JP2015215790A - 媒体収納庫及び媒体取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体に対し回転可能な取手の脱落を防止し得る媒体収納庫および媒体取引装置を提供する。【解決手段】現金自動預払機の紙幣入出金機における紙幣収納庫は、後筐体から前方へ向けて閉塞突起37を立設させた。紙幣収納庫は、その組立工程において、前筐体の軸孔33に取手の回動軸43が挿入された状態で、前筐体に後筐体を適切な位置に取り付けることで、閉塞突起37の閉塞部37Aを取手支持側部32の内側面と抜止突起44との間に位置させる。これにより紙幣収納庫は、取手が横倒状態であっても、閉塞突起37により抜止突起44が軸孔33から抜け出ることを防止する。【選択図】図8

Description

本発明は媒体収納庫及び媒体取引装置に関し、例えば媒体として紙幣を扱う現金自動預払機に適用して好適なものである。
従来、金融機関等で使用される現金自動預払機等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するものが広く普及している。
現金自動預払機としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金口と、投入された紙幣の金種、真偽及び正損を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、金種ごとに紙幣を収納する紙幣収納庫とを有するものがある。
この現金自動預払機は、入金取引において、顧客が紙幣入出金口に紙幣を投入すると、投入された紙幣を鑑別部で鑑別し、正常紙幣と鑑別された紙幣を一時保留部で保留する一方、取引すべきでないと鑑別された紙幣を紙幣入出金口へ戻して顧客に返却する。続いて現金自動預払機は、顧客の操作指示により入金金額が確定されると、一時保留部に保留した紙幣の金種を鑑別部により再鑑別し、その金種に応じた紙幣収納庫へ収納する。
また現金自動預払機のなかには、紙幣収納庫に対する紙幣の補充作業や当該紙幣収納庫からの紙幣の回収作業等の効率を高めるべく、本体に対し紙幣収納庫を装脱可能に構成し、金融機関の職員等や保守作業者等(以下これを作業者等と呼ぶ)により当該紙幣収納庫を単体で運搬させ得るものがある。
このような紙幣収納庫としては、収納可能な取手を設けることにより、作業者等による運搬時の作業性の向上と、現金自動預払機内に装填された際の無駄な容積の削減との両立を図ったものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、図19(A)に示す紙幣収納庫519は、筐体530の左右両側面における上端近傍に、軸孔533が穿設されている。軸孔533は、丸孔状でなり軸受として機能する軸受部533Aと、当該軸受部533Aにおける外周の一部分が後方へ拡張された拡張孔部533Bとにより、左右方向から見て鍵穴状に形成されている。
一方、取手540は、作業者等に把持される把持部541の両端から延設された腕部542の先端(すなわち後端)近傍に、互いに内側に向けて円柱状の回動軸543がそれぞれ立設されている。この回動軸543の周側面における先端近傍には、腕部542の先端方向である後方に向けて抜止突起544が立設されている。また取手540は、ある程度の剛性を有すると共に弾性を有している。
この紙幣収納庫519は、筐体530に取手540を組み付ける際、取手540の腕部542に対し一時的に外力が加えられて回動軸543同士の間隔が広げられ、当該回動軸543を左右の軸孔533の外側に合わせた位置で外力が解放される。これにより紙幣収納庫519は、図19(B)に示すように、取手540を元の形状に戻すと共に回動軸543を軸孔533にそれぞれ挿通させる。
これにより紙幣収納庫519の取手540は、図19(C)に示すように、把持部541が筐体530から引き離されて起立した起立状態と、図19(B)に示したように、把持部541を筐体530の外側面に近接させるように倒された横倒状態との間で、取手540を回動させることができる。
紙幣収納庫519は、取手540が起立状態(図19(C))となって作業者等により把持部541が把持される場合、回動軸543に筐体530の重量に応じた荷重が加わる。しかしながら取手540は、ある程度の剛性を有していると共に、回動軸543の先端に設けられた抜止突起544が作用するため、当該回動軸543が筐体530の軸孔533から容易に抜け出ることは無い。
また紙幣収納庫519は、取手540が横倒状態(図19(B))である場合、ある程度の剛性を有しているため、通常の使用状態で不用意に外力が加えられたとしても、回動軸543が筐体530の軸孔533から容易に抜け出ることは無い。
特開2012−48313号公報(第8図)
ところで、かかる現金自動預払機では、装置構成の小型化や紙幣の収納枚数の増加等の要望に応じて、横倒状態で取手が利用できる空間が極めて狭くなる場合がある。このような場合、取手540は、通常よりも細く又は薄く構成する必要があり、これに伴って剛性が低下してしまう。
そうすると紙幣収納庫519は、特に取手540が横倒状態(図19(B))であるときに不用意に外力が加えられると、その剛性が比較的低いために、抜止突起544が軸孔533の拡張孔部533Bを通過して回動軸543が軸受部533Aから抜け出てしまい、当該取手540が筐体530から外れてしまう、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、筐体に対し回転可能な取手の脱落を防止し得る媒体収納庫及び媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体収納庫においては、媒体を内部に収納する収納空間の一部を形成すると共に、支持板を有する第1筐体と、第1筐体の支持板を貫通するように形成され、軸受部と、当該軸受部における外周の一部が外方へ拡張された拡張孔部とを有する軸孔と、収納空間の残部を形成し、第1筐体に取り付けられた場合に収納空間を外部から閉塞する第2筐体と、使用者に把持される把持部と、第1筐体の軸孔における軸受部に挿通され、当該第1筐体に対し回動する場合の回動中心となる回動軸と、回動軸の外方へ突出し、第1筐体に組み付けられる場合に軸孔の拡張孔部を通過する抜止突起とを有する取手と、第2筐体に設けられ、当該第2筐体が第1筐体に取り付けられた場合に軸孔の拡張孔部を閉塞する閉塞突起とを設けるようにした。
また本発明の媒体取引装置においては、利用者との間で取引すべき媒体を収納する媒体収納庫が装着され又は取り外される媒体取引装置であって、媒体収納庫は、媒体を内部に収納する収納空間の一部を形成すると共に、支持板を有する第1筐体と、第1筐体の支持板を貫通するように形成され、軸受部と、当該軸受部における外周の一部が外方へ拡張された拡張孔部とを有する軸孔と、収納空間の残部を形成し、第1筐体に取り付けられた場合に収納空間を外部から閉塞する第2筐体と、使用者に把持される把持部と、第1筐体の軸孔における軸受部に挿通され、当該第1筐体に対し回動する場合の回動中心となる回動軸と、回動軸の外方へ突出し、第1筐体に組み付けられる場合に軸孔の拡張孔部を通過する抜止突起とを有する取手と、第2筐体に設けられ、当該第2筐体が第1筐体に取り付けられた場合に軸孔の拡張孔部を閉塞する閉塞突起とを設けるようにした。
