JPH0518002A - 木構造用金物 - Google Patents

木構造用金物

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JPH0518002A
JPH0518002A JP17158691A JP17158691A JPH0518002A JP H0518002 A JPH0518002 A JP H0518002A JP 17158691 A JP17158691 A JP 17158691A JP 17158691 A JP17158691 A JP 17158691A JP H0518002 A JPH0518002 A JP H0518002A
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Takeyoshi Kono
武義 乎野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 桁、梁などの横架材と柱を簡便かつ確実に結
合でき、地震や台風などによって軸組が激しく揺さぶら
れる際の上記横架材の外れを防止できる。 【構成】 柱230を被装する被装部234の略中央に
はほぞ231を挿通して掛止する開口233が設けら
れ、当該被装部234の対抗する一対の端縁の内、一つ
の端縁では直角上方に折曲して、上方折曲部235、腰
掛けプレート部239及び連結部242、243が設け
られ、他方の端縁では直角下方に折曲して、下方折曲部
236、腰掛けプレート部238及び連結部240、2
41が設けられた木構造用金物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日本の伝統的な住宅の
建築工法である軸組工法において、梁、桁などの部材と
柱を簡便かつ良好に結合するための、木構造用金物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパの石の文化に対して日本は木
の文化ともいわれ、古来より日本人は木のもつ柔らかさ
と強さ、木目のもつ繊細な美しさをうまく生かしながら
建築材として使いこなしてきた。これらの事情により、
一般住宅において木を構造材とした柱、梁、桁などを組
合せる軸組工法は、日本の伝統的な住宅の建築工法とし
て現在も和風住宅の主流を成すものであり、他の建築工
法に較べ部材相互を結合させる大工技術が特徴的なもの
となっている。
【0003】即ち、上記大工技術で部材を長さ方向に結
合させる手法を継手とよび、金物を使わない伝統的なも
のとして、蟻継ぎ、かま継ぎなどの手法が上げられる
が、近年は木構造用金物を使って補強を行う工法も幾つ
か案出されている。更に、柱と梁の結合のように二つの
部材が直角または角度をもって結合される場合の手法は
仕口または追入れとよばれ、柱材または梁材にほぞ穴を
掘り、それにほぞをつけた部材を差込んで結合させる、
平ほぞ、小根ほぞなどの手法、ほぞが蟻の胴のくびれに
似ていることから命名されたという蟻掛けなどの手法が
ある。また、引抜きの起きる所では込み栓、はな栓など
の手法が用いられるが、継手と同様に木構造用金物を使
って補強を行ったものもある。
【0004】そして、実際の木造住宅の軸組において
は、一本の柱の上に複数の桁、梁などの横架材を結合す
る技術が必要とされ、柱に最初に結合する桁、梁などの
第一の横架材の成と、当該第一の横架材に対して直交し
て結合される第二の横架材の成の相違により以下に記載
する幾つかのバリエーションがある。先ず、第一の横架
材の成と第二の横架材の成が同一の場合について説明す
ると、先端にほぞを設けた柱に当該ほぞに対応するほぞ
穴を施した桁、梁などの第一の横架材を、上記ほぞがほ
ぞ穴に納まるように第一の横架材を柱の上に乗せて結合
し、次に第一の横架材に対して直交する方向の第二の横
架材を第一の横架材に追入れ蟻継ぎにより結合するよう
にするが、この際、上記柱のほぞ基部面の一部が第二の
横架材の追入れ部を構成するように成すために、上記第
一の横架材の側面の第二の横架材の木口面が対応する部
分を凹部に切削し、更に第二の横架材先端に設けられた
蟻ほぞが嵌合されるためのほぞ穴が施され、これより第
二の横架材を柱及び第一の横架材に対して追入れ蟻継ぎ
により結合するものである。次に、第一の横架材の成と
第二の横架材の成が相違する場合について説明すると、
柱及び第一の横架材の結合については上記と同様である
が、第一の横架材の成が第二の横架材の成よりも大きい
楊合には、第二の横架材を第一の横架材に追入れ蟻継ぎ
により結合しようとする際、その追入れ部を第一の横架
材の側面途中に設けなければならない。即ち、上記第一
の横架材の側面の第二の横架材の木口面が対応する部分
のみを凹部に切削して、当該凹部下端を追入れ部に構成
し、更に第二の横架材先端に設けられた蟻ほぞが嵌合さ
れるためのほぞ穴を施し、第二の横架材を第一の横架材
に追入れ蟻継ぎするものである。続いて、第一の横架材
の成が第二の横架材の成よりも小さい場合には、第二の
横架材は第一の横架材のみによっては追入れ蟻継ぎによ
り結合できず、その腰掛け部分を柱の側面途中に設けな
ければならない。即ち、既に結合された第一の横架材及
び柱の側面で第二の横架材の木口面が対応する部分を凹
部に切削して、柱の側面中に設けられる凹部下端を腰掛
け部として構成し、更に第二の横架材先端に設けられた
蟻ほぞが嵌合されるためのほぞ穴を施して、第二の横架
材を柱及び第一の横架材に追入れ蟻継ぎするようにし
た。一方、柱、第一の横架材及び第二の横架材の結合に
おいては、第一の横架材の片方の側面のみに第二の横架
材が結合される場合と、両方の側面に二本の横架材が結
合される場合があり、更に第一の横架材の成に対して第
二の横架材の成が同一の場合、大きい場合、小さい場合
があり、全部で9種類の組合わせが存在する。尚、従来
上記方法によって軸組を行う場合には、柱、桁、梁など
の部材に予め切削加工処理を施しておくものであり、上
記部材の結合後にはかすがいや羽子板ボルトなどの木構
造用金物によって補強を行うものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のう
ち、一本の柱の上に複数の桁、梁などの横架材を結合す
る方法は上述の通りであったが、通常10.5センチメ
ートル角の柱で桁、梁などの横架材を結合する際に、第
二の横架材を追入れ蟻継ぎするために形成される追入れ
部あるいは腰掛け部の掛かり幅は6.0から7.5ミリ
メートル程度でありかすがいや羽子板ボルトにより部材
相互を連結補強したものであっても、地震や台風などに
って軸組が激しく揺さぶられる場合には、かすがいや羽
子板ボルトも抜けてしまうと共に、第二の横架材の先端
が追入れ部あるいは腰掛け部から外れて住宅の倒壊を招
くという欠点があった。
【0006】本発明は上記欠点に鑑み成されたものであ
り、その目的とするところは桁、梁など横架材と柱を簡
便かつ確実に結合するための木構造用金物を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は種々の研究の結果、本発明に係る木構造
用金物を高硬質な金馬で形成し、先ず、柱に最初に結合
される桁、梁などの第一の横架材の成と、これと直行し
て結合される第二の横架材の成が同一である場合には、
本発明に係る木構造用金物は、略中央に柱のほぞを挿通
して掛止する開口を有し当該柱のほぞ基部面を被装する
被装部、また当該被装部の一つの端縁より直交して結合
される第二の横架材方向へさらに延伸して設けられる腰
掛けプレート部、そして当該第二の横架材と当該木構造
用金物を連結するための連結部から構成される、平板な
プレート状金物であることを要旨とするものである。
【0008】次に、柱に最初に結合される桁、梁などの
第一の横架材の成に対して、これと直交して結合される
第二の横架材の成が大きい場合には、本発明に係る木構
造用金物は、略中央に柱のほぞを挿通して掛止する開口
を有し当該柱のほぞ基部面を被装する被装部、また当該
被装部の一つの端縁より直角下方に折曲して、直交して
結合される第二の横架材を追入れ蟻継ぎするために上記
柱を切削して形成された凹部下端まで柱の凹部側面に添
設される下方折曲部、そして水平方向に直角に折曲して
上記凹部下端の腰掛け部を被装し更に延伸して設けられ
る腰掛けプレート部、続いて当該第二の横架材と当該木
構造用金物を連結するための連結部から構成される、折
曲したプレート状金物であることを要旨とするものであ
る。
【0009】続いて、柱に最初に結合される桁、梁など
の第一の横架材の成に対して、これと直交して結合され
る第二の横架材の成が小さい場合には、本発明に係る木
構造用金物は、略中央に柱のほぞを挿通して掛止する開
口を有し当該柱のほぞ基部面を被装する被装部、また当
該被装部の一つの端縁より直角上方に折曲して、直交し
て結合される第二の横架材を追入れ蟻継ぎするために上
記第一の横架材を切削して形成された凹部下端まで第一
の横架材の側面に添設される上方折曲部、そして水平方
向に折曲して上記凹部下端の追入れ部の先端縁より更に
延伸して設けられる腰掛けプレート部、そして当該第二
の横架材と当該木構造用金物を連結するための連結部か
ら構成される、折曲したプレート状金物であることを要
旨するものである。
【0010】尚、上記の構成は、第二の横架材が一本で
あり、また当該横架材の成が第一の横架材の成に較べ
て、同一の場合、大きい場合、小さい場合についての本
発明に係る木構造用金物の要旨であるが、第二の横架材
が第一の横架材の両側面に結合されるために二本となる
場合がある。これについて本発明に係る木構造用金物
は、もう一つの第二の横架材の成と共に、上記三種類の
構成の要旨に従い、腰掛けプレート部及び連結部、下方
折曲部及び腰掛けプレート部並びに連結部、または、上
方折曲部及び腰掛けプレート部並びに連結部の内一つの
構成が選択的に設けられるものであり、当該木構造用金
物は9種類のバリエーションを有するものである。
【0011】
【作用】次に、本発明に係る木構造用金物を用いて柱、
桁、梁などを連結する際には、先端にほぞを設けた柱の
当該ほぞに、本発明に係る木構造用金物の開口を挿通さ
せて掛止するようにする。そして、上記柱のほぞに対応
するようにほぞ穴が設けられた桁、梁などの第一の横架
材を、上記ほぞがほぞ穴に納まるように柱の上に乗せて
結合させるものとする。これにより、本発明に係る木構
造用金物は上記第一の横架材の重さにより常に押さえつ
けられていることから、確実に掛止され外れ落ちること
がないように作用する。
【0012】また、本発明に係る木構造用金物の腰掛け
プレート部は、第二の横架材を追入れ蟻継ぎする際の追
入れ部あるいは腰掛け部の掛かり幅を長く設定すること
ができ、更に連結部により当該木構造用金物と第二の横
架材をスクリュー釘などで連結することから、簡便か確
