯される。また、操作 レバー8がパッシング位置Pでは、ライトスイッチ装置5の操作いかんにかかわ らずメインランプ26Mを点灯できる。そして、操作レバー8がパッシング位置 Pからディマ位置Dに自動復帰されるように、この操作レバー8に挿装されたボ ール17と節度山7hとで節度機構を構成されていることで、繰返してディマ位 置Dからパッシング位置Pに操作することが容易である。従って、夜間はメイン ランプ26Mとディマランプ26Dを交互に切換えて点灯でき、日中はメインラ ンプ26Mを点滅させることができる。
【0026】 このメイン・ディマスイッチ装置4の作動を、図6で示す横軸を時間t(se c)とするタイムチャートに基づき、更に詳述する。 操作軸9がII段位置にある状態において、操作レバー8がメイン位置Mの状 態では、メイン・ディマスイッチ装置4の可動接片28は図5で示すM’位置に ある。この状態では、第1接点28aは電源電圧を印加されている副電源接点2 7Sと接触し、第2接点28bはメインランプ信号接点27Hと接触し、第3接 点28cはどの固定接点とも接触しないOFF状態にある。而して、メインラン プ26Mは点灯する。
【0027】 次に、操作レバー8をディマ位置Dに揺動操作すると、可動接片28はM’位 置からD’位置に摺動変位する。この時、第1接点28aは副電源接点27Sと の接触を維持する。また、第3接点28cはディマランプ信号接点27Dと接触 し、その後に若干の遅延時間t1を経て第2接点28bがどの接点とも接触しな いOFF状態に摺動変位する。而して、ディマランプ26Dが点灯し、遅延時間 t1を経てメインランプ26Mが消灯する。その後、操作レバー8をメイン位置 Mに復帰操作すると、可動接片28がD’位置からM’位置に復帰するので、メ インランプ26Mが点灯し、若干の遅延時間t1を経てディマランプ26Dが消 灯する。 尚、この遅延時間t1は、車両の夜間走行時においてメインランプ26Mとデ ィマランプ26Dの双方が消灯した状態、いわゆる無灯走行状態をなくして交通 安全を図るために設定するものであり、第2接点28bがメインランプ信号接点 27HとOFF状態間で切換わるタイミングと、第3接点28cがディマ信号接 点27DとOFF状態間で切換わるタイミングを考慮して、これらの各接点27 H,27D,28b及び28cの配置や寸法を設定されている。
【0028】 次に、操作レバー8をディマ位置Dからパッシング位置Pに揺動操作すると、 可動接片28はD’位置からP’位置に摺動変位する。この時、第2接点28b はOFF状態からパッシング信号接点27Pに摺動変位して接触し、その後に若 干の遅延時間t2を経て第1接点28aが副電源接点27Sから離開して、主電 源接点27Mと接触する。また、第3接点28cは上記遅延時間t2よりも短い 遅延時間t3を経て、ディマランプ信号接点27Dから離開して、OFF状態に 摺動変位する。ここで、第1接点28aは変位途中において、副電源接点27S と主電源接点27Mに同時に接触するタイミングがあるように各接点配置や寸法 を設定されている。而して、メインランプ26Mが点灯し、遅延時間t3を経て ディマランプ26Dが消灯する。
【0029】 その後、操作レバー8のパッシング操作のための操作力を解除すると、当該操 作レバー8はパッシング位置Pからディマ位置Dに自動復帰する。このため、可 動接片28は上記P’位置からD’位置に自動復帰する。この時、第1接点28 aが主電源接点27Mから離開して副電源接点27Sと接触する。また、第2接 点28bは若干の遅延時間t2を経て、OFF状態に摺動変位し、第3接点28 cはディマランプ信号接点27Dと接触する。而して、ディマランプ26Dが点 灯した後にメインランプ26Mが消灯する。 従って、操作レバー8をパッシング操作すると、可動接点28はP’位置とD ’位置で往復移動し、メインランプ26Mとディマランプ26Dを交互に点滅さ せる。
【0030】 一方、操作軸9がOFF位置またはI段位置にある状態では、メイン・ディマ スイッチ装置4における副電源接点27Sに電源電圧を印加されていない。従っ て、操作レバー8をパッシング操作した時だけ、メインランプ26Mが点滅する 。