これにより、第1筐体の軸孔における軸受部及び拡張孔部に合わせて取手の回動軸及び抜止突起を挿通させた状態で、第2筐体を当該第1筐体に取り付けるだけで、閉塞突起により拡張孔部を閉塞できるので、抜止突起が当該拡張孔部を通過して回動軸が軸孔から抜け落ちることを未然に防止できる。
本発明によれば、第1筐体の軸孔に取手の回動軸及び抜止突起を挿通させ、第2筐体を当該第1筐体に取り付けるだけで、閉塞突起により拡張孔部を閉塞できるので、軸孔から回動軸及び抜止突起が抜け落ちることを未然に防止できる。かくして本発明は、筐体に対し回転可能な取手の脱落を防止し得る媒体収納庫及び媒体取引装置を実現できる。
現金自動預払機の構成を示す略線的斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す略線図である。 下部ユニットの引き出しを示す略線図である。 下部ユニットの構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による紙幣収納庫の構成を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態による紙幣収納庫の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による紙幣収納庫の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による紙幣収納庫の組立を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態による取手の変形を示す略線図である。 第1の実施の形態による紙幣収納庫の組立を示す略線図である。 第1の実施の形態による軸孔、回動軸及び抜止突起の関係を示す略線図である。 第2の実施の形態による紙幣収納庫の構成を示す略線的斜視図である。 第2の実施の形態による紙幣収納庫の構成を示す略線的斜視図である。 第2の実施の形態による紙幣収納庫の組立を示す略線的斜視図である。 第2の実施の形態による紙幣収納庫の組立を示す略線図である。 第2の実施の形態による紙幣収納庫の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による閉塞突起の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による閉塞突起の構成を示す略線図である。 従来の紙幣収納庫の構成を示す略線的斜視図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動預払機及び紙幣入出金機の構成]
図1に外観を示すように、現金自動預払機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。
筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に接客部3が設けられている。接客部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7、及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入または排出される部分である。カード入出口4の筐体内側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、顧客により入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞するようになっている。
操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8より筐体内側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
以下では、現金自動預払機1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
因みに筐体2は、前面を覆う前扉及び後面を覆う後扉(図示せず)がそれぞれ開閉可能に構成されている。すなわち筐体2は、顧客との間で現金に関する取引を行う取引動作時には、前扉等を閉塞することにより、内部に保有している紙幣や硬貨等を保護する。一方筐体2は、金融機関の職員や作業者等が保守作業や紙幣の補充・回収作業等を行う作業時には、必要に応じて前扉等を開放することにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせることができる。
筐体2内には、現金自動預払機1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。
主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。また主制御部9は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。
[1−2.紙幣入出金機の構成]
紙幣入出金機10は、図2に模式的な側面図を示すように、紙幣入出金機筐体11の内部に紙幣の入金処理や出金処理に関する種々の機構が設けられている。紙幣入出金機10の各部分は、紙幣制御部12により制御される。
紙幣制御部12は、主制御部9と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行し、また主制御部9などの他の制御部と連携することにより、紙幣の入金処理や出金処理等、紙幣に関する種々の処理を制御する。また紙幣制御部12は、内部にRAM及びフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させている。
例えば顧客が現金自動預払機1との間で入金取引を行う場合、紙幣制御部12は、主制御部9等と連携しながら、操作表示部6を介して所定の操作入力を受け付けた後、入出金口5(図1)のシャッタを開いて入出金部13内へ紙幣を投入させる。
入出金部13は、紙幣が投入されると、入出金口5(図1)のシャッタを閉じてから紙幣を1枚ずつ取り出し、搬送部14へ受け渡す。搬送部14は、紙幣入出金機10内で紙幣を各部へ搬送し得るようになっており、受け渡された紙幣を短辺方向に沿って進行させ、鑑別部15へ搬送する。鑑別部15は、その内部で紙幣を搬送しながら当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等を鑑別し、その鑑別結果を紙幣制御部12へ通知する。これに応じて紙幣制御部12は、取得した鑑別結果に基づいて当該紙幣の搬送先を決定する。
