JPH05189425A - データ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テキストデータを行単位で読み書きできるよ
うにする。 【構成】 ディスプレイ９にテキストを表示して編集中
にキーボード１等から行属性入力手段１２へ行属性が与
えられると、書き込み行属性の場合には、行属性が付与
されたデータのみがテキストデータ保持手段１４により
更新されてメモリ１０に保存される。また読み込み行属
性の場合には、行属性が付与されたデータのみがテキス
トデータ読み込み手段１５によりメモリ１０から読み込
まれディスプレイ９へ表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、編集されたテキストデ
ータの保存及び読み込み機能を有するデータ処理装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来この種のデータ処理装置を図５に示
す。同図において、１及び２はテキストデータ及びファ
イル属性等を入力する手段としてのキーボード及びマウ
スであり、これらキーボード１，マウス２から入力され
たデータや命令等は制御部３に与えられる。キーボード
２から制御部３へテキストデータが出力されると、テキ
スト編集手段４により編集されたデータが表示手段５に
よりディスプレイ９に表示される。また、データの保存
時にはファイル属性処理手段６へ出力されたファイル属
性条件にしたがい保存の可否が決定され、保存可能な場
合には保存手段７が保存処理を実行してメモリ１０へ格
納する。また、データ読み込み時にはファイル属性処理
手段６へ出力されたファイル属性条件にしたがい読み込
み可否を決定し、読み込み可能な場合は、読み込み手段
８が読み込み処理を実行してメモリ１０からデータを読
み込む。図６は、ファイル属性処理手段６において処理
されるファイル属性に関する項目の一例を示す図であ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このようなデータ処理
装置においては、ファイル全体に読み込み・書き込みの
属性を与えているだけであるので、ファイルの一部を編
集する場合にもファイル全体を書き直ししなければなら
ず、このため編集目的以外の部分を間違えて書き直した
り、また、ファイルの一部のみを表示することができな
い等の欠点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、ファイル内のテキストデータに１行
単位で読み込み・書き込みの行属性を与えるようにした
ものである。

【０００５】

【作用】したがって、テキスト表示画面中のテキストデ
ータに１行単位で読み込み・書き込みの属性を与えるよ
うにしたため、指定した行のみのデータを更新してメモ
リへ格納したり、また指定した行のみのデータをメモリ
から読み込んで画面へ表示することができる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は、本発明に係るデータ処理装置の一実施例を
示すブロック図である。同図において、１及び２はデー
タや行属性を入力する手段としてのキーボード及びマウ
スであり、キーボード１またはマウス２から入力される
テキストデータや行属性データは制御部１１へ与えられ
る。

【０００７】このキーボード１またはマウス２からのテ
キストデータは、制御部１１内のテキスト編集手段４に
おいて編集され、表示手段５によりディスプレイ９上に
表示される。また、行属性データは行属性入力手段１２
によりテキストデータ内の特定箇所に、行属性の示標と
して表示される。

【０００８】図２は、テキストデータ中にこのような行
属性の示標を示した例であり、図中、１７はテキストデ
ータの表示を示し、１８は行属性の示標である。このよ
うにして行属性入力手段１２により入力表示された示標
データは、行属性保持手段１３によりメモリ１６に格納
される。次にテキストデータをメモリ１０へ保存する場
合は、テキストデータ保持手段１４はメモリ１６内に格
納された行属性値にしたがいテキストデータをメモリ１
０へ格納する。また、メモリ１０からテキストデータを
読み込み場合は、メモリ１６に格納された行属性にした
がって必要なデータがテキストデータ読み込み手段１５
によって読み込まれる。

【０００９】次に以上のように構成されたデータ処理装
置の動作について、図３，図４のフローチャートに基づ
いて説明する。まず、図３のフローチャートに基づいて
テキストデータ保持手段１４の動作を説明する。ファイ
ルの保存命令が発せられると、指定保存ファイルの行属
性をメモリ１６から読み取る（ステップＳ３１）。次に
指定ファイルデータの１行を読み取り（ステップＳ３
２）、その行に関して書き込み属性があるか否かを判断
する（ステップＳ３３）。そして、書き込み属性がある
場合は、読み込んだ１行のファイルデータをメモリ１０
へ格納する（ステップＳ３５）。また、書き込み属性が
ない場合は読み取った１行を廃棄すると共に、既に書き
込みプロテクトされた同一行データをメモリ１０に格納
する（ステップＳ３４，Ｓ３５）。そして１行分のデー
タ処理が終了したら、同一の処理をファイルの終わりま
で実行する（ステップＳ３６）。

【００１０】次に図４のフローチャートに基づいてテキ
ストデータ読み込み手段１５の動作を説明する。ファイ
ルの読み込み命令が発せられると、指定読み込みファイ
ルの行属性をメモリ１６から読み取る（ステップＳ４
１）。次に指定ファイルデータの１行を読み取り（ステ
ップＳ４２）、その行に関して読み込み属性があるか否
かを判断する（ステップＳ４３）。そして、読み込み属
性がある場合は、読み込んだ１行のファイルデータをデ
ィスプレイ９上へ表示する（ステップＳ４５）。また、
読み込み属性がない場合は読み取った１行はディスプレ
イ９上には表示しない（ステップＳ４４）。そして１行
分のデータ処理が終了したら、同一の処理をファイルの
終わりまで実行する（ステップＳ４６）。

【００１１】このように、一部のテキストデータのみを
更新して保存したり、また、一部のテキストデータのみ
を画面上へ表示できるように構成したので、既に書き込
まれたデータに書き込みプロテクトをかけることによ
り、既に作成したテキスト部分を間違って書き換えたり
消去したりすることが防止できると共に、一部のテキス
トデータのみに読み込みプロテクトをかけることによ
り、他人に知られたくない部分を表示不可とすることが
できる。

【００１２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テキスト表示画面中のテキストデータに行単位で読み込
み・書き込みの属性を与えられるめ、指定した行のみの
データを更新してメモリへ格納することが可能になると
共に、指定した行のみのデータをメモリから読み込んで
画面へ表示することも可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るデータ処理装置の一実施例を示す
ブロック図である。

【図２】上記装置のテキスト表示画面上に行属性を与え
た例を示す図である。

【図３】上記装置を構成するテキストデータ保持手段の
動作を示すフローチャートである。

【図４】上記装置を構成するテキストデータ読み込み手
段の動作を示すフローチャートである。

【図５】従来のデータ処理装置のブロック図である。

【図６】従来のファイル属性項目の例を示す図である。

【符号の説明】

１ キーボード ２ マウス ４ テキスト編集手段 ５ 表示手段 ９ ディスプレイ １０，１６ メモリ １１ 制御部 １２ 行属性入力手段１２ １３ 行属性保持手段 １４ テキストデータ保持手段 １５ テキストデータ読み込み手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 編集されたテキストデータの保存及び読
   み込み機能を有するデータ処理装置において、 前記テキストデータを編集画面上で入力するテキストデ
   ータ入力手段と、入力したテキストデータの各行に行属
   性データを入力する行属性入力手段と、入力された行属
   性データを保存する行属性保存手段と、入力された行属
   性データにしたがって行単位でテキストデータの書き込
   み可否を決定し保存を実行するテキストデータ保存手段
   と、入力された行属性データにしたがって行単位でテキ
   ストデータの読み込み可否を決定し読み込みを実行する
   テキストデータ読み込み手段とを備えたことを特徴とす
   るデータ処理装置。