JPH0517719U - ステイツクレバー装置 - Google Patents
ステイツクレバー装置Info
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- JPH0517719U JPH0517719U JP070674U JP7067491U JPH0517719U JP H0517719 U JPH0517719 U JP H0517719U JP 070674 U JP070674 U JP 070674U JP 7067491 U JP7067491 U JP 7067491U JP H0517719 U JPH0517719 U JP H0517719U
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- Y10T74/20582—Levers
- Y10T74/20612—Hand
- Y10T74/20624—Adjustable
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中立位置の変更機構を有するスティックレバ
ー装置において、部品点数を削減し、組立て作業を容易
にする。 【構成】 固定部材2に取付けられた可変抵抗器の回動
軸8には、スティックレバー3を有する回動操作部9が
固定されている。固定部材2には2個の軸孔13,14
があり、アーム部材15の支軸16は一方の軸孔に選択
的に係合される。回転操作部9には突起A,B,Cがあ
る。アーム部材15の支軸16の位置に応じ、ばね17
で付勢されたアーム部材15は突起A,B又はA,Cに
当接するので、回動操作部9及びスティックレバー3は
異なる中立位置N1又はN2に設定される。
ー装置において、部品点数を削減し、組立て作業を容易
にする。 【構成】 固定部材2に取付けられた可変抵抗器の回動
軸8には、スティックレバー3を有する回動操作部9が
固定されている。固定部材2には2個の軸孔13,14
があり、アーム部材15の支軸16は一方の軸孔に選択
的に係合される。回転操作部9には突起A,B,Cがあ
る。アーム部材15の支軸16の位置に応じ、ばね17
で付勢されたアーム部材15は突起A,B又はA,Cに
当接するので、回動操作部9及びスティックレバー3は
異なる中立位置N1又はN2に設定される。
Description
【0001】
本考案は、スティックレバーの操作によって可変抵抗器の抵抗値を制御するス ティックレバー装置に関するものであり、特にスティックレバーの自動復帰機構 の改良に関するものである。本考案は、スティックレバーの操作量に応じて被操 縦体を遠隔操縦するラジオコントロール装置に適用できる。
【0002】
模型の自動車・ボート・飛行機・ヘリコプター等の被操縦体を遠隔操縦するラ ジオコントロール装置においては、スティックレバーの操作によって可変抵抗器 の抵抗値を制御するスティックレバー装置が送信機に設けられている。送信機か ら発信される電波をこのスティックレバー装置によって制御することにより、被 操縦体側に搭載されている各種サーボ機構等の駆動量を制御し、被操縦体の走行 速度や方向等を制御している。
【0003】 前記スティックレバー装置には、スティックレバーの自動復帰機構が設けられ ていることが多い。この機構は、操作者がスティックレバーを離すとあらかじめ 規定された中立位置にスティックレバーを自動的に復帰させるものである。
【0004】 また、例えば自動車は前進と後退のうち、後退時のスピードは前進時のスピー ドほど制御の幅が必要ない。ボートも同様であり、飛行機においては後退は不要 である。そのため、被操縦体の種類によるスティック操作の必要性に応じ、ステ ィックレバー装置におけるスティックレバーの中立位置を変更できる機構が設け られていることがある。
【0005】 図3及び図4は、スティックレバーの中立位置を変更できる機構を備えた従来 のスティックレバー装置である。 固定部材100にはトリムレバー101と座板102を介して可変抵抗器10 3が取付けられており、可変抵抗器103の回転軸104は固定部材100側に 回動自在に支持されている。前記回転軸104にはドラム105が固定されてお り、ドラム105に設けられたスティックレバー106を操作することによって 回転軸104を回動操作できる。また固定部材100には切換レバー107が設 けられている。この切換レバー107は、前記回転軸104を中心に回動でき、 一対の爪108,108によって固定部材100側の2箇所の異なる位置に選択 的に係止できる。この切換レバー107にはアーム部材109が取付けられてい る。アーム部材109の一端は切換レバー107の一端に軸支され、他端はばね 110を介して切換レバー107の他端に取付けられている。そして、アーム部 材109の中央部は、前記ドラム105の側面に突設された2個の突起111, 112に対し、前記ばね110の弾性力によって当接している。