このとき搬送部14は、鑑別部15において正常と鑑別された紙幣(いわゆる正券)を一時保留部16へ搬送する等して一時的に保留させる一方、取引すべきでないと鑑別された紙幣(いわゆる損券や偽券等)を入出金部13へ搬送して顧客に返却する。
その後紙幣制御部12は、操作表示部6(図1)を介して顧客に入金金額を確定させ、一時保留部16に保留している紙幣を鑑別部15へ搬送させてその金種及び損傷の程度等を鑑別させ、その鑑別結果を取得する。そして紙幣制御部12は、紙幣の損傷の程度が大きければ、これを再利用すべきでないリジェクト紙幣としてリジェクト庫17へ搬送して収納させ、損傷の程度が小さければ、これを再利用すべき紙幣として下搬送部18へ搬送させる。下搬送部18は、紙幣を前後方向へ搬送すると共に、その金種に応じた紙幣収納庫19に振り分けて受け渡す。紙幣収納庫19は、受け渡された紙幣を内部に集積して収納する。
一方、例えば顧客が現金自動預払機1との間で出金取引を行う場合、紙幣制御部12は、主制御部9等と連携しながら、操作表示部6(図1)を介して所定の操作入力を受け付けた後、出金すべき金額に応じた紙幣を紙幣収納庫19から繰り出させる。続いて紙幣制御部12は、この紙幣を下搬送部18及び搬送部14により鑑別部15へ搬送して鑑別させた上で入出金部13へ搬送し、入出金口5(図1)のシャッタを開いてこの紙幣を顧客に取り出させる。
このように紙幣入出金機10では、顧客から入金された紙幣を下搬送部18により振り分けて紙幣収納庫19に収納し、また紙幣収納庫19から紙幣を繰り出して顧客へ出金するようになっている。
ところで下搬送部18及び紙幣収納庫19は、紙幣入出金機10の下側を占める下部ユニット21に組み込まれている。下部ユニット21は、図3に示すように、紙幣入出金機筐体11の下側部分に形成された下部筐体11Aに対し、前後方向に伸縮するスライドレール22を介して、前後方向へ移動可能に取り付けられている。このため下部ユニット21は、下部筐体11A内に収納された状態(図2)から後方へ移動されると当該下部筐体11Aから引き出された状態(図3)となり、またこの状態から前方へ移動されると再び収納された状態(図2)へ戻る。
下部ユニット21は、図4に示すように、全体として直方体状に形成されており、大きく分けて下側の装填部25と上側の蓋体部26とにより構成されている。装填部25は、直方体状でなり、上側面に開口部を形成しており、内部に5個の紙幣収納庫19を装填する空間を形成している。蓋体部26は、上下に薄い直方体状に構成され、内部に下搬送部18(図2)が組み込まれている。また蓋体部26は、装填部25に対し蝶番27を介して回動可能に取り付けられている。
[1−3.紙幣収納庫の構成]
紙幣収納庫19は、図5及び図6に示すように、大きく分けて紙幣を内部に収納する筐体30と、当該筐体30に対し回動可能に構成され、作業者等に把持される取手40とにより構成されている。
筐体30は、全体として直方体状に構成されると共に、内部に紙幣を収納するための収納空間を形成している。また筐体30内には、下搬送部18(図2)から受け渡された紙幣を収納空間内に放出して集積し、また収納空間内の紙幣を1枚ずつに分離して繰り出す分離集積機構が組み込まれている。この筐体30は、前側の約2/3の範囲を占める前筐体31と、後側の約1/3の範囲を占める後筐体36とにより構成されている。
前筐体31は、図7(C)及び(D)に示すように、その左側及び右側部分における上端近傍が周囲よりも中央側へ近寄るように凹んだ凹部が形成されている。各凹部における左右に面した部分である取手支持側部32は、左右方向に薄い板状であり、前筐体31の外形の一部となっている。また前筐体31は、前側部分における上端近傍にも、左右両側部と同様の凹部が形成されている。説明の都合上、以下では左右及び前側の上端近傍に形成された各凹部をまとめて格納凹部31Cと呼ぶ。
支持板としての各取手支持側部32における後端近傍には、前筐体31の内外間を貫通する軸孔33が穿設されている。軸孔33は、図8(A)に部分拡大図を示すように、丸孔状の軸受部33Aと、当該軸受部33Aの外周における後側の一部分が後方へ突出するように拡張された拡張孔部33Bとにより構成されている。この軸孔33は、この軸受部33A及び拡張孔部33Bを有することにより、左右方向から見たときの形状が鍵穴状となっている。
因みに前筐体31の後面には、中央部分が大きく前方へ抉られることにより、収納空間の前側部分ないし中央部分となる空間が形成されている。また前筐体31内には、紙幣を搬送するためのモータやローラ、或いは紙幣を載置するためのステージ等(何れも図示せず)が組み込まれる。
後筐体36は、図7(A)及び(B)に示すように、前後方向に薄い直方体状に形成されており、上下方向及び左右方向の長さが前筐体31とほぼ同等となっている。また後筐体36の前面には、上端近傍であって左右の両端近傍に、前方に向けて突出した閉塞突起37が設けられている。
各閉塞突起37は、左右方向に薄く前後方向に細長い板状に形成されており、その内側面が一様な平面となるように平坦に形成されている。また各閉塞突起37は、それぞれの外側面が、前筐体31における左右の取手支持側部32それぞれの内側面と当接若しくは極めて近接するよう、配置されている。さらに閉塞突起37の前側端部には、図8(A)に部分的な斜視図を示すように、上側約半分が矩形状に切り落とされることにより、上側のやや後寄りに位置する閉塞部37Aと、下側の前方に延長された延長部37Bとが形成されている。
因みに後筐体36の前面には、前筐体31と対応するように中央部分が大きく抉られることにより、収納空間の後側部分となる空間が形成されている。また後筐体36の内部にも、前筐体31と同様、紙幣を集積又は分離するための各種部品(図示せず)が適宜組み込まれる。
取手40は、図5(B)並びに図7(E)及び(F)に示すように、把持部41、腕部42、回動軸43及び抜止突起44により構成されている。把持部41は、左右方向を長手方向とする細長い直方体状ないし棒状に構成されており、左右方向の長さが筐体30とほぼ同等となっている。その一方で把持部41における前後方向の長さ(すなわち上方から見たときの幅)は、従来の取手540(図19)と比較して短く(狭く)なっている。
把持部41の左右両端には、後方向に向けて棒状の腕部42がそれぞれ延接されている。すなわち取手40は、長方形の枠状の部材から一辺を省略したような形状となっている。また腕部42における左右方向の長さ(すなわち上方から見たときの幅)は、把持部41における前後方向の長さと同様、従来の取手540(図19)と比較して短く(狭く)なっている。
各腕部42の後端における内側面には、左右方向の内側に向けて、中心軸を左右方向に向けた小さく短い円柱状でなる回動軸43がそれぞれ立設されている。因みに回動軸43の外径は、軸孔33の軸受部33Aにおける内径よりも僅かに小さくなっている。また左右の回動軸43は、互いの中心軸を一致させるように配置されている。
