JP4149206B2 - カード収納カセット及びこれを用いる発券装置、カード確認装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発券装置でカードを発行し、挿入されたカードを確認して通行を制御するカード確認装置でカードを回収するシステムに好適なカード収納カセットに関し、特に、回収した状態のままで発券装置にセットできるようにしたカード収納カセットに関する。また、このカード収納カセットを用いる発券装置及びカード確認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば公園や遊園地等の施設では、券売機で購入した入場券をゲート装置に挿入して施設に入場するシステムを採用しているところがある。近年、このようなシステムでは、資源節約等の観点から、入場券にリサイクル使用が可能なカードを採用し、ゲート装置に挿入されたカードを回収し、回収されたカードを券売機で再度発券するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種のシステムでは、ゲート装置等のカード確認装置側で回収したカードを券売機等の発券装置側に収納する場合、カード確認装置内に設けたカード回収箱を発券装置まで運び、作業者が回収箱内のカードを手作業で発券装置内のカード収納カセットに整列収納するようにしていた。このため、利用者が多く1日当たりのカードリサイクル頻度が高い施設では、発券装置へのカード収納作業回数が多く手間が掛かるという問題があった。
【0004】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、カード確認装置で回収したカードを回収したままの状態でカード確認装置から発券装置に移し替えるだけで済むカード収納カセットを提供することを目的とする。また、本発明のカード収納カセットを用いる発券機及びゲート装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1の発明は、発券装置でカードを発行し、挿入された前記発行カードを確認して通行を制御するカード確認装置でカードを回収し、回収したカードを前記発券装置で再度発行するシステムにおいてリサイクル使用される前記カードを収納するカード収納カセットであって、カード確認装置収納時にカード搬送部から投入されるカードを積層収納可能で且つ発券装置収納時に前記カード確認装置で積層収納したカードをカード搬送機構により順次排出可能なカード収納部と、該カード収納部の下部を着脱可能に収納し、前記カード収納部を収納した時にカード収納部を自動ロックするロックレバーを備えるカセットベースと、を有し、前記発券装置とカード確認装置の両方に着脱自由に収納可能な構成であって、カード収納部にカセットベースを取付けた状態で発券装置に収納し、収納操作に伴って発券装置に設けた第2ロックレバーによりカセットベースが発券装置に自動ロックされると同時にカセットベースの前記ロックレバーのロック状態が発券装置に設けたロック解除機構により自動解除されてカード収納部とカセットベースを分離可能にし、カード収納部を装着完了位置に移動操作したときに発券装置に設けた第1ロックレバーによりカード収納部が発券装置に自動ロックされる構成としたことを特徴とする。
【0006】
かかる構成では、カード収納カセットをカード確認装置に収納すると、カード収納部内にカードが積層収納される。カードが満杯になりカード収納カセットをカード確認装置から取出してそのままカード収納部にカセットベースを取付けた状態で発券装置に収納する。収納操作に伴ってカセットベースが発券装置に自動ロックされると同時にカセット収納部とカセットベースのロック状態が発券装置のロック解除機構により自動解除されてカード収納部とカセットベースを分離し、カード収納部を装着完了位置に移動操作したときに発券装置に自動ロックされる。これにより、カード収納カセットを発券装置に収納操作するだけで、自動的にカード収納部からカセットベースが分離できるようになり、カード収納部とカセットベースを手作業で分離する必要がなくなり、また、手動でカード収納カセットをロックする手間が省けるようになる。カード収納部に収納されたカードは、発券装置のカード搬送機構により順次排出することができる。
【0007】
前記カード収納部は、具体的には請求項2のように、カード形状と略同形状の筒状をなし、前記投入されるカードを受け入れる上部開口部と、積層されたカードを保持する爪部が周縁部に形成され前記カード搬送機構の可動部が最下位のカード面に接触可能に開口された底部開口部と、カード排出側側面下端部に前記底部開口部に連続して開口形成されたカード排出用の側面開口部とを備える構成とするとよい。
【0008】
また、請求項3のように、前記カード収納部が、前記カード排出側側面と対面する側面に、前記カード確認装置に備えられカード収納部内に投入されるカードの落下距離が略一定となるように積層収納したカードの最上位位置を昇降制御するエレベータ機構の昇降動作を許容するための切欠部を有する構成とするとよい。
【0010】
請求項4のように、前記カセットベースは、ベース底部と間隔を設けてカード収納部底部を支持する支持部を有する構成とすれば、カード収納部の強度が補強でき、また、最下位のカードが地面等に接触するのを防止でき、カード確認装置から発券装置への移動作業が楽になる。
【0012】
請求項5の発明では、カード収納部にカセットベースを取付けた状態で、前記カード確認装置に収納してカードを積層収納する構成とした。
