JPH05182746A - 加熱ヒータ - Google Patents

加熱ヒータ

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Publication number
JPH05182746A
JPH05182746A JP3359324A JP35932491A JPH05182746A JP H05182746 A JPH05182746 A JP H05182746A JP 3359324 A JP3359324 A JP 3359324A JP 35932491 A JP35932491 A JP 35932491A JP H05182746 A JPH05182746 A JP H05182746A
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JP
Japan
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heating element
heating body
electrode portion
edge
conductor electrode
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Application number
JP3359324A
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English (en)
Inventor
Shigeo Ota
茂雄 太田
Shingo Oyama
真吾 大山
Shinya Yugawa
慎也 湯川
Fumiaki Tagashira
史明 田頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Priority to KR1019920025714A priority patent/KR930013890A/ko
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成により、発熱体の温度特性を悪化
させることなく、発熱体と導体電極部との間の境界部に
作用する熱ストレスを緩和し、発熱体の強度・寿命を相
対的に延長しうる加熱ヒータを提供することをその目的
とする。 【構成】 絶縁基板上に長手方向に延びる帯状発熱体を
形成するとともに、この帯状発熱体の端部に一部または
全部が重なるようにして導体電極部を形成してなる加熱
ヒータにおいて、上記導体電極部における上記帯状発熱
体に重なる縁の形状を、その延長長さが上記帯状発熱体
の幅より長くなるように形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、電子写真プロセスに
おいて、感光ドラムから用紙上に転写されたトナーを定
着する場合等に用いると好適な加熱ヒータに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】いわ
ゆる電子写真プロセスにおいては、感光ドラムから用紙
上に転写されたトナーがヒータによって加熱融着させら
れることにより、定着される。このような電子写真プロ
セスは、乾式複写機、レーザプリンタ、LEDプリン
タ、ファクシミリの印字部等に広く応用されている。
【0003】ところで、上記電子写真プロセスにおける
定着部の小型化、軽量化を図るとともに、使用可能温度
への昇温時間を短縮するために、上記定着用加熱ヒータ
として、ハロゲンランプを内挿した筒型の伝統的なヒー
タに代え、絶縁基板上に発熱体を帯状に配置してなる加
熱ヒータが用いられる場合がある。
【0004】かかる加熱ヒータは、セラミック製の絶縁
基板上に、銀・パラジウムペースト等用いて帯状に印刷
・焼成してなる発熱抵抗体を形成するという、簡単な製
造プロセスによって得ることができるとともに、概して
薄状であり、しかも発熱体両端部間への通電後、瞬時に
してトナー定着可能温度に昇温するため、上記電子写真
プロセスにおける定着部の構成を小型化、軽量化、低コ
スト化できるのみならず、通電後の待ち時間をほとんど
無くすことができるという利点をもっている。
【0005】ところで、従前のこの種の加熱ヒータは、
図10に表れているように、矩形短冊板状の絶縁基板a
の上面に、長手方向に所定長さを有する帯状発熱体bを
抵抗体ペーストを用いて印刷・焼成することにより形成
する一方、かかる帯状発熱体bの両端部に、一部または
全部が重なるようにして、銀ペースト等の導体ペースト
を印刷・焼成してなる導体電極c,cが形成されてい
る。
【0006】ところで、従来のこの種の加熱ヒータにお
ける絶縁基板上の発熱体bと導体電極部cとの間の接合
部に着目すると、図11(a) に拡大して示すように、発
熱体bと重なる導体電極cの縁c′は、発熱体bと直交
する方向に延びている。一方発熱体bは、180℃ない
し200℃程度の高温度への加熱駆動を繰り返し受け
