JPH05181044A - テープ芯線用ファイバ素線及びその紡糸装置 - Google Patents

テープ芯線用ファイバ素線及びその紡糸装置

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JPH05181044A
JPH05181044A JP3346611A JP34661191A JPH05181044A JP H05181044 A JPH05181044 A JP H05181044A JP 3346611 A JP3346611 A JP 3346611A JP 34661191 A JP34661191 A JP 34661191A JP H05181044 A JPH05181044 A JP H05181044A
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JP
Japan
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fiber
coat
optical fiber
buffer
wire
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Withdrawn
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JP3346611A
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English (en)
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Naoyuki Saito
直幸 斎藤
Mitsuo Ito
三男 伊藤
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/104Coating to obtain optical fibres
    • C03C25/1065Multiple coatings

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】特性に優れ、簡略された製造工程で製造できる
テープ芯線用ファイバ素線及びその紡糸装置を提供す
る。 【構成】テープ芯線用ファイバ素線紡糸装置は、線引き
されたファイバ19にプライマリーコートを施すための
プライマリーコート処理部14と最外周にバッファコー
トを施すためのバッファコート処理部16との間にプラ
イマリーコートの上に着色層を施すための着色処理部1
5を備えており、この装置で紡糸するとともにファイバ
の外周にプライマリーコート、着色層及びバッファコー
トを一度に形成し、着色されたテープ芯線用ファイバ素
線を得る。 【効果】プライマリーコートを走る光を着色層が吸収す
るので、特性の優れたファイバ素線が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着色されたテープ芯線
用ファイバ素線及びこのファイバ素線を製造するための
紡糸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来テープ芯線の製造は、紡糸後のファ
イバ素線を芯線識別のために赤、青、紫、黄、緑、白等
の数種の異なる色に着色し、これらをテープ化して製造
される。即ち、まず図3に示すような紡糸装置で石英ガ
ラス等の母材11を紡糸炉20に導入し加熱・軟化させ
るとともに線引きすることにより所定径のファイバ30
が引出される。このファイバ30はそのままでは機械的
強度が弱いため、冷却後プライマリダイス40を通過す
ることによりポリマ−樹脂などのプライマリーコートを
施される。さらにファイバ30にかかる側圧で生じるマ
イクロペンディング損失を防止するためにバッファコー
トダイス50によりバッファコートが施される。しかる
後に引取機60を経て巻き取り機70に巻き取られる。
こうして所定の被覆が施されたファイバ素線35は、次
工程において図4(a)に示すような着色装置で、繰り
出し機80から繰り出され着色ダイス90で顔料を含有
した樹脂がコーティングされて、さらに架橋装置100
で塗料の樹脂を架橋硬化させた後、巻き取り機110に
巻き取られる。数種の色の着色されたファイバ素線35
はさらに図4(b)に示すようなテープ製造装置により
並べられてテープダイス120に送られ、ここでテープ
状に樹脂を被覆される。さらに架橋装置130を通過し
て樹脂を架橋硬化させテープ芯線として巻き取り機14
0に巻き取られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のテープ芯線の製造においては、ファイバ素線の紡
糸装置と着色装置とが別工程としてあるため、工程数が
多く、製造に時間、経費がかかるという難点があった。
さらに従来の製造工程によって製造されるファイバ素線
は図5に示すようにコアとクラッドからなるファイバ
1’の外周にプライマリーコート2’、バッファコート
