JP5763231B1 - 操作装置および電動モビリティ - Google Patents

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Abstract

【課題】相互に直交する2方向の各方向への操作部材の変位状態を操作者が認識できるようにして操作性を高める。【解決手段】操作者により変位させられる操作部材11と、操作部材11を相互に交差する2方向に個別に変位可能に支持する一対の一次元支持機構12,13を直列に接続してなる2次元支持機構と、操作部材11を各一次元支持機構12,13による変位の中立位置に向けて個別に付勢する一対のポテンショメータ14,15とを備え、一対のポテンショメータ14,15が操作部材11の変位に対して操作部材11に与える付勢力が異なっており、各一次元支持機構12,13の操作部材11の変位に応じた指令信号を出力する操作装置10を提供する。【選択図】図4

Description

本発明は、操作装置および電動モビリティに関するものである。
従来、操作者による任意方向の変位を操作部材により受け付け、変位に応じた各種の指令信号を出力する操作装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示された操作装置は、軸状の操作部材の下面に、バネによる上向きの付勢力が与えられた部材の上面を接触させることにより、操作部材を中立位置に保持するものである。
特開2001−5545号公報
相互に直交する2方向に操作部材を変位させることによって指令信号を出力する場合、各方向の操作部材の変位状態を操作者がそれぞれ認識できるようにするのが好ましい。これにより、各方向への操作部材の変位状態の調整が容易となり、操作性が向上する。
しかしながら、特許文献1の操作装置は、単一のバネの付勢力によって操作部材を中立位置に保持するものであり、各方向への操作部材の変位状態を操作者が個別に認識することが容易ではない。これは、操作部材を中立位置から変位させた場合に操作者の手が受ける付勢力が、操作部材の位置を中立位置に直線的に戻す一方向の付勢力のみからなり、各方向への操作部材の変位を操作者が個別に認識できないからである。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、相互に直交する2方向に操作部材を変位させることによって指令信号を出力する場合に、各方向への操作部材の変位を操作者が個別に認識できるようにして操作性を高めた操作装置およびそれを備えた電動モビリティを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様に係る操作装置は、操作者により変位させられる操作部材と、該操作部材を相互に交差する第1方向および第2方向に個別に変位可能に支持する一対の一次元支持機構を直列に接続してなる2次元支持機構と、前記操作部材を各前記一次元支持機構による変位の中立位置に向けて個別に付勢する一対の付勢機構とを備え、一方の前記一次元支持機構が、前記操作部材の前記第1方向に沿った変位を第1揺動軸回りに揺動する第1揺動部材を介して一方の前記付勢機構に伝達し、他方の前記一次元支持機構が、前記操作部材の前記第2方向に沿った変位を第2揺動軸回りに揺動する第2揺動部材を介して他方の前記付勢機構に伝達し、前記操作部材に対する前記第1揺動軸の位置は前記操作部材に対する前記第2揺動軸の位置よりも遠く、一方の記付勢機構が前記第1揺動軸回りの前記操作部材の変位に対して該操作部材に与える付勢力よりも、他方の前記付勢機構が前記第2揺動軸回りの前記操作部材の変位に対して該操作部材に与える付勢力が大きく、各前記一次元支持機構の前記操作部材の変位に応じた指令信号を出力する。
本発明の一態様に係る操作装置によれば、操作者が操作部材を変位させると、相互に直交する2方向の変位が、操作部材を支持する一対の一次元支持機構のそれぞれに伝達される。一対の一次元支持機構に伝達された操作部材の変位は、各一次元支持機構の操作部材の変位に応じた指令信号として出力される。操作部材には、各一次元支持機構による変位の中立位置に向けた付勢力が一対の付勢機構により与えられる。
操作者による操作部材の変位の方向に、一対の一次元支持機構により変位可能に支持される2方向のいずれか一方が含まれる場合、その一方の方向に沿った付勢力が操作部材に与えられる。同様に、操作者による操作部材の変位の方向に、前述の2方向のいずれか他方が含まれる場合、その他方の方向に沿った付勢力が操作部材に与えられる。これらの付勢力によって、操作者は操作部材の変位の方向を、操作部材が変位可能に支持される2方向のそれぞれについて、個別に認識することができる。
