JPH05179927A - 自動2輪車の排気制御装置 - Google Patents

自動2輪車の排気制御装置

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JPH05179927A
JPH05179927A JP3359869A JP35986991A JPH05179927A JP H05179927 A JPH05179927 A JP H05179927A JP 3359869 A JP3359869 A JP 3359869A JP 35986991 A JP35986991 A JP 35986991A JP H05179927 A JPH05179927 A JP H05179927A
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JP
Japan
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water tank
pipe
main frame
water
engine
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3359869A
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English (en)
Inventor
Takashi Kudo
隆志 工藤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気制御装置における水通路を短くする。 【構成】 メインフレーム1をヘッドパイプ2から後方
へ左右に対をなして延出させ、その下方にエンジン5を
支持し、左右の各後端部にピボットプレート6をそれぞ
れ取付け、かつ左右のピボットプレート6間を上下のク
ロスパイプ39、41で連結してフレーム部を形成す
る。このフレーム部内に設けられた中空の連通空間を水
タンクTとし、ピボットプレート6に取付けられた水ポ
ンプ32から排気管14、15、18及び19へ水通路
を配管する。これにより水タンクTがエンジン5の近傍
上方に位置するので、水通路が可及的に短くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、排気管内へ注水する
ことにより排気ガスを冷却し、排気管内の圧力脈動状態
を整合させてエンジンの低・中速域における出力低下の
改善を図るようにした自動2輪車の排気制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】係る装置は公知である(例えば、特公平
2−1965号参照)。この装置では一定通路断面積を
有するノズルの一端を排気管内へ連通接続するととも
に、他端は水ポンプを介して独立させて設けた水タンク
へ接続してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような構
造の排気制御装置では、水タンクを車体上の適宜場所に
取付け、この水タンクから排気管のノズルまでの間を比
較的長い水通路で連絡することが一般的である。しか
し、水通路が長くなればそれだけ配管が面倒になるの
で、水通路を可及的に短くすることが望まれていた。本
願はかかる要望の実現を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る自動2輪車の排気装置は、エンジンか
ら延出する排気管内へ水タンク内の冷却水を注水して排
気ガスを冷却するものにおいて、前輪を操向自在に支持
するヘッドパイプから後方へ左右に対をなして延出する
メインフレームの下方にエンジンを配置するとともに、
メインフレームの少なくとも一部を中空にして、この中
空部を前記水タンクとしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】エンジンの上方近傍に配設されたメインフレー
ムが水タンクをなすので、水通路はメインフレームと排
気管との間を連絡すれば済み、それだけ水通路が短くな
る。
【0006】
【実施例】図1乃至図3に基づいて一実施例を説明す
る。図1は実施例に係る2サイクル式V型4気筒エンジ
ンを搭載した自動2輪車の要部左側面図、図2はこの自
動2輪車におけるフレーム部の平面形状を一部切り欠い
て示す図、図3はこのエンジン及びフレーム部の各側面
につき水ポンプの取付部を一部切り欠いて示す拡大図で
ある。
【0007】まず、図1において、後方斜め下がりに前
後方向へ延びるメインフレーム1の前端部にはヘッドパ
イプ2が設けられ、ここにフロントフォーク3の上部が
回動自在に支持され、フロントフォーク3の下部には前
輪4が支持されている。
【0008】メインフレーム1の中間部下方にはエンジ
ン5が支持され、メインフレーム1の後端部には上下方
向へ延びるピボットプレート6の上端部が連結されてい
る。メインフレーム1とピボットプレート6は後述する
クロスパイプとともにフレーム部を構成する。ピボット
プレート6にはリヤアーム7の前端が枢着され、メイン
フレーム1の後端部には後輪8が支持されている。符号
9はクッションユニットである。
【0009】エンジン5は左前気筒10と左後気筒11
が互いに同爆関係でV型をなし、また図では見えない
が、これらと重なって右前気筒12と右後気筒13もや
はり互いに同爆関係で設けられている。
【0010】左右の前気筒10、12からはそれぞれ左
右前側の排気管14、15がエンジン5の下方を通って
車体後方へ延出し、リヤアーム7と斜交して上方へ曲が
り、後端部は後輪8の上部側方でサイレンサ16、17
