JPH05177434A - 歯車の加工方法 - Google Patents
歯車の加工方法Info
- Publication number
- JPH05177434A JPH05177434A JP35715991A JP35715991A JPH05177434A JP H05177434 A JPH05177434 A JP H05177434A JP 35715991 A JP35715991 A JP 35715991A JP 35715991 A JP35715991 A JP 35715991A JP H05177434 A JPH05177434 A JP H05177434A
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- JP
- Japan
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- gear
- outer diameter
- machined
- cut
- machining
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、工具費が安く、外径基準で
の仕上加工が可能となる歯車の加工方法を提供すること
にある。 【構成】 本発明に係る歯車の加工方法では、被削歯車
Ｗに関連してホブカッタ５および外径加工用工具７を配
置し、被削歯車Ｗをホブカッタ５にて歯切りする時に、
被削歯車Ｗの外径部を外径加工用工具７にて同時に切削
もしくは研削し、そののち、被削歯車Ｗの外径を基準に
して内径の仕上加工を行っている。
の仕上加工が可能となる歯車の加工方法を提供すること
にある。 【構成】 本発明に係る歯車の加工方法では、被削歯車
Ｗに関連してホブカッタ５および外径加工用工具７を配
置し、被削歯車Ｗをホブカッタ５にて歯切りする時に、
被削歯車Ｗの外径部を外径加工用工具７にて同時に切削
もしくは研削し、そののち、被削歯車Ｗの外径を基準に
して内径の仕上加工を行っている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、歯車の加工方法に関す
るものである。
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、歯溝のフレ精度などが必要な
高精度歯車（例えば、オートバイにおける変速機のプラ
イマリギヤ）においては、歯溝と内径の同心度を確保す
るために、歯溝基準又は外径基準で内径の仕上加工を行
っている。すなわち、歯溝基準の加工方法では、図２に
示す如く、治具に保持されるピン（又は鋼球）５１に被
削歯車Ｗの歯溝を係合させて当該被削歯車Ｗの位置決め
をし、そののち、ピッチ円を基準にして内径の仕上加工
を行っている。また、外径基準の加工方法では、図３に
示す如く、ホブ盤のホブカッタ（図示せず）で被削歯車
Ｗの外径を切削して仕上げ、しかる後、この仕上げた外
径を基準にして内径の仕上加工を行っている。
高精度歯車（例えば、オートバイにおける変速機のプラ
イマリギヤ）においては、歯溝と内径の同心度を確保す
るために、歯溝基準又は外径基準で内径の仕上加工を行
っている。すなわち、歯溝基準の加工方法では、図２に
示す如く、治具に保持されるピン（又は鋼球）５１に被
削歯車Ｗの歯溝を係合させて当該被削歯車Ｗの位置決め
をし、そののち、ピッチ円を基準にして内径の仕上加工
を行っている。また、外径基準の加工方法では、図３に
示す如く、ホブ盤のホブカッタ（図示せず）で被削歯車
Ｗの外径を切削して仕上げ、しかる後、この仕上げた外
径を基準にして内径の仕上加工を行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た歯溝基準の加工方法にあっては、被削歯車Ｗを治具に
チャッキングする際に、被削歯車Ｗの位置合わせが必要
となるので、仕上加工時の作業性が悪く、作業能率の向
上が図れないとともに、仕上加工を自動化することも困
難であった。また、歯車の諸元ごとに対応する治具を製
作する必要があるので、治具費が嵩むという欠点を有し
ていた。しかも、歯溝基準で行っているために、被削歯
車Ｗを高精度に仕上加工することは難しく、高精度が必
要な歯車の加工方法には不適当であった。
た歯溝基準の加工方法にあっては、被削歯車Ｗを治具に
チャッキングする際に、被削歯車Ｗの位置合わせが必要
となるので、仕上加工時の作業性が悪く、作業能率の向
上が図れないとともに、仕上加工を自動化することも困
難であった。また、歯車の諸元ごとに対応する治具を製
作する必要があるので、治具費が嵩むという欠点を有し
ていた。しかも、歯溝基準で行っているために、被削歯