【0013】
かかる構成では、カード確認装置にカード収納カセットを収納するときに、カセットベースの取外し作業を省略できるようになる。
請求項6のように、前記カード収納部に、カセット持運び用の把持部を備えるとよい。
請求項7の発明では、請求項1〜6のいずれか1つに記載のカード収納カセットが収納可能な発券装置であって、前記カード収納カセットを着脱可能に収納すると共にカード収納カセットのカード収納部に積層収納されたカードを順次排出するカード搬送機構を内蔵したカセット装着部と、前記カード搬送機構から排出されたカードにデータの書込み処理をするデータ処理部とを備え、該データ処理部で処理されたカードを発行する構成であって、前記カセット装着部は、カード収納カセット収納時に、カセットベースのロックレバーによりカード収納部と一体化されたカセットベースを収納操作に伴って自動ロックする第2ロックレバーを備えると共に、該第2ロックレバーのロック動作と同時に前記カセットベース側ロックレバーによるロックを自動解除するロック解除機構を備えてカード収納カセット収納時にカード収納部とカセットベースを分離可能とし、カセットベースから分離したカード収納部を装着完了位置に移動操作したときにカード収納部を自動ロックする第1ロックレバーを備える構成とした。
【0014】
かかる構成では、カードを積層収納したカード収納カセットをカセット装着部に収納し、順次カード搬送機構でカードを排出する。排出されたカードは、データ処理部でデータの書込み或いは書換え処理が行われて発行されるようになる。そして、カード収納カセットを発券装置に収納操作するだけで、自動的にカード収納部からカセットベースが分離できるようになり、カード収納部とカセットベースを手作業で分離する必要がなくなる。
請求項8のように、前記カセット装着部は、前記カード搬送機構の可動部に前記カード収納部の最下位のカード面が接触可能なように、前記カード搬送機構の上方に前記第1ロックレバーにより前記カード収納部を固定するとよい。
【0016】
請求項9の発明では、請求項1〜6のいずれか1つに記載のカード収納カセットが収納可能なカード確認装置であって、前記カード収納カセットを着脱可能に収納するカセット装着部と、挿入されたカードを前記カセット装着部まで搬送しカード収納カセットのカード収納部上方から当該カード収納部内にカードを投入するカード搬送部と、該カード搬送部によるカード搬送途中においてカードの記録データを読込みカードの確認処理をするカード確認処理部とを備え、該カード確認処理部の確認結果に基づいて利用者の通行を制御する構成とした。
【0017】
かかる構成では、空のカード収納カセットをカセット装着部に収納し、挿入されたカードをカード搬送部で搬送する際に、カード確認処理部でカードの記録データを読込みカードの有効/無効等を確認して利用者の通行を制御する。カードのデータ確認後は、カード収納カセットのカード収納部内に投入して積層収納してカードを回収する。
【0018】
請求項10のように、前記カセット装着部は、前記カード収納部にカセットベースを一体化した状態でカード収納カセットを収納するカセット収納部と、該カセット収納部に収納したカード収納カセットのカード収納部内に積層収納されたカードの最上位位置を前記カード搬送部から投入されるカードの落下距離が略一定となるように昇降制御するエレベータ機構とを備える構成とするとよい。
【0019】
かかる構成では、カードの落下時にカードの落下距離を略一定に制御することにより、カードが裏返る等の不具合を防止できるようになる。
請求項11のように、前記カセット装着部は、カード搬送部からカード収納カセット内にカードが落下して積層収納されるカード回収位置とカード収納カセットをカセット収納部に対して出し入れするカセット着脱位置との間で回動可能に、装置本体内に軸支される構成とするとよい。
【0020】
前記エレベータ機構は、具体的には請求項12のように、カセット収納部の下面開口部からカセットベースを介してカード収納部内に昇降可能に挿通し落下するカードを受けるカード受け部と、該カード受け部を昇降駆動する駆動源と、前記カード受け部を支持するステー部をガイドするガイド部と、カードの最上位位置を前記カード搬送部から投入されるカードの落下距離が略一定となるよう前記カード受け部の位置を制御すべく前記駆動源を駆動制御する制御部とを備える構成である。
【0021】
請求項13のように、前記制御部は、カード収納カセットがセットされたことが検知されると、前記受け部を昇降制御して投入されるカードの落下距離が略一定となる所定位置に前記受け部をセットする構成である。
かかる構成では、カード確認装置にカード収納カセットを収納セットするだけで、自動的にカードの回収が可能な状態となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に、本発明のカード収納カセットの実施形態を示す。
図において、本実施形態のカード収納カセット1は、発券装置(後述する)でカードを発行し、挿入された発行カードを確認して通行を制御するカード確認装置(後述する)でカードを回収し、回収したカードを発券装置で再度発行するシステムにおいてリサイクル使用されるカードを収納するものであり、図1に示すカード収納部2と図2に示すカセットベース3とを備えて構成される。
【0023】
