JP2020196302A - シフト装置、及びインジケータ装置 - Google Patents

シフト装置、及びインジケータ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】耐被水性をより向上させることが可能なシフト装置を提供する。【解決手段】シフト装置であって、移動によりシフト位置を変更するシフト体と、前記シフト体の移動を所定の条件下で制限するシフトロック機構と、前記シフトロック機構による前記シフト体の移動制限を解除する解除体と、前記解除体を開放する解除操作孔を有するハウジングと、前記解除操作孔を被覆する解除操作孔被覆部を有し前記ハウジングに着脱可能に取り付けられる被覆体と、を備え、前記被覆体は、前記被覆体をハウジングに取り付ける取付部をさらに有し、前記取付部と前記前記解除操作孔被覆部とは離隔している、シフト装置。【選択図】図2

Description

本発明は、シフト装置、及びインジケータ装置に関する。
車両のシフト装置には、安全性を高めるために、シフトロック機構が搭載されることがある。シフトロック機構とは、運転者により移動されることでトランスミッションのシフト位置(シフトレンジとも称される)を変更するシフトレバーに対し、所定条件下で移動制限(シフトロックとも称される)を掛ける仕組みである。シフトロックは、典型的には、エンジン始動状態でブレーキペダルを踏むことで解除される。ただし、事故及びバッテリー枯渇等の上記手順でシフトロックを解除することが困難な状況に備えて、シフトロック機構にはシフトロックを手動で解除するための仕組みが設けられる。
下記特許文献1では、シフトロックを手動で解除するための内部構造にアクセスするための解除操作孔に、これを被覆するためのカバーが取り付けられるシフト装置が開示されている。
特開2019−38323号公報
しかし、上記特許文献1に記載された技術では、シフト装置の耐被水性に向上の余地が残されていた。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、耐被水性をより向上させることが可能なシフト装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、シフト装置であって、移動によりシフト位置を変更するシフト体と、前記シフト体の移動を所定の条件下で制限するシフトロック機構と、前記シフトロック機構による前記シフト体の移動制限を解除する解除体と、前記解除体を開放する解除操作孔を有するハウジングと、前記解除操作孔を被覆する解除操作孔被覆部を有し前記ハウジングに着脱可能に取り付けられる被覆体と、を備え、前記被覆体は、前記被覆体をハウジングに取り付ける取付部を有し、前記取付部と前記前記解除操作孔被覆部とは離隔している、シフト装置が提供される。
前記被覆体は、前記取付部の付近に切り欠きを有してもよい。
前記シフト装置は、前記ハウジングに取り付けられ、前記シフト位置を表示するインジケータプレートをさらに備え、前記切り欠きは、前記インジケータプレートと前記被覆体との境界部分に設けられてもよい。
前記取付部は、前記被覆体の長手方向の一端側に設けられる第1の取付部と、前記長手方向の他端側に設けられる第2の取付部とを含み、前記解除操作孔被覆部は、前記第1の取付部及び前記第2の取付部と前記長手方向に離隔して設けられてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、移動によりシフト装置のシフト位置を変更するシフト体が貫通される開口、及び前記シフト装置の前記シフト体に掛けられた移動制限を解除する解除体を開放する解除操作孔を有するハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ、前記シフト位置を表示するインジケータプレートと、前記解除操作孔を被覆する解除操作孔被覆部を有し、前記ハウジングに着脱可能に取り付けられる被覆体と、を備え、前記被覆体は、前記被覆体を前記ハウジングに取り付ける取付部を有し、前記取付部と前記解除操作孔被覆部とは離隔している、インジケータ装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、シフト装置であって、移動によりシフト位置を変更するシフト体と、前記シフト体の移動を所定の条件下で制限するシフトロック機構と、前記シフトロック機構による前記シフト体の移動制限を解除する解除体と、前記解除体を開放する解除操作孔を有するハウジングと、前記解除操作孔を被覆する解除操作孔被覆部を有し前記ハウジングに着脱可能に取り付けられる被覆体と、を備え、前記被覆体は、前記被覆体をハウジングに取り付ける取付部を有し、前記取付部の付近に切り欠きを有し、前記切り欠きと前記前記解除操作孔被覆部とは離隔している、シフト装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、耐被水性をより向上させることが可能なシフト装置が提供される。