車Ｗを高精度に仕上加工することは難しく、高精度が必
要な歯車の加工方法には不適当であった。
【０００４】一方、外径基準の加工方法にあっては、被
削歯車Ｗの加工精度を上げることはできるが、歯車の諸
元（歯底面、歯面および歯先面等）ごとに専用のホブカ
ッタが必要となるので、多種少量生産では工具費に見合
う収益を上げることはできないという不具合を有してい
た。
削歯車Ｗの加工精度を上げることはできるが、歯車の諸
元（歯底面、歯面および歯先面等）ごとに専用のホブカ
ッタが必要となるので、多種少量生産では工具費に見合
う収益を上げることはできないという不具合を有してい
た。
【０００５】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、工具費が安く、外径基準で
の仕上加工が可能となる歯車の加工方法を提供すること
にある。
ものであって、その目的は、工具費が安く、外径基準で
の仕上加工が可能となる歯車の加工方法を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、被削歯車に関
連してホブカッタおよび外径加工用工具を配置し、前記
被削歯車をホブカッタにて歯切りする時に、前記被削歯
車の外径部を前記外径加工用工具にて同時に切削もしく
は研削し、そののち、前記被削歯車の外径を基準にして
内径の仕上加工を行っている。
題を解決するために、本発明においては、被削歯車に関
連してホブカッタおよび外径加工用工具を配置し、前記
被削歯車をホブカッタにて歯切りする時に、前記被削歯
車の外径部を前記外径加工用工具にて同時に切削もしく
は研削し、そののち、前記被削歯車の外径を基準にして
内径の仕上加工を行っている。
【０００７】
【作 用】本発明に係る歯車の加工方法では、被削歯車
をホブカッタにて歯切りすると同時に、その外径部を外
径加工用工具にて切削もしくは研削し、そののち、当該
被削歯車の外径を基準にして内径の仕上加工を行ってい
るため、歯溝と外径の同心度の向上が図れ、高精度の歯
車を得ることが可能になる。
をホブカッタにて歯切りすると同時に、その外径部を外
径加工用工具にて切削もしくは研削し、そののち、当該
被削歯車の外径を基準にして内径の仕上加工を行ってい
るため、歯溝と外径の同心度の向上が図れ、高精度の歯
車を得ることが可能になる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【０００９】図１は本発明に係る歯車の加工方法の一実
施例を示している。図において、１は本実施例の加工方
法に使用されるホブ盤であり、このホブ盤１は、オート
バイに搭載される変速機のプライマリギヤなどの高精度
歯車を加工する工作機械として構成されている。
施例を示している。図において、１は本実施例の加工方
法に使用されるホブ盤であり、このホブ盤１は、オート
バイに搭載される変速機のプライマリギヤなどの高精度
歯車を加工する工作機械として構成されている。
【００１０】上記ホブ盤１は、ベッド２の上に取付ベー
ス３とセンタコラム４を載置しており、取付ベース３に
はホブカッタ５および工具ヘッド６が被削歯車Ｗと関連
する位置に取付けられている。ホブカッタ５は、回転切
削運動を行うように構成され、被削歯車Ｗの歯すじ方向
（図中、上下方向）に移動可能に取付けられている。
ス３とセンタコラム４を載置しており、取付ベース３に
はホブカッタ５および工具ヘッド６が被削歯車Ｗと関連
する位置に取付けられている。ホブカッタ５は、回転切
削運動を行うように構成され、被削歯車Ｗの歯すじ方向
（図中、上下方向）に移動可能に取付けられている。
【００１１】また、工具ヘッド６は、ＮＣ制御ヘッドと
して被削歯車Ｗの半径方向（図中、Ｙ方向）に移動可能
に取付けられ、前面部には回転切削運動を行うように構
成された外径加工用工具（フライスカッタもしくは砥石
など）７が被削歯車Ｗの接線方向（図中、Ｘ方向）に移
動可能に取付けられている。しかして、外径加工用工具
７は、工具ヘッド６と相俟って被削歯車Ｗの半径方向お
よび接線方向の２軸をＮＣ制御するだけで、ホブカッタ
５による歯切り時に被削歯車Ｗの外径部も同時に加工で
きるようになっている。このため、工具ヘッド６はＺ方
向にホブカッタ５と共に移動する。
して被削歯車Ｗの半径方向（図中、Ｙ方向）に移動可能
に取付けられ、前面部には回転切削運動を行うように構
成された外径加工用工具（フライスカッタもしくは砥石
など）７が被削歯車Ｗの接線方向（図中、Ｘ方向）に移
動可能に取付けられている。しかして、外径加工用工具
７は、工具ヘッド６と相俟って被削歯車Ｗの半径方向お
よび接線方向の２軸をＮＣ制御するだけで、ホブカッタ
