JPH05187134A - 養生ネットの自動昇降装置 - Google Patents

養生ネットの自動昇降装置

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JPH05187134A
JPH05187134A JP2450892A JP2450892A JPH05187134A JP H05187134 A JPH05187134 A JP H05187134A JP 2450892 A JP2450892 A JP 2450892A JP 2450892 A JP2450892 A JP 2450892A JP H05187134 A JPH05187134 A JP H05187134A
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JP
Japan
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wire
curing net
curing
net
weight
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Pending
Application number
JP2450892A
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English (en)
Inventor
Shizuka Kuruo
静 久留生
Kazumi Ogawa
和巳 小川
Mitsuru Kawahara
満 川原
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NIPPON BISO KK
NIPPON BISOO KK
Original Assignee
NIPPON BISO KK
NIPPON BISOO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事の都度エンドレスワイヤを新たに準備す
る必要がなく、また外壁面における作業の妨げとなるこ
とがない養生ネットの昇降装置を提供する。 【構成】 養生ネット昇降用ワイヤ(10)の一端を養
生ネット(8)の上部フレーム(7)に取付け、該ワイ
ヤを建築物上部に配置した巻上機(13)に巻回し、他
端をガイドワイヤ(5)を案内として昇降可能に設けた
錘(14)に取付ける。複数の巻上機を共通の駆動装置
により駆動することにより複数の養生ネットを同時に昇
降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物外壁の諸工事を
施工する際に飛散防止または落下防止のために架設され
る養生ネットを自動的に昇降させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高層建築物等の外壁面の補修、塗装等の
諸工事を施工する際に飛散防止用の養生ネットを張設す
ることは不可欠である。従来この養生ネットは建築物の
外壁面に沿って組まれたパイプ足場に針金等で取付けら
れている。
【0003】養生ネットは風圧抵抗が生じるため突風が
発生した時は風圧のため足場が倒壊するおそれがあるの
で、緊急に取外さなければならない。またこのような緊
急時ばかりでなく、工事の途中でも外壁検査等の必要に
応じて養生ネットを取外す必要が生じる場合もある。こ
のような場合の養生ネットの取外しおよびその後の再取
付けは多大の人手を要し、現場の安全管理上の問題点と
なっていた。
【0004】このような養生ネットの取外し、再取付け
の手間を省くため、特開昭63−7471号公報におい
て、養生ネットの自動昇降装置が開示されている。この
自動昇降装置においては、足場の上部と下部に配置した
上下1対のガイドプーリ間にエンドレスワイヤを張設
し、足場の下部に配置した巻上機によりこのエンドレス
ワイヤを駆動し、このエンドレスワイヤの組を複数本用
意し、隣接するエンドレスワイヤの間に養生ネットを張
設したもので、複数の巻上機を共通の駆動軸を介してモ
ータにより正逆転駆動することにより、複数枚の養生ネ
ットを一挙に昇降させようというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63−74
71号公報記載の装置は、一人の操作員による操作で短
時間に複数の養生ネットを昇降できるという効果を有す
るものではあるが、次の2点で問題がある。
【0006】(1) 足場の上下に配置したプーリ間に
配されたエンドレスワイヤの駆動によって養生ネットを
昇降するので、建築物の高さに合せてエンドレスワイヤ
の長さを決めなければならず、建築物の高さが異るごと
に異るエンドレスワイヤを用意しなければならない。養