【0006】 図4(a)に示すように、ドラム105に設けられた2個の突起111,11 2を所定の力でアーム部材109が押すので、ドラム105及びスティックレバ ー106は所定の中立位置に設定される。図4(b)に示すように、前記切換レ バー107を動かしてアーム部材109を傾ければ、これに伴ってドラム105 及びスティックレバー106の静止位置も変化する。
【0007】
従来のスティックレバー装置によれば、構造が複雑で部品点数が多く、組立て 作業が煩雑であるという問題があった。
【0008】 本考案は、構造が簡単で部品点数が少く、組立て作業が容易な中立位置の変更 機能を有するスティックレバー装置を提供することを目的としている。
【0009】
本考案のスティックレバー装置は、固定部材と、前記固定部材に設けられた可 変抵抗器と、スティックレバーを備えて前記可変抵抗器の回動軸に設けられた回 動操作部と、前記回動操作部の側面に設けられた複数の突起と、前記突起に所定 の力で当接して前記回動操作部を所定の中立位置に復帰させるアーム部材とを有 するスティックレバー装置において、前記アーム部材と前記突起との当接状態を 変更して前記回動操作部の中立位置を選択できるように前記アームは前記固定部 材に対して異なる位置で選択的に軸支されるよう構成されたことを特徴としてい る。
【0010】
回動操作部を中立位置に設定するアーム部材は固定部材に対して軸支されてい るが、固定部材に対して異なる位置で軸支されるように掛けかえれば、アーム部 材と回動操作部の突起との当接状態が変わり、回動操作部の中立位置が変化する 。
【0011】
本考案の一実施例であるスティックレバー装置1を図1及び図2によって説明 する。 固定部材2はラジコン送信機等の本体に取付けられる部材である。固定部材2 の中央には後述するスティックレバー3が突出する孔4が設けられ、背面側には 孔4の両側に一対の取付ブラケット5,6が設けられている。
【0012】 前記固定部材2には可変抵抗器7が取付けられている。可変抵抗器7の回動軸 8は、固定部材2の一対の取付ブラケット5,6と、該取付ブラケット5,6の 間に設けられた半円柱形の回動操作部9を挿通している。回動操作部9は回動軸 8に固定されており、スティックレバー3が固定された円周面9a側が固定部材 2の孔4から外方に覗いている。このスティックレバー3によって回動操作部9 を回動させることで、可変抵抗器7の回動軸8を回動させることができる。
【0013】 固定部材2の一方の取付ブラケット6にはトリムレバー10が揺動自在に取付 けられており、その操作部10aが固定部材2のスリット2aから前方に突出し ている。また、このトリムレバー10には座板11が揺動自在に取付けられてい る。そして、前記可変抵抗器7の本体12がこの座板11に取付けられて前記ト リムレバー10の案内孔10bに係合している。即ち、トリムレバー10を揺動 させることによって、回動軸8に対して可変抵抗器7の本体12を所定角度範囲 で回動させることができるようになっている。
【0014】 前記固定部材2の他方の取付ブラケット5の一端部には、スティックレバー3 の揺動方向に沿って所定の間隔で2個の軸孔13,14が形成されている。
【0015】 前記固定部材2の取付ブラケット5と前記回動操作部9の間にはアーム部材1 5が取付けられており、前記回動操作部9を押圧してスティックレバー3を中立 位置に設定することができるようになっている。
【0016】 アーム部材15の基端には支軸16が設けられ、この支軸16は、前記固定部 材2の2個の軸孔13,14の一方に選択的に係合される。そしてアーム部材1 5の先端は、ばね17をもって固定部材2に連結されるようになっている。
【0017】 また、アーム部材15の固定部材2側には、回動軸8に対する逃げ部18が形 成され、さらに逃げ部18をはさんで一直線上に位置するように2つの当接部1 9,20が形成され、さらに支軸16に近い方の当接部20と支軸16の間には 他の逃げ部21が形成されている。
【0018】 前記回転操作部9のアーム部材15側の側面には3個の突起A,B,Cが突設 されており、前記ばね17の弾性力をもって前記アーム部材15の当接部19, 20に当接するようになっている。