図1(A)、(B)に示すカード収納部2は、板金加工、モールド加工、樹脂加工、又は、部材をネジ、溶接等で接合することによりカード形状と略同形状の筒状に形成され、投入されるカードを受け入れる上部開口部2Aと、内部に積層されたカードの最下位のカード裏面に発券装置のカード搬送機構の可動部が接触可能に開口された底部開口部2Bと、カード排出側側面下端部に底部開口部2Bに連続して開口形成されたカード排出用の側面開口部2Cとを有する。前記底部開口部2Bの周縁部には、積層されたカードを保持するための爪部2aが形成されている。また、カード排出側側面と対面する側面には、カード確認装置に備えられたエレベータ機構の昇降動作を許容するための切欠部2Dが形成されている。カード収納部2は、発券装置に設けた後述の第1ロックレバー25により装着完了位置で自動ロックされる構成であり、カード排出方向に対して直角な両側面外部中間部には、前記第1ロックレバー25とロック時に係合する一対の係合ピン2b,2bが設けられる。また、係合ピン2b,2bと同じ高さ位置にカセットベース3の後述するロックレバー4とロック時に係合する一対の係合ピン2c,2cが設けられる。また、一方の側面上部には、カセット持運び用の把持部2Eのストッパピン2dが設けられる。更に、両側面上部に、カード回収時にカード上端検出のための一対の長孔2e,2eが形成される。
【0024】
図2に示すカセットベース3は、カード収納カセット1を持運ぶ際のカード収納部2の強度不足を補うためのもので、カード収納部2の下部に着脱可能な構成である。
カセットベース3は、同じく板金加工、モールド加工、樹脂加工、又は、部材をネジ、溶接等で接合することにより図2のような形状に形成され、ベース底部の上方の内側側面に設けられたカード収納部2の底部を支持する支持部3aと、カード収納部2と同様にエレベータ機構の昇降を許容するための切欠部3bと、カード収納部2を収納したときに係合ピン2cが入り込む一対の切欠溝3cと、発券装置収納時に発券装置側に設けた後述の案内溝29に係合する一対の係合ピン3dとを有する。また、一方の側面に、カード収納部2を収納したときに係合ピン2cを係合してカード収納部2をロックするロックレバー4が設けられている。ロックレバー4は、先端部に係合ピン2cを係合するフック部4aと、ロック解除操作部4bとが形成され、フック部4aの頂部はテーパ面4cとなっている。ロックレバー4は、ベース本体に支点部3eで回動可能に軸支され、一端がベース本体に固定され他端がロックレバー4に固定されたコイルバネ5により図5及び図6中時計回りに常時弾性付勢されている。
【0025】
次に、上述したカード収納カセット1を収納可能な本発明の発券装置として、例えば公園等の入場券を発行する券売機の一実施形態を図3〜図7を参照して説明する。
図3は、本実施形態の券売機の正面図、図4〜図7は券売機10のカセット収納構造を示す図である。
【0026】
図3において、券売機10の正面パネルには、購入するカード(入場券)の種別及び枚数等の選択ボタン等が設けられる操作部11、紙幣挿入部12、コイン投入部13、釣銭取出し部14、利用者が発行カード(入場券)を取出すためのカード取出し部15、金額表示部16及び入場料金等の案内表示部17等が設けられる。
【0027】
図4〜図7において、券売機10の内部には、カード収納カセット1を着脱可能に収納すると共にカード収納部2に積層収納されたカードを最下位のカードから順次排出するカード搬送機構を内蔵したカセット装着部21と、カード搬送機構から排出されたカードにデータの読込み/書込み処理をするデータ処理部としてのリーダ・ライタ22とが備えられ、リーダ・ライタ22で処理されたカードをカード取出し部15から発行する。
【0028】
カセット装着部21は、段付き状に形成され、上段部側には、両側側壁上端部に、カード収納部2の係合ピン2b,2cを係合する切欠部23,24が形成されている。一方の側壁側には、図5及び図6に示すように、カード収納部2の係合ピン2bをロック時に係合する第1ロックレバー25が設けられている。第1ロックレバー25は、係合ピン2bを係合するフック部25aと、ロック解除操作部25bとを有し、フック部25aの先端面はテーパ面25cとなっている。第1ロックレバー25は、支軸26により回動可能に軸支され、支軸26に巻回された捩りバネ27により常時図5及び図6中時計回りに弾性付勢されている。また、図4に示すように、第1ロックレバー25の取付け側壁面の下段部方向に延びた延設部の先端に、カード収納カセット1の収納操作に伴ってカセットベース3のロックレバー4を自動解除するロック解除機構としてのロック解除片28が形成されている。図示しないが両側壁間には、カード収納部2に積層収納されたカードを最下位のカードから順次排出するカード搬送機構が設けられている。カード搬送機構は、第1ロックレバー25によりロック状態となる装着完了位置にカード収納部2が固定されたときに、可動部である搬送ローラがカード収納部2の底部開口部2Bを介して最下位のカード裏面に接触し、ローラの回転によりカードを1枚づつカード収納部2の側面開口部2Cからリーダ・ライタ22側に順次排出する構成である。
【0029】
下段部側には、両側壁にカセットベース3の係合ピン3dを案内する前述した一対の案内溝29が形成されている。また、図4及び図7に示すように、一方の側壁には、カセットベース3の係合ピン3dをロックする第2ロックレバー30が設けられている。第2ロックレバー30は、第1ロックレバー25と同様で、係合ピン3dを係合するフック部30aと、ロック解除操作部30bとを有し、フック部30aの頂部はテーパ面30cとなっており、支軸31により回動可能に軸支され、コイルバネ32により常時図4及び図7中時計回りに弾性付勢されている。33はストッパピンである。
【0030】
