JPH05182051A - 紙葉類取扱機 - Google Patents

紙葉類取扱機

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JPH05182051A
JPH05182051A JP3358913A JP35891391A JPH05182051A JP H05182051 A JPH05182051 A JP H05182051A JP 3358913 A JP3358913 A JP 3358913A JP 35891391 A JP35891391 A JP 35891391A JP H05182051 A JPH05182051 A JP H05182051A
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shutter
paper sheet
sheet stacking
opening
closing
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Shigetoshi Imai
重俊 今井
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Laurel Bank Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタが投入口を良好に閉じた場合におい
ては、鍵をもつ特定の管理者を呼びに行かずとも、操作
者が紙葉類集積装置1を取り出すことを可能とする。 【構成】 シャッタが投入口を完全に閉塞する位置にあ
ることを検知する閉位置センサと、閉位置センサからの
閉位置信号を受けるとともに、ロック手段13を解除可
能な制御部4とを具備し、該制御部4が、閉位置センサ
からの信号を受けて、シャッタが投入口を完全に閉塞す
る位置にある場合にのみ、ロック手段13の解除を可能
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投入された紙葉類を判
別した後必要に応じて収納する紙幣入金機等の紙葉類取
扱機に関する。
【0002】
【従来の技術】投入された紙葉類を判別した後必要に応
じて収納する紙幣入金機等の紙葉類取扱機としては、特
開平2−12596号公報に開示されているもの等があ
げられる。この紙葉類取扱機は、格納庫と、該格納庫内
に格納され内部に紙葉類が送り込まれる紙葉類集積装置
とを有するものである。そして、紙葉類集積装置内に紙
葉類が満配状態となった場合等に紙葉類集積装置の交換
等を行なうため格納庫から紙葉類集積装置を取り出すこ
とになるが、紙葉類集積装置の紙葉類を投入するための
投入口を閉塞させるシャッタはこの取り出し動作に連動
してメカニカルに閉じるようになっている。すると、こ
の紙葉類集積装置に紙葉類の集積不良等が生じてシャッ
タが完全に閉じない状態であっても、紙葉類集積装置が
取り出せることがあり、これでは管理上問題があるた
め、特定の管理者のみがもつ鍵によって格納庫内の紙葉
類集積装置の収納ロックの解除を行なう構成となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の紙葉類集積装置は、紙葉類集積装置の交換時等に、
紙葉類集積装置のシャッタが投入口を良好に閉じること
ができる場合であっても、常に格納庫内の紙葉類集積装
置の収納ロックの解除用の鍵をもつ特定の管理者を呼び
に行かなければならず、紙葉類集積装置の交換等の作業
に時間がかかるという問題が生じた。
【0004】したがって、本発明の目的は、紙葉類集積
装置の交換時等に、紙葉類集積装置のシャッタが投入口
を良好に閉じることができる場合においては、鍵をもつ
特定の管理者を呼びに行かずとも、操作者が紙葉類集積
装置を取り出すことができ、紙葉類集積装置の交換等の
作業を短時間で行なうことができる紙葉類取扱機を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の紙葉類取扱機は、格納庫と、該格納庫内に
格納され内部に紙葉類が送り込まれる紙葉類集積装置と
を有するものであって、前記格納庫は、前記紙葉類集積
装置の外部への取り出しを規制するロック手段を有して
おり、前記紙葉類集積装置は、紙葉類が投入される投入
口と、該投入口を開口・閉塞させるシャッタとを有して
いて、前記シャッタを開閉作動させる開閉手段と、該シ
ャッタが前記投入口を完全に閉塞する位置にあることを
検知する閉位置センサと、該閉位置センサからの閉位置
信号を受け、前記シャッタが前記投入口を完全に閉塞す
る位置にある場合に前記ロック手段の解除を可能とする
制御部とを具備することを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の紙葉類取扱機によれば、紙葉類集積装
置の交換時等、紙葉類集積装置を格納庫内から外部に取
り出す必要が生じた時に、まず、開閉手段により紙葉類
集積装置のシャッタを作動させ該シャッタにより投入口
を閉塞させる。そして、制御部が、紙葉類集積装置の閉
位置センサからの閉位置信号を受けて、紙葉類集積装置