また、一対の付勢機構が操作部材の変位に対して操作部材に与える付勢力が異なっている。そのため、操作者は、操作部材の変位に対して操作部材に与えられる付勢力が小さい方向に操作部材を変位させ易く、操作部材の変位に対して操作部材に与えられる付勢力が大きい方向に操作部材を変位させにくくなる。したがって、操作部材の変位に対して操作部材に与えられる付勢力が小さい方向に沿った指令信号の出力安定性を高めることができる。
このように、本発明の一態様にかかる操作装置によれば、相互に直交する2方向に操作部材を変位させることによって指令信号を出力する場合に、各方向への操作部材の変位を操作者が個別に認識できるようにして操作性を高めることができる。
本構成においては、の前記一次元支持機構が、前記2方向に沿って前記操作部材を直線移動可能に支持するレール部材を備えるようにしてもよい。
このようにすることで、操作者は、操作部材をレール部材を直線移動させることにより、操作部材の変位を2次元支持機構に伝達することができる。
上記においては、方の前記一次元支持機構が、前記レール部材に平行な軸線回りに揺動可能に前記レール部材を支持するようにしてもよい。
このようにすることで、操作部材をレール部材に沿う方向に直線移動させつつ、レール部材に平行な揺動軸回りにレール部材を揺動させることにより、操作部材を交差する2方向に個別に変位させることができる。
上記においては、前記レール部材に沿う方向に前記操作部材を付勢する方の前記付勢機構が前記操作部材の変位に対して該操作部材に与える付勢力が、前記レール部材の揺動方向に前記揺動部材を付勢する方の前記付勢機構が前記操作部材の変位に対して該操作部材に与える付勢力より大きいようにしてもよい。
このようにすることで、操作者は、レール部材の揺動方向に操作部材を変位させ易く、レール部材に沿う方向に操作部材を変位させにくくなる。したがって、レール部材の揺動方向に沿った指令信号の出力安定性を高めることができる。
本発明の他の一態様に係る操作装置は、少なくとも1つの電動の駆動輪を備える電動モビリティに取り付けられる操作装置であって、操作者により変位させられる操作部材と、該操作部材を前記電動モビリティの走行方向および車幅方向に個別に変位可能に支持する一対の一次元支持機構を直列に接続してなる2次元支持機構と、前記操作部材を各前記一次元支持機構による変位の中立位置に向けて個別に付勢する一対の付勢機構とを備え、前記操作部材を前記走行方向に沿って付勢する一方の前記付勢機構が前記操作部材の前記走行方向の変位に対して該操作部材に与える付勢力よりも、前記操作部材を前記車幅方向に付勢する他方の前記付勢機構が前記操作部材の前記車幅方向の変位に対して該操作部材に与える付勢力が大きく、前記操作部材の前記走行方向の変位に応じて前記電動モビリティの走行速度を指令する速度指令信号を出力し、前記操作部材の前記車幅方向の変位に応じて前記電動モビリティの操舵方向を指令する操舵指令信号を出力する
本発明の他の一態様に係る操作装置によれば、相互に直交する走向方向および車幅方向に操作部材を変位させることによって指令信号を出力する場合に、各方向への操作部材の変位を操作者が個別に認識できるようにして電動モビリティの操作性を高めることができる。
本発明の一態様に係る電動モビリティは、上記構成の操作装置と、走行方向に間隔を空けて配置され、少なくともいずれか一方が電動の駆動輪である後輪および前輪と、該前輪および後輪を各車軸回りに回転可能に支持する車体フレームと、該車体フレームに取り付けられ、前記前輪と前記後輪との間の該後輪に近接する位置の上方に配置された座席と、前記車体フレームに取り付けられ、前記座席に着座した状態の前記操作者の側方に配置されるハンドルとを備え、前記操作装置が、前記ハンドルに設けられる。
このようにすることで、操作者は、座席に着座した状態で操作者の側方に配置されるハンドルに設けられた操作装置に手を載置した状態で、走行速度と操舵方向とをそれぞれ適切に操作することが可能な電動モビリティを提供することができる。
本発明によれば、相互に直交する2方向に操作部材を変位させることによって指令信号を出力する場合に、各方向への操作部材の変位を操作者が個別に認識できるようにして操作性を高めた操作装置およびそれを備えた電動モビリティを提供することができる。