実に材相互の結合が実施でき、第二の横架材の外れを防
止するよう作用する。
【0013】
【実施例】以下図面を参照しながら、更に本発明につい
て詳説するものとする。そこで、図1及び図2は、第一
の横架材の成と第二の横架材の成が同一であり、且つ第
一の横架材に対して直交するように結合される第二の横
架材が一本である場合に採用される本発明に係る木構造
用金物を用いて、部材の連結を行う際の立体分解図であ
る。即ち、図1は本発明に係る木構造用金物10の開口
4に柱1のほぞ2を挿通して当該木構造用金物10を掛
止する際の立体分解図である。図示のように、これに採
用される木構造用金物10は平板なプレート状金物であ
って高硬質とする。また、木構造用金物10は略中央に
柱1の先端に設けられたほぞ2を挿通して掛止する開口
4を有し、当該柱1のほぞ基部面3を被装する被装部
5、さらに延伸して設けられる腰掛けプレート部6及び
連結部7から構成されている。次に、図2は更に桁、梁
などの第一の横架材11を結合したものに、第二の横架
材12を追入れ蟻継ぎする際の立体分解図である。ここ
で、第一の横架材11を結合するには、上記柱1の先端
に設けられたほぞ2に対応するほぞ穴(図示せず)を第
一の横架材11に施しておき、当該ほぞ2が当該ほぞ穴
に納まるように、第一の横架材11を柱1に乗せるよう
にして結合する。また図示のように、第二の横架材12
先端には蟻ほぞ15が設けられる一方、第一の横架材1
1には上記蟻ほぞ15が嵌合されるための蟻継ぎ用ほぞ
穴16及び第二の横架材12の横ぶれを抑止する凹部1
7が施され、更に本発明に係る木構造用金物10の腰掛
けプレート部6により、第二の横架材12に対する充分
な腰掛け面が形成されている。このようにして、第二の
横架材12は追入れ蟻継ぎされ、結合後連結部7に施さ
れた釘穴8、9からスクリュー釘13、14が第二の横
架材12に打ちつけられて連続補強されるものである。
【0014】図3及び図4は、第一の横架材の成が第二
の横架材の成よりも大きく、且つ第一の横架材に対して
直交するように結合される第二の横架材が一本である場
合に採用される本発明に係る木構造用金物を用いて、部
材の連結を行う際の立体分解図である。即ち、図3は本
発明に係る木構造用金物29の開口21に柱18のほぞ
19を挿通して当該木構造用金物29を掛止する際の立
体分解図である。図示のように、これに採用される木構
造用金物29は折曲したプレート状金物であって高硬質
とする。また、木構造用金物29は略中央に柱18の先
端に設けられたほぞ19を挿通して掛止する開口21を
有し、当該柱18のほぞ基部面20を被装する被装部2
2、さらに当該被装部22の一つの端縁より直角上方に
折曲して、第二の横架材31を追入れ蟻継ぎするために
第一の横架材30を切削して形成した凹部36下端ま
で、当該第一の横架材30の側面に添設される上方折曲
部23、そして水平方向に直角に折曲し上記凹部36下
端の追入れ部37の先端縁よりさらに延伸して設けられ
る腰掛けプレート部24及び連結部25、26から構成
されている。次に、図4は更に桁、梁などの第一の横架
材30を結合したものに、第二の横架材31を追入れ蟻
継ぎする際の立体分解図である。ここで第一の横架材3
0の結合法は前記と同様であるので省略する。図示のよ
うに、第二の横架材31先端には蟻ほぞ34が設けられ
る一方、第一の横架材30には上記蟻ほぞ34が嵌合さ
れるための蟻継ぎ用ほぞ穴35及び第二の横架材31の
横ぶれを抑止すると共に追入れ部37を形成する凹部3
6が設けられているが、本発明に係る木構造用金物29
の腰掛けプレート部24により、第二の横架材31に対
する充分な腰掛け面が形成されている。このようにし
て、第二の横架材31は追入れ蟻継ぎされ、結合後連結
部25、26に施された釘穴27、28からスクリュー
釘32、33が第二の横架材31に打ちつけられて連続
補強されると共に、第二の横架材31の横ぶれを抑止す
るものである。
【0015】図5及び図6は、第一の横架材の成が第二
の横架材の成よりも小さく、且つ第一の横架材に対して
直交するように結合される第二の横架材が一本である場
合に採用される本発明に係る木構造用金物を用いて、部
材の連結を行う際の立体分解図である。即ち、図5は本
発明に係る木構造用金物55の開口41に柱38のほぞ
39を挿通して当該木構造用金物55を掛止する際の立
体分解図である。図示のように、これに採用される木構
造用金物55は折曲したプレート状金物であって高硬質
とする。また、木構造用金物55は略中央に柱38の先
端に設けられたほぞ39を挿通して掛止する開口41を
有し、当該柱38のほぞ基部面40を被装する被装部4
2、さらに当該被装部42の一つ端縁より直角下方に折
曲して、第二の横架材57を追入れ蟻継ぎするために柱
38を切削して形成した凹部52下端まで、当該柱38
の凹部52側面に添設固定される下方折曲部43、そし
て水平方向に直角に折曲して上記凹部52下端の腰掛け
部44を被装の上さらに延伸して設けられる腰掛けプレ
ート部45及び連結部46、47から構成されている。
次に、図6は更に桁、梁などの第一の横架材56を結合
したものに、第二の横架材57を追入れ蟻継ぎする際の
立体分解図である。ここで、第一の横架材56の結合法
は前記と同様であり、図示のように、第二の横架材57
先端には蟻ほぞ60が設けられる一方、第一の横架材5
6には上記蟻ほぞ60が嵌合されるための蟻継ぎ用ほぞ
