JPH05181787A - データ転送装置 - Google Patents

データ転送装置

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JPH05181787A
JPH05181787A JP29866191A JP29866191A JPH05181787A JP H05181787 A JPH05181787 A JP H05181787A JP 29866191 A JP29866191 A JP 29866191A JP 29866191 A JP29866191 A JP 29866191A JP H05181787 A JPH05181787 A JP H05181787A
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JP
Japan
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data
signal
address
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pixel
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Application number
JP29866191A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nishikawa
浩 西川
Hirotoshi Uehara
宏敏 上原
Takumi Hasebe
巧 長谷部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、1画素のビット数の整数倍のデー
タ幅をもつ画像データ専用バスを介して画像データの転
送を行うことによって、効率のよいデータ転送装置を提
供することを目的とする。 【構成】 画像データを転送するデータ転送装置であっ
て、1画素分のビット数の整数倍のデータ幅をもつ画像
データ専用バスと、前記画像データ専用バスのデータ幅
の整数倍のデータ幅をもつ第1メモリ、第2メモリと、
前記第1メモリのデータをデータを画像データ専用バス
幅ずつに分割し送信する制御を行う送信制御手段と、そ
れらのデータを順次受信し第2メモリへ書き込む制御を
行う受信制御手段とを備えたことにより、画像データの
処理が容易、高速になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを転送する
データ転送装置に関する。
【従来技術】近年、パーソナルコンピュータやワークス
テーションでは従来の文字、テキストデータに加えて、
静止画像データや動画像データも扱うようになった。図
18(a)は、システムバスを用いて画像データを転送
する場合のブロック図である。このデータ転送装置は、
低速だが大容量の画像データを格納するメモリ1及びメ
モリ2と、高速の半導体記憶素子を用い転送時にメモリ
1のバッファとなるキャシュメモリ1及びキャシュメモ
リ2と、CPUに直結されている32ビットのシステム
バスとを有する。その動作について、画像データをメモ
リ1からメモリ2に転送する場合、まず、メモリ1から
キャシュメモリ1へ、1画面分又は転送したい画素分の
データが送られる。キャシュメモリ1のデータは、CP
Uまたは図外のDMACの制御により、1画面分又は転
送したい画素分のデータ全部が転送し終えるまで、32
ビット単位で転送を繰り返す。図18(b)は、128
ビット専用バスを用いて画像データを転送する場合のブ
ロック図である。図18(b)は簡単に図示している
が、図18(a)との違いは、専用バスを設け、データ
幅を広げることによって、より高速化が図られている点
である。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、画像データは画素データの集まりとし
て表され、フルカラーのビットマップの画像データを扱
う場合、通常、1画素は、RGB各色8ビットからなる
計24ビットで表されるために、下記のような課題があ
る。 図18(a)の従来例における課題 画像データの最小単位は24ビットであるのに対して、
システムバスの1サイクルの最大転送データは32ビッ
トであることから、転送データの総ビット数と画像デー
タの総ビット数とでずれが生じ、画素が途中で切れない
ようにするためには、転送データの総ビット数は必要な
画素データの総ビット数よりも余分に送ることになり、
その余分なビットを捨てる手段又は処理をする必要があ
るという問題がある。例えば、2画素分のデータを転送
する場合、1回の転送では1画素目の24ビットと、2
画素目の8ビットを送れるが、これでは2画素目が途中
で切れてしまうので、2回目の転送では2画素目の残り
16ビットと意味のない16ビットを送ることになる。
結局8ビット余分に送ることになり、受信側では8ビッ
トを捨てる処理が必要である。また、2画素以上のデー
タを転送する場合、1回の転送で1画素分のみ転送する
ことにし、これを画素数分繰り返せば転送可能である
が、余分に送るビット数がやたらと多くなってまう。こ
のような余分なビット数を減らすために、多数の画素デ
ータを転送する場合には、画素データと画素データとの
間を詰めて送る方法が一般的である。つまり、複数の画
素を転送する場合には、1回目の転送データ32ビット
は、1画素目のデータ24ビットと2画素目のデータ8
ビット分を合わせて送り、2回目の転送データ32ビッ
トは2画素目残りのデータ16ビットと3画素目のデー
タ16ビットを合わせて送り、というように順々に送れ
ば、余分なビット数は少なくなる。このようにして、画
素データを詰めて転送データとして送る場合、転送デー
タ毎に画素と画素との切れ目が一定の位置にないので、
受信側では、その切れ目がどこにあるのかを判定する処
理又は画素単位毎に受信側メモリに格納する手段が必要
になるという問題がある。受信データを画素単位毎に分
解できないと元の画像データが再現できないことになる
からである。特に、近時CAD等に限らずCG(コンピ
ュータグラフィック)処理の高度化が要請され、画素単
位の処理や一定の画素数の画像デ−タの処理を精確かつ
高速に行う必要があるビットマップ方式のグラフィック
ディスプレイ等では上記問題点は重要である。 図18(b)の従来例における課題 この場合、データバス幅が128ビットに拡大されてい
るので、より高速にデータを転送することが可能となっ
ている点が図18(a)と異なり優れている点である
が、転送データの総ビット数と画像データの総ビット数
とで、ずれが生じる点では図18(a)と同じであるの
で、図18(a)と同様に余分なデータを送る点と、大
量に送る場合に受信側で画素の切れ目がどこにあるのか
を判定する処理又は画素単位毎に受信側メモリに格納す
る手段が必要があるという点が問題となる。また、この
方法では、物理的な信号線が、画像用のデータバスだけ
で128本、これにアドレスバス、制御用の信号線等を
加えると約150本ぐらいになり、従来例による回路を
基板上に実装するには、システムバスに加えて150本
相当の信号線パターンを実装する必要がある。この15
0本相当の信号線パターンが占める基板上の面積はかな
り大きいので、結局、その分回路部品の実装可能面積が
小さくなるので部品の実装が困難になる、或いは、基板
サイズが大きくなるというという問題がある。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、画像データを転送するデータ転
送装置であって、1画素分のビット数の整数倍のデータ
幅をもつ画像データ専用バスと、前記画像データ専用バ
スのデータ幅の整数倍のデータ幅をもつ第1メモリと、
前記画像データ専用バスのデータ幅の整数倍のデータ幅
をもつ第2メモリと、前記第1メモリからデータを読み
出し、該データを画像データ専用バス幅ずつ前記データ
バスへ送信する制御を行う送信制御手段と、前記データ
バスへ送信されたデータを順次受信し、前記第2メモリ
へ書き込む制御を行う受信制御手段とを備えたことを特
徴とする。請求項2の発明は、前記送信制御手段とし
て、前記第1メモリから読み出したデータと、そのデー
タを前記第2メモリに書き込むべきアドレス信号とをセ
ットにして前記受信制御手段に送出する構成とし、前記
受信制御手段として、前記送信制御手段からセットにな
って送られてくるアドレス信号によって指定される前記
第2メモリのアドレスに書き込む構成としてある。請求
項3の発明は、前記送信制御手段として、前記第1メモ
リのデータ幅の転送データを一時格納し、前記データバ
スのデータ幅ずつ出力するデータ転送用レジスタと、前
記データ転送用レジスタに格納した転送データの転送先
アドレスを発生する転送先アドレス発生手段と、前記デ
ータ転送用レジスタ及び前記転送先アドレス発生手段の
出力タイミングを制御する転送制御手段と、前記転送先
アドレスと前記転送データを転送先に対して格納するタ
イミングを指示する格納信号及びクロック信号を発生す
る格納信号発生手段とから構成し、前記受信制御手段と
して、前記データバスのデータ幅ずつ前記転送データを
一時格納していき、前記第2メモリのデータ幅で出力す
るデータ格納レジスタと、前記転送先アドレスを格納す
るアドレス格納レジスタと、前記格納信号及び前記クロ
ック信号に基づいて前記データ格納レジスタ及び前記ア
ドレス格納レジスタの格納タイミングを制御する格納制
御手段と、前記アドレス格納レジスタに格納する転送先
アドレスに基づいて、前記データ格納レジスタに格納す
るデータを、前記第2メモリへ書き込むデータ書込手段
とからなっている。請求項4の発明は、前記送信制御手
段として、転送アドレスが連続している場合、1番目の
データ転送時には、前記第1メモリから読み出したデー
タと、そのデータを前記第2メモリに書き込むべきアド
レス信号とをセットにして前記受信制御手段に送出し、
2番目以降のデータ転送時には、そのデータを前記第2
メモリに書き込むべきアドレス信号を送らないでデータ
だけを送出する構成としてあり、前記受信制御手段とし
て、転送アドレスが連続している場合、1番目のデータ
転送時には、前記送信制御手段からセットになって送ら
れてくるアドレス信号によって指定される前記第2メモ
リのアドレスに書き込むと共にそのアドレスを記憶して
おき、2番目以降のデータ転送時には、記憶しておいた
アドレスをインクリメントしたアドレスによって指定さ
れる前記第2メモリのアドレスに書き込むむ構成として
ある。請求項5の発明は、前記送信制御手段として、転
送アドレスが連続しているか否かを指定する転送モード
指定手段を有し、前記受信制御手段として、転送アドレ
スが連続している旨の指定があると、転送先アドレスの
1番目をスタートアドレスとする連続アドレスを発生す
る連続アドレス発生手段と、前記連続アドレスを前記第
2メモリのアドレスとして指定することができる書込ア
ドレス入力手段とを有している。請求項6の発明は、前
記送信制御手段として、転送データ中の任意の画素につ
いて書込むか否かを画素単位毎に指定する画素書込指定
信号を前記受信制御部に送出する構成とし、前記受信制
御手段として、前記画素指定信号に基づき、指定された
画素のみを前記第2メモリへの書き込むように制御を行
う構成としている。請求項7の発明は、前記送信制御手
段として、転送データ中の任意の画素について書込むか
否かを画素単位毎に指定する画素指定信号を発生する書
込画素指定手段と、前記書き込み画素指定手段が出力す
る画素指定信号の格納タイミングを示す画素指定格納信
号を発生する画素指定格納信号発生手段とを有し、前記
受信制御手段として、前記画素指定信号を格納する画素
指定格納レジスタと、前記画素指定格納信号を用いて前
記画素指定格納レジスタの格納制御を行う画素指定信号
格納制御手段と、前記画素指定格納レジスタから出力さ
れる信号に基づき前記第2メモリへの書込を画素単位で
制御する画素単位書き込み制御手段とを有している。請
求項8の発明は、前記格納信号発生手段として、前記ク
ロック信号を切り換える指示をする格納信号変更手段を
有している。請求項9の発明は、前記格納信号変更手段
として、前記転送先アドレス発生手段が発生する転送先
アドレスを比較し、切り換えるか否か判定する手段を有
している。
【作用】請求項1の発明によれば、送信制御手段は、1
画素のビット数の整数倍のデータ幅を持つ第1メモリか
ら読み出される画像データを、1画素のビット数の整数
倍のデータ幅を持つ画像データ専用バスのデータバス幅
毎に分割する。その分割された画像データは、順次画像
データ専用バスを介して、受信側に転送される。受信制
御手段は、転送されてくる分割された画像データを順次
受信し、1画素のビット数の整数倍のデータ幅を持つ第
2メモリに書き込む。請求項2及び3の発明によれば、
送信制御手段は、転送すべき画像データを第1メモリか
ら読み出しデータ転送用レジスタに格納すると、まずそ
のデータの転送先アドレスを転送先アドレス発生手段か
ら送信し、次に前記データ転送用レジスタのデータを画
像データ専用バスのデータバス幅毎に分割し、これを順
次送信する。このとき、格納信号発生手段が発生する格
納制御信号も、送信される転送アドレス及び転送データ
と共に送信される。これに対して、受信制御手段は、前
記格納制御信号に基づき、まず受信した転送先アドレス
をアドレス格納手段に格納し、次に順次送られてくる転
送データをデータ格納レジスタに格納し、その後、第2
メモリに書き込む。2回目以降のデータ転送はこれを繰
り返す。請求項4及び5の発明によれば、転送するデー
タのアドレスが連続する場合には、送信側の転送モード
指定手段は、その旨を示すモード信号を受信側に対して
送る。このとき、送信側は、1番目のデータ転送時に
は、第1メモリから読み出したデータと、そのデータを
前記第2メモリに書き込むべきアドレス信号とをセット
にして受信側に送出し、2番目以降のデータ転送時に
は、そのデータを前記第2メモリに書き込むべきアドレ