次に、カード収納カセット1を券売機10に収納するときの動作について図4〜図7を参照して説明する。
カード収納カセット1は、カード収納部2をカセットベース3と一体にした状態で券売機10のカセット装着部21に収納する。カード収納部2とカセットベース3を一体化する動作は、カード収納部2の係合ピン2cを、カセットベース3の一対の切欠溝3cに入り込むようにカード収納部2を上方からカセットベース3に挿入する。このとき、係合ピン2cがロックレバー4のテーパ面4cを押圧することによりロックレバー4がコイルバネ5の弾性付勢力に抗して支点部3eを中心に回動する。係合ピン2cがテーパ面4cから外れると、コイルバネ5の弾性付勢力によりロックレバー4が逆方向に回動し、そのフック部4aが係合ピン2cに係合し、カード収納部2がカセットベース3に自動ロックされて一体化する。
【0031】
この状態で、カセット装着部21の下段部の一対の案内溝29にカセットベース3の係合ピン3dを挿入するように、カード収納カセット1をカセット装着部21に押し込む。この操作により、第2ロックレバー30のテーパ面30cに係合ピン3dが当たり、更に挿入すると、第2ロックレバー30がコイルバネ32の弾性付勢力に抗して支軸31を中心に図4中反時計方向に回動する。係合ピン3dがテーパ面30cから外れると、コイルバネ5の弾性付勢力によりロックレバー4が逆方向に回動し、そのフック部30aが係合ピン3dに係合し、カード収納カセット1のカセットベース3がカセット装着部21に自動ロックされて固定される。また、カセットベース3の押し込み動作に伴って、カセットベース3のロックレバー4のロック解除操作部4bが、カセット装着部21のロック解除片28に突き当たって押され、支点部3eを中心にロックレバー4がコイルバネ5の弾性付勢力に抗して解除方向に回動し、ロックレバー4のフック部4aとカード収納部2の係合ピン2cの係合が外れて図5に示すようにカード収納部2とカセットベース3のロック状態が解除される。このようにして、図5の位置では、カセットベース3がカセット装着部21にロックされ、且つ、カード収納部2とカセットベース3のロックが解除された状態となる。
【0032】
次に、カード収納部2を上方にずらして係合ピン2cを切欠溝3cから抜き、カード収納部2を図6のようにカセット装着部21の上段部側に移動した後、カード収納部2を下方に移動して係合ピン2b,2cを切欠部23,24に挿入し、更に、カード収納部2を切欠部23,24に沿って、図6の左方向に移動する。この移動に伴って、係合ピン2bが第1ロックレバー25のテーパ面25cに突き当たってロックレバー25を押圧すると、第1ロックレバー25が支軸26を中心に捩りバネ27の弾性付勢力に抗して図6中反時計回り回動する。更に押し込み、係合ピン2bがテーパ面25cから外れると、捩りバネ27の弾性付勢力により第1ロックレバー25が逆方向に回動して、フック部25aが係合ピン2bに係合し、カード収納部2はカセット装着部21の上段部に図7のような状態で固定され、カセット装着部21へのカード収納カセット1の装着が完了する。
【0033】
図7の状態で、利用者の入場券購入操作がなされると、カード搬送機構が駆動してカード収納カセット1内に積層収納された最下位のカードが順次リーダ・ライタ22側に排出される。
次に、カード収納カセット1を券売機10から取出す場合について説明する。図7の状態で、図6に示す第1ロックレバー25のロック解除操作部25bを手動で図中下方向に押し、第1ロックレバー25と係合ピン2bの係合を解除し、カード収納部2を切欠部23,24の図6中で手前側の端部まで移動する。これにより、ロック解除操作部25bから手を離しても第1ロックレバー25が係合ピン2bに係合することはない。第1ロックレバー25によるロックを解除したら、カード収納部を図6のように上方に持ち上げ、図5のように、カセット装着部21の下段部に固定されているカセットベース3に、カード収納部2を収納する。この収納時の動作は、前述したカード収納部2とカセットベース3を一体化するときの動作と同様である。これにより、カセットベース3のロックレバー4によるロック動作でカード収納部2がカセットベース3に固定される。その後、カセット装着部21の第2ロックレバー30のロック解除操作部30bを下方に手動で押して、カセットベース3の係合ピン3dと第2ロックレバー30の係合を解除し、係合ピン3dを案内溝29から抜き出す方向にカード収納カセット1を移動する。これにより、カード収納部2とカセットベース3が一体化した状態でカード収納カセット1を券売機10から取出すことができる。
【0034】
次に、本発明のカード収納カセットが収納可能な本発明のカード確認装置として、前記券売機と組み合わせて用いられるゲート装置の一実施形態について説明する。
図8及び図9は、本実施形態のゲート装置の外観図である。
図において、本実施形態のゲート装置40は、一対の装置本体41,42を備え、各装置本体41,42には、互いに連動して開閉するフラップ43,44が設けられる。装置本体41には、前述の券売機10で発行されたカード(入場券)を挿入するカード挿入口45と、表示器46等が設けられる。また、装置本体41の内部には、カード挿入口45から挿入されたカードを回収するためのカード収納カセット1を着脱可能に収納する本発明の特徴である後述するカセット装着部50(図8中点線で示す)と、挿入されたカードをカセット装着部50まで搬送しカード収納部2の上部開口部2Aからカードを投入するカード搬送部と、カード搬送途中においてカードの記録データを読込みカードが有効か否か等の確認処理をするカード確認処理部としてのカードリーダ64(図8中点線で示す)とが設けられている。カセット装着部50に対するカード収納カセット1の着脱は、装置本体41上部にヒンジ結合により開閉可能に設けられている上カバー41Aを開けた状態で行う。
