JP3309412B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

Info

Publication number
JP3309412B2
JP3309412B2 JP35957791A JP35957791A JP3309412B2 JP 3309412 B2 JP3309412 B2 JP 3309412B2 JP 35957791 A JP35957791 A JP 35957791A JP 35957791 A JP35957791 A JP 35957791A JP 3309412 B2 JP3309412 B2 JP 3309412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
opening
cartridge body
disk
cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP35957791A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05182396A (ja
Inventor
賢二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP35957791A priority Critical patent/JP3309412B2/ja
Publication of JPH05182396A publication Critical patent/JPH05182396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3309412B2 publication Critical patent/JP3309412B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音信号や映像信号等
の情報信号の記録を可能とする光ディスクや光磁気ディ
スク等のディスクを収納してなるディスクカートリッジ
に関し、特に、合成樹脂を成形して形成された上下一対
のハーフを突き合わせ結合したカートリッジ本体を備え
るディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、楽音信号や映像信号等の情報信号
の記録を可能とする光ディスクや光磁気ディスク等のデ
ィスクを収納したディスクカートリッジが用いられてい
る。このディスクカートリッジは、合成樹脂を成形して
形成された上下一対のハーフを突き合わせ結合したカー
トリッジ本体にディスクを回転可能に収納している。
【0003】そして、カートリッジ本体を構成する下ハ
ーフの中央部には、このカートリッジ本体に収納された
ディスクを回転操作する記録及び/又は再生装置側に配
設されるディスク回転駆動機構のディスクテーブルが進
入する円形をなすディスクテーブル進入用開口部が開設
され、カートリッジ本体を構成する上ハーフ及び下ハー
フの相対向する位置には、ディスクの信号記録領域の少
なくとも一部を内外周に亘って外方に臨ませる情報信号
の記録再生用開口部が開設されている。これら記録再生
用開口部は、ディスクテーブル進入用開口部に近接する
位置からカートリッジ本体の一側面側に至る間に亘って
開設されることにより、ディスクの信号記録領域の少な
くとも一部を内外周に亘って外方に臨ませるようにして
いる。
【0004】また、カートリッジ本体は、所定厚さを有
するディスクが内周面に接触することなく自由に回転可
能となす収納空間を構成するに足る厚さに形成されてな
る。そこで、上記カートリッジ本体を構成する上ハーフ
及び下ハーフの周囲には、上記所定厚さの収納空間を形
成する周側壁を構成する立上り突き合わせ壁が形成され
ている。
【0005】さらに、カートリッジ本体には、記録再生
用開口部を閉塞し、収納したディスクの保護を図るシャ
ッタ部材が取り付けられている。このシャッタ部材は、
カートリッジ本体の記録再生用開口部が開設された一側
面側から嵌合するように配設され、上記記録再生用開口
部を閉塞した開口部閉塞位置と上記記録再生用開口部を
開放する開口部開放位置間に亘って移動可能に支持され
てなる。
【0006】さらにまた、カートリッジ本体のシャッタ
部材が嵌合配設された一側面側には、シャッタ部材を開
口部閉塞位置から開口部開放位置に移動操作する記録及
び/又は再生装置側に配設されるシャッタ開放操作部材
が進入する溝部が設けられることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクカ
ートリッジは、記録及び/又は再生装置の小型化を図
り、保管スペース等の取り扱い上の便を考慮して、収納
すべきディスクの大きさに対応してできるだけ小さい方
形状に形成されてなる。このように形成されるディスク
カートリッジにおいて、収納されるディスクの信号記録
領域を内外周に亘って外方に臨み得るようになす記録再
生用開口部をカートリッジ本体に開設すると、この記録
再生用開口部を開設した部分の剛性を維持し得なくなっ
てしまう。
【0008】特に、小径のディスクを収納した小型のデ
ィスクカートリッジにおいては、上記記録再生用開口部
を開設することにより、カートリッジ本体の剛性を十分
に保証し得なくなり、わずかの外力で容易に撓み変形す
るようになってしまう。
【0009】また、カートリッジ本体の記録再生用開口
部が開設された一側面側には、このカートリッジ本体に
取り付けられるシャッタ部材の抜け止め片が係合する溝
がシャッタ部材の移動方向に亘って穿設されるので、カ
ートリッジ本体の記録再生用開口部を開設した部分の剛
性の劣下が著しくなり十分な強度を保証し得なくなって
しまう。
【0010】さらに、シャッタ部材がスライドするカー
トリッジ本体の一側面側に、上記シャッタ部材を開放操
作するシャッタ開放操作部材が進入する溝部を設けるよ
うにしたディスクカートリッジにあっては、この溝部が
形成されるカートリッジ本体の一側面側は周側壁が切り
欠かれてなるので、撓み変形が著しいものとなる。
【0011】そこで、本発明は、収納されるディスクの
信号記録領域を内外周に亘って外方に臨み得るようにな
す記録再生用開口部を開設することによるカートリッジ
本体の剛性の劣下を防止して十分な強度を保証し、わず
かの外力による撓みや変形を防止し、収納するディスク
の確実な保護を達成し得るようになすディスクカートリ
ッジを提供することを目的に提案されたものである。
【0012】
【課題を達成するための手段】本発明に係るディスクカ
ートリッジは、上記目的を達成するため、合成樹脂を成
形して形成されてなる上下一対のハーフを突き合わせ結
合して形成されるとともに、情報信号記録用のディスク
をディスク収納位置規制壁の内側に回転可能に収納して
なるカートリッジ本体を備え、上記カートリッジ本体を
構成する上ハーフ及び下ハーフの相対向する位置に上記
ディスクの信号記録領域の少なくとも一部を内外周に亘
って外方に臨ませる記録再生用開口部を開設し、上記カ
ートリッジ本体の一側面にスライド可能に取り付けら
れ、上記記録再生用開口部を開閉するシャッタ部材を有
するとともに、上記カートリッジ本体の上記一側面にシ
ャッタ解放操作用溝が設けられ、上記シャッタ開放操作
用溝が設けられた一側面側であって、上記カートリッジ
本体に収納されたディスクの外周縁側に位置する上記各
記録再生用開口部の一側縁側に上記ハーフの内面から互
いに突き合わせ当接される突き当て規制片を有する突き
合わせ突部を有し、上記突き合せ突部は、立ち上がり部
と水平状に突設されて突き合わせ当接面積を拡大する突
き合せ面部を有するとともに、上記突き当て規制片は、
円弧状に形成されて上記ディスク収納位置規制壁に連続
するように設けるようにしたものである。
【0013】ここで、上記突き合わせ突部は、立ち上が
り部と水平状に突設されて突き合わせ当接面積を拡大す
る突き合わせ面部を有し、上記突き当て規制片は、円弧
状に形成されて上記ディスク収納位置規制壁に連続する
ように設けられる。 さらに、上記突き合わせ部の上記一
側面側は、上記シャッタ開放操作用溝部の底部を構成す
る。
【0014】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジにあって
は、上ハーフ及び下ハーフを突き合わせ結合することに
よりカートリッジ本体が形成される。このとき、上下ハ
ーフに形成された突き合わせ突部が突き合わせ結合され
ることにより、記録再生用開口部の一側縁側に上記突き
合わせ突部による補強部が構成される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を、直径を64mmとなし、略
74分の楽音信号の記録を可能となす光磁気ディスクを
収納した小型のディスクカートリッジに適用した例を挙
げて説明する。
【0016】このディスクカートリッジは、図1及び図
2に示すように、合成樹脂をモールド成形して形成され
た方形状の上下一対のハーフ1,2を突き合わせ結合し
て構成されてなるカートリッジ本体3を備え、このカー
トリッジ本体3内に光磁気ディスク4を回転可能となす
ように収納してなる。
【0017】カートリッジ本体3は、直径を64mmと
なす光磁気ディスク4を収納するに足る方形状に形成さ
れてなるものであって、一辺の幅Wを68mmとな
し、この一辺と直交する他の一辺の幅Wを72mmと
なし、その厚さDを5mmとなして形成されている。
【0018】そして、カートリッジ本体3を構成する上
ハーフ1及び下ハーフ2の外周囲には、図3に示すよう
に、互いに突き合わせられてカートリッジ本体3の周側
壁5を構成する突き合わせ壁部5a,5bが立上り形成
されている。また、上ハーフ1及び下ハーフ2の相対向
する内面側の各コーナ部には、互いに突き合わせられて
収納される光磁気ディスク4の収納位置を規制するディ
スク収納位置規制壁を構成する突き合わせ規制壁部6
a,6bが立上り形成されている。これら突き合わせ規
制壁部6a,6bは、方形状をなす上ハーフ1及び下ハ
ーフ2の外形に内接する円弧を形成するように設けられ
ている。さらに、上ハーフ1及び下ハーフ2の相対向す
る内面側の各コーナ部には、相対結合される嵌合突起7
及び嵌合受部8が突設されている。
【0019】上ハーフ1及び下ハーフ2は、周側壁5及
びディスク収納位置規制壁6を形成するように各突き合
わせ壁部5a,5b及び突き合わせ規制壁部6a,6b
を突き合わせるとともに、嵌合突起7及び嵌合受部8を
相対嵌合し、これら嵌合突起7及び嵌合受部8を超音波
溶着等により溶着して一体化することにより、光磁気デ
ィスク4を回転可能に収納するカートリッジ本体3を構
成する。
【0020】このカートリッジ本体3を構成する下ハー
フ2の中央部には、図2及び図3に示すように、上記カ
ートリッジ本体3に収納される光磁気ディスク4を回転
操作する記録及び/又は再生装置側に配設されるディス
ク回転駆動機構を構成するディスクテーブルが進入する
ディスクテーブル進入用開口部9が開設されている。こ
のディスクテーブル進入用開口部9は、図2及び図5に
示すように、カートリッジ本体3に収納される光磁気デ
ィスク4のセンター穴4a及びこのセンター穴4aを閉
塞するように上記光磁気ディスク4に配設されるマグネ
ットクランプ用の金属板4bを含むディスクテーブル上
に載置されるセンター穴4aの周縁部分を外方に臨ませ
るに足る大きさを有する円形に形成されてなる。
【0021】また、上ハーフ1及び下ハーフ2には、カ
ートリッジ本体3に収納された光磁気ディスク4の信号
記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨まさせる情報
信号の記録再生用開口部10,11が開設されている。
これら記録再生用開口部10,11は、図1〜図5に示
すように、上ハーフ1及び下ハーフ2を突き合わせ結合
してカートリッジ本体3を構成したとき、このカートリ
ッジ本体3の上下面の相対向する位置に形成されてなる
ものであり、ディスクテーブル進入用開口部9に近接す
る位置からカートリッジ本体3の一側面3a側に亘る位
置であって、このカートリッジ本体3の左右方向の中央
に位置して同形状の長方形状に形成されてなる。
【0022】上述のように収納した光磁気ディスク4の
信号記録領域を外方に臨ませる記録再生用開口部10,
11を開設したカートリッジ本体3には、上記記録再生
用開口部10,11を閉塞するシャッタ部材12が取り
付けられてなる。このシャッタ部材12は、例えば薄い
金属板を打ち抜き折曲して形成されてなるものであっ
て、記録再生用開口部10,11をそれぞれ閉塞するシ
ャッタ部12a,12bと、これらシャッタ部12a,
12bを基端側で連結する連結片12cとから構成さ
れ、全体をもって断面コ字状に形成されてなる。
【0023】また、連結片12cの両端には、シャッタ
部材12のカートリッジ本体3に対し平行に安定した移
動を保証するようにガイドする断面コ字状に折曲形成さ
れた第1及び第2のスライドガイド部13,14がそれ
ぞれ突設されている。これら第1及び第2のスライドガ
イド部13,14には、カートリッジ本体3を構成する
下ハーフ2の一側縁側にシャッタ部材12のスライド方
向に沿って穿設されたスライドガイド溝14に係合する
抜け止めガイド片15,16が折曲形成されている。
【0024】このように形成されたシャッタ部材12
は、図1及び図2に示すように、各シャッタ部12a,
12bを記録再生用開口部10,11上に延在するよう
にして、カートリッジ本体3の一側面3a側から嵌合配
設される。
【0025】そして、カートリッジ本体3のシャッタ部
材12がスライドする一側面側3a側には、図1及び図
2に示すように、記録再生用開口部10,11を閉塞す
る開口部閉塞位置にあるシャッタ部材12を、図4及び
図5に示すように、上記記録再生用開口部10,11を
開放する開放位置方向に移動操作する記録及び/又は再
生装置側に配設されるシャッタ開放操作部材が進入する
シャッタ開放操作部材係合溝17が形成されている。こ
のシャッタ開放操作部材係合溝17は、カートリッジ本
体3の一側面3aに直交する記録及び/又は再生装置へ
の挿入端側となる他の側面3bに開口端17aを有して
シャッタ部材12のスライド方向に亘って形成されてな
る。
【0026】このようにシャッタ開放操作部材係合溝1
7を形成することにより、カートリッジ本体3の一側面
3aの上記シャッタ開放操作部材係合溝17が形成され
る部分に対応して周側壁5が形成されることなく開放さ
れた状態にある。したがって、上記カートリッジ本体3
を構成する上下ハーフ1,2の上記シャッタ開放操作部
材係合溝17を構成する部分に対応する部分には、図3
に示すように、突き合わせ壁部5a,5bが形成される
ことなく開放されている。
【0027】上述したようにカートリッジ本体3に嵌合
配設されるシャッタ部材12は、図2及び図5に示すよ
うに、第1及び第2のスライドガイド部12,13に形
成した抜け止めガイド片15,16をスライドガイド溝
14に係合させて支持されることにより、上記カートリ
ッジ本体3からの抜け止めが図られてなる。また、上記
第1及び第2のスライドガイド部13,14は、その一
部がシャッタ開放操作部材係合溝17に挿入されるよう
にして下ハーフ2の一側縁側を挾持するように支持して
なる。
【0028】なお、下ハーフ2の一側縁側の内面には、
図3に示すように、第1及び第2のスライドガイド部1
3,14の高さに対応するスライドガイド片18が突設
されている。このスライドガイド片18は、シャッタ部
材12がスライド操作されるとき、上記第1及び第2の
スライドガイド部13,14を支持して上記シャッタ部
材12の揺動を規制するものである。
【0029】また、シャッタ部材12は、図1及び図2
に示すように、記録再生用開口部10,11を閉塞する
開口部閉塞位置にあるとき、カートリッジ本体3内に配
設されたシャッタロック部材19に第1のスライドガイ
ド部13の一部を折曲して形成した被ロック片20を係
合させてロックされている。このシャッタロック部材1
9に対するシャッタ部材12のロック解除は、シャッタ
開放操作部材係合溝17の開口端17aが臨まされた面
を挿入端としてディスクカートリッジを記録及び/又は
再生装置に装着操作したとき、上記シャッタ開放操作部
材係合溝17に進入係合する記録及び/又は再生装置側
に配設されたシャッタ開放操作部材により上記シャッタ
ロック部材19が被ロック片20から逃げる方向に回動
操作されることによって行われる。そして、シャッタロ
ック部材19に対するロックが解除されたシャッタ部材
12は、ディスクカートリッジの記録及び/又は再生装
置への挿入に応じてシャッタ開放操作部材により開口部
開放位置方向に相対的にスライド操作され、図4及び図
5にシャッタ記録再生用開口部10,11を開放する。
【0030】なお、カートリッジ本体3の上下面のシャ
ッタ部材12がスライドする開口部閉塞位置から開口部
開放位置に亘る領域には、上記シャッタ部材12を構成
する板材の厚さに略等しい深さを有するシャッタスライ
ド凹部21,22が形成されている。このようにシャッ
タスライド凹部21,22を形成することにより、シャ
ッタ部材12はカートリッジ本体3の表面と略面一とな
るようにして嵌合配設可能となる。
【0031】ところで、直径を64mmとなす小径の光
磁気ディスク4を収納するに足るできるだけ小さい方形
状の大きさに形成された小型のディスクカートリッジを
構成するカートリッジ本体3にあっては、ここに収納さ
れた光磁気ディスク4の信号記録領域を内外周に亘って
外方に臨ませるに足る大きさの記録再生用開口部10,
11を開設することにより、シャッタ部材12がスライ
ドするカートリッジ本体3の一側面3a側部分の幅が極
めて小さくなされてしまう。すなわち、カートリッジ本
体3を構成する上ハーフ1の記録再生用開口部10が開
設された一側縁側の開口部閉塞部10a及び下ハーフ2
の記録再生用開口部11が開設された一側縁側の開口部
閉塞部11aの各幅Wは、図6及び図7に示すよう
に、極めて小さくなされている。
【0032】このように記録再生用開口部10,11が
開設されることにより、上下ハーフ1,2の記録再生用
開口部10,11の周縁は、容易に撓み変形し易い状態
となされている。特に、幅狭となされた開口部閉塞部1
0a,11a側部分は、他の部分に比し十分な剛性を維
持し得なくなり十分な強度の保証を図れなくなってしま
う。
【0033】さらに、本実施例のディスクカートリッジ
にあっては、カートリッジ本体3の一側面3a側には、
シャッタ部材開放操作部材係合溝部17が形成されてな
る。そのため、上記カートリッジ本体3の一側面3a側
は、図1及び図2に示すように、突き合わせ壁部5a,