のシャッタが投入口を完全に閉塞する位置にある場合に
のみ、紙葉類集積装置の外部への取り出しを規制するロ
ック手段の解除を可能とする。したがって、シャッタが
投入口を完全に閉塞させている状態においては、特定の
管理者がもつ鍵等による解鍵をせずとも、操作者が紙葉
類集積装置の格納庫からの取り出しを行なうことができ
るため、作業に時間がかからない。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例による紙葉類取扱機につい
て図1〜図6を参照して以下に説明する。ここで、本実
施例の紙葉類取扱機は、例えば、外部から紙幣受入部に
受け入れた紙幣を図示せぬ判別搬送部によって判別しつ
つ搬送し、該紙幣が受け入れ可能であると判別された場
合に判別搬送部から図示せぬ一時貯留部に送り込んで集
積させた後、これを外部に取り出す必要がない場合に該
集積された紙幣を紙葉類集積装置に収納する構成の、い
わゆる紙幣入金機等であり、そのうち本発明にかかわる
部分は前記紙葉類集積装置とこれを格納する格納庫等で
あるため、この部分を中心に以下に説明する。ここで、
以下に説明する以外の部分は従来の種々の構成を適用で
きることは勿論である。
【0008】図1中、符号1は図示せぬ判別搬送部から
送り込まれた紙幣等の紙葉類を集積するための図示せぬ
一時貯留部の下方に設けられ該一時貯留部に集積された
紙葉類を例えば外部に取り出す必要がない場合に収納す
る紙葉類集積装置、符号2は、該紙葉類集積装置1を格
納する紙葉類取扱機内に設けられた格納庫をそれぞれ示
している。
【0009】まず、格納庫2について説明する。該格納
庫2には、図1における左側に開口部2aが設けられて
おり、該格納庫2内部には、図1における左方向に、図
示せぬスライドレール機構等を介して移動して該格納庫
2の開口部2aから外部に突出する台部3が設けられて
いる。この台部3上には紙葉類集積装置1が所定の位置
に複数(図示例は3つ)セットされており、これら紙葉
類集積装置1は、台部3にセットされると該台部3側と
電気的に接続するようになっている(後述する)。ここ
で、台部3と格納庫2側とは図示せぬケーブル等によっ
て通電状態となっているため、上記台部3への紙葉類集
積装置1のセットにより、紙葉類集積装置1は、図示せ
ぬ外部電源および後述する制御部4と電気的に接続する
ことになる。一方、上記のように台部3が該格納庫2外
部に移動した状態のとき、これらの紙葉類集積装置1は
格納庫2外に出て台部3から取り外すことができるよう
になっている。
【0010】また、該格納庫2内の図1における右側
(台部3の取出方向逆側、以下同)の側面部2bの内側
には、台部3が格納庫2内に挿入され所定の位置にセッ
トされると、該台部3の図1における右側の端部3aに
よって、ONされてその格納検知信号を後述する制御部
4に出力する例えばリミットスイッチ等の格納検知セン
サ5が設けられている。なお、格納庫2内に台部3がセ
ットされると、該台部3の図1における左側の側面部3
bによって格納庫2の開口部2aは閉塞されるようにな
っている。
【0011】加えて、台部3の図1における紙面奥側の
図示せぬ側面部には、各紙葉類集積装置1が所定の位置
にセットされた状態において該各紙葉類集積装置1の図
1における右側の側面部7に対向する所定の位置にそれ
ぞれシャッタ開閉レバー8が設けられている。このシャ
ッタ開閉レバー8は、軸部9により台部3に回転可能に
支持されている。
【0012】ここで、上記シャッタ開閉レバー8は、紙
葉類集積装置1の後述するシャッタ10に開閉作動をさ
せるもので、紙葉類集積装置1の着脱時において該着脱
の邪魔にならないよう図1に示すように上方から若干紙
葉類集積装置1側に傾斜するよう突出する突出部11を
有している。そして、このシャッタ開閉レバー8は、紙
葉類集積装置1に干渉しない、台部3の図1における右
側位置に設けられた駆動モータ12が後述する制御部4
から出力される駆動信号に基づいて駆動されて図1にお
ける反時計回り方向に所定角度回転するようになってい
る。また、駆動モータ12の上側の、紙葉類集積装置1
に干渉しない位置には制御部4が設けられている。
【0013】さらに、該格納庫2内の図1における左側
(台部3の取出方向側、以下同)には、移動する台部3
および紙葉類集積装置1に干渉しない位置に、ロックソ
レノイド(ロック手段)13および管理者キー14が上
下に設けられている。ここで、ロックソレノイド13
は、格納庫2に格納された台部3のロックを行なう図示
せぬロック機構の作動を制御するものである。すなわ
ち、ロック機構は、格納庫2内に台部3が挿入されると
自動的にロックして台部3の取り出しを規制することに
なり、一方、通電中に上記制御部4から解除信号を受け
てロックソレノイド13がONされると、その格納庫2
と台部3とのロックを解除することになって操作者によ
る例えば手動の台部3の取り出しを可能とするようにな
っている。
【0014】なお、上記ロックソレノイド13は、通電
状態にない場合(すなわち停電時等の非常時)あるいは
制御部4から解除信号が出力されない場合においてはO
Nせず、よってこれらの状態において格納庫2と台部3