穴61及び第二の横架材57の横ぶれを抑止する凹部6
2が設けられているが、本発明に係る木構造用金物55
の腰掛けプレート部45により、第二の横架材57に対
する充分な腰掛け面が形成されている。このようにし
て、第二の横架材57は追入れ蟻継ぎされ、結合後連結
部46、47に施された釘穴50、51からスクリュー
釘58、59が第二の横架材57に打ちつけられて連結
補強されると共に、第二の横架材57の横ぶれ抑止する
ものである。
【0016】図7は、第一の横架材の成と当該第一の横
架材の両方の側面に結合される二本の第二の横架材の成
が同一である場合に採用される本発明に係る木構造用金
物を用いて、部材の連結を行う際の立体分解図である。
図示のように、これに採用される木構造用金物76は平
板なプレート状金物であって高硬質とする。また、木構
造用金物76は略中央に柱63の先端に設けられたほぞ
64を挿通して掛止する開口66を有し、当該柱63の
ほぞ基部面65を被装する被装部67、さらに当該被装
部67の対抗する一対の端縁よりさらに両水平方向に延
伸して二つの腰掛けプレート部68、69及び連結部7
0、71から構成されている。また、図中の符号72、
73、74、75はいずれも釘穴72、73、74、7
5である。次に、図8及び図9は柱及び第一の横架材に
上記二本の第二の横架材を連結した際の平面図及び、当
該平面図に対するA−A断面図である。図示のように、
第二の横架材78、79の先端には蟻ほぞ80、81が
設けられる一方、第一の横架材77には上記蟻ほぞ8
0、81が嵌合されるための蟻継ぎ用ほぞ穴82、83
及び第二の横架材78、79の横ぶれを抑止するために
凹部84、85が設けられているが、本発明に係る木構
造用金物76の腰掛けプレート部68、69により、第
二の横架材78、79に対する充分な腰掛け面が形成さ
れている。このようにして、第二の横架材78、79は
追入れ蟻継ぎされると共に、図7に示した連結部70、
71に施された釘穴72、73、74、75からスクリ
ュー釘が第二の横架材78、79に打ちつけられて連結
補強される。尚、図9に第二の横架材78、79に打ち
つけたスクリュー釘86、87を示した。
【0017】図10は、第一の横架材の成と当該第一の
横架材の両方の側面に結合される二本の横架材の内一本
の成が同一であり他方の成が小さい場合に採用される本
発明に係る木構造用金物を用いて、部材の連結を行う際
の立体分解図である。図示のように、これに採用される
木構造用金物103は折曲したプレート状金物であって
高硬質とする。また、木構造用金物103は略中央に柱
88の先端に設けられたほぞ89を挿通して掛止する開
口91を有し、当該柱88のほぞ基部面90を被装する
被装部92、さらに当該被装部92の対抗する一対の端
縁の内、一つの端縁ではさらに延伸して腰掛けプレート
部95及び連結部98が設けられる一方、別の端縁では
直角上方に折曲して、第二の横架材105を切削して形
成した凹部111下端まで、当該第一の横架材105の
側面に添設される上方折曲部93、そして水平方向に直
角に折曲し上記凹部111下端の追入れ部116の先端
縁よりさらに延伸して腰掛けプレート部94及び連結部
113、114が設けられることから構成されている。
また、図中の符号99、100、101、102はいず
れも釘穴99、100、101、102である。次に、
図11及び図12は柱及び第一の横架材に上記二本の第
二の横架材を連結した際の平面図及び、当該平面図に対
するB−B断面図である。図示のように、第二の横架材
106、107の先端には蟻ほぞ107、108が設け
られる一方、第一の横架材104には上記蟻ほぞ10
7、108が嵌合されるための蟻継ぎ用ほぞ穴109、
110及び第二の横架材105の横ぶれを抑止するため
に凹部111と連結部96、97、そして第二の横架材
106の横ぶれを抑止するために凹部112が設けられ
ているが本発明に係る木構造用金物103の腰掛けプレ
ート部94、95により、第二の横架材105、106
に対する充分な腰掛け面が形成されている。このように
して、第二の横架材105、106は追入れ蟻継ぎされ
ると共に、図10に示した連結部96、97、98に施
された釘穴99、100、101、102からスクリュ
ー釘が第二の横架材105、106に打ちつけられて連
結補強される。尚、図11に第二の横架材105に打ち
つけたスクリュー釘113、114と図12に第二の横
架材106に打ちつけたスクリュー釘115を示した。
【0018】図13は、第一の横架材の成と当該第一の
横架材の両方の側面に結合される二本の横架材の内一本
の成が同一であり他方の成が大きい場合に採用される本
発明に係る木構造用金物を用いて、部材の連結を行う際
の立体分解図である。図示のように、これに採用される
木構造用金物138は折曲したプレート状金物であって
高硬質とする。また、木構造用金物138は略中央に柱
117の先端に設けられたほぞ118を挿通して掛止す
る開口120を有し、当該柱117のほぞ基部面119
を被装する被装部121、さらに当該被装部121の対
抗する一対の端縁の内、一つの端縁ではさらに延伸して
腰掛けプレート部125及び連結部128が設けられる
一方、別の端縁では直角下方に折曲して、第二の横架材
140を追入れ蟻継ぎするために柱117を切削して形
成した凹部135下端まで、当該柱117の凹部135
側面に添設固定される下方折曲部122、そして水平方