る。そうすると、上記発熱体bから上記導体電極部cに
かけての発熱体駆動状態での温度分布は、図11(b) に
示すように、上記電極部cの縁部c′に相当する境界部
において、急激な低下を示す。かかる急激な温度差が発
熱体bと導体電極部cとの間の境界部に繰り返し発生す
ると、上記境界部には、非常に大きな熱ストレスが繰り
返し作用することになり、その結果、発熱体bが、上記
導体電極部cとの間の境界部において破断するおそれが
ある。
【0007】上記のような発熱部bと導体電極部cとの
間の境界部に生じる熱ストレスを緩和するためのひとつ
のアイディアとして、たとえば、特開平2−12988
3号公報には、発熱体の幅を、導体電極部に対する境界
部に近づくにつれて広くなるようにした構成が示されて
いる。かかる構成によると、帯状発熱体と、導体電極部
との境界部の延長長さが、帯状発熱体の幅を広げない場
合に比較して長くなるため、上記境界部における単位断
面積あたりに作用する熱ストレスがそれだけ減じられ、
かかる熱ストレスによる抵抗体の破断の危険がそれだけ
減少させられる。
【0008】しかしながら、上記特開平2−12988
3号公報に示された構成では、この種の加熱ヒータがも
つ、次に述べるような本来的な欠点をかえって増大させ
ることになる。すなわち、帯状発熱体を加熱駆動した場
合における長手方向の温度分布は、両端部の熱放散量の
方が長手方向中間部における熱放散量よりも多いため、
基本的に、両端部の温度が中間に比較して低下する傾向
となる。そうすると上記特開平2−129883号公報
に示されるように発熱体の両端部の幅を広幅化すると、
こうして広幅化された両端部の抵抗値が低下し、それ自
体が発する発熱量も広幅化していない中間部に比較して
低下することになる。これらの相乗的な作用の結果、上
記公報に示された構成によれば、発熱体長手方向の温度
分布について、その両端部の温度が低下する傾向が一段
と増長されてしまい、かかる温度分布のバラツキに起因
するトナーの定着不良を増大させる結果となる。
【0009】本願発明は、上記の事情のもとで考えださ
れたものであって、簡単な構成により、発熱体の温度特
性を悪化させることなく、発熱体と導体電極部との境界
部の経時的劣化を防止し、ひいては、寿命を著しく延長
することができる加熱ヒータを提供とすることをその課
題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願発明は、絶縁基板上に長手方向に延びる帯状
発熱体を形成するとともに、この帯状発熱体の端部に一
部または全部が重なるようにして導体電極部を形成して
なる加熱ヒータにおいて、上記導体電極部における上記
帯状発熱体に重なる縁の形状を、その延長長さが上記帯
状発熱体の幅より長くなるように形成したことを特徴と
している。
【0011】
【発明の作用および効果】本願発明においては、帯状発
熱体に重なる電極部の縁の形状が、その延長長さが上記
帯状発熱体の幅より長くなるように形成している。すな
わち、本願発明における上記電極部と上記発熱体との境
界線は、帯状発熱体を直角に横断する直線状ではなく、
この帯状発熱体を横断する間に、屈曲していることにな
る。
【0012】したがって第一に、導体電極部と帯状発熱
体との間の境界線の延長長さが、従来例に比較して長く
なることから、発熱体が加熱させられることによって生
じる熱ストレスが、上記のように延長させられた境界部
において分散して作用する。その結果、熱ストレスに起
因する導体電極部との境界付近での発熱体の破断の可能
性が減じられ、とりわけ帯状発熱体の強度・寿命が従来
例に比較して向上させられることになる。
【0013】第二に、電極部と帯状発熱体との境界線が
屈曲させられることから、この境界線が、帯状発熱体の
長手方向所定長さ範囲にわたって存在することになり、
その結果、発熱体と導体電極部との間の温度勾配がゆる
められる。したがって、発熱体と導体電極部との境界に
生じる熱ストレスそのものが減じられることになり、そ
の分、かかる熱ストレスによる帯状発熱体の破断の可能
性が少なくなり、とりわけ帯状発熱体の強度・寿命が、
従来例に比較して相対的に向上させられる。
【0014】しかも、本願発明では、帯状発熱体の幅を
変更することを必須とするわけではないので、たとえ
ば、帯状発熱体の幅を導体電極部との境界付近に限って
拡張する場合のように、帯状発熱体の端部付近での温度
低下を増進するということはなく、したがって、本願発
明を実施するにあたって発熱体そのものの温度特性に悪
影響をおよぼすことはない。
【0015】さらには、本願発明の実施は、基本的に、
導体電極を形成するべき印刷パターンを変更するだけで
よいので、何ら付加的な操作をする必要もなく、また、
コスト上昇を招くこともなく、容易に実施しうる。
【0016】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ、具体的に説明する。図1は、本願発