とはロック状態に維持されることになる。また、ロック
ソレノイド13は、上記解除条件が満たされない場合に
おいても、管理者キー14がONされると、例えば図示
せぬ外部電源とは独立して設けられた図示せぬバッテリ
ー等の内部電源(停電時でない場合は外部電源でもよ
い)の駆動によりONされロック機構の解除すなわち格
納庫2からの台部3の取り出しを許容するようになって
いる。
【0015】次に、紙葉類集積装置1について図2〜図
6を用いてその構成等を説明する。紙葉類集積装置1
は、その外郭を構成する所定サイズの有底角筒状の箱体
15を有しており、該箱体15の上面部16は上方にほ
ぼ台形状をなすように突出していて、該上面部16に
は、図示せぬ一時貯留部から紙葉類が送り込まれる該紙
葉類より所定量大きい投入口17が所定位置に設けられ
ている。そして、箱体15の上部には、該紙葉類集積装
置1を着脱操作等するための取手18(図2のみに示
す)が揺動自在に支持されており、この取手18は、非
使用時に上面部16の一番高い位置より下側となるよう
に、箱体15の上面部16の凹んだ側端に収納されるよ
うになっている。
【0016】また、該箱体15の、図2における右側
(取出方向逆側、以下同)の側面部7の紙面奥側(図4
における左側)には、上記した格納庫2のシャッタ開閉
レバー8と対向する位置にシャッタ開閉レバー用穴部1
9が設けられている。このシャッタ開閉レバー用穴部1
9は、シャッタ開閉レバー8の回転時にその突出部11
を箱体15内に位置させるためのものである。
【0017】さらに、該箱体15の下面部20の図2に
おける左側(取出方向側、以下同)の紙面奥側(図3に
おける左側)には、紙葉類集積装置1と台部3側とを通
電させるため設けられた、台部3の供給側コネクタ21
を挿入させる供給側コネクタ挿入穴22が設けられてい
る。そして、この供給側コネクタ挿入穴22の箱体15
内部側には受側コネクタ23が設けられており、この受
側コネクタ23は、台部3上の所定位置に紙葉類集積装
置1がセットされると、該台部3上の所定位置に設けら
れた供給側コネクタ21に電気的に接続するようになっ
ている。なお、この供給側コネクタ21と受側コネクタ
23との電気的接続により紙葉類集積装置1内がすべて
台部3側と通電状態となり、これにより図示せぬケーブ
ル等を介して、格納庫2側に設けられた図示せぬ外部電
源および制御部4が各紙葉類集積装置1と電気的に接続
されることになる。
【0018】さらに、該箱体15の図2における紙面奥
側(図3および図4における左側)の側面部24および
これに対向する側面部25には、上端から所定長さ下側
に延在する溝部26が形成されており(図6参照)、こ
の溝部26は図示せぬ一時貯留部の開閉板上に一時集積
された紙葉類を、開閉板を開きつつ該箱体15内に押込
むための図示せぬ押圧板の支持軸を通すためのものであ
る。
【0019】加えて、該箱体15の側面部24より内側
には、該側面部24と平行をなして延在する内フレーム
27が設けられており(図3および図4参照)、この内
フレーム27より内側(図3および図4における右側)
の箱体15内には水平方向に沿って延在し紙葉類が集積
される集積板28が上下方向に沿って延在する2本の軸
部材29により上下移動自在に支持されており、この集
積板28を上方に移動すべく付勢する集積板バネ30が
2本設けられている。なお、箱体15にはシャッタ開キ
ー31が設けられている(図3および図4参照)。この
シャッタ開キー31は、取り出した紙葉類集積装置1か
ら紙葉類を取り出す場合に使用されるもので、制御部4
の後述する制御内容にかかわらず特定の管理者がもつ鍵
によりONされると後述するシャッタ10を強制的に開
作動させ投入口17を開かせるものである。
【0020】また、箱体15の内フレーム27の側面部
24側には、3つのベアリング32によっての所定の位
置に回転自在に支持されるシャッタカム33が設けられ
ており、このシャッタカム33の側面部24側には外周
面から径方向外方へ扇状に延出する連結板部34が固定
されていて、さらにこの連結板部34にはその外周面に
沿って円弧状に湾曲され側面部25側に延びる所定の大
きさのシャッタ板35が設けられている。なお、これら
シャッタカム33、連結板部34およびシャッタ板35
がシャッタ10を構成するものであり、このシャッタ1
0は回転することにより箱体15の投入口17を開口・
閉塞するようになっている。そして、投入口17閉塞時
(図2に示す状態)にシャッタ10は、箱体15の上面
部16内側の側面部7付近の所定位置に設けられた内側
に突出する閉位置ストッパ36にそのシャッタ板35の
一端が当接してそれ以上の回転(図2における時計回り
方向の回転)が規制されるようになっており、投入口1
7開口時(図6参照)には、図2における左側の側面部
37の所定位置に設けられた内側に突出する開位置スト
ッパ38にそのシャッタ板35の他端が当接してそれ以
上の回転(図2における反時計回り方向の回転)が規制
されるようになっている。
【0021】ここで、シャッタ10のシャッタカム33
には、投入口17閉塞時の、図2における左側の外周面