【0019】 突起Aは、スティックレバー3の中立位置Nを基準に、回動軸8よりもアーム 部材15の先端側にあり、アーム部材15がいずれの軸孔13,14を回転中心 とした場合にも、アーム部材15の当接部19に当接するようになっている。
【0020】 突起B,Cは、スティックレバー3の中立位置Nを基準に、回動軸8よりもア ーム部材15の基端側にある。回動軸8に近い方の突起Bと前記突起Aを結ぶ線 は、前記アーム部材15の2つの当接部19,20を結ぶ線と平行であり、かつ スティックレバー3の中心線に直交している。これに対し、回動軸8から遠い方 の突起Cは、突起A,Bを結ぶ線上から外れた位置にある。
【0021】 即ち、図2(a)に示すように、回動軸8から近い方の軸孔13に支軸16を 係合させた時、突起Bは当接部20と当接し、突起Cは逃げ部21に相対し、ス ティックレバー3を突起C側に回動したとき、突起Cとアーム部材15が接触し ないような構成である。また、図2(b)に示すように、回動軸8から遠い方の 軸孔14に支軸16を係合させた時、突起Bは逃げ部18と相対し、突起Cが当 接部20に当接する。そしてスティックレバー3を回動した時、突起Bは逃げ部 18があるのでアーム部材15と接触しないような構成である。
【0022】 次に、以上の構成における作用を説明する。 図2(a)に示すように、回動軸8から近い方の軸孔13にアーム部材15の 支軸16を係合させる。この時、アーム部材15の当接部19,20は、ばね1 7の弾性力をもってそれぞれ突起A,Bに当接する。突起Cはアーム部材15に 接触していない。このため、スティックレバー3は中央の位置を中立位置N1と して設定され、どちらの方向にも同じ量だけ操作できる。
【0023】 図2(b)に示すように、回動軸8から遠い方の軸孔14にアーム部材15の 支軸16を係合させる。この時、アーム部材15の当接部19,20は、ばね1 7の弾性力をもってそれぞれ突起A,Cに当接する。突起Bはアーム部材15に 接触していない。このため、回動操作部9及びスティックレバー3は、図2(a )に示した中立位置N1から支軸16側へ若干回動した位置を新たな中立位置N 2とする。
【0024】 図2(a)に示す状態では、スティックレバー3の操作範囲は両方向とも同じ である。固定部材2に対するアーム部材15の取付け位置を変更して図2(b) に示す状態になると、スティックレバー3の右方への操作範囲は大きくなり、左 方への操作範囲は相対的に小さくなる。このように本実施例によれば、図2に示 したような中立位置の変更が、アーム部材15の支軸16の位置をずらすだけで 容易に行なえる。
【0025】 次に、本実施例においてスティックレバー3を操作する際に必要とされる操作 力について説明する。 まず、ばね17によってアーム部材15に加わるモーメントは、支軸16の若 干の移動はあるがほとんど同じと考えられる。
【0026】 図2(a)に示す状態では、スティックレバー3を操作する際に必要な力は、 操作方向にかかわらず一定となっている。即ち、操作時にアーム部材15から各 突起A,Bに加わる力の比が、回動軸8と各突起A,Bとの間隔の比に合致する ように設定されている。
【0027】 図2(b)に示すように中立位置を変更すると、スティックレバー3を右方へ 操作した場合、アーム部材15から突起Aに加わる力は小さくなり、回動軸8と 突起Aの間隔は変わらないので、結局スティックレバー3の操作力は小さくてす む。
【0028】 これに対し、一方の軸孔13と突起Bの間隔が他方の軸孔14と突起Cの間隔 にほぼ等しければ、図2(b)においてスティックレバー3を左方へ操作した場 合、アーム部材15から突起Cに加わる力は、図2(a)において突起Bに加わ る力とほぼ同じになる。そして、回動軸8と突起Cの間隔は、回動軸8と突起B の間隔よりも大きいので、図2(b)においてスティックレバー3を左方へ操作 する力は図2(a)に比べて大きくしなければならない。
【0029】 このように本実施例によれば、中立位置を変更すると、操作範囲の広い方向に ついては比較的小さい力で操作できるようになり、操作範囲の狭い方向について は比較的大きな力で操作することが必要になるので、スティックレバー3による 操作性が向上するという効果がある。