明の第一の実施例の平面図、図2は、図1のII−II線に
沿う拡大断面図、図3(a) は、要部を示す拡大平面図、
図3(b) は、図3(a) の構成における温度分布図であ
る。
【0017】本実施例の加熱ヒータHは、基本的には、
従前のこの種の加熱ヒータと同様の手法によって作製さ
れる。すなわち、平面視矩形短冊状の絶縁基板1の上面
には、その長手方向に延びる所定幅の発熱体2が形成さ
れ、この発熱体2の両端部には、一部がこれに重なるよ
うにして、導体電極部3,3が形成されている。また、
上記発熱体2ないし上記電極部3,3を覆うようにし
て、保護ガラスコーティング4が施される。ただし、上
記導体電極部3,3の一部は、上記保護ガラスコーティ
ング4に覆われることなく露出させられており、この露
出部が、外部電力供給源(図示略)との接続を図るため
の端子部として利用される。
【0018】上記絶縁基板1は、たとえば、セラミック
板によって作製することができる。そして、上記発熱体
2は、銀・パラジウムペースト等の抵抗体ペーストを用
いて印刷・焼成をする等することにより、簡便に形成さ
れる。さらには、上記導体電極部3,3も、銀ペースト
等の導体ペーストを用いて、上記発熱体2の形成と同様
の手法により、すなわち、印刷・焼成により、簡便に形
成することができる。
【0019】図3(a) によく表れているように、本実施
例における導体電極部3,3は、発熱体2に重なる縁3
a,3aが、発熱体2を斜めに横断するように形成して
いる。したがって、こうして斜めに発熱体2を横断する
上記導体電極部3の縁3aの延長長さは、発熱体2の幅
寸法よりも長くなる。しかも、上記のごとく導体電極部
3の縁3aが発熱体2を斜めに横断する結果、電極部3
と発熱体2との境界部(上記縁3a)が、発熱体2の長
手方向所定範囲にわたって存在することになる。
【0020】その結果、両導体電極部3,3間に通電し
て発熱体2を加熱駆動した場合における温度分布をみる
と、図3(b) に表れているように、発熱体2における高
温発熱部(A) から電極部3における低温部(C) までの温
度勾配が、上記のごとく発熱体2の長手方向所定長さ範
囲(C) にある境界部(B) によって緩和させられる。この
ようにして発熱体から導体電極部までの温度勾配が緩和
させられることは、図11(b) に示した従来例における
温度勾配と比較すればよく理解できるであろう。
【0021】したがって、上記の構成の加熱ヒータHに
おいては、発熱体駆動時、高温発熱部から低温電極部に
いたる温度勾配がゆるやかであることから、発熱体2と
導体電極部3との間に生じる熱ストレスも緩和され、し
たがって、かかる熱ストレスによる発熱部2の破断等の
可能性は少なくなる。また、発熱体2と導体電極部3と
の間の境界、すなわち、上記導体電極部3の縁3aの延
長長さが、発熱体2の幅よりも長くなっていることか
ら、その分、上記温度差による熱ストレスが拡大された
範囲に分散して作用し、このことによっても、温度差に
起因した熱ストレスによる発熱体2の破断の可能性が減
少させられる。
【0022】このようなことから、上記実施例の加熱ヒ
ータHは、発熱体2と、導体電極部4との間の接続部の
強度が、従来例に比較して相対的に向上させられ、その
寿命が延長させられる。しかも、発熱体2それ自体は、
何らの変更も要しないため、発熱体2の温度特性が悪化
するということもない。さらには、導体電極3のパター
ン変更を行うという、きわめて簡単な手法によって実施
することができるので、本願発明を実施するためのコス
ト上昇もほとんどない。
【0023】なお、上記導体電極部3の上記帯状発熱体
2に重なる縁3aの形状は、図3(a) に示す形状の他に
も、図4に示すような山形、図5に示すようなV字型、
あるいは、図6および図7に示すような鋸刃型、あるい
は矩形ジクザク型等が考えられる。図4ないし図7のい
ずれの形態においても、上記導体電極3の縁3aの延長
長さが、発熱体2の幅寸法よりも延長させられている点
で共通しており、したがって、図3(a) の例について説
明したのと同様の作用効果を発揮する。
【0024】図8(a) は、本願発明の第二の実施例の要
部を示す平面図である。本実施例においては、発熱体2
の端部に太幅部2aを形成し、この太幅部2aの中心部
に、導体電極部3をランド状に形成している。導体電極
3の形成は、上記発熱体の太幅部2aに重ねて導体ペー
ストを印刷・焼成することにより、簡単に形成すること
ができる。さらに、この実施例では、発熱体2を覆うべ
き保護ガラスコーティング4を、上記電極部3を窓状に
臨ませるようにして、この電極部3を囲む領域も含め、
発熱体2のほぼ全体を覆うようにして形成している。
【0025】本実施例においても、発熱体2と電極部3
との境界線は、上記電極部3の全周となり、当然のこと
ながらこの境界部の延長長さは、発熱体2の幅寸法に対
して長くなる。したがって、発熱体2と電極3との間の
境界部に作用する熱ストレスが緩和され、かかる熱スト