ス信号を送らないでデータだけを送信する。受信側は、
1番目のデータ転送時には、送信側からセットになって
送られてくるアドレス信号によって指定される第2メモ
リのアドレスに書き込むと共にそのアドレスを記憶して
おき、2番目以降のデータ転送時には、記憶しておいた
アドレスをインクリメントしたアドレスによって指定さ
れる第2メモリのアドレスに順次書き込む。これにより
2回目以降のアドレスサイクルは省略して、画像データ
のみの転送が可能となる。転送開始時のアドレスを一回
転送するだけで、以降、アドレス転送サイクルが不要な
データ転送が実現でき、転送速度が向上する。また、請
求項6の発明によれば、送信制御手段は、転送データ中
の任意の画素について書込むか否かを画素単位毎に指定
する信号を前記受信制御部に送出する。受信制御手段
は、前記書込画素指定部から出力される画素指定信号に
基づき指定された画素のみを前記第2メモリへの書き込
むように制御を行う。これにより画像データの画素単位
の書き込み制御が可能なデータ転送ができる。
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例を説
明する。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例の一構成例の
全体ブロック図である。図1において、101はアクセ
スワード幅が画像データ専用バス108の整数倍のアク
セスワード幅を持つ第1メモリとしての外部転送元であ
り、本実施例ではアクセスワード幅を192ビットとす
る。この外部転送元101の格納データは1画素RGB
各8ビット計24ビットの画像データで、表示画像の水
平方向に8画素分の1ワード192ビットのデータであ
る。102は外部転送元101から出力される1ワード
192ビットの画像データを伝える出力線である。10
3は出力線102を介して入力される画像データを一時
格納し、画像データ専用バス108のデータ幅ずつに分
割して出力するデータ転送用レジスタである。本実施例
では1ワード192ビットの画像データを一時格納し、
1ワード96ビットの画像データ2個に分割してそれぞ
れ出力する。104はデータ転送用レジスタ103に格
納した1ワード192ビットのデータの転送先アドレス
を発生する転送先アドレス発生手段である。105はデ
ータ転送レジスタ103に一時格納する2つの96ビッ
トのデータと転送先アドレス発生手段104で発生する
転送先アドレスの出力タイミングを制御をする転送制御
手段である。106はデータ転送レジスタ103に一時
格納した2つの1ワード96ビットの画像データの出力
を指示するデータ出力制御信号である。107は転送先
アドレス発生手段104で発生する転送先アドレスの出
力を指示するアドレス出力制御信号、画像データ専用バ
ス108は、データ転送用レジスタ103が出力する9
6ビットのデータを伝える画像データ専用の96ビット
データバスである。109は転送先アドレス発生手段1
04が発生する転送先アドレスを伝えるアドレスバスで
ある。本実施例での第2メモリとしての転送先は、画像
を表示するフレームメモリであり、その表示画像サイズ
は1024×1024画素であるので、1ワード192
ビットで128kワードのメモリ容量をもつ。この容量
のメモリをアクセスするためのアドレスは、17ビット
必要であり、行方向に1024ワード分の10ビット、
列方向に128ワード分の7ビットで、アドレス線とし
ては17ビットでアドレス指定する。110は、画像デ
ータ専用バス108上に出力された1ワード96ビット
の画像データ及びアドレスバス109上に出力された転
送先アドレスを、受信側が格納するためのタイミングを
示す格納信号を発生する格納信号発生手段である。11
1は格納信号発生手段110が発生する格納信号を伝え
る格納信号線、112は画像データ専用バス108から
入力される1ワード96ビットデータを一時格納するデ
ータ格納レジスタである。113はアドレスバス109
を介して入力される転送先アドレスを一時格納するアド
レス格納レジスタである。114は格納信号111を用
いてデータ格納レジスタ112とアドレス格納レジスタ
113の格納制御を行う格納制御手段である。115は
格納制御手段114から出力され、データ格納レジスタ
112のデータ格納タイミングを指示するデータ格納信
号である。116は格納制御手段114から出力され、
アドレス格納レジスタ113のアドレス格納タイミング
を指示するアドレス格納信号である。117は第2メモ
リとしての外部転送先である。本実施例では前述したよ
うに表示画像サイズが1024×1024画素、容量が
1ワード192ビットで128kワードのフレームメモ
リである。118は、データ格納レジスタ112に格納
された2つの1ワード96ビットの画像データを、1つ
の1ワード192ビットの画像データとして外部転送先
117に書き込む制御を行うデータ書き込み手段であ
る。119は、データ格納レジスタ112に格納された
2つの1ワード96ビットのデータを、1つの1ワード
192ビットのデータとして出力するタイミングを指示
するデータ出力制御信号である。120は、アドレス格
納レジスタ113に格納された転送先アドレスの出力タ
イミングを指示するアドレス出力制御信号である。12
1は、データ出力制御信号119の指示によりデータ格
納レジスタ112から出力される1ワード192ビット
の画像データを伝えるデータ線である。122はアドレ
ス出力制御信号120の指示によりアドレス格納レジス
タ113から出力される転送先アドレスである。123
は、データ格納レジスタ112から出力される1ワード
192ビットの画像データ121を、転送先アドレス1
22の指定するアドレスの外部転送先117に、書き込
む指示をする書き込み制御信号である。図2は本実施例
(図1)のデータ送信側の一構成例を詳細に示すブロッ
ク図である。1011、1012、1013は外部転送
元101を構成する回路である。1011は画像データ
を記憶しているメモリでありDRAMを使用している。
1012はメモリ1011に記憶している転送データの
読出し制御を行うメモリ読出し制御部、1013はメモ
リ読出制御部1012が出力するRAS信号、CAS信
号、*WE信号からなるメモリ読出信号である。102
1、1022、1023は出力線102を構成する信号
線である。1021はメモリ1011から出力される1
ワード192ビットのデータを2分割した中の96ビッ
トの上位ワードデータを伝える上位ワード信号線、10
22は2分割した残りの96ビットの下位ワードデータ
を出力する下位ワード信号線、1023は上位ワード信
号線1021と下位ワード信号線1022を介して入力
されるデータをデータ転送用レジスタ103でデータラ
ッチするタイミングを示すラッチクロックである。10
31、1032はデータ転送用レジスタ103を構成す
るラッチ回路である。1031は上位ワード信号線10
21から入力される上位ワードデータをラッチする上位
ワードラッチ回路、1032は下位ワード信号線102
2から入力される下位ワードデータをラッチする下位ワ
ードラッチ回路である。1041、1042、104
3、1044は転送先アドレス発生手段104を構成す
る回路である。1041はデータ転送用レジスタ103
に格納した1ワード192ビットデータの転送先アドレ
スを発生するアドレス発生部、1042はアドレス発生
部1041が発生する転送先アドレス、1043は転送
先アドレス1042をデータラッチするラッチクロッ
ク、1044は転送アドレスをラッチクロック1043
で一時格納するアトレスラッチ回路である。1061、
1062はデータ出力制御信号106を構成する制御信
号である。1061は、上位ワードラッチ回路1031
から出力される1ワード96ビットの上位ワードデータ
の出力タイミングを指示する上位ワード出力信号であ
り、上位ワードラッチ回路1031の*OE(アウトプ
ットイネーブル)端子に接続されている。この信号がT
TLレベルのローレベルであるときは、上位ワードラッ
チ回路1031は、ラッチした96ビットの上位ワード
データを出力する。1062は、下位ワードラッチ回路
1033から出力される1ワード96ビットの下位ワー
ドデータの出力タイミングを指示する下位ワード出力信
号であり、下位ワードラッチ回路1032の*OE端子
に接続されている。この信号もTTLレベルのローレベ
ルであるときは、下位ワードラッチ回路1032はラッ
チした96ビットの下位ワードデータを出力する。アド
レス出力信号107は、アドレスラッチ回路1044に
ラッチした転送先アドレスの出力を指示する信号であ
り、アドレスラッチ回路1044の*OEに接続されて
いて、この信号もローレベルであるときは、アドレスラ
ッチ回路1044はラッチしたアドレスを出力する。1
101、1102、1103、1104は格納信号発生
手段110を構成する回路部である。1101は、下位
ワードラッチ回路1032が下位ワードデータを画像デ
ータ専用バス108を介して受信側に対して出力する際
に、その下位ワードデータを受信側が格納するタイミン
グを示す信号を発生する下位ワード格納信号発生部であ
る。1102は、上位ワードラッチ回路1031が上位
ワードデータを画像データ専用バス108を介して受信
側に対して出力する際に、その上位ワードデータを受信
側が格納するタイミングを示す信号を発生する上位ワー
ド格納信号発生部である。1103は、アドレスラッチ
回路1044が転送先アドレスをアドレスバス109を
介して受信側に対して出力する際に、その転送先アドレ
スを受信側が格納するタイミングを示す信号を発生する
アドレス格納信号発生部である。1104は、画像デー
タ専用バス108を介して出力されるデータ、アドレス
バス109を介して出力される転送先アドレス、その他
の制御信号の同期クロックを出力するクロック発生部で
ある。1111、1112、1113、1114は格納
信号111を構成する格納制御信号群である。1111
はクロック発生部1104が発生する同期クロック信
号、1112は下位ワード格納信号発生部1101が出
力する下位ワード格納信号、1113は上位ワード格納
信号発生部1102が出力する上位ワード格納信号、1
114はアドレス格納信号発生部1103が出力するア
ドレス格納信号である。図3は、図2における送信側の
動作を示すタイムチャートである。このタイムチャート
を用いて送信側の動作を説明する。まず、メモリ101
1は、メモリ読出制御部1012から図3(a)、
(b)、(c)、(d)に示すような*RAS信号、*
CAS信号、アドレス信号M−A0〜A16、*WE信
号からなるメモリ読出信号1013を入力されると、図
3(e)に示す1ワード192ビットの画像データ(図
3(e)ではD0〜D191と表記)を出力する。メモ
リ1011から出力される1ワード192ビットの画像
データ(D0〜D191)は、96ビットの上位ワード
データと96ビットの下位ワードデータに分割され、そ
れぞれ上位ワード信号線1021と下位ワード信号線1
022を介して、上位ワードラッチ回路1031、下位
ワードラッチ回路1032に入力され、図3(f)に示
すラッチクロック1023(D−LTCK)を用いて、
それぞれデータ転送レジスタ103内の上位ワードラッ
チ回路1031、下位ワードラッチ回路1032に一時
格納される。図3(g)はデータ転送レジスタ103で
格納しているデータ(LTDT0〜191)を示す。図
3(h)はアドレス発生部1041が発生する転送先ア
ドレス(D−A0〜16)のタイムチャートを示す。こ
の転送先アドレスは、図3(i)に示すラッチクロック
1043(A−LTCK)を用いて、アドレスラッチ回
路1044に一時格納される。図3(j)はアドレスラ
ッチ回路1044でラッチされた転送先アドレス(LT
AD0〜16)の様子を示すタイムチャートである。図
3(k)はクロック発生部1104から発生する同期ク
ロック1111(CLK)で、以下に述べる上位ワード
出力信号1061、下位ワード出力信号1062、アド
レス出力信号107、下位ワード格納信号1112、上
位ワード格納信号1113、アドレス格納信号1114
は、このクロックに同期して出力されるものとする。図
3(l)は、アドレスラッチ回路1044にラッチした
転送先アドレスを出力するアドレス出力信号107(*
OE−A)と、アドレス格納信号発生部1103が出力
するアドレス格納信号1114(*ADRENB)のタ
イムチャートを示す。本実施例ではアドレス出力信号1
07(*OE−A)とアドレス格納信号1114(*A
DRENB)は別々の信号としたが、信号出力の遅延時
間を調整する必要がなければ、アドレス格納信号111
4(*ADRENB)をアドレス出力信号107(*O
E−A)で代用しても構わない。図3(l)のタイムチ
ャート従ったアドレス出力信号107(*OE−A)に
より、アドレスラッチ回路1044にラッチされていた
転送アドレス(図3の(o)中の、アドレス0、アドレ
ス1、・・・)が出力される。図3(m)は、下位ワー
ド出力信号1062(*OE−L)と、下位ワード格納
信号1112(*DT−L)のタイムチャートを示す。
下位ワードラッチ回路1032に格納されていた下位ワ
ードデータは、下位ワード出力信号1062(*OE−
L)がローレベルの間、画像データ専用バス108に出
力される。(図3(p)中の、データ0─L、データ1
─L、・・・)が出力される。前述のアドレス格納信号
1114(*ADRENB)と同様に、信号出力の遅延
時間を調整する必要がなければ、下位ワード格納信号1
112(*DT−L)は、下位ワード出力信号1062
(*OE−L)で代用しても構わない。図3(n)は、
上位ワード出力信号1061(*OE−H)と、上位ワ
ード格納信号1113(*DT−H)のタイムチャート
を示す。上位ワードラッチ回路1031に格納されてい
た上位ワードデータは、上位ワード出力信号1061
(*OE−H)がローレベルの間、画像データ専用バス
108に出力される。(図3(p)中の、データ0─
