JPH05184236A - コンバインの穀粒タンク制御装置 - Google Patents

コンバインの穀粒タンク制御装置

Info

Publication number
JPH05184236A
JPH05184236A JP2315592A JP2315592A JPH05184236A JP H05184236 A JPH05184236 A JP H05184236A JP 2315592 A JP2315592 A JP 2315592A JP 2315592 A JP2315592 A JP 2315592A JP H05184236 A JPH05184236 A JP H05184236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grain
tank
discharging
discharge
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2315592A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Adachi
弘 足達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2315592A priority Critical patent/JPH05184236A/ja
Publication of JPH05184236A publication Critical patent/JPH05184236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combines (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 穀粒排出時に、穀粒排出装置の駆動操作と穀
粒タンクの傾斜駆動操作を単一のレバー操作で行なえる
ようにする。 【構成】 穀粒排出装置Aを備えた穀粒タンク6を側方
に傾斜させて穀粒を排出するようにしたコンバインにお
いて、前記タンク6の自動傾動装置13を設け、前記両
装置A、13の各駆動部を、入力側に少なくとも排出筒
11がタンクの傾動領域から外れた排出ゾーンaにある
か否かを検知する検出部を有する制御部Cを介して電気
的に接続し、排出筒11が排出ゾーンaに位置した状態
で、前記両装置のいずれか一方を排出側に作動させた
際、他方の装置も排出側に自動的に切換わるように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傾動式の穀粒タンクを
装備したコンバインの穀粒タンク制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】コンバインにおいては、刈取作業中、脱
穀部で脱粒された穀粒は選別部で選別された後、揚穀筒
で穀粒貯留用のタンクに揚上搬送されてタンク内に収納
され、タンクが満杯になると、刈取作業を一旦中断し、
タンク内の穀粒を袋詰めの方法で排出し(袋詰め方
式)、或は排出筒を介してトラック等に直接排出する
(裸籾移載方式)ようになっている。そのため、作業の
中断回数を減らし刈取の作業能率を高めるためにはタン
ク容量を極力大きく設定してある方が望ましいものであ
る。
【0003】そのため、従来、殊に多条刈の大型コンバ
イン等において、穀粒タンクの一側上方部を脱穀機の上
方まで張出してタンク容量の増大を図ると共に、穀粒の
排出時には、張出し部分の穀粒がスムーズに排出される
よう穀粒タンクを側方へ傾斜させた状態で穀粒の排出作
業を行なうようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
傾動式の穀粒タンクにおいては、従来、穀粒タンクを自
動的に傾動させる装置は装備されていないため、籾排出
時には、排出レバーをON操作し、穀粒タンクを手で押
し上げるようにして傾斜姿勢にセットしなければなら
ず、オペレータの負担と労力が強いられる等の問題があ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンバイン
の穀粒タンク制御装置は、上記のような実状に基づいて
なされたものであって、穀粒排出装置を備えた穀粒タン
クを機体に対し側方へ向け傾動自在に搭載し、穀粒タン
クを傾斜姿勢で穀粒を排出するようにしたコンバインに
おいて、機体に前記穀粒タンクの自動傾動装置を設ける
と共に、前記穀粒排出装置の駆動部と自動傾動装置の駆
動部とを、入力側に少なくとも排出筒がタンクの傾動領
域から外れた排出ゾーンにあるか否かを検知する検出部
を有する制御部を介して電気的に断接自在に接続し、排
出筒が排出ゾーンに位置した状態で、穀粒排出装置とタ
ンク傾動装置のいずれか一方の装置の駆動部を穀粒排出
側に作動させた際、それに応動して他方の装置の駆動部
も穀粒排出側に自動的に切換わるように構成したことを
要旨とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、穀粒タンクの自動傾動装置に
より、従来のもののようにタンクの傾動を手動で行なう
煩わしさがなく、また、穀粒排出作業時には、穀粒排出
装置の駆動操作と穀粒タンクの傾斜駆動操作を単一のレ
バー操作等で行なえるので、オペレータの負担が大幅に
軽減される。
【0007】
【実施例】本発明の構成を図面に示された一実施例によ
り説明すれば、図1及び図2はコンバインの全体平面図
及び背面図で、走行部1を有する走行機体2の前部一側
に設けた運転席3の後方他側には脱穀部4が配設され、
また、運転席3の後方の機体フレーム5上には主タンク
6aの上方部を脱穀部4の上方へ張出して補助タンク6
bを主タンク6aと連通状態で一体に連設してなる穀粒
タンク6がタンク内底部に横架した穀粒排出装置Aの排
出螺旋7を支点として側方へ向け傾動自在に搭載されて
いる。そして、機体前方の前処理部8で刈取られた穀稈
は揚上搬送装置9で脱穀部4に送給され、脱穀部4で脱
粒され選別部(図示せず)で藁屑等と分離選別された
後、上下分割式の揚穀筒10で揚送され前記タンク6内
に貯留されるようになっていて、タンク6が満杯状態
(センサ感知でブザー等の警報装置によりオペレータに
報知される)になると、刈取作業を一旦停止して機体を
移動し、穀粒排出装置Aを駆動させてタンク6内の穀粒
を上下回動且つ旋回自在な排出筒(オーガ)11でトラ
ック等の運搬車(図示せず)に排出するようになってい
ることは従来のものと同様である。
【0008】さて、前記主タンク6aの底面と機体フレ
ーム5間は油圧シリンダ12で連結され、該部にタンク
自動傾動装置13が設けられている。そして、運転席3
の一側近傍に設けた操作部Mにはタンク上昇・下降スイ
ッチ14,15、籾排出レバースイッチ16aのONー
OFF操作レバー16、排出筒11の起伏・旋回レバー
(スイッチ付設)17が配設されており、これら各種の
スイッチ類等の入力側は後述のスイッチやセンサ類と共
に図5に示すようにマイクロコンピュータからなる制御
部Cに接続されていて、出力側に設けた各種油圧シリン
ダ制御用のソレノイドバルブ(タンク昇降用ソレノイド
バルブb1 、オーガ起伏用ソレノイドバルブb2 等)や
後述のオーガ旋回用の電動モータ19等のアクチュエー
タを自動的に制御するようになっている。
【0009】図3及び図4は排出筒11の起伏・旋回駆
動部の構造を示すもので、排出筒11は機体に固定の固
定筒11a、固定筒11aの上部に回動自在に嵌合した
旋回筒11b及び旋回筒11bに対して起伏自在に嵌合