【0030】 以上説明した一実施例では、アーム部材15を固定部材2の異なる位置に掛け かえて3個の突起A,B,Cとの当接状態を変更し、これによって回動操作部9 の中立位置を変更していた。 しかしながら、各軸孔とスティックレバーの回動軸を結ぶ線が異なる傾きにな るように軸孔をずらして設ければ、2個の突起でも回動操作部の中立位置を変更 できる。さらに、複数個の軸孔が、回動軸と同一線上にある場合でも、アーム部 材と突起との当接する位置が変わるので、これに対応してアーム部材の形状を変 えれば、2個の突起でも回動操作部の中立位置を変更できる。 また、アーム部材を固定部材に対して3箇所以上の異なる場所で軸支できるよ うにし、回動操作部の中立位置を3箇所以上設定できるようにしてもよい。
【0031】
本考案のスティックレバー装置によれば、固定部材に対して異なる位置で軸支 できるようにしたアーム部材によって回動操作部の突起を押圧し、該回動操作部 を中立位置に設定するように構成したので、次のような効果が得られる。
【0032】 (1)従来必要とされていた切換レバーが不要となり、部品点数が削減できた 。 (2)製造工程における組立が容易になった。 (3)アーム部材の取付け位置を変えるだけの簡単な操作で、スティックレバ ーの中立位置の移動が容易に行なえる。
【図1】第1実施例の分解斜視図である。
【図2】第1実施例の作用を示す断面図である。
【図3】従来のスティックレバー装置の分解斜視図であ
る。
る。
【図4】従来のスティックレバー装置の作用を示す断面
図である。
図である。
1 スティックレバー装置 2 固定部材 3 スティックレバー 7 可変抵抗器 8 回動軸 9 回動操作部 15 アーム部材 A,B,C 突起
Claims (1)
- 【請求項1】 固定部材と、前記固定部材に設けられた
可変抵抗器と、スティックレバーを備えて前記可変抵抗
器の回動軸に設けられた回動操作部と、前記回動操作部
の側面に設けられた複数の突起と、前記突起に所定の力
で当接して前記回動操作部を所定の中立位置に復帰させ
るアーム部材とを有するスティックレバー装置におい
て、前記アーム部材と前記突起との当接状態を変更して
前記回動操作部の中立位置を選択できるように前記アー
ムは前記固定部材に対して異なる位置で選択的に軸支さ
れるよう構成されたことを特徴とするスティックレバー
装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991070674U JPH0642270Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | スティックレバー装置 |
US07/926,178 US5301568A (en) | 1991-08-09 | 1992-08-07 | Stick lever device |
KR1019920014327A KR100197174B1 (ko) | 1991-08-09 | 1992-08-10 | 스틱레버장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991070674U JPH0642270Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | スティックレバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517719U true JPH0517719U (ja) | 1993-03-05 |
JPH0642270Y2 JPH0642270Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=13438436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991070674U Expired - Lifetime JPH0642270Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | スティックレバー装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0642270Y2 (ja) |
KR (1) | KR100197174B1 (ja) |
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US5301568A (en) | 1994-04-12 |
KR100197174B1 (ko) | 1999-06-15 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |