JPH05178109A - 自動変速機付車両のシフトロック解除装置 - Google Patents
自動変速機付車両のシフトロック解除装置Info
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- JPH05178109A JPH05178109A JP36045591A JP36045591A JPH05178109A JP H05178109 A JPH05178109 A JP H05178109A JP 36045591 A JP36045591 A JP 36045591A JP 36045591 A JP36045591 A JP 36045591A JP H05178109 A JPH05178109 A JP H05178109A
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- Japan
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- shift lock
- shift
- release
- automatic transmission
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価に製作可能で且つ十分な盗難防止効果が
得られる自動変速機付車両のシフトロック解除装置を提
供する。 【構成】 自動変速機機のシフト操作レバー6をパーキ
ングレンジにロックする為のシフトロックレバー18
と、このシフトロックレバー18を電気的にロック位置
と解除位置とに操作する為のアクチュエータ19とを備
えた自動変速機付車両のシフト操作装置において、シフ
ト操作装置を覆うセンターコンソール2の上壁部2aに
開口部24を形成し、開口部24を閉鎖する為の蓋部材
25をマイナスのドライバーで取外し可能に上壁部2a
に設け、蓋部材25を上壁部2aから取外した状態で前
記ドライバーでシフトロックレバー18を解除位置へ操
作可能に構成した。
得られる自動変速機付車両のシフトロック解除装置を提
供する。 【構成】 自動変速機機のシフト操作レバー6をパーキ
ングレンジにロックする為のシフトロックレバー18
と、このシフトロックレバー18を電気的にロック位置
と解除位置とに操作する為のアクチュエータ19とを備
えた自動変速機付車両のシフト操作装置において、シフ
ト操作装置を覆うセンターコンソール2の上壁部2aに
開口部24を形成し、開口部24を閉鎖する為の蓋部材
25をマイナスのドライバーで取外し可能に上壁部2a
に設け、蓋部材25を上壁部2aから取外した状態で前
記ドライバーでシフトロックレバー18を解除位置へ操
作可能に構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機付車両のシフ
トロック解除装置に関する。
トロック解除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動変速機を有する車両のシフ
ト操作装置には、シフト操作レバーの中段部に設けられ
たディテントピンの下方への移動をパーキングレンジ位
置において規制可能なシフトロック部材と、シフトロッ
ク部材をディテントピンと係合可能なロック位置と係合
しない解除位置とに亙って揺動駆動する為のアクチュエ
ータとを備えたシフトロック装置が設けられ、イグニシ
ョンキーを投入してエンジンを駆動させても、ブレーキ
ペダルを踏まない限り、シフトロック部材の解除位置へ
の回動を規制して、車両の急発進を防止するように構成
されている。一方、前記シフトロック装置では、アクチ
ュエータやアクチュエータへ通電するための電気系が故
障すると、シフト操作レバーをパーキングレンジから他
のレンジへ移動させて自動車を走行することが出来なく
なるので、通常手動にてシフトロック部材を解除位置へ
操作する為のシフトロック解除装置が設けられ、このシ
フトロック解除装置のロック解除ボタンを操作すること
で、シフトロック部材を強制的に解除位置へ操作出来る
ように構成されている。
ト操作装置には、シフト操作レバーの中段部に設けられ
たディテントピンの下方への移動をパーキングレンジ位
置において規制可能なシフトロック部材と、シフトロッ
ク部材をディテントピンと係合可能なロック位置と係合
しない解除位置とに亙って揺動駆動する為のアクチュエ
ータとを備えたシフトロック装置が設けられ、イグニシ
ョンキーを投入してエンジンを駆動させても、ブレーキ
ペダルを踏まない限り、シフトロック部材の解除位置へ
の回動を規制して、車両の急発進を防止するように構成
されている。一方、前記シフトロック装置では、アクチ
ュエータやアクチュエータへ通電するための電気系が故
障すると、シフト操作レバーをパーキングレンジから他
のレンジへ移動させて自動車を走行することが出来なく
なるので、通常手動にてシフトロック部材を解除位置へ
操作する為のシフトロック解除装置が設けられ、このシ
フトロック解除装置のロック解除ボタンを操作すること
で、シフトロック部材を強制的に解除位置へ操作出来る
ように構成されている。
【0003】ところが、前記シフトロック解除装置で
は、ロック解除ボタンを操作するという簡単な作業で、
第3者でも容易にシフトロックを解除して走行不能なパ
ーキングレンジから走行可能なその他のレンジへシフト
操作することが出来るようになる。そこで、例えば、実
開平1−132427号公報には、シフト操作装置付近
のセンターコンソールにキーシリンダを設け、イグニシ
ョンキーでもってこのキーシリンダを操作することで、
シフトロック部材を強制的に解除位置へ操作出来るよう
に構成したシフトロック解除装置が記載されている。
は、ロック解除ボタンを操作するという簡単な作業で、
第3者でも容易にシフトロックを解除して走行不能なパ
ーキングレンジから走行可能なその他のレンジへシフト
操作することが出来るようになる。そこで、例えば、実
開平1−132427号公報には、シフト操作装置付近
のセンターコンソールにキーシリンダを設け、イグニシ
ョンキーでもってこのキーシリンダを操作することで、
シフトロック部材を強制的に解除位置へ操作出来るよう
に構成したシフトロック解除装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載のシフ
トロック解除装置のように、キーシンダを新たに設けて
イグニションキーでもってシフトロック部材を解除位置
に操作する場合、十分な盗難防止効果を得ることは出来
るが、アクチュエータが故障するなどの非常時の為だけ
