JPH1083651A - ディスクカートリッジのシャッタロック機構 - Google Patents

ディスクカートリッジのシャッタロック機構

Info

Publication number
JPH1083651A
JPH1083651A JP23896396A JP23896396A JPH1083651A JP H1083651 A JPH1083651 A JP H1083651A JP 23896396 A JP23896396 A JP 23896396A JP 23896396 A JP23896396 A JP 23896396A JP H1083651 A JPH1083651 A JP H1083651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
cartridge
cartridge body
disk
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23896396A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kubozuka
雅章 久保塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP23896396A priority Critical patent/JPH1083651A/ja
Publication of JPH1083651A publication Critical patent/JPH1083651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃が加わった際に、シャッタロック部材の
係合部からシャッタ部材を解除することを可能とし、カ
ートリッジ本体に収納したディスクの確実な保護を達成
するディスクカートリッジのシャッタロック機構を提供
する。 【解決手段】 シャッタロック部材17の係合部28の
係合面28aがカートリッジの上端縁4aと、なす角度
を70度〜90度とし、またシャッタ部材11の被係合
片18の係合面18aがカートリッジの上端縁4aと、
なす角度についてもシャッタロック部材17の係合部の
角度と同等に設定した構成とし、シャッタロック部材1
7を組み込んだディスクカートリッジを落下させた際に
シャッタ部材11の被係合片18と係合部28との係合
を解除させることによって、シャッタロック部材17の
折れが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽音信号や映像信
号等の記録を可能とする光ディスクの如き円盤状をなす
情報記録媒体を収納してなるディスクカートリッジに設
けられた情報信号記録再生用の開口部を開閉するシャッ
タ部材をシャッタロック部材によって開口部閉塞位置に
保持するようにしたディスクカートリッジのシャッタロ
ック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、楽音信号や映像信号等の情報信号
の記録を可能とする光ディスクの如き円盤状をなす情報
記録媒体であるディスクを方形状をなすカートリッジ本
体に収納して構成されたディスクカートリッジが広く用
いられている。このように、ディスクをカートリッジ本
体に収納する事により、ディスクへの塵埃の付着や傷付
き等が防止され、ディスクの保護が達成される。ところ
で、従来光ディスクを収納して構成されたディスクカー
トリッジとして次に述べるように構成されたものが用い
られている。
【0003】即ち、このディスクカートリッジは、上ハ
ーフと下ハーフを互いに突き合わせ結合されて構成され
る光ディスクを収納する方形状をなすカートリッジ本体
を備えてなる。このカートリッジ本体内には、光ディス
クを回転可能に収納するディスク収納部が構成されてな
る。そして、カートリッジ本体には、ディスクカートリ
ッジを記録再生装置に装着したときカートリッジ本体に
収納された光ディスクを回転操作するディスク回転駆動
装置のディスクテーブルが進入する開口部が設けられて
いる。このディスクテーブル進入用開ロ部は、具体的に
はカートリッジ本体に収納された光ディスクのディスク
テーブル上に載置されるセンター穴を含む内周側部分を
外方に臨ませるように、下ハーフの略中央部に円形の開
口をもって形成されている。
【0004】また、上記カートリッジ本体の上下面、す
なわち上下ハーフには、少なくともここに収納された光
ディスクの信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に
臨ませる情報信号記録再生用開口部が設けられている。
