JPH05189800A - 光ヘッド - Google Patents

光ヘッド

Info

Publication number
JPH05189800A
JPH05189800A JP3051312A JP5131291A JPH05189800A JP H05189800 A JPH05189800 A JP H05189800A JP 3051312 A JP3051312 A JP 3051312A JP 5131291 A JP5131291 A JP 5131291A JP H05189800 A JPH05189800 A JP H05189800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
recording medium
information recording
optical information
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3051312A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Emoto
正美 江本
Akihiko Okamoto
明彦 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3051312A priority Critical patent/JPH05189800A/ja
Publication of JPH05189800A publication Critical patent/JPH05189800A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1個の半導体レーザを用いて、光学的情報記
録媒体の複数の部位で同時に記録,再生,消去を可能に
する。 【構成】 1個の半導体レーザ5から出射された光ビー
ムを、1/2波長板7と偏光ビームスプリッタ8との偏
光分割作用によって分岐させ、さらに光学的情報記録媒
体1の記録層3に対向設置された複数の対物レンズ17
a,17bへ導き、各対物レンズ17a,17bにより記録層3の
表面にビームスポットとして集束する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光磁気デ
ィスク等の光学的情報記録媒体に対して、記録,再生,
消去を行う光ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】書換可能型の光磁気ディスクにおいて、
1回の記録を行うために、 (1) 消去:同一の高いレーザパワー(約7mW)を照射
し、磁界(例えばN極)を印加する。
【0003】(2) 記録:情報信号に応じてレーザを変調
し、同時に、前記消去と逆の磁界(例えばS極)を印加す
る。
【0004】(3) ベリファイ:磁界を印加せずに、低い
レーザパワー(約2mW)で正しく記録されたか否かのチ
ェックをする。
【0005】の各処理が行われる。なお、再生は前記ベ
リファイと同一処理である。
【0006】上記の記録方法は光変調方式に適用される
が、高いレーザパワーを照射して情報信号に応じて磁界
を変調し、消去と記録とを同時に行う磁界変調方式もあ
る。
【0007】ところで、光学的情報記録媒体に対する上
記の情報の記録/再生速度を実効転送速度とよび、その
高速化は重要な技術課題である。
【0008】前記実効転送速度を上げるためには、 光学的情報記録媒体の回転数を上げること、 1トラック(約1.6μmピッチ)当りの記録密度を上げ
ること、 等の方法がある。
【0009】また特開平2-165425号公報等に示されてい
るように、複数の光ヘッドを用いて実効転送速度の向上
を図った装置が提供されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
複数の光ヘッドを用いた装置では、各光ヘッドのそれぞ
れに高価な高出力半導体レーザを設けており、高コスト
になるという問題がある。
【0011】本発明の目的は、1個の半導体レーザを用
いて、光学的情報記録媒体の複数の部位で同時に記録,
再生,消去が行える光ヘッドを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、光学的情報記録媒体に対して光ビームを
対物レンズによってビームスポットとして集束させる光
ヘッドにおいて、1個の半導体レーザから出射される光
ビームを、1/2波長板と偏光ビームスプリッタを介し
て、光学的情報記録媒体に対向設置された複数の対物レ
ンズに導くように構成したことを特徴とする。
【0013】また、記録又は再生又は消去の各処理に際
して、1/2波長板を所定の角度に回転させることを特
徴とする。
【0014】さらに光学的情報記録媒体の両面に形成さ
れた記録面に対して、それぞれ対物レンズを対向設置し
たことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記の手段によれば、1個の半導体レーザから
出射された光ビームは、光学的情報記録媒体に対向設置
された複数の対物レンズに、1/2波長板と偏光ビーム
スプリッタにより分割されて入射する。
【0016】また1/2波長板の回転角度を変えること
によって、再生,記録,消去に合せて各光ビームの光量
及び光量比を変えることができる。
【0017】さらに両面に形成された記録面に、それぞ
れ対物レンズを設置することによって、両記録面を同時
に走査できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】図1は本発明の第1実施例を示す構成図で
あり、1は透明基板2と記録層3とを上下にそれぞれ配
してなる光学的情報記録媒体である。4は光ヘッドであ
って、1個の半導体レーザ5と、カップリングレンズ6
と、1/2波長板7と、偏光ビームスプリッタ8と、偏
光ビームスプリッタ8で分岐された光ビームBAを直角
方向に反射するプリズム9と、前記光ビームBA及び偏
光ビームスプリッタ8を通過した光ビームBBのそれぞ
れの光路に設けられたビームスプリッタ10a,10bと、各
ビームスプリッタ10a,10bの側部に配設されたモニタ用
の受光素子11a,11bと、信号検出用の受光素子12a,12b
とからなる固定光学系部13を有しており、さらに光ヘッ
ド4は、前記ビームスプリッタ10a,10bを通過した各光
ビームBA,BBを受ける第1可動光学系14と第2可動光
学系15とを有している。
【0020】前記第1可動光学系14と第2可動光学系15
とは、光学的情報記録媒体1の上下対向面にそれぞれ配
置されており、偏向プリズム16a,16bと、対物レンズ17
a,17bと、磁気アクチュエータ18a,18bとを備えてい
る。
【0021】前記半導体レーザ5は、一方向にのみ振動
成分を備えた直線偏光性を有しており、また偏光ビーム
スプリッタ8は、図2に示したように、光ビームの直線
偏光性が図面に平行な方向(P偏光)には通過し、かつ図
面に垂直な方向(S偏光)には反射する特性を有してい
る。
【0022】前記1/2波長板7は、図3(a)に示した
ように、その光軸が半導体レーザ5の直線偏光方向と一
