JPH0517845A - 過共晶アルミニウム−シリコン系合金粉末およびその製造方法 - Google Patents

過共晶アルミニウム−シリコン系合金粉末およびその製造方法

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JPH0517845A
JPH0517845A JP3286084A JP28608491A JPH0517845A JP H0517845 A JPH0517845 A JP H0517845A JP 3286084 A JP3286084 A JP 3286084A JP 28608491 A JP28608491 A JP 28608491A JP H0517845 A JPH0517845 A JP H0517845A
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昭衛 田中
Takamasa Yokote
隆昌 横手
Takashi Watsuji
隆 和辻
Yoshinobu Takeda
義信 武田
Tetsuya Hayashi
林  哲也
Toshihiko Kaji
俊彦 鍛治
Yusuke Kotani
雄介 小谷
Kiyoaki Akechi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アトマイズ法により、シリコンの初晶が微細
でかつ均一であり、特に粗大なシリコンの初晶の晶出を
抑制することが可能な過共晶AL−Si系合金粉末の組
成およびその製造方法を提供する。 【構成】 初晶シリコンの極めて微細な過共晶アルミニ
ウム−シリコン系合金粉末がアトマイズ法によって製造
される。まず、リンを含有する過共晶アルミニウム−シ
リコン系合金の溶湯が準備される。空気または不活性ガ
スを用いてこの溶湯を噴霧して急冷凝固させる。初晶シ
リコンの結晶粒径が10μm以下のアルミニウム−シリ
コン系合金粉末が得られる。このアルミニウム−シリコ
ン系合金粉末はシリコンを12重量%以上50重量%以
下、リンを0.0005重量%以上0.1重量%以下含
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、過共晶アルミニウム
−シリコン系合金粉末およびその製造方法に関し、特に
微細なシリコン初晶を安定して有する過共晶アルミニウ
ム−シリコン系合金粉末およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】アル
ミニウム(Al)にシリコン(Si)を添加すると、熱
膨張係数の低下、剛性率の向上および耐摩耗性の改善な
どに顕著な効果がある。この効果を利用したAl−Si
系合金がすでに広く使用されている。
【0003】このようなAl−Si系合金のうち、鋳造
材はJIS規格でACやADCとして分類され、エンジ
ンブロック等のアルミニウム合金鋳物として多量に使用
されている。また、展伸材としてのAl−Si系合金は
4000番台に分類され、鋳造ビレットから押出しや鍛
造等により各種部品に加工される。
【0004】過共晶Al−Si系合金を鋳造法で製造す
ることは周知である。鋳造法によって得られた過共晶A
l−Si系合金鋳物は、低い熱膨脹率、高い剛性率、高
い耐摩耗性といった優れた特性を有しており、各種分野
での使用が期待されている。しかしながら、過共晶Al
−Si系合金鋳物に粗大なシリコンの初晶が存在する
と、その機械的特性と機械加工時の被削性が悪化する。
【0005】過共晶Al−Si系合金鋳物のシリコンの
初晶を微細化するために、微細化剤、特にリン(P)を
添加することも周知である。しかしながら、過共晶Al
−Si系合金の鋳造時に微細化剤を添加しても、シリコ
ンの初晶の微細化には限度がある。特にシリコンの含有
量が20重量%を越えるAl−Si系合金の場合には、
微細化剤を添加しても粗大なシリコンの初晶が存在する
ので、その合金の機械的特性と機械加工時の被削性は依
然として悪い。
【0006】一方、近年ではアトマイズ法等の急冷凝固
粉末の製造法により、溶解鋳造法で不可能であった大き
な冷却速度で溶湯から粉末を製造することができる。そ