H、データ1─H、・・・)が出力される。前述のアド
レス格納信号1114(*ADRENB)と同様に、信
号出力の遅延時間を調整する必要がなければ、上位ワー
ド格納信号1113(*DT−H)は、上位ワード出力
信号1061(*OE−H)で代用しても構わない。上
記データ転送制御により、アドレスバス109に転送先
アドレスが、図3(o)に示すタイムチャートで送出
(アドレス0、アドレス1、・・・)され、画像データ
専用バス108に上位ワードデータと下位ワードデータ
が、図3(p)に示すタイムチャートで送出(データ0
─L、データ0─H、データ1─L、データ1─H、・
・・)される。本実施例ではデータバス108とアドレ
スバス109は別々のバス信号線としたが、アドレスサ
イクルとデータサイクルが別々ならばデータバスとアド
レスバスを共通にして、データとアドレスを多重化して
転送制御する方法も考えられる。図4は本実施例(図
1)のデータ受信側の一構成例を詳細に示すブロック図
である。1121、1122はデータ格納レジスタ11
2を構成する回路部である。1121は画像データ専用
バス108から入力される96ビットの上位ワードデー
タをラッチする上位ワードラッチ回路である。1122
は画像データ専用バス108から入力される96ビット
の下位ワードデータをラッチする下位ワードラッチ回路
である。1131はアドレスバス109から入力される
転送先アドレスをラッチするアドレスラッチ回路であ
る。1141、1142は格納制御手段114を構成す
る回路部である。1141は、同期クロック信号111
1、上位ワード格納信号1112、下位ワード信号11
13、アドレス格納信号1114を入力信号とし、各入
力信号のインバート信号を出力するINV回路群であ
る。1142はINV回路群1141から出力する格納
制御信号114のインバート信号どうしの論理積をとる
AND回路群である。1151は、AND回路群114
2で同期クロック信号1111のインバート信号と下位
ワード格納信号1112のインバート信号の論理積をと
った信号で、下位ワードラッチ回路1122のラッチク
ロックである。1152は、AND回路群1142で同
期クロック信号1111のインバート信号と上位ワード
格納信号1113のインバート信号の論理積をとった信
号で、上位ワードラッチ回路1121のラッチクロック
である。アドレス格納信号116は、AND回路群11
42で同期クロック信号1111のインバート信号とア
ドレス格納信号1114のインバート信号の論理積をと
った信号で、アドレスラッチ回路1131のラッチクロ
ックである。1211は上位ワードラッチ回路1121
から出力する96ビットの上位ワードデータ、1212
は下位ワードラッチ回路1122から出力する96ビッ
トの下位ワードデータである。図5は、図4における受
信側の動作をタイムチャートを用いて示した図である。
このタイムチャートをを用いて図4の動作について説明
する。図5(a)〜(f)は、図3(k)〜(p)で述
べた送信側が送出した信号で、画像データ専用バス10
8と、アドレスバス109、格納信号線111を介して
受信側に入力される信号のタイムチャートである。ま
ず、アドレスバス109から図5(e)に示す転送先ア
ドレス(A0〜16)がアドレスラッチ回路1131に
入力される。アドレスラッチ回路1131は、図5
(a)で示す同期クロック信号1111(クロックCL
K)のインバート信号と図5(b)で示すアドレス格納
信号1114(*ADRENB)のインバート信号との
論理積である図5(g)に示すアドレス格納信号116
(LT−A)によって、入力された転送先アドレスをラ
ッチする。図5(h)に、アドレスラッチ回路1131
でラッチした転送アドレス(ラッチADDR)のタイム
チャートを示す。次に、画像データ専用バス108から
図5(f)のタイムチャートにしたがって下位ワードデ
ータと上位ワードデータ(データ0−L、データ0−
H、データ1−L、データ1−H、・・・)が上位ワー
ドラッチ回路1121と下位ワードラッチ回路1122
に入力される。下位ワードラッチ回路1122は、図5
(i)に示す下位ワードラッチクロック1151(LT
−DL)によって、入力された下位ワードデータをラッ
チする。図5(j)に、下位ワードラッチクロック11
51でラッチした下位ワードラッチ回路1122のデー
タ(ラッチデータL)のタイムチャートを示す。同様
に、上位ワードラッチ回路1121は、図5(k)に示
す上位ワードラッチクロック1152(LT−DH)に
よって、入力された上位ワードデータをラッチする。図
5(l)に、上位ワードラッチ回路1122のラッチし
たデータ(ラッチデータH)のタイムチャートを示す。
ここまでで、受信側は、送信側から転送されてきた転送
先アドレス、画像データのデータ転送1回分の一時格納
を終え、後は以下の外部転送元117へ書き込む動作が
残っている。図5(m)は、アドレスラッチ回路113
1で格納した転送先アドレスの出力制御を行うアドレス
出力制御信号120(*A−OE)のタイムチャートで
ある。アドレスラッチ回路1131は、図5(m)に示
すアドレス出力制御信号120(*A−OE)がローレ
ベルの間は、そのラッチしている転送先アドレスを出力
する。この出力は、行アドレス、列アドレスに分けら
れ、行アドレス、列アドレスの順に外部転送先117の
メモリに入力され、アドレス指定となる。図5(q)
に、外部転送先117のメモリに入力される転送先アド
レス122(A0〜7)を示す。図5(n)は、上位ワ
ードラッチ回路1121、下位ワードラッチ回路112
2の出力制御を行うデータ出力制御信号119(*D−
OE)のタイムチャートである。上位ワードラッチ回路
1121及び下位ワードラッチ回路1122は、図5
(n)に示すデータ出力制御信号119(*D−OE)
がローレベルの間は、そのラッチしている96ビットの
上位ワードデータ及び96ビットの下位ワードデータを
同時に出力する。この出力は、外部転送先117のメモ
リに対する192ビットのデータ入力となる。図5
(s)に、外部転送先117のメモリに入力される1ワ
ード192ビットの転送データ121(D0〜191)
を示す。図5(o)(p)(r)は、書き込み制御信号
123の*RAS信号、*CAS信号、*WE信号のタ
イムチャートである。この制御信号により、外部転送先
117のメモリの、図5(q)に示す転送先アドレス1
22(A0〜7)の指定先に、図5(s)に示す1ワー
ド192ビットの転送データ121(D0〜191)が
書き込まれる。以上述べた動作により、1ワード192
ビットのデータが転送が完了し、転送データ分上記動作
を繰り返す。 (実施例2)図6は、本発明の第2実施例の一構成例の
全体ブロック図である。第2実施例では、第1実施例の
構成に加えて、下記を追加した構成になっている。図6
において、124は、転送先アドレスが連続するデータ
を転送するモード1と、転送先アドレスがランダムなデ
ータを転送するモード2のいずれか一方を外部から指定
されると、指定したモードを示すモード信号を発生する
転送モード指定手段である。125は、転送モード指定
手段124でモード1を指定した場合に、本実施例では
TTLレベルのローレベルの値を示すモード信号であ
る。126は、モード信号125がローレベルの値(モ
ード1)を示すときに、アドレスバス109から入力す
る転送開始後1番目の転送先アドレスをスタートアドレ
スとする連続するアドレスを発生する連続アドレス発生
手段である。127はアドレス格納レジスタ113から
出力する転送先アドレスである。128は連続アドレス
発生手段から出力する転送先アドレスである。129
は、転送先アドレス127と転送先アドレス128の2
入力を持ち、2入力のうち何れか一方の入力を出力する
書き込みアドレス入力手段、130は書き込みアドレス
入力手段から出力される転送先アドレスである。図7
は、第2実施例のデータ送信側の詳細ブロック図であ
る。以下に説明する構成要素は、第1実施例と異なる構
成要素のみで、それ以外は第1実施例と同じである。図
7において、1241はモード信号125を出力する2
入力のマルチプレクサ、1242はマルチプレクサ12
41の一方の入力であり、TTLレベルのハイレベルの
値が入力される。1243はマルチプレクス1241の
他方の入力であり、TTLレベルのローレベルの値が入
力される。モード信号125は、マルチプレクス124
1の出力信号であり、外部からの指定により入力信号1
242と入力信号1243のいずれか一方の入力を出力
する。本実施例では、転送モード指定手段124でモー
ド1を指定した場合は、モード信号125は、TTLレ
ベルのローレベルの値となり、転送データのアドレスが
連続していることを意味する。図8は、図7における転
送アドレスが連続する場合(モード1)のデータ送信側
の動作を説明するタイムチャートである。図8(a)〜
(e)は、第1実施例の場合と同様に、メモリ1011
から1ワード192ビットのデータを読みだすタイムチ
ャートを示す。但し、本実施例での読出し制御は、第1
実施例とは異なり、最近のDRAMが有している機能で
あるページモードアクセスによる読出し制御を行うもの
とする。このページモードアクセスでは、図8(c)に
示す同一の行アドレス(Rアドレス0)に対して、図8
(c)に示す連続する列アドレス(Cアドレス0〜Cア
ドレス3)を与えることで、高速にデータを読み出すこ
とが可能になる。図8(f)〜(j)は、第1実施例の
場合と同様に、メモリ1011から読出したデータと、
転送先アドレス発生手段104が発生した転送先アドレ
スを、各々データ転送用レジスタ103と転送先アドレ
ス格納レジスタ1044に格納する様子を示すタイムチ
ャートである。図8(k)〜(p)は、第1実施例の場
合と同様に、格納信号111を構成する制御信号群、転
送先アドレス、転送データの転送制御のタイムチャート
を示す。図8(k)〜(p)から判るように、第1の実
施例の場合と違い、転送先アドレスは転送開始時に1回
転送し、その後は、データのみを転送する。図9は、デ
ータ受信側の詳細ブロック図である。以下第1実施例と
異なる構成要素を説明する。図9において、1261
は、モード信号125がローレベル(モード1)のとき
に、転送開始時に1回送られて来る転送先アドレスをス
タートアドレスとして連続アドレスを発生するカウン
タ、1262はカウンタ1261から出力される連続ア
ドレス、1263は連続アドレス1261を一時格納す
る連続アドレス格納レジスタ、1291は、アドレス格
納レジスタ113から入力される転送先アドレス127
と連続アドレス発生手段126から入力される連続アド
レス128の2入力を持ち、モード信号125がローレ
ベル(モード1)のとき、連続アドレス128を出力す
るマルチプレクサである。図10は、図9におけるデー
タ受信側の動作を説明するタイムチャートである。図1
0(a)〜(f)は、(図8)の(k)〜(p)で述べ
た送信側から転送先アドレス、転送データ、格納制御信
号が転送されてくる様子を示す。図10(g)は連続ア
ドレス発生手段126が発生する連続アドレス128の
タイムチャートを示す。連続アドレス発生手段126
は、転送開始時に送信側から送られてくる図10(e)
に示す転送先アドレスを、カウンタ1261のロードア
ドレスとし、以降ロードアドレスをスタートアドレスと
する連続アドレス128を発生する。この連続アドレス
128は、先に述べたモード1のときには、外部転送先
に入力される転送先アドレス130となる。このアドレ
ス入力の様子を図10(p)に示す。図10(p)から
判るように、外部転送先に入力されるアドレスは、書き
込み開始時のみ行アドレス(R─アドレス0)を入力
し、それ以降は列アドレス(C─アドレス0、C─アド
レス1、・・)だけを入力する。ここでの外部転送先へ
の書き込み制御は、先の転送元での読出制御で用いたペ
ージモードによる書き込み制御を行っている。その他の
図10のタイムチャートで示す信号動作は、第1実施例
で述べた内容と同様である。以上述べた動作により、1
ワード192ビットのデータ転送が完了する。この第2
実施例の転送制御は、先に述べた第1実施例の場合と比
べて、転送先アドレスが連続するデータを転送する場合
(モード1)は、1ワード192ビットのデータを転送
するサイクルは100nsと高速化できる。 (実施例3)図11は、本発明の第3実施例における全
体のブロック図である。第3実施例では、第1実施例の
構成に加えて、下記を追加した構成になっている。図1
1において、131は、転送する1ワード192ビット
のデータが1画素RGB各8ビット計24ビットの8画
素分の画像データであるとき、画素単位に書き込みの有
無を指定しする画素指定信号を出力する書き込み画素指
定手段、132は書き込み画素指定手段131の出力に
つなげた画素指定信号線、133は画素指定信号線13
2に出力される画素指定信号の格納タイミングを示す画
素指定格納信号を出力する画素指定格納信号発生手段、
134は画素指定格納信号発生手段の出力につなげた画
素指定格納信号線、135は、画素指定信号線132を
介して入力される画素指定信号を一時格納する画素指定
信号格納レジスタ、136は、画素指定格納信号線13
4を介して入力される画素指定格納信号を用いて、画素
指定信号格納レジスタ135の格納制御を行う画素指定
信号格納制御手段、137は画素指定信号格納レジスタ
135の格納制御を行う格納制御信号、138は画素指
定格納レジスタ135から出力する画素指定信号、13
9は、画素指定信号格納レジスタ135に格納した画素
指定信号の出力を制御する画素指定信号出力制御信号、
140は、データ書き込み手段118から出力する1ワ
ード192ビット単位の書き込み制御信号、141は、
データ格納レジスタ112に格納された1ワード192
ビットの画像データを、画素指定信号138を用いて、
画素(24ビット)単位で書き込み制御する画素単位書
き込み制御手段、142は画素単位書き込み制御手段1