生ネットの枚数が多い場合はエンドレスワイヤの本数も
多くなるから、工事の都度多数本のエンドレスワイヤを
新たに準備しなければならずこの作業に手間とコストが
かかる。
【0007】(2) この装置は巻上機をプーリの近傍
に設置するものであるから、足場の上部に巻上機とその
駆動軸および駆動モータを設置することは極めて困難で
危険な作業を伴い、実際上不可能である。したがって、
この装置においては、特開昭63−7471号公報記載
の実施例のように、足場の下部に複数の巻上機とその駆
動軸を配置することにあるが、そうすると作業員による
作業の妨げとなり、またゴンドラを昇降させる際に駆動
軸と干渉するおそれがあり、作業の能率を著しく阻害す
るという問題が生じる。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点にかんが
みなされたものであって、工事の都度多数のエンドレス
ワイヤを新たに準備する必要がなく、また外壁面におけ
る作業の妨げとなることがない養生ネットの昇降装置を
提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明にかかる養生ネットの昇降装置は、一端側の所望の箇
所を養生ネットの上部フレームに固定した複数本の養生
ネット昇降装置ワイヤをそれぞれ建築物屋上附近に配置
した複数の巻上機に巻回し、該養生ネット昇降用ワイヤ
の他端を、ガイドワイヤを案内として昇降可能に設けら
れた錘に取付け、該複数の巻上機を建築物の屋上附近に
配置した共通の駆動装置により駆動することにより養生
ネットを昇降することを特徴とする。
【0010】
【作用】養生ネット昇降用ワイヤは他端を錘に取付けら
れていることにより緊張状態を維持する。養生ネット昇
降用ワイヤの長さは建築物の高さに合せて適宜調節して
養生ネットの上部フレームに取付ける。複数の巻上機を
共通の駆動装置により駆動することにより養生ネット昇
降用ワイヤを上下駆動し、養生ネットを昇降する。
【0011】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の一実施例に
ついて説明する。以下説明する実施例は、本発明を、特
公昭57−40313号公報に示されるような、養生ゴ
ンドラと突梁との間に養生ネットを張設し、養生ネット
と建築物外壁面との間の空間内に作業ゴンドラを昇降さ
せる方式において使用される養生ネットの昇降に適用し
たものである。なお、図2においては、説明の便宜上突
梁に設けられた各シーブにおける各種ワイヤの巻回状態
の図示を省略している。
【0012】図1および図2において、建築物1のパラ
ペット6に固定された突梁2から吊環3a、3bを介し
てステージ吊下用外側ワイヤ4が、また吊環3a、3c
を介してステージ吊下用内側ワイヤ5がそれぞれ吊下げ
られている。突梁2はパラペット6に沿って複数本取付
けられており、各突梁2からワイヤ4、5がそれぞれ吊
下げられ、これらのワイヤ4間には上部フレーム7に取
付けられた養生ネット8が張設されている。各養生ネッ
ト8の両側縁部には適宜の箇所にリング9が取付けられ
ており、これらのリング9の中にワイヤ4を挿通させる
ことにより、各養生ネット8はワイヤ4を案内として昇
降することができる。なお35は作業ゴンドラ吊下げ用
ワイヤに用いる吊環である。
【0013】養生ネット8の上部フレーム7には、養生
ネット昇降用ワイヤ10の一端がワイヤロック11およ
びターンバックル12を介して取付けられている。ワイ
ヤロック11は、図3に拡大して示すように、台形の凹
部11cを形成した箱形ブロック11a内に突出したピ
ン11dを楔形ブロック11bの長穴11eに挿入する
ようにして楔形ブロック11bを箱形ブロック11aに
嵌装したものであり、楔形ブロック11bを引上げた位
置において養生ネット昇降用ワイヤ10をその所望の位
置において凹所11c内に配置した後、楔形ブロック1
1bを上方からたたき込むことによりワイヤ10は楔形
ブロック11bと箱形ブロック11aとの間に挾圧され
てロックされる。
【0014】ワイヤロック11の下端部には養生ネット
取付位置微調整用のターンバックル12が取付けられて
いる。養生ネット昇降用ワイヤ10を養生ネットの上部
フレーム7に取付ける際は、ワイヤ10のおおよその取
付位置にワイヤロック11をロックした後ターンバック
ルを操作して微調整を行うことにより、各養生ネットが
一線に揃うように、各上部フレーム7とワイヤロック1
1の取付位置との間の長さを調節する。
【0015】養生ネット昇降用ワイヤ10は突梁2のシ
ーブ3d、3eを介して突梁2の後部に設けた巻上機1
3に巻回されている。巻上機13としては、たとえば特