に、下方に向けて切り欠かれた形状の切欠部39が形成
されている。また、該シャッタカム33の、投入口17
開口時の上部には内側から外周面に抜ける溝部40が形
成されており、この溝部40は、同状態のときに上記箱
体15側の溝部26と位置が合うようになっていて、図
示せぬ押圧板の支持軸を通すようになっている(図6参
照)。さらに、シャッタ10の連結板部34の開方向側
(図2における反時計回り方向先端側)の端部には、そ
の側面部24側にシャッタリンク板41の上端部41a
が揺動自在に支持されている。
【0022】シャッタリンク板41は、側面部24に沿
って上下方向に所定長さ延在するリンク板本体42と、
該リンク板本体42すなわちシャッタリンク板41の上
端部41aから所定量下側の位置に設けられた、該リン
ク板本体42から図2における左側に所定長さ突出する
第一板部43と、該第一板部43の所定量下側から図2
における右側に所定長さ延在する第二板部44とを有す
る形状をなしている。また、該シャッタリンク板41の
中央位置より所定量下側には、シャッタリンクアーム4
5の一端部45aがその内フレーム27側に揺動自在に
支持されており、このシャッタリンクアーム45の他端
部45bは、内フレーム27の、シャッタリンク板41
の上下移動に伴う上記一端部45aの移動範囲の中心の
図2における所定量右側の位置に揺動自在に支持されて
いる。なお、このシャッタリンクアーム45は、シャッ
タ10回転時の後述するシャッタ開閉アーム46のロー
ラ47の上下左右の動きにシャッタリンク板41の下端
部41bの位置を連動させるべくシャッタリンク板41
の位置をずらすことを可能にするもので、該シャッタリ
ンク板41をシャッタ10の連結板部34とともに支持
するものである。
【0023】そして、シャッタ10が完全に閉じられた
状態(シャッタ板35が閉位置ストッパ36に当接した
状態)にあるときのシャッタリンク板41の第二板部4
4の先端部44aに対応する内フレーム27上には閉位
置センサ48が設けられており、この閉位置センサ48
は、上記状態のシャッタリンク板41の第二板部44の
先端部44aを検知して、シャッタ10が投入口17を
完全に閉塞した状態にあることを検知し、制御部4に向
けて閉位置信号を出力するものである。また、シャッタ
10が完全に開かれた状態(シャッタ板35が開位置ス
トッパ38に当接した状態)にあるときのシャッタリン
ク板41の第二板部44の先端部44aに対応する内フ
レーム27上には開位置センサ49が設けられており、
この開位置センサ49は、上記状態のシャッタリンク板
41の第二板部44の先端部44aを検知して、シャッ
タ10が投入口17を完全に開口した状態にあることを
検知し、制御部4に向けて開位置信号を出力するもので
ある。なお、上記閉位置センサ48および開位置センサ
49としては、例えば近接スイッチあるいは光路が遮光
されることにより検知する光センサ等が用いられること
になる
【0024】シャッタリンク板41の下側にはシャッタ
開閉アーム46が設けられている。このシャッタ開閉ア
ーム46は、その長手方向の中央より図2における左側
の所定位置にローラ47が回転自在に支持されており、
また、このシャッタ開閉アーム46の一端部46aは、
内フレーム27の、シャッタリンク板41の上下移動に
伴う上記ローラ47の移動範囲の中心の図2における所
定量右側の位置に設けられた軸部50に揺動自在に支持
されている。また、該シャッタ開閉アーム46のローラ
47より外側の先端部には、シャッタリンク板41の第
一板部43の係止部51との間に、所定の付勢力でこれ
らを近接する方向に付勢する開用バネ52を設けるため
の係止部53が設けられており、該シャッタ開閉アーム
46のローラ47より内側には、上記閉位置センサ48
より所定量上側の内フレーム27の係止部54との間
に、所定の付勢力でこれらを近接する方向に付勢する閉
用バネ55を設けるための係止部56が設けられてい
る。
【0025】ここで、シャッタ開閉アーム46の一端部
46aには、内フレーム27の軸部50に回転自在に嵌
合される第二反転ギア57が固定されている。また、こ
の第二反転ギア57の図2における所定量右側には、こ
れに噛み合う第一反転ギア58が同内フレーム27に回
転自在に支持されている。なお、この第一反転ギア58
の側面部24側には台部3側に設けられたシャッタ開閉
レバー8により駆動されるギア用アーム59がシャッタ
開閉レバー用穴部19側上方に突出するよう固定されて
いる。なお、このギア用アーム59は、シャッタ開時
(後述する)においてシャッタ開閉レバー8により上側
から下側に押し下げられるものである。
【0026】また、内フレーム27の、第一板部43よ
り上側の側面部24側にはシャッタカムレバー60が設
けられている。このシャッタカムレバー60は、シャッ
タ10が図2に示す状態にあるときに上下方向に延在す
るレバー本体61と、該レバー本体61の上端部から図
2における右側に所定量突出し、シャッタ10が投入口
17を閉塞する状態にあるときにシャッタカム33の切
欠部39に係合して該シャッタカム33の図2における