これら情報信号記録再生用開口部は、ディスクテーブル
進入用閉口部に近接する位置からカートリッジ本体の前
面側に亘って上記カートリッジ本体の左右方向の略中央
位置に位置して方形状に形成されている。さらに、上記
カートリッジ本体には、上記情報信号記録再生用開口を
介して内部に塵埃等が進入し、ここに収納された光ディ
スクに付着することを防止するようにするため、上記情
報信号記録再生用開口部を閉塞するシャッタ部材が配設
される。このシャッタ部材は、薄い金属板を打ち抜き折
曲し、形成されてなるものであって、情報信号記録再生
用開口をそれぞれ閉塞するシャッタ部と、これらシャッ
タ部の基端側を連結する連結片とから構成され、全体を
もって断面コ字状に形成されている。また、上記連結片
の一側には、シャッタ部材がカートリッジ本体の前面側
に沿って平行にスライドし得るようにガイドするスライ
ドガイド部が突設されている。
【0005】そして、このシャッタ部材は、各シャッタ
部が情報信号記録再生用開口部上に延在するようにし
て、カートリッジ本体の前面側から嵌合され、上記情報
信号記録再生用開口を閉塞する開口部閉塞位置と、上記
情報信号記録再生用開口部を開放する開口部開放位置と
の間に亘つてスライド可能となされてカートリッジ本体
に取り付けられてなる。一方、カートリッジ本体を構成
する下ハーフの前面側の一方のコーナ部には、シャッタ
部材が情報信号記録再生用開口部を閉塞する位置にある
ときに不用意に移動操作されて上記情報信号記録再生用
開口部を開放しないようになすため、スライドガイド部
の一部を折曲して形成した被係合片と係合し、上記シャ
ッタ部材を上記閉塞位置に保持するシャッタロック部材
が配設されている。
【0006】このシャッタロック部材は、合成樹脂をモ
ールド成形して形成されてなるものであって、例えば、
取付部として構成される基部の一端から肉薄に形成され
て弾性変位可能な弾性変位部を介して、湾曲形成された
ロックアーム部が延設され、このロックアーム部の外側
面側の頂部には、シャッタ部材の係合片に相対係合する
係合部が設けられている。このシャッタロック部材は、
係合部がカートリッジ本体の前面に臨むようにして、取
付部に設けた貫通孔を下ハーフに立設した取付ピンに嵌
合することによって、下ハーフの内面に回転自在に取付
けられる。そして、このシャッタロック部材は、シャッ
タ部材が情報信号記録再生用開口部を閉塞する位置に設
定操作された状態において、その係合部がシャッタ部材
の係合片と相対係合することによって、シャッタ部材を
開口部閉塞位置にロックした状態に保持する。ディスク
カートリッジを情報記録再生装置のカートリッジ装着部
に挿入すると、カートリッジ本体の前面側に凹設したシ
ャッタ開放操作ピン挿入溝に情報記録再生装置側のシャ
ッタ開放操作ピンが係合し、このシャッタ開放操作ピン
がシャッタロック部材のロックアーム部の基端側外側面
から先端側に向かって乗り上がって弾性変位部を弾性変
位させながらロックアーム部をカートリッジ本体の内方
へと押圧する。これによって、シャッタ部材の係合片と
シャッタロック部材の係合部との係合が解除されるとと
もに、シャッタ部材はシャッタ開放操作ピンに押されて
情報信号記録再生開口部を開放する方向に移動される。
【0007】ところで、従来用いられているディスクカ
ートリッジのシャッタロック部材は、図13に示すごと
く、シャッタロック部材17とシャッタ部材11から成
り、ディスクカートリッジに組み込まれ、落下させた
際、その衝撃によってシャッタ部材に形成した被係合片
18が相対係合する係合部28に食いつく構造になって
いる。そのため、カートリッジ本体に極度の衝撃が加わ
ったときにシャッタロック部材17のロックアーム部2
9の先端が破損することがあった。このため、シャッタ
ロック部材のロックアーム部の破損片が光ディスクを傷
つけたり、シャッタ部材のロック動作が不能となり、情
報信号記録再生用開口部から塵挨等のカートリッジ本体
への進入を許して情報信号の読取り、記録を不能にする
といった問題が生じることがあった。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はシ
ャッタロック部材及びシャッタ部材の係合部の形状を改
良し、通常の状態ではシャッタ部材をカートリッジ本体
に形成した開口部を閉塞した位置に確実にロックさせて
おくことができ、また落下等の衝撃が加わった際には、
シャッタロック部材の係合部からシャッタ部材を解除す
ることを可能とし、カートリッジ本体に収納したディス
クの確実な保護を達成するディスクカートリッジのシャ