に高価なキーシリンダを新設することは、コスト的に大
変不利である。本発明の目的は、安価に製作可能で且つ
十分な盗難防止効果が得られる自動変速機付車両のシフ
トロック解除装置を提供することである。
トロック解除装置のように、キーシンダを新たに設けて
イグニションキーでもってシフトロック部材を解除位置
に操作する場合、十分な盗難防止効果を得ることは出来
るが、アクチュエータが故障するなどの非常時の為だけ
に高価なキーシリンダを新設することは、コスト的に大
変不利である。本発明の目的は、安価に製作可能で且つ
十分な盗難防止効果が得られる自動変速機付車両のシフ
トロック解除装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る自動変速
機付車両のシフトロック解除装置は、自動変速機機のシ
フト操作レバーをパーキングレンジにロックする為のシ
フトロック部材と、このシフトロック部材を電気的にロ
ック位置と解除位置とに操作する為のアクチュエータと
を備えた自動変速機付車両のシフト操作装置において、
前記シフト操作装置を覆う車体側カバー部材に開口部を
形成し、前記開口部を閉鎖する為の蓋部材を工具で取外
し可能に車体側カバー部材に設け、前記蓋部材を車体側
カバー部材から取外した状態で前記工具と同一工具又は
異なる工具で直接的又は間接的にシフトロック部材を解
除位置へ操作可能に構成したものである。
機付車両のシフトロック解除装置は、自動変速機機のシ
フト操作レバーをパーキングレンジにロックする為のシ
フトロック部材と、このシフトロック部材を電気的にロ
ック位置と解除位置とに操作する為のアクチュエータと
を備えた自動変速機付車両のシフト操作装置において、
前記シフト操作装置を覆う車体側カバー部材に開口部を
形成し、前記開口部を閉鎖する為の蓋部材を工具で取外
し可能に車体側カバー部材に設け、前記蓋部材を車体側
カバー部材から取外した状態で前記工具と同一工具又は
異なる工具で直接的又は間接的にシフトロック部材を解
除位置へ操作可能に構成したものである。
【0006】請求項2に係る自動変速機付車両のシフト
ロック解除装置は、請求項1に記載の自動変速機付車両
のシフトロック解除装置において、前記シフトロック部
材を解除位置へ操作する為の操作部材を設け、前記工具
と同一工具又は異なる工具で操作部材を操作してシフト
ロック部材を解除位置に操作可能に構成したものであ
る。
ロック解除装置は、請求項1に記載の自動変速機付車両
のシフトロック解除装置において、前記シフトロック部
材を解除位置へ操作する為の操作部材を設け、前記工具
と同一工具又は異なる工具で操作部材を操作してシフト
ロック部材を解除位置に操作可能に構成したものであ
る。
【0007】請求項3に係る自動変速機付車両のシフト
ロック解除装置は、請求項1に記載の自動変速機付車両
のシフトロック解除装置において、前記開口部とシフト
ロック部材間に開口部からシフトロック部材を操作可能
な操作可能位置とシフトロック部材を操作不能な操作禁
止位置とに移動可能なシャッタ部材を設け、前記シャッ
タ部材を前記工具と同一工具又は異なる工具で操作可能
位置に移動させシフトロック部材を解除位置へ操作可能
に構成したものである。
ロック解除装置は、請求項1に記載の自動変速機付車両
のシフトロック解除装置において、前記開口部とシフト
ロック部材間に開口部からシフトロック部材を操作可能
な操作可能位置とシフトロック部材を操作不能な操作禁
止位置とに移動可能なシャッタ部材を設け、前記シャッ
タ部材を前記工具と同一工具又は異なる工具で操作可能
位置に移動させシフトロック部材を解除位置へ操作可能
に構成したものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る自動変速機付車両のシフトロッ
ク解除装置においては、シフトロック部材を電気的にロ
ック位置と解除位置とに操作する為のアクチュエータや
このアクチュエータを通電する為の電気系が故障した場
合には、シフト操作装置を覆う車体側カバー部材の開口
部を閉鎖する為の蓋部材を工具で車体側カバー部材から
取外し、次に前記工具と同一工具又は異なる工具で直接
的又は間接的にシフトロック部材を強制的に解除位置へ
操作することで、シフト操作レバーをパーキングレンジ
以外のレンジへシフト操作することが出来る。このよう
に、複数の操作を行わないと、シフトロック部材を強制
的に解除位置へ操作することが出来ないので、盗難防止
効果を十分に高めることがが出来る。また、同一工具で
蓋部材の取外し及びシフトロック部材の解除操作を行う
場合には、シフトロック解除の操作性も向上出来る。
ク解除装置においては、シフトロック部材を電気的にロ
ック位置と解除位置とに操作する為のアクチュエータや
このアクチュエータを通電する為の電気系が故障した場
合には、シフト操作装置を覆う車体側カバー部材の開口
部を閉鎖する為の蓋部材を工具で車体側カバー部材から
取外し、次に前記工具と同一工具又は異なる工具で直接
的又は間接的にシフトロック部材を強制的に解除位置へ
操作することで、シフト操作レバーをパーキングレンジ
以外のレンジへシフト操作することが出来る。このよう
に、複数の操作を行わないと、シフトロック部材を強制
的に解除位置へ操作することが出来ないので、盗難防止
効果を十分に高めることがが出来る。また、同一工具で
蓋部材の取外し及びシフトロック部材の解除操作を行う
場合には、シフトロック解除の操作性も向上出来る。
【0009】請求項2に係る自動変速機付車両のシフト
ロック解除装置は、基本的に請求項1と同様の作用が得
られるうえ、シフトロック部材を解除位置へ操作する為
の操作部材が設られ、前記工具と同一工具又は異なる工
具で操作部材を操作してシフトロック部材を解除位置に
操作可能に構成してあるので、シフトロック部材とは一
見無関係な操作部材を操作するという作業を介在させる
ことで、盗難防止効果を更に向上出来る。
ロック解除装置は、基本的に請求項1と同様の作用が得
られるうえ、シフトロック部材を解除位置へ操作する為
の操作部材が設られ、前記工具と同一工具又は異なる工
具で操作部材を操作してシフトロック部材を解除位置に
操作可能に構成してあるので、シフトロック部材とは一
見無関係な操作部材を操作するという作業を介在させる
ことで、盗難防止効果を更に向上出来る。
【0010】請求項3に係る自動変速機付車両のシフト
ロック解除装置は、基本的に請求項1と同様の作用が得
られるうえ、開口部とシフトロック部材間に開口部から
シフトロック部材を操作可能な操作可能位置とシフトロ