した可動筒11cからなり、旋回筒11bの外周に固着
したリングギヤ18は固定筒11aに支持されたオーガ
旋回用の電動モータ19の出力ギヤ(図示せず)に常時
噛合し、旋回筒11bと可動筒11c間には油圧シリン
ダ20が装着されており、可動筒11cは電動モータ1
9の正逆回転で左右に旋回し、また、油圧シリンダ20
の伸縮で起伏するように構成されている。そして、固定
筒11aにはオーガ排出ゾーンスイッチ21と排出不可
ゾーンスイッチ22が、また、旋回筒11bの下端には
円弧状の突起23が設けられ、これらのスイッチ21,
22と突起23が前記穀粒タンク6の傾動を制御するよ
うになっている。即ち、旋回筒11bが機体進行方向に
対して右旋回してオーガ排出ゾーンスイッチ21に対し
て円弧状突起23が乗り上げた状態(スイッチ21がO
N状態保持)では、穀粒タンク6が排出筒11に干渉す
ることなく傾動可能な穀粒排出ゾーン(図4における符
号a)に位置し、また、突起23が排出不可ゾーンスイ
ッチ22に乗り上た状態(スイッチ22がON状態保
持)では排出筒11がタンク6の上方に位置する排出不
可ゾーン(b)に設定されている。24は可動筒11c
の起立限界スイッチ、25はその接触部材、26は同じ
く倒伏限界スイッチである。27はタンク下限スイッチ
である。
【0010】ところで、前記走行部1(実施例では走行
部1の常時回転中間軸1a)には、図5に示すように作
業走行距離を検出する回転センサ28が、また、操作部
Mには作業機クラッチレバー(脱穀クラッチレバー)2
9の入操作でONとなる作業機レバースイッチ30が設
けられており、扱深さメインセンサ31がON状態を保
持する作業走行が所定距離(Nm)に達しても、穀粒タ
ンク6に穀粒が溜らない場合(籾センサS1 がOF
F)、警報ブザー32を発し、オペレータに籾詰まり等
の異常を報知するようになっていて、刈始めの籾搬送に
異常があれば初期に発見でき重大な故障を未然に防止で
きるようになっている(図7参照)。
【0011】なお、本実施例では、穀粒排出装置Aの籾
排出レバースイッチ16aをON操作したときに、それ
に連動して穀粒タンク6の自動傾動装置13が排出側に
作動して穀粒タンク6が傾斜姿勢に切換わるように構成
したものについて説明したが、本発明は、その逆、即
ち、穀粒タンク6の自動傾動装置13を排出側に作動さ
せたとき、穀粒排出装置Aの籾排出レバースイッチ16
aがONとなるように構成してもよい。また、本発明
は、分割式の穀粒タンクにおいて穀粒排出時にタンクの
一部のみ傾動させるように構成したものについても採用
し得る。
【0012】上記の構成において、刈取作業中、穀粒タ
ンク6が満杯状態になると、前述のように警報装置でオ
ペレータに報知されるので、その時点で刈取作業を中断
し機体を運搬車の待機個所に移動させ、排出筒11を適
正排出姿勢に回動(上昇及び旋回)させて穀粒の排出作
業に入るが、この穀粒排出作業の開始に当り、オーガ排
出ゾーンスイッチ21がON(排出筒11が排出ゾーン
aに位置)状態で、穀粒排出装置Aの操作レバー16を
籾排出レバースイッチ16aのON側に傾動操作する
と、タンク6内の螺旋体7及び排出筒11内の螺旋体が
回動し、それに応動してタンク昇降用ソレノイドバルブ
1 が上げ側に切換わるためタンク自動傾動装置13の
油圧シリンダ12が伸長し、これによりタンク6は螺旋
体7を支点として上方へ回動する(図1仮想線図示の傾
斜姿勢)。このため、補助タンク6b内の穀粒も残留す
ることなく排出される。排出終了後はタンク下降スイッ
チ15をONにすることによりタンク昇降用ソレノイド
バルブb1 が下げ側に切換わり穀粒タンク6は図1実線
図示の元位置に復帰するので、次いで排出筒11の起伏
・旋回レバー17を操作して排出筒11を図1及び図2
における実線図示の格納姿勢にセットし、再度刈取作業
を続行する。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、穀粒タンクの自動傾動装置により、従来のもののよ
うにタンクの傾動を手動で行なう煩わしさがなく、ま
た、穀粒排出作業時には、穀粒排出装置の駆動操作と穀
粒タンクの傾斜駆動操作を運転席位置で単一のレバー操
作等により行なえるので、オペレータの負担を大幅に軽
減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を装備したコンバインの背面図である。
【図2】本発明を装備したコンバインの平面図である。
【図3】排出筒の起伏・旋回駆動部の斜視図である。
【図4】排出筒の穀粒排出ゾーンと排出不可ゾーンの関
係を示す固定筒と旋回筒の横断面図である。
【図5】制御部の入力側と出力側を示す概略図である。
【図6】タンク回動の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】タンク内籾の異常検知機構のフローチャートで
ある。
【図8】排出筒旋回の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
6 穀粒タンク 11 排出筒(オーガ) 12 油圧シリンダ 13 タンク自動傾動装置 21 排出ゾーンスイッチ 22 排出不可ゾーンスイッチ a 穀粒排出ゾーン b 排出不可ゾーン C 制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒排出装置を備えた穀粒タンクを機体
    に対し側方へ向け傾動自在に搭載し、穀粒タンクを傾斜
    姿勢で穀粒を排出するようにしたコンバインにおいて、
    機体に前記穀粒タンクの自動傾動装置を設けると共に、
    前記穀粒排出装置の駆動部と自動傾動装置の駆動部と
    を、入力側に少なくとも排出筒がタンクの傾動領域から
    外れた排出ゾーンにあるか否かを検知する検出部を有す
    る制御部を介して電気的に断接自在に接続し、排出筒が
    排出ゾーンに位置した状態で、穀粒排出装置とタンク傾
    動装置のいずれか一方の装置の駆動部を穀粒排出側に作
    動させた際、それに応動して他方の装置の駆動部も穀粒
    排出側に自動的に切換わるように構成したことを特徴と
    するコンバインの穀粒タンク制御装置。
  2. 【請求項2】 穀粒排出装置のスイッチをONにした
    際、穀粒タンクの自動傾動装置が排出側に作動して穀粒
    タンクが傾斜姿勢に切換わるように構成したことを特徴
    とする請求項1に記載のコンバインの穀粒タンク制御装
    置。
JP2315592A 1992-01-13 1992-01-13 コンバインの穀粒タンク制御装置 Pending JPH05184236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2315592A JPH05184236A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 コンバインの穀粒タンク制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2315592A JPH05184236A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 コンバインの穀粒タンク制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05184236A true JPH05184236A (ja) 1993-07-27