各回動軸43の周側面における内端近傍には、図7(E)及び図8(A)に示すように、把持部41と反対側である後側から、当該回動軸43よりも小さな円柱状の抜止突起44が後方に向けて立設されている。抜止突起44の回動軸43からの突出長さ及び直径は、軸孔33の拡張孔部33Bにおける上下方向及び前後方向の長さ(すなわち内寸)よりもそれぞれ短くなっている。
ここで図7に示すように、取手40における腕部42の内側面から抜止突起44までの間隔L1は、前筐体31の取手支持側部32における左右方向の長さL2と後筐体36の閉塞突起37における左右方向の長さL3との加算値よりも僅かに大きくなっている。
また取手40は、例えば所定の樹脂材料により構成されており、把持部41における前後方向の長さ及び腕部42における左右方向の長さが比較的短いために、その剛性が比較的低く、またある程度の弾性を有している。
取手40は、図7(E)及び(F)に示したように、外力が加えられていない自然状態において、左右の腕部42における長手方向を互いにほぼ平行としている。ここで図9に示すように、自然状態である取手40における回動軸43の内側面同士の間隔L5は、前筐体31における取手支持側部32の外面同士の間隔L4よりも十分に短くなっている。因みに自然状態である取手40における腕部42の内側面同士の間隔L6は、前筐体31における間隔L4よりも僅かに大きくなっている。
一方、取手40は、各腕部42に対し互いに外方へ向かう外力F1が加えられた場合、図9(E)に示すように、両腕部42における先端側同士の間隔を広げ、例えば回動軸43同士の間隔を、前筐体31の間隔L4よりも広い間隔L7とすることができる。また取手40は、この外力F1が解放された場合、弾性力の作用により元の自然状態(図9(C)及び(D))に戻る。因みに取手40は、上述したように剛性が比較的低いため、比較的小さい外力F1により容易に変形させることができる。
次に、紙幣収納庫19の組立工程について説明する。まず取手40は、図9(E)に示したように、外力F1が加えられ、回動軸43の内側面同士の間隔が間隔L7程度まで広げられる。この状態で取手40は、回動軸43が前筐体31における軸孔33の左右外方まで移動されてから、外力F1が解放される。
このとき取手40は、弾性力の作用により自然状態に戻ろうとし、各回動軸43を軸孔33の軸受部33Aにそれぞれ挿通させると共に、各抜止突起44を軸孔33の拡張孔部33Bにそれぞれ通過させる。
この結果、取手40は、図8(B)に示すように、回動軸43及び抜止突起44を取手支持側部32の内側へ突出させると共に、図10(C)及び(D)に示すように、把持部41及び各腕部42を前筐体31の上部に形成された格納凹部31Cに嵌め込むことができる。
ここで図8(B)及び図10(C)に示したように、前筐体31における取手支持側部32の内側面と取手40の抜止突起44との間には、ある程度の隙間が形成されている。
続いて、図10(A)及び(B)に示すように、後筐体36は、前筐体31の後側において当該前筐体31と上下方向及び左右方向の位置を概ね合わせた状態で近接されていき、当該後筐体36の前面を前筐体31の後面と当接させた状態で、図示しない取付ねじ等により取り付けられる。これにより前筐体31及び後筐体36は、図5及び図6に示したように、一体の筐体30となり、その内部に外部からほぼ閉塞された収納空間を形成する。
このとき後筐体36の閉塞突起37は、その外側面を取手支持側部32の内側面に近接若しくは当接させた状態で、前端を回動軸43に近づけていき、やがて図8(C)に示したように、当該閉塞突起37の切り欠かれた部分に回動軸43を嵌め込むような位置で静止する。
これにより閉塞突起37は、閉塞部37Aを取手支持側部32の内側面、特に軸孔33の拡張孔部33Bと抜止突起44との間に位置させることができる。すなわち閉塞突起37は、閉塞部37Aにより拡張孔部33Bを閉塞するため、抜止突起44が外方へ移動すること、特に軸孔33の拡張孔部33Bを通過して回動軸43と共に取手支持側部32の外方へ飛び出てしまうことを防止できる。
因みにこのとき閉塞突起37の内側面は、前筐体31における取手支持側部32の該側面とほぼ平行であり、また軸孔33における軸受部33Aの中心軸や回動軸43の中心軸と直交している。
この結果、紙幣収納庫19は、軸孔33の軸受部33Aを軸受とし、回動軸43を中心軸として、取手40を回動させてその姿勢を変化させることができる。例えば紙幣収納庫19は、図5(A)に示したように、取手40の腕部42を水平方向に沿わせた場合、当該腕部42及び把持部41が格納凹部31Cに嵌め込まれた状態(以下これを横倒状態と呼ぶ)となる。また紙幣収納庫19は、図5(C)に示したように、当該腕部42を鉛直方向に沿わせた場合、把持部41と筐体30との間に十分な隙間が生じた状態(以下これを起立状態と呼ぶ)となる。
このように紙幣収納庫19は、閉塞突起37が立設された後筐体36を前筐体31に取り付けることにより、当該閉塞突起37の前端部近傍を取手40の回動軸43及び抜止突起44の近傍に位置させるようになっている。
[1−4.動作及び効果]
以上の構成において、第1の実施の形態による現金自動預払機1の紙幣入出金機10における紙幣収納庫19は、取手40の回動軸43及び抜止突起44を前筐体31の軸孔33内に挿入させた後、後筐体36を前筐体31に取り付けることにより、閉塞突起37を軸孔33の拡張孔部33Bと取手40の抜止突起44との間に位置させる。
これにより紙幣収納庫19は、図11(A)及び(B)に示すように、左右方向から見て、軸孔33の拡張孔部33Bを閉塞突起37の閉塞部37Aにより閉塞した状態となる。因みに図11では、説明の都合上、取手40の腕部42を透視した様子を表している。
ここで、仮に後筐体36の閉塞突起37が省略された場合、軸孔33の拡張孔部33Bが左右方向に開通したままの状態となる。また取手40は、上述したように剛性が比較的低いため、比較的弱い外力が加えられただけで自然状態(図9(C)及び(D))から容易に変形してしまうおそれがある。
このため、この仮想的な場合、横倒状態(図5(A))において取手40に外力が加えられると、当該取手40を自然状態から変形させ、抜止突起44を軸孔33の拡張孔部33Bから外方へ抜け出させる恐れ、すなわち筐体30から取手40を脱落させる恐れがあった。
これに対し第1の実施の形態による紙幣収納庫19は、後筐体36の閉塞突起37が軸孔33の拡張孔部33Bと取手40の抜止突起44との間に位置し、あたかも当該閉塞突起37の閉塞部37Aにより拡張孔部33Bを閉塞したような状態となる。
このため紙幣収納庫19は、横倒状態(図5(A))にある取手40に対し外力が加えられたとしても、閉塞突起37の閉塞部37Aにより抜止突起44の外方への移動を阻止でき、当該抜止突起44及び回動軸43が軸孔33から取手支持側部32の外方へ抜け出ること、すなわち取手40が筐体30から脱落することを未然に防止できる。
また閉塞突起37は、閉塞部37A又は延長部37Bを回動軸43の後側及び下側にそれぞれ隣接するように位置させている。このため閉塞突起37は、取手40が横倒状態と起立状態との間で回動する際に抜止突起44何れの位置にあったとしても、当該抜止突起44と取手支持側部32との間に、閉塞部37A又は延長部37Bの少なくとも一部分を挟んだ状態とすることができる。さらに閉塞突起37は、抜止突起44と対向する面である内側面を平坦に形成している。
このため閉塞突起37は、取手40が横倒状態と起立状態との間で回動する場合に、抜止突起44が何れの位置にあったとしても、当該抜止突起44と当該閉塞突起37の内側面との間隔をほぼ一定に保つことができる。すなわち閉塞突起37は、抜止突起44を何ら阻害すること無く、取手40全体と共に円滑に回動させることができる。
これに加えて閉塞突起37は、取手40が横倒状態にあるとき(図11(B))に抜止突起44の近傍に閉塞部37Aを位置させ、取手40が起立状態にあるとき(図11(C))に抜止突起44の近傍に延長部37Bを位置させる。また閉塞突起37は、取手40が横倒状態と起立状態との間で回動するときに抜止突起44が位置する範囲においても、閉塞突起37の閉塞部37Aから延長部37Bに渡るいずれかの箇所を、当該抜止突起44の近傍に位置させる。
このため紙幣収納庫19は、取手40が回動する際に抜止突起44を段差等の障害物に当接させることなく、閉塞突起37の内側面上を円滑に摺動させることができ、これにより取手40も円滑に回動させることができる。
さらに紙幣収納庫19は、従来の紙幣収納庫519(図19)と比較して、新たな部品を増加することなく、後筐体36に閉塞突起37を立設させるようにした。このため紙幣収納庫19は、その組立工程において、従来から工程を増加することなく、後筐体36を前筐体31に対し適切に位置を合わせて取り付けさせるだけで、閉塞突起37を回動軸43や抜止突起44に対して適切な位置に配置でき、取手40の脱落を防止することができる。
また、例えば紙幣収納庫に対する取手40の組付手法として、抜止突起44、拡張孔部33B及び閉塞突起37を何れも省略し、取手40を軸孔33に挿通させた後、回動軸43の先端近傍に別部品でなる抜止部材を取り付けるものが知られている。しかしながらこの場合、その製造時に回動軸43の先端に抜止部材を取り付ける工程が必要となるため、作業工数の増加や製造コストの上昇を招くおそれがある。
これに対し第1の実施の形態による紙幣収納庫19では、取手40を軸孔33に挿通させた後、回動軸43に対して何ら取付作業等を行う必要が無いため、やはり従来の紙幣収納庫519(図19)と比較して、工数の増加やこれに伴う製造コストの上昇を招かずに済む。
以上の構成によれば、第1の実施の形態による現金自動預払機1の紙幣入出金機10における紙幣収納庫19は、後筐体36から前方へ向けて閉塞突起37を立設させた。紙幣収納庫19は、その組立工程において、前筐体31の軸孔33に取手40の回動軸43が挿入された状態で、当該前筐体31に後筐体36を適切な位置に取り付けることで、当該閉塞突起37の閉塞部37Aを取手支持側部32の内側面と抜止突起44との間に位置させることができる。これにより紙幣収納庫19は、取手40が横倒状態(図5(B))であっても、閉塞突起37により抜止突起44が軸孔33から抜け出ること、すなわち筐体30からの取手40の脱落を防止することができる。
[2.第2の実施の形態]
第2の実施の形態による現金自動預払機101(図1)は、第1の実施の形態による現金自動預払機1と比較して、紙幣入出金機10に代わる紙幣入出金機110を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
紙幣入出金機110(図2)は、第1の実施の形態による紙幣入出金機10と比較して、紙幣収納庫19に代わる紙幣収納庫119を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
[2−1.紙幣収納庫の構成]
第2の実施の形態による紙幣収納庫119は、図5(A)と対応する図12に示すように、第1の実施の形態による紙幣収納庫19(図5〜図7)と比較して、筐体30及び取手40とそれぞれ対応する筐体130及び取手140により構成されている。また筐体130は、前筐体31及び後筐体36とそれぞれ対応する前筐体131及び後筐体136により構成されている。
前筐体131は、図13に示すように、第1の実施の形態と同様、上部に格納凹部131Cが形成されており、各凹部における左右に面した部分である取手支持側部132には、軸孔33と対応する軸孔133が穿設されている。軸孔133は、図14(A)に示すように、第1の実施の形態と同様に丸孔状の軸受部133Aと、当該軸受部133Aに対し第1の実施の形態とは反対の前方に突出するように拡張された拡張孔部133Bとにより構成されている。
後筐体136は、第1の実施の形態における閉塞突起37が省略されており、前後方向に薄い直方体状に形成されている。また後筐体136における格納凹部131Cと対応する部分には、平面状の回動制限部138が形成されている。
取手140は、第1の実施の形態による取手40と同様の把持部41及び左右の腕部42を有しており、さらに各腕部42の先端近傍に、第1の実施の形態よりも左右方向に短い回動軸143が内向きに立設されている。さらに回動軸143の周側面における内端近傍には、把持部41と反対側である後側から後方に向けて、抜止突起44と同様の形状でなる抜止突起144が立設されている。
因みに取手140における腕部42の内側面から抜止突起144までの間隔は、第1の実施の形態よりも短く、前筐体131の取手支持側部132における左右方向の長さよりも僅かに大きい程度となっている。
また取手140は、第1の実施の形態と同様、ある程度の剛性及び弾性を有しており、外力が加えられると、図9(E)に示した場合と同様、両腕部42の先端側同士の間隔、すなわち図13に示した姿勢の取手140における後端側同士の間隔を広げることができ、この外力が解放されると元の自然状態に戻る。
次に、紙幣収納庫119の組立工程について説明する。第2の実施の形態では、図15(A)に示すように、まず取手140が第1の実施の形態とは前後反対に向けられ、把持部41が後方に位置すると共に回動軸143及び抜止突起144が前方に位置する姿勢となる。
このような姿勢の取手140は、腕部42に対し第1の実施の形態と同様に一時的に外方へ向かう外力が加えられて変形し、回動軸143が前筐体131における軸孔133の左右外方まで移動されてから、この外力が解放される。
このとき取手140は、第1の実施の形態と同様、弾性力の作用により自然状態に戻ろうとし、各回動軸143を軸孔133の軸受部133Aにそれぞれ挿通させると共に各抜止突起144を軸孔133の拡張孔部133Bにそれぞれ通過させる。