一対のハンドルを操縦位置に配置した状態を示す本実施形態の電動モビリティの斜視図である。 一対のハンドルを乗降位置に配置した状態を示す本実施形態の電動モビリティの斜視図である。 本実施形態の操作装置を示す平面図である。 図3に示す操作装置のA−A矢視断面図であり、操作部材の中立位置を示す図である。 図3に示す操作装置のA−A矢視断面図であり、操作部材が中立位置から変位した状態を示す図である。 図4に示す操作装置のB−B矢視断面図である。 図4に示す操作装置のC−C矢視断面図であり、操作部材の中立位置を示す図である。 図4に示す操作装置のC−C矢視断面図であり、操作部材が中立位置から変位した状態を示す図である。 一次元支持機構の分解組立図である。 本実施形態の電動モビリティの制御構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態の電動モビリティ100について、図面を参照して以下に説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態の電動モビリティ100は、操作装置10と、前輪20と、後輪21と、車体フレーム22と、座席23と、一対のハンドル24,25とを備える。
図3に示すように、操作装置10は、電動モビリティ100の走行速度と操舵方向を操作するための装置であり、電動モビリティ100の操作者により変位させられる操作部材11を有する。電動モビリティ100の操作者は、走行方向および車幅方向に沿って操作部材11を変位させることによって電動モビリティ100に走行速度および操舵方向を指令する指令信号を出力する。
図4に示すように、操作装置10は、相互に直交する走向方向と操舵方向の2方向に操作部材を変位させることによって電動モビリティ100を制御する指令信号を出力する場合に、各方向への操作部材11の変位を操作者が個別に認識できるように、各方向に沿った付勢力を操作部材に与える一対のポテンショメータ14,15を備えている。後述するように、ポテンショメータ14,15は、操作部材11を中立位置に向けて付勢する付勢力を発生するバネが内蔵された付勢機構となっている。操作装置10の詳細な構成については後述する。
まず始めに、電動モビリティ100の各構成について説明する。
図1に示すように、電動モビリティ100は、前輪20および後輪21は、走行方向に間隔を空けて配置され、少なくともいずれか一方が電動モータ(不図示)を動力源とした電動の駆動輪となっている。例えば、2輪からなる後輪が電動の駆動輪で、2輪からなる前輪が従動輪となっている。或いは、2輪からなる後輪が電動の駆動輪で、2輪からなる前輪が後輪の2輪からベルト等により駆動力が伝達される駆動輪となっている。また、それぞれ2輪からなる前輪および後輪を、電動の駆動輪としてもよい。
前輪20は、車輪の径方向に直交する軸線を有する複数のローラを備える全方向移動車輪となっている。前輪20は、車幅方向の力を受けた場合に、複数のローラが各軸線回りに回転することにより、車幅方向に沿った移動が可能となっている。車幅方向の移動と走向方向の移動を組み合わせることにより、全方向移動車輪である前輪20を備えた車両(全方向移動車両)は、車両の接地面に対して全方向に移動可能となっている。
車体フレーム22は、前輪20および後輪21を各車軸回りに回転可能に支持している。車体フレーム22には、前輪20および後輪21の他、駆動輪の動力源となる電動モータ(不図示)と、座席23と、一対のハンドル24,25が取り付けられている。
座席23は、電動モビリティ100の操作者が着座するものであり、座面23aとバックレスト23bとを備えている。座席23は、前輪20と後輪21の間の後輪21に近接する位置の上方に配置される。座面23aの下方には、車体フレーム22の上部に取り付けられて走向方向に延在するレール部材(図示略)に移動可能に取り付けられるスライド部材(図示略)が取り付けられている。スライド部材をレール部材に対して移動させ、ロック機構(図示略)により固定することにより、車体フレーム22に対する座面23aの位置を任意の位置に固定することができる。
一対のハンドル24,25は、電動モビリティ100の走向方向の右側に配置されるハンドル24と、左側に配置されるハンドル25とからなる。一対のハンドル24,25は、座席23に着座した状態の操作者の左右両側に配置される。一対のハンドル24,25は、前輪20および後輪21の車軸と平行な揺動軸回りに揺動するようになっている。一対のハンドル24,25は、図1に示す操縦位置に配置した状態と、図2に示す乗降位置に配置した状態との2つのいずれかの位置に固定することが可能となっている。図1および図2に示す状態の他にも、一対のハンドル24,25のいずれか一方を操縦位置に固定し、いずれか他方を乗降位置に固定することも可能となっている。