のため、シリコンの初晶を微細化することができ、共晶
組成以上のシリコンを含み、さらには第3合金成分とし
て鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、マ
ンガン(Mn)等の遷移金属元素Xを含む過共晶Al−
Si系合金粉末の製造が可能となる。これらの粉末を用
いて粉末冶金法によって製造される合金として、鋳造合
金よりもはるかに優れた特性を有するAl−17Si−
X,Al−20Si−X,Al−25Si−X等の粉末
冶金合金が実用化されている。
【0007】上記の粉末冶金合金の機械的特性をさらに
向上させるためには、シリコンの結晶を一層微細化する
と同時にシリコンの結晶粒径を均一化することが必要で
ある。さらに、わずかな量でも破壊の起点となり、材料
強度のばらつきの原因となる粗大なシリコンの結晶を減
少させることが極めて重要である。しかも、粉末中のシ
リコンの初晶は鍛造や押出し等の熱間固化により細かく
なる可能性はほとんどなく、むしろオストワルド成長に
より粗大化する。したがって、合金粉末中のシリコンの
初晶の大きさが決定的に重要である。
【0008】ところで、シリコンの初晶を微細化するに
は、粉末を製造する際の冷却速度を大きくすればよいこ
とは知られている。しかし、その冷却速度はアトマイズ
の方法や装置によっておおむね決定され、他の工業的方
法で冷却速度を大きくすることは経済性や生産性の点で
問題があり、実現されていない。
【0009】また、従来のアトマイズ法では冷却速度が
粉末の粒度に依存するため、得られる粉末が一定幅の粒
度分布を有する限り、全粉末中では、存在するシリコン
の初晶の粒径に大きなばらつきがある。たとえば、従
来、粒径400μm程度の粉末中には粒径20μm程度
の粗大なシリコンの初晶の存在が避けられなかった。
【0010】そこで、従来から、粗大なシリコンの初晶
を有する粒子を除くために冷却速度の低い粗粒粉末をふ
るい分けして除去して、微細粉末のみを用いて固化体を
製造することが行なわれていた。しかしながら、この方
法によれば、材料歩留り低下により経済性が悪化する
上、粉末の流動性や成形性等のハンドリング性が著しく
低下し、さらには粉塵爆発の危険が増大する等の問題が
あった。
【0011】本発明は、上述のような従来の事情に鑑
み、アトマイズ法により、シリコンの初晶が微細でかつ
均一であり、特に粗大なシリコンの初晶の晶出を抑制す
ることが可能な過共晶Al−Si系合金粉末の組成およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の作用効果】本
願発明者らは、上述の従来技術の問題点に鑑みて、種々
の実験と研究を重ねた結果、リンを含有する初晶シリコ
ン微細化剤を添加したアルミニウム−シリコン系合金の
溶湯、またはリンを含有する初晶シリコン微細化剤を予
め含むアルミニウム−シリコン系合金地金を溶解して得
られる合金溶湯を空気または不活性ガスを用いてアトマ
イズすることにより、初晶シリコンの極めて微細な過共
晶アルミニウム−シリコン系合金粉末が得られることを
知見した。
【0013】この発明の第1の局面に従った過共晶アル
ミニウム−シリコン系合金粉末は、シリコンを12重量
%以上50重量%以下、リンを0.0005重量%以上
0.1重量%以下含有する。
【0014】この発明の過共晶アルミニウム−シリコン
系合金粉末中の初晶シリコンの粒径は、従来の鋳造法に
よって得られる過共晶アルミニウム−シリコン系合金中
の初晶シリコンの大きさよりもはるかに小さく、通常1
0μm以下である。
【0015】この発明のアルミニウム−シリコン系合金
粉末におけるシリコンの含有量は12重量%以上50重
量%以下、好ましくは20重量%以上30重量%以下で
ある。シリコンの含有量が12重量%未満では初晶のシ
リコンが晶出しない。一方、シリコンの含有量が50重
量%を越えると、シリコンの初晶をいくら微細化しても
初晶シリコンの量が多すぎ、得られた粉末から作製した
固化体の被削性が悪く、その機械的強度も劣る。
【0016】本発明のアルミニウム−シリコン系合金粉
末におけるリンの含有量は0.0005重量%以上0.
1重量%以下、好ましくは0.0005重量%以上0.
