JPH05177966A - 感熱性孔版印刷用原紙 - Google Patents
感熱性孔版印刷用原紙Info
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- JPH05177966A JPH05177966A JP3357512A JP35751291A JPH05177966A JP H05177966 A JPH05177966 A JP H05177966A JP 3357512 A JP3357512 A JP 3357512A JP 35751291 A JP35751291 A JP 35751291A JP H05177966 A JPH05177966 A JP H05177966A
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Abstract
来よりも低い場合に、細線画像の再現性が得られる感熱
性孔版印刷用原紙を提供する。 【構成】 多孔性薄様紙と熱可塑性樹脂フィルムとを貼
り合せてなる感熱性孔性印刷用原紙において、前記熱可
塑性樹脂フィルムを前記多孔性薄様紙のワイヤー面に貼
り合せる。
Description
よびその製造方法に関する。
葉紙などの多孔性支持体に粘着剤あるいは接着剤によっ
て貼り合わせた感熱性孔版印刷用原紙や、多孔性薄葉紙
などの多孔性支持体の一面に熱可塑性ポリマーを主体と
した塗布層を設けた感熱性孔版印刷用原紙が知られてい
る。
るに際しては、原稿と感熱性孔版印刷用原紙のフィルム
面あるいはポリマー層表面とを密着させ、感熱性孔版印
刷用原紙の多孔性支持体側から、赤外線又はキセノンフ
ラッシュ光を照射し、原稿の黒画像部に熱を発生せし
め、その熱により前記感熱性孔版印刷用原紙のフィルム
あるいはポリマー層を溶融穿孔し、その後原稿と前記感
熱性孔版印刷用原紙とを剥離する。あるいはイメージセ
ンサーにより原稿の画像を読み取り、サーマルヘッドの
熱により画像通りに感熱性孔版印刷用原紙のフィルムあ
るいはポリマー層を溶融穿孔する。このようにして製版
された感熱性孔版印刷用原紙は、インキドラムに巻き付
けられ、多孔性薄葉紙側からインキを供給して印刷され
る。
印刷用原紙を用いて印刷を行った場合、文字情報を対象
とした印刷物では十分な印刷品質を得ることができる。
しかしながら、近年、これらの文字情報からベタ部分を
多く含む画像情報を対象とした印刷物においても十分な
印刷品質(高画質、高解度)の要求が高まってきてお
り、感熱性孔版印刷用原紙の樹脂フィルムに穿孔する孔
を小さくする検討がなされてきている。
ルギーを0.10mj/dot前後からそれ以上にして穿孔してい
たのに対し印加エネルギーをもっと低くしたり、サーマ
ルヘッドの発熱体自身の大きさを小さくするという検討
がされてきている。しかし発熱体を小さくする場合は発
熱体の耐パルス性(寿命)の上で印加するエネルギーを
低くしなければならないのが現状である。いいかえれば
高画質、高解像にするためには、サーマルヘッドの発熱
体に印加するエネルギーを低くすることとなる。そのた
め従来より低エネルギーで穿孔可能な熱可塑性樹脂フィ
ルムが用いられる。そしてこの場合、画像品質に対する
多孔性薄葉紙(多孔性支持体)の役割は従来より大きく
なってくる。本発明の目的は、サーマルヘッドに対する
印加エネルギーが低い場合における高画質化を達成でき
る感熱性孔版印刷用原紙を提供することである。
明者らはこの多孔性薄葉紙について検討を進めてきたと
ころ、熱可塑性樹脂フィルムを多孔性薄葉紙のワイヤー
面とフィルト面とに貼り合わせた場合でサーマルヘッド
の発熱体に対する印加エネルギーが0.09mg/dot以下にな
ると画像品質に有意な差があることを見い出した。すな
わち本発明は、
貼り合せてなる感熱性孔版印刷用原紙において、前記熱
可塑性樹脂フィルムを前記多孔性薄葉紙のワイヤー面に
貼り合せてなる感熱性孔版印刷用原紙である。
り合せは、熱可塑性樹脂フィルムを多孔性薄葉紙のワイ
ヤー面に接着剤で接着する方法が好適であり、また多孔
性薄葉紙は坪量5〜15g/m2の範囲において、より好
ましい効果を奏する。
イヤーサイドである。また画像品質とは細線画像(7ポ
イント程度)の再現性であり、フェルト面に貼り合せた
場合、線が切れ切れになる、いわゆる線切れという現像
が発生して画像としてぼそついたものとなり、ひどい場
合は判読に支障をきたす。
は、印刷時に使用する印刷インキが、通過出来るように
多孔質であることが必要であり、例えば、各種の紙、特
に和紙の如く目の粗い紙やレーヨン、ビニロン、ポリエ
ステル、アクリロニトリル、ポリアミドなどの化学繊維
からなる合成紙やメッシュシート、化学繊維とマニラ
麻、コウゾ、ミツマタなどの天然繊維との混抄紙など、
従来の感熱性孔版印刷用原紙の多孔質支持体として使用
されるものはいずれも本発明において使用出来る。
に5〜15g/m2のものが好適である。すなわち坪量が5g/
m2より小さい場合は感熱性孔版印刷用原紙としての強度
不足となり、搬送中にシワが発生したり大量に印刷した
場合にシワにになりやすい。また逆に坪量15g/m2より大
きくなると、強度は強くなるが印刷の立上り時において
画像全体が鮮明になるまでに多数枚を要し、いわゆるヤ
レ紙が増えコスト時に不利となる。
用されているもの、例えば、ポリ塩化ビニル系フィル
ム、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合フィルム、ポリ
エステルフィルム、ポリエチレン、ポリプロビレンなど
のポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルムなど
がいずれも使用出来、これらの熱可塑性樹脂フィルム層
は、サーマルヘッドなどの加熱手段によって容易に穿孔
が形成されるように厚味は1〜6μ程度が望ましい。
孔版印刷用原紙における接着剤と同葉でよく、例えば、
分子量が約1,000乃至数万程度のポリエステル樹脂、ポ
リ酢酸ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂、塩素化ポリプロビレン、ポリアクリル酸エステル、
テルベン樹脂、クマロン樹脂、インデン樹脂、SBR、