41から出力される画素単位書き込み制御信号である。
図12は第3実施例における送信側の動作を示すタイム
チャートである。図12(a)〜(f)は、送信側の動
作を示し、第1実施例における図3(k)〜(p)に対
応している。転送動作は、まず書き込み画素指定手段1
31で1ワード192ビット中の画素(24ビット)単
位の書き込み画素を指定する。本実施例では、書き込み
画素指定手段131は、1ワード192ビットの8画素
分の画像データに対応する8ビットの画素指定信号を、
画素指定信号線132を介して出力する。8ビット画素
指定信号は各ビットの論理値が”1”であれば、そのビ
ットに対応する画素は書き込まれ、論理値が”0”であ
れば、そのビットに対応する画素は書き込まない。図1
2(h)は、画素指定信号(BIT0〜7)を転送する
タイムチャートを示す。この画素指定信号は、図12
(h)から判るように、本実施例では、第1実施例のア
ドレスサイクル時に転送される。また図12(g)は、
画素指定信号を格納するタイミングを受信側に示す画素
指定格納信号(*BITENB)のタイムチャートを示
す。この信号(*BITENB)は、ローレベルのとき
に、画素指定信号(BIT0〜7)が確定していること
を意味する。図13は、第3実施例におけるデータ受信
側の詳細ブロック図である。第3実施例では、第1実施
例に加えて、下記を追加した構成となっている。図13
において、 1351は、画素指定信号格納レジスタ1
35を構成する画素指定信号格納ラッチ回路、1361
は、画素指定格納信号線134を介して入力される画素
指定格納信号とクロック信号1111の各々のインバー
ト信号の論理積を出力するAND回路である。このAN
D回路1361の出力は、画素指定信号格納ラッチ回路
1351のラッチクロックである。1401は、8ビッ
トの画素指定信号138と、データ書き込み手段118
から出力される*WE信号とを各ビット毎に論理積をと
るNAND回路である。このNAND回路1401の出
力は、画素指定信号(BIT0〜7)で論理”0”とな
っている画素について、書込を禁止することになる。図
14は、図13におけるデータ受信側の動作を示すタイ
ムチャートである。図14(a)〜(h)は、図12の
説明で述べたデータ送信側から転送する転送先アドレ
ス、データ、画素指定信号のタイムチャートを示す。図
14(h)に示す画素指定信号(BIT0〜7)は、画
素指定信号格納ラッチ回路1351に入力されると、図
14の(i)に示すラッチクロック137(LT−B)
によって、画素指定信号格納ラッチ回路1351に一時
格納される。図14(j)に、画素指定信号格納ラッチ
回路1351に一時格納された画素指定信号(ラッチB
IT)を示す。図14(k)〜(m)は、第1実施例で
述べたデータ書き込み手段118から出力する*RA
S、*CAS信号と、アドレス格納レジスタで一時格納
した転送先アドレスである。図14(n)はメモリへの
*WE信号で、本実施例の場合1画素24ビット毎に*
WE信号が独立して8本存在するものとする。画素単位
書き込み制御手段141では、画素指定信号格納レジス
タ135で格納した1画素24ビット毎の画素指定信号
(BIT0〜7)のそれぞれと、データ書き込み手段1
18から出力される*WE信号のNANDをとる。これ
により、画素指定信号で書き込み指定した場合(TTL
レベルのハイレベル)には、NAND回路1401の出
力はアクティブローとなり、それに対応する画素は書き
込まれる。反対に、画素指定信号で書き込み無効を指定
した場合(TTLレベルのローレベル)は、NAND回
路1401の出力はインアクティブハイとなり、それに
対応する画素は書き込まれない。これにより1ワード8
画素内の任意位置の画素について、書き込み有無が制御
可能となる。 (実施例4)図15は、本発明の第4実施例における全
体のブロック図である。第4実施例では、第1実施例の
構成に加えて、下記の手段を追加した構成になってい
る。143は、格納信号発生手段110が発生する格納
信号111を変更する格納信号変更手段、144は転送
先アドレス発生手段104が発生する転送先アドレス信
号、145は格納信号発生手段の発生する格納制御信号
111を構成する同期クロック信号1111を変更する
クロック制御信号である。第1実施例から第3実施例で
述べてきた通り、本発明のデータ転送は格納制御信号1
11を構成する同期クロック信号1111に同期した転
送になっている。また一般的に転送先がDRAMとSR
AMとではアクセス速度が大きく違い、現状のSRAM
のアクセス時間は最小15nsまで存在するのに対し
て、DRAMではせいぜい60nsが最小アクセス時間
である。そこで、ここで述べる第4実施例では、外部転
送先に応じて格納制御信号111を構成するクロック信
号1111のクロック周波数を変更し、外部転送先に応
じて最高速のデータ転送を実現する実施例について述べ
る。図16は、第4実施例を詳細に説明する説明図であ
る。図16において、1431は、外部転送先のアドレ
スマップを記憶するメモリマップで、本実施例では外部
転送先でDRAMメモリのアドレスが0番地から100
0番地であり、SRAMメモリのアドレスが1001番
地から2000番地にマッピングされている場合とす
る。1432は、メモリ1431に記憶したDRAMメ
モリの最終アドレスである1000番地を出力するアド
レス信号、1433は、1000番地を示すアドレス信
号1432と転送先アドレス発生手段104が発生する
転送先アドレス144の2入力を比較し、転送先アドレ
ス144が1000番地以下ならばTTLレベルのロー
レベル信号を出力し、転送先アドレス144が1001
番地以上ならば、TTLレベルのハイレベル信号を出力
する比較器、145は比較器1433から出力されるク
ロック制御信号、1105は、転送先がDRAMメモリ
のときに適した転送クロックを発生するDRAM用クロ
ック発生部、1106は、転送先がSRAMメモリのと
きに適した転送クロックを発生するSRAM用クロック
発生部、1107、1108はそれぞれDRAM用クロ
ック発生部1105、SRAM用クロック発生部110
6が発生するDRAM用転送用クロック信号、SRAM
用転送用クロック信号である。1109は、DRAM用
転送用クロック信号1107、SRAM用転送用クロッ
ク信号1108の2入力から、クロック制御信号145
に応じて何れか一方の入力を、他方のクロックとの同期
を取って出力するマルチプレクサである。本実施例では
クロック制御信号がTTLレベルのローレベルのとき
は、出力としてDRAM用転送用クロック信号1107
を出力し、TTLレベルのハイレベルのときは、出力と
してSRAM用転送用クロック信号1108を出力する
ものとする。上記構成により、転送先アドレス発生手段
104で発生する転送先アドレスが0番地から1000
番地の時は、DRAM転送用クロックで転送制御され、
転送先アドレスが1001番地から2000番地の時
は、SRAM転送用クロックで転送制御される。図17
は、第4実施例と同じように、転送先に応じて同期クロ
ックを変える実施例である。図16では転送先アトレス
発生手段104が発生する転送先アドレスに応じて動的
に同期クロックを変える場合を示したが、外部転送先が
DRAMメモリ、SRAMメモリを動的に行き渡ること
なく、いずれか一方に固定的な場合の実施例である。図
17において、1434はクロック制御信号145をT
TLレベルのハイレベルかローレベルの何れか一方に固
定する設定端子である。このような構成により、外部転
送先がDRAMメモリだけに固定されているときは設定
端子1434をA側でショートし、外部転送先がSRA
Mメモリだけに固定されているときは設定端子144を
B側でショートする。これにより先に述べた実施例のよ
うに外部転送先に応じた同期クロックによるデータ転送
を行うことができる。
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、第1メモリ、画像データ専用バス、第2メモリはそ
れぞれデータ幅が1画素のビット数の整数倍になってい
るので、転送データの総ビット数と画像データの総ビッ
ト数とでずれが生じることがなく、画素が途中で切れる
こともなく、転送データとして余分なデータを送らない
ことになる。したがって、従来技術における、余分なビ
ットを捨てる手段又は処理や、画素と画素との切れ目が
どこにあるのかを判定する処理又は画素単位毎に受信側
メモリに格納する手段が必要なく画素データの処理が容
易になるという効果がある。このことは、ビットマップ
方式のウィンドウシステム等の処理を容易にし、また、
任意位置の画素の書き込み有無の制御が可能であること
から、本データ転送装置を用いてウインドウシステム下
での動画表示システムや画像処理システムの開発を促進
できるという効果がある。また、画像データを格納する
転送元のメモリ及び転送先のメモリのデータ幅が極めて
広く、その画像データを転送するための画像データバス
を専用に設けるシステムであっても、画像データ専用バ
スのデータ幅を、転送元メモリ及び転送先メモリのデー
タ幅を分割した幅になっているので、それだけ基板上の
信号線パターンの実装及び回路部品の実装が容易にな
る、ないし基板サイズを大きくしなくてもよいという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における全体のブロック
図である。
【図2】第1の実施例における送信側のブロック図であ
る。
【図3】第1の実施例における送信側動作のタイムチヤ
ート図である。
【図4】第1の実施例における受信側のブロック図であ
る。
【図5】第1の実施例における受信側動作のタイムチヤ
ート図である。
【図6】本発明の第2の実施例における全体のブロック
図である。
【図7】第2の実施例における送信側のブロック図であ
る。
【図8】第2のの実施例における送信側動作のタイムチ
ヤート図である。
【図9】実施例における受信側のブロック図である。
【図10】実施例における受信側動作のタイムチヤート
図である。
【図11】本発明の第3の実施例における全体のブロッ
ク図である。
【図12】第3の実施例における送信側動作のタイムチ
ヤート図である。
【図13】第3の実施例における受信側のブロック図で
ある。
【図14】第3の実施例における受信側動作のタイムチ
ヤート図である。
【図15】本発明の第4の実施例における全体のブロッ
ク図である。
【図16】第4の実施例における送信側のブロック図で
ある。
【図17】第5の実施例における送信側のブロック図で
ある。
【図18】従来技術におけるデータ転送装置の説明図で
ある。
【符号の説明】
101 外部転送元 103 データ転送用レジスタ 104 転送先アドレス 105 転送制御手段 108 データバス 109 アドレスバス 110 格納信号発生手段 111 格納制御信号線 112 データ格納レジスタ 113 アドレス格納レジスタ 114 格納制御手段 117 外部転送先 118 データ書き込み手段 124 転送モード指定手段 126 連続アドレス発生手段 129 書き込みアドレス入力手段 131 書き込み画素指定手段 133 画素指定格納信号発生手段 135 画素指定信号格納レジスタ 136 画素指定信号格納制御手段 141 画素単位書き込み制御手段 143 格納信号変更手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 データ転送装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを転送する
データ転送装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、パーソナルコンピュータやワークス
テーションでは従来の文字、テキストデータに加えて、
静止画像データや動画像データも扱うようになった。図
18(a)は、システムバスを用いて画像データを転送
する場合のブロック図である。このデータ転送装置は、
低速だが大容量の画像データを格納するメモリ1及びメ
モリ2と、高速の半導体記憶素子を用い転送時にメモリ
1のバッファとなるキャシュメモリ1及びキャシュメモ
リ2と、CPUに直結されている32ビットのシステム
バスとを有する。その動作について、画像データをメモ
リ1からメモリ2に転送する場合、まず、メモリ1から
キャシュメモリ1へ、1画面分又は転送したい画素分の
データが送られる。キャシュメモリ1のデータは、CP
Uまたは図外のDMACの制御により、1画面分又は転
送したい画素分のデータ全部が転送し終えるまで、32
ビット単位で転送を繰り返す。
【0003】図18(b)は、128ビット専用バスを
用いて画像データを転送する場合のブロック図である。
図18(b)は簡単に図示しているが、図18(a)と
の違いは、専用バスを設け、データ幅を広げることによ
って、より高速化が図られている点である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、画像データは画素データの集まりとし
て表され、フルカラーのビットマップの画像データを扱
う場合、通常、1画素は、RGB各色8ビットからなる
計24ビットで表されるために、下記のような課題があ
る。
【0005】 図18(a)の従来例における課題 画像データの最小単位は24ビットであるのに対して、
システムバスの1サイクルの最大転送データは32ビッ
トであることから、転送データの総ビット数と画像デー
タの総ビット数とでずれが生じ、画素が途中で切れない
ようにするためには、転送データの総ビット数は必要な
画素データの総ビット数よりも余分に送ることになり、
その余分なビットを捨てる手段又は処理をする必要があ
るという問題がある。例えば、2画素分のデータを転送
する場合、1回の転送では1画素目の24ビットと、2
画素目の8ビットを送れるが、これでは2画素目が途中
で切れてしまうので、2回目の転送では2画素目の残り
16ビットと意味のない16ビットを送ることになる。