向に直角に折曲して上記凹部135下端の腰掛け部12
3を被装の上さらに延伸して腰掛けプレート部124及
び連結部126、127が設けられていることから構成
されている。また図中の符号129、130はネジ穴1
29、130であり、符号131、132、133、1
34はいずれも釘穴131、132、133、134、
また符号136、137はネジ136、137で本発明
に係る木構造用金物138を柱117の凹部135側面
に固定させるものである。次に、図14及び図15は柱
及び第一の横架材に上記二本の第二の横架材を連結した
際の平面図及び、当該平面図に対するC−C断面図であ
る。図示のように、第二の横架材140、141の先端
には蟻ほぞ142、143が設けられる一方、第一の横
架材139には上記蟻ほぞ142、143が嵌合される
ための蟻継ぎ用ほぞ穴144、145及び第二の横架材
140の横ぶれを抑止するために凹部146と連結部1
26、127、そして第二の横架材141の横ぶれを抑
止するために凹部147が設けられているが、本発明に
係る木構造用金物138の腰掛けプレート部124、1
25により、第二の横架材140、141に対する充分
な腰掛け面が形成されている。このようにして、第二の
横架材140、141は追入れ蟻継ぎされると共に、図
13に示した連結部126、127、128に施された
釘穴131、132、133、134からスクリュー釘
が第二の横架材140、141に打ちつけられて連結補
強される。尚、図14に第二の横架材140に打ちつけ
たスクリュー釘148、149と図15に第二の横架材
141に打ちつけたスクリュー釘150を示した。
【0019】図16は、第一の横架材の成に比べ当該第
一の横架材の両方の側面に結合される二本の第二の横架
材の成が大きい場合に採用される本発明に係る木構造用
金物を用いて、部材の連結を行う際の立体分解図であ
る。図示のように、これに採用される木構造用金物17
9は折曲したプレート状金物であって高硬質とする。ま
た、木構造用金物179は略中央に柱151の先端に設
けられたほぞ152を挿通して掛止する開口154を有
し、当該151のほぞ基部面153を被装する被装部1
55、さらに当該被装部155の対抗する一対の端縁が
直角下方に折曲して、第二の横架材181、182を追
入れ蟻継ぎするために柱151を切削して形成した凹部
173、174下端まで、当該柱151の凹部173、
174側面に添設固定される下方折曲部156、15
7、そして水平方向に直角に折曲して上記凹部173、
174下端それぞれの腰掛け部158、159を被装の
上さらに延伸して両端に腰掛けプレート部160、16
1及び連結部162、163、164、165が設けら
れていることから構成されている。また図中の符号16
6、167、168、169はネジ穴166、167、
168、169であり、符号170、171、172は
いずれも釘穴170、171、172(但し、連結部1
65にも釘穴が設けられている。)、また符号175、
176、177、178はいずれもネジ175、17
6、177、178で本発明に係る木構造用金物179
を柱151の凹部173、174側面に固定させるもの
である。次に、図17及び図18は柱及び第一の横架材
に上記二本の横架材を連結した際の平面図及び、当該平
面図に対するD−D断面図である。図示のように、第二
の横架材181、182の先端には蟻ほぞ183、18
4が設けられる一方、第一の横架材180には上記蟻ほ
ぞ183、184が嵌合されるための蟻継ぎ用ほぞ穴1
85、186及び、第二の横架材181の横ぶれを抑止
するために凹部187と連結部162、163、そして
第二の横架材182の横ぶれを抑止するために凹部18
8と連結部164、165が設けられているが、本発明
に係る木構造用金物179の腰掛けプレート部160、
161により、第二の横架材181、182に対する充
分な腰掛け面が形成されている。このようにして、第二
の横架材181、182は追入れ蟻継ぎされると共に、
連結部162、163、164、165に施された釘穴
からスクリュー釘が第二の横架材181、182に打ち
つけられて連結補強される。尚、図17にこの際に第二
の横架材181に打ちつけられたスクリュー釘189、
190と、第二の横架材182に打ちつけられたスクリ
ュー釘191、192を示した。
【0020】図19は、第一の横架材の成に比べ当該第
一の横架材の両方の側面に結合される二本の第二の横架
材の成が小さい場合に採用される本発明に係る木構造用
金物を用いて、部材の連結を行う際の立体分解図であ
る。図示のように、これに採用される木構造用金物21
4は折曲したプレート状金物であって高硬質とする。ま
た、木構造用金物214は略中央に柱193の先端に設
けられたほぞ194を挿通して掛止する開口196を有
し、当該柱193のほぞ基部面195を被装する被装部
197、さらに当該被装部197の対抗する一対の端縁
が直角上方に折曲して、第二の横架材216、217を
追入れ蟻継ぎするために第一の横架材215を切削して
形成した凹部222、223下端まで当該第一の横架材
215の側面に添設固定される上方折曲部198、19
9、そして水平方向に直角に折曲して上記凹部222、
223下端それぞれの追入れ部228、229の先端縁
よりさらに延伸して両端に腰掛けプレート部200、2
01及び連結部202、203、204、205が設け