へ接続している。
【0011】左右の後気筒11、13からも左右後側の
排気管18、19が略直線状に車体後方へ向かって延出
し、後端部は後輪8の上方でサイレンサ20、21へ接
続している。なお、本図では排気管19及びその接続す
るサイレンサ21は左側に重なって見えない。
【0012】各排気管14、15、18及び19には共
鳴室22と注水管23が取付けられている。注水管23
には上流側(反排気管側)にチェックバルブ24が取付
けられている。各共鳴室22はそれぞれ対応する排気管
内と連通し、この連通部を開閉するために例えばバタフ
ライ式の共鳴室バルブが設けられ、バルブモータによっ
て開閉される(いずれも図示省略)。チェックバルブ2
4は注水管23方向へのみ水を通す一方向弁である。
【0013】左側の排気管14、18の各チェックバル
ブ24へ接続する計2本の左枝管25は3つ口ジョイン
ト26で左集合管27へ集合される。左集合管27は右
集合管28と3つ口ジョイント29により主管30へ集
合される。主管30はチェックバルブ31を介して水ポ
ンプ32へ接続している。
【0014】右集合管28は図示を省略してあるが、左
集合管27と同様に2本の枝管に分かれ、各枝管はそれ
ぞれが右側の排気管15又は19へ配管される。なお、
注水管23から主管30までの通路が本願における水通
路になっている。
【0015】メインフレーム1の中間部には水ポンプ3
2等を制御するためのECU33が設けられている。E
CU33には、気化器34内に設けられた公知のスロッ
トルセンサ35からのスロットル開度θTHと、クランク
室36に設けられている公知の回転センサ37からのエ
ンジン回転数NE の、各検出信号が入力される。
【0016】ECU33は、低・中速域において、スロ
ットルセンサ35と回転センサ37からの各検出信号θ
TH、NE に基づいて、各排気管14、15、18及び1
9内の圧力脈動状態に不整合を生じるおそれがあるため
調整を必要とする制御条件であると判断したとき、水ポ
ンプ32と共鳴室22の共鳴室バルブを両方同時又は個
々に作動制御するよう予めプログラムされている。
【0017】なお、水ポンプ32を作動させて各排気管
14、15、18及び19内へ注水すると、排気ガスが
冷却されて各排気管14、15、18及び19内の音速
が遅くなるため圧力脈動状態が整合される。また、共鳴
室22の共鳴室バルブを開くことによっても同様に圧力
脈動状態が整合される。さらに共鳴室バルブを開きかつ
注水により排気ガスを冷却すると、共鳴室22の容積を
実質的に変化する。
【0018】図2に明らかなように、メインフレーム1
はヘッドパイプ2を頂点にして左右に対をなして設けら
れ、その前部はボックス構造のガセット38で補強さ
れ、左右の後部に接続されている左右のピボットプレー
ト6の各上部間には上クロスパイプ39が連結されてい
る。各部材は中空であるため、左右のメインフレーム1
はガセット38とピボットプレート6並びに上クロスパ
イプ39とで連通して全体が水タンクTをなしている。
【0019】メインフレーム1は前方が高くかつ後方が
低くなっているため(図1参照)、ヘッドパイプ2の近
傍に給水口40が設けられ、メインフレーム1の左側後
端部に接続する左ピボットプレート6の上部には、水ポ
ンプ32が直接取付けられている。なお、左右のピボッ
トプレート6の下端部間に下クロスパイプ41が連結さ
れている。
【0020】図3に最も明らかなように、エンジン5の
上部をなす左右の後気筒11、13並びにこれらの排気
管18、19は、左右のメインフレーム1に囲まれた空
間内へ収容されている。
【0021】また、図3に示すように、水ポンプ32は
底部から側方へ突出する流入ポート42の先端部が傘状
の膨大部43をなしている。一方、この部分をピボット
プレート6の後部上方に形成された連通穴44にグロメ
ット45が取付けられており(図4参照)、このグロメ
ット45に流入ポート42を押し込むことにより、水ポ
ンプ32がピボットプレート6へ取付けられる。
【0022】流入ポート42はピボットプレート6の内
部空間と連通し、膨大部43の周囲にチューブ46の一
端が接続され、チューブ46の他端にはストレーナ47
が取付けられている。チューブ46は上クロスパイプの
接続端開口部39a近傍を通る隔壁48に沿っている。
なお、水ポンプ32の吐出ポート49には主管30の一
端がチェックバルブ31を介して接続される。
【0023】ピボットプレート6内は前述のように中空
であって、その隔壁48より上方部分はメインフレーム
1及び上クロスパイプの接続端開口部39aと連通して
水タンクTの一部をなすので、水ポンプ32はピボット
プレート6への取付と同時に水タンクTと連通すること
になる。
【0024】次に、本実施例の作用を説明する。図1に
明らかなように、水タンクTが左右のメインフレーム1
とピボットプレート6及び上クロスパイプ39等の内部
空間全体を利用し、かつメインフレーム1はエンジン5
の近傍上方に配設される。ゆえに、水タンクTから各排
気管14、15、18及び19の注水管23までの水通
路の長さが可及的に短くなり、それだけ配管作業が容易
になる。
【0025】そのうえ、本実施例では水ポンプ32を左
のピボットプレート6の上部に直接取付けたから、水ポ
ンプ32を車体に対して支持させると同時に水タンクT
側と接続できるので配管作業がさらに容易になり、かつ
水タンクTをなすピボットプレート6と水ポンプ32と
の間の配管を省略できるので、水通路の配管をさらに短
くできる。
【0026】また、水タンクTとして左右のメインフレ
ーム1などからなるフレーム部を利用したので、車体上