反時計回りの回転を規制するストッパ部62と、レバー
本体61の下端部から図2における右側に所定量延在す
る第一側板部63と、レバー本体61の下端部から図2
における左側に所定量延在する第二側板部64とを有し
ている。そして、第一側板部63はその先端側の支持部
63aで内フレーム27に揺動自在に支持されており、
第二側板部64には、内フレーム27を貫いて該内フレ
ーム27の反側面部24側に突出するシャフト65が回
転自在に支持されている。ここで、該シャフト65の先
端部にはソレノイドリンク板66の上端部66aがシャ
ッタカムレバー60に対して揺動自在となるよう支持さ
れている。
【0027】ソレノイドリンク板66は、内フレーム2
7の反側面部24側に沿って上下方向に所定長さ延在す
る形状をなしており、その下端部66bはソレノイド6
7の作動子68に係止されている。また、該ソレノイド
リンク板66の中間部分には上側および下側の所定位置
に上下方向に所定長さ沿った形状の上長穴部69および
下長穴部70が設けられている。そして、内フレーム2
7の所定位置には、これら上長穴部69および下長穴部
70にそれぞれ挿通する上ピン71および下ピン72が
設けられている。またこれら上ピン71および下ピン7
2の間には、内フレーム27に設けられた係止部73と
ソレノイドリンク板66に設けられた係止部74との間
にこれらを相互に近接する方向に所定の付勢力で付勢す
るソレノイド戻しバネ75が設けられている(図3参
照)。なお、ソレノイド67は制御部4に電気的に接続
しており、該制御部4から出力される励磁信号により励
磁されて作動子68を引き込むようになっている。
【0028】ここで、ソレノイド67が励磁されない状
態においては、ソレノイド戻しバネ75の付勢力により
ソレノイドリンク板66が上方に移動した状態になって
おり、このときシャッタ10が投入口17を閉塞した状
態にあれば、シャッタカムレバー60のストッパ部62
がシャッタカム33の切欠部39に係合していて、ソレ
ノイドリンク板66は、その上長穴部69および下長穴
部70がそれぞれ下端部分で上ピン71および下ピン7
2に当接し最も上側の位置にあることになる(図2に示
す状態)。なお、上記において、シャッタ10が投入口
17を閉塞した状態になければ、シャッタカムレバー6
0が切欠部39に係合できない分ソレノイドリンク板6
6が若干下側に位置することになり、該ソレノイドリン
ク板66を介して作用するソレノイド戻しバネ75の付
勢力によりシャッタカムレバー60はそのストッパ部6
2をシャッタカム33の外周部に当接させるべく付勢さ
れることになる。
【0029】また、ソレノイド67が励磁されると、そ
の作動子68が引き込まれ、これにより、ソレノイド戻
しバネ75による付勢力に抗してソレノイドリンク板6
6は、その上長穴部69および下長穴部70がそれぞれ
上端部分で上ピン71および下ピン72に当接する最も
下側の位置に移動し、その上端部が支持されたシャッタ
カムレバー60を反時計回り方向に揺動させることにな
る(図6に示す状態)。
【0030】なお、以上に述べた、駆動モータ12、シ
ャッタ開閉レバー8、ギア用アーム59、第一反転ギア
58、第二反転ギア57、シャッタ開閉アーム46、こ
れに設けられたローラ47、シャッタリンク板41、シ
ャッタリンクアーム45、閉用バネ55、開用バネ5
2、シャッタカムレバー60、ソレノイドリンク板66
およびソレノイド67が、シャッタ10を開閉させる開
閉手段80を構成するものである。
【0031】以上のような構成の本実施例の紙葉類取扱
機の作動について以下に順を追って説明する。
【0032】まず、格納庫2から取り出された状態の台
部3の所定位置に、例えば空の状態の紙葉類集積装置1
を所定数セットする(図1二点鎖線参照)。すると、台
部3に設けられた供給側コネクタ21と紙葉類集積装置
1側に設けられた受側コネクタ23とが嵌合し、これら
すなわち各紙葉類集積装置1と図示せぬ外部電源および
制御部4とが電気的に接続状態となる。
【0033】そして、上記紙葉類集積装置1搭載状態の
台部3を格納庫2内に挿入し、台部3が格納庫2奥の所
定位置まで達すると、台部3の挿入方向先端側の端部3
aが格納庫2に設けられた格納検知センサ5に当接しこ
れをONするとともに、図示せぬロック機構が作動して
台部3が格納庫2内に自動的にロックされた状態になる
(図1実線参照)。ここで、上記格納検知センサ5は、
ONされることにより台部3が格納庫2内で所定の格納
状態になったことを示す格納検知信号を制御部4に向け
て出力することになる。なお、格納庫2内に台部3がセ
ットされると、該台部3の左側の側面部3bによって格
納庫2の開口部2aは閉塞されるようになっており、ま
た、このときの紙葉類集積装置1の各部の状態を図2に
示す。
【0034】制御部4では、上記格納検知信号を受け
て、駆動信号を台部3の駆動モータ12に出力し、該駆
動モータ12を所定角度回転させることになる。する
と、図2→図5に示すように、該駆動モータ12により
駆動されるシャッタ開閉レバー8が所定角度回転し、紙
葉類集積装置1のシャッタ開閉レバー用穴部19より内
