JPH05182396A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH05182396A
JPH05182396A JP3359577A JP35957791A JPH05182396A JP H05182396 A JPH05182396 A JP H05182396A JP 3359577 A JP3359577 A JP 3359577A JP 35957791 A JP35957791 A JP 35957791A JP H05182396 A JPH05182396 A JP H05182396A
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Kenji Takahashi
賢二 高橋
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクの信号記録領域を内外周に亘って外
方に臨み得るようになす記録再生用開口部を開設するこ
とによるカートリッジ本体の剛性の劣下を防止して十分
な強度を保証する。 【構成】 カートリッジ本体3を構成する上ハーフ1及
び下ハーフの相対向する位置に開設した収納されるディ
スク4の信号記録領域のすくなくとも一部を内外周に亘
って外方に臨ませる記録再生用開口部10,11の一側
縁側に互いに突き合わせ結合される突き合わせ突部2
3,24を立上り形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音信号や映像信号等
の情報信号の記録を可能とする光ディスクや光磁気ディ
スク等のディスクを収納してなるディスクカートリッジ
に関し、特に、合成樹脂を成形して形成されてなる上下
一対のハーフを突き合わせ結合して形成されるカートリ
ッジ本体を備えるディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、楽音信号や映像信号等の情報信号
の記録を可能とする光ディスクや光磁気ディスク等のデ
ィスクを収納したディスクカートリッジが用いられてい
る。このディスクカートリッジは、合成樹脂を成形して
形成されてなる上下一対のハーフを突き合わせ結合して
形成したカートリッジ本体にディスクを回転可能に収納
して構成されてなる。
【0003】そして、上記カートリッジ本体を構成する
下ハーフの中央部には、このカートリッジ本体に収納さ
れたディスクを回転操作する記録及び/又は再生装置側
に配設されるディスク回転駆動機構のディスクテーブル
が進入する円形をなすディスクテーブル進入用開口部が
開設され、上記カートリッジ本体を構成する上ハーフ及
び下ハーフの相対向する位置には、上記ディスクの信号
記録領域の少なくとも一部を内外周に亘って外方に臨ま
せる情報信号の記録再生用開口部が開設されている。こ
れら記録再生用開口部は、ディスクテーブル進入用開口
部に近接する位置からカートリッジ本体の一側面側に至
る間に亘って開設されることにより、上記ディスクの信
号記録領域の少なくとも一部を内外周に亘って外方に臨
ませるようにしている。
【0004】また、カートリッジ本体は、所定厚さを有
するディスクが内周面に接触することなく自由に回転可
能となす収納空間を構成するに足る厚さに形成されてな
る。そこで、上記カートリッジ本体を構成する上ハーフ
及び下ハーフの周囲には、上記所定厚さの収納空間を形
成する周側壁を構成する立上り突き合わせ壁が形成され
ている。
【0005】さらに、上記カートリッジ本体には、記録
再生用開口部を閉塞し、収納したディスクの保護を図る
シャッタ部材が取付けられている。このシャッタ部材
は、カートリッジ本体の記録再生用開口部が開設された
一側面側から嵌合するように配設され、上記記録再生用
開口部を閉塞した開口部閉塞位置と上記記録再生用開口
部を開放する開口部開放位置間に亘って移動可能に支持
されてなる。
【0006】さらにまた、上記カートリッジ本体のシャ
ッタ部材が嵌合配設された一側面側には、シャッタ部材
を開口部閉塞位置から開口部開放位置に移動操作する記
録及び/又は再生装置側に配設されるシャッタ開放操作
部材が進入する溝部が設けられることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクカ
ートリッジは、記録及び/又は再生装置の小型化を図
り、保管スペース等の取り扱い上の便を考慮して、収納
すべきディスクの大きさに対応してできるだけ小さい方
形状に形成されてなる。このように形成されるディスク
カートリッジにおいて、収納されるディスクの信号記録
領域を内外周に亘って外方に臨み得るようになす記録再
生用開口部をカートリッジ本体に開設すると、この記録
再生用開口部を開設した部分の剛性を維持し得なくなっ
てしまう。
【0008】特に、小径のディスクを収納した小型のデ
ィスクカートリッジにおいては、上記記録再生用開口部
を開設することにより、カートリッジ本体の剛性を十分
に保証し得なくなり、わずかの外力で容易に撓み変形す
るようになってしまう。
【0009】また、カートリッジ本体の記録再生用開口
部が開設された一側面側には、このカートリッジ本体に
取付けられるシャッタ部材の抜け止め片が係合する溝が
シャッタ部材の移動方向に亘って穿設されるので、カー
トリッジ本体の記録再生用開口部を開設した部分の剛性
の劣下が著しくなり十分な強度を保証し得なくなってし
まう。
【0010】さらに、シャッタ部材がスライドするカー
トリッジ本体の一側面側に、上記シャッタ部材を開放操
作するシャッタ開放操作部材が進入する溝部を設けるよ
うにしたディスクカートリッジにあっては、この溝部が
形成されるカートリッジ本体の一側面側は周側壁が切り
欠られてなるので、撓み変形が著しいものとなる。
【0011】そこで、本発明は、収納されるディスクの
信号記録領域を内外周に亘って外方に臨み得るようにな
す記録再生用開口部を開設することによるカートリッジ
本体の剛性の劣下を防止して十分な強度を保証し、わず
かの外力による撓みや変形を防止し、収納するディスク
の確実な保護を達成し得るようになすディスクカートリ
ッジを提供することを目的に提案されたものである。
【0012】
【課題を達成するための手段】本発明に係るディスクカ
ートリッジは、上記目的を達成するため、合成樹脂を成
形して形成されてなる上下一対のハーフを突き合わせ結
合して形成されるとともに、情報信号記録用のディスク
を回転可能に収納してなるカートリッジ本体を備え、こ
のカートリッジ本体を構成する上ハーフ及び下ハーフの
相対向する位置に上記ディスクの信号記録領域のすくな
くとも一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録再生用
開口部を開設するとともに、上記カートリッジ本体に収
納されたディスクの外周縁側に位置する上記各記録再生
用開口部の一側縁側に互いに突き合わせ結合される突き
合わせ突部を立上り形成するようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジにあって
は、上ハーフ及び下ハーフを突き合わせ結合することに
よりカートリッジ本体が形成される。このとき、上下ハ
ーフに形成された突き合わせ突部が突き合わせ結合され
ることにより、記録再生用開口部の一側縁側に上記突き
合わせ突部による補強部が構成される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を、直径を64mmとなし、略
74分の楽音信号の記録を可能となす光磁気ディスクを
収納した小型のディスクカートリッジに適用した例を挙
げて説明する。このディスクカートリッジは、図1及び
図2に示すように、合成樹脂をモールド成形っして形成
された方形状を上下一対のハーフ1,2を突き合わせ結
合して構成されてなるカートリッジ本体3を備え、この
カートリッジ本体3内に光磁気ディスク4を回転可能と
なすように収納してなる。
【0015】上記カートリッジ本体3は、直径を64m
mとなす光磁気ディスク4を収納するに足る方形状に形
成されてなるものであって、一辺の幅W1 を68mmと
なし、この一辺と直交するたの一辺の幅W2 を72mm
となし、その厚さDを5mmとなして形成されてなる。
【0016】そして、上記カートリッジ本体3を構成す
る上ハーフ1及び下ハーフ2の外周囲には、図3に示す
ように、互いに突き合わせられてカートリッジ本体3の
周側壁5を構成する突き合わせ壁部5a,5bが立上り
形成されている。また、上記上ハーフ1及び下ハーフ2
の相対向する内面側の各コーナ部には、互いに突き合わ