Family

ID=12102707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2315592A Pending JPH05184236A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 コンバインの穀粒タンク制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05184236A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05184236A (ja) コンバインの穀粒タンク制御装置
JP3397705B2 (ja) コンバインの警報装置
KR0127879B1 (ko) 콤바인의 곡물줄기 운송구조
JP3720660B2 (ja) コンバイン
JP4125456B2 (ja) コンバイン
JPH0220936Y2 (ja)
JP3853951B2 (ja) コンバイン
JP3108841B2 (ja) コンバイン
JPH10155350A (ja) コンバインにおける排出オーガの誤操作防止装置
JP3284382B2 (ja) コンバイン
JPH10150842A (ja) コンバインの穀粒排出オーガ
JP3596990B2 (ja) コンバインにおける穀粒排出装置
JP3542037B2 (ja) コンバイン
JP3852220B2 (ja) 穀粒排出装置
JP3984718B2 (ja) 穀粒排出用オーガの旋回制御装置
JP4125457B2 (ja) コンバイン
JPH11266683A (ja) コンバインの排出オーガの回動制御構成
JP3230087B2 (ja) コンバイン
JPH0588235U (ja) コンバインにおける籾タンク自動昇降装置
JPH06276849A (ja) コンバインの穀粒貯留部
JPS6228834Y2 (ja)
JP3849303B2 (ja) コンバインの穀粒搬出オーガ制御装置
JP4257450B2 (ja) コンバイン
JP4510962B2 (ja) コンバイン
JP2001120048A (ja) コンバイン