05重量%以下である。リンの含有量が0.0005重
量%未満では微細化効果が得られず、機械的強度の改善
も見られない。一方、リンの含有量が0.1重量%を越
えても微細化効果がより向上することはない。特にリン
の含有量が0.02重量%以上0.1重量%以下である
アルミニウム−シリコン系合金粉末は機械加工時の被削
性に優れている。
【0017】本発明のより好ましく、具体的なアルミニ
ウム−シリコン系合金粉末は、シリコンを12重量%以
上50重量%以下、銅を2.0重量%以上3.0重量%
以下、マグネシウムを0.5重量%以上1.5重量%以
下、マンガンを0.2重量%以上0.8重量%以下、リ
ンを0.0005重量%以上0.05重量%以下含有
し、残部がアルミニウムと不可避不純物である。銅、マ
グネシウム、マンガンの各元素を含有するアルミニウム
−シリコン系合金粉末は、より高い機械的強度を有す
る。
【0018】この発明の第2の局面に従った過共晶アル
ミニウム−シリコン系合金粉末の製造方法によれば、ま
ず、リンを含有する過共晶アルミニウム−シリコン系合
金の溶湯が準備される。空気または不活性ガスを用い
て、その溶湯を噴霧して急冷凝固させる。
【0019】リンを含有する過共晶アルミニウム−シリ
コン系合金の溶湯は、リンを含有する初晶シリコン微細
化剤を添加したアルミニウム−シリコン系合金の溶湯、
またはリンを含有する初晶シリコン微細化剤を予め含む
アルミニウム−シリコン系合金地金を溶解して得られる
合金溶湯であればよい。
【0020】本発明の製造方法においてリンを含有する
初晶シリコン微細化剤としては、従来の鋳造法において
使用されている初晶シリコン微細化剤、たとえばCu−
8重量%P、Cu−15重量%P、PCl5 、赤リンを
主体とした混合塩等あるいはAl−Cu−P微細化剤が
使用される。
【0021】初晶シリコン微細化剤は通常、0.000
5重量%以上0.1重量%以下、好ましくは0.002
重量%以上0.05重量%以下の量で使用される。初晶
シリコン微細化剤の量が0.0005重量%未満のとき
には、初晶シリコン微細化剤添加の効果が十分でない。
また、初晶シリコン微細化剤を0.1重量%を越える量
で添加しても効果のさらなる向上は見られない。
【0022】本発明の製造方法においてアルミニウム−
シリコン系合金溶湯は公知の方法に従ってアトマイズ処
理される。
【0023】この発明の製造方法において、合金溶湯を
アルミニウム−シリコン系合金の液相線温度より100
℃高い温度以上1300℃以下の温度に保持された状態
でアトマイズ処理することが好ましい。アルミニウム−
シリコン系合金に初晶シリコン微細化剤を添加する際に
も、その合金を上記の温度に保持しておくことが好まし
い。
【0024】ここで、液相線温度とは、その組成の合金
が完全に溶解し終わる温度を意味する。たとえば、シリ
コンを25重量%含有するアルミニウム−シリコン系合
金の液相線温度は約780℃である。
【0025】合金溶湯をアルミニウム−シリコン系合金
の(液相線温度+100)℃の温度より低い温度で保持
した場合には、リンの溶解が不十分となり、添加された
リンの量に対して合金中に含有するリンの量が少なくな
り、正確なリンの量を含有する合金粉末を得ることが困
難である。また、合金溶湯を1300℃を越える温度で
保持した場合には、ルツボと炉材の損傷が甚しく、含ま
れる合金元素によっては一部蒸発し、所望通りの組成を
有する合金が得られないことがあり得る。
【0026】より好ましくは、合金溶湯をアルミニウム
−シリコン系合金の液相線温度より100℃高い温度以
上1300℃以下の温度に少なくとも30分間保持した
後、アトマイズ処理する。保持時間が30分よりも短い
場合においても、リンの溶解が不十分となり、添加され
たリンの量に対して合金中に含有するリンの量が少なく
なり、正確なリンの量を含有する合金粉末を得ることが
困難である。しかし、Al−Cu−P接種剤を使用する
際は、その限りでない(保持時間を30分より短くでき
る場合がある)。
【0027】本発明の方法が適用されるアルミニウム−
シリコン系合金は特に限定されず、アルミニウム、シリ
コン以外の他の元素、たとえば銅、マグネシウム、マン
ガン、鉄、ニッケル、亜鉛等を含有する一般的なアルミ
ニウム−シリコン系合金も包含され得る。本発明の製造
方法は、高いシリコンの含有量(20重量%以上40重
量%以下)のアルミニウム−シリコン系合金に対して特
に有用である。
【0028】以上、本発明によれば、極めて微細な初晶
シリコンが均一に分散した過共晶アルミニウム−シリコ
ン系合金粉末が得られる。また、上記の好ましい条件下
で製造したときには、所望の組成を有する過共晶アルミ
ニウム−シリコン系合金粉末が得られる。
【0029】本発明の過共晶アルミニウム−シリコン系
合金粉末から作製した固化体は、極めて優れた被削性と
機械的特性を有する。
【0030】この発明の第3の局面に従った過共晶アル
ミニウム−シリコン系合金粉末の製造方法によれば、ま
ず、リンを含有する過共晶アルミニウム−シリコン系合
金の溶湯が準備される。空気を用いて、この溶湯を噴霧
して急冷凝固させることによって過共晶アルミニウム−
シリコン系合金粉末が作製される。粒径400μm以下
の合金粉末のみが選別される。
【0031】本発明の製造方法では、溶解鋳造法におい
て用いられていた接種法を応用し、まず、アトマイズ用
の過共晶アルミニウム−シリコン系合金溶湯にリンを接
種する。
【0032】均一に溶融した合金溶湯にリンを接種して
分散させることにより、凝固の際の核を予め準備し、過
冷却による不均一な核生成を抑制することができる。接
種されたリンは噴霧温度において固体微粒子として溶湯
中に均一に分散していることが必要である。同時に溶湯
中にはリン以外の未溶解成分が存在すると容易に粗大な
晶出物となるので、これをなくす必要がある。なお、接
種された溶湯は、一旦、冷却凝固させた後、再度溶解し
て元の接種溶湯の状態に復帰することが可能である。
【0033】次に、接種溶湯を空気アトマイズ法により
噴霧し、急冷凝固させる。急冷凝固して粉末を製造する
方法として空気アトマイズ法を採用する理由は、他の方
法よりも経済的である点と、適度な酸化により粉末の表
面が安定化するため、取扱いが容易になる等の利点があ
るからである。
【0034】急冷凝固の条件として、冷却速度が大きい
ほど組織が微細化することは知られている。しかし、本
発明の製造方法においては、シリコンの初晶の晶出核を
予め多数、溶湯中に存在させることによって、直接的管
理が困難な冷却速度に強く依存することなく、得られる
粉末の粒径に対して初晶シリコンの最大結晶粒径が常に
微細かつ狭い範囲に制御され得る。すなわち、従来のア
トマイズ法と比較して小さな冷却速度(得られる粉末の
粒径が比較的大きい)の場合であっても、微細で比較的
均一なシリコンの初晶が得られる。
【0035】得られる合金粉末の粒径を400μm以下
に選別すると、初晶シリコンの最大結晶粒径は10μm
以下に制御され得る。好ましくは、得られる合金粉末の
粒径を200μm以下に選別すると、初晶シリコンの最
大結晶粒径が7μm以下に制御され得る。さらに好まし
くは、得られる合金粉末の粒径を100μm以下に選別
すると、初晶シリコンの最大結晶粒径を5μm以下に制
御することができる。さらに得られる合金粉末の粒径を
50μm以下に選別すると、初晶シリコンの最大結晶粒
径を3μm以下に制御することができる。
【0036】なお、上記のような作用効果を安定して得
るためには、接種するリンの濃度を0.005重量%以
上0.02重量%以下の範囲にすることが好ましい。
【0037】以上のように、この発明の第3の局面によ
れば、アトマイズ法により製造した過共晶アルミニウム
−シリコン系合金粉末の初晶シリコンを微細化かつ均一
化させ、合金粉末の粒度に対する初晶シリコンの粒径の
依存性を従来よりも著しく低下させることができる。そ
の結果、得られた過共晶アルミニウム−シリコン系合金
粉末を用いることにより、粉末粒度の制約がなく、高い
歩留りで従来よりも機械的特性が改善された粉末の固化
体を製造することが可能となる。
【0038】
【実施例】
実施例1 表1に示す組成を有するアルミニウム合金の溶湯を温度
950℃に保持し、表1に示されるリンの含有量になる
ようにCu−8重量%Pをその溶湯に添加した。溶湯を
温度950℃で1時間保持した後、この溶湯をエア・ア
トマイズ法により粉末化した(表1の合金粉末No.1
〜No.4参照)。
【0039】このようにして得られた合金粉末を−42
〜−80メッシュ(175〜350μmの粒径)に分級
した後、粉末中の初晶シリコンの大きさを光学顕微鏡で
組織観察することにより、測定した。その結果は表1に
示される。また、合金粉末No.1の光学顕微鏡による
組織写真は図1に示される。
【0040】比較例1 合金粉末No.1と同一条件下で合金粉末No.5を作
製した。ただし、この場合、Cu−8重量%Pはアルミ