５による歯切り時に被削歯車Ｗの外径部も同時に加工で
きるようになっている。このため、工具ヘッド６はＺ方
向にホブカッタ５と共に移動する。
【００１２】一方、上記センタコラム４には、上下方向
に延びる主軸（図示せず）が回転自在に配設されてお
り、この主軸には被削歯車Ｗを保持する上下一対のワー
ククランプ８，９が垂直軸線を中心にして回転可能に取
付けられている。しかして、被削歯車Ｗは、その外径部
が水平に配置された状態で上下一対のワーククランプ
８，９によって挾持され、これらワーククランプ８，９
と共に回転させられるように構成されている。すなわ
ち、ホブカッタ５および外径加工用工具７と被削歯車Ｗ
とは、回転方向が互いに直交すべく配置されている。
に延びる主軸（図示せず）が回転自在に配設されてお
り、この主軸には被削歯車Ｗを保持する上下一対のワー
ククランプ８，９が垂直軸線を中心にして回転可能に取
付けられている。しかして、被削歯車Ｗは、その外径部
が水平に配置された状態で上下一対のワーククランプ
８，９によって挾持され、これらワーククランプ８，９
と共に回転させられるように構成されている。すなわ
ち、ホブカッタ５および外径加工用工具７と被削歯車Ｗ
とは、回転方向が互いに直交すべく配置されている。
【００１３】次に、このように構成したホブ盤１を用い
て本実施例の加工方法により被削歯車Ｗを加工する手順
について説明する。
て本実施例の加工方法により被削歯車Ｗを加工する手順
について説明する。
【００１４】先ず、被削歯車Ｗをセンタコラム４の上下
一対のワーククランプ８，９にて挾持するとともに、取
付ベース３のホブカッタ５および工具ヘッド６の外径加
工用工具７を被削歯車Ｗの外径部に当接する位置に移動
させる。次いで、被削歯車Ｗを垂直軸線を中心にして回
転させ、かつホブカッタ５を水平軸線を中心にしてに回
転させて被削歯車Ｗを歯切りする。それと同時に、外径
加工用工具７を回転させながら被削歯車Ｗの外径部に押
し付けて当該外径部を切削（もしくは研削）し、ホブカ
ッタ５と外径加工用工具７にワーク加工寸法の送りを与
えた後両者を歯巾分以上Ｚ方向に移動させる。そして、
被削歯車Ｗの外径部を所定の寸法形状まで歯切りおよび
切削加工したのち、被削歯車Ｗの内径を当該外径を基準
にして仕上加工を行えば、高精度の歯車が得られる。
一対のワーククランプ８，９にて挾持するとともに、取
付ベース３のホブカッタ５および工具ヘッド６の外径加
工用工具７を被削歯車Ｗの外径部に当接する位置に移動
させる。次いで、被削歯車Ｗを垂直軸線を中心にして回
転させ、かつホブカッタ５を水平軸線を中心にしてに回
転させて被削歯車Ｗを歯切りする。それと同時に、外径
加工用工具７を回転させながら被削歯車Ｗの外径部に押
し付けて当該外径部を切削（もしくは研削）し、ホブカ
ッタ５と外径加工用工具７にワーク加工寸法の送りを与
えた後両者を歯巾分以上Ｚ方向に移動させる。そして、
被削歯車Ｗの外径部を所定の寸法形状まで歯切りおよび
切削加工したのち、被削歯車Ｗの内径を当該外径を基準
にして仕上加工を行えば、高精度の歯車が得られる。
【００１５】本実施例においては、ホブカッタ５による
歯切り時に、被削歯車Ｗの外径部を外径加工用工具７に
よって同時に切削加工しており、外径基準で内径の仕上
加工が行えるため、専用のホブカッタを用いることなく
歯溝と外径の同心度が保障され、歯車の仕上加工が容易
になる上、高精度の歯車を得ることができる。
歯切り時に、被削歯車Ｗの外径部を外径加工用工具７に
よって同時に切削加工しており、外径基準で内径の仕上
加工が行えるため、専用のホブカッタを用いることなく
歯溝と外径の同心度が保障され、歯車の仕上加工が容易
になる上、高精度の歯車を得ることができる。
【００１６】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【００１７】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る歯車の加工方
法は、被削歯車をホブカッタにて歯切りする時に、前記
被削歯車の外径部を外径加工用工具にて同時に切削もし
くは研削し、そののち当該被削歯車の外径を基準にして
内径の仕上加工を行っているので、従来の外径基準の加
工方法で必要な専用のホブカッタを使用しなくとも歯溝
と外径の同心度が向上し、また歯車仕上加工の容易化に
よって作業性の向上を図ることができるとともに、作業
工程の自動化も簡単に導入できる。しかも、本発明の加
工方法により製造された歯車は、高精度が確保され、か
つその精度が安定しているため、本発明の加工方法は精
度が必要な歯車加工全般に使用可能となり、汎用性に優