側に設けられた第一反転ギア58のギア用アーム59を
上側位置から下側位置まで移動させることになる。そし
て、このギア用アーム59の上下移動によりこれに固定
された第一反転ギア58が時計回り方向に回転し、これ
に噛み合う第二反転ギア57が反時計回り方向に回転し
て、該第二反転ギア57に固定されたシャッタ開閉アー
ム46が開用バネ52および閉用バネ55の付勢力に抗
して図5に示すように反時計回りの方向に所定角度揺動
した状態となる。
【0035】そして、制御部4は、上記作動が行なわれ
た後、所定のタイミングで、ソレノイド67に励磁信号
を出力し、この励磁信号によりソレノイド67は励磁さ
れてその作動子68を引き込むことになる。これによ
り、この作動子68に下端部66bが支持されたソレノ
イドリンク板66は、該ソレノイドリンク板66と内フ
レーム27との間に設けられたソレノイド戻しバネ75
による付勢力に抗して図5→図6に示すように、上長穴
部69および下長穴部70のそれぞれの上端部分が内フ
レーム27に固定された上ピン71および下ピン72に
それぞれ当接するまで下方に移動し、その上端部66a
を支持しているシャッタカムレバー60をその第一側板
部63の支持部63aを中心に所定角度反時計回りに揺
動させることになる。以上がシャッタ10の開作動の初
期状態である。
【0036】上記シャッタカムレバー60の揺動によ
り、そのストッパ部62とシャッタ10のシャッタカム
33の切欠部39との係合が解除され、シャッタリンク
板41が、開用バネ52の付勢力により、該シャッタリ
ンク板41の上端部41aを支持するシャッタ10をベ
アリング32による支持中心を中心に、該シャッタリン
ク板41の中間部分を支持するシャッタリンクアーム4
5を内フレーム27に支持される一端部45aを中心
に、図5→図6に示すようそれぞれ反時計回り方向に揺
動させながら、下方に、曲線を描くように移動すること
になり、その下端部41bがシャッタ開閉アーム46の
ローラ47に当接する若干前の段階でシャッタ板35が
開位置ストッパ38に当接してその移動が停止すること
になる。このシャッタリンク板41の下方移動により、
その上端部41aを支持するシャッタ10は箱体15の
投入口17を開口状態とする。以上がシャッタ開作動の
終期状態である。
【0037】そして、上記のようにシャッタ板35が開
位置ストッパ38に当接するまでシャッタ10が回転す
るとシャッタリンク板41の第二板部44の先端部44
aが開位置センサ49の位置に達し、開位置センサ49
では、この第二板部44の先端部44aを検知して開位
置信号を制御部4へ出力する。
【0038】ここで、制御部4では、開位置信号が入力
されると、シャッタ10が完全に開いたと判定して次の
所定の作動を行なわせることになる。一方、ソレノイド
67に励磁信号を出力したにもかかわらず所定時間経過
しても開位置信号が入力されない場合には、シャッタ1
0の開作動すなわち投入口17の開口が異常であったと
判断して、例えば、図示せぬ表示盤にアラーム表示をさ
せさらに必要であればアラーム音を発生させて、次の作
動への移行をやめ待機することになる。
【0039】なお、上記紙葉類集積装置1のシャッタ1
0の開作動の確認は、台部3上に搭載されている紙葉類
集積装置1のすべてについて行なわれ、これら紙葉類集
積装置1のうちの一つにでも異常があれば、上記アラー
ムの発生および次作動への移行停止を行なうことにな
り、必要に応じて図示せぬ表示盤へ異常が発生した紙葉
類集積装置1(開位置センサ49の開位置信号の出力が
ない紙葉類集積装置1)の番号表示等を行なわせること
になる。
【0040】一方、上記ソレノイド67はシャッタカム
レバー60とシャッタカム33との係合を解除するタイ
ミングだけ励磁されることになり、これらの係合が解除
されると、消磁(制御部4からの励磁信号の出力の停
止)されて、その作動子68がソレノイドリンク板66
とともにソレノイド戻しバネ75により付勢されて、上
方に移動し、シャッタカムレバー60を図6における時
計回りに揺動させることになる。ここで、このとき、シ
ャッタ10のシャッタカム33は切欠部39がシャッタ
カムレバー60のストッパ部62に係合可能な位置には
ないため、該ストッパ部62はソレノイド戻しバネ75
の付勢力によりシャッタカム33に押圧状態で当接する
ことになる。
【0041】そして、上記のようにシャッタ10が開か
れた状態の紙葉類集積装置1に、紙葉類取扱機が受け入
れた紙葉類を適宜、図示せぬ一時貯留部から集積板28
上に送り込むことになり、該集積板28では、集積され
る紙葉類の自重等により集積板バネ30の付勢力に抗し
て軸部材29に沿って下方に移動することになる(図3
参照)。
【0042】次に、例えば集積板28が下限位置に至っ
たことを図示せぬセンサで検知することにより集積板2
8上の紙葉類が集積許容最大量に達したことを制御部4
が検出すると、該制御部4は、紙葉類集積装置1が満配
になったことを図示せぬ表示盤に対称となる紙葉類集積
装置1の番号等をアラーム表示させさらに必要であれば
アラーム音を発生させて、次の作動への移行をやめ待機
することになる。