ッタロック機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】係る課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載のディスクカートリッジのシ
ャッタロック機構は、円盤状の情報記録媒体が収納され
るとともに、情報記録媒体の少なくとも一部を臨ませる
情報信号記録再生用開口部が形成されたカートリッジ本
体と、カートリッジ本体にスライド可能に取付けられ情
報信号記録再生用開口部を開閉するとともに被係合片が
設けられたシャッタ部材と、基端部に設けた枢支部をカ
ートリッジ本体内に植立された支持軸に枢支させ、支持
軸を中心に回動可能に支持されるとともに、シャッタ部
材の被係合片が係合する係合部を有するロックアーム部
と弾性変位部とを有するシャッタロック部材とを備えた
シャッタロック機構に於いて、シャッタロック部材の係
合部の係合面がカートリッジの上端縁と、なす角度を7
0度〜90度とし、またシャッタ部材の被係合片の係合
面がカートリッジの上端縁と、なす角度についてもシャ
ッタロック部材の係合部の角度と同等に設定した構成と
し、シャッタ部材の被係合片がシャッタロック部材のロ
ックアーム部に設けた係合部に係合することによってシ
ャッタ部材をカートリッジ本体の情報信号記録再生用開
口部を閉塞した位置に保持し、またシャッタロック部材
は、ロックアーム部の先端が押圧操作されると、弾性変
位部を弾性変位させながら枢支部を中心に回動操作さ
れ、シャッタ部材の被係合片と係合部との係合を解除さ
せる。さらに、シャッタロック部材を組み込んだディス
クカートリッジを落下させた際にもシャッタ部材の被係
合片と係合部との係合を解除させることによって、シャ
ッタロック部材の折れが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。まず、本発明に係るシャッタロッ
ク機構が適用されるディスクカートリッジを説明する
と、このディスクカートリッジは、従来のディスクカー
トリッジと同様に、図2に示すように、上ハーフ2と下
ハーフ3を互いに突き合わせ結合されて構成される方形
状をなすカートリッジ本体4を備えてなる。このカート
リッジ本体4内には、円盤状をなす情報記録媒体である
例えば情報信号の再記録を可能となす光ディスク1が回
転可能に収納されてディスクカートリッジを構成してい
る。
【0011】ところで、上記カートリッジ本体4を構成
する上ハーフ2と下ハーフ3の外周囲には、互いに突き
合わせられてカートリッジ本体4の外周壁を形成する立
上り周壁5a、5bが形成されている。また、上記上ハ
ーフ2と下ハーフ3の相対向する内面には、互いに突き
合わせられてディスク収納部を構成するディスク収納部
形成壁6a、6bが、立上り形成されている。これらデ
ィスク収納部形成壁6a、6bは、各立上り周壁5a、
5bに内接する円弧を形成するように形成されてなる。
さらに、上記上ハーフ2と下ハーフ3の相対向する内面
の各コーナ部には互いに突き合わせ嵌合される突き合わ
せ嵌合突起7a、7bが突設されている。そして、上ハ
ーフ2と下ハーフ3は、各立上り周壁5a、5b及び各
ディスク収納部形成壁6a、6bが突き合わせられると
ともに、各突き合わせ嵌合突起7a、7bが相対嵌合さ
せられ、溶着されることによって結合され、一体化され
て光ディスク1を回転可能に収納するカートリッジ本体
4を構成する。
【0012】上述のように上下ハーフ2、3を突き合わ
せ結合することによって構成されるカートリッジ本体4
には、このディスクカートリッジを記録再生装置に装着
したとき上記カートリッジ本体4に収納された光ディス
ク1を回転駆動するディスク回転駆動装置のディスクテ
ーブルが進入するディスクテーブル進入用開口部8が開
設されている。このディスクテーブル進入用開口部8
は、具体的にはカートリッジ本体4に収納された光ディ
スク1のセンター穴1a及びこのセンター穴1aを閉塞
して配設されるマグネットクランプ用の金属板1bを含
むディスクテーブル上に載置されるセンター穴1aの周
縁部分を外方に臨ませ得るように、図2に示すように下
ハーフ2の略中央部に円形の開口をもって形成されてい
る。
【0013】また、上記カートリッジ本体4の上下面、
すなわち上下ハーフ2、3には、少なくともここに収納
された光ディスク1の信号記録領域の一部を内外周に亘
って外方に臨ませる情報信号記録再生用開口部9、10
が相対向して開設されている。これら情報信号記録再生
用開口部9、10は、図2乃至図4に示すように、ディ
スクテーブル進入用開口部8に近接する位置からカート
リッジ本体4の前面側に亘って上記カートリッジ本体4
の左右方向の略中央位置に位置して方形状に形成されて