せられて収納される光磁気ディスク4の収納位置を規制
するディスク収納位置規制壁を構成する突き合わせ規制
壁部6a,6bが立上り形成されている。これら突き合
わせ規制壁部6a,6bは、方形状をなす上ハーフ1及
び下ハーフ2の外形に内接する円弧を形成するように設
けられている。さらに、上ハーフ1及び下ハーフ2の相
対向する内面側の各コーナ部には、相対結合される嵌合
突起7及び嵌合受部8が突設されている。
【0017】上記上ハーフ1及び下ハーフ2は、周側壁
5及びディスク収納位置規制壁6を形成するように各突
き合わせ壁部5a,5b及び突き合わせ規制壁部6a,
6bを突き合わせるとともに、嵌合突起7及び嵌合受部
8を相対嵌合し、これら嵌合突起7及び嵌合受部8を超
音波溶着等により溶着して一体化することにより、光磁
気ディスク4を回転可能に収納するカートリッジ本体3
を構成する。
【0018】このカートリッジ本体3を構成する下ハー
フ2の中央部には、図2及び図3に示すように、上記カ
ートリッジ本体3に収納される光磁気ディスク4を回転
操作する記録及び/又は再生装置側に配設されるディス
ク回転駆動機構を構成するディスクテーブルが進入する
ディスクテーブル進入用開口部9が開設されている。こ
のディスクテーブル進入用開口部9は、図2及び図5に
示すように、カートリッジ本体3に収納される光磁気デ
ィスク4のセンター穴4a及びこのセンター穴4aを閉
塞するように上記光磁気ディスク4に配設されるマグネ
ットクランプ用の金属板4bを含むディスクテーブル上
に載置されるセンター穴4aの周縁部分を外方に臨ませ
るに足る大きさを有する円形に形成されてなる。
【0019】また、上ハーフ1及び下ハーフ2には、カ
ートリッジ本体3に収納された光磁気ディスク4の信号
記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨まさせる情報
信号の記録再生用開口部10,11が開設されている。
これら記録再生用開口部10,11は、図1〜図5に示
すように、上ハーフ1及び下ハーフ2を突き合わせ結合
してカートリッジ本体3を構成したとき、このカートリ
ッジ本体3の上下面の相対向する位置に形成されてなる
ものであり、ディスクテーブル進入用開口部9に近接す
る位置からカートリッジ本体3の一側面3a側に亘る位
置であって、このカートリッジ本体3の左右方向の中央
に位置して同形状の長方形状に形成されてなる。
【0020】上述のように収納した光磁気ディスク4の
信号記録領域を外方に臨ませる記録再生用開口部10,
11を開設したカートリッジ本体3には、上記記録再生
用開口部10,11を閉塞するシャッタ部材12が取付
けられてなる。このシャッタ部材12は、例えば薄い金
属板を打ち抜き折曲して形成されてなるものであって、
記録再生用開口部10,11をそれぞれ閉塞するシャッ
タ部12a,12bと、これらシャッタ部12a,12
bを基端側で連結する連結片12cとから構成され、全
体をもって断面コ字状に形成されてなる。
【0021】また、上記連結片12cの両端には、シャ
ッタ部材12のカートリッジ本体3に対し平行に安定し
た移動を保証するようにガイドする断面コ字状に折曲形
成された第1及び第2のスライドガイド部13,14が
それぞれ突設されている。これら第1及び第2のスライ
ドガイド部13,14には、カートリッジ本体3を構成
する下ハーフ2の一側縁側にシャッタ部材12のスライ
ド方向に沿って穿設されたスライドガイド溝14に係合
する抜け止めガイド片15,16が折曲形成されてい
る。
【0022】このように形成されたシャッタ部材12
は、図1及び図2に示すように、各シャッタ部12a,
12bを記録再生用開口部10,11上に延在するよう
にして、カートリッジ本体3の一側面3a側から嵌合配
設される。
【0023】そして、上記カートリッジ本体3のシャッ
タ部材12がスライドする一側面側3a側には、図1及
び図2に示すように、記録再生用開口部10,11を閉
塞する開口部閉塞位置にあるシャッタ部材12を、図4
及び図5に示すように、上記記録再生用開口部10,1
1を開放する開放位置方向に移動操作する記録及び/又
は再生装置側に配設されるシャッタ開放操作部材が進入
するシャッタ開放操作部材係合溝17が形成されてい