一対のハンドル24,25のいずれか一方の先端部には、操作装置10が設けられている。図1および図2に示す例では、電動モビリティ100の右側に配置されるハンドル24の先端部に設けられているが、左側に配置されるハンドル25の先端部に設けるようにしてもよい。
次に、本実施形態の操作装置10の構成について図面を参照しつつ説明する。
図4および図5に示すように、操作装置10は、操作部材11と、一対の一次元支持機構12,13を直列に接続してなる2次元支持機構と、一対のポテンショメータ(付勢機構)14,15とを備える。
2次元支持機構は、操作部材11を、相互に交差する軸線X1方向と軸線X2方向の2方向に個別に変位可能に支持する機構である。
ポテンショメータ14,15は、中央の中立位置から両側に揺動可能な揺動部材14c,15cを備え、揺動部材14c,15cの揺動角度に応じた電圧信号を出力するモジュールである。また、ポテンショメータ14,15は、揺動部材を中立位置に向けて付勢するバネ(図示略)を備えた付勢機構として機能するモジュールである。
以下、操作装置10の各部について、説明する。
まず始めに、操作部材11について説明する。
図3に示すように、本実施形態の操作装置10は、操作者により変位させられる操作部材11を備えている。操作部材11は、一対のポテンショメータ14,15が発生する付勢力により、図3に実線で示す中立位置に保持されている。操作者は、走向方向に一致する軸線X1方向の位置11aと位置11bの間のいずれかの位置に、操作部材11を変位させることができる。また、操作者は、車幅方向に一致する軸線X2方向の位置11cと位置11dの間のいずれかの位置に、操作部材11を変位させることができる。操作者は、これら軸線X1に沿った変位と、軸線X2に沿った変位とを組み合わせて、任意の位置に操作部材11を変位させることができる。
図2の位置11aに操作部材11が変位させられた場合、操作装置10は、電動モビリティ100を予め定められた最高速度にて前進させる速度指令信号を出力する。また、図2の位置11bに操作部材11が変位させられた場合、操作装置10は、電動モビリティ100を予め定められた最高速度にて後進させる速度指令信号を出力する。
図2の位置11cに操作部材11が変位させられた場合、操作装置10は、電動モビリティ100を予め定められた最大操舵角度にて右方向に旋回させる操舵指令信号を出力する。また、図2の位置11dに操作部材11が変位させられた場合、操作装置10は、電動モビリティ100を予め定められた最大操舵角度にて左方向に旋回させる操舵指令信号を出力する。
次に、一次元支持機構12について説明する。
図4に示すように、一次元支持機構12は、ロールレール(レール部材)12aと、ロールスライド(スライド部材)12bと、ロールキャップ(スライド部材)12cと、ロールブラケット12dとを備えている。
図7に示すように、ロールレール12aは、軸線X2に沿って延在する部材であり、ロールブラケット12dを介してピッチプレート13bに取り付けられている。図4、図7および図8に示すように、ロールスライド12bは、操作部材11に取り付けられるとともに、軸線X2に沿って移動可能にロールレール12aに取り付けられる。
図9の分解組立図に示すように、ロールスライド12bには溝部12eが設けられ、ロールキャップ12cには突起部12fが設けられている。ロールスライド12bには、ロールレール12aが延在する軸線X2方向に直交する方向に延びる貫通穴(図示略)が設けられており、貫通穴にロールキャップ12cが挿入されるようになっている。ロールスライド12bの貫通穴にロールキャップ12cを挿入してこれらを1つの部材(スライド部材)に一体化した後に、ロールスライド12bの上面と操作部材11の下面が接合される。これにより、ロールキャップ12cは、ロールスライド12bに挿入された状態となり、溝部12eに沿って突起部12fが移動可能となる。
図7に示すように、ポテンショメータ(付勢機構)14は、ロールブラケット12dを介してピッチプレート13bに取り付けられている。ポテンショメータ14は、本体14aと、揺動軸14b回りに揺動する軸状の揺動部材14cとを備えている。揺動部材14cは、ロールブラケット12dに設けられた開口穴(図示略)を介してロールレール12a側に突出するように配置される。