3’を順次各コート樹脂を架橋・硬化させて形成してい
くので、プライマリーコート樹脂はバッファコート樹脂
を架橋させるための紫外線光により過度に架橋してしま
い、ファイバの特性を低下させるという問題があった。
【0004】プライマリーコートの中に顔料、染料等を
添加して着色を施したファイバ素線も提案されており
(特開昭54−159238号)、このファイバ素線で
は紡糸時にファイバに着色を施すことができるが、プラ
イマリーコート中に顔料、染料等を添加するとその特性
に影響がでるという問題があり、またプライマリーコー
トを2重にして外側に顔料等を添加した場合には、プラ
イマリーコートとバッファコートとを順次架橋硬化させ
る場合と同様、中側のプライマリーコートが過度に架橋
してしまうという問題がある。
【0005】
【目的】本発明は上記従来の問題点を解決するためにな
されたもので、製造が容易で特性の優れたテープ芯線用
ファイバ素線を提供することを目的とする。また本発明
はプライマリーコートとバッファコートとを備えた着色
されたテープ芯線用ファイバ素線を1工程で製造するこ
とができるテープ芯線用ファイバ素線紡糸装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明のテープ芯線用ファイバ素線は、ファイバとフ
ァイバの外周に設けられたプライマリーコート及びバッ
ファコートを備えたテープ芯線用ファイバ素線におい
て、プライマリーコートとバッファコートとの間に着色
層を有するものであり、本発明のファイバ素線用紡糸装
置は、線引きされたファイバにプライマリーコートを施
すためのプライマリーコート処理部と、プライマリーコ
ートの上に着色層を施すための着色処理部と、さらにそ
の上にバッファコートを施すためのバッファコート処理
部とを備えたものである。
【0007】
【作用】プライマリーコート処理部とバッファコート処
理部との間に着色層を形成する処理部を設けることによ
り、紡糸工程と着色工程を1工程にすることができる。
プライマリーコートは着色層で被覆されて後、バッファ
コートの樹脂を架橋・硬化させるので、その際の紫外線
によって過剰架橋させることがなく、プライマリーコー
トの特性が維持されたファイバ素線を製造することがで
きる。またプライマリーコートとバッファコートとの間
に着色層を有するファイバ素線は光伝送においてプライ
マリーコートを走る光を着色層で吸収するので、シング
ルモードファイバのカットオフ特性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明のテープ芯線用ファイバ素線10
を示す図で、石英等から成るファイバ1とその外周に形
成されたプライマリコート2と着色層4とバッファコー
ト3とから成る。通常、プライマリーコート及びバッフ
ァコートは紫外線硬化型樹脂から成り、例えばプライマ
リーコートにはウレタンアクリレート系樹脂が、またバ
ッファコートにはウレタンアクリレート系及びエポキシ
系樹脂が使用される。着色層4にはウレタンアクリレー
ト等をベースとしたUVインクが用いられ、テープ芯線
の数に応じて数色、例えば赤、青、紫、黄、緑、白等の
色が採用される。各コートの厚さは、例えばファイバ径
が125μmの場合、プライマリーコートを含む線径が
約200μm程度、着色コートを含む線径が約210μ
m程度、バッファコートを含む線径が約250μm程度
である。
【0009】このように構成される本発明のテープ芯線
用ファイバ素線10は、プライマリコート2を走る光が
着色層4で吸収されるので、シングルモードとなる波長
(カットオフ波長)の測定の精度が良い。また、本発明
のテープ芯線用ファイバ素線10は着色層4がプライマ
リーコート2とバッファコート3との間に設けられてい
るので次に述べるように一つの工程で、各コート処理と
着色を行なうことができる。
【0010】次に本発明のファイバ素線用紡糸装置につ
いて説明する。図2は本発明のファイバ素線用紡糸装置
の一実施例を示す図で、石英等から成る母材11を支持
する送り込み装置12と、母材11を所定の軟化温度に
加熱するための紡糸炉13と、紡糸炉13から引出され
たファイバ19にプライマリーコートを塗布するための
プライマリーコート処理部14としてプライマリーコー
トダイス14a及びプライマリーコートの樹脂を硬化さ
せるための樹脂架橋部14bと、硬化後のプライマリー
コートの上に着色層を形成するための着色処理部15と
しての着色ダイスと、バッファコート処理部16として
バッファコートダイス16aと、バッファコートの樹脂
を硬化するための樹脂架橋部16bと、巻き取り装置1
7と、紡糸炉13の温度や巻き取り装置17の駆動を制
御するためのコンピュータ18とを備えている。
【0011】紡糸炉13はカーボン等から成る炉心管と
その外周に設置されたカーボンヒータとから成り、カー
ボンヒータは2000℃以上の温度で母材11を加熱す
る。母材11は紡糸炉13の約中央から下部にかけて軟
化し、所定の速度でキャプスタン17a及び巻き取り装
置17で巻き取ることにより、所定の径のファイバ19
となる。