る。このシャッタ開放操作部材係合溝17は、カートリ
ッジ本体3の一側面3aに直交する記録及び/又は再生
装置への挿入端側となる他の側面3bに開口端17aを
有してシャッタ部材12のスライド方向に亘って形成さ
れてなる。
【0024】このようにシャッタ開放操作部材係合溝1
7を形成することにより、カートリッジ本体3の一側面
3aの上記シャッタ開放操作部材係合溝17が形成され
る部分に対応して周側壁5が形成されることなく開放さ
れた状態にある。従って、上記カートリッジ本体3を構
成する上下ハーフ1,2の上記シャッタ開放操作部材係
合溝17を構成する部分に対応する部分には、図3に示
すように、突き合わせ壁部5a,5bが形成されること
なく開放されている。
【0025】そして、上述したようにカートリッジ本体
3に嵌合配設されるシャッタ部材12は、図2及び図5
に示すように、第1及び第2のスライドガイド部12,
13に形成した抜け止めガイド片15,16をスライド
ガイド溝14に係合させて支持されることにより、上記
カートリッジ本体3からの抜け止めが図られてなる。ま
た、上記第1及び第2のスライドガイド部13,14
は、その一部がシャッタ開放操作部材係合溝17に挿入
されるようにして下ハーフ2の一側縁側を挾持するよう
に支持してなる。
【0026】なお、上記下ハーフ2の一側縁側の内面に
は、図3に示すように、上記第1及び第2のスライドガ
イド部13,14の高さに対応するスライドガイド片1
8が突設されている。このスライドガイド片18は、シ
ャッタ部材12がスライド操作されるとき、上記第1及
び第2のスライドガイド部13,14を支持して上記シ
ャッタ部材12の揺動を規制するものである。
【0027】また、シャッタ部材12は、図1及び図2
に示すように、記録再生用開口部10,11を閉塞する
開口部閉塞位置にあるとき、カートリッジ本体3内に配
設されたシャッタロック部材19に第1のスライドガイ
ド部13の一部を折曲して形成した被ロック片20を係
合させてロックされている。このシャッタロック部材1
9に対するシャッタ部材12のロック解除は、シャッタ
開放操作部材係合溝17の開口端17aが臨まされた面
を挿入端としてディスクカートリッジを記録及び/又は
再生装置に装着操作したとき、上記シャッタ開放操作部
材係合溝17に進入係合する記録及び/又は再生装置側
に配設されたシャッタ開放操作部材により上記シャッタ
ロック部材19が被ロック片20から逃げる方向に回動
操作されることによって行われる。そして、シャッタロ
ック部材19に対するロックが解除されたシャッタ部材
12は、ディスクカートリッジの記録及び/又は再生装
置への挿入に応じてシャッタ開放操作部材により開口部
開放位置方向に相対的にスライド操作され、図4及び図
5にシャッタ記録再生用開口部10,11を開放する。
【0028】なお、カートリッジ本体3の上下面のシャ
ッタ部材12がスライドする開口部閉塞位置から開口部
開放位置に亘る領域には、上記シャッタ部材12を構成
する板材の厚さに略等しい深さを有するシャッタスライ
ド凹部21,22が形成されている。このようにシャッ
タスライド凹部21,22を形成することにより、シャ
ッタ部材12はカートリッジ本体3の表面と略面一とな
るようにして嵌合配設可能となる。
【0029】ところで、直径を64mmとなす小径の光
磁気ディスク4を収納するに足るできるだけ小さい方形
状に大きさに形成された小型のディスクカートリッジを
構成するカートリッジ本体3にあっては、ここに収納さ
れた光磁気ディスク4の信号記録領域を内外周に亘って
外方に臨ませる足る大きさの記録再生用開口部10,1
1を開設することにより、シャッタ部材12がスライド
するカートリッジ本体3の一側面3a側部分の幅が極め
て小さくなされてしまう。すなわち、カートリッジ本体
3を構成する上ハーフ1の記録再生用開口部10が開設
された一側縁側の開口部閉塞部10a及び下ハーフ2の
記録再生用開口部11が開設された一側縁側の開口部閉
塞部11aの各幅W3 は、図6及び図7に示すように、
極めて小さくなされている。
【0030】このように記録再生用開口部10,11が
開設されることにより、上下ハーフ1,2の記録再生用
開口部10,11の周縁は、容易に撓み変形し易い状態
となされている。特に、幅狭となされた開口部閉塞部1