結局8ビット余分に送ることになり、受信側では8ビッ
トを捨てる処理が必要である。
【0006】また、2画素以上のデータを転送する場
合、1回の転送で1画素分のみ転送することにし、これ
を画素数分繰り返せば転送可能であるが、余分に送るビ
ット数がやたらと多くなってまう。このような余分なビ
ット数を減らすために、多数の画素データを転送する場
合には、画素データと画素データとの間を詰めて送る方
法が一般的である。つまり、複数の画素を転送する場合
には、1回目の転送データ32ビットは、1画素目のデ
ータ24ビットと2画素目のデータ8ビット分を合わせ
て送り、2回目の転送データ32ビットは2画素目残り
のデータ16ビットと3画素目のデータ16ビットを合
わせて送り、というように順々に送れば、余分なビット
数は少なくなる。このようにして、画素データを詰めて
転送データとして送る場合、転送データ毎に画素と画素
との切れ目が一定の位置にないので、受信側では、その
切れ目がどこにあるのかを判定する処理又は画素単位毎
に受信側メモリに格納する手段が必要になるという問題
がある。受信データを画素単位毎に分解できないと元の
画像データが再現できないことになるからである。特
に、近時CAD等に限らずCG(コンピュータグラフィ
ック)処理の高度化が要請され、画素単位の処理や一定
の画素数の画像デ−タの処理を精確かつ高速に行う必要
があるビットマップ方式のグラフィックディスプレイ等
では上記問題点は重要である。
【0007】 図18(b)の従来例における課題 この場合、データバス幅が128ビットに拡大されてい
るので、より高速にデータを転送することが可能となっ
ている点が図18(a)と異なり優れている点である
が、転送データの総ビット数と画像データの総ビット数
とで、ずれが生じる点では図18(a)と同じであるの
で、図18(a)と同様に余分なデータを送る点と、大
量に送る場合に受信側で画素の切れ目がどこにあるのか
を判定する処理又は画素単位毎に受信側メモリに格納す
る手段が必要があるという点が問題となる。
【0008】また、この方法では、物理的な信号線が、
画像用のデータバスだけで128本、これにアドレスバ
ス、制御用の信号線等を加えると約150本ぐらいにな
り、従来例による回路を基板上に実装するには、システ
ムバスに加えて150本相当の信号線パターンを実装す
る必要がある。この150本相当の信号線パターンが占
める基板上の面積はかなり大きいので、結局、その分回
路部品の実装可能面積が小さくなるので部品の実装が困
難になる、或いは、基板サイズが大きくなるというとい
う問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、画像データを転送するデータ転
送装置であって、1画素分のビット数の整数倍のデータ
幅をもつ画像データ専用バスと、前記画像データ専用バ
スのデータ幅の整数倍のデータ幅をもつ第1メモリと、
前記画像データ専用バスのデータ幅の整数倍のデータ幅
をもつ第2メモリと、前記第1メモリからデータを読み
出し、該データを画像データ専用バス幅ずつ前記データ
バスへ送信する制御を行う送信制御手段と、前記データ
バスへ送信されたデータを順次受信し、前記第2メモリ
へ書き込む制御を行う受信制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0010】請求項2の発明は、前記送信制御手段とし
て、前記第1メモリから読み出したデータと、そのデー
タを前記第2メモリに書き込むべきアドレス信号とをセ
ットにして前記受信制御手段に送出する構成とし、前記
受信制御手段として、前記送信制御手段からセットにな
って送られてくるアドレス信号によって指定される前記
第2メモリのアドレスに書き込む構成としてある。
【0011】請求項3の発明は、前記送信制御手段とし
て、前記第1メモリのデータ幅の転送データを一時格納
し、前記データバスのデータ幅ずつ出力するデータ転送
用レジスタと、前記データ転送用レジスタに格納した転
送データの転送先アドレスを発生する転送先アドレス発
生手段と、前記データ転送用レジスタ及び前記転送先ア
ドレス発生手段の出力タイミングを制御する転送制御手
段と、前記転送先アドレスと前記転送データを転送先に
対して格納するタイミングを指示する格納信号及びクロ
ック信号を発生する格納信号発生手段とから構成し、前
記受信制御手段として、前記データバスのデータ幅ずつ
前記転送データを一時格納していき、前記第2メモリの
データ幅で出力するデータ格納レジスタと、前記転送先
アドレスを格納するアドレス格納レジスタと、前記格納
信号及び前記クロック信号に基づいて前記データ格納レ
ジスタ及び前記アドレス格納レジスタの格納タイミング
を制御する格納制御手段と、前記アドレス格納レジスタ
に格納する転送先アドレスに基づいて、前記データ格納
レジスタに格納するデータを、前記第2メモリへ書き込
むデータ書込手段とからなっている。
【0012】請求項4の発明は、前記送信制御手段とし
て、転送アドレスが連続している場合、1番目のデータ
転送時には、前記第1メモリから読み出したデータと、
そのデータを前記第2メモリに書き込むべきアドレス信
号とをセットにして前記受信制御手段に送出し、2番目
以降のデータ転送時には、そのデータを前記第2メモリ
に書き込むべきアドレス信号を送らないでデータだけを
送出する構成としてあり、前記受信制御手段として、転
送アドレスが連続している場合、1番目のデータ転送時
には、前記送信制御手段からセットになって送られてく
るアドレス信号によって指定される前記第2メモリのア
ドレスに書き込むと共にそのアドレスを記憶しておき、
2番目以降のデータ転送時には、記憶しておいたアドレ
スをインクリメントしたアドレスによって指定される前
記第2メモリのアドレスに書き込むむ構成としてある。
【0013】請求項5の発明は、前記送信制御手段とし
て、転送アドレスが連続しているか否かを指定する転送
モード指定手段を有し、前記受信制御手段として、転送
アドレスが連続している旨の指定があると、転送先アド
レスの1番目をスタートアドレスとする連続アドレスを
発生する連続アドレス発生手段と、前記連続アドレスを
前記第2メモリのアドレスとして指定することができる
書込アドレス入力手段とを有している。
【0014】請求項6の発明は、前記送信制御手段とし
て、転送データ中の任意の画素について書込むか否かを
画素単位毎に指定する画素書込指定信号を前記受信制御
部に送出する構成とし、前記受信制御手段として、前記
画素指定信号に基づき、指定された画素のみを前記第2
メモリへの書き込むように制御を行う構成としている。
【0015】請求項7の発明は、前記送信制御手段とし
て、転送データ中の任意の画素について書込むか否かを
画素単位毎に指定する画素指定信号を発生する書込画素
指定手段と、前記書き込み画素指定手段が出力する画素
指定信号の格納タイミングを示す画素指定格納信号を発
生する画素指定格納信号発生手段とを有し、前記受信制
御手段として、前記画素指定信号を格納する画素指定格
納レジスタと、前記画素指定格納信号を用いて前記画素
指定格納レジスタの格納制御を行う画素指定信号格納制
御手段と、前記画素指定格納レジスタから出力される信
号に基づき前記第2メモリへの書込を画素単位で制御す
る画素単位書き込み制御手段とを有している。
【0016】請求項8の発明は、前記格納信号発生手段
として、前記クロック信号を切り換える指示をする格納
信号変更手段を有している。請求項9の発明は、前記格
納信号変更手段として、前記転送先アドレス発生手段が
発生する転送先アドレスを比較し、切り換えるか否か判
定する手段を有している。
【0017】
【作用】請求項1の発明によれば、送信制御手段は、1
画素のビット数の整数倍のデータ幅を持つ第1メモリか
ら読み出される画像データを、1画素のビット数の整数
倍のデータ幅を持つ画像データ専用バスのデータバス幅
毎に分割する。その分割された画像データは、順次画像
データ専用バスを介して、受信側に転送される。受信制
御手段は、転送されてくる分割された画像データを順次
受信し、1画素のビット数の整数倍のデータ幅を持つ第
2メモリに書き込む。
【0018】請求項2及び3の発明によれば、送信制御
手段は、転送すべき画像データを第1メモリから読み出
しデータ転送用レジスタに格納すると、まずそのデータ
の転送先アドレスを転送先アドレス発生手段から送信
し、次に前記データ転送用レジスタのデータを画像デー
タ専用バスのデータバス幅毎に分割し、これを順次送信
する。このとき、格納信号発生手段が発生する格納制御
信号も、送信される転送アドレス及び転送データと共に
送信される。これに対して、受信制御手段は、前記格納
制御信号に基づき、まず受信した転送先アドレスをアド
レス格納手段に格納し、次に順次送られてくる転送デー
タをデータ格納レジスタに格納し、その後、第2メモリ
に書き込む。2回目以降のデータ転送はこれを繰り返
す。
【0019】請求項4及び5の発明によれば、転送する
データのアドレスが連続する場合には、送信側の転送モ
ード指定手段は、その旨を示すモード信号を受信側に対
して送る。このとき、送信側は、1番目のデータ転送時
には、第1メモリから読み出したデータと、そのデータ
を前記第2メモリに書き込むべきアドレス信号とをセッ
トにして受信側に送出し、2番目以降のデータ転送時に
は、そのデータを前記第2メモリに書き込むべきアドレ
ス信号を送らないでデータだけを送信する。受信側は、
1番目のデータ転送時には、送信側からセットになって
送られてくるアドレス信号によって指定される第2メモ
リのアドレスに書き込むと共にそのアドレスを記憶して
おき、2番目以降のデータ転送時には、記憶しておいた
アドレスをインクリメントしたアドレスによって指定さ
れる第2メモリのアドレスに順次書き込む。これにより
2回目以降のアドレスサイクルは省略して、画像データ
のみの転送が可能となる。転送開始時のアドレスを一回
転送するだけで、以降、アドレス転送サイクルが不要な
データ転送が実現でき、転送速度が向上する。
【0020】また、請求項6の発明によれば、送信制御
手段は、転送データ中の任意の画素について書込むか否
かを画素単位毎に指定する信号を前記受信制御部に送出
する。受信制御手段は、前記書込画素指定部から出力さ
れる画素指定信号に基づき指定された画素のみを前記第
2メモリへの書き込むように制御を行う。これにより画
像データの画素単位の書き込み制御が可能なデータ転送
ができる。
【0021】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例を説
明する。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例の一構成例の
全体ブロック図である。図1において、101はアクセ
スワード幅が画像データ専用バス108の整数倍のアク
セスワード幅を持つ第1メモリとしての外部転送元であ
り、本実施例ではアクセスワード幅を192ビットとす
る。この外部転送元101の格納データは1画素RGB
各8ビット計24ビットの画像データで、表示画像の水
平方向に8画素分の1ワード192ビットのデータであ
る。
【0022】102は外部転送元101から出力される
1ワード192ビットの画像データを伝える出力線であ
る。103は出力線102を介して入力される画像デー
タを一時格納し、画像データ専用バス108のデータ幅
ずつに分割して出力するデータ転送用レジスタである。
本実施例では1ワード192ビットの画像データを一時
格納し、1ワード96ビットの画像データ2個に分割し
てそれぞれ出力する。
【0023】104はデータ転送用レジスタ103に格
納した1ワード192ビットのデータの転送先アドレス
を発生する転送先アドレス発生手段である。105はデ
ータ転送レジスタ103に一時格納する2つの96ビッ
トのデータと転送先アドレス発生手段104で発生する
転送先アドレスの出力タイミングを制御をする転送制御
手段である。
【0024】106はデータ転送レジスタ103に一時
格納した2つの1ワード96ビットの画像データの出力
を指示するデータ出力制御信号である。107は転送先
アドレス発生手段104で発生する転送先アドレスの出
力を指示するアドレス出力制御信号、画像データ専用バ
ス108は、データ転送用レジスタ103が出力する9
6ビットのデータを伝える画像データ専用の96ビット
データバスである。
【0025】109は転送先アドレス発生手段104が
発生する転送先アドレスを伝えるアドレスバスである。
本実施例での第2メモリとしての転送先は、画像を表示
するフレームメモリであり、その表示画像サイズは10
24×1024画素であるので、1ワード192ビット
で128kワードのメモリ容量をもつ。この容量のメモ
リをアクセスするためのアドレスは、17ビット必要で
あり、行方向に1024ワード分の10ビット、列方向
に128ワード分の7ビットで、アドレス線としては1
7ビットでアドレス指定する。
【0026】110は、画像データ専用バス108上に
出力された1ワード96ビットの画像データ及びアドレ
スバス109上に出力された転送先アドレスを、受信側
が格納するためのタイミングを示す格納信号を発生する
格納信号発生手段である。111は格納信号発生手段1
10が発生する格納信号を伝える格納信号線、112は
画像データ専用バス108から入力される1ワード96
ビットデータを一時格納するデータ格納レジスタであ
る。
【0027】113はアドレスバス109を介して入力
される転送先アドレスを一時格納するアドレス格納レジ
スタである。114は格納信号111を用いてデータ格
納レジスタ112とアドレス格納レジスタ113の格納
制御を行う格納制御手段である。115は格納制御手段
114から出力され、データ格納レジスタ112のデー
タ格納タイミングを指示するデータ格納信号である。
【0028】116は格納制御手段114から出力さ
れ、アドレス格納レジスタ113のアドレス格納タイミ