本発明の一実施形態に係るシフト装置を前後方向に沿って切断し右方から見た図である。 本実施形態に係るインジケータ装置の斜視図である。 本実施形態に係るインジケータ装置の分解斜視図である。 本実施形態に係るシフトロック機構の主要部分を右方から見た図である。 本実施形態に係るシフトロック機構の主要部分を左方から見た図である。 本実施形態に係るダミーカバーの構成の一例を示す図である。 比較例に係るダミーカバーの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るダミーカバーの構成の他の一例を示す図である。 本実施形態に係るダミーカバーの構成の他の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<<1.シフト装置の構成>>
図1は、本発明の一実施形態に係るシフト装置1を前後方向に沿って切断し右方から見た図である。一例として、本実施形態に係るシフト装置1は車両のフロア(コンソール)に設置される。なお、各図においては、シフト装置1の前方が矢印FRにて示されて、シフト装置1の右方が矢印RHにて示され、シフト装置1の上方が矢印UPにて示されており、シフト装置の前方、右方、上方は、それぞれ車両の前方、右方、上方と一致する。本明細書では、シフト装置1の左方に運転席が設けられるものとする。図1に示すように、シフト装置1は、シフトレバー10、コントロールレバー20、インジケータ装置30、シフトロック機構40、プレート50及びケーブルブラケット60を含む。
(1)シフトレバー10及びコントロールレバー20
シフトレバー10は、移動によりシフト位置を変更するシフト体である。シフトレバー10は、ディテントロッド11、及びディテントロッド11に連動するディテントピン12等を含む。コントロールレバー20は、シフトレバー10のシフト方向(前後方向)の操作時に、シフトレバー10と連動する部材である。コントロールレバー20はシフトケーブルに接続されており、コントロールレバー20が動くことで、トランスミッションのシフト位置が変更される。
(2)インジケータ装置30
インジケータ装置30は、シフト位置を乗員に表示する装置である。インジケータ装置30の構成を、図2及び図3をさらに参照しながら詳しく説明する。図2は、本実施形態に係るインジケータ装置30の斜視図である。図3は、本実施形態に係るインジケータ装置30の分解斜視図である。図2及び図3に示すように、インジケータ装置30は、インジケータプレート31、ダミーカバー32、ハウジング33、LED(light emitting diode)基板34、及び基板ケース35を含む。
ハウジング33は、インジケータ装置30の各部品が取り付けられる部材である。詳しくは、ハウジング33の上方にインジケータプレート31及びダミーカバー32が取り付けられ、ハウジング33の下方にLED基板34を格納した基板ケース35が取り付けられる。ハウジング33の中央には開口であるシフトレバー貫通孔334が設けられており、シフトレバー貫通孔334にはシフトレバー10が貫通される。また、ハウジング33は、シフトロックを解除する解除体(後述する第1のリンク410の先端414)を外界に開放する開口である解除操作孔333を有する。さらに、ハウジング33は、ダミーカバー32の第1の取付部321及び第2の取付部322の各々が取り付けられる開口である第1の取付孔331及び第2の取付孔332を有する。そして、第1の取付孔331、第2の取付孔332、及び解除操作孔333は、前後方向に離隔して設けられる。これにより、車室内でインジケータ装置30が被水し、第1の取付孔331及び第2の取付孔332のいずれかに水が浸入する場合であっても、解除操作孔333への水の侵入を防止することができる。
インジケータプレート31は、シフト位置を表示する部材である。インジケータプレート31には、前方から後方にかけて、「P」(パーキング)、「R」(リバース)、「N」(ニュートラル)、及び「D」(ドライブ)が印字されている。また、これらの文字の左方に、前方から後方にかけて、「+」(プラス)、「S」(シーケンシャル)、及び「−」(マイナス)が印字されている。シフトレバー10が、これらの文字に対応する位置に移動されることで、シフト位置が変更される。換言すると、シフトレバー10の位置に対応するインジケータプレート31上の文字により、シフト位置が表示される。なお、図1では、シフトレバー10は「P」に位置している。
ダミーカバー32は、ハウジング33に着脱可能に取り付けられ、解除操作孔333を被覆する被覆体である。ダミーカバー32の下方に突出する第1の取付部321及び第2の取付部322の各々が、ハウジング33の上方に設けられた第1の取付孔331及び第2の取付孔332の各々に挿入され嵌合等されることで、ダミーカバー32がハウジング33に取り付けられる。ダミーカバー32は、ハウジング33に取り付けられた状態で解除操作孔333を被覆する。