ック部材を操作不能な操作禁止位置とに移動可能なシャ
ッタ部材が設けられ、シャッタ部材を前記工具と同一工
具又は異なる工具で操作可能位置に移動させシフトロッ
ク部材をアンロック位置へ操作可能に構成してあるの
で、シフトロック部材とは一見無関係なシャッタ部材を
移動操作するという作業を介在させることで、盗難防止
効果を更に向上出来る。
ロック解除装置は、基本的に請求項1と同様の作用が得
られるうえ、開口部とシフトロック部材間に開口部から
シフトロック部材を操作可能な操作可能位置とシフトロ
ック部材を操作不能な操作禁止位置とに移動可能なシャ
ッタ部材が設けられ、シャッタ部材を前記工具と同一工
具又は異なる工具で操作可能位置に移動させシフトロッ
ク部材をアンロック位置へ操作可能に構成してあるの
で、シフトロック部材とは一見無関係なシャッタ部材を
移動操作するという作業を介在させることで、盗難防止
効果を更に向上出来る。
【0011】
【発明の効果】前記作用の項で説明したように次のよう
な効果が得られる。請求項1に係る自動変速機付車両の
シフトロック解除装置によれば、蓋部材を車体側カバー
部材から取外す工具と同一工具又は異なる工具で直接的
又は間接的にシフトロック部材を強制的に解除位置へ操
作可能に構成するという安価に製作可能なシフトロック
解除装置を設けることで、シフトロック部材を解除位置
へ操作する為に必要な作業を複雑化させて、盗難防止効
果を十分に高めることが出来る。しかも、同一工具で蓋
部材の取外し及びシフトロック部材の解除操作を行う場
合には、解除操作の操作性も向上出来、また異なる工具
で蓋部材の取外し及びシフトロック部材の解除操作を行
う場合には、盗難防止効果をより一層向上出来る。
な効果が得られる。請求項1に係る自動変速機付車両の
シフトロック解除装置によれば、蓋部材を車体側カバー
部材から取外す工具と同一工具又は異なる工具で直接的
又は間接的にシフトロック部材を強制的に解除位置へ操
作可能に構成するという安価に製作可能なシフトロック
解除装置を設けることで、シフトロック部材を解除位置
へ操作する為に必要な作業を複雑化させて、盗難防止効
果を十分に高めることが出来る。しかも、同一工具で蓋
部材の取外し及びシフトロック部材の解除操作を行う場
合には、解除操作の操作性も向上出来、また異なる工具
で蓋部材の取外し及びシフトロック部材の解除操作を行
う場合には、盗難防止効果をより一層向上出来る。
【0012】請求項2に係る自動変速機付車両のシフト
ロック解除装置によれば、基本的に請求項1と同様の効
果が得られるうえ、シフトロック部材を解除位置へ操作
する為の簡単な構成の操作部材を設け、シフトロック部
材とは一見無関係な操作部材を操作するという作業を介
在させることで、解除操作の為の作業内容を複雑化して
盗難防止効果を更に向上出来る。
ロック解除装置によれば、基本的に請求項1と同様の効
果が得られるうえ、シフトロック部材を解除位置へ操作
する為の簡単な構成の操作部材を設け、シフトロック部
材とは一見無関係な操作部材を操作するという作業を介
在させることで、解除操作の為の作業内容を複雑化して
盗難防止効果を更に向上出来る。
【0013】請求項3に係る自動変速機付車両のシフト
ロック解除装置によれば、基本的に請求項1と同様の効
果が得られるうえ、開口部とシフトロック部材間に開口
部からシフトロック部材を操作可能な操作可能位置とシ
フトロック部材を操作不能な操作禁止位置とに移動可能
な簡単な構成のシャッタ部材を設け、シフトロック部材
とは一見無関係なシャッタ部材を移動操作するという作
業を介在させることで、解除操作の為の作業内容を複雑
化して盗難防止効果を更に向上出来る。
ロック解除装置によれば、基本的に請求項1と同様の効
果が得られるうえ、開口部とシフトロック部材間に開口
部からシフトロック部材を操作可能な操作可能位置とシ
フトロック部材を操作不能な操作禁止位置とに移動可能
な簡単な構成のシャッタ部材を設け、シフトロック部材
とは一見無関係なシャッタ部材を移動操作するという作
業を介在させることで、解除操作の為の作業内容を複雑
化して盗難防止効果を更に向上出来る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例では、自動車用の自動変速機のシフトロ
ック解除装置に本発明を適用した場合のものである。シ
フト操作装置について説明すると、図1・図2に示すよ
うに、シャフトトンネル1の前半部はセンターコンソー
ル2(これが車体側カバー部材に相当する)で覆われ、
左右のフロントシート間のシャフトトンネル1上にはベ
ース部材3が固定され、ベース部材3の中央部には開口
部3aが形成され、ベース部材3の上方のセンターコン
ソール2の上壁部2aには前後方向に細長い長孔2bが
形成され、ベース部材3にはシャフトトンネル1の上壁
を貫通して下方へ延びる左右1対のレバーブラケット4
が設けられ、レバーブラケット4の下端近傍部には左右
方向向きの軸部材5が設けられ、軸部材5には開口部3
a及び長孔2bを通って上方へ延びるシフト操作レバー
6が回動自在に枢支されている。
する。本実施例では、自動車用の自動変速機のシフトロ
ック解除装置に本発明を適用した場合のものである。シ
フト操作装置について説明すると、図1・図2に示すよ
うに、シャフトトンネル1の前半部はセンターコンソー
ル2(これが車体側カバー部材に相当する)で覆われ、
左右のフロントシート間のシャフトトンネル1上にはベ
ース部材3が固定され、ベース部材3の中央部には開口
部3aが形成され、ベース部材3の上方のセンターコン
ソール2の上壁部2aには前後方向に細長い長孔2bが
形成され、ベース部材3にはシャフトトンネル1の上壁
を貫通して下方へ延びる左右1対のレバーブラケット4
が設けられ、レバーブラケット4の下端近傍部には左右
方向向きの軸部材5が設けられ、軸部材5には開口部3
a及び長孔2bを通って上方へ延びるシフト操作レバー
6が回動自在に枢支されている。
【0015】前記シフト操作レバー6の右方においてベ
ース部材3上にはディテントプレート7が立設され、デ
ィテントプレート7の後半上部には各変速レンジP、
R、N、D、2、1におけるシフト操作レバー6の回動
位置に対応させて6つの係合谷8aを有する波形状の係
合カム部8が後方下がりの湾曲状に形成され、シフト操
作レバー6の中段部には支持部材9が設けられ、支持部
材9には係合カム部8上へ延びる板バネ10が固定さ
れ、板バネ10の先端部には板バネ10を介して係合カ
ム部8に圧接されるローラ状のディテント11が回転自