レスによる発熱体2の破断の危険性が減じられる。
【0026】本実施例においては、それだけではなく、
上記したように、ランド状の電極部3を除く発熱体2の
表面全体と覆うように保護ガラスコーティング4を施し
ていることから、この保護ガラスコーティング4のもつ
蓄熱性により、図8(b) に示すように、発熱体高温部か
ら電極3にかけての温度勾配を緩和し、これによって
も、発熱体と電極部との間に生じる熱ストレスを減少さ
せ、発熱体2の破断の危険性を減じることができるので
ある。
【0027】もちろん、本願発明の範囲は、上述の実施
例の限定されるものではない。とりわけ、発熱体2に重
なる導体電極3の縁3aの形状は、上記した実施例のほ
かにも、種々考えられる。要するに、本願発明における
上記電極部3の縁3aの形態は、発熱体2に対して直交
して横断する直線状のもの以外であれば、全ての電極部
3の縁3aの形態をもつものは、本願発明の範囲に含ま
れるのである。なお、発熱体を形成するべき抵抗体ペー
ストとしては、上述した銀・パラジウムペーストのほ
か、酸化ルテニウムペースト等、適当な抵抗体ペースト
を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施例の平面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】(a) は第一実施例の要部拡大平面図である。
(b) は温度分布図である。
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】本願発明の第一の実施例の他の態様を示す要部
拡大平面図である。
【図8】(a) は本願発明の第二の実施例の要部拡大平面
図である。(b) は温度分布図である。
【図9】図8(a) のIX−IX線断面図である。
【図10】従来例の平面図である。
【図11】(a) は従来例の要部拡大平面図である。(b)
は温度分布図である。
【符号の説明】
H 加熱ヒータ 1 絶縁基板 2 発熱体 3 導体電極 3a 導体電極3における発熱体2を覆う縁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】ところで、従来のこの種の加熱ヒータにお
ける絶縁基板上の発熱体bと導体電極部cとの間の接合
部に着目すると、図11(a)に拡大して示すように、
発熱体bと重なる導体電極cの縁c′は、発熱体bと直
交する方向に延びている。一方発熱体bは、180℃な
いし200℃程度の高温度への加熱駆動を繰り返し受け
る。そうすると、上記発熱体bから上記導体電極部cに
かけての発熱体駆動状態での温度分布は、図11(b)
に示すように、上記電極部cの縁c′に相当する境界部
において、急激な低下を示す。かかる急激な温度差が発
熱体bと導体電極部cとの間の境界部に繰り返し発生す
ると、上記境界部には、非常に大きな熱ストレスが繰り
返し作用することになり、その結果、発熱体bが、上記
導体電極部cとの間の境界部において破断するおそれが
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】しかしながら、上記特開平2−12988
3号公報に示された構成では、この種の加熱ヒータがも
つ、次に述べるような本来的な欠点をかえって増大させ
ることになる。すなわち、帯状発熱体を加熱駆動した場
合における長手方向の温度分布は、両端部の熱放散量の
方が長手方向中間部における熱放散量よりも多いため、
基本的に、両端部の温度が中間部に比較して低下する傾
向となる。そうすると上記特開平2−129883号公
報に示されるように発熱体の両端部の幅を広幅化する
と、こうして広幅化された両端部の抵抗値が低下し、そ
れ自体が発する発熱量も広幅化していない中間部に比較
して低下することになる。これらの相乗的な作用の結
果、上記公報に示された構成によれば、発熱体長手方向
の温度分布について、その両端部の温度が低下する傾向
が一段と増長されてしまい、かかる温度分布のバラツキ
に起因するトナーの定着不良を増大させる結果となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本願発明は、上記の事情のもとで考えださ
れたものであって、簡単な構成により、発熱体の温度特
性を悪化させることなく、発熱体と導体電極部との境界
部の経時的劣化を防止し、ひいては、寿命を著しく延長
することができる加熱ヒータを提供することをその課題
とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】このようなことから、上記実施例の加熱ヒ
ータHは、発熱体2と、導体電極部3との間の接続部の
強度が、従来例に比較して相対的に向上させられ、その
寿命が延長させられる。しかも、発熱体2それ自体は、
何らの変更も要しないため、発熱体2の温度特性が悪化
するということもない。さらには、導体電極部3のパタ