LED基板34は、LED発光素子を複数有する基板である。LED発光素子が発した光は、インジケータプレート31に設けられた各文字を下方から照射し、各文字の視認性を向上させる。LED基板34は、現在のシフト位置に対応する文字に対しより強く光を照射することで、シフト位置の視認性を向上させてもよい。
(3)シフトロック機構40
シフトロック機構40は、シフトレバー10の移動を所定の条件下で制限する装置である。所定の条件は、例えば、シフト位置が「P」であり、且つ車両ブレーキ(ブレーキペダル)がOFF状態(踏み込まれていない状態)であることである。シフトロック機構40の構成を、図4及び図5をさらに参照しながら詳しく説明する。図4は、本実施形態に係るシフトロック機構40の主要部分を右方から見た図である。図5は、本実施形態に係るシフトロック機構40の主要部分を左方から見た図である。図4及び図5に示すように、シフトロック機構40は、第1のリンク410、第2のリンク420、及び第3のリンク430を含む。
第1のリンク410は、回転軸411を中心に回転可能に設けられる。第1のリンク410は、第2のリンク420の係合突起422に係合する係合孔412、及びシフトレバー10のディテントピン12に当接するディテントピン当接面413を有する。第1のリンク410の先端414は、後に詳しく説明するように、マイナスドライバー等の工具で下方向に押下されることで、シフトロック機構40によるシフトロックを解除する解除体である。第2のリンク420は、回転軸421を中心に回転可能に設けられる。第2のリンク420は、第1のリンク410の係合孔412に係合する係合突起422、及び磁力により引き寄せられるヨーク423を有する。第3のリンク430は、回転軸431を中心に回転可能に設けられる。第3のリンク430は、通電されることで磁力を発する電磁石432、及びディテントピン12に当接するディテントピン当接面433を有する。以下、シフトロック機構40によるシフトロック動作及びシフトロック解除動作について詳しく説明する。
シフトレバー10が「P」の位置から後方(「R」等の方向)に移動しようとすると、ディテントピン12が第3のリンク430のディテントピン当接面433に当接して押圧するに伴い、第3のリンク430が回転する。ここで、車両ブレーキがOFF状態の場合、電磁石432に通電されず、電磁石432とヨーク423とが引き合わないので、第3のリンク430が単独で回転する。この場合、第1のリンク410のディテントピン当接面413がディテントピン12に当接してディテントピン12の動きを邪魔するので、シフトレバー10の移動が制限される(即ち、シフトロック状態となる)。一方で、車両ブレーキがON状態の場合、電磁石432に通電されて電磁石432とヨーク423とが引き合うので、第3のリンク430の回転に伴い第2のリンク420が回転する。さらに、第1のリンク410の係合孔412と第2のリンク420の係合突起422との係合により、第2のリンク420の回転に伴い第1のリンク410も回転する。これにより、第1のリンク410のディテントピン当接面413がディテントピン12の移動を邪魔しない位置に移動するので、シフトレバー10の移動制限が解除される(即ち、シフトロック解除状態となる)。
シフトロックの手動解除の際には、インジケータ装置30のハウジング33からダミーカバー32が取り外され、車内空間に露出した解除操作孔333から工具が差し込まれて、第1のリンク410の先端414が工具により下方に押下される。そうすると、先端414の押下に伴い第1のリンク410が回転する。そして、第1のリンク410の係合孔412と第2のリンク420の係合突起422との係合により、第1のリンク410の回転に伴い第2のリンク420も回転する。さらに、第2のリンク420の回転に伴い、第2のリンク420のヨーク423が第3のリンク430の電磁石432を押圧することで、第3のリンク430も回転する。これにより、第1のリンク410のディテントピン当接面413及び第3のリンク430のディテントピン当接面433がディテントピン12の移動を邪魔しない位置に移動するので、シフトレバー10の移動制限が解除される。
(4)プレート50及びケーブルブラケット60
プレート50には、コントロールレバー20、インジケータ装置30、シフトロック機構40、及びケーブルブラケット60等のシフト装置1の各部材が取り付けられる。プレート50は、これらの部品を支持すると共に、車両に取り付けられる。ケーブルブラケット60は、シフト装置1に関する各種ケーブルを支持する。
<<2.ダミーカバーの構成>>