5bを突き合わせて構成される周側壁5が設けられるこ
となく開放された状態におかれる。そのため、カートリ
ッジ本体3の一側面3a側は、厚さ方向に容易に弾性変
形可能な状態におかれてしまう。
【0034】そこで、本発明に係るディスクカートリッ
ジにあっては、カートリッジ本体3を構成する上ハーフ
1及び下ハーフ2に記録再生用開口部10,11を形成
することによって幅狭となる開口部閉塞部10a,11
a側の一側縁には、カートリッジ本体3を構成するよう
に突き合わせ結合される際に突き合わせ当接される突き
合わせ突部23,24が図3に示すように立上り形成さ
れている。
【0035】これら突き合わせ突部23,24は、図8
に示すように、上ハーフ1及び下ハーフ2の内側面から
立上り形成された立上り部23a,24aとこれら各立
上り部23a,24aの先端側から水平に記録再生用開
口部10,11の内方に突出された突き合わせ面部23
b,24bとを有してなる。これら突き合わせ面部23
a,24aは、突き合わせ突部23,24の突き合わせ
面積を拡大するようになすものである。
【0036】また、突き合わせ面部23b,24bの内
方側の先端面は、図6及び図7に示すように、カートリ
ッジ本体3に収納される光磁気ディスク4の外周形に対
応する円弧状に形成されている。さらに、下ハーフ2側
に形成された突き合わせ突部24の突き合わせ面部24
aの先端側には、上ハーフ1側に形成される突き合わせ
突部23の突き合わせ面部23bの厚さに略等しい高さ
の突当て規制片24cが突設されている。
【0037】なお、この突当て規制片24cは、図3に
示すように、ディスク収納位置規制壁6を構成する突き
合わせ規制壁部6bに連続する円弧の一部を構成するよ
うに設けられてなる。
【0038】ところで、突き合わせ突部23,24は、
突き合わせ高さを確保する立上り部23a,24aとこ
れら立上り部23a,24aから水平に突設される突き
合わせ面部23b,24bとから構成してなるので、上
下ハーフ1,2の主面分の肉厚D1 と略等しい肉厚D2
をもって形成することができる。そのため、突き合わせ
面積を拡大するようになす突き合わせ面部23b,24
bを設けて突き合わせ突部23,24を形成した場合で
あっても、これら突き合わせ突部23,24を設けるこ
とによる肉厚部の発生を防止することができる。したが
って、合成樹脂を用いて上下ハーフ1,2を成形する
際、上記突き合わせ突部23,24を設けることに起因
する成形歪の発生を防止することができる。
【0039】上述のように上下ハーフ1,2に設けられ
た各突き合わせ突部23,24は、上記上下ハーフ1,
2を突き合わせ結合してカートリッジ本体3を形成した
とき、突き合わせ面部23b,24bを当接させるとと
もに、突当て規制片24cにより上ハーフ1側に形成さ
れる突き合わせ突部23の突き合わせ面部23bの突き
合わせ位置を規制し、図8に示すように、互いに突き合
わせられる。互いに突き合わせ当接された突き合わせ突
部23,24は、記録再生用開口部10,11の幅狭と
なる開口部閉塞部10a,11a側を補強する補強部2
5を構成するとともに、シャッタ部材開放操作部材係合
溝部17の底部を構成するようになる。
【0040】また、各突き合わせ突部23,24は、互
いに突き合わせ当接されたとき、上ハーフ1側に形成さ
れる突き合わせ突部23の突き合わせ面部23bの先端
側が突当て規制片24cにより規制されてなるので、突
き合わせ突部23,24の突き合わせ位置のずれを確実
に規制することができ、一層確実にカートリッジ本体3
の撓み変形を防止することができる。
【0041】上述のように突き合わせ突部23,24を
設けることにより、記録再生用開口部10,11を形成
することにより、幅狭となり十分な剛性を維持し得なく
なる開口部閉塞部10a,11a部分の剛性を保証し、
カートリッジ本体3の十分な強度を維持することができ
る。特に、シャッタ部材開放操作部材係合溝部17が形
成されることにより開放され、容易に撓み変形するカー
トリッジ本体3の一側面3a側の強度保証が実現されて
なる。このカートリッジ本体3の一側面3a側の強度保
証が実現されることから、この一側面3a側から嵌合配
設されるシャッタ部材12のカートリッジ本体3に対す
る保持を確実にすることができる。
【0042】上述の実施例では、直径を64mmとなす
小径の光磁気ディスク4を収納した小型のディスクカー
トリッジに適用した例を挙げて説明したが、本発明は、
カートリッジ本体にディスクの一部を外方に臨ませる記
録再生用開口部を開設するディスクカートリッジに広く
適用できるものである。
【0043】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