なる。そして、上記カートリッジ本体4には、上記情報
信号記録再生用開口部9、10を介して内部に塵芥等が
進入しここに収納された光ディスク1に付着することを
防止するようになすため、上記情報信号記録再生用開口
部9、10を閉塞するシャッタ部材11が上記開口部
9、10を開閉するように移動可能に取付けられてな
る。
【0014】また、カートリッジ本体4のシャッタ部材
11が移動する前面側には、情報信号記録再生用開口部
9、10を開閉する上記シャッタ部材11を移動操作す
る記録再生装置側に配設されるシャッタ開放操作ピンが
進入するシャッタ開放操作ピン挿入溝12が形成されて
いる。このシャッタ開放操作ピン挿入溝12は、図3及
び図4に示すように、カートリッジ本体4の前面に直交
する一両側に開口端12aを有してシャッタ部材11の
移動方向に亘って形成されてなる。
【0015】シャッタ開放操作ピン挿入溝12内には、
シャッタ部材11の安定した移動を保証するための、シ
ャッタスライドガイド壁13が形成されている。このシ
ャッタスライドガイド壁13は、図2に示すように、下
ハーフ3の内面側に立上がり形成されてなるものであ
る。また、上ハーフ2に形成された情報信号記録再生用
開口部9の前端縁側の内側面には、下ハーフ3の内側面
に突き合わせられて上記シャッタ開放操作ピン挿入溝1
2部分におけるカートリッジ本体4の厚み方向の撓みを
防止するように機能する突き合わせ壁14が立上がり形
成されている。
【0016】そして、情報信号記録再生用開口部9、1
0を開閉するシャッタ部材11は、薄い金属板を打ち抜
き、折曲して形成されてなるもので、情報信号記録再生
用開口部9、10をそれぞれ閉塞するシャッタ板11
a、11bと、これらシャッタ板11a、11bの基端
側を連結する連結片11cとから構成され、全体を断面
コ字状に形成されてなる。また、上記連結片11cの両
端には、シャッタ部材11がカートリッジ本体4の前面
側に沿って、平行に安定して移動し得るようにガイドす
る第1及び第2のスライドガイド部15、16がそれそ
れ突設されている。これら第1及び第2のスライドガイ
ド部15、16は、図2に示すように、下ハーフ3の前
面側の高さH1に略対応する高さH2を有する断面コ字状
をなすように折曲形成されてなる。
【0017】そして、第1のスライドガイド部15の先
端側には、シャッタ部材11をカートリッジ本体4に取
付けたとき、このカートリッジ本体4の前面側に形成し
たシャッタ開放操作ピン挿入溝12に挿入されるととも
に、力ートリッジ本体4内に配設されるシャッタロック
部材17に相対係合する被係合片18が折曲形成されて
いる。そしてシャッタロック部材17に相対係合する被
係合片18のなす角度を、従来は55度程度であったの
を、70度から90度へ変更することにより、ディスク
カートリッジを誤って落下させたりした場合などにおい
ても、シャッタロック部材17に相対係合する被係合片
18がシャッタロック部材から解除される。
【0018】また、第1及び第2のスライドガイド部1
5、16の下ハーフ3側に延在する部分の先端には、図
4に示すように、下ハーフ3の外側面側に穿設されたス
ライドガイド溝19に係合し、シャッタ板11の移動方
向をガイドするとともに、このシャッタ部材11のカー
トリッジ本体4からの抜け止めを図る抜け止めガイド片
20、21が折曲形成されている。上述のように構成さ
れたシャッタ部材11は、図3及び図4に示すように、
各シャッタ板11a、11bが情報信号記録再生用開口
部9、10上に延在するようにして、カートリッジ本体
4の前面側から嵌合配設される。
【0019】このとき、第1及び第2のスライドガイド
部15、16は、抜け止めガイド片20、21がスライ
ドガイド溝19に係合されるとともに、シャッタ開放操
作ピン挿入溝12に挿入される側の部分がシャッタスラ
イドガイド壁13の上端面上に延在されて下ハーフ3の
前面側を挟持するように支持する。また、第1のスライ
ドガイド部15に折曲形成した被係合片18は、シャッ
タ開放操作ピン挿入溝12内に突出した状態となる。
【0020】このように第1及び第2のスライドガイド
部15、16により下ハーフ3の前面側を挟持するよう
にしてカートリッジ本体4に嵌合配設されたシャッタ部
材11は、抜け止めガイド片20、21が係合したスラ
イドガイド溝19にスライド方向をガイドされるととも
にシャッタスライドガイド壁13により第1及び第2の
スライドガイド部15、16のスライド時における揺動
が規制され、情報信号記録再生用開口部9、10を閉塞
した開口部閉塞位置と、上記情報信号記録再生用開口部
9、10を開放した開口部開放位置との間に亘ってスラ