れている上、専用のホブカッタが不要となる分工具費を
低減させることができ、経済的にも極めて有利である。
法は、被削歯車をホブカッタにて歯切りする時に、前記
被削歯車の外径部を外径加工用工具にて同時に切削もし
くは研削し、そののち当該被削歯車の外径を基準にして
内径の仕上加工を行っているので、従来の外径基準の加
工方法で必要な専用のホブカッタを使用しなくとも歯溝
と外径の同心度が向上し、また歯車仕上加工の容易化に
よって作業性の向上を図ることができるとともに、作業
工程の自動化も簡単に導入できる。しかも、本発明の加
工方法により製造された歯車は、高精度が確保され、か
つその精度が安定しているため、本発明の加工方法は精
度が必要な歯車加工全般に使用可能となり、汎用性に優
れている上、専用のホブカッタが不要となる分工具費を
低減させることができ、経済的にも極めて有利である。
【図１】本発明の一実施例に係る歯車の加工方法に使用
されるホブ盤を示す斜視図である。
されるホブ盤を示す斜視図である。
【図２】歯溝を基準にした従来の歯車の加工方法を説明
する概念図である。
する概念図である。
【図３】外径を基準にした従来の歯車の加工方法を説明
する概念図である。
する概念図である。
１ ホブ盤 ２ ベッド ３ 取付ベース ４ センタコラム ５ ホブカッタ ６ 工具ヘッド ７ 外径加工用工具 ８，９ ワーククランプ Ｗ 被削歯車
Claims (1)
- 【請求項１】 被削歯車に関連してホブカッタおよび外
径加工用工具を配置し、前記被削歯車をホブカッタにて
歯切りする時に、前記被削歯車の外径部を前記外径加工
用工具にて同時に切削もしくは研削し、そののち、前記
被削歯車の外径を基準にして内径の仕上加工を行うこと
を特徴とする歯車の加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35715991A JPH05177434A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 歯車の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35715991A JPH05177434A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 歯車の加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05177434A true JPH05177434A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18452689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35715991A Pending JPH05177434A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 歯車の加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05177434A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102014006245A1 (de) | 2013-05-09 | 2014-11-13 | Fanuc Corporation | Drehkörper einer Magnetwinkelerfassungsvorrichtung, Herstellungsverfahren hierfür und Magnetwinkelerfassungsvorrichtung, die den Drehkörper aufweist |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP35715991A patent/JPH05177434A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102014006245A1 (de) | 2013-05-09 | 2014-11-13 | Fanuc Corporation | Drehkörper einer Magnetwinkelerfassungsvorrichtung, Herstellungsverfahren hierfür und Magnetwinkelerfassungsvorrichtung, die den Drehkörper aufweist |
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