【0035】
かかるゲート装置40のゲート制御動作は、カード挿入口45からカードが挿入されると、各種センサによりカードの挿入方向の正否やカードの異常の有無等を検出する。カードに異常がなく挿入方向も正しければカード搬送部によりカードを搬送し、カードリーダ64でカードの有効/無効等の確認をする。有効なカードであれば、フラップ43,44を開制御して通行を許可すると共に、確認処理したカードはカード収納カセット1に投入する。無効カードであればカード挿入口からカードを返却する。尚、カードの挿入方向が正しくなければカードを返却し、正しいカードの挿入を促す案内を行う。カードの異常を検出した場合は、使用不能としてカード収納カセット1とは別に設けた異常カード回収部に搬送して回収する。
【0036】
次に、図10〜図14を参照して前記カセット装着部50について説明する。
図10及び図11はカード収納カセット1を出し入れする時のカセット装着部50の状態を示す図であり、図12及び図13はカード回収時のカセット装着部50の状態を示す図である。
図10から図13において、カセット装着部50は、装置本体41の固定部に支軸51を介して、カード収納カセット1を出し入れする傾斜状態となる図11のカセット着脱位置とカード搬送部からカードが落下して積層収納される略直立状態となる図13のカード回収位置との間で回動可能に取付けられている。そして、図13のカード回収位置に回動すると図示しないロック機構により装置本体41の固定部に自動ロックされて固定され、ロック機構のロック解除レバー(図示せず)を手動操作してロック解除するとカセット装着部50の自重により図11のカセット着脱位置に回動する構成である。
【0037】
カセット装着部50は、カード収納部2とカセットベース3を一体化した状態でカード収納カセット1を上方から出し入れ可能なカセット収納部52と、カセット収納部52に収納したカード収納カセット1のカード収納部2内に積層収納されたカードの最上位位置を、投入されるカードの落下距離が略一定となるように昇降制御するエレベータ機構53とを備える。
【0038】
前記エレベータ機構53は、カセット収納部52の下面側からカード収納カセット1内に昇降可能に挿通しカードを受けるカード受け部である受板54と、受板54を昇降駆動するための駆動源であるモータ55と、受板54を支持するステー56の昇降動作をガイドするガイド部としてのリニアガイド57と、カードの最上位位置を投入されるカードの落下距離が略一定となるよう受板54の位置を制御すべくモータ55を駆動制御する制御部としての昇降制御部70とを備える。
【0039】
受板54の昇降機構は、モータ55の回転軸58に固定したプーリ59(図14に示す)とカセット装着部50の上端部に回転自由に軸支したプーリ(図示せず)との間にタイミングベルト60を張架し、このタイミングベルト60に図14に示すように連結部材61でステー56を固定する。ステー56には、カセット装着部50の上下端で支持されたリニアガイド57が貫通し、モータ55の回転に基づくタイミングベルト58の移動方向に応じてステー56がリニアガイド57に沿って昇降し、ステー56と一体に受板54が昇降する構成である。図中、62は、カセット装着部50をカセット着脱位置からカード回収位置に回動する時に使用する取手、63は、カセット装着部50の自重でカセット装着位置に回動した時に当たるクッション材等からなるストッパである。また、64が前述したカードリーダであり、図13の一点鎖線Aはカードの搬送面を示す。
【0040】
次に、カセット装着部50に対するカード収納カセット1の着脱操作について説明する。
カセット装着部50にカード収納カセット1を収納する場合、まず、装置本体41の上カバー41Aを開け、図10及び図11に示す傾斜状態のカセット着脱位置で、上方からカード収納カセット1をカセット装着部50内に収納する。カード収納カセット1は図10の2点鎖線で示すように収納される。その後、取手62によりカセット装着部50を図12及び図13のカード回収位置に回動操作すると、ロック機構によりカセット装着部50がカード回収位置にロックされて固定される。また、エレベータ機構53の昇降制御部70によりカード収納カセット1のセットを検知して受板54を所定位置(後述のホームポジション位置)に昇降制御する。その後、カードの挿入があると、カード搬送部で搬送されカードリーダ64で処理されたカードが、カード搬送面Aからカード収納カセット1のカード収納部2内に落下し、受板54上に順次積層収納される。また、カードの回収時に、カードが常に同じ状態でカード収納カセット1内に積層収納されるように昇降制御部70によりカードの落下距離が略一定となるよう受板54の位置が適時制御される。カード挿入時にカードの挿入方向や異常を検知することで、カード収納カセット1に一定の方向で正常なカードだけを積層収納することができ、カードを整列し直すことなく、そのままの状態で券売機10側に移し替えリサイクル使用することができる。
【0041】
尚、昇降制御部70による受板昇降制御については後で詳述する。