【0012】プライマリーコート処理部14の前やバッ
ファコート処理部16の後には、線径測定器21が設置
されており、線径測定器21からの情報に基づきコンピ
ュータ18は、ファイバ19を引取るキャプスタン17
aの回転を制御し、所定のコート厚を維持するようにす
る。また、キャプスタン17aと巻き取り装置17との
間にはダンサロール17bが設けられ、ダンサロール1
7bの情報に基づき適性な張力でファイバ素線19’が
巻き取られる。
【0013】このような構成において、母材11を紡糸
炉13で所定の温度に加熱しながら線引きし、線径を線
径測定器21で監視しながらファイバ19の外周に順次
プライマリーコート2、着色層4及びバッファコート3
を形成し、一工程で着色されたテープ芯線用のファイバ
素線19’を製造することができる。 実施例 外径30mmの石英製母材を用いて図2に示すような紡
糸装置で紡糸を行ない、図1に示すようなのテープ芯線
用ファイバ素線を製造した。ファイバ素線の巻き取り速
度は250m/分、カーボンヒータの設定温度は215
0℃とした。また不活性ガスとしてアルゴンを流量10
l/分で炉内に供給した。プライマリーコートとしてウ
レタンアクリレート系樹脂を、バッファコートとしてウ
レタンアクリレート系樹脂とエポキシ系樹脂を用い、着
色層としてウレタンアクリレート等をベースとしたUV
インクを使用した。得られたファイバは外径が125μ
m、プライマリーコート径が約200μm、バッファコ
ート径が約250μmであった。このファイバについて
カットオフ波長を測定した。一方、比較例として図5に
示すような外径125μm、プライマリーコート径が約
200μm、バッファコート径が約240μm、着色層
径250μmの素線についてカットプ波長を測定した。
その結果、比較例ではプライマリーコート中を伝播する
光が若干観測されたが、実施例ではそのような光の伝播
はまったくなかった。
【0014】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明のテープ芯線用ファイバ素線によれば、プライマリ
ーコートとバッファコートとの間に着色層を設けるよう
にしたので、プライマリーコートを走る光を着色層で吸
収することができ、ファイバのカットオフ波長の測定精
度を挙げることができ、もってファイバの特性を向上す
ることができる。また本発明のテープ芯線用ファイバ素
線の製造装置によれば着色層を有するテープ芯線用ファ
イバ素線を一工程で製造することができ、製造工程の簡
略化ができ、作業効率を向上することができる。更に本
発明のテープ芯線用ファイバ素線の製造装置によれば、
プライマリーコートの上に着色層を設けてからバッファ
コートを設けるようにしたので、プライマリーコートを
形成する樹脂の過架橋を防止することができ、過架橋に
よる特性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ芯線用ファイバ素線の一実施例
を示す断面図。
【図2】本発明のテープ芯線用ファイバ素線の紡糸装置
の一実施例を示す図。
【図3】従来の紡糸装置を示す図。
【図4】従来の着色工程を示す図で、それぞれ(a)は
着色装置を、(b)はテープ芯線製造装置を示す。
【図5】従来のテープ芯線用ファイバ素線の断面図。
【符号の説明】
1・・・・・・ファイバ 2・・・・・・プライマリーコート 3・・・・・・バッファコート 4・・・・・・着色層 10・・・・・・テープ芯線用ファイバ素線 11・・・・・・母材 13・・・・・・紡糸炉 14・・・・・・プライマリーコートト処理部 15・・・・・・着色処理部 16・・・・・・バッファコート処理部 19・・・・・・ファイバ 19’・・・・・・ファイバ素線
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C03C 25/02 B 7821−4G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファイバと該ファイバの外周に設けられた
    プライマリーコート及びバッファコートを備えたテープ
    芯線用ファイバ素線において、前記プライマリーコート
    と前記バッファコートとの間に着色層を有することを特
    徴とするテープ芯線用ファイバ素線。
  2. 【請求項2】着色されたテープ芯線用ファイバ素線を紡
    糸する紡糸装置であって、線引きされたファイバにプラ
    イマリーコートを施すためのプライマリーコート処理部
    と、プライマリーコートの上に着色層を施すための着色
    処理部と、さらにその上にバッファコートを施すための
    バッファコート処理部とを備えたことを特徴とするテー
    プ芯線用ファイバ素線紡糸装置。
JP3346611A 1991-12-27 1991-12-27 テープ芯線用ファイバ素線及びその紡糸装置 Withdrawn JPH05181044A (ja)

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