ングを指示するアドレス格納信号である。117は第2
メモリとしての外部転送先である。本実施例では前述し
たように表示画像サイズが1024×1024画素、容
量が1ワード192ビットで128kワードのフレーム
メモリである。
【0029】118は、データ格納レジスタ112に格
納された2つの1ワード96ビットの画像データを、1
つの1ワード192ビットの画像データとして外部転送
先117に書き込む制御を行うデータ書き込み手段であ
る。119は、データ格納レジスタ112に格納された
2つの1ワード96ビットのデータを、1つの1ワード
192ビットのデータとして出力するタイミングを指示
するデータ出力制御信号である。
【0030】120は、アドレス格納レジスタ113に
格納された転送先アドレスの出力タイミングを指示する
アドレス出力制御信号である。121は、データ出力制
御信号119の指示によりデータ格納レジスタ112か
ら出力される1ワード192ビットの画像データを伝え
るデータ線である。122はアドレス出力制御信号12
0の指示によりアドレス格納レジスタ113から出力さ
れる転送先アドレスである。
【0031】123は、データ格納レジスタ112から
出力される1ワード192ビットの画像データ121
を、転送先アドレス122の指定するアドレスの外部転
送先117に、書き込む指示をする書き込み制御信号で
ある。図2は本実施例(図1)のデータ送信側の一構成
例を詳細に示すブロック図である。
【0032】1011、1012、1013は外部転送
元101を構成する回路である。1011は画像データ
を記憶しているメモリでありDRAMを使用している。
1012はメモリ1011に記憶している転送データの
読出し制御を行うメモリ読出し制御部、1013はメモ
リ読出制御部1012が出力するRAS信号、CAS信
号、*WE信号からなるメモリ読出信号である。
【0033】1021、1022、1023は出力線1
02を構成する信号線である。1021はメモリ101
1から出力される1ワード192ビットのデータを2分
割した中の96ビットの上位ワードデータを伝える上位
ワード信号線、1022は2分割した残りの96ビット
の下位ワードデータを出力する下位ワード信号線、10
23は上位ワード信号線1021と下位ワード信号線1
022を介して入力されるデータをデータ転送用レジス
タ103でデータラッチするタイミングを示すラッチク
ロックである。
【0034】1031、1032はデータ転送用レジス
タ103を構成するラッチ回路である。1031は上位
ワード信号線1021から入力される上位ワードデータ
をラッチする上位ワードラッチ回路、1032は下位ワ
ード信号線1022から入力される下位ワードデータを
ラッチする下位ワードラッチ回路である。1041、1
042、1043、1044は転送先アドレス発生手段
104を構成する回路である。1041はデータ転送用
レジスタ103に格納した1ワード192ビットデータ
の転送先アドレスを発生するアドレス発生部、1042
はアドレス発生部1041が発生する転送先アドレス、
1043は転送先アドレス1042をデータラッチする
ラッチクロック、1044は転送アドレスをラッチクロ
ック1043で一時格納するアトレスラッチ回路であ
る。
【0035】1061、1062はデータ出力制御信号
106を構成する制御信号である。1061は、上位ワ
ードラッチ回路1031から出力される1ワード96ビ
ットの上位ワードデータの出力タイミングを指示する上
位ワード出力信号であり、上位ワードラッチ回路103
1の*OE(アウトプットイネーブル)端子に接続され
ている。この信号がTTLレベルのローレベルであると
きは、上位ワードラッチ回路1031は、ラッチした9
6ビットの上位ワードデータを出力する。
【0036】1062は、下位ワードラッチ回路103
3から出力される1ワード96ビットの下位ワードデー
タの出力タイミングを指示する下位ワード出力信号であ
り、下位ワードラッチ回路1032の*OE端子に接続
されている。この信号もTTLレベルのローレベルであ
るときは、下位ワードラッチ回路1032はラッチした
96ビットの下位ワードデータを出力する。
【0037】アドレス出力信号107は、アドレスラッ
チ回路1044にラッチした転送先アドレスの出力を指
示する信号であり、アドレスラッチ回路1044の*O
Eに接続されていて、この信号もローレベルであるとき
は、アドレスラッチ回路1044はラッチしたアドレス
を出力する。1101、1102、1103、1104
は格納信号発生手段110を構成する回路部である。1
101は、下位ワードラッチ回路1032が下位ワード
データを画像データ専用バス108を介して受信側に対
して出力する際に、その下位ワードデータを受信側が格
納するタイミングを示す信号を発生する下位ワード格納
信号発生部である。1102は、上位ワードラッチ回路
1031が上位ワードデータを画像データ専用バス10
8を介して受信側に対して出力する際に、その上位ワー
ドデータを受信側が格納するタイミングを示す信号を発
生する上位ワード格納信号発生部である。1103は、
アドレスラッチ回路1044が転送先アドレスをアドレ
スバス109を介して受信側に対して出力する際に、そ
の転送先アドレスを受信側が格納するタイミングを示す
信号を発生するアドレス格納信号発生部である。110
4は、画像データ専用バス108を介して出力されるデ
ータ、アドレスバス109を介して出力される転送先ア
ドレス、その他の制御信号の同期クロックを出力するク
ロック発生部である。
【0038】1111、1112、1113、1114
は格納信号111を構成する格納制御信号群である。1
111はクロック発生部1104が発生する同期クロッ
ク信号、1112は下位ワード格納信号発生部1101
が出力する下位ワード格納信号、1113は上位ワード
格納信号発生部1102が出力する上位ワード格納信
号、1114はアドレス格納信号発生部1103が出力
するアドレス格納信号である。
【0039】図3は、図2における送信側の動作を示す
タイムチャートである。このタイムチャートを用いて送
信側の動作を説明する。まず、メモリ1011は、メモ
リ読出制御部1012から図3(a)、(b)、
(c)、(d)に示すような*RAS信号、*CAS信
号、アドレス信号M−A0〜A16、*WE信号からな
るメモリ読出信号1013を入力されると、図3(e)
に示す1ワード192ビットの画像データ(図3(e)
ではD0〜D191と表記)を出力する。メモリ101
1から出力される1ワード192ビットの画像データ
(D0〜D191)は、96ビットの上位ワードデータ
と96ビットの下位ワードデータに分割され、それぞれ
上位ワード信号線1021と下位ワード信号線1022
を介して、上位ワードラッチ回路1031、下位ワード
ラッチ回路1032に入力され、図3(f)に示すラッ
チクロック1023(D−LTCK)を用いて、それぞ
れデータ転送レジスタ103内の上位ワードラッチ回路
1031、下位ワードラッチ回路1032に一時格納さ
れる。図3(g)はデータ転送レジスタ103で格納し
ているデータ(LTDT0〜191)を示す。
【0040】図3(h)はアドレス発生部1041が発
生する転送先アドレス(D−A0〜16)のタイムチャ
ートを示す。この転送先アドレスは、図3(i)に示す
ラッチクロック1043(A−LTCK)を用いて、ア
ドレスラッチ回路1044に一時格納される。図3
(j)はアドレスラッチ回路1044でラッチされた転
送先アドレス(LTAD0〜16)の様子を示すタイム
チャートである。
【0041】図3(k)はクロック発生部1104から
発生する同期クロック1111(CLK)で、以下に述
べる上位ワード出力信号1061、下位ワード出力信号
1062、アドレス出力信号107、下位ワード格納信
号1112、上位ワード格納信号1113、アドレス格
納信号1114は、このクロックに同期して出力される
ものとする。図3(l)は、アドレスラッチ回路104
4にラッチした転送先アドレスを出力するアドレス出力
信号107(*OE−A)と、アドレス格納信号発生部
1103が出力するアドレス格納信号1114(*AD
RENB)のタイムチャートを示す。
【0042】本実施例ではアドレス出力信号107(*
OE−A)とアドレス格納信号1114(*ADREN
B)は別々の信号としたが、信号出力の遅延時間を調整
する必要がなければ、アドレス格納信号1114(*A
DRENB)をアドレス出力信号107(*OE−A)
で代用しても構わない。図3(l)のタイムチャート従
ったアドレス出力信号107(*OE−A)により、ア
ドレスラッチ回路1044にラッチされていた転送アド
レス(図3の(o)中の、アドレス0、アドレス1、・
・・)が出力される。
【0043】図3(m)は、下位ワード出力信号106
2(*OE−L)と、下位ワード格納信号1112(*
DT−L)のタイムチャートを示す。下位ワードラッチ
回路1032に格納されていた下位ワードデータは、下
位ワード出力信号1062(*OE−L)がローレベル
の間、画像データ専用バス108に出力される。(図3
(p)中の、データ0─L、データ1─L、・・・)が
出力される。前述のアドレス格納信号1114(*AD
RENB)と同様に、信号出力の遅延時間を調整する必
要がなければ、下位ワード格納信号1112(*DT−
L)は、下位ワード出力信号1062(*OE−L)で
代用しても構わない。
【0044】図3(n)は、上位ワード出力信号106
1(*OE−H)と、上位ワード格納信号1113(*
DT−H)のタイムチャートを示す。上位ワードラッチ
回路1031に格納されていた上位ワードデータは、上
位ワード出力信号1061(*OE−H)がローレベル
の間、画像データ専用バス108に出力される。(図3
(p)中の、データ0─H、データ1─H、・・・)が
出力される。前述のアドレス格納信号1114(*AD
RENB)と同様に、信号出力の遅延時間を調整する必
要がなければ、上位ワード格納信号1113(*DT−
H)は、上位ワード出力信号1061(*OE−H)で
代用しても構わない。
【0045】上記データ転送制御により、アドレスバス
109に転送先アドレスが、図3(o)に示すタイムチ
ャートで送出(アドレス0、アドレス1、・・・)さ
れ、画像データ専用バス108に上位ワードデータと下
位ワードデータが、図3(p)に示すタイムチャートで
送出(データ0─L、データ0─H、データ1─L、デ
ータ1─H、・・・)される。本実施例ではデータバス
108とアドレスバス109は別々のバス信号線とした
が、アドレスサイクルとデータサイクルが別々ならばデ
ータバスとアドレスバスを共通にして、データとアドレ
スを多重化して転送制御する方法も考えられる。
【0046】図4は本実施例(図1)のデータ受信側の
一構成例を詳細に示すブロック図である。1121、1
122はデータ格納レジスタ112を構成する回路部で
ある。1121は画像データ専用バス108から入力さ
れる96ビットの上位ワードデータをラッチする上位ワ
ードラッチ回路である。1122は画像データ専用バス
108から入力される96ビットの下位ワードデータを
ラッチする下位ワードラッチ回路である。
【0047】1131はアドレスバス109から入力さ
れる転送先アドレスをラッチするアドレスラッチ回路で
ある。1141、1142は格納制御手段114を構成
する回路部である。1141は、同期クロック信号11
11、上位ワード格納信号1112、下位ワード信号1
113、アドレス格納信号1114を入力信号とし、各
入力信号のインバート信号を出力するINV回路群であ
る。1142はINV回路群1141から出力する格納
制御信号114のインバート信号どうしの論理積をとる
AND回路群である。
【0048】1151は、AND回路群1142で同期
クロック信号1111のインバート信号と下位ワード格
納信号1112のインバート信号の論理積をとった信号
で、下位ワードラッチ回路1122のラッチクロックで
ある。1152は、AND回路群1142で同期クロッ
ク信号1111のインバート信号と上位ワード格納信号
1113のインバート信号の論理積をとった信号で、上
位ワードラッチ回路1121のラッチクロックである。
【0049】アドレス格納信号116は、AND回路群
1142で同期クロック信号1111のインバート信号
とアドレス格納信号1114のインバート信号の論理積
をとった信号で、アドレスラッチ回路1131のラッチ
クロックである。1211は上位ワードラッチ回路11
21から出力する96ビットの上位ワードデータ、12
12は下位ワードラッチ回路1122から出力する96
ビットの下位ワードデータである。
【0050】図5は、図4における受信側の動作をタイ
ムチャートを用いて示した図である。このタイムチャー
トをを用いて図4の動作について説明する。図5(a)
〜(f)は、図3(k)〜(p)で述べた送信側が送出
した信号で、画像データ専用バス108と、アドレスバ
ス109、格納信号線111を介して受信側に入力され
る信号のタイムチャートである。
【0051】まず、アドレスバス109から図5(e)
に示す転送先アドレス(A0〜16)がアドレスラッチ
回路1131に入力される。アドレスラッチ回路113
1は、図5(a)で示す同期クロック信号1111(ク
ロックCLK)のインバート信号と図5(b)で示すア
ドレス格納信号1114(*ADRENB)のインバー
ト信号との論理積である図5(g)に示すアドレス格納
信号116(LT−A)によって、入力された転送先ア
ドレスをラッチする。図5(h)に、アドレスラッチ回
路1131でラッチした転送アドレス(ラッチADD
R)のタイムチャートを示す。
【0052】次に、画像データ専用バス108から図5
(f)のタイムチャートにしたがって下位ワードデータ
と上位ワードデータ(データ0−L、データ0−H、デ
ータ1−L、データ1−H、・・・)が上位ワードラッ
チ回路1121と下位ワードラッチ回路1122に入力