カートリッジは、カートリッジ本体を構成する上ハーフ
及び下ハーフの相対向する位置に開設した収納されるデ
ィスクの信号記録領域の少なくとも一部を内外周に亘っ
て外方に臨ませる記録再生用開口部の一側縁側であっ
て、この開口部を開閉するシャッタ部材がスライドする
側に互いに突き合わせ結合される突き合わせ突部を立上
り形成するようにしてなるので、これら突き合わせ突部
の突き合わせにより、記録再生用開口部の周縁の補強が
実現され、記録再生用開口部を形成することによる脆弱
となるカートリッジ本体の剛性が維持され、わずかの外
力によるカートリッジ本体の容易な撓み変形を防止する
ことができる。したがって、カートリッジ本体に収納し
たディスクの確実な保護を実現できる。
【0044】しかも、突き合わせ突部は、シャッタ部材
がスライド可能に取り付けられ、このシャッタ部材を解
放操作するシャッタ開放操作用溝が設けられたカートリ
ッジ本体の一側面に設けられているので、カートリッジ
本体のシャッタ部材がスライドする側の剛性を高めるこ
とができるので、シャッタ部材の安定したスライドが実
現され、確実に記録再生用開口部を開閉するようにでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジを示すもの
であって、記録再生用開口部が閉塞された状態にある上
方側主面からの斜視図である。
【図2】本発明に係るディスクカートリッジを示すもの
であって、記録再生用開口部が閉塞された状態にある下
方側主面からの斜視図である。
【図3】本発明に係るディスクカートリッジの分解斜視
図である。
【図4】本発明に係るディスクカートリッジを示すもの
であって、記録再生用開口部が開放された状態にある上
方側主面からの斜視図である。
【図5】本発明に係るディスクカートリッジを示すもの
であって、記録再生用開口部が開放された状態にある下
方側主面からの斜視図である。
【図6】本発明を構成するカートリッジ本体の上ハーフ
側を示す平面図である。
【図7】本発明を構成するカートリッジ本体の下ハーフ
側を示す平面図である。
【図8】本発明を構成する上下ハーフに設けた突き合わ
せ突部を突き合わせ当接させた状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 上ハーフ、 2 下ハーフ、 3 カートリッジ本
体、 4 光磁気ディスク、 10,11 記録再生用
開口部、 12 シャッタ部材、 23,24突き合わ
せ突部、 23a,24a 突き合わせ突部の立上り
部、 23b,24b 突き合わせ突部の突き合わせ面
部、 25 補強部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂を成形して形成されてなる上下
    一対のハーフを突き合わせ結合して形成されるととも
    に、情報信号記録用のディスクをディスク収納位置規制
    壁の内側に回転可能に収納してなるカートリッジ本体を
    備え、 上記カートリッジ本体を構成する上ハーフ及び下ハーフ
    の相対向する位置に上記ディスクの信号記録領域の少な
    くとも一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録再生用
    開口部を開設し、 上記カートリッジ本体の一側面にスライド可能に取り付
    けられ、上記記録再生用開口部を開閉するシャッタ部材
    を有するとともに、 上記カートリッジ本体の上記一側面にシャッタ解放操作
    用溝が設けられ、 上記シャッタ開放操作用溝が設けられた一側面側であっ
    て、 上記カートリッジ本体に収納されたディスクの外周縁側
    に位置する上記各記録再生用開口部の一側縁側に上記ハ
    ーフの内面から互いに突き合わせ当接される突き当て規
    制片を有する突き合わせ突部を有し、 上記突き合せ突部は、立ち上がり部と水平状に突設され
    て突き合わせ当接面積を拡大する突き合せ面部を有する
    とともに、 上記突き当て規制片は、円弧状に形成されて上記ディス
    ク収納位置規制壁に連続するように設けられたことを特
    徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記突き合わせ突部の上記一側面側は、
    上記シャッタ開放操作用溝部の底部を構成することを特
    徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