られていることから構成されている。また図中の符号2
06、207はネジ穴206、207であり、符号20
8、209、210、211は釘穴208、209、2
10、211、また符号212、213はネジ212、
213で本発明に係る木構造用金物214を第一の横架
材215に固定させるものである。次に、図20及び図
21は柱及び第一の横架材に上記二本の第二の横架材を
連結した際の平面図及び、当該平面図に対するE−E断
面図である。図示のように、第二の横架材216、21
7の先端には蟻ほぞ218、219が設けられる一方、
第一の横架材215には上記蟻ほぞ218、219が嵌
合されるための蟻継ぎ用ほぞ穴220、221及び、第
二の横架材216の横ぶれを抑止するために凹部222
と連結部202、203、そして第二の横架材217の
横ぶれを抑止するために凹部223と連結部204、2
05が設けられているが、本発明に係る木構造用金物2
14の腰掛けプレート部200、201により、第二の
横架材216、217に対する充分な腰掛け面が形成さ
れている。このようにして、第二の横架材216、21
7は追入れ蟻継ぎされると共に、連結部202、20
3、204、205に施された釘穴208、209、2
10、211からスクリュー釘224、225、22
6、227が第二の横架材216、217に打ちつけら
れて連結補強される。
【0021】図22は、第一の横架材の成に比べ当該第
一の横架材の両方の側面に結合される二本の第二の横架
材の内、一本の成が小さく他一本の成が大きい場合に採
用される本発明に係る木構造用金物を用いて、部材の連
結を行う際の立体分解図である。図示のように、これに
採用される木構造用金物249は折曲したプレート状金
物であって高硬質とする。また木構造用金物249は略
中央に柱230の先端に設けられたほぞ231を挿通し
て掛止する開口233を有し、当該柱230のほぞ基部
面232を被装する被装部234、さらに当該被装部2
34の対抗する一対の端縁の内、一つの端縁では直角上
方に折曲して、第二の横架材252を追入れ蟻継ぎする
ために第一の横架材250を切削して形成した凹部25
8下端まで当該第一の横架材250の側面に添設固定さ
れる上方折曲235、そして水平方向に直角に折曲した
上記凹部258下端の追入れ部263の先端縁よりさら
に延伸して腰掛けプレート部239及び連結部242、
243が設けられる一方、別の端縁では直角下方に折曲
して、第二の横架材251を追入れ蟻継ぎするために柱
230を切削して形成した凹部257下端まで当該柱2
30の凹部257側面に添設固定される下方折曲部23
6、そして水平方向に直角に折曲して上記凹部257下
端の腰掛け部237を被装の上さらに延伸して腰掛けプ
レート部238及び連結部240、241が設けられて
いることから構成されている。また図中の符号244、
245、246、247はいずれも釘穴244、24
5、246、247である。次に、図23及び図24は
柱及び第一の横架材に上記二本の第二の横架材を連結し
た際の平面図及び、当該平面図に対するF−F断面図で
ある。図示のように、第二の横架材251、252の先
端には蟻ほぞ253、254が設けられる一方、第一の
横架材250には上記蟻ほぞ253、254が嵌合され
るための蟻継ぎ用ほぞ穴255、256及び、第二の横
架材251の横ぶれを抑止するために凹部257と連結
部240、241、そして第二の横架材252の横ぶれ
を抑止するために凹部258と連結部242、243が
設けられているが、本発明に係る木構造用金物249の
腰掛けプレート部238、239により、第二の横架材
251、252に対する充分な腰掛け面が形成されてい
る。このようにして、第二の横架材251、252は追
入れ蟻継ぎされると共に、連結部240、241、24
2、243に施された釘穴244、245、246、2
47からスクリュー釘259、260、261、262
が第二の横架材251、252に打ちつけられて連結補
強される。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る木構造用金物は以上説明の
構成によるので、以下の効果を奏する。即ち、本発明に
係る木構造用金物によれば、柱と横架材等の軸組を形成
する施工に採用し得て、簡便に施工を実施できるという
効果がある。また、本発明に係る木構造用金物によれ
ば、その腰掛けプレート部により結合される横架材に対
して充分な腰掛け面を形成できると共に、連結部によっ
ては部材相互を連結補強できるので、地震や台風などに
よって軸組が激しく揺さぶられる場合でも、横架材の先
端の外れを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の木構造用金物を柱のほぞに
掛止する際の立体分解図。
【図2】図1に係る木構造用金物を用いて部材の連結を
行う際の立体分解図。
【図3】本発明に係る第二の木構造用金物を柱のほぞに
掛止する際の立体分解図。
【図4】図3に係る木構造用金物を用いて部材の連結を
行う際の立体分解図。
【図5】本発明に係る第三の木構造用金物を柱のほぞに
掛止する際の立体分解図。
【図6】図5に係る木構造用金物を用いて部材の連結を
行う際の立体分解図。
【図7】本発明に係る第四の木構造用金物を柱のほぞに
掛止する際の立体分解図。
【図8】図7に係る木構造用金物を用いて部材を連結し
た際の平面図。