ニウム合金の溶湯に添加されなかった。
【0041】このようにして得られた合金粉末を−42
〜−80メッシュ(175〜350μmの粒径)に分級
した後、粉末中の初晶シリコンの大きさを光学顕微鏡で
組織観察することにより測定した。その結果は表1に示
される。また、合金粉末No.5の光学顕微鏡による組
織写真は図2に示される。
【0042】比較例1A 合金粉末No.1と同一組成を有するアルミニウム合金
の溶湯を温度950℃に保持し、表1に示されるリンの
含有量になるようにCu−8重量%Pを添加した。温度
950℃で1時間保持した後、この溶湯を直径30mm
×高さ80mmの金型に鋳込み、合金鋳物(No.6)
を作製した。
【0043】このようにして得られた合金鋳物中の初晶
シリコンの大きさを光学顕微鏡を用いて組織観察するこ
とにより測定した。その結果は表1に示される。また、
合金鋳物の光学顕微鏡による組織写真は図3に示され
る。
【0044】図1〜図3に示された光学顕微鏡による組
織写真の比較から、本発明の方法で得られた合金粉末中
の初晶シリコンの大きさは、比較例1で得られたリンを
含まない同一組成の合金粉末中の初晶シリコンの大きさ
に比べて微細かつ均一に分散していることが明らかであ
る。
【0045】
【表1】
【0046】次に、上記実施例と比較例で得られた合金
粉末と合金鋳物から作製された成形体の被削性を試験し
た。
【0047】実施例1と比較例1で得られた合金粉末N
o.1〜No.5を−42メッシュ(350μm以下の
粒径)に分級した後、圧力3トン/cm2で直径30m
m×高さ80mmの大きさに冷間予備成形した。その
後、これらの成形体を押出し温度450℃、押出比10
で直径10mmの丸棒に熱間押出しした。また、比較例
1Aで得られた合金鋳物No.6も同様にして直径10
mmの丸棒に押出した。
【0048】このようにして得られた丸棒押出材を、超
硬合金工具を用いて切削速度100m/分、乾式で切削
加工し、10分間切削後の工具の摩耗量を測定した。そ
の結果は表2に示される。
【0049】
【表2】
【0050】表2に示す結果から、本発明の合金粉末か
ら作製した成形体の被削性は非常に優れていることが明
らかである。
【0051】実施例2 表3に示されるようにリンを含有するアルミニウム合金
地金を溶解して得られた溶湯を950℃の温度で1時間
保持した。その後、この溶湯をエア・アトマイズ法によ
り粉末化した(表3の合金粉末No.11〜No.15
参照)。
【0052】このようにして得られた合金粉末を−10
0メッシュ(147μm以下の粒径)に分級した後、粉
末中の初晶シリコンの大きさを光学顕微鏡を用いて組織
観察することにより測定した。その結果は表3に示され
る。
【0053】比較例2 合金粉末No.11〜No.15と同一条件下で合金粉
末No.16〜No.18を作製した。ただし、この場
合、リンを含有しないアルミニウム合金地金を使用し
た。
【0054】このようにして得られた合金粉末を−10
0メッシュ(147μm以下の粒径)に分級した後、粉
末中の初晶シリコンの大きさを光学顕微鏡を用いて組織
観察することにより測定した。その結果は表3に示され
る。
【0055】
【表3】
【0056】次に、上記実施例と比較例で得られた合金
粉末の抗折強度を試験した。実施例2と比較例2で得ら
れた合金粉末No.11〜No.18を−100メッシ
ュ(147μm以下の粒径)に分級した後、圧力3トン
/cm2 で直径30mm×高さ80mmの大きさに冷間
予備成形した。その後、これらの成形体を押出し温度4
50℃、押出比10で幅20mm×厚み4mmの平板に
熱間押出しした。このようにして得られた平板押出材を
T6処理した後、JISZ2203に基づき標点間距離
30mmにて抗折強度を測定した。その結果は表4に示
される。
【0057】
【表4】
【0058】表4に示す結果から、本発明のリンを含有
する合金粉末の抗折強度はリンを含有しない合金粉末よ
りも約10%高いことが明らかである。また、リンの含
有量が0.02重量%を越えるNo.13の本発明の合
金粉末は、比較例の合金粉末のNo.16に比べて抗折
強度が若干低下するが、十分使用され得るものである 。 実施例3 以下の過共晶アルミニウム−シリコン合金を地金より調
製した。
【0059】 A−17:2024地金+17wt.%Si A−20:2024地金+20wt.%Si A−25:2024地金+25wt.%Si B−25:2024地金+25wt.%Si+5wt.