イド可能にカートリッジ本体4に取付けられてなる。
【0021】なお、カートリッジ本体4のシャッタ部材
11がスライドする情報信号記録再生用開口部9、10
の周縁から一側面側に亘る領域及びカートリッジ本体4
の前面側には、上記シャッタ部材11を構成する板材の
厚さに略等しいシャッタスライド凹部22、23及び2
4が形成されている。このようにシャッタスライド凹部
22、23及び24を形成することにより、シャッタ部
材11はカートリッジ本体4の表面に面一となって嵌合
配設されることが可能となり、上記シャッタ部材11を
嵌合配設したことによりカートリッジ本体4が肉厚とな
ることを防止している。
【0022】一方、カートリッジ本体4内には、このカ
ートリッジ本体4に取付けられたシャッタ部材11を情
報信号記録再生用開口部9、10を閉塞した開口部閉塞
位置に保持するシャッタロック部材17が配設されてい
る。このシャッタロック部材17は、合成樹脂をモール
ド成形等して形成されてなるものであって、図5、図6
および図12(b)に示すように、基端部にカートリッ
ジ本体4を構成する下ハーフ3の内面に植立された支持
軸25(図2参照)に挿通される挿通孔26を延長して
なる。さらに、枢支部27からは、ロックアーム部29
と相対向するようにして、押圧操作されることによって
容易に弾性変位される弾性変位部30aを延長してな
る。
【0023】そして、シャッタロック部材17を構成す
るロックアーム部29は、中央部を膨出するようにした
略く字状に形成されてなり、この中央部の膨出された部
分の頂部にシャッタ部材11に形成した被係合片18が
相対係合する係合部28を切欠き形成している。この係
合部28は、ロックアーム部29の一側面側を閉塞壁2
9aによって閉塞され、上記ロックアーム部29の頂部
から他側面に亘る部分のみを開放した凹状部として形成
されてなる。
【0024】そして、この係合部28のシャッタ部材1
1に形成した被係合片18との係合面28aのカートリ
ッジ本体4の上端縁4aとで形成される角度を従来の5
5度程度であったものを70度〜90度へ変更すること
によって、ディスクカートリッジを誤まって落下させた
場合などにおいて、シャッタロック部材17に相対係合
するシャッタ部材11の被係合片18がシャッタロック
部材から解除されるごとくした。また、ロックアーム部
29の先端側の一側面には、係合部28に対しシャッタ
部材11に形成した被係合片18が相対係合していく
際、容易且つ確実に係合し得るようになすため、被係合
片18のロックアーム部29への乗り上げをガイドする
傾斜ガイド面31が形成されている。
【0025】さらに、ロックアーム部29の基端部側に
は、このロックアーム部29の他側面側を先端側から基
端側に亘る部分を肉薄になすように切欠くことによって
回転位置規制段部32が形成されている。この回転位置
規制段部32は、シャッタロック部材17をカートリッ
ジ本体4に取り付けたとき、このカートリッジ本体4を
構成する下ハーフ3の内面に形成された後述するシャッ
タロック部材回動規制壁36に係合し、シャッタロック
部材17の回動位置を規制するとともに当接支持壁37
と協動してシャッタロック部材17を保持する作用を奏
するものである。一方、ロックアーム部29と枢支部2
7を中心として所定の角度で延長された弾性変位部30
bを設け、その先端には断面半円状に膨出した当接部3
3が形成されている。
【0026】上述のように形成されたシャッタロック部
材17は、図7に示すように、挿通孔26を介して枢支
部27を下ハーフ3の内面に植立された支持軸25に挿
通支持させることによってカートリッジ本体4内に配設
されてなる。そして、シャッタロック部材17が支持さ
れる支持軸25は、カートリッジ本体4の前面側位置で
あって、シャッタ開放操作ピン挿入溝12の開口端12
aが臨む一側縁のコーナ部のシャッタロック部材取付け
領域35に配置され、下ハーフ3から一体に植立されて
いる。
【0027】また、下ハーフ3のシャッタロック部材取
付領域35には、シャッタスライドガイド壁13と平行
にシャッタロック部材17のロックアーム部29に形成
した回動位置規制段部32が係合するシャッタロック部
材17の回動規制壁36が形成されている。さらに、下
ハーフ3の支持軸25が植立されたシャッタロック部材
取付け領域35には、ディスク収納部を構成するディス
ク収納部形成壁6bの外側面から、シャッタロック部材
17の回動規制壁36と平行となるようにシャッタロッ
ク部材17の弾性変位部30bの先端の当接部33が当
接支持される当接支持壁37が突設されている。さら
に、下ハーフ3の内面には、シャッタロック部材17の
ロックアーム部29の先端側を支持するロックアーム部