致した時(またはθ=90°傾けた場合)は、通過した光ビ
ームの偏光方向が変らない。また図3(b)に示したよう
に、θ=45°の角度で配置すると、光ビームの偏光方向
が90°回転し、P偏光がS偏光となる。
【0023】すなわち、P偏光に対して1/2波長板7
の光軸を角度θ回転させると、図3(c)に示したよう
に、 ・P偏光成分…sin2(2θ)、 ・S偏光成分…cos2(2θ) となる。
【0024】従って、1/2波長板7を回転させ、さら
に、1/2波長板7を通過した光ビームを、偏光ビーム
スプリッタ8を通過させることにより、前記光ビーム
(P偏光)BBと、光ビーム(S偏光)BAとの比を任意に変
えることができる。
【0025】次に上記の実施例の動作を説明する。
【0026】半導体レーザ5から出射された光ビーム
は、カップリングレンズ6で平行光となり、1/2波長
板7と偏光ビームスプリッタ8により、2つの光ビーム
A,BBとに分岐される。一方の光ビームBAは、プリ
ズム9により偏向される。
【0027】前記光ビームBA,BBは、それぞれビーム
スプリッタ10a,10bに入射し、一部がモニタ用の受光素
子11a,11b方向へ反射されて、ビームパワーのモニタが
行われる。さらにビームスプリッタ10a,10bを通過した
光ビームBA,BBは、第1,第2可動光学系14,15に入
射し、偏向プリズム16a,16bで偏向されて、対物レンズ
17a,17bにより光学的情報記録媒体1の上下の記録層3
面にビームスポットとして集束される。
【0028】記録層3面でのビームスポットにより、後
述する記録,再生,消去処理が行われる。また記録層3
から反射された反射ビームは、再び対物レンズ17a,17b
を通過し、偏向プリズム16a,16bで偏向され、ビームス
プリッタ10a,10bによって、信号検出用の受光素子12
a,12bに入射し、これらの受光素子12a,12bによっ
て、再生信号,フォーカシングエラー信号,トラッキン
グエラー信号が検出される。
【0029】前記フォーカシングエラー信号とトラッキ
ングエラー信号とにより、磁気アクチュエータ18a,18b
などにより、公知のフォーカシング制御とトラッキング
制御がなされる。
【0030】ここで光学的情報記録媒体1の両記録層3
に対して、前記光ビームBA,BBの再生パワーを「1」
とした時の記録,再生,消去時の1/2波長板7の光軸
角度θは、本実施例では、表1に示すようにした。
【0031】
【表1】
【0032】またオーバーライトを行う場合も同様に光
量調整が可能である。
【0033】光学的情報記録媒体1である光磁気ディス
クでは、直線偏光を磁化された記録層3に照射し、その
磁化の方向に応じて直線偏光が回転(カ−回転)するもの
であり、直線偏光を用いる上述した各処理方法を用いて
も検出系に影響を与えることは特にない。
【0034】また1回だけ記録を行う(消去処理がな
い)、追加記録型の光磁気ディスクに対しては、1/4
波長板を、偏光ビームスプリッタ8と対物レンズ17a,1
7bとの間に、光軸を45°傾けて設置することにより、第
1実施例の構造が応用できる。
【0035】図4は本発明の第2実施例を示す斜視図で
あり、この第2実施例は、光学的情報記録媒体1の一面
に対して複数(本実施例では2個)の可動光学系20,21を
配置しており、これらの可動光学系20,21に対して第1
実施例と同一構成の固定光学部13から光ビームBA,BB
を入射させている。
【0036】第2実施例では、光学的情報記録媒体1の
一面の異なる部位を記録、再生、消去することができ、
表2に示すように、Rを再生処理、Wを記録処理、Eを
消去処理とすると、各種パターンが適用できる。
【0037】
【表2】
【0038】パターンIの場合、例えば光学的情報媒体
1の同一情報トラックに対して、1個の可動光学系のみ
では、E,W,Rを行うのに3回転必要であったもの
が、E,W/Rの2回転でよくなる。
【0039】またパターンIIの場合では、異なる情報ト
ラックへのアクセスの場合、1個の可動光学系のものに
比べて検索量が2倍になる。
【0040】さらにパターンIIIの場合では、1個の可
動光学系のものに比べて、Eの時間が1/2となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1/2波長と偏光ビームスプリッタとを用いることによ
って、1個の半導体レーザから出射される光ビームを、
複数の対物レンズに対して、分割して入射させて、複数
の部位で同時に記録,再生,消去が行えることになり、
低コストで実効転送速度を速くでき、また再生,記録,
消去に合わせて分割した光ビームの光量及び光量比を変
えることができ、さらに光学的情報記録媒体の両面に形
成された記録面に同時に走査できることになる等の効果
を有する光ヘッドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ヘッドの第1実施例を示す構成図で
ある。
【図2】同実施例の偏光ビームスプリッタの偏光特性の
説明図である。
【図3】同実施例の1/2波長板の偏光特性の説明図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…光学的情報記録媒体、 3…記録層、 4…光ヘッ
ド、 5…半導体レーザ、 7…1/2波長板、 8…
偏光ビームスプリッタ、 9…プリズム、 13…固定光
学系、 14,15,20,21…可動光学系、 17a,17b…対
物レンズ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的情報記録媒体に対して光ビームを
    対物レンズによってビームスポットとして集束させる光
    ヘッドにおいて、1個の半導体レーザから出射される光
    ビームを、1/2波長板と偏光ビームスプリッタを介し
    て、光学的情報記録媒体に対向設置された複数の対物レ
    ンズに導くように構成したことを特徴とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】 記録又は再生又は消去の各処理に際し
    て、1/2波長板を所定の角度に回転させることを特徴
    とする請求項1の光ヘッド。
  3. 【請求項3】 光学的情報記録媒体の両面に形成された
    記録面に対して、それぞれ対物レンズを対向設置したこ
    とを特徴とする請求項1の光ヘッド。
JP3051312A 1991-03-15 1991-03-15 光ヘッド Pending JPH05189800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3051312A JPH05189800A (ja) 1991-03-15 1991-03-15 光ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3051312A JPH05189800A (ja) 1991-03-15 1991-03-15 光ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05189800A true JPH05189800A (ja) 1993-07-30