図7に示すように、一次元支持機構12が組み立てられた状態で、ポテンショメータ14の揺動部材14cは、ロールキャップ12cの隙間部12gに挿入された状態となる。このようにすることで、操作者が操作部材11を軸線X2に沿って移動させるのに伴って、操作部材11に取り付けられたロールスライド12bが軸線X2に沿って移動する。ロールスライド12bの移動に伴って、その内部に挿入されたロールキャップ12cが軸線X2に沿って移動する。そして、ロールキャップ12cの移動にともなって、揺動部材14cが揺動軸14b回りに揺動する。
図7および図8には、ロールスライド12bの内部に挿入されるロールキャップ12cの状態が、点線にて示されている。前述したように、ロールスライド12bの溝部12eに沿ってロールキャップ12cの突起部12fが移動可能な状態となっている。操作部材11が図7に示す中立位置から図8に示す変位位置に移動すると、突起部12fが溝部12eの上方から下方へ移動する。そして、揺動部材14cが、隙間部12gを介して伝達される操作者の手の力によって、図7中の時計回りに揺動する。
このようにして、ロールスライド12bおよびロールキャップ12c(スライド部材)を備える一次元支持機構12は、操作部材11の軸線X2に沿った変位を、ポテンショメータ14に伝達する。
図7に示す軸線X2方向の中立位置の操作部材11が操作者により変位させられ、図8に示す軸線X2方向の変位位置に移動した場合、ポテンショメータ14は、操作部材11を中立位置に向けて付勢する付勢力を発生する。この付勢力は、ポテンショメータ14の本体14aの内部に組み込まれたバネ(図示略)が発生させる。
次に、一次元支持機構13について説明する。
図4に示すように、一次元支持機構13は、ベースプレート13aと、ピッチプレート13bにピッチカバー13cを固定具(図示略)により組み付けた筒状の揺動部材とを備える。ベースプレート13aは、電動モビリティ100の車幅方向に沿った軸線X2に直交する平面上に配置される板状部材である。揺動部材は、ベースプレート13aと同軸に配置され、軸線X2回りに揺動可能となっている。図4および図5に示すように、操作部材11は、ピッチカバー13cの外周面の一部に設けられた開口穴から突出した状態で配置されている。
図6に示すように、ハンドル24に取り付けられるベースプレート13aには、締結ボルト13gが締結される。締結ボルト13gは、ピッチプレート13bに設けられるスリット13h,13iに、ピッチプレート13bの両側に樹脂製のワッシャ13fを挟んだ状態で挿入されている。図4に示すように、スリット13j,13kについても、ピッチプレート13bの両側にワッシャ13fを挟んだ状態で締結ボルト13gが挿入されている。
このように、ピッチプレート13bの両側に樹脂製のワッシャ13fを挟むことで、比較的摩擦が少ない状態で、ベースプレート13aに対してピッチプレート13bが軸線X2回りに揺動する。
ピッチプレート13bとピッチカバー13cとは、図示しない複数の締結箇所において固定具(図示略)により締結されている。また、ピッチカバー13cは、ベースプレート13aとは連結されていない。したがって、ピッチプレート13bにピッチカバー13cを組み付けた揺動部材は、ベースプレート13aに対して、軸線X2回りに揺動可能となっている。
ベースプレート13aは、図4および図5に示す一対のステー13l,13mと一体的に成型されている。この一対のステー13l,13mは軸線X2方向に延在し、これらステーには、ベースブラケット13dが取り付けられている。また、ベースブラケット13dには、ポテンショメータ15(付勢機構)が取り付けられている。このように、ポテンショメータ15は、ベースプレート13aに対して固定された状態で取り付けられている。
以上説明したように、一次元支持機構12は、操作部材11を、ピッチプレート13bに対して軸線X2方向に変位可能に支持している。また、一次元支持機構13は、操作部材11を、ベースプレート13aに対して軸線X1方向(軸線X2回りの揺動方向)に変位可能に支持している。一次元支持機構13は、ベースプレート13aに対してピッチプレート13bを含む一次元支持機構12を支持している。このように、ベースプレート13aに対して、一次元支持機構12と一次元支持機構13は直列に接続されている。これら一対の一次元支持機構12と一次元支持機構13により、2次元支持機構が形成されている。
次に、ポテンショメータ15について説明する。