【0043】ここで、操作者は、上記のように紙葉類が
満配状態等の理由で、紙葉類集積装置1の交換等の必要
が生じた場合には、例えば、図示せぬ操作盤に所定の入
力を行なうことになる。すると、制御部4はこの入力を
受けて、駆動モータ12を上記シャッタ開作動と逆方向
に所定角度回転させることになり、これによって、図6
→図2に示すように、該駆動モータ12により駆動され
るシャッタ開閉レバー8が所定角度時計回り方向に回転
し、紙葉類集積装置1外へ逃げることになる。このと
き、シャッタ開閉アーム46は、内フレーム27との間
に設けられた閉用バネ55の付勢力によって、シャッタ
開閉レバー8の上記作動にしたがい第一反転ギア58の
ギア用アーム59をシャッタ開閉レバー8に当接させな
がら、第二反転ギア57を回転させつつ円滑に時計回り
方向に揺動することになる。
【0044】上記シャッタ開閉アーム46の揺動によ
り、そのローラ47に下端部41bにおいて当接するシ
ャッタリンク板41が、該シャッタリンク板41の上端
部41aを支持するシャッタ10をベアリング32によ
る支持中心を中心に、該シャッタリンク板41の中間部
分を支持するシャッタリンクアーム45を内フレーム2
7に支持される一端部45aを中心に、図6→図2に示
すようそれぞれ時計回り方向に揺動させながら、上方
に、その下端部41bがシャッタ開閉アーム46のロー
ラ47と同様の曲線を描くように移動することになる。
このシャッタリンク板41の上方移動により、その上端
部41aを支持するシャッタ10は、そのシャッタ板3
5が閉位置ストッパ36に当接するまで回転して箱体1
5の投入口17を閉塞状態にするとともにシャッタカム
33の切欠部39をシャッタカムレバー60のストッパ
部62に対応する位置まで回転させることになる。ここ
で、上記のようにシャッタカムレバー60のストッパ部
62は、ソレノイド戻しバネ75の付勢力によりシャッ
タカム33に押圧状態で当接しているため、シャッタカ
ム33の切欠部39が対向する位置にくると、該切欠部
39に入り込んで係合することになる。これにより、シ
ャッタ10は外部からは開くことができない状態となる
(後述するシャッタ開キー31使用時を除く)。
【0045】そして、上記のようにシャッタ板35が閉
位置ストッパ36に当接するまでシャッタ10が回転す
るとシャッタリンク板41の第二板部44の先端部44
aが閉位置センサ48の位置に達し、閉位置センサ48
では、この第二板部44の先端部44aを検知して閉位
置信号を制御部4へ出力する。ここで、制御部4では、
この閉位置信号が入力されると、シャッタ10が完全に
開いたと判定して、解除信号を出力し、この解除を受け
て格納庫2のロックソレノイド13は励磁されて、図示
せぬロック機構による格納庫2と台部3とのロックを解
除することになる。これにより、格納庫2からの台部3
すなわち紙葉類集積装置1の取り出しが可能となり、操
作者は、対称となる紙葉類集積装置1を例えば空の紙葉
類集積装置1と交換することになる。
【0046】一方、制御部4は、駆動モータ12を駆動
したにもかかわらず所定時間経過しても閉位置信号が入
力されない場合には、シャッタ10の閉作動すなわち投
入口17の閉塞が異常であったと判断して、例えば、図
示せぬ表示盤にアラーム表示をさせさらに必要であれば
アラーム音を発生させて、次の作動への移行をやめ待機
することになる。すなわちロックソレノイド13に解除
信号を出力せず、よって格納庫2と台部3とのロックは
解除せず台部3の取り出しは不可能となる。
【0047】なお、上記紙葉類集積装置1のシャッタ1
0の閉作動の確認は、台部3上に搭載されている紙葉類
集積装置1のすべてについて行なわれ、これら紙葉類集
積装置1のうちの一つにでも異常があれば、上記アラー
ムの発生および次作動への移行停止を行なうことにな
り、必要に応じて図示せぬ表示盤へ異常が発生した紙葉
類集積装置1(閉位置センサ48の閉位置信号の出力が
ない紙葉類集積装置1)の番号表示等を行なわせること
になる。
【0048】以上に述べたように、操作者が、紙葉類が
満配状態等の理由で紙葉類集積装置1を交換等する場合
には、操作者の操作により紙葉類集積装置1のシャッタ
10を閉じ、該シャッタ10が閉じられたことが閉位置
センサ48により検知されたときのみ、制御部4がロッ
クソレノイド13を励磁させることになり、これによっ
て格納庫2からの台部3すなわち紙葉類集積装置1の取
り出しを行なうことができる。よって、操作者によって
紙葉類集積装置1を取り出す場合は、常にシャッタ10
が完全に閉じられているため、操作者が紙葉類に直接接
することはできず、管理上の問題が生じることがない。
しかも、この取出作業には、特定の管理者による鍵の解
除等の作業が必要でないため、円滑かつ短時間でその作
業を終えることができる。
【0049】一方、操作者の操作により紙葉類集積装置
1のシャッタ10を閉じ、該シャッタ10が閉じられた
ことが閉位置センサ48により検知されなかった場合に
は、シャッタ10が投入口17との間で紙葉類を挟み込
んでいる等の状況である(すなわち、このまま取り出し
が可能であると、操作者が紙葉類に直接接することがで