以下、図6を参照しながらダミーカバー32の構成を詳しく説明する。図6は、本実施形態に係るダミーカバー32の構成の一例を示す図である。図6に示すように、ダミーカバー32は、第1の取付部321、第2の取付部322、解除操作孔被覆部323、及び切り欠き324を含む。
第1の取付部321は、前後方向に離隔した一対の取付爪として構成されており、ハウジング33の第1の取付孔331に挿入され、第1の取付孔331の内壁に嵌合されることで、ダミーカバー32をハウジング33に係止する。第2の取付部322は、L字形状のフックとして構成されており、ハウジング33の第2の取付孔332に挿入され、第2の取付孔332内の図示しない突起等に引っ掛けられることで、ダミーカバー32をハウジング33に係止する。第1の取付部321は、ダミーカバー32の長手方向(前後方向)の一端側(前方)に設けられ、第2の取付部322は、ダミーカバー32の長手方向の他端側(後方)に設けられる。かかる構成により、ダミーカバー32を効率的にハウジング33に係止することが可能となる。乗員は、ダミーカバー32をハウジング33から取り外す際には、まず、工具により、第1の取付部321を第1の取付孔331から取り外す。次いで、乗員は、第2の取付孔332に引っ掛かった第2の取付部322を支点としてダミーカバー32を回転させて引っ掛かりを解消することで、ダミーカバー32をハウジング33から取り外す。仮に、第1の取付部321を第1の取付孔331から取り外した際に取付爪の反力が働いてダミーカバー32の前方側が跳ね上がったとしても、ダミーカバー32は第2の取付部322を支点として回転する。そのため、ダミーカバー32が上記反力により飛び出す可能性は低く、ダミーカバー32の紛失が防止される。なお、第1の取付部321及び第2の取付部322の前後方向及び左右方向の端部が、上面視で意匠面325の範囲から外側に突出しないように構成されることが望ましい。
解除操作孔被覆部323は、ダミーカバー32の意匠面325の裏面のうち、ダミーカバー32がハウジング33に取り付けられた状態でハウジング33の解除操作孔333を被覆する部位である。解除操作孔被覆部323は、車室内でインジケータ装置30が被水した場合に、解除操作孔333への水の侵入を防止して、耐被水性を発揮する。
切り欠き324は、第1の取付部321の付近のダミーカバー32左方側面に設けられている。とりわけ、図1及び図2に示すように、切り欠き324は、インジケータプレート31とダミーカバー32との境界部分に設けられ、切り欠き324とインジケータプレート31の右方側面とによりスリット36が形成される。乗員は、スリット36から工具を差し込んで、第1の取付部321を第1の取付孔331から取り外すことができる。また、スリット36がかかる境界部分に設けられることにより、スリット36を目立ちにくくすることができ、意匠性を向上させることができる。さらに、スリット36がかかる境界部分に設けられることにより、左方から右方にかけて運転席、スリット36、及び第1の取付部321が順に配置されることとなるので、運転者にとってスリット36から工具を差し込んで行う取り外し操作が容易になる。
ダミーカバー32の構成について特に注目すべきは、第1の取付部321、第2の取付部322、及び解除操作孔被覆部323が、それぞれ離隔している点である。これにより、ハウジング33の解除操作孔333を第1の取付孔331及び第2の取付孔332から離隔させることができる。よって、車室内でインジケータ装置30が被水し、スリット36から水が浸入した場合であっても、解除操作孔333への水の侵入を防止することができ、耐被水性を向上させることが可能となる。ここで、離隔する方向は、ダミーカバー32の長手方向である。これにより、解除操作孔333と第1の取付孔331及び第2の取付孔332との離隔量を大きくすることができるので、耐被水性をより向上させることが可能となる。
切り欠き324と解除操作孔被覆部323とが離隔している点もまた、ダミーカバー32の注目すべき構成のひとつである。かかる構成により、解除操作孔333をスリット36から離隔させることができる。よって、車室内でインジケータ装置30が被水し、スリット36から水が浸入した場合であっても、解除操作孔333への水の侵入を防止することができ、耐被水性を向上させることが可能となる。離隔する方向は、ダミーカバー32の長手方向である。これにより、解除操作孔333とスリット36との離隔量を大きくすることができるので、耐被水性をより向上させることが可能となる。
<<3.比較例との比較>>
図7は、比較例に係るダミーカバー900の構成の一例を示す図である。図7に示すように、ダミーカバー900は、一対の取付爪から成る取付部901、解除操作孔被覆部902、及びスリット903を含む。そして、ダミーカバー900は、取付部901が解除操作孔に挿入及び嵌合されることで、シフト装置のハウジングに取り付けられる。即ち、ダミーカバー900の意匠面の裏面の全てが、解除操作孔被覆部902に相当する。スリット903には、ダミーカバー900を取り外すための工具を差し込み可能である。以下では、上記説明した本実施形態に係るダミーカバー32の効果を、比較例に係るダミーカバー900と比較しながら説明する。