図4および図5に示すように、ポテンショメータ15は、本体15aと、揺動軸15b回りに揺動する軸状の揺動部材15cとを備えている。揺動部材15cは、ピッチプレート13bに取り付けられたピッチブラケット13eに設けられた溝に挟まれた状態で配置される。ピッチプレート13bに取り付けられたピッチブラケット13eが軸線X2回りに揺動することにより、揺動部材15cが揺動軸15b回りに揺動する。図4および図5の揺動部材15c近傍に矢印で示す範囲は、揺動部材15cが軸線X2回りに揺動可能な揺動角の範囲である。
操作部材11が図4に示す軸線X1方向の中立位置から図5に示す変位位置に移動する際、操作部材11の軸線X2回りの揺動に伴って、ピッチプレート13bがベースプレート13aに対して揺動する。ピッチプレート13bが揺動するのは、操作部材11が一次元支持機構12によってピッチプレート13bに支持されているからである。
ピッチプレート13bの揺動に伴って、ピッチプレート13bに取り付けられたピッチブラケット13eが揺動し、ベースプレート13aに固定されたポテンショメータ15の揺動部材15cを揺動させる。
このようにして、ピッチプレート13bにピッチカバー13cを組み付けた揺動部材は、操作部材11の軸線X2回りの変位(軸線X1に沿った変位)を、一次元支持機構13に対応するポテンショメータ15に伝達する。
図4に示す軸線X1方向の中立位置の操作部材11が操作者により変位させられ、図5に示す軸線X1方向の変位位置に移動した場合、ポテンショメータ15は、操作部材11を中立位置に向けて付勢する付勢力を発生する。この付勢力は、ポテンショメータ15の本体15aの内部に組み込まれたバネ(不図示)により与えられる。
次に、ポテンショメータ14について説明する。
ポテンショメータ14は、中立位置からの揺動部材14cの揺動角度に応じた電圧値を出力するモジュールである。同様に、ポテンショメータ15は、中立位置からの揺動部材15cの揺動角度に応じた電圧値を出力するモジュールである。揺動部材14cの揺動角度は、操作部材11の軸線X2方向(車幅方向)の操作部材11の変位に応じた角度となっている。同様に、揺動部材15cの揺動角度は、操作部材11の軸線X1方向(走行方向)の操作部材11の変位に応じた角度となっている。
図10に示すように、ポテンショメータ14から出力される電圧値は、電動モビリティ100の操舵方向を指令する操舵指令信号として、制御部30に伝達される。同様に、ポテンショメータ15から出力される電圧値は、電動モビリティ100の走行速度を指令する速度指令信号として、制御部30(不図示)に伝達される。
このように、ポテンショメータ14,15は、一次元支持機構12,13の操作部材11の変位に応じた指令信号を出力するようになっている。
本実施形態のポテンショメータ14,15のそれぞれが備えるバネは、揺動部材14c,15cの中立位置からの揺動角の変位に対して発生する付勢力の大きさが同一となっている。つまり、中立位置からの揺動角の変位が同じであれば、揺動部材14c,15cに対してバネが発生させる付勢力が同一である。このように、バネが発生させる付勢力を同一とすることにより、ポテンショメータ14,15として同じ種類のモジュールを使うことができ、コスト削減に寄与する。
このように、ポテンショメータ14とポテンショメータ15が備えるバネが発生させる付勢力は揺動角の変位に対して同一であるが、これらバネが操作部材11の変位に対して操作部材11に与える付勢力は異なったものとなる。具体的には、中立位置からの揺動角の変位が同じであっても、ポテンショメータ14が車幅方向(軸線X2方向)に操作部材11に与える付勢力の方が、ポテンショメータ15が走行方向(軸線X1方向)に操作部材11に与える付勢力よりも大きい。
このように付勢力の大きさに差が生じるのは、操作部材11の位置に対するポテンショメータの揺動軸の位置が異なるからである。図4および図5に示すように、操作部材11に対する揺動軸の位置は、ポテンショメータ14よりもポテンショメータ15の方が遠い。したがって、ポテンショメータ14のモーメント距離が短いので、中立位置からの揺動角の変位が同じ場合に、ポテンショメータ14が車幅方向(軸線X2方向)に操作部材11に与える付勢力の方が大きくなる。
次に、本実施形態の電動モビリティ100の制御構成について説明する。
図10に示すように、制御部30は、ポテンショメータ14から伝達される操舵指令信号と、ポテンショメータ15から伝達される速度指令信号とに基づいて、後輪21を構成する右側駆動輪21aを駆動する電動モータ(不図示)と、左側駆動輪21bを駆動する電動モータ(不図示)とを制御する。