ABS、ポリビニルエーテル、ポリウレタン樹脂などの
熱可塑性樹脂を主成分とするものである。
の加熱溶融性を向上させる為に、比較的低融点のワック
ス系のポリマー、オリゴマー、例えば、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、パラフィン、脂
肪族ポリエステル、パラプレックス、ポリエチレンセパ
ケート、ポリエチレンアジペートなどを添加することも
好ましく、これらのワックス類は上記熱可塑性樹脂に代
えて使用することも出来る。又、接着剤を電子線や紫外
線などの化学光線で硬化させる場合は上記樹脂中にアク
リル系などのモノマーやオリゴマーなどを添加して使用
する。
要に応じて融着防止剤を塗布してもよく、融着防止剤と
して一般に用いられるシリコーンオイル、シリコーンゴ
ム、シリコーン樹脂、フッソ系化合物など、あるいはリ
ン酸エステル系などの界面活性剤などを用いることがで
きる。
らに具体的に説明する。 実施例1 熱可塑性樹脂フィルムとして厚さ2μmの2軸延伸ポリ
エステルフィルムを用い、多孔性薄葉紙として坪量11g/
m2のマニラ麻薄葉紙を用いてそのワイヤー面に熱可塑性
樹脂フィルムをポリ酢酸ビニルを固型分1g/m2の塗布量
で貼り合わせ、該フィルム面にシリコンオイルを0.05g/
m2塗布し、スティック防止層とし、感熱性孔版印刷用原
紙を得た。
ラ麻70%の混抄薄葉紙を用い実施例1と同葉にして感熱
性孔版印刷用原紙を得た。
ト面)に熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせたことのみ
相違させ、感熱性孔版印刷用原紙を得た。
ト面)に熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせたことのみ
相違させ、感熱性孔版印刷用原紙を得た。
性孔版印刷用原紙について、印刷テストを行った結果を
表1に示す。
原紙をリコー製プリポートSS950で50枚印刷し、10〜50
枚の印刷物の細かい文字について目視により判定を行っ
た。
い。 ×:細かい文字につぶれが発生する。 △:細かい文字に線切れが発生する。 ×〜○:細かい文字にややつぶれが発生する。 △〜○:細かい文字にやや線切れが発生する。 ・「つぶれ」とは文字の線と線の間がつながった状態を
いう。 ・「線切れ」とは文字の線と線の間がつながっていない
状態をいう。
孔版印刷用原紙によれば、サーマルヘッドの発熱体に対
する印加エネルギーが0.09mj/dot以下において、細線画
像の再現性が問題なく得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】 多孔性薄葉紙と熱可塑性樹脂フィルムと
を貼り合せてなる感熱性孔版印刷用原紙において、前記
熱可塑性樹脂フィルムを前記多孔性薄葉紙のワイヤー面
に貼り合せることを特徴とする感熱性孔版印刷用原紙。 - 【請求項2】 多孔性薄葉紙と熱可塑性樹脂フィルムと
を貼り合せてなる感熱性孔版印刷用原紙の製造方法にお
いて、前記熱可塑性樹脂フィルムを前記多孔性薄葉紙の
ワイヤー面に接着剤にて接着することを特徴とする感熱
性孔版印刷用原紙の製造方法。 - 【請求項3】 前記多孔性薄葉紙の坪量が5〜15g/m2で
あることを特徴とする請求項1記載の感熱性孔版印刷用
原紙または請求項2記載の感熱性孔版印刷用原紙の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35751291A JP3195013B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 感熱性孔版印刷用原紙、その穿孔方法及び印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35751291A JP3195013B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 感熱性孔版印刷用原紙、その穿孔方法及び印刷方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05177966A true JPH05177966A (ja) | 1993-07-20 |
JP3195013B2 JP3195013B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=18454508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35751291A Expired - Lifetime JP3195013B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 感熱性孔版印刷用原紙、その穿孔方法及び印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3195013B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013116582A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Riso Kagaku Corp | スクリーン印刷版の製版方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6001754B1 (ja) * | 2015-11-02 | 2016-10-05 | 幸子 渡辺 | 側溝用雨水排水装置 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP35751291A patent/JP3195013B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2013116582A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Riso Kagaku Corp | スクリーン印刷版の製版方法 |
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