0a,11a側部分は、他の部分に比し十分な剛性を維
持し得なくなり十分な強度の保証を図れなくなってしま
う。
【0031】さらに、本実施例のディスクカートリッジ
にあっては、カートリッジ本体3の一側面3a側には、
シャッタ部材開放操作部材係合溝部17が形成されてな
る。そのため、上記カートリッジ本体3の一側面3a側
は、図1及び図2に示すように、突き合わせ壁部5a,
5bを突き合わせて構成される周側壁5が設けられるこ
となく開放された状態におかれる。そのため、カートリ
ッジ本体3の一側面3a側は、厚さ方向に容易に弾性変
形可能な状態におかれてしまう。
【0032】そこで、本発明に係るディスクカートリッ
ジにあっては、カートリッジ本体3を構成する上ハーフ
1及び下ハーフ2に記録再生用開口部10,11を形成
することによって幅狭となる開口部閉塞部10a,11
a側の一側縁には、カートリッジ本体3を構成するよう
に突き合わせ結合される際に突き合わせ当接される突き
合わせ突部23,24が図3に示すように立上り形成さ
れている。
【0033】これら突き合わせ突部23,24は、図8
に示すように、上ハーフ1及び下ハーフ2の内側面から
立上り形成された立上り部23a,24aとこれら各立
上り部23a,24aの先端側から水平に記録再生用開
口部10,11の内方に突出された突き合わせ面部23
b,24bとを有してなる。これら突き合わせ面部23
a,24aは、突き合わせ突部23,24の突き合わせ
面積を拡大するようになすものである。
【0034】また、上記突き合わせ面部23b,24b
の先端面は、図6及び図7に示すように、カートリッジ
本体3に収納される光磁気ディスク4の外周形に対応す
る円弧状に形成されている。さらに、下ハーフ2側に形
成された突き合わせ突部24の突き合わせ面部24aの
先端側には、上ハーフ1側に形成される突き合わせ突部
23の突き合わせ面部23bの厚さに略等しい高さの突
当て規制片24cが突設されている。
【0035】なお、この突当て規制片24cは、図3に
示すように、ディスク収納位置規制壁6を構成する突き
合わせ規制壁部6bに連続する円弧の一部を構成するよ
うに設けられてなる。
【0036】ところで、上記突き合わせ突部23,24
は、突き合わせ高さを確保する立上り部23a,24a
とこれら立上り部23a,24aから水平に突設される
突き合わせ面部23b,24bとから構成してなるの
で、上下ハーフ1,2の主面分の肉厚D1 と略等しい肉
厚D2 をもって形成することができる。そのため、突き
合わせ面積を拡大するようになす突き合わせ面部23
b,24bを設けて突き合わせ突部23,24を形成し
た場合であっても、これら突き合わせ突部23,24を
設けることによるの肉厚部の発生を防止することができ
る。従って、合成樹脂を用いて上下ハーフ1,2を成形
する際、上記突き合わせ突部23,24を設けることに
起因する成形歪の発生を防止することができる。
【0037】そして、上述のように上下ハーフ1,2に
設けられた各突き合わせ突部23,24は、上記上下ハ
ーフ1,2を突き合わせ結合してカートリッジ本体3を
形成したとき、突き合わせ面部23b,24bを当接さ
せるとともに、突当て規制片24cにより上ハーフ1側
に形成される突き合わせ突部23の突き合わせ面部23
bの突き合わせ位置を規制し、図8に示すように、互い
に突き合わせられる。互いに突き合わせ当接された突き
合わせ突部23,24は、記録再生用開口部10,11
の幅狭となる開口部閉塞部10a,11a側を補強する
補強部25を構成するとともに、シャッタ部材開放操作
部材係合溝部17の底部を構成するようになる。
【0038】また、各突き合わせ突部23,24は、互
いに突き合わせ当接されたとき、上ハーフ1側に形成さ
れる突き合わせ突部23の突き合わせ面部23bの先端
側が突当て規制片24cにより規制されてなるので、突
き合わせ突部23,24の突き合わせ位置のずれを確実
に規制することができ、一層確実にカートリッジ本体3
の撓み変形を防止することができる。
【0039】上述のように突き合わせ突部23,24を
設けることにより、記録再生用開口部10,11を形成
することにより、幅狭となり十分な剛性を維持し得なく
なる開口部閉塞部10a,11a部分の剛性を保証し、
カートリッジ本体3の十分な強度を維持することができ