制御部30は、速度指令信号が伝達された場合、右側駆動輪21aと左側駆動輪21bのそれぞれを速度指令信号に応じた等速度で同方向に回転させる速度制御信号を生成する。この速度制御信号は、走行速度を制御する信号であるため、各駆動輪を同方向に等速度で回転させるための制御信号となっている。
一方、制御部30は、操舵指令信号が伝達された場合、右側駆動輪21aと左側駆動輪21bのそれぞれを操舵指令信号に応じた等速度で異なる方向に回転させる操舵制御信号を生成する。この操舵制御信号は、操舵方向を制御する信号であるため、各駆動輪を異なる方向に等速度で回転させるための制御信号となっている。例えば、右方向に旋回する操舵指令信号が操作装置10から伝達された場合、左側駆動輪21bを前進方向に回転させ、右側駆動輪21aを後退方向に回転させる。
以上のように速度制御信号と操舵制御信号を生成した制御部30は、速度制御信号と操舵制御信号を重畳した上で、各駆動輪に制御信号を伝達する。
操作装置10から制御部30に伝達される指令信号が速度指令信号のみである場合(操作部材11が車幅方向の中立位置である場合)、制御部30は、電動モビリティ100が左右に操舵されずに直進または後退するように各駆動輪を制御する。
また、操作装置10から制御部30に伝達される指令信号が操舵指令信号のみである場合(操作部材11が走行方向の中立位置である場合)、制御部30は、電動モビリティ100が前進および後退せずにその場で右方向または左方向に回転して操舵方向を切り換えるように各駆動輪を制御する。
以上説明した本実施形態の作用および効果について説明する。
本実施形態の操作装置10によれば、操作者が操作部材11を変位させると、相互に直交する2方向の変位が、操作部材11を支持する一対の一次元支持機構12,13のそれぞれに伝達される。一対の一次元支持機構12,13に伝達された操作部材11の変位は、各一次元支持機構12,13の操作部材11の変位に応じた指令信号として出力される。操作部材11には、各一次元支持機構12,13による変位の中立位置に向けた付勢力が一対のポテンショメータ14,15により与えられる。
操作者による操作部材11の変位の方向に、一対の一次元支持機構12,13により変位可能に支持される2方向のいずれか一方が含まれる場合、その一方の方向に沿った付勢力が操作部材11に与えられる。同様に、操作者による操作部材11の変位の方向に、前述の2方向のいずれか他方が含まれる場合、その他方の方向に沿った付勢力が操作部材11に与えられる。これらの付勢力によって、操作者は操作部材11の変位の方向を、操作部材11が変位可能に支持される2方向のそれぞれについて、個別に認識することができる。よって、操作者は、前述の2方向のいずれか一方のみに操作部材11を変位させたい場合には、他方に沿った付勢力が操作部材11に与えられないように操作部材11の変位状態を調整しながら、操作部材11を所望の方向に変位させることができる。
このように、本実施形態の操作装置10によれば、相互に直交する2方向に操作部材11を変位させることによって指令信号を出力する場合に、各方向への操作部材11の変位を操作者が個別に認識できるようにして操作性を高めることができる。
本実施形態の操作装置10は、ポテンショメータ14,15が操作部材11の変位に対して操作部材11に与える付勢力が異なっている。具体的には、ポテンショメータ15が操作部材11の走行方向の変位に対して操作部材11に与える付勢力よりも、ポテンショメータ14が操作部材11の車幅方向の変位にして操作部材11に与える付勢力の方が大きい。
このようにすることで、操作者は、車幅方向よりも、走行方向に操作部材11を変位させ易くなる。したがって、車幅方向の変位に応じた操舵指令信号よりも走行方向に沿った速度指令信号を重視し、走行方向の変位に応じた指令信号の出力安定性(直進安定性)を高めることができる。
本実施形態の操作装置10は、一対の一次元支持機構12は、車幅方向に沿って延在するロールレール12a(レール部材)と、操作部材11に取り付けられるとともに、移動可能にロールレール12aに取り付けられるロールスライド12bおよびロールキャップ12cとを備え、ロールレール12aは、操作部材11の車幅方向に沿った変位を、ポテンショメータ14に伝達する。
このようにすることで、操作者は、操作部材11を車幅方向に沿って直線移動させることにより、操作部材の変位を2次元支持機構に伝達することができる。
本実施形態の操作装置10は、一次元支持機構13が、ロールレール12aに平行な軸線X2回りに揺動可能にロールレール12aを支持するピッチプレート13bおよびピッチカバー13c(揺動部材)を備える。