%Fe C−25:2024地金+25wt.%Si+5wt.
%Fe+2wt.%Ni D−25:Al+25wt.%Si+2.5wt.%C
u+1wt.%Mg+0.5wt.%Fe+0.5w
t.%Mn E−25:99.9%純度Al地金+25wt.%Si 上記の各合金溶湯中に表5に示す割合でリンを接種し、
または接種せずに、解放式空気アトマイズ法により空気
圧5〜10kg/mm2 の条件で噴霧して各合金溶湯を
急冷凝固させた。
【0060】得られた合金粉末を連続的に捕集し、空気
で分級した後、さらにふるいにより分級した。これらの
合金粉末のシリコン初晶の粒径を定量画像分析顕微鏡に
より決定した結果として、粉末粒径DP とSi初晶の最
大粒径DSiの関係を表5に示す。
【0061】
【表5】
【0062】上記のA−25合金でリンを接種すること
により得られた過共晶アルミニウム−シリコン合金粉末
の金属組織は、400倍の光学顕微鏡写真により図4に
示される。また、上記のA−25合金でリンを接種しな
いで得られた過共晶アルミニウム−シリコン合金粉末の
金属組織は同様に図5に示される。図4と図5におい
て、濃い灰色の部分がシリコン初晶、薄い灰色の部分が
マトリックスであり、黒い部分は空孔や埋込樹脂の部分
である。
【0063】次に、上記のA−25合金でリン接種の有
無による2種類の粉末を得られたまま、分級することな
く、冷間加圧成形した。これらの成形体を温度450℃
で30分間、脱ガス加熱処理した。そして、同じ温度で
これらの成形体を予備加熱した後、面圧6トン/cm2
で鍛造成形し、T6熱処理を施した。
【0064】得られた各粉末の固化体の機械的特性を測
定した。その測定結果は表6に示される。
【0065】
【表6】
【0066】また、上記のA−25合金について得られ
た過共晶アルミニウム−シリコン合金粉末をシリコン初
晶の最大粒径により分級した。分級した粉末ごとに上記
と同一条件で製造した各粉末の固化体の常温での引張り
強さを測定した。これらの測定結果は図6に示される。
【0067】以上の結果から、本発明の製造方法によれ
ば、粉末中のシリコン初晶の大きさが小さく、かつ極め
て狭い範囲内に制御できるため、粗大なシリコン結晶を
起点として起こる破壊が大幅に減少し、粉末の固化体の
機械的強度が向上する。また、得られる固化体の切削時
においても切削工具のチッピングや摩耗が安定しかつ制
御され得る等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた合金粉末中の初晶シリコン
の構造を示す光学顕微鏡による結晶の構造の写真である
(倍率×400)。
【図2】比較例1で得られた合金粉末中の初晶シリコン
の構造を示す光学顕微鏡による結晶の構造の写真である
(倍率×400)。
【図3】鋳造合金中の初晶シリコンの構造を示す光学顕
微鏡による結晶の構造の写真である(倍率×400)。
【図4】実施例3で得られ、リンを接種した過共晶アル
ミニウム−25重量%シリコン合金粉末の金属組織を示
す光学顕微鏡写真である(倍率×400)。
【図5】実施例3で得られ、リンを接種しない過共晶ア
ルミニウム−25重量%シリコン合金粉末の金属組織を
示す光学顕微鏡写真である(倍率×400)。
【図6】実施例3において、過共晶アルミニウム−25
重量%シリコン合金粉末におけるシリコン初晶の最大粒
径と、その粉末から得られた固化体の常温での引張り強
度との関係を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 田中 昭衛 大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目6番8 号 東洋アルミニウム株式会社本社内 (72)発明者 横手 隆昌 大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目6番8 号 東洋アルミニウム株式会社本社内 (72)発明者 和辻 隆 大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目6番8 号 東洋アルミニウム株式会社本社内 (72)発明者 武田 義信 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 林 哲也 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 鍛治 俊彦 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 小谷 雄介 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 明智 清明 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンを12重量%以上50重量%以