JP35957791A 1991-12-27 1991-12-27 ディスクカートリッジ Expired - Lifetime JP3309412B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35957791A JP3309412B2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ディスクカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35957791A JP3309412B2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ディスクカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05182396A JPH05182396A (ja) 1993-07-23
JP3309412B2 true JP3309412B2 (ja) 2002-07-29

Family

ID=18465211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35957791A Expired - Lifetime JP3309412B2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ディスクカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3309412B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196901A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Sony Corp ディスクカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05182396A (ja) 1993-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7003788B2 (en) Disc cartridge
EP0421775B1 (en) Disc cartridge
US6583956B2 (en) Disc cartridge
JP3309412B2 (ja) ディスクカートリッジ
US7343612B2 (en) Disc cartridge
JP2003051171A (ja) ディスクカートリッジ
JP3008476B2 (ja) デイスクカートリツジ
JPH11328913A (ja) ディスクカートリッジ
JP3282192B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH0755722Y2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3296375B2 (ja) ディスクカートリッジ装置
JP3555368B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3446753B2 (ja) ディスクカートリッジ及びシャッタロック部材
JP3271281B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH11328912A (ja) ディスクカートリッジ
JP3286992B2 (ja) ディスクカートリッジのシャッタロック機構
JP3227818B2 (ja) ディスクカ−トリッジ
JPH1083651A (ja) ディスクカートリッジのシャッタロック機構
JPH0739108Y2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3136753B2 (ja) ディスクカートリッジ用ケース
JP4369879B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP3136754B2 (ja) ディスクカートリッジ用ケース
JP3309456B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3298912B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3216308B2 (ja) ディスクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020423

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524

Year of fee payment: 10