カセット装着部50からカード収納カセット1を取出す場合は、カード回収位置にロックされているカセット装着部50のロックをロック解除レバーの操作で解除する。これにより、カセット装着部50はカセット着脱位置に自重で回動し、この位置でカード収納カセット1を上方から取出す。取出したカード収納カセット1は、そのまま券売機10のカセット装着部21にセットすればよい。カード収納カセット1をゲート装置40から券売機10に移動させる際に、カセットベース3がカードの積層されたカード収納部2の強度を補強する役割を有している。また、カセットベース3の底部から浮かした状態でカセットベース3にカード収納部2を収納しているので、カード収納部2内の最下位のカードの裏面が地面等に接触することを防止でき、例えばゲート装置40から券売機10にカード収納カセット1を移動する際等にカードが汚れるのを防止できる。更に、カセットベース3によりカード収納部2のカード排出用の側面開口部2Cが塞がれるので、収納したカードが側面開口部2Cから落下するのを防止できる。
【0043】
次に、昇降制御部70による受板昇降制御について説明する。
図15は、エレベータ機構53の昇降制御部70の構成を示すブロック図である。
図15において、カセットセットセンサ71は、カセット装着部50が図13のカード回収位置にセットされたことを検知するものである。上端検知センサ72は、図11及び図13に点線で示すようにカセット装着部50の上端部に配置されてカード収納部2に積層収納されるカードの上端位置を検知するものである。具体的には、カード収納部2の上部に形成された一対の長孔2e,2eに臨んで対向する発光素子と受光素子で構成され、発光素子から受光素子に向けて投光された光がカードにより遮断された時に上端検知出力を発生する。エレベータ下端検知センサ73は、受板54が下端位置にあることを検知するものである。具体的には、図11及び図13に示すようにカセット装着部50下部の所定位置に固定されるリミットスイッチであり、受板54が下端位置にある時のステー56の位置を検知してONし下端検知出力を発生する。カセット取出しスイッチ74は、図10〜図13に示すようにカセット装着部50の上面に配置され受板54を強制的に下端位置まで下降させることができるものである。カセット取出しスイッチ74を操作することにより、カードが満杯でない時でもカード収納カセット1を取出すことができる。エレベータ制御部75は、前記各種センサやスイッチからの信号に基づいてモータ55を駆動制御すると共に、カセット取出しスイッチ74に隣接してカセット装着部50の上面に配置された満杯表示LED76の点灯を制御するものである。満杯表示LED76は、カード満杯検知時やカセット取出しスイッチ74の操作に基づいて受板54が下降駆動されて下端位置になった時等に点灯してカード収納カセット1の取出しが可能な状態であることを表示するものである。
【0044】
次に、図16のフローチャートを参照してカード収納カセット交換時のエレベータ制御部75の動作を説明する。
ステップ1(図中S1で示し、以下同様とする)で、カード収納カセット1が正常にセットされたか否かを判定する。ゲート装置40のカセット装着部50のカセット収納部52にカード収納カセット1を挿入した後、取手62を掴んで図13のカード回収位置にセットしたとき、カセットセットセンサ71がONすればカセットセットOKと判定する。また、カセット装着部50はロックレバーによりロックされて固定される。
【0045】
ステップ2では、受板54が下端位置にあるか否かを判定する。エレベータ下端検知センサ73がステー56を検知してONしていればYESと判定し、ステップ6に進む。一方、エレベータ下端検知センサ73がONしていなければNOと判定してステップ3に進む。
ステップ3では、受板54を下降制御し、ステー56がリニアガイド57に沿って下降する。ステップ4でエレベータ下端検知センサ73がステー56を検知してONするまで受板54を下降制御し、ステップ4でYESと判定されるとステップ5に進み、受板54の下降制御を停止する。
【0046】
ステップ6では、上端検知センサ72によりカード収納カセット1内のカード上端が検知されているか否かを判定する。カードが満杯に収納されたカード収納カセット1を間違ってセットしない限り、ステップ6の判定は通常NOとなる。ステップ7では、受板54を上昇制御し、ステップ8で上端検知センサ72から上端検知出力が発生するまで受板54を上昇制御し、ステップ8でYESと判定されると、ステップ9に進む。
【0047】
ステップ9では、受板54を下降制御してホームポジションにセットする。ここで、前記ホームポジションとは、カードの落下距離が略一定となる予め設定した位置であり、例えば、受板54或いは積層最上位のカードの位置が、上端検知センサ72から上端検知出力が発生する位置からカード10枚分の厚さに相当する距離下降した位置とする。即ち、カード収納カセット1が空であれば受板54をカード10枚分の厚さに相当する距離下降し、カード収納カセット1にカードが積層されていれば最上位のカード位置が上端検知センサ72から上端検知出力が発生する位置からカード10枚分の厚さに相当する距離下降した位置となるように受板54を下降する。
【0048】
ステップ10では、エレベータ下端検知センサ73により受板54が下端位置になったか否かを判定し、受板54が下端位置になるまで、ステップ8とステップ9の動作を繰り返す。従って、カード収納カセット1内に例えばカードが10枚収納される毎に上端検知センサ72から上端検知出力が発生し、その都度、受板54をカード10枚の厚さに相当する距離だけ下降制御する。これにより、カード収納カセット1に投入されるカードの落下距離が略一定に制御され、カードをカード収納カセット1内に同じ状態で積層することができ、ゲート装置40側から券売機10側にカード収納カセット1を移動させるだけで、回収したカードをそのまま券売機10側にセットすることができる。