る。特に、シャッタ部材開放操作部材係合溝部17が形
成されることにより開放され、容易に撓み変形するカー
トリッジ本体3の一側面3a側の強度保証が実現されて
なる。このカートリッジ本体3の一側面3a側の強度保
証が実現されることから、この一側面3a側から嵌合配
設されるシャッタ部材12のカートリッジ本体3に対す
る保持を確実にすることができる。
【0040】上述の実施例では、直径を64mmとなす
小径の光磁気ディスク4を収納した小型のディスクカー
トリッジに適用した例を挙げて説明したが、本発明は、
カートリッジ本体にディスクの一部を外方に臨ませる記
録再生用開口部を開設するディスクカートリッジに広く
適用できるものである。
【0041】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
カートリッジは、カートリッジ本体を構成する上ハーフ
及び下ハーフの相対向する位置に開設した収納されるデ
ィスクの信号記録領域のすくなくとも一部を内外周に亘
って外方に臨ませる記録再生用開口部の一側縁側に互い
に突き合わせ結合される突き合わせ突部を立上り形成す
るようにしてなるので、これら突き合わせ突部の突き合
わせにより、上記記録再生用開口部の周縁の補強が実現
され、上記記録再生用開口部を形成することによるカー
トリッジ本体の剛性が維持され、わずかの外力によるカ
ートリッジ本体の容易な撓み変形を防止することができ
る。従って、カートリッジ本体に収納したディスクの確
実な保護を実現できる。
【0042】また、上記突き合わせ突部は、上下ハーフ
からそれぞれ突設してなるので、突き合わせ突部を設け
ることによる上下ハーフの異形性が防止され、これら上
下ハーフの構成を合成樹脂で成形する際の成形条件を一
致させることができる。従って、上下ハーフを容易に高
精度に成形することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジを示すもの
であって、記録再生用開口部が閉塞された状態にある上
方側主面からの斜視図である。
【図2】本発明に係るディスクカートリッジを示すもの
であって、記録再生用開口部が閉塞された状態にある下
方側主面からの斜視図である。
【図3】本発明に係るディスクカートリッジの分解斜視
図である。
【図4】本発明に係るディスクカートリッジを示すもの
であって、記録再生用開口部が開放された状態にある上
方側主面からの斜視図である。
【図5】本発明に係るディスクカートリッジを示すもの
であって、記録再生用開口部が開放された状態にある下
方側主面からの斜視図である。
【図6】本発明を構成するカートリッジ本体の上ハーフ
側を示す平面図である。
【図7】本発明を構成するカートリッジ本体の下ハーフ
側を示す平面図である。
【図8】本発明を構成する上下ハーフに設けた突き合わ
せ突部を突き合わせ当接させた状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 上ハーフ 2 下ハーフ 3 カートリッジ本体 4 光磁気ディスク 10,11 記録再生用開口部 12 シャッタ部材 23,24 突き合わせ突部 23a,24a 突き合わせ突部の立上り部 23b,24b 突き合わせ突部の突き合わせ面部 25 補強部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂を成形して形成されてなる上下一
    対のハーフを突き合わせ結合して形成されるとともに、
    情報信号記録用のディスクを回転可能に収納してなるカ
    ートリッジ本体を備え、 このカートリッジ本体を構成する上ハーフ及び下ハーフ
    の相対向する位置に上記ディスクの信号記録領域のすく
    なくとも一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録再生
    用開口部を開設するとともに、 上記カートリッジ本体に収納されたディスクの外周縁側
    に位置する上記各記録再生用開口部の一側縁側に互いに
    突き合わせ当接される突き合わせ突部を立上り形成して
    なるディスクカートリッジ。
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