支持突壁38が立上がり形成されている。
【0028】そして、シャッタロック部材17は、枢支
部27に穿設した挿通孔26を支持軸25に挿通させ、
ロックアーム部29に形成した回動位置規制段部32を
シャッタロック部材17の回動規制壁36に係合させる
とともに弾性変位部30b先端の当接部33を当接支持
壁37に当接支持させて下ハーフ3内のシャッタロック
部材取付け領域35に配置されてなる。なお、このとき
ロックアーム部29の先端側は、ロックアーム部支持突
壁38上に支持されてなる。
【0029】さらに、シャッタロック部材17は、ロッ
クアーム部29をカートリッジ本体4の前面側に形成し
たシャッタ開放操作ピン挿入溝12に沿って延在させ
て、カートリッジ本体4内に取付けられている。そし
て、ロックアーム部29の頂部に形成された係合部28
がシャッタ開放操作ピン挿入溝12に臨まされ、カート
リッジ本体4の前面側をスライドするシャッタ部材11
の被係合片18が相対係合可能な状態になる。なお、上
ハーフ3の内側面には、シャッタロック部材17が取付
けられ、下ハーフ3に突き合わせられたとき、ロックア
ーム部29の側面から陥没するように形成された係合部
28の一側面を閉塞する閉塞壁29a(図5、6参照)
を逃げる凹部が形成されている。
【0030】上述のようにシャッタロック部材17 を
カートリッジ本体4内に配設することにより、シャッタ
部材11は、図3及び図4に示すように、情報信号記録
再生用開口部9、10を閉塞した開口部閉塞位置に移動
操作されると、図7に示すように被係合片18が係合部
28に係合され、上記開口部閉塞位置にロックされる。
そして、上記シャッタロック部材17を内蔵したディス
クカートリッジは、カートリッジ本体4の上面に設けた
挿入方向指示マーク40に従い図3中矢印X方向を挿入
方向として、記録再生装置内に配置したカートリッジホ
ルダ等を備えたカートリッジ装着部に挿入操作されてい
くと、カートリッジ本体4の前面側に形成したシャッタ
開放操作ピン挿入溝12に記録再生装置側に設けたシャ
ッタ開放操作ピン41が進入していく。
【0031】ディスクカートリッジのディスク装着部へ
の挿入に伴って、図8に示すように、シャッタ開放操作
ピン41がシャッタロック部材17のロックアーム部2
9の基端側外側面から先端側に向かって乗り上げてい
き、上記ロックアーム部29を図8中矢印Y1方向のカ
ートリッジ本体4の内方に押圧操作する。このロックア
ーム部29が押圧操作されると、上記ロックアーム部2
9は、支持軸25に枢支された枢支部27を中心に図8
中矢印Y1方向に回動操作され、当接支持壁37に当接
部33を当接させた弾性変位部30bが弾性変位され
る。そして、上記シャッタ部材11は、被係合片18の
係合部28への係合が解除されて移動自由な状態とな
る。
【0032】シャッタ部材11が移動可能となされた
後、さらにディスクカートリッジをカートリッジ装着部
に挿入していくと、上記シャッタ部材11はシャッタ開
放操作ピン41に押圧操作されながら図3及び図4中矢
印O方向の開口部開放位置方向にスライド操作され、図
9及び図10に示すように、カートリッジ本体4の情報
信号記録再生用開口部9、10を開放する。シャッタ部
材11が開口部開放位置までスライド操作されると、シ
ャッタ開放操作ピン41によりロックアーム部29の押
圧操作が解除され、弾性変位させられていた弾性変位部
30bが弾性復帰され、ロックアーム部29は枢支部2
7を中心に図11中矢印Y2方向に回動復帰させられ、
シャッタ開放操作ピン挿入溝12に係合部28を臨ませ
る状態になる。
【0033】なお、この実施の形態におけるディスクカ
ートリッジにあっては、図12(b)に示すごとく、シ
ャッタロック部材17の係合面28aのB点からの垂線
D1が挿通孔26の中心よりロックアーム部29側にあ
る為、落下等の衝撃が加わった際にシャッタ部材11の
被係合片18がシャッタロック部材17の係合部28か
ら速やかに解除される。上述した実施の形態では、光デ
ィスク1を収納したディスクカートリッジに適用した例
を挙げて説明したが、本発明は、カートリッジ本体に形
成した閉口部を開閉するように上記カートリッジ本体に
スライド自在にシャッタ部材を設けたディスクカートリ
ッジに広く適用できるものである。
【0034】なお、図13(b)に示すような、係合面
28aの角度が70度以下の場合は、衝撃等の際に最も
力を受けるB点からの垂線D2が挿通孔26の中心より
弾性変位部30b側にある為、落下等の衝撃が加わった
際、シャッタ部材11の被係合片18がシャッタロック
部材17の係合部28に食いつき、シャッタロック部材