【0049】
ステップ10でYESと判定されるとステップ11に進み、上端検知センサ72によりカード収納カセット1内のカード上端が検知されたか否かを判定する。上端が検知されると、カード収納カセット1が満杯と判定し、ステップ12で満杯表示LED76を点灯する。また、図8に示した外部の表示器46でも満杯表示する。
【0050】
また、カセット取出しスイッチ74によりカードが満杯でない状態でカード収納カセット1を取出す場合の動作を、図17のフローチャートで説明する。
ステップ21で、カセット取出しスイッチ74をON操作する。
ステップ22では、カセット取出しスイッチ74のON操作により、受板54を下降制御し、ステップ23でエレベータ下端検知センサ73がステー56を検知してONするまで受板54を下降制御し、ステップ23でYESと判定されるとステップ24に進み、満杯表示LED76を点灯し、受板54が下端位置まで下降してカード収納カセット1の取出しが可能であることを作業者に知らせる。作業者は、満杯表示LED76の点灯を確認してカード収納カセット1を取出す。
【0051】
尚、本実施形態では、本発明のカード収納カセットを適用する発券装置とカード確認装置として公園等に設置される券売機とゲート装置を例に説明したが、本発明のカード収納カセットを適用可能な発券装置としては駐車券を発行する駐車券発行機があり、カード確認装置としては挿入された駐車券類を確認して料金精算処理する料金精算機がある。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカード収納カセットによれば、カード確認装置に装着した時にはカセットの上方からカードを積層収納し、発券装置に装着した時には回収したままの状態で収納カセット下端の最下位のカードから順次排出できるようにしたので、カード確認装置側から回収したままの状態で発券装置側にカセットをセットするだけでよく、従来のように回収したカードを手作業で整理することなくカードのリサイクルが可能となる。
【0053】
また、カセットベースを設けたことにより、カード収納部の強度が補強できるので、カード収納カセットの移動時等にカードの落下やカード裏面の汚れ等を防止できる。更に、カード収納カセットを発券装置に収納操作するだけで、自動的にカード収納部からカセットベースが分離できると共に、カード収納部を装着完了位置に自動でロックできるので、カセットベースを手作業で分離する必要がなくなり、また、手動でカード収納カセットをロックする手間が省ける。
本発明の発券装置は、カード収納カセットを所定の手順で移動操作するだけでロック機構によりカセットを装着位置に自動的にロックして固定できるので、カード収納カセットの装着が極めて容易である。
【0054】
本発明のカード確認装置は、エレベータ機構を設けることにより、上方から落下するカードを同じ状態でカード収納カセット内に積層回収することがより一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード収納カセットの一実施形態を示す図で、(A)はカード収納部の斜視図、(B)はカード収納部の別方向の斜視図
【図2】本発明のカード収納カセットの一実施形態を示す図で、(A)はカセットベースの斜視図、(B)はカセットベースの別方向の斜視図
【図3】本発明の発券装置の一実施形態を示す正面図
【図4】発券装置に対するカード収納カセットの装着操作の説明図
【図5】発券装置に対するカード収納カセットの装着操作の説明図
【図6】発券装置に対するカード収納カセットの装着操作の説明図
【図7】発券装置に対するカード収納カセットの装着操作の説明図
【図8】本発明のカード確認装置の一実施形態を示す上面図
【図9】本発明のカード確認装置の一実施形態を示す正面図
【図10】本実施形態のカード確認装置のカセット着脱位置でのカセット装着部の概略上面図
【図11】本実施形態のカード確認装置のカセット着脱位置でのカセット装着部の概略側面図
【図12】本実施形態のカード確認装置のカード回収位置でのカセット装着部の概略上面図
【図13】本実施形態のカード確認装置のカード回収位置でのカセット装着部の概略側面図
【図14】エレベータ機構の受板昇降機構の構造説明図
【図15】エレベータ機構の昇降制御部のブロック構成図
【図16】カセット収納時の受板昇降制御の動作を説明するフローチャート
【図17】カセット取出しスイッチによるカセット取出し動作を説明するフローチャート
【符号の説明】
1 カード収納カセット
2 カード収納部
2A 上面開口部
2B 底部開口部
2C 側面開口部
3 カセットベース
4 ロックレバー
10 券売機
21 カセット装着部
22 リーダ・ライタ
25 第1ロックレバー
30 第2ロックレバー
40 ゲート装置
50 カセット装着部
52 カセット収納部
53 エレベータ機構
64 カードリーダ
70 昇降制御部
Claims (13)
- 発券装置でカードを発行し、挿入された前記発行カードを確認して通行を制御するカード確認装置でカードを回収し、回収したカードを前記発券装置で再度発行するシステムにおいてリサイクル使用される前記カードを収納するカード収納カセットであって、