この結果、取手140は、図14(B)に示すように、回動軸143及び抜止突起144を取手支持側部132の内側へ突出させると共に、図15(B)に示すように、把持部41を軸孔133の後方に位置させた姿勢のまま、前筐体131に対し組み付けられた状態となる。
次に取手140は、前筐体131に対し把持部41を前上方へ持ち上げた後、当該把持部41を前下方へ引き下げるようにして180度回動される。これにより取手140は、図14(C)に示すように、把持部41及び各腕部42を前筐体131の上部に形成された格納凹部131Cに嵌め込んだ状態、すなわち横倒状態とすることができる。このとき抜止突起144は、図14(C)に示すように、取手支持側部132の内側面に近接若しくは当接し、左右方向の動きが規制された状態となる。
最後に、前筐体131の後側に後筐体136が取り付けられる。これにより回動制限部138は、取手140の腕部42における先端部分の真後ろに隣接する。
この結果、紙幣収納庫119は、第1の実施の形態と同様、軸孔133の軸受部133Aを軸受とし、回動軸143を中心軸として、取手140を回動させることができる。例えば紙幣収納庫119は、図12に示したように、取手140の腕部42を水平方向に沿わせた場合、横倒状態となる。また紙幣収納庫119は、図16に側面図を示すように、腕部42を鉛直方向に沿わせた場合、把持部41と筐体130との間に十分な隙間が生じた起立状態となる。
また紙幣収納庫119は、回動制限部138により、取手140の把持部41を後下方へ引き倒すような回動が制限される。すなわち取手140は、横倒状態と起立状態との間でのみ回動することができる。
かくして紙幣収納庫119は、取手140が組み付けられた前筐体131に後筐体136を取り付けることにより、取手140の回動範囲を制限するようになっている。
[2−2.動作及び効果]
以上の構成において、第2の実施の形態による現金自動預払機101の紙幣入出金機110における紙幣収納庫119は、第1の実施の形態と同様、取手140の回動軸143から把持部41と反対の方向へ向けて抜止突起144を立設させた(図13)。その一方で紙幣収納庫119は、前筐体131の取手支持側部132に設ける軸孔133において、第1の実施の形態とは反対に、軸受部133Aの前方に拡張孔部133Bを形成した(図14(A))。
この紙幣収納庫119は、その組立工程において、取手140の把持部41を回動軸143よりも後方に位置させるような姿勢で当該回動軸143及び抜止突起144を前筐体131の軸孔133内に挿入させた後、取手140を180度回動させてから、後筐体136が前筐体131に取り付けられる(図15)。これにより紙幣収納庫119は、取手140の回動範囲を、横倒状態(図12)及び起立状態(図16)の範囲内に規制することができる。
特に紙幣収納庫119は、筐体130に取手140を取り付けるために、当該取手140の把持部41を回動軸143の後側に位置させるような姿勢(図15(B))とする必要がある。これに伴い紙幣収納庫119では、筐体130から取手140を取り外す際にも、取手140の把持部41を回動軸143及び軸孔133の後側に位置させる必要がある。
しかしながら紙幣収納庫119は、前筐体131に対し後筐体136が取り付けられた状態では、取手140の回動範囲が横倒状態(図12)及び起立状態(図16)の範囲内に規制されるため、当該取手140を図15(B)に示したような姿勢とすることができない。
このため紙幣収納庫119は、前筐体131に対し後筐体136が取り付けられている限り、取手140に対し変形を生じる程度の外力が加えられたとしても、取手支持側部132の内側面により抜止突起144の左右外方への移動を常に規制することができるため、当該取手140を筐体130から脱落させることが無い。
また紙幣収納庫119は、第1の実施の形態と同様、従来の紙幣収納庫519(図19)と比較して、新たな部品を増加することがない。このため紙幣収納庫119は、その組立工程において、従来から工程を増加することなく、後筐体36を前筐体31に対し適切に位置を合わせて取り付けさせるだけで、取手140の回動範囲を制限してその脱落を防止することができる。
以上の構成によれば、第2の実施の形態による現金自動預払機101の紙幣入出金機110における紙幣収納庫119は、その組立工程において、取手140の把持部41を回動軸143よりも後方に位置させるような姿勢で当該回動軸143及び抜止突起144を前筐体131の軸孔133内に挿入させる。続いて紙幣収納庫119は、当該取手140を180度回動させてから、後筐体136が前筐体131に取り付けられる。これにより紙幣収納庫119は、取手140の回動範囲を横倒状態(図12)及び起立状態(図16)の範囲内に規制することができ、把持部41を回動軸143の後側に位置させるような姿勢(図15(B))にさせないため、抜止突起144が軸孔133から抜け出ること、すなわち筐体130から取手140が脱落することを防止できる。
[3.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、閉塞突起37における左右方向の長さ、すなわち厚さを一様とする場合について述べた(図8(A))。しかしながら本発明はこれに限らず、部分毎に相違させても良い。
例えば図17(A)に示す閉塞突起237のように、左右方向の長さ(厚さ)について、閉塞部237Aに対し延長部237Bの先端側の方を長く(厚く)し、両者の接続部分に傾斜面237Cを形成しても良い。この場合、取手40は、横倒状態にあるときには抜止突起44と閉塞部237Aとの間に隙間が形成され、両者の間に摩擦や抵抗が無いため、比較的弱い力により回動することができる。一方、取手40は、起立状態又はその近傍にある場合、抜止突起44が延長部237Bと当接して摩擦による抵抗が発生するため、回動に比較的強い力が必要となる。これにより紙幣収納庫19は、作業者等の手が離された場合にも取手40を起立状態に維持することができ、その取扱における作業効率を高めることができる。
また、図17(B)に示す閉塞突起247のように、左右方向の長さ(厚さ)について、延長部247Bのうち起立状態において抜止突起44が近接又は当接する位置の近傍に、周囲よりも局所的に長く(厚く)形成した突出部247Cを形成しても良い。この場合、取手40は、突出部247Cが設けられた箇所においてのみ、抜止突起44を閉塞突起247に当接させてその回動に比較的強い力を必要とさせ、他の箇所においては、両者を引き離しており、回動に殆ど力を必要としない。すなわち取手40は、横倒状態から回動されて起立状態となる直前、及び起立状態から横倒状態とするべく回動され始めた直後にのみ比較的大きな力を必要とするため、閉塞突起237(図17(A))の場合と同様、取手40を起立状態に維持することができる。
これらの場合、取手40を保持する姿勢としては、起立状態(図5(C))の姿勢に限らず、例えば横倒状態(図5(A))の姿勢等、種々の姿勢とすることができる。この場合、各姿勢における抜止突起44の位置に合わせて閉塞突起の厚さ(左右方向の長さ)を厚く(長く)すれば良い。