17の弾性変位部30b先端が破損される虞がある。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、カートリッジ本体が衝
撃を受けた場合、シャッタロック部材からシャッタ部材
が解除されるので、ディスクカートリッジを誤って落下
した場合等においても、これら部材の構成各部が破損し
てその破損片によって光ディスクを傷つけるといった不
都合の発生を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタロック部材をディスクカートリッジ本
体に配置した状態を示す一部切欠き平面図。
【図2】本発明に係るシャッタロック機構が適用される
ディスクカートリッジの分解斜視図。
【図3】本発明に係るシャッタロック機構が適用される
ディスクカートリッジの上面側からの斜視図。
【図4】本発明に係るシャッタロック機構が適用される
ディスクカートリッジの下面側からの斜視図。
【図5】本発明に係るシャッタロック機構を構成するシ
ャッタロック部材の一側面側からの斜視図。
【図6】本発明に係るシャッタロック機構を構成するシ
ャッタロック部材の他側面側からの斜視図。
【図7】シャッタロック部材をカートリッジ本体に配置
した状態を示す部分平面図。
【図8】シャッタロック部材が回動操作され、シャッタ
部材のロックが解除された状態を示すディスクカートリ
ッジの断面平面図。
【図9】シャッタ部材が開口部開放位置に移動された状
態におけるディスクカートリッジの上面側からの斜視
図。
【図10】シャッタ部材が開口部開放位置に移動された
状態におけるディスクカートリッジの下面側からの斜視
図。
【図11】シャッタ部材が開口部開放位置に移動された
状態におけるディスクカートリッジの部分平面図。
【図12】(a)本発明に関係するシャッタ部材の側面
図、(b)本発明に関係するシャッタロック部材の側面
図。
【図13】(a)従来のシャッタ部材の側面図、(b)
従来のシャッタロック部材の側面図。
【符号の説明】
1…光ディスク、1a…センター穴、1b…金属板、2
…上ハーフ、3…下ハーフ、4…カートリッジ本体、4
a…上端縁、5a,5b…立ち上り周壁、6a,6b…
ディスク収納部形成壁、7a,7b…突き合わせ嵌合突
起、8…ディスクテーブル進入用開口部、9,10…情
報信号記録再生用開口部、11…シャッタ部材、11
a,11b…シャッタ板、11c…連結片、12…シャ
ッタ開放操作ピン挿入溝、12a…開口端、13…シャ
ッタスライドガイド壁、14…突き合わせ壁、15…第
1のスライドガイド部、16…第2のスライドガイド
部、17…シャッタロック部材、18…被係合片、19
…スライドガイド溝、20,21…抜け止めガイド片、
22,23,24…シャッタスライド凹部、25…支持
軸、26…挿通孔、27…枢支部、28…係合部、28
a…係合面、29…ロックアーム部、29a…閉塞壁、
30a、30b…弾性変位部、31…傾斜ガイド面、3
2…回動位置規制段部、33…当接部、35…シャッタ
ロック部材取付領域、36…回動規制壁、37…当接支
持壁、38…ロックアーム部支持突壁、40…挿入方向
指示マーク、41…シャッタ開放操作ピン、D1,D2…
垂線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の情報記録媒体が収納されるとと
    もに前記情報記録媒体の少なくとも一部を臨ませる情報
    信号記録再生用開口部が形成されたカートリッジ本体
    と、 前記カートリッジ本体にスライド可能に取付けられ前記
    情報信号記録再生用開口部を開閉するとともに被係合片
    が設けられたシャッタ部材と、 基端部に設けた枢支部を前記カートリッジ本体内に植立
    された支持軸に枢支させ、前記支持軸を中心に回動可能
    に支持されるとともに、前記シャッタ部材の被係合片が
    係合する係合部を有するロックアーム部と弾性変位部と
    を有するシャッタロック部材とを備えたシャッタロック
    機構に於いて、 前記シャッタロック部材の係合部の係合面が前記カート
    リッジの上端縁と、なす角度を70度〜90度とし、 また前記シャッタ部材の被係合片の係合面が前記カート
    リッジの上端縁と、なす角度についてもシャッタロック
    部材の係合部の角度と同等に設定したことを特徴とする
    ディスクカートリッジのシャッタロック機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の前記シャッタロック機
    構を具備したことを特徴とするディスクカートリッジ。
JP23896396A 1996-09-10 1996-09-10 ディスクカートリッジのシャッタロック機構 Pending JPH1083651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23896396A JPH1083651A (ja) 1996-09-10 1996-09-10 ディスクカートリッジのシャッタロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23896396A JPH1083651A (ja) 1996-09-10 1996-09-10 ディスクカートリッジのシャッタロック機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1083651A true JPH1083651A (ja) 1998-03-31

Family

ID=17037907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23896396A Pending JPH1083651A (ja) 1996-09-10 1996-09-10 ディスクカートリッジのシャッタロック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1083651A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7617506B2 (en) 2005-07-04 2009-11-10 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7617506B2 (en) 2005-07-04 2009-11-10 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0127312B1 (ko) 디스크카트리지
WO1987003414A1 (en) Disk cartridge having shutter and a device for opening and closing the shutter
JP2827332B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2961816B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2000090626A (ja) ディスクカ―トリッジ
JP3900674B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH1083651A (ja) ディスクカートリッジのシャッタロック機構
JP3446753B2 (ja) ディスクカートリッジ及びシャッタロック部材
JP2658781B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3286992B2 (ja) ディスクカートリッジのシャッタロック機構
JP3024174B2 (ja) ディスクカートリッジ装着装置
JP4706169B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3282192B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3309412B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3227818B2 (ja) ディスクカ−トリッジ
JPH05342794A (ja) ディスクカートリッジのシャッタロック機構
JP3211293B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2003228944A (ja) ディスクカートリッジ
JP3298912B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4706185B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH0755722Y2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3097695B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH0516705Y2 (ja)
JP3309456B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2626567B2 (ja) ディスクカートリッジ