在に枢支され、シフト操作レバー6はディテント11と
係合谷8aとの係合により変速レンジP、R、N、D、
2、1に対応した回動位置に位置決め保持される。
ース部材3上にはディテントプレート7が立設され、デ
ィテントプレート7の後半上部には各変速レンジP、
R、N、D、2、1におけるシフト操作レバー6の回動
位置に対応させて6つの係合谷8aを有する波形状の係
合カム部8が後方下がりの湾曲状に形成され、シフト操
作レバー6の中段部には支持部材9が設けられ、支持部
材9には係合カム部8上へ延びる板バネ10が固定さ
れ、板バネ10の先端部には板バネ10を介して係合カ
ム部8に圧接されるローラ状のディテント11が回転自
在に枢支され、シフト操作レバー6はディテント11と
係合谷8aとの係合により変速レンジP、R、N、D、
2、1に対応した回動位置に位置決め保持される。
【0016】前記ディテントプレート7の中央部には開
口部7aが形成され、シフト操作レバー6の中段部には
開口部7a内に延びる係合ピン12が上下方向に移動可
能に設けられ、係合ピン12は、シフト操作レバー6に
内装された図示外のバネ部材を介して常時上方へ付勢さ
れて開口部7aの上縁部に当接され、操作ノブ13の解
除ボタン14を押し操作することで図示外の操作機構を
介して下方へ移動駆動される。開口部7aの上縁部には
係合ピン12と係合してシフト操作レバー6の回動を規
制する為の3つの回動規制部15・16・17が形成さ
れ、パーキングレンジ位置においてシフト操作レバー6
は、係合ピン12と最前部の回動規制部15との係合に
よりその他のレンジへのシフト操作が禁止され、解除ボ
タン14を操作して係合ピン12を回動規制部15より
も下方へ移動させることでその他のレンジへのシフト操
作が可能となる。尚、前記回動規制部16・17は本案
とは直接的に関係しないのでその詳細な説明を省略す
る。
口部7aが形成され、シフト操作レバー6の中段部には
開口部7a内に延びる係合ピン12が上下方向に移動可
能に設けられ、係合ピン12は、シフト操作レバー6に
内装された図示外のバネ部材を介して常時上方へ付勢さ
れて開口部7aの上縁部に当接され、操作ノブ13の解
除ボタン14を押し操作することで図示外の操作機構を
介して下方へ移動駆動される。開口部7aの上縁部には
係合ピン12と係合してシフト操作レバー6の回動を規
制する為の3つの回動規制部15・16・17が形成さ
れ、パーキングレンジ位置においてシフト操作レバー6
は、係合ピン12と最前部の回動規制部15との係合に
よりその他のレンジへのシフト操作が禁止され、解除ボ
タン14を操作して係合ピン12を回動規制部15より
も下方へ移動させることでその他のレンジへのシフト操
作が可能となる。尚、前記回動規制部16・17は本案
とは直接的に関係しないのでその詳細な説明を省略す
る。
【0017】前記シフト操作装置には、自動車の急発進
を防止するため、次のような構成のシフトロック装置が
設けられている。前記シフトロック装置について説明す
ると、図1・図2に示すように、軸部材5にはシフトロ
ックレバー18(これがシフトロック部材に相当する)
がシフト操作レバー6と同軸上に回動自在に枢支され、
シフトロックレバー18の上端部にはパーキングレンジ
位置における係合ピン12の下方への移動を規制可能な
規制部18aが形成され、シフトロックレバー18の上
端近傍部にはピン部材18bが右方へ突出状に設けら
れ、ベース部材3の右部にはアクチュエータ19が設け
られ、アクチュエータ19の出力軸19aは上下方向に
細長い長孔20を介してピン部材18bに連結され、シ
フトロックレバー18は、その規制部18aで係合ピン
12の下方への移動を規制する図2に実線で図示のロッ
ク位置と、係合ピン12の下方へ移動を許す仮想線で図
示の解除位置とに亙ってアクチュエータ19で回動駆動
される。前記シフトロック装置では、イグニショッンキ
ーが投入されるとともにブレーキペダルが操作されるま
で、アクチュエータ19への通電を禁止してシフトロッ
クレバー18をロック位置に保持することで、パーキン
グレンジ以外のレンジへのシフト操作を禁止して自動車
の急発進を防止するように構成されている。
を防止するため、次のような構成のシフトロック装置が
設けられている。前記シフトロック装置について説明す
ると、図1・図2に示すように、軸部材5にはシフトロ
ックレバー18(これがシフトロック部材に相当する)
がシフト操作レバー6と同軸上に回動自在に枢支され、
シフトロックレバー18の上端部にはパーキングレンジ
位置における係合ピン12の下方への移動を規制可能な
規制部18aが形成され、シフトロックレバー18の上
端近傍部にはピン部材18bが右方へ突出状に設けら
れ、ベース部材3の右部にはアクチュエータ19が設け
られ、アクチュエータ19の出力軸19aは上下方向に
細長い長孔20を介してピン部材18bに連結され、シ
フトロックレバー18は、その規制部18aで係合ピン
12の下方への移動を規制する図2に実線で図示のロッ
ク位置と、係合ピン12の下方へ移動を許す仮想線で図
示の解除位置とに亙ってアクチュエータ19で回動駆動
される。前記シフトロック装置では、イグニショッンキ
ーが投入されるとともにブレーキペダルが操作されるま
で、アクチュエータ19への通電を禁止してシフトロッ
クレバー18をロック位置に保持することで、パーキン
グレンジ以外のレンジへのシフト操作を禁止して自動車
の急発進を防止するように構成されている。
【0018】次に、前記アクチュエータ19或いはアク
チュエータ19への通電の為の電気系が故障したとき
に、シフトロックレバー18を強制的に解除位置に操作
可能に構成する為の、シフトロック解除装置21につい
て説明する。図1〜図3に示すように、前記センターコ
ンソール2が基板22と基板22を覆う化粧パネル23
とから基本的に構成され、長孔2bの前端部に略対応す
る化粧パネル23の右部には開口部24が形成され、開
口部24には円板状の蓋部材25がマイナスのドライバ
ー26で取外し可能に取付けられ、開口部24に対応す
る基板22にはマイナスのトライバー26を挿通可能な
ネジ孔22aが形成され、ネジ孔22aにはマイナスの
トライバー26で取外し可能なビス27が螺着されてい
る。一方、シフトロックレバー18の上端近傍部には上
方へ延びるブラケット部18cが形成され、ブラケット
部18cの上半部には上端がやや前方へ傾斜した傾斜部
28がネジ孔22aと対応させて設けられ、傾斜部28
の左右両端部にはネジ孔22aから挿入されたマイナス
のドライバー26の下端を傾斜部28に沿って下方へ案
内する為の左右1対のガイド部28aが形成され、シフ
トロックレバー18はネジ孔22aから挿入されたマイ
ナスのドライバー26でもって前方へ回動されて解除位
置に回動される。
チュエータ19への通電の為の電気系が故障したとき
に、シフトロックレバー18を強制的に解除位置に操作
可能に構成する為の、シフトロック解除装置21につい
て説明する。図1〜図3に示すように、前記センターコ
ンソール2が基板22と基板22を覆う化粧パネル23
とから基本的に構成され、長孔2bの前端部に略対応す
る化粧パネル23の右部には開口部24が形成され、開
口部24には円板状の蓋部材25がマイナスのドライバ
ー26で取外し可能に取付けられ、開口部24に対応す
る基板22にはマイナスのトライバー26を挿通可能な
ネジ孔22aが形成され、ネジ孔22aにはマイナスの
トライバー26で取外し可能なビス27が螺着されてい
る。一方、シフトロックレバー18の上端近傍部には上
方へ延びるブラケット部18cが形成され、ブラケット
部18cの上半部には上端がやや前方へ傾斜した傾斜部
28がネジ孔22aと対応させて設けられ、傾斜部28
の左右両端部にはネジ孔22aから挿入されたマイナス
のドライバー26の下端を傾斜部28に沿って下方へ案
内する為の左右1対のガイド部28aが形成され、シフ
トロックレバー18はネジ孔22aから挿入されたマイ
ナスのドライバー26でもって前方へ回動されて解除位
置に回動される。
【0019】次に、前記シフトロック解除装置21の作
用について説明する。シフトロック装置のアクチュエー
タ19或いはアクチュエータ19への通電の為の電気系
が故障して、シフト操作レバー6をパーキングレンジか
らその他のレンジへシフト操作出来なくなった場合に
は、図3に示すように、マイナスのドライバー26でも
って開口部24から蓋部材25を取外し、次に図4に示
すように、同じマイナスのドライバー26でもってビス
27を取外した後、図5に示すように、同じマイナスの
ドライバー26をネジ孔22aから挿入してシフトロッ
クレバー18を解除位置に回動させることで、解除ボタ
ン14を操作してパーキングレンジ以外のレンジへシフ
ト操作出来るようになる。このように、蓋部材25の取
外しとビス27の取外しとネジ孔22aに対するドライ
バー26の挿入という3つの形態の異なる作業を行わな
いと、シフトロックレバー18を解除位置に操作出来な
いので、自動車の盗難防止効果を十分に高めることが出
来る。しかも、同じドライバー26でもってこれら3つ
の作業を行うことが出来るので、ユーザーにとってこれ
らの作業が大きな負担となることはない。
用について説明する。シフトロック装置のアクチュエー
タ19或いはアクチュエータ19への通電の為の電気系
が故障して、シフト操作レバー6をパーキングレンジか
らその他のレンジへシフト操作出来なくなった場合に
は、図3に示すように、マイナスのドライバー26でも
って開口部24から蓋部材25を取外し、次に図4に示
すように、同じマイナスのドライバー26でもってビス
27を取外した後、図5に示すように、同じマイナスの
ドライバー26をネジ孔22aから挿入してシフトロッ
クレバー18を解除位置に回動させることで、解除ボタ
ン14を操作してパーキングレンジ以外のレンジへシフ
ト操作出来るようになる。このように、蓋部材25の取
外しとビス27の取外しとネジ孔22aに対するドライ
バー26の挿入という3つの形態の異なる作業を行わな
いと、シフトロックレバー18を解除位置に操作出来な
いので、自動車の盗難防止効果を十分に高めることが出
来る。しかも、同じドライバー26でもってこれら3つ
の作業を行うことが出来るので、ユーザーにとってこれ
らの作業が大きな負担となることはない。
【0020】以上のように、シフトロック解除装置21
の構成を簡単化してその製作コストを大幅に低減出来る
こと、シフトロックレバー18を解除位置に回動させる
為の作業を複雑化することで盗難防止効果を十分に高め
ることが出来ること、同一のドライバー26でもってロ
ックを解除出来るのでユーザーの負担を軽減出来るこ
と、などの効果を得ることが出来る。尚、本実施例で
は、マイナスのドライバー26でもってビス27を取外
すようにしたが、プラスのドライバーでもってビス27
を取外すようにしてもよい。この場合、ドライバーを交
換しないといけないので、ユーザーの負担は多少増える
が盗難防止効果を更に高めることが出来る。また、前記
ビス27は省略してもよく、この場合でも、蓋部材25
を取外す作業とドライバー26を挿入するという形態の
異なる2つの作業を行わないとロックを解除出来ないこ
とから、十分な盗難防止効果を得ることが出来る。
の構成を簡単化してその製作コストを大幅に低減出来る
こと、シフトロックレバー18を解除位置に回動させる
為の作業を複雑化することで盗難防止効果を十分に高め
ることが出来ること、同一のドライバー26でもってロ
ックを解除出来るのでユーザーの負担を軽減出来るこ
と、などの効果を得ることが出来る。尚、本実施例で
は、マイナスのドライバー26でもってビス27を取外
すようにしたが、プラスのドライバーでもってビス27
を取外すようにしてもよい。この場合、ドライバーを交
換しないといけないので、ユーザーの負担は多少増える
が盗難防止効果を更に高めることが出来る。また、前記
ビス27は省略してもよく、この場合でも、蓋部材25
を取外す作業とドライバー26を挿入するという形態の
異なる2つの作業を行わないとロックを解除出来ないこ
とから、十分な盗難防止効果を得ることが出来る。
【0021】次に、前記シフトロック解除装置21の別
実施例について説明する。但し、前記シフト操作装置の
うちのシフトロック解除装置21以外の構成は、前記実
施例と同様なので同一符号を付してその説明を省略す
る。 〔第1別実施例〕このシフトロック解除装置21Aで
は、図6・図7に示すように、開口部24の下方のベー
ス部材3に鉛直方向向きの軸部材30(これが操作部材
に相当する)が回転自在に設けられ、軸部材30の中段
部には側方へ延びる解除軸部31が設けられ、軸部材3
0はリターンスプリング32により矢印とは反対方向に
常時付勢され、軸部材30は解除軸部31とベース部材
3側の係止部33との係合により図6に実線で図示の退
避位置に保持されている。一方、シフトロックレバー1
8Aの中段部には前方へ延びるブラケット部34が形成
され、ブラッケト部34の前端近傍部には解除軸部31
と係合可能な略L字状の解除レバー35が固定されてい
る。前記シフトロック解除装置21Aにおいては、前記