願平第209965号に記載されているようなワイヤ側
面と接する両側面板を板バネで構成したエンドレスワイ
ンダー等が好適である。
【0016】養生ネット昇降用ワイヤ10の他端側は突
梁2のシーブ3f(図2参照)を介して建築物1の外壁
面10aに沿って吊下げられており、その先端部は錘1
4に取付けられている。
【0017】錘14は図4〜図7に示すように中心にワ
イヤ挿通孔14aが開設された円筒状の錘で、このワイ
ヤ挿通孔14aにステージ吊下用内側ワイヤ5を挿通す
ることにより、錘14はワイヤ5をガイドワイヤとして
昇降することができる。
【0018】錘14はその上端部に上部開閉片15がピ
ン15aにより枢着されており、下端部にも同様に下部
開閉片16が枢着されている。これら上下の開閉片1
5、16を図4および図5(b)に示すように開くこと
によりワイヤ5を錘14のワイヤ挿通孔14aに挿入す
ることができる。こうしてワイヤ5をワイヤ挿通孔14
aに挿入した後開閉片15、16を閉じ、ネジ15b等
で固定する。なお37は錘の衝突による外壁の損傷を防
止するためのスポンジである。また開閉片15、16か
らネジ15bが外れないようにネジ15bにはワッシャ
(図示せず)が嵌込まれている。
【0019】養生ネット昇降用ワイヤ10はより戻し装
置17を介して錘14に取付けられている。より戻し装
置17は、図6の断面図に拡大して示すように、錘14
の上端部にネジ止めされた固定部材18の中央孔18a
に回転部材19をボールベアリング20を介して回転自
在に遊嵌してなるものである。回転部材18には金具通
し孔19aが開設されており、この孔19aに取付けた
ワイヤ用金具21(図7参照)に養生ネット昇降用ワイ
ヤ10を通す。このより戻し装置17を設けたことによ
り、養生ネット昇降用ワイヤ10によりが生じても、よ
り戻し装置17の回転部材19の回転によりワイヤのよ
りが解消されるので、養生ネット昇降用ワイヤ10がス
テージ吊下用ワイヤ(ガイドワイヤ)5に絡みつくこと
を防止することができる。
【0020】養生ネット昇降用ワイヤ10の錘14側の
端部は図7、図8に示すクリップ22により固定する。
クリップ22は円筒を縦に2分割した形状のクリップ片
23、24からなる。各クリップ片には凹凸附きの中央
切欠部23a、24aが形成されており、クリップ片2
3、24を合せた時、中央切欠部23a、24aは折り
返して2本となったワイヤ10をロックするワイヤ係止
孔を構成する。クリップ片24には凹所24b、24b
が形成され、その底部にはボルト孔24c、24cが穿
設されている。またクリップ片23の内側にはボルト孔
23b、23bが穿設されている。クリップ片23,2
4を開いた状態で折って2本としたワイヤ10を中央切
欠部23a、24aに配置した後クリップ片23、24
を閉じ、ボルト25をボルト孔24c、24bに通して
固定する。なお、40はボルト25がクリップ片24か
ら外れることを防止するためのワッシャである。
【0021】図1に戻り、突梁2にはリミットスイッチ
27が取付けられており、リミットスイッチ27のアク
チュエータ27aにはステージ吊下用外側ワイヤ4が挿
通された小錘26が連結されている。アクチュエータ2
7aが小錘26の重みで下降位置にある時はリミットス
イッチの接点は「閉」であり、養生ネット8が上昇して
上記フレーム7に設けられた突起28によって小錘26
が押上げられると、アクチュエータ27aは上昇しリミ
ットスイッチ27の接点は「開」となり、巻上機13の
駆動モータ(後述)をオフすることにより養生ネットの
上昇を自動的に停止させる。同様のリミットスイッチを
養生ネット8の最下降位置附近にも設けてもよい。
【0022】巻上機13は、図2に示すように、ユニバ
ーサルジョイント29、駆動軸30および継ぎパイプ3
1により隣接する巻上機に接続されている。駆動軸30
は継ぎパイプ31に嵌め込まれ、継ぎパイプ31の長穴
31aを介してボルト32により継ぎパイプ31に固定
されている。ユニバーサルジョイント29、駆動軸3
0、継ぎパイプ31は複数の巻上機13の共通の駆動軸
33を構成する。駆動軸33の一部には共通の駆動モー
タ(図示せず)が連結されており、この駆動モータを手
動操作または遠隔操作により駆動することにより共通の
駆動軸33が回転駆動される。
【0023】次に上記構成の自動昇降装置の動作につい
て説明する。養生ネットを上昇させる場合は駆動モータ
を正転させることにより複数の巻上機13を同時に回転
駆動すると複数の養生ネット8が同時に上昇する。養生
ネットが所定の上昇位置に達すると、上部フレーム7の
突起28が小錘26を押上げ、リミットスイッチ27の
接点が「開」となって駆動モータの電源をオフとするの
で養生ネットの上昇は停止される。