    下、リンを0.0005重量%以上0.1重量%以下含
    有する、過共晶アルミニウム−シリコン系合金粉末。
  2. 【請求項2】 リンを0.0005重量%以上0.05
    重量%含有する、請求項1に記載の過共晶アルミニウム
    −シリコン系合金粉末。
  3. 【請求項3】 リンを0.02重量%以上0.1重量%
    以下含有する、請求項1に記載の過共晶アルミニウム−
    シリコン系合金粉末。
  4. 【請求項4】 当該合金粉末中で初晶シリコンの結晶粒
    径が10μm以下である、請求項1に記載の過共晶アル
    ミニウム−シリコン系合金粉末。
  5. 【請求項5】 銅を2.0重量%以上3.0重量%以
    下、マグネシウムを0.5重量%以上1.5重量%以
    下、マンガンを0.2重量%以上0.8重量%以下、リ
    ンを0.0005重量%以上0.05重量%以下含有
    し、残部がアルミニウムと不可避不純物である、請求項
    1に記載の過共晶アルミニウム−シリコン系合金粉末。
  6. 【請求項6】 リンを含有する過共晶アルミニウム−シ
    リコン系合金の溶湯を準備する工程と、 空気または不活性ガスを用いて前記溶湯を噴霧して急冷
    凝固させる工程と、 を備えた、過共晶アルミニウム−シリコン系合金粉末の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記アルミニウム−シリコン系合金の溶
    湯を準備する工程は、アルミニウム−シリコン系合金の
    溶湯にリンを含有する初晶シリコン微細化剤を添加する
    ことを含む、請求項6に記載のアルミニウム−シリコン
    系合金粉末の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記アルミニウム−シリコン系合金の溶
    湯を準備する工程は、リンを含有する初晶シリコン微細
    化剤を予め含むアルミニウム−シリコン系合金の固体を
    溶融することを含む、請求項6に記載の過共晶アルミニ
    ウム−シリコン系合金粉末の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記溶湯を噴霧して急冷凝固させる工程
    は、アルミニウム−シリコン系合金の液相線温度より1
    00℃高い温度以上1300℃以下の温度に保持された
    状態で前記溶湯を噴霧することを含む、請求項6に記載
    の過共晶アルミニウム−シリコン系合金粉末の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記溶湯を噴霧して急冷凝固させる工
    程は、アルミニウム−シリコン系合金の液相線温度より
    100℃高い温度以上1300℃以下の温度に少なくと
    も30分間保持した後、前記溶湯を噴霧することを含
    む、請求項9に記載の過共晶アルミニウム−シリコン系
    合金粉末の製造方法。
  11. 【請求項11】 リンを含有する過共晶アルミニウム−
    シリコン系合金の溶湯を準備する工程と、 空気を用いて前記溶湯を噴霧して急冷凝固させることに
    よって過共晶アルミニウム−シリコン系合金粉末を作製
    する工程と、 粒径400μm以下の前記合金粉末を選別する工程と、 を備えた、過共晶アルミニウム−シリコン系合金粉末の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 前記合金粉末を選別する工程は、粒径
    200μm以下の前記合金粉末を選別することを含む、
    請求項11に記載の過共晶アルミニウム−シリコン系合
    金粉末の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記合金粉末を選別する工程は、粒径
    100μm以下の前記合金粉末を選別することを含む、
    請求項11に記載の過共晶アルミニウム−シリコン系合
    金粉末の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記合金粉末を選別する工程は、粒径
    50μm以下の前記合金粉末を選別することを含む、請
    求項11に記載の過共晶アルミニウム−シリコン系合金
    粉末の製造方法。
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