される。下位ワードラッチ回路1122は、図5(i)
に示す下位ワードラッチクロック1151(LT−D
L)によって、入力された下位ワードデータをラッチす
る。図5(j)に、下位ワードラッチクロック1151
でラッチした下位ワードラッチ回路1122のデータ
(ラッチデータL)のタイムチャートを示す。
【0053】同様に、上位ワードラッチ回路1121
は、図5(k)に示す上位ワードラッチクロック115
2(LT−DH)によって、入力された上位ワードデー
タをラッチする。図5(l)に、上位ワードラッチ回路
1122のラッチしたデータ(ラッチデータH)のタイ
ムチャートを示す。ここまでで、受信側は、送信側から
転送されてきた転送先アドレス、画像データのデータ転
送1回分の一時格納を終え、後は以下の外部転送元11
7へ書き込む動作が残っている。
【0054】図5(m)は、アドレスラッチ回路113
1で格納した転送先アドレスの出力制御を行うアドレス
出力制御信号120(*A−OE)のタイムチャートで
ある。アドレスラッチ回路1131は、図5(m)に示
すアドレス出力制御信号120(*A−OE)がローレ
ベルの間は、そのラッチしている転送先アドレスを出力
する。この出力は、行アドレス、列アドレスに分けら
れ、行アドレス、列アドレスの順に外部転送先117の
メモリに入力され、アドレス指定となる。図5(q)
に、外部転送先117のメモリに入力される転送先アド
レス122(A0〜7)を示す。
【0055】図5(n)は、上位ワードラッチ回路11
21、下位ワードラッチ回路1122の出力制御を行う
データ出力制御信号119(*D−OE)のタイムチャ
ートである。上位ワードラッチ回路1121及び下位ワ
ードラッチ回路1122は、図5(n)に示すデータ出
力制御信号119(*D−OE)がローレベルの間は、
そのラッチしている96ビットの上位ワードデータ及び
96ビットの下位ワードデータを同時に出力する。この
出力は、外部転送先117のメモリに対する192ビッ
トのデータ入力となる。図5(s)に、外部転送先11
7のメモリに入力される1ワード192ビットの転送デ
ータ121(D0〜191)を示す。
【0056】図5(o)(p)(r)は、書き込み制御
信号123の*RAS信号、*CAS信号、*WE信号
のタイムチャートである。この制御信号により、外部転
送先117のメモリの、図5(q)に示す転送先アドレ
ス122(A0〜7)の指定先に、図5(s)に示す1
ワード192ビットの転送データ121(D0〜19
1)が書き込まれる。
【0057】以上述べた動作により、1ワード192ビ
ットのデータが転送が完了し、転送データ分上記動作を
繰り返す。 (実施例2)図6は、本発明の第2実施例の一構成例の
全体ブロック図である。第2実施例では、第1実施例の
構成に加えて、下記を追加した構成になっている。図6
において、124は、転送先アドレスが連続するデータ
を転送するモード1と、転送先アドレスがランダムなデ
ータを転送するモード2のいずれか一方を外部から指定
されると、指定したモードを示すモード信号を発生する
転送モード指定手段である。
【0058】125は、転送モード指定手段124でモ
ード1を指定した場合に、本実施例ではTTLレベルの
ローレベルの値を示すモード信号である。126は、モ
ード信号125がローレベルの値(モード1)を示すと
きに、アドレスバス109から入力する転送開始後1番
目の転送先アドレスをスタートアドレスとする連続する
アドレスを発生する連続アドレス発生手段である。
【0059】127はアドレス格納レジスタ113から
出力する転送先アドレスである。128は連続アドレス
発生手段から出力する転送先アドレスである。129
は、転送先アドレス127と転送先アドレス128の2
入力を持ち、2入力のうち何れか一方の入力を出力する
書き込みアドレス入力手段、130は書き込みアドレス
入力手段から出力される転送先アドレスである。
【0060】図7は、第2実施例のデータ送信側の詳細
ブロック図である。以下に説明する構成要素は、第1実
施例と異なる構成要素のみで、それ以外は第1実施例と
同じである。図7において、1241はモード信号12
5を出力する2入力のマルチプレクサ、1242はマル
チプレクサ1241の一方の入力であり、TTLレベル
のハイレベルの値が入力される。
【0061】1243はマルチプレクス1241の他方
の入力であり、TTLレベルのローレベルの値が入力さ
れる。モード信号125は、マルチプレクス1241の
出力信号であり、外部からの指定により入力信号124
2と入力信号1243のいずれか一方の入力を出力す
る。本実施例では、転送モード指定手段124でモード
1を指定した場合は、モード信号125は、TTLレベ
ルのローレベルの値となり、転送データのアドレスが連
続していることを意味する。
【0062】図8は、図7における転送アドレスが連続
する場合(モード1)のデータ送信側の動作を説明する
タイムチャートである。図8(a)〜(e)は、第1実
施例の場合と同様に、メモリ1011から1ワード19
2ビットのデータを読みだすタイムチャートを示す。但
し、本実施例での読出し制御は、第1実施例とは異な
り、最近のDRAMが有している機能であるページモー
ドアクセスによる読出し制御を行うものとする。このペ
ージモードアクセスでは、図8(c)に示す同一の行ア
ドレス(Rアドレス0)に対して、図8(c)に示す連
続する列アドレス(Cアドレス0〜Cアドレス3)を与
えることで、高速にデータを読み出すことが可能にな
る。
【0063】図8(f)〜(j)は、第1実施例の場合
と同様に、メモリ1011から読出したデータと、転送
先アドレス発生手段104が発生した転送先アドレス
を、各々データ転送用レジスタ103と転送先アドレス
格納レジスタ1044に格納する様子を示すタイムチャ
ートである。図8(k)〜(p)は、第1実施例の場合
と同様に、格納信号111を構成する制御信号群、転送
先アドレス、転送データの転送制御のタイムチャートを
示す。図8(k)〜(p)から判るように、第1の実施
例の場合と違い、転送先アドレスは転送開始時に1回転
送し、その後は、データのみを転送する。
【0064】図9は、データ受信側の詳細ブロック図で
ある。以下第1実施例と異なる構成要素を説明する。図
9において、1261は、モード信号125がローレベ
ル(モード1)のときに、転送開始時に1回送られて来
る転送先アドレスをスタートアドレスとして連続アドレ
スを発生するカウンタ、1262はカウンタ1261か
ら出力される連続アドレス、1263は連続アドレス1
261を一時格納する連続アドレス格納レジスタ、12
91は、アドレス格納レジスタ113から入力される転
送先アドレス127と連続アドレス発生手段126から
入力される連続アドレス128の2入力を持ち、モード
信号125がローレベル(モード1)のとき、連続アド
レス128を出力するマルチプレクサである。
【0065】図10は、図9におけるデータ受信側の動
作を説明するタイムチャートである。図10(a)〜
(f)は、(図8)の(k)〜(p)で述べた送信側か
ら転送先アドレス、転送データ、格納制御信号が転送さ
れてくる様子を示す。図10(g)は連続アドレス発生
手段126が発生する連続アドレス128のタイムチャ
ートを示す。連続アドレス発生手段126は、転送開始
時に送信側から送られてくる図10(e)に示す転送先
アドレスを、カウンタ1261のロードアドレスとし、
以降ロードアドレスをスタートアドレスとする連続アド
レス128を発生する。この連続アドレス128は、先
に述べたモード1のときには、外部転送先に入力される
転送先アドレス130となる。このアドレス入力の様子
を図10(p)に示す。図10(p)から判るように、
外部転送先に入力されるアドレスは、書き込み開始時の
み行アドレス(R─アドレス0)を入力し、それ以降は
列アドレス(C─アドレス0、C─アドレス1、・・)
だけを入力する。ここでの外部転送先への書き込み制御
は、先の転送元での読出制御で用いたページモードによ
る書き込み制御を行っている。
【0066】その他の図10のタイムチャートで示す信
号動作は、第1実施例で述べた内容と同様である。以上
述べた動作により、1ワード192ビットのデータ転送
が完了する。この第2実施例の転送制御は、先に述べた
第1実施例の場合と比べて、転送先アドレスが連続する
データを転送する場合(モード1)は、1ワード192
ビットのデータを転送するサイクルは100nsと高速
化できる。
【0067】(実施例3)図11は、本発明の第3実施
例における全体のブロック図である。第3実施例では、
第1実施例の構成に加えて、下記を追加した構成になっ
ている。図11において、131は、転送する1ワード
192ビットのデータが1画素RGB各8ビット計24
ビットの8画素分の画像データであるとき、画素単位に
書き込みの有無を指定しする画素指定信号を出力する書
き込み画素指定手段、132は書き込み画素指定手段1
31の出力につなげた画素指定信号線、133は画素指
定信号線132に出力される画素指定信号の格納タイミ
ングを示す画素指定格納信号を出力する画素指定格納信
号発生手段、134は画素指定格納信号発生手段の出力
につなげた画素指定格納信号線、135は、画素指定信
号線132を介して入力される画素指定信号を一時格納
する画素指定信号格納レジスタ、136は、画素指定格
納信号線134を介して入力される画素指定格納信号を
用いて、画素指定信号格納レジスタ135の格納制御を
行う画素指定信号格納制御手段、137は画素指定信号
格納レジスタ135の格納制御を行う格納制御信号、1
38は画素指定格納レジスタ135から出力する画素指
定信号、139は、画素指定信号格納レジスタ135に
格納した画素指定信号の出力を制御する画素指定信号出
力制御信号、140は、データ書き込み手段118から
出力する1ワード192ビット単位の書き込み制御信
号、141は、データ格納レジスタ112に格納された
1ワード192ビットの画像データを、画素指定信号1
38を用いて、画素(24ビット)単位で書き込み制御
する画素単位書き込み制御手段、142は画素単位書き
込み制御手段141から出力される画素単位書き込み制
御信号である。
【0068】図12は第3実施例における送信側の動作
を示すタイムチャートである。図12(a)〜(f)
は、送信側の動作を示し、第1実施例における図3
(k)〜(p)に対応している。転送動作は、まず書き
込み画素指定手段131で1ワード192ビット中の画
素(24ビット)単位の書き込み画素を指定する。本実
施例では、書き込み画素指定手段131は、1ワード1
92ビットの8画素分の画像データに対応する8ビット
の画素指定信号を、画素指定信号線132を介して出力
する。8ビット画素指定信号は各ビットの論理値が”
1”であれば、そのビットに対応する画素は書き込ま
れ、論理値が”0”であれば、そのビットに対応する画
素は書き込まない。図12(h)は、画素指定信号(B
IT0〜7)を転送するタイムチャートを示す。この画
素指定信号は、図12(h)から判るように、本実施例
では、第1実施例のアドレスサイクル時に転送される。
また図12(g)は、画素指定信号を格納するタイミン
グを受信側に示す画素指定格納信号(*BITENB)
のタイムチャートを示す。この信号(*BITENB)
は、ローレベルのときに、画素指定信号(BIT0〜
7)が確定していることを意味する。
【0069】図13は、第3実施例におけるデータ受信
側の詳細ブロック図である。第3実施例では、第1実施
例に加えて、下記を追加した構成となっている。図13
において、1351は、画素指定信号格納レジスタ13
5を構成する画素指定信号格納ラッチ回路、1361
は、画素指定格納信号線134を介して入力される画素
指定格納信号とクロック信号1111の各々のインバー
ト信号の論理積を出力するAND回路である。このAN
D回路1361の出力は、画素指定信号格納ラッチ回路
1351のラッチクロックである。
【0070】1401は、8ビットの画素指定信号13
8と、データ書き込み手段118から出力される*WE
信号とを各ビット毎に論理積をとるNAND回路であ
る。このNAND回路1401の出力は、画素指定信号
(BIT0〜7)で論理”0”となっている画素につい
て、書込を禁止することになる。図14は、図13にお
けるデータ受信側の動作を示すタイムチャートである。
【0071】図14(a)〜(h)は、図12の説明で
述べたデータ送信側から転送する転送先アドレス、デー
タ、画素指定信号のタイムチャートを示す。図14
(h)に示す画素指定信号(BIT0〜7)は、画素指
定信号格納ラッチ回路1351に入力されると、図14
の(i)に示すラッチクロック137(LT−B)によ
って、画素指定信号格納ラッチ回路1351に一時格納
される。図14(j)に、画素指定信号格納ラッチ回路
1351に一時格納された画素指定信号(ラッチBI
T)を示す。
【0072】図14(k)〜(m)は、第1実施例で述
べたデータ書き込み手段118から出力する*RAS、
*CAS信号と、アドレス格納レジスタで一時格納した
転送先アドレスである。図14(n)はメモリへの*W
E信号で、本実施例の場合1画素24ビット毎に*WE
信号が独立して8本存在するものとする。画素単位書き
込み制御手段141では、画素指定信号格納レジスタ1
35で格納した1画素24ビット毎の画素指定信号(B
IT0〜7)のそれぞれと、データ書き込み手段118
から出力される*WE信号のNANDをとる。これによ
り、画素指定信号で書き込み指定した場合(TTLレベ
ルのハイレベル)には、NAND回路1401の出力は
アクティブローとなり、それに対応する画素は書き込ま
れる。反対に、画素指定信号で書き込み無効を指定した
場合(TTLレベルのローレベル)は、NAND回路1
401の出力はインアクティブハイとなり、それに対応
する画素は書き込まれない。これにより1ワード8画素
内の任意位置の画素について、書き込み有無が制御可能
となる。