カード確認装置収納時にカード搬送部から投入されるカードを積層収納可能で且つ発券装置収納時に前記カード確認装置で積層収納したカードをカード搬送機構により順次排出可能なカード収納部と、該カード収納部の下部を着脱可能に収納し、前記カード収納部を収納した時にカード収納部を自動ロックするロックレバーを備えるカセットベースと、を有し、前記発券装置とカード確認装置の両方に着脱自由に収納可能な構成であって、
カード収納部にカセットベースを取付けた状態で発券装置に収納し、収納操作に伴って発券装置に設けた第2ロックレバーによりカセットベースが発券装置に自動ロックされると同時にカセットベースの前記ロックレバーのロック状態が発券装置に設けたロック解除機構により自動解除されてカード収納部とカセットベースを分離可能にし、カード収納部を装着完了位置に移動操作したときに発券装置に設けた第1ロックレバーによりカード収納部が発券装置に自動ロックされる構成としたことを特徴とするカード収納カセット。 - 前記カード収納部は、カード形状と略同形状の筒状をなし、前記投入されるカードを受け入れる上部開口部と、積層されたカードを保持する爪部が周縁部に形成され前記カード搬送機構の可動部が最下位のカード面に接触可能に開口された底部開口部と、カード排出側側面下端部に前記底部開口部に連続して開口形成されたカード排出用の側面開口部とを備える構成である請求項1に記載のカード収納カセット。
- 前記カード収納部が、前記カード排出側側面と対面する側面に、前記カード確認装置に備えられカード収納部内に投入されるカードの落下距離が略一定となるように積層収納したカードの最上位位置を昇降制御するエレベータ機構の昇降動作を許容するための切欠部を有する構成である請求項2に記載のカード収納カセット。
- 前記カセットベースは、ベース底部と間隔を設けてカード収納部底部を支持する支持部を有する構成である請求項1〜3のいずれか1つに記載のカード収納カセット。
- カード収納部にカセットベースを取付けた状態で、前記カード確認装置に収納してカードを積層収納する構成である請求項1〜4のいずれか1つに記載のカード収納カセット。
- 前記カード収納部に、カセット持運び用の把持部を備える請求項1〜5のいずれか1つに記載のカード収納カセット。
- 請求項1〜6のいずれか1つに記載のカード収納カセットが収納可能な発券装置であって、
前記カード収納カセットを着脱可能に収納すると共にカード収納カセットのカード収納部に積層収納されたカードを順次排出するカード搬送機構を内蔵したカセット装着部と、前記カード搬送機構から排出されたカードにデータの書込み処理をするデータ処理部とを備え、該データ処理部で処理されたカードを発行する構成であって、
前記カセット装着部は、カード収納カセット収納時に、カセットベースのロックレバーによりカード収納部と一体化されたカセットベースを収納操作に伴って自動ロックする第2ロックレバーを備えると共に、該第2ロックレバーのロック動作と同時に前記カセットベース側ロックレバーによるロックを自動解除するロック解除機構を備えてカード収納カセット収納時にカード収納部とカセットベースを分離可能とし、カセットベースから分離したカード収納部を装着完了位置に移動操作したときにカード収納部を自動ロックする第1ロックレバーを備える構成としたことを特徴とする発券装置。 - 前記カセット装着部は、前記カード搬送機構の可動部に前記カード収納部の最下位のカード面が接触可能なように、前記カード搬送機構の上方に前記第1ロックレバーにより前記カード収納部を固定する請求項7に記載の発券装置。
- 請求項1〜6のいずれか1つに記載のカード収納カセットが収納可能なカード確認装置であって、
前記カード収納カセットを着脱可能に収納するカセット装着部と、挿入されたカードを前記カセット装着部まで搬送しカード収納カセットのカード収納部上方から当該カード収納部内にカードを投入するカード搬送部と、該カード搬送部によるカード搬送途中においてカードの記録データを読込みカードの確認処理をするカード確認処理部とを備え、該カード確認処理部の確認結果に基づいて利用者の通行を制御することを特徴とするカード確認装置。 - 前記カセット装着部は、前記カード収納部にカセットベースを一体化した状態でカード収納カセットを収納するカセット収納部と、該カセット収納部に収納したカード収納カセットのカード収納部内に積層収納されたカードの最上位位置を前記カード搬送部から投入されるカードの落下距離が略一定となるように昇降制御するエレベータ機構とを備える構成である請求項9に記載のカード確認装置。
- 前記カセット装着部は、カード搬送部からカード収納カセット内にカードが落下して積層収納されるカード回収位置とカード収納カセットをカセット収納部に対して出し入れするカセット着脱位置との間で回動可能に、装置本体内に軸支される構成である請求項9又は10に記載のカード確認装置。
- 前記エレベータ機構は、カセット収納部の下面開口部からカセットベースを介してカード収納部内に昇降可能に挿通し落下するカードを受けるカード受け部と、該カード受け部を昇降駆動する駆動源と、前記カード受け部を支持するステー部をガイドするガイド部と、カードの最上位位置を前記カード搬送部から投入されるカードの落下距離が略一定となるよう前記カード受け部の位置を制御すべく前記駆動源を駆動制御する制御部とを備える構成である請求項10又は11に記載のカード確認装置。
- 前記制御部は、カード収納カセットがセットされたことが検知されると、前記受け部を昇降制御して投入されるカードの落下距離が略一定となる所定位置に前記受け部をセットする構成である請求項12に記載のカード確認装置。
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