【図9】図8に対するA−A断面図。
【図10】本発明に係る第五の木構造用金物を柱のほぞ
に掛止する際の立体分解図。
【図11】図10に係る木構造用金物を用いて部材を連
結した際の平面図。
【図12】図11に対するB−B断面図。
【図13】本発明に係る第六の木構造用金物を柱のほぞ
に掛止する際の立体分解図。
【図14】図13に係る木構造用金物を用いて部材を連
結した際の平面図。
【図15】図14に対するC−C断面図。
【図16】本発明に係る第七の木構造用金物を柱のほぞ
に掛止する際の立体分解図。
【図17】図16に係る木構造用金物を用いて部材を連
結した際の平面図。
【図18】図17に対するD−D断面図。
【図19】本発明に係る第八の木構造用金物を柱のほぞ
に掛止する際の立体分解図。
【図20】図19に係る木構造用金物を用いて部材を連
結した際の平面図。
【図21】図20に対するE−E断面図。
【図22】本発明に係る木構造用金物を柱のほぞに掛止
する際の立体分解図。
【図23】図22に係る木構造用金物を用いて部材を連
結した際の平面図。
【図24】図23に対するF−F断面図。
【符号の説明】
1、18、38、63、88、117、151、19
3、203 柱 2、19、39、64、89、118、152、19
4、231 ほぞ 3、20、40、65、90、119、153、19
5、232 ほぞ基部面 4、21、41、66、91、120、154、19
6、233 開口 5、22、42、67、92、121、155、19
7、234 被装部 6、24、45、68、69、94、95、124、1
25、160、161、200、201、238、23
9 腰掛けプレート部 7、25、26、46、47、70、71、96、9
7、98、126、127、128、162、163、
164、165、202、203、204、205、2
40、241、242、243 連結部 8、9、27、28、50、51、72、73、74、
75、99、100、101、102、131、13
2、133、134、170、171、172、20
8、209、210、211、244、245、24
6、247 釘穴 10、29、55、76、103、138、179、2
14、249 本発明に係る木構造用金物 11、30、56、77、104、139、180、2
15、250 第一の横架材 12、31、57、78、79、105、106、14
0、141、181、182、216、217、25
1、252 第二の横架材 13、14、32、33、58、59、86、87、1
13、114、115、148、149、150、18
9、190、191、192、224、225、22
6、227、259、260、261、262 スクリ
ュー釘 15、34、60、80、81、107、108、14
2、143、183、184、218、219、25
3、254 蟻ほぞ 16、35、61、82、83、109、110、14
4、145、185、186、220、221、25
5、256 蟻継ぎ用ほぞ穴 17、36、52、62、84、85、111、11
2、135、146、147、173、174、18
7、188、222、223、248、257、25
8、 凹部 23、93、198、199、235 上方折曲部 37、116、228、229、263 追入れ部 43、122、156、157、236 下方折曲部 44、123、158、159、237 腰掛け部 48、49、129、130、166、167、16
8、169、206、207 ネジ穴 53、54、136、137、175、176、17
7、178、212、213 ネジ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高硬質で平板なプレート状金物であっ
    て、略中央に柱先端のほぞを挿通して掛止する開口を有
    し当該柱のほぞ基部面を被装する被装部、また当該被装
    部の一つの端縁よりさらに延伸して設けられる腰掛けプ
    レート部、そして当該腰掛けプレート部に載架される横
    架材を当該プレート状金物に連結するための連結部から
    構成されることを特徴とする、木構造用金物。
  2. 【請求項2】 高硬質で折曲したプレート状金物であっ
    て、略中央に柱先端のほぞを挿通して掛止する開口を有
    し当該柱のほぞ基部面を被装する被装部、また当該被装
    部の一つの端縁より直角上方に折曲して、横架材を追入
    れ蟻継ぎするために別の横架材を切削して形成した凹部
    下端まで当該横架材の側面に添設固定される上方折曲
    部、そして水平方向に直角に折曲し上記凹部下端の追入
    れ部の先端縁よりさらに延伸して設けられる腰掛けプレ
    ート部、続いて当該プレート部に載架される横架材を当
    該プレート状金物に連結するための連結部から構成され
    ることを特徴とする、木構造金物。
  3. 【請求項3】 高硬質で折曲したプレート状金物であっ
    て、略中央に柱先端のほぞを挿通して掛止する開口を有
    し当該柱のほぞ基部面を被装する被装部、また当該被装
    部の一つの端縁より直角下方に折曲して、横架材を追入
    れ蟻継ぎするために柱を切削して形成した凹部下端まで
    当該柱の凹部側面に添設固定される下方折曲部、そして
    水平方向に直角に折曲して上記凹部下端の腰掛け部を被
    装の上さらに延伸して設けられる腰掛けプレート部、続