実施例と同様に蓋部材25及びビス27を取外した後、
プラスのドライバーを開口部24から挿入して軸部材3
0とともに解除軸部31を矢印の方向へ回転させること
で、解除レバー35が解除軸部31で前方へ操作されて
シフトロックレバー18Aが解除位置に回動され、シフ
トロックが解除される。
実施例について説明する。但し、前記シフト操作装置の
うちのシフトロック解除装置21以外の構成は、前記実
施例と同様なので同一符号を付してその説明を省略す
る。 〔第1別実施例〕このシフトロック解除装置21Aで
は、図6・図7に示すように、開口部24の下方のベー
ス部材3に鉛直方向向きの軸部材30(これが操作部材
に相当する)が回転自在に設けられ、軸部材30の中段
部には側方へ延びる解除軸部31が設けられ、軸部材3
0はリターンスプリング32により矢印とは反対方向に
常時付勢され、軸部材30は解除軸部31とベース部材
3側の係止部33との係合により図6に実線で図示の退
避位置に保持されている。一方、シフトロックレバー1
8Aの中段部には前方へ延びるブラケット部34が形成
され、ブラッケト部34の前端近傍部には解除軸部31
と係合可能な略L字状の解除レバー35が固定されてい
る。前記シフトロック解除装置21Aにおいては、前記
実施例と同様に蓋部材25及びビス27を取外した後、
プラスのドライバーを開口部24から挿入して軸部材3
0とともに解除軸部31を矢印の方向へ回転させること
で、解除レバー35が解除軸部31で前方へ操作されて
シフトロックレバー18Aが解除位置に回動され、シフ
トロックが解除される。
【0022】〔第2別実施例〕このシフトロック解除装
置21Bでは、図8・図9に示すように、開口部24の
下方のベース部材3に鉛直方向向きの軸部材40が回転
自在に設けられ、軸部材40の上端近傍部には略水平に
左方へ延びる略扇状の解除板41(これが操作部材に相
当する)が固定され、解除板41の外縁部には前後方向
に細長いガイド孔41aが形成され、軸部材40はリタ
ーンスプリング42により矢印とは反対方向に常時付勢
され、解除板41はベース部材3側の係止部43との係
合により図8に実線で図示の退避位置に保持されてい
る。一方、アクチュエータ19の出力軸19aには前方
へ延びる延長軸部44が設けられ、延長軸部44の前端
部には上方へ延びてガイド孔41aに挿入された係合ピ
ン45が設けられている。前記シフトロック解除装置2
1Bにおいては、前記実施例と同様に蓋部材25及びビ
ス27を取外した後、プラスのドライバーを開口部24
から挿入して軸部材40とともに解除板41を矢印の方
向へ回転させることで、係合ピン45がガイド孔41a
の後端部で前方へ操作されてシフトロックレバー18B
が解除位置に回動され、シフトロックが解除される。
置21Bでは、図8・図9に示すように、開口部24の
下方のベース部材3に鉛直方向向きの軸部材40が回転
自在に設けられ、軸部材40の上端近傍部には略水平に
左方へ延びる略扇状の解除板41(これが操作部材に相
当する)が固定され、解除板41の外縁部には前後方向
に細長いガイド孔41aが形成され、軸部材40はリタ
ーンスプリング42により矢印とは反対方向に常時付勢
され、解除板41はベース部材3側の係止部43との係
合により図8に実線で図示の退避位置に保持されてい
る。一方、アクチュエータ19の出力軸19aには前方
へ延びる延長軸部44が設けられ、延長軸部44の前端
部には上方へ延びてガイド孔41aに挿入された係合ピ
ン45が設けられている。前記シフトロック解除装置2
1Bにおいては、前記実施例と同様に蓋部材25及びビ
ス27を取外した後、プラスのドライバーを開口部24
から挿入して軸部材40とともに解除板41を矢印の方
向へ回転させることで、係合ピン45がガイド孔41a
の後端部で前方へ操作されてシフトロックレバー18B
が解除位置に回動され、シフトロックが解除される。
【0023】〔第3別実施例〕このシフトロック解除装
置21Cでは、図10・図11に示すように、ベース部
材3の右部にブラケット50が設けられ、ブラケット5
0には左右方向向きの軸部材51が回転自在に取付けら
れ、軸部材51には解除レバー52(これが操作部材に
相当する)が固定され、解除レバー52はリターンスプ
リング53を介して矢印とは反対方向に常時付勢され、
解除レバー52はベース部材3側の係止部53との係合
により図10に実線で図示の退避位置に保持され、解除
レバー52の上端部にはシフトロックレバー18Cに設
けられたブラケット部材54に後方により係合可能な係
合ピン55が略左右方向向きに設けられている。一方、
センターコンソール2の右側壁には軸部材51と対応さ
せて開口部56が形成され、この開口部56には前記実
施例と同様に蓋部材25及びビス27が取付けられてい
る。前記シフトロック解除装置21Cにおいては、前記
実施例と同様に蓋部材25及びビス27を取外した後、
プラスのドライバーを開口部56から挿入して軸部材5
1とともに解除レバー52を矢印の方向へ回転させ、ピ
ン部材55でブラケット部材54を前方へ操作すること
で、シフトロックレバー18Cが解除位置に回動されて
シフトロックが解除される。
置21Cでは、図10・図11に示すように、ベース部
材3の右部にブラケット50が設けられ、ブラケット5
0には左右方向向きの軸部材51が回転自在に取付けら
れ、軸部材51には解除レバー52(これが操作部材に
相当する)が固定され、解除レバー52はリターンスプ
リング53を介して矢印とは反対方向に常時付勢され、
解除レバー52はベース部材3側の係止部53との係合
により図10に実線で図示の退避位置に保持され、解除
レバー52の上端部にはシフトロックレバー18Cに設
けられたブラケット部材54に後方により係合可能な係
合ピン55が略左右方向向きに設けられている。一方、
センターコンソール2の右側壁には軸部材51と対応さ
せて開口部56が形成され、この開口部56には前記実
施例と同様に蓋部材25及びビス27が取付けられてい
る。前記シフトロック解除装置21Cにおいては、前記
実施例と同様に蓋部材25及びビス27を取外した後、
プラスのドライバーを開口部56から挿入して軸部材5
1とともに解除レバー52を矢印の方向へ回転させ、ピ
ン部材55でブラケット部材54を前方へ操作すること
で、シフトロックレバー18Cが解除位置に回動されて
シフトロックが解除される。
【0024】〔第4別実施例〕このシフトロック解除装
置21Dでは、図12・図13に示すように、シフトロ
ックレバー18Dに固定されたピン部材18cが右方へ