き管理上問題がある)。このような場合に、上記したよ
うに、制御部4はロックソレノイド13を励磁させない
ため、図示せぬロック機構の解除は行なわれず格納庫2
からの台部3すなわち紙葉類集積装置1の取り出しはで
きない。また、停電時等においても、ロックソレノイド
13による図示せぬロック機構のロック解除は行なわれ
ない(すなわちロックソレノイド13は通電時のみ作動
可能である)ため、台部3すなわち紙葉類集積装置1の
取り出しは不可能である。
【0050】この場合、特定の管理者のもつ鍵を格納庫
2に設けられた管理者キー14に例えば差し込んでひね
ることによって、外部電源とは別に設けられたバッテリ
ー等の内部電源(停電時でない場合は外部電源でもよ
い)によりロックソレノイド13は励磁されて格納庫2
と台部3とのロックが解除され、該台部3すなわち紙葉
類集積装置1の取り出しが可能となる。この場合は、特
定の管理者が立ちあったった状況で紙葉類集積装置1の
取り出しを行なうことになるため、例え操作者が紙葉類
に直接接することができても管理上問題はないのであ
る。
【0051】ここで、シャッタ10の開作動すなわち投
入口17の開口が異常であった場合にも、上記と同様
に、特定の管理者のもつ鍵と格納庫2に設けられた管理
者キー14とにより格納庫2と台部3とのロックを解除
することになる。
【0052】なお、取り出した紙葉類集積装置1から紙
葉類を取り出す場合には、紙葉類取扱機とは別に設けら
れた、台部3と同様の構成を有する図示せぬ取出装置に
紙葉類集積装置1を搭載し、該紙葉類集積装置1を図示
せぬ外部電源等に接続させ、第一反転ギア58のギア用
アーム59を上述のシャッタ開時と同様に上側位置から
下側位置に移動させて、この状態で、特定の管理者がも
つ鍵をシャッタ開キー31に例えば差し込んでひねるこ
とにより、制御部4からの指令とは別に、強制的にソレ
ノイド67を励磁させてシャッタ10を開かせ投入口1
7を開口させることができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の紙葉類取
扱機によれば、紙葉類集積装置の交換時等、紙葉類集積
装置を格納庫内から外部に取り出す必要が生じた時に、
まず、開閉手段により紙葉類集積装置のシャッタを作動
させ該シャッタにより投入口を閉塞させ、そして、制御
部が、紙葉類集積装置の閉位置センサからの閉位置信号
を受けて、紙葉類集積装置のシャッタが投入口を完全に
閉塞する位置にある場合にのみ、紙葉類集積装置の外部
への取り出しを規制するロック手段の解除を可能とす
る。したがって、シャッタが投入口を完全に閉塞させて
いる状態においては、特定の管理者がもつ鍵等による解
鍵をせずとも、操作者が紙葉類集積装置の格納庫からの
取り出しを行なうことができるため、作業に時間がかか
らない。よって、紙葉類集積装置のシャッタが投入口を
完全に閉塞する位置にある場合は、紙葉類集積装置の交
換等の作業を短時間で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による紙葉類取扱機の格納庫
および紙葉類集積装置を示す概略断面図である。
【図2】本発明の一実施例による紙葉類取扱機の紙葉類
集積装置の内フレームより紙面奥側の構成を示す側断面
図であって、シャッタの開作動前すなわち投入口閉時の
状態を示すものである。
【図3】本発明の一実施例による紙葉類取扱機の紙葉類
集積装置を示す断面図であって、図2を左側から見たも
のである。
【図4】本発明の一実施例による紙葉類取扱機の紙葉類
集積装置を示す断面図であって、図3を上側から見たも
のである。
【図5】本発明の一実施例による紙葉類取扱機の紙葉類
集積装置の内フレームより紙面奥側の構成を示す側断面
図であって、シャッタの開作動初期の状態を示すもので
ある。
【図6】本発明の一実施例による紙葉類取扱機の紙葉類
集積装置の内フレームより紙面奥側の構成を示す側断面
図であって、シャッタの開作動終期の状態を示すもので
ある。
【符号の説明】
1 紙葉類集積装置 2 格納庫 4 制御部 10 シャッタ 13 ロックソレノイド(ロック手段) 17 投入口 48 閉位置センサ 80 開閉手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納庫と、該格納庫内に格納され内部に
    紙葉類が送り込まれる紙葉類集積装置とを有するもので
    あって、 前記格納庫は、 前記紙葉類集積装置の外部への取り出しを規制するロッ
    ク手段を有しており、 前記紙葉類集積装置は、 紙葉類が投入される投入口と、 該投入口を開口・閉塞させるシャッタとを有していて、 前記シャッタを開閉作動させる開閉手段と、 該シャッタが前記投入口を完全に閉塞する位置にあるこ
    とを検知する閉位置センサと、 該閉位置センサからの閉位置信号を受け、前記シャッタ
    が前記投入口を完全に閉塞する位置にある場合に前記ロ
    ック手段の解除を可能とする制御部とを具備することを
    特徴とする紙葉類取扱機。
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