    いて当該プレート部に載架される横架材を当該プレート
    状金物に連結するための連結部から構成されることを特
    徴とする、木構造用金物。
  4. 【請求項4】 高硬質で平板なプレート状金物であっ
    て、略中央に柱先端のほぞを挿通して掛止する開口を有
    し当該柱のほぞ基部面を被装する被装部、また当該被装
    部の対抗する一対の端縁よりさらに両水平方向に延伸し
    て設けられる二つの腰掛けプレート部、そして当該腰掛
    けプレート部に載架される横架材を当該プレート状金物
    に連結するための連結部から構成されることを特徴とす
    る、木構造用金物。
  5. 【請求項5】 高硬質で折曲したプレート状金物であっ
    て、略中央に柱先端のほぞを挿通して掛止する開口を有
    し当該柱のほぞ基部面を被装する被装部、また当該被装
    部の対抗する一対の端縁の内、一つの端縁ではさらに延
    伸して腰掛けプレート部と、当該腰掛けプレート部に載
    架される横架材を当該プレート状金物に連結するための
    連結部が設けられる一方、別の端縁では直角上方に折曲
    して、横架材を追入れ蟻継ぎするために別の横架材を切
    削して形成した凹部下端まで当該横架材の側面に添設固
    定される上方折曲部、そして水平方向に直角に折曲し上
    記凹部下端の追入れ部の先端縁よりさらに延伸して腰掛
    けプレート部と、当該腰掛けプレート部に載架される横
    架材を当該プレート状金物に連結するための連結部が設
    けられ構成されていることを特徴とする、木構造用金
    物。
  6. 【請求項6】 高硬質で折曲したプレート状金物であっ
    て、略中央に柱先端のほぞを挿通して掛止する開口を有
    し当該柱のほぞ基部面を被装する被装部、また当該被装
    部の対抗する一対の端縁の内、一つの端縁ではさらに延
    伸して腰掛けプレート部と、当該腰掛けプレート部に載
    架される横架材を当該プレート状金物に連結するための
    連結部が設けられる一方、別の端縁では直角下方に折曲
    して、横架材を追入れ蟻継ぎするために柱を切削して形
    成した凹部下端まで当該柱の凹部側面に添設固定される
    下方折曲部、そして水平方向に直角に折曲して上記凹部
    下端の腰掛け部を被装の上さらに延伸して腰掛けプレー
    ト部と、当該腰掛けプレート部に載架される横架材を当
    該プレート状金物に連結するための連結部が設けられ構
    成されていることを特徴とする、木構造用金物。
  7. 【請求項7】 高硬質で折曲したプレート状金物であっ
    て、略中央に柱先端のほぞを挿通して掛止する開口を有
    し当該柱のほぞ基部面を被装する被装部、また当該被装
    部の対抗する一対の端縁が直角下方に折曲して、横架材
    を追入れ蟻継ぎするために柱を切削して形成した凹部下
    端まで当該柱の凹部側面に添設固定される下方折曲部、
    そして水平方向に直角に折曲して上記凹部下端の腰掛け
    部を被装の上さらに延伸して設けられる腰掛けプレート
    部、続いて当該プレート部に載架される横架材を当該プ
    レート状金物に連結するための連結部から構成されるこ
    とを特徴とする、木構造用金物。
  8. 【請求項8】 高硬質で折曲したプレート状金物であつ
    て、略中央に柱先端のほぞを挿通して掛止する開口を有
    し当該柱のほぞ基部面を被装する被装部、また当該被装
    部の対抗する一対の端縁が直角上方に折曲して、横架材
    を追入れ蟻継ぎするために別の横架材を切削して形成し
    た凹部下端まで当該横架材の側面に添設固定される上方
    折曲部、そして水平方向に直角に折曲し上記凹部下端の
    追入れ,部の先端縁よりさらに延伸して設けられる腰掛
    けプレート部、続いて当該プレート部に載架される横架
    材を当該プレート状金物に連結するための連結部から構
    成されることを特徴とする。木構造用金物。
  9. 【請求項9】 高硬質で折曲したプレート状金物であっ
    て、略中央に柱先端のほぞを挿通して掛止する開口を有
    し当該柱のほぞ基部面を被装する被装部、また当該被装
    部の対抗する一対の端縁の内、一つの端縁では直角上方
    に折曲して、横架材を追入れ蟻継ぎするための別の横架
    材を切削して形成した凹部下端まで当該横架材の側面に
    添設固定される上方折曲部、そして水平方向に直角に折
    曲し上記凹部下端の追入れ部の先端縁よりさらに延伸し
    て腰掛けプレート部と、当該腰掛けプレート部に載架さ
    れる横架材を当該プレート状金物に連結するための連結
    部が設けられる一方、別の端縁では直角下方に折曲し
    て、横架材を追入れ蟻継ぎするために柱を切削して形成
    した凹部下端まで当該柱の凹部側面に添設固定される下
    方折曲部、そして水平方向に直角に折曲して上記凹部下
    端の腰掛け部を被装の上さらに延伸して腰掛けプレート
    部と、当該腰掛けプレート部に載架される横架材を当該
    プレート状金物に連結するための連結部が設けられ構成
    されていることを特徴とする、木構造用金物。
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