延長されてその端部に操作部60が形成され、操作部6
0に対応するセンターコンソール2の右側壁には開口部
61が形成され、この開口部61にはマイナスのドライ
バー26で取外し可能な蓋部材62が取付けられ、ベー
ス部材3の右部にはブラケット63が設けられ、ブラケ
ット63には左右方向向きの軸部材64が回転自在に取
付けられ、軸部材64には略扇状のシャッタプレート6
5(これがシャッタ部材に相当する)が固定され、シャ
ッタプレート65の外縁部には部分円弧状の長孔65a
が形成され、ベース部材3には長孔65aに挿入されて
シャッタプレート65の回動を規制する規制ネジ66が
設けられ、シャッタプレート65は長孔65aと規制ネ
ジ66とを介して、開口部61から操作部60を操作不
能な実線で図示の操作禁止位置と、開口部61から操作
部60を操作可能な仮想線で図示の操作可能位置とに回
動可能に設けられている。軸部材64にはシャッタプレ
ート65を操作不能位置側へ常時付勢するリターンスプ
リング67が外装され、シャッタプレート65は規制ネ
ジ66をベース部材3に締結することで操作不能位置に
固定保持されている。前記シフトロック解除装置21D
においては、マイナスのドライバー26で蓋部材62を
取外し、プラスのドライバーを開口部61から挿入して
規制ネジ66を緩めてシャッタプレート64を操作可能
位置に回動させた状態で、操作部60を前方へ操作する
ことで、シフトロックレバー18Dが解除位置に回動さ
れてシフトロックが解除される。つまり、シフトロック
を解除する為の作業に、規制ネジ66を緩めてシャッタ
プレート64を操作可能位置へ回動操作するというロッ
ク解除とは一見無関係な作業を介在させることで、盗難
防止効果を更に向上出来る。
置21Dでは、図12・図13に示すように、シフトロ
ックレバー18Dに固定されたピン部材18cが右方へ
延長されてその端部に操作部60が形成され、操作部6
0に対応するセンターコンソール2の右側壁には開口部
61が形成され、この開口部61にはマイナスのドライ
バー26で取外し可能な蓋部材62が取付けられ、ベー
ス部材3の右部にはブラケット63が設けられ、ブラケ
ット63には左右方向向きの軸部材64が回転自在に取
付けられ、軸部材64には略扇状のシャッタプレート6
5(これがシャッタ部材に相当する)が固定され、シャ
ッタプレート65の外縁部には部分円弧状の長孔65a
が形成され、ベース部材3には長孔65aに挿入されて
シャッタプレート65の回動を規制する規制ネジ66が
設けられ、シャッタプレート65は長孔65aと規制ネ
ジ66とを介して、開口部61から操作部60を操作不
能な実線で図示の操作禁止位置と、開口部61から操作
部60を操作可能な仮想線で図示の操作可能位置とに回
動可能に設けられている。軸部材64にはシャッタプレ
ート65を操作不能位置側へ常時付勢するリターンスプ
リング67が外装され、シャッタプレート65は規制ネ
ジ66をベース部材3に締結することで操作不能位置に
固定保持されている。前記シフトロック解除装置21D
においては、マイナスのドライバー26で蓋部材62を
取外し、プラスのドライバーを開口部61から挿入して
規制ネジ66を緩めてシャッタプレート64を操作可能
位置に回動させた状態で、操作部60を前方へ操作する
ことで、シフトロックレバー18Dが解除位置に回動さ
れてシフトロックが解除される。つまり、シフトロック
を解除する為の作業に、規制ネジ66を緩めてシャッタ
プレート64を操作可能位置へ回動操作するというロッ
ク解除とは一見無関係な作業を介在させることで、盗難
防止効果を更に向上出来る。
【0025】尚、前記蓋部材25としては、図14に示
すように、開口部24に着脱可能に締結されるネジ式の
蓋部材70で構成してもよいし、図15に示すように、
開口部24に対してスライド可能な蓋部材71で構成し
てもよいし、図16に示すように、開口部24に着脱可
能に取付けられる蓋部材72とビス73で締結される平
板状の蓋部材74とで構成してもよい。尚、本実施例で
は、シフトロック解除装置21・21A・21B・21
C・21Dを解除操作する為の工具してマイナス及び/
又はプラスのドライバーを用いたが、イグニションキー
やその他の車載工具を併用して解除操作するように構成
てもにい。
すように、開口部24に着脱可能に締結されるネジ式の
蓋部材70で構成してもよいし、図15に示すように、
開口部24に対してスライド可能な蓋部材71で構成し
てもよいし、図16に示すように、開口部24に着脱可
能に取付けられる蓋部材72とビス73で締結される平
板状の蓋部材74とで構成してもよい。尚、本実施例で
は、シフトロック解除装置21・21A・21B・21
C・21Dを解除操作する為の工具してマイナス及び/
又はプラスのドライバーを用いたが、イグニションキー
やその他の車載工具を併用して解除操作するように構成
てもにい。
【図1】シフト操作装置の斜視図である。
【図2】シフト操作装置付近のセンターコンソール2の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】蓋部材取外し時における説明図である。
【図4】ネジ部材取外し時における説明図である。
【図5】シフトロックレバー操作時における説明図であ
る。
る。
【図6】第1別実施例に係るシフトロック解除装置の図
1相当図である。
1相当図である。
【図7】第1別実施例に係るシフトロック解除装置付近
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図8】第2別実施例に係るシフトロック解除装置の図
1相当図である。
1相当図である。
【図9】第2別実施例に係るシフトロック解除装置の図
7相当図である。
7相当図である。
【図10】第3別実施例に係るシフトロック解除装置の
図1相当図である。
図1相当図である。
【図11】第3別実施例に係るシフトロック解除装置の
図7相当図である。
図7相当図である。
【図12】第4別実施例に係るシフトロック解除装置の
図1相当図である。
図1相当図である。
【図13】第4別実施例に係るシフトロック解除装置の
図7相当図である。
図7相当図である。
【図14】変形例に係る蓋部材付近の斜視図である。
【図15】変形例に係る蓋部材付近の斜視図である。
【図16】変形例に係る蓋部材付近の斜視図である。
2 センターコンソール 6 シフト操作レバー 18・18A・18B・18C・18D シフトロッ
クレバー 19 アクチュエータ 21・21A・21B・21C・21D シフトロッ