ーン変更を行うという、きわめて簡単な手法によって実
施することができるので、本願発明を実施するためのコ
スト上昇もほとんどない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】なお、上記導体電極部3の上記帯状発熱体
2に重なる縁3aの形状は、図3(a)に示す形状の他
にも、図4に示すような山形、図5に示すようなV字
型、あるいは、図6および図7に示すような鋸刃型、あ
るいは矩形ジクザク型等が考えられる。図4ないし図7
のいずれの形態においても、上記導体電極部3の縁3a
の延長長さが、発熱体2の幅寸法よりも延長させられて
いる点で共通しており、したがって、図3(a)の例に
ついて説明したのと同様の作用効果を発揮する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】図8(a)は、本願発明の第二の実施例の
要部を示す平面図である。本実施例においては、発熱体
2の端部に太幅部2aを形成し、この太幅部2aの中心
部に、導体電極部3をランド状に形成している。導体電
極部3の形成は、上記発熱体の太幅部2aに重ねて導体
ペーストを印刷・焼成することにより、簡単に形成する
ことができる。さらに、この実施例では、発熱体2を覆
うべき保護ガラスコーティング4を、上記電極部3を窓
状に臨ませるようにして、この電極部3を囲む領域も含
め、発熱体2のほぼ全体を覆うようにして形成してい
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】本実施例においても、発熱体2と電極部3
との境界線は、上記電極部3の全周となり、当然のこと
ながらこの境界部の延長長さは、発熱体2の幅寸法に対
して長くなる。したがって、発熱体2と電極部3との間
の境界部に作用する熱ストレスが緩和され、かかる熱ス
トレスによる発熱体2の破断の危険性が減じられる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】本実施例においては、それだけではなく、
上記したように、ランド状の電極部3を除く発熱体2の
表面全体を覆うように保護ガラスコーティング4を施し
ていることから、この保護ガラスコーティング4のもつ
蓄熱性により、図8(b)に示すように、発熱体高温部
から電極部3にかけての温度勾配を緩和し、これによっ
ても、発熱体と電極部との間に生じる熱ストレスを減少
させ、発熱体2の破断の危険性を減じることができるの
である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 H 加熱ヒータ 1 絶縁基板 2 発熱体 3 導体電極部 3a 導体電極部3における発熱体2を覆う縁
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図4】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田頭 史明 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に長手方向に延びる帯状発熱
    体を形成するとともに、この帯状発熱体の端部に一部ま
    たは全部が重なるようにして導体電極部を形成してなる
    加熱ヒータにおいて、 上記導体電極部における上記帯状発熱体に重なる縁の形
    状を、その延長長さが上記帯状発熱体の幅より長くなる
    ように形成したことを特徴とする、加熱ヒータ。
JP3359324A 1991-12-28 1991-12-28 加熱ヒータ Pending JPH05182746A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3359324A JPH05182746A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 加熱ヒータ
KR1019920025714A KR930013890A (ko) 1991-12-28 1992-12-26 시이트재료를 가열하기 위한 히터

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3359324A JPH05182746A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 加熱ヒータ

Publications (1)

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JPH05182746A true JPH05182746A (ja) 1993-07-23

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ID=18463926

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