比較例によれば、取付部901と解除操作孔被覆部902とが同じ位置に形成される。そのため、車室内でインジケータ装置が被水した場合に、スリット903あるいは外周の境界部分から解除操作孔に水が浸入してしまう。これに対し、本実施形態の上記構成によれば、第1の取付部321、第2の取付部322、及び解除操作孔被覆部323が、それぞれ離隔して設けられる。これにより、上記説明したように、車室内でインジケータ装置30が被水し、スリット36から水が浸入した場合であっても、解除操作孔333への水の侵入を防止することができるので、比較例よりも高い耐被水性が発揮される。
比較例によれば、スリット903と解除操作孔被覆部902とが同じ位置に形成される。そのため、車室内でインジケータ装置が被水してスリット903から水が浸入すると、解除操作孔に水が浸入してしまう。これに対し、本実施形態の上記構成によれば、切り欠き324と解除操作孔被覆部323とが離隔して設けられる。これにより、上記説明したように、車室内でインジケータ装置30が被水し、スリット36から水が浸入した場合であっても、解除操作孔333への水の侵入を防止することができるので、比較例よりも高い耐被水性が発揮される。
比較例によれば、ダミーカバー900は解除操作孔と同程度のサイズに小さく構成され、且つ、一対の取付爪でのみハウジングに係止される。そのため、ダミーカバー900を取り外す際に、取付爪の反力によりダミーカバー900が飛び出してしまい、紛失する可能性がある。この点、本実施形態の上記構成によれば、第1の取付部321が第1の取付孔331から取り外されても、第2の取付部322が第2の取付孔332に引っ掛かったままであるから、紛失を防止することができる。また、本実施形態の上記構成によれば、スリットから工具を差し込んで取付爪を取付孔から取り外す、という比較例と同様の取り外し方法を踏襲することができる。
比較例によれば、ダミーカバー900は全体で解除操作孔を覆う。そのため、解除操作孔の形状がシフト装置の意匠面に見切れ線として現れてしまう上に、解除操作孔のレイアウトも制限されていた。これに対し、本実施形態の上記構成によれば、ダミーカバー32の一部の領域(即ち、解除操作孔被覆部323)が解除操作孔333の全体を覆う。そのため、解除操作孔333の形状が、シフト装置1の意匠面に見切れ線として現れることがないので、比較例よりも高い意匠性が発揮される。また、ダミーカバー32の範囲内であれば解除操作孔333の位置を自由に配置することができるので、比較例よりもレイアウトの自由度を高めることができる。さらに、LED基板34からの光が解除操作孔333から漏れたとしても、その光漏れを解除操作孔333よりも大きなダミーカバー32により隠蔽することができる。
比較例によれば、ダミーカバー900の中央にスリット903が設けられている。そのため、スリット903の周囲にウェルドが発生し得た。これに対し、本実施形態の上記構成によれば、ダミーカバー32にはスリット36自体ではなく切り欠き324が設けられる。そのため、ウェルドの発生を防止することができる。また、スリット36はインジケータプレート31とダミーカバー32との境界部分に形成されるので、比較例よりもスリット36を目立ちにくくすることができる。
<<4.補足>>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、第1の取付部321及び第2の取付部322の構成は、図6に示した例に限定されない。図8及び図9は、本実施形態に係るダミーカバー32の構成の他の一例を示す図である。図8に示すように、第1の取付部321は、単一の取付爪として構成されてもよい。また、図9に示すように、第2の取付部322は、フックではなく左右方向に離隔した一対の取付爪として構成されてもよい。一対の取付爪の離隔方向は、前後方向であってもよいし、左右方向であってもよいし、その他任意の方向であってもよい。また、フックの形状としては、L字型以外にも、U字型等の多様な形状が採用可能である。また、フックではなくヒンジ等の他の取付器具が採用されてもよい。さらに、ダミーカバー32をハウジング33に取り付けるための取付部の数は、第1の取付部321及び第2の取付部322の2つに限定されず、1つ又は3以上であってもよい。
例えば、上記実施形態では、第1の取付部321及び第2の取付部322の双方が解除操作孔被覆部323から離隔するものと説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明では、少なくとも、スリット36(即ち、切り欠き324)付近に設けられる第1の取付部321が解除操作孔被覆部323と離隔していればよい。そして、第2の取付部322と解除操作孔被覆部323とは、離隔していなくてもよく、例えば重複していてもよい。換言すると、ハウジング33の第2の取付孔332と解除操作孔333とは、離隔していなくてもよく、例えば同一であってもよい。スリット36から遠い第2の取付孔332には水が浸入する可能性が低いので、かかる構成であってもシフト装置1の耐被水性を担保することができる。