【0024】養生ネットを下降させる場合は、駆動モー
タを逆転させることにより、複数の養生ネット8は同時
に下降する。養生ネット8が所定の下降位置に達したら
駆動モータの電源をオフし、養生ネットの下降を停止さ
せる。
【0025】
【変更例】上記実施例においては、本発明を突梁2から
作業ゴンドラを吊環35を介して吊下げるタイプの方式
に適用した例を示したが、これに限らず、本発明を、た
とえば、建築物の外壁上部に設置したレールに沿って作
業ゴンドラを横方向に移動させる方式にも適用すること
ができる。また本発明を一般のパイプ足場に張設する養
生ネットの昇降にも適用することができる。なお、ガイ
ドワイヤとしてステージ吊下用ワイヤを利用できない場
合は別途錘14を案内するためのガイドワイヤを設置す
ればよい。
【0026】また、本発明は、すべての養生ネットを同
時に昇降させる場合のみでなく、養生ネットを分割して
昇降させる場合にも適することができる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、養
生ネット昇降用ワイヤの長さは建築物の高さに合せて所
望の箇所でワイヤロック11を固定することにより任意
に調節が可能である。したがって、予想される最高の建
築物の高さに応じうる長目の養生ネット昇降用ワイヤ1
0を1種類だけ用意しておけば、これより低い建築物の
場合はその高さに応じたワイヤ10の所定の箇所でワイ
ヤロック11を固定し、余ったワイヤ10は養生ネット
8に沿ってたらしておくか巻いておけばよい。したがっ
て従来の装置のように建築物の高さに合せて多数本のエ
ンドレスワイヤを準備する必要がなく、このための作業
の手間とコストを省くことができる。
【0028】また、本発明の装置においては、巻上機お
よびその駆動装置を建築物の屋上附近に配置したので、
装置の設置、取外しおよび操作を安全に行うことができ
る上に従来の装置のように駆動軸が作業の妨げとなら
ず、作業能率を向上させることができる。
【0029】また本発明によれば、錘はガイドワイヤを
案内として昇降するので、安全かつ安定して養生ネット
昇降用ワイヤを駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す側面図である。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】ワイヤロックの1例を示す図で、(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【図4】錘を開いた状態を示す斜視図である。
【図5】錘の平面図で、(a)は開閉片を閉じた状態、
(b)は開閉片を開いた状態を示す。
【図6】錘のより戻し装置を示す断面図である。
【図7】錘の上部、より戻し装置およびクリップを示す
斜視図である。
【図8】クリップを示す図で(a)は平面図、(b)は
クリップ片23の正面図、(c)はクリップ片22の正
面図である。
【符号の説明】
5 ガイドワイヤ 7 上部フレーム 8 養生ネット 10 養生ネット昇降用ワイヤ 13 巻上機 14 錘

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側の所望の箇所を養生ネットの上部
    フレームに固定した複数本の養生ネット昇降装置ワイヤ
    をそれぞれ建築物屋上附近に配置した複数の巻上機に巻
    回し、該養生ネット昇降用ワイヤの他端を、ガイドワイ
    ヤを案内として昇降可能に設けられた錘に取付け、該複
    数の巻上機を建築物の屋上附近に配置した共通の駆動装
    置により駆動することにより養生ネットを昇降すること
    を特徴とする養生ネットの自動昇降装置。
  2. 【請求項2】 該養生ネット昇降用ワイヤが該ガイドワ
    イヤに絡まることを防止するより戻し装置を該錘に設け
    たことを特徴とする請求項第1項記載の養生ネットの自
    動昇降装置。
JP2450892A 1992-01-14 1992-01-14 養生ネットの自動昇降装置 Pending JPH05187134A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009041246A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Tobu Kenzai Kyodo Shikenjo Kk 仮設足場用防護ネット
CN103774904A (zh) * 2014-01-21 2014-05-07 南通市红星空压机配件制造有限公司 一种电线杆安装辅助吊架

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