Family

ID=12883403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3051312A Pending JPH05189800A (ja) 1991-03-15 1991-03-15 光ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05189800A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0777222A1 (en) * 1995-11-29 1997-06-04 Sharp Kabushiki Kaisha Optical pickup having two objective lenses
JP2006268899A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Konica Minolta Opto Inc 光ピックアップ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63186698U (ja) * 1988-02-05 1988-11-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63186698U (ja) * 1988-02-05 1988-11-30

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0777222A1 (en) * 1995-11-29 1997-06-04 Sharp Kabushiki Kaisha Optical pickup having two objective lenses
JP2006268899A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Konica Minolta Opto Inc 光ピックアップ装置
JP4573117B2 (ja) * 2005-03-22 2010-11-04 コニカミノルタオプト株式会社 光ピックアップ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4771414A (en) Optical pick-up apparatus
JPH0321961B2 (ja)
US5450376A (en) Optical information recording/reproduction apparatus with super-resolution optical filter
US5077723A (en) Optical pick-up apparatus which utilizes plural prisms
JPS605441A (ja) 情報処理装置
JPH05189800A (ja) 光ヘッド
US5777974A (en) Optical head and magneto-optical reproducing apparatus using the same
JPH04252425A (ja) 情報記録装置
JPS607635A (ja) 光磁気デイスク装置
JPH0338663B2 (ja)
JPH08338904A (ja) 光学素子及び光学的情報記録再生装置
JP2613921B2 (ja) 光磁気メモリ装置
US5490129A (en) Optical head and optical information reading apparatus
JPS6273445A (ja) 光学ヘツド
JPH06223397A (ja) 光記録再生装置
JP3271205B2 (ja) 光学ヘッド装置
JPH04271040A (ja) オーバーライト用光学ヘッド
JP2762606B2 (ja) 光テープ記録/再生装置
JPH0246547A (ja) 光磁気メモリ装置
JPH08339551A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH0467241B2 (ja)
JPH04295647A (ja) オーバーライト用光学ヘッド
JPH0246544A (ja) 光メモリ装置
JPS6369032A (ja) 情報記録媒体用光学ヘツド装置
JPS6278755A (ja) 光磁気記録媒体用ピツクアツプ