例えば、上記実施形態では、ダミーカバー32に切り欠き324が形成されていたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、切り欠きは、インジケータプレート31とダミーカバー32との境界部分のうちインジケータプレート31側に設けられていてもよい。その場合であっても、切り欠きとダミーカバー32とにより、第1の取付部321を第1の取付孔331から取り外すための工具が差し込まれるスリットを形成することができ、且つ、上記実施形態の構成と同様に、スリットを目立ちにくくすることができる。また、切り欠き324の位置は、インジケータプレート31とダミーカバー32との境界部分に限定されず、ダミーカバー32とその他の部品との境界部分(即ち、ダミーカバー32の任意の外周)にあってもよい。
例えば、上記実施形態では、ダミーカバー32がシフト装置1のハウジング33に取り付けられるものと説明したが、ダミーカバー32の取り付け対象はこれに限定されない。例えば、ダミーカバー32は、車両のインストルメンタルパネルに取り付けられてもよい。また、ダミーカバー32が被覆する部位は、解除操作孔333に限定されず、被水を避けるべき任意の部位であってもよい。
1:シフト装置、10:シフトレバー(シフト体)、30:インジケータ装置、31:インジケータプレート、32:ダミーカバー(被覆体)、33:ハウジング、40:シフトロック機構、321:第1の取付部(取付部)、322:第2の取付部(取付部)、323:解除操作孔被覆部、324:切り欠き、333:解除操作孔、334:シフトレバー貫通孔(開口)、414:第1のリンクの先端(解除体)

Claims (6)

  1. シフト装置であって、
    移動によりシフト位置を変更するシフト体と、
    前記シフト体の移動を所定の条件下で制限するシフトロック機構と、
    前記シフトロック機構による前記シフト体の移動制限を解除する解除体と、
    前記解除体を開放する解除操作孔を有するハウジングと、
    前記解除操作孔を被覆する解除操作孔被覆部を有し前記ハウジングに着脱可能に取り付けられる被覆体と、
    を備え、
    前記被覆体は、前記被覆体をハウジングに取り付ける取付部を有し、前記取付部と前記前記解除操作孔被覆部とは離隔している、シフト装置。
  2. 前記被覆体は、前記取付部の付近に切り欠きを有する、請求項1に記載のシフト装置。
  3. 前記シフト装置は、前記ハウジングに取り付けられ、前記シフト位置を表示するインジケータプレートをさらに備え、
    前記切り欠きは、前記インジケータプレートと前記被覆体との境界部分に設けられる、請求項2に記載のシフト装置。
  4. 前記取付部は、前記被覆体の長手方向の一端側に設けられる第1の取付部と、前記長手方向の他端側に設けられる第2の取付部とを含み、
    前記解除操作孔被覆部は、前記第1の取付部及び前記第2の取付部と前記長手方向に離隔して設けられる、請求項2又は3に記載のシフト装置。
  5. 移動によりシフト装置のシフト位置を変更するシフト体が貫通される開口、及び前記シフト装置の前記シフト体に掛けられた移動制限を解除する解除体を開放する解除操作孔を有するハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられ、前記シフト位置を表示するインジケータプレートと、
    前記解除操作孔を被覆する解除操作孔被覆部を有し、前記ハウジングに着脱可能に取り付けられる被覆体と、
    を備え、
    前記被覆体は、前記被覆体を前記ハウジングに取り付ける取付部を有し、前記取付部と前記解除操作孔被覆部とは離隔している、インジケータ装置。
  6. シフト装置であって、
    移動によりシフト位置を変更するシフト体と、
    前記シフト体の移動を所定の条件下で制限するシフトロック機構と、
    前記シフトロック機構による前記シフト体の移動制限を解除する解除体と、
    前記解除体を開放する解除操作孔を有するハウジングと、
    前記解除操作孔を被覆する解除操作孔被覆部を有し前記ハウジングに着脱可能に取り付けられる被覆体と、
    を備え、
    前記被覆体は、前記被覆体をハウジングに取り付ける取付部を有し、前記取付部の付近に切り欠きを有し、前記切り欠きと前記前記解除操作孔被覆部とは離隔している、シフト装置。
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