さらには、閉塞突起37(図8(A))の延長部37Bを省略することにより、抜止突起44の回動範囲において、取手40が横倒状態又はこれに近い状態であるときのみ、抜止突起44と取手支持側部32との間に閉塞部37Aが位置し、それ以外の状態では抜止突起44と取手支持側部32との間に比較的大きな隙間が形成されるようにしても良い。
また上述した第1の実施の形態においては、閉塞突起37の前端近傍を、上側の約半分を矩形状に切り落としたような形状とした場合について述べた(図8(A))。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図18に示す閉塞突起257のように、回動軸43の周側面と対応する湾曲面を形成するように切り落とした形状としても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、回動軸43の周側面に抜止突起44を1個設けると共に、軸孔33に拡張孔部33Bを1箇所設ける場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば回動軸43の周側面に抜止突起44を2個以上設けると共に、軸孔33に拡張孔部33Bを2箇所以上設けても良い。また拡張孔部33Bは、抜止突起44と同数以上であれば良い。これらの場合、要は前筐体31に対し取手40を所定の方向に向けた姿勢で回動軸43及び抜止突起44を軸孔33の軸受部33A及び拡張孔部33Bに挿通させることができれば良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、回動軸43の周側面における把持部41の反対側(すなわち後側)に抜止突起44を設けると共に、軸孔33における軸受部33Aの後側に拡張孔部33Bを設ける場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば回動軸43の周側面における上側に抜止突起44を設けると共に、軸孔33における軸受部33Aの上側に拡張孔部33Bを設けるようにしても良い。この場合、閉塞突起37については、例えば前端の下側約半分を切り落としたような形状とし、上側に形成される延長部37Bにより拡張孔部33Bを閉塞できれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、軸受部33Aの後方に拡張孔部33Bを設けておき、取手40を横倒状態としたときに、回動軸43の後方に抜止突起44を位置させて、前筐体31に対する取手40の組み付け又は取り外しを可能とする場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば取手40の回動軸43に対し恥じ部41を前斜め上方に位置させるような姿勢としたとき等、取手40を種々の姿勢としたときに、回動軸43の後方に抜止突起44を位置させて、前筐体31に対する取手40の組付又は取り外しを可能とするようにしても良い。
すなわち本発明では、前筐体31に対し取手40が所定の姿勢となるとき(すなわち回動軸43に対し把持部41が所定の方向に位置するとき)に、回動軸43に対する抜止突起44の向きと軸受部33Aに対する拡張孔部33Bの向きとを一致させ、且つ後側の後筐体36に立設される閉塞突起37により当該拡張孔部33Bを閉塞できれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、筐体30を前後に分割して前筐体31及び後筐体36により構成し、前筐体31に軸孔33を設けて取手40を組み付け、当該後筐体36の全面に閉塞突起37を前方へ向けて立設する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば筐体30を前後に分割して上筐体及び下筐体により構成し、下筐体に軸孔33を設けて取手40を組み付け、上筐体の下面に、閉塞突起37を下方へ向けて立設しても良い。すなわち本発明では、筐体30をいずれの方向に沿った分割線により分割しても良い。この場合、分割された一方の筐体に軸孔を設けて取手40を予め組み付け、他方の筐体に閉塞突起37を立設すれば良い。第2の実施の形態における筐体130の分割方向についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、取手40を左右方向に沿った棒状の把持部41と、横倒状態において前後方向に沿った棒状の腕部42と、回動軸43と、抜止突起44とにより構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば把持部41及び腕部42に代えて、半円周状ないし円弧状等、種々の形状でなる把持部を設け、これに回動軸43及び抜止突起44を組み合わせて取手としても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、抜止突起44を、回動軸43よりも小さい円柱状に構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば直方体状や三角柱状、或いは半球状等、種々の立体的形状としても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、軸孔33の軸受部33Aを丸孔とする場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、当該軸受部33Aを、例えば左右方向から見たときに外周が描く形状が長円や楕円、或いは扇形等となるような、種々の形状としても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、前筐体31における左右の外側板の一部である板状の取手支持側部32に軸孔33を設ける場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば前筐体31の天板に対し、薄板状でなり板面を左右方向に向けた取手支持板を立設し、当該取手支持板に軸孔33を穿設しても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、後筐体136における格納凹部131Cと対応する部分に回動制限部138を設け、当該回動制限部138を取手140の腕部42と当接させることにより、その回動範囲を制限する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば後筐体136に第1の実施の形態における閉塞突起37のような所定形状の突起を立設し、これにより抜止突起44の回動範囲を制限することで、取手140全体の回動半も制限するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、紙幣を収納し、また繰り出す紙幣収納庫19に本発明を適用する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば紙幣を収納する機能のみを有するリジェクト庫17等、紙幣入出金機10内に対し装脱可能に構成され、内部に紙幣を収納すると共に回動可能な取手が設けられた種々の収納庫に適用しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引を行う現金自動預払機1の紙幣入出金機10に装填される紙幣収納庫19に本発明を適用する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば金融機関の窓口に設置され当該金融機関の職員が使用する紙幣処理装置(いわゆるテラーマシン)等、装置本体に対し装脱可能に構成され、内部に紙幣を収納すると共に回動可能な取手が設けられた種々の収納庫を有する種々の装置に適用しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、紙幣収納庫19の筐体30内に媒体としての紙幣を収納する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば各種証券や金券、或いは入場券や葉書等、さらには硬貨やカード等、種々の媒体を収納する媒体収納庫に適用しても良い。
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した第1の実施の形態においては、第1筐体としての前筐体31と、軸孔としての軸孔33と、第2筐体としての後筐体36と、取手としての取手40と、閉塞突起としての閉塞突起37とによって媒体収納庫としての紙幣収納庫19を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる第1筐体と、軸孔と、第2筐体と、取手と、閉塞突起とによって媒体収納庫を構成するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、媒体収納庫としての紙幣収納庫19が装着され又は取り外される媒体取引装置としての現金自動預払機1であって、当該媒体収納庫を、第1筐体としての前筐体31と、軸孔としての軸孔33と、第2筐体としての後筐体36と、取手としての取手40と、閉塞突起としての閉塞突起37とによって構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、媒体収納庫が装着され又は取り外される媒体取引装置の当該媒体収納庫を、その他種々の構成でなる第1筐体と、軸孔と、第2筐体と、取手と、閉塞突起とによって構成するようにしても良い。
本発明は、筐体内に種々の媒体を収納し、当該筐体に対して回動可能な取手が設けられた媒体収納庫でも利用できる。
1、101……現金自動預払機、10、110……紙幣入出金機、17……リジェクト庫、19、119、519……紙幣収納庫、30、130、530……筐体、31、131……前筐体、32、132……取手支持側部、33、133、533……軸孔、33A、133A、533A……軸受部、33B、133B、533B……拡張孔部、36、136……後筐体、37……閉塞突起、37A……閉塞部、37B……延長部、40、140、540……取手、41、541……把持部、42、542……腕部、43、143、543……回動軸、44、144、544……抜止突起、138……回動制限部、519……紙幣収納庫。

Claims (8)

  1. 媒体を内部に収納する収納空間の一部を形成すると共に、支持板を有する第1筐体と、
    前記第1筐体の前記支持板を貫通するように形成され、軸受部と、当該軸受部における外周の一部が外方へ拡張された拡張孔部とを有する軸孔と、
    前記収納空間の残部を形成し、前記第1筐体に取り付けられた場合に前記収納空間を外部から閉塞する第2筐体と、
    使用者に把持される把持部と、前記第1筐体の前記軸孔における前記軸受部に挿通され、当該第1筐体に対し回動する場合の回動中心となる回動軸と、前記回動軸の外方へ突出し、前記第1筐体に組み付けられる場合に前記軸孔の前記拡張孔部を通過する抜止突起とを有する取手と、
    前記第2筐体に設けられ、当該第2筐体が前記第1筐体に取り付けられた場合に前記軸孔の前記拡張孔部を閉塞する閉塞突起と
    を具えることを特徴とする媒体収納庫。
  2. 前記取手は、所定の回動範囲内で回動され、
    前記閉塞突起は、前記取手の前記回動範囲内における回動に伴い前記抜止突起が回動する全範囲において、当該抜止突起と前記支持板との間に少なくとも一部が位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体収納庫。
  3. 前記閉塞突起は、前記第2筐体が前記第1筐体に取り付けられた場合に前記取手の前記抜止突起と対向する対向側面が、一様な平面である
    ことを特徴とする請求項2に記載の媒体収納庫。
  4. 前記閉塞突起は、前記第2筐体が前記第1筐体に取り付けられた場合に前記取手の前記抜止突起と対向する対向面に、当該抜止突起との距離が他の部分と相違する相違部分を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体収納庫。
  5. 前記閉塞突起は、前記相違部分により前記取手の前記把持部を前記第1筐体に対し所定位置に保持する
    ことを特徴とする請求項4に記載の媒体収納庫。
  6. 前記閉塞突起は、前記相違部分により前記取手の前記把持部を、前記使用者により前記把持部が把持される場合の位置に保持する
    ことを特徴とする請求項5に記載の媒体収納庫。
  7. 前記第1筐体の前記軸孔は、前記軸受部の中心に対し前記第2筐体が取り付けられる方向に前記拡張孔部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体収納庫。
  8. 利用者との間で取引すべき媒体を収納する媒体収納庫が装着され又は取り外される媒体取引装置であって、
    前記媒体収納庫は、
    前記媒体を内部に収納する収納空間の一部を形成すると共に、支持板を有する第1筐体と、
    前記第1筐体の前記支持板を貫通するように形成され、軸受部と、当該軸受部における外周の一部が外方へ拡張された拡張孔部とを有する軸孔と、
    前記収納空間の残部を形成し、前記第1筐体に取り付けられた場合に前記収納空間を外部から閉塞する第2筐体と、
    使用者に把持される把持部と、前記第1筐体の前記軸孔における前記軸受部に挿通され、当該第1筐体に対し回動する場合の回動中心となる回動軸と、前記回動軸の外方へ突出し、前記第1筐体に組み付けられる場合に前記軸孔の前記拡張孔部を通過する抜止突起とを有する取手と、
    前記第2筐体に設けられ、当該第2筐体が前記第1筐体に取り付けられた場合に前記軸孔の前記拡張孔部を閉塞する閉塞突起と
    を具えることを特徴とする媒体取引装置。
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