におけるタンクなどの配設スペースが比較的限られてい
るにもかかわらず、水タンクTとして十分な容量を確保
でき。なお、水タンクTの容量はフレーム部分の利用の
仕方を変更することによって任意に設定可能である。
【0027】例えば、左右のメインフレーム1とピボッ
トプレート6又は左右もしくはいずれか一方のメインフ
レーム1の各一部を利用すれば、比較的容量の小さな水
タンクTを形成できる。このとき左又は右等のメインフ
レーム1のみを利用する場合には、メインフレーム1の
水タンクとして利用する部分に水ポンプ32を取付ける
ようにすることは当然である。
【0028】また、水タンクTの容量を大きくする場合
には、左右のメインフレーム1とピボットプレート6及
び上クロスパイプ39等の内部空間全体を利用すればよ
い。図4は別実施例のピボットプレート6を示し、この
例では前実施例の隔壁48が省かれ、ピボットプレート
6内全体が水タンクTを構成している。したがって、ピ
ボットプレート6の底部で左右のピボットプレート6の
下部間を連通する下クロスパイプの接続端開口部41a
と連通し、左右のピボットプレート6の下部並びに下ク
ロスパイプ41内までを水タンクTにできるので、水タ
ンクTの容量が最大になる。なお、本実施例の符号は前
実施例と共通に使用してある。
【0029】
【発明の効果】本発明は、エンジンの上方へ配設された
メインフレームの少なくとも一部を中空にして、この中
空部を排気制御装置の水タンクとした。ゆえに、水タン
クから排気管に至る水通路の長さを可及的に短くでき
る。しかも、車体上におけるタンクなどの配設スペース
が比較的限られているにもかかわらず、このような配設
スペースの制限を受けずに水タンクとして十分な容量を
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る自動2輪車の要部左側面図
【図2】実施例のフレーム部を一部切り欠いて示す平面
【図3】実施例の要部側面を一部切り欠いて示す拡大図
【図4】別実施例に係る要部の部分切欠き拡大図
【符号の説明】 T 水タンク 1 メインフレーム 2 ヘッドパイプ 5 エンジン 6 ピボットプレート 14、15、18、19 排気管 23 注水管 25 枝管 27 左集合管 28 右集合管 30 主管 32 水ポンプ 39 上クロスパイプ 41 下クロスパイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンから延出する排気管内へ水タン
    ク内の冷却水を注水して排気ガスを冷却することによ
    り、排気管内の圧力脈動状態を整合させて出力低下の改
    善を図る排気制御装置を備えた自動2輪車において、前
    輪を操向自在に支持するヘッドパイプから後方へ左右に
    対をなして延出するメインフレームの下方にエンジンを
    配置するとともに、メインフレームの少なくとも一部を
    中空にして、この中空部を前記水タンクとしたことを特
    徴とする自動2輪車の排気制御装置。
JP3359869A 1991-12-28 1991-12-28 自動2輪車の排気制御装置 Withdrawn JPH05179927A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3359869A JPH05179927A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 自動2輪車の排気制御装置

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JP3359869A JPH05179927A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 自動2輪車の排気制御装置

Publications (1)

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JPH05179927A true JPH05179927A (ja) 1993-07-20

Family

ID=18466720

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JP3359869A Withdrawn JPH05179927A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 自動2輪車の排気制御装置

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JP (1) JPH05179927A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108087061A (zh) * 2017-12-07 2018-05-29 河北华北柴油机有限责任公司 爆炸性环境用柴油机尾气降温洗涤箱

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108087061A (zh) * 2017-12-07 2018-05-29 河北华北柴油机有限责任公司 爆炸性环境用柴油机尾气降温洗涤箱
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Date Code Title Description
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Effective date: 19990311