【0031】 ところで、メイン・ディマスイッチ装置4は各固定接点27M,27S,27 H,27P,27D及び可動接片28の各接点28a〜28cの耐久性を向上さ せるために、スイッチ切換え機能を分散させている。操作軸9がII段位置にあ る状態では、可動接片28がM’位置,D’位置及びP’位置のどの位置に変位 した場合でも、第2接点28bがメインランプ26の点消灯切換えをし、第3接 点28cがディマランプ26Dの点消灯切換えをする。第1接点28aは、電源 電圧を印加されている各電源接点27M及び27Sと常時接触しており、スイッ チ切換えをしないので、切換え時のアーク発生などによる損耗が発生しない。
【0032】 一方、操作軸9がOFF位置とI段位置にある状態では、副電源接点27Sに 電源電圧を印加されておらず、可動接片28がD’位置とP’位置間で変位する のに伴い、第1接点28aだけがメインランプ26Mの点消灯切換えをする。こ の時、第2接点28bとメインランプ信号接点27Hの接離タイミングは、図6 で示すように第1接点28aと主電源接点27Mの接離タイミングよりも遅延時 間t2だけずれており、スイッチ切換えをしないので接点の接離に伴うアーク発 生などによる損耗が発生しない。また、第3接点28cはディマランプ26Dの 点消灯切換えをしないので損耗がない。 このように、メインディマスイッチ装置4はスイッチ切換え機能を分散してい るので、各接点の損耗がほぼ均一化され、接点摺動形スイッチであるにもかかわ らず、耐久性が高い。
【0033】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案の構成によれば、電源ラインとメインランプ負荷ラ インとディマランプ負荷ラインの3列の固定接点列を基盤に並設し、この固定接 点列の各列と個別に対応して摺接する3個の接点を三角点の位置に配置して可動 接片に設けた接点摺動形スイッチの構成としたことにより、接点の耐久性が向上 し、かつ簡易な構成で小型の車両用前照灯切換スイッチを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例において蓋体を省略した
組立状態を示す平面図である。
【図2】図1における矢視A―A線方向の断面図であ
る。
【図3】図1における構成の第2可動子と可動接片の拡
大した要部分解斜視図である。
【図4】図2における矢視B―B線方向の拡大断面図で
ある。
【図5】図2における基盤の構成を示す拡大平面図であ
る。
【図6】本考案のメイン・ディマスイッチ装置の作動を
説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 ケース 3 方向指示用スイッチ装置 4 メイン・ディマスイッチ装置 5 ライトスイッチ装置 8 操作レバー 9 操作軸 19 基盤 25 第2可動子 26D ディマランプ 26M メインランプ 27D ディマランプ信号接点 27H メインランプ信号接点 27M 主電源接点 27P パッシング信号接点 27S 副電源接点 28 可動接片 28a 第1接点 28b 第2接点 28c 第3接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーの揺動操作に基づき、可動接
    片が基盤におけるメイン位置、ディマ位置及びパッシン
    グ位置に摺動変位し、車両の前照灯を点消灯切換えする
    車両用前照灯切換えスイッチにおいて、 前記基盤には、3列の固定接点列を並設し、 前記固定接点列における中央の列は、電源に接続される
    主電源接点と、夜間走行時に前記主電源接点に接続され
    る副電源接点とを、この列と略同一方向に直列配置し、 前記固定接点列における左右いずれか一方の列は、メイ
    ンランプ信号接点とパッシング信号接点とを、この列と
    略同一方向に直列配置し、 前記固定接点列における左右の他方の列は、ディマラン
    プ信号接点で構成し、 前記可動接片は、前記固定接点列の各列と個別に対応し
    て摺接する3個の接点を、三角点の位置に配設したこと
    を特徴とする車両用前照灯切換えスイッチ。
JP7058491U 1991-08-08 1991-08-08 車両用前照灯切換えスイッチ Expired - Lifetime JP2556118Y2 (ja)

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