ク解除装置 24・56・61 開口部 25・60・70・71・72・74 蓋部材 26 ドライバー 30 軸部材 41 解除板 52 解除レバー 64 シャッタプレート
クレバー 19 アクチュエータ 21・21A・21B・21C・21D シフトロッ
ク解除装置 24・56・61 開口部 25・60・70・71・72・74 蓋部材 26 ドライバー 30 軸部材 41 解除板 52 解除レバー 64 シャッタプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 勝年 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 自動変速機機のシフト操作レバーをパー
キングレンジにロックする為のシフトロック部材と、こ
のシフトロック部材を電気的にロック位置と解除位置と
に操作する為のアクチュエータとを備えた自動変速機付
車両のシフト操作装置において、 前記シフト操作装置を覆う車体側カバー部材に開口部を
形成し、 前記開口部を閉鎖する為の蓋部材を工具で取外し可能に
車体側カバー部材に設け、 前記蓋部材を車体側カバー部材から取外した状態で前記
工具と同一工具又は異なる工具で直接的又は間接的にシ
フトロック部材を解除位置へ操作可能に構成したことを
特徴とする自動変速機付車両のシフトロック解除装置。 - 【請求項2】 前記シフトロック部材を解除位置へ操作
する為の操作部材を設け、前記工具と同一工具又は異な
る工具で操作部材を操作してシフトロック部材を解除位
置に操作可能に構成したことを特徴とする請求項1に記
載の自動変速機付車両のシフトロック解除装置。 - 【請求項3】 前記開口部とシフトロック部材間に開口
部からシフトロック部材を操作可能な操作可能位置とシ
フトロック部材を操作不能な操作禁止位置とに移動可能
なシャッタ部材を設け、前記シャッタ部材を前記工具と
同一工具又は異なる工具で操作可能位置に移動させシフ
トロック部材を解除位置へ操作可能に構成したことを特
徴とする請求項1に記載の自動変速機付車両のシフトロ
ック解除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36045591A JPH05178109A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 自動変速機付車両のシフトロック解除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36045591A JPH05178109A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 自動変速機付車両のシフトロック解除装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05178109A true JPH05178109A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18469482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36045591A Pending JPH05178109A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 自動変速機付車両のシフトロック解除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05178109A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0840100A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-13 | Tokai Rika Co Ltd | シフトロック装置の解除機構 |
JP2001088571A (ja) * | 1999-09-27 | 2001-04-03 | Atsumi Tec:Kk | リッド |
JP2014531190A (ja) * | 2011-10-27 | 2014-11-20 | ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited | 電気セレクター制御システムおよび関連する方法 |
JP2019073188A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | トヨタ車体株式会社 | 車両用コンソール構造 |
JP2020196302A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置、及びインジケータ装置 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP36045591A patent/JPH05178109A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0840100A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-13 | Tokai Rika Co Ltd | シフトロック装置の解除機構 |
JP2001088571A (ja) * | 1999-09-27 | 2001-04-03 | Atsumi Tec:Kk | リッド |
JP2014531190A (ja) * | 2011-10-27 | 2014-11-20 | ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited | 電気セレクター制御システムおよび関連する方法 |
US9458924B2 (en) | 2011-10-27 | 2016-10-04 | Jaguar Land Rover Limited | Electric selector control system and related method |
JP2019073188A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | トヨタ車体株式会社 | 車両用コンソール構造 |
JP2020196302A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置、及びインジケータ装置 |
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