【0073】(実施例4)図15は、本発明の第4実施
例における全体のブロック図である。第4実施例では、
第1実施例の構成に加えて、下記の手段を追加した構成
になっている。143は、格納信号発生手段110が発
生する格納信号111を変更する格納信号変更手段、1
44は転送先アドレス発生手段104が発生する転送先
アドレス信号、145は格納信号発生手段の発生する格
納制御信号111を構成する同期クロック信号1111
を変更するクロック制御信号である。
【0074】第1実施例から第3実施例で述べてきた通
り、本発明のデータ転送は格納制御信号111を構成す
る同期クロック信号1111に同期した転送になってい
る。また一般的に転送先がDRAMとSRAMとではア
クセス速度が大きく違い、現状のSRAMのアクセス時
間は最小15nsまで存在するのに対して、DRAMで
はせいぜい60nsが最小アクセス時間である。そこ
で、ここで述べる第4実施例では、外部転送先に応じて
格納制御信号111を構成するクロック信号1111の
クロック周波数を変更し、外部転送先に応じて最高速の
データ転送を実現する実施例について述べる。
【0075】図16は、第4実施例を詳細に説明する説
明図である。図16において、1431は、外部転送先
のアドレスマップを記憶するメモリマップで、本実施例
では外部転送先でDRAMメモリのアドレスが0番地か
ら1000番地であり、SRAMメモリのアドレスが1
001番地から2000番地にマッピングされている場
合とする。
【0076】1432は、メモリ1431に記憶したD
RAMメモリの最終アドレスである1000番地を出力
するアドレス信号、1433は、1000番地を示すア
ドレス信号1432と転送先アドレス発生手段104が
発生する転送先アドレス144の2入力を比較し、転送
先アドレス144が1000番地以下ならばTTLレベ
ルのローレベル信号を出力し、転送先アドレス144が
1001番地以上ならば、TTLレベルのハイレベル信
号を出力する比較器、145は比較器1433から出力
されるクロック制御信号、1105は、転送先がDRA
Mメモリのときに適した転送クロックを発生するDRA
M用クロック発生部、1106は、転送先がSRAMメ
モリのときに適した転送クロックを発生するSRAM用
クロック発生部、1107、1108はそれぞれDRA
M用クロック発生部1105、SRAM用クロック発生
部1106が発生するDRAM用転送用クロック信号、
SRAM用転送用クロック信号である。
【0077】1109は、DRAM用転送用クロック信
号1107、SRAM用転送用クロック信号1108の
2入力から、クロック制御信号145に応じて何れか一
方の入力を、他方のクロックとの同期を取って出力する
マルチプレクサである。本実施例ではクロック制御信号
がTTLレベルのローレベルのときは、出力としてDR
AM用転送用クロック信号1107を出力し、TTLレ
ベルのハイレベルのときは、出力としてSRAM用転送
用クロック信号1108を出力するものとする。上記構
成により、転送先アドレス発生手段104で発生する転
送先アドレスが0番地から1000番地の時は、DRA
M転送用クロックで転送制御され、転送先アドレスが1
001番地から2000番地の時は、SRAM転送用ク
ロックで転送制御される。
【0078】図17は、第4実施例と同じように、転送
先に応じて同期クロックを変える実施例である。図16
では転送先アトレス発生手段104が発生する転送先ア
ドレスに応じて動的に同期クロックを変える場合を示し
たが、外部転送先がDRAMメモリ、SRAMメモリを
動的に行き渡ることなく、いずれか一方に固定的な場合
の実施例である。
【0079】図17において、1434はクロック制御
信号145をTTLレベルのハイレベルかローレベルの
何れか一方に固定する設定端子である。このような構成
により、外部転送先がDRAMメモリだけに固定されて
いるときは設定端子1434をA側でショートし、外部
転送先がSRAMメモリだけに固定されているときは設
定端子144をB側でショートする。これにより先に述
べた実施例のように外部転送先に応じた同期クロックに
よるデータ転送を行うことができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、第1メモリ、画像データ専用バス、第2メモリはそ
れぞれデータ幅が1画素のビット数の整数倍になってい
るので、転送データの総ビット数と画像データの総ビッ
ト数とでずれが生じることがなく、画素が途中で切れる
こともなく、転送データとして余分なデータを送らない
ことになる。したがって、従来技術における、余分なビ
ットを捨てる手段又は処理や、画素と画素との切れ目が
どこにあるのかを判定する処理又は画素単位毎に受信側
メモリに格納する手段が必要なく画素データの処理が容
易になるという効果がある。このことは、ビットマップ
方式のウィンドウシステム等の処理を容易にし、また、
任意位置の画素の書き込み有無の制御が可能であること
から、本データ転送装置を用いてウインドウシステム下
での動画表示システムや画像処理システムの開発を促進
できるという効果がある。
【0081】また、画像データを格納する転送元のメモ
リ及び転送先のメモリのデータ幅が極めて広く、その画
像データを転送するための画像データバスを専用に設け
るシステムであっても、画像データ専用バスのデータ幅
を、転送元メモリ及び転送先メモリのデータ幅を分割し
た幅になっているので、それだけ基板上の信号線パター
ンの実装及び回路部品の実装が容易になる、ないし基板
サイズを大きくしなくてもよいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における全体のブロック
図である。
【図2】第1の実施例における送信側のブロック図であ
る。
【図3】第1の実施例における送信側動作のタイムチヤ
ート図である。
【図4】第1の実施例における受信側のブロック図であ
る。
【図5】第1の実施例における受信側動作のタイムチヤ
ート図である。
【図6】本発明の第2の実施例における全体のブロック
図である。
【図7】第2の実施例における送信側のブロック図であ
る。
【図8】第2のの実施例における送信側動作のタイムチ
ヤート図である。
【図9】実施例における受信側のブロック図である。
【図10】実施例における受信側動作のタイムチヤート
図である。
【図11】本発明の第3の実施例における全体のブロッ
ク図である。
【図12】第3の実施例における送信側動作のタイムチ
ヤート図である。
【図13】第3の実施例における受信側のブロック図で
ある。
【図14】第3の実施例における受信側動作のタイムチ
ヤート図である。
【図15】本発明の第4の実施例における全体のブロッ
ク図である。
【図16】第4の実施例における送信側のブロック図で
ある。
【図17】第5の実施例における送信側のブロック図で
ある。
【図18】従来技術におけるデータ転送装置の説明図で
ある。
【符号の説明】 101 外部転送元 103 データ転送用レジスタ 104 転送先アドレス 105 転送制御手段 108 データバス 109 アドレスバス 110 格納信号発生手段 111 格納制御信号線 112 データ格納レジスタ 113 アドレス格納レジスタ 114 格納制御手段 117 外部転送先 118 データ書き込み手段 124 転送モード指定手段 126 連続アドレス発生手段 129 書き込みアドレス入力手段 131 書き込み画素指定手段 133 画素指定格納信号発生手段 135 画素指定信号格納レジスタ 136 画素指定信号格納制御手段 141 画素単位書き込み制御手段 143 格納信号変更手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを転送するデータ転送装置で
    あって、 1画素分のビット数の整数倍のデータ幅をもつ画像デー
    タ専用バスと、 前記画像データ専用バスのデータ幅の整数倍のデータ幅
    をもつ第1メモリと、 前記画像データ専用バスのデータ幅の整数倍のデータ幅
    をもつ第2メモリと、 前記第1メモリからデータを読み出し、該データを画像
    データ専用バス幅ずつ前記データバスへ送信する制御を
    行う送信制御手段と、 前記データバスへ送信されたデータを順次受信し、前記
    第2メモリへ書き込む制御を行う受信制御手段とを備え
    たことを特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記送信制御手段は、 前記第1メモリから読み出したデータと、そのデータを
    前記第2メモリに書き込むべきアドレス信号とをセット
    にして、前記受信制御手段に送出する構成であり、 前記受信制御手段は、 前記送信制御手段からセットになって送られてくるアド
    レス信号によって指定される前記第2メモリのアドレス
    に書き込む構成であることを特徴とする請求項1記載の
    データ転送装置。
  3. 【請求項3】 前記送信制御手段は、 前記第1メモリのデータ幅の転送データを一時格納し、
    前記データバスのデータ幅ずつ出力するデータ転送用レ
    ジスタと、 前記データ転送用レジスタに格納した転送データの転送
    先アドレスを発生する転送先アドレス発生手段と、 前記データ転送用レジスタ及び前記転送先アドレス発生
    手段の出力タイミングを制御する転送制御手段と、 前記転送先アドレスと前記転送データを転送先に対して
    格納するタイミングを指示する格納信号及びクロック信
    号を発生する格納信号発生手段とからなり、 前記受信制御手段は、 前記データバスのデータ幅ずつ前記転送データを一時格
    納していき、前記第2メモリのデータ幅で出力するデー
    タ格納レジスタと、 前記転送先アドレスを格納するアドレス格納レジスタ
    と、 前記格納信号及び前記クロック信号に基づいて前記デー
    タ格納レジスタ及び前記アドレス格納レジスタの格納タ
    イミングを制御する格納制御手段と、 前記アドレス格納レジスタに格納する転送先アドレスに
    基づいて、前記データ格納レジスタに格納するデータ
    を、前記第2メモリへ書き込むデータ書込手段とからな
    っていることを特徴とする請求項2記載のデータ転送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記送信制御手段は、 転送アドレスが連続している場合、 1番目のデータ転送時には、前記第1メモリから読み出
    したデータと、そのデータを前記第2メモリに書き込む
    べきアドレス信号とをセットにして前記受信制御手段に
    送出し、 2番目以降のデータ転送時には、そのデータを前記第2
    メモリに書き込むべきアドレス信号を送らないでデータ
    だけを送出する構成であり、 前記受信制御手段は、 転送アドレスが連続している場合、 1番目のデータ転送時には、前記送信制御手段からセッ
    トになって送られてくるアドレス信号によって指定され
    る前記第2メモリのアドレスに書き込むと共にそのアド
    レスを記憶しておき、 2番目以降のデータ転送時には、記憶しておいたアドレ
    スをインクリメントしたアドレスによって指定される前
    記第2メモリのアドレスに書き込む構成であることを特
    徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  5. 【請求項5】 前記送信制御手段は、更に転送アドレス
    が連続しているか否かを指定する転送モード指定手段を
    有し、 前記受信制御手段は、更に転送アドレスが連続している
    旨の指定があると、転送先アドレスの1番目をスタート
    アドレスとする連続アドレスを発生する連続アドレス発
    生手段と、 前記連続アドレスを前記第2メモリのアドレスとして指
    定することができる書込アドレス入力手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載のデータ転送装置。
  6. 【請求項6】 前記送信制御手段は、更に転送データ中
    の任意の画素について書込むか否かを画素単位毎に指定
    する画素指定信号を前記受信制御部に送出する構成であ
    り、 前記受信制御手段は、更に前記画素指定信号に基づき、
    指定された画素のみを前記第2メモリへの書き込むよう
    に制御を行う構成であることを特徴とする請求項2又は
    4記載のデータ転送装置。
  7. 【請求項7】 前記送信制御手段は、 転送データ中の任意の画素について書込むか否かを画素
    単位毎に指定する画素指定信号を発生する書込画素指定
    手段と、 前記書き込み画素指定手段が出力する画素指定信号の格
    納タイミングを示す画素指定格納信号を発生する画素指
    定格納信号発生手段とを有し、 前記受信制御手段は、 前記画素指定信号を格納する画素指定格納レジスタと、 前記画素指定格納信号を用いて前記画素指定格納レジス
    タの格納制御を行う画素指定信号格納制御手段と、 前記画素指定格納レジスタから出力される信号に基づき
    前記第2メモリへの書込を画素単位で制御する画素単位
    書き込み制御手段とを有することを特徴とする請求項6
    記載のデータ転送装置。
  8. 【請求項8】 前記格納信号発生手段は、 前記クロック信号を切り換える指示をする格納信号変更
    手段の指示によりクロックを切り換えることを特徴とす
    る請求項3記載のデータ転送装置。
  9. 【請求項9】 前記格納信号変更手段は、 前記転送先アドレス発生手段が発生する転送先アドレス
    を比較し、該クロックを切り換えるか否か判定する手段
    を有することを特徴とする請求項8記載のデータ転送装
    置。
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