このようにすることで、操作部材11をロールレール12aに沿う方向に直線移動させつつ、ロールレール12aに平行な軸線X2(揺動軸)回りにロールレール12aを揺動させることにより、操作部材11を交差する2方向に個別に変位させることができる。
本実施形態においては、ロールレール12aに沿う方向に操作部材11を付勢するポテンショメータ14が操作部材11の変位に対して操作部材11に与える付勢力が、ロールレール12aの揺動方向にピッチプレート13bおよびピッチカバー13cを付勢するポテンショメータ15が操作部材11の変位に対して操作部材11に与える付勢力より大きい。
このようにすることで、操作者は、ロールレール12aの揺動方向に操作部材11を変位させ易く、ロールレール12aに沿う方向に操作部材11を変位させにくくなる。したがって、ロールレール12aの揺動方向に沿った速度指令信号の出力安定性を高めることができる。
<他の実施形態>
前述した実施形態においては、ポテンショメータ14,15のそれぞれが、揺動部材14c,15cに対して発生させる付勢力の大きさが同一となっているものとしたが、これを異ならせるようにしてもよい。
前述した実施形態においては、ハンドル24,25が座席23に着座した状態の操作者の左右両側に配置されるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、ハンドルを操作者の側方のいずれか一方にのみ配置するようにしてもよい。この場合、側方に配置されたハンドルの先端部に操作装置10が取り付けられる。
前述した実施形態においては、ポテンショメータ14,15が操作部材11を中立位置に向けて付勢する付勢力を発生させるバネを内蔵するものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、操作部材11を中立位置に向けて2方向(走行方向および車幅方向)にそれぞれ付勢する付勢力を発生する一対の付勢機構を、ポテンショメータ14,15とは別途の機構として設けるようにしてもよい。
10 操作装置
11 操作部材
12,13 一次元支持機構
12a ロールレール(レール部材)
12b ロールスライド(スライド部材)
12c ロールキャップ(スライド部材)
13a ベースプレート(板状部材)
13b ピッチプレート(揺動部材)
13c ピッチカバー(揺動部材)
14,15 ポテンショメータ(付勢機構)
21 後輪
21a 右側駆動輪
21b 左側駆動輪
22 車体フレーム
23 座席
24,25 ハンドル
30 制御部
100 電動モビリティ
X1,X2 軸線

Claims (6)

  1. 操作者により変位させられる操作部材と、
    該操作部材を相互に交差する第1方向および第2方向に個別に変位可能に支持する一対の一次元支持機構を直列に接続してなる2次元支持機構と、
    前記操作部材を各前記一次元支持機構による変位の中立位置に向けて個別に付勢する一対の付勢機構とを備え、
    一方の前記一次元支持機構が、前記操作部材の前記第1方向に沿った変位を第1揺動軸回りに揺動する第1揺動部材を介して一方の前記付勢機構に伝達し、
    他方の前記一次元支持機構が、前記操作部材の前記第2方向に沿った変位を第2揺動軸回りに揺動する第2揺動部材を介して他方の前記付勢機構に伝達し、
    前記操作部材に対する前記第1揺動軸の位置は前記操作部材に対する前記第2揺動軸の位置よりも遠く、
    一方の記付勢機構が前記第1揺動軸回りの前記操作部材の変位に対して該操作部材に与える付勢力よりも、他方の前記付勢機構が前記第2揺動軸回りの前記操作部材の変位に対して該操作部材に与える付勢力が大きく
    各前記一次元支持機構の前記操作部材の変位に応じた指令信号を出力する操作装置。
  2. 方の前記一次元支持機構が、前記2方向に沿って前記操作部材を直線移動可能に支持するレール部材を備える請求項1に記載の操作装置。
  3. 方の前記一次元支持機構が、前記レール部材に平行な軸線回りに揺動可能に前記レール部材を支持する請求項2に記載の操作装置。
  4. 前記レール部材に沿う方向に前記操作部材を付勢する方の前記付勢機構が前記操作部材の変位に対して該操作部材に与える付勢力が、前記レール部材の揺動方向に前記揺動部材を付勢する方の前記付勢機構が前記操作部材の変位に対して該操作部材に与える付勢力より大きい請求項3に記載の操作装置。
  5. 少なくとも1つの電動の駆動輪を備える電動モビリティに取り付けられる操作装置であって、
    操作者により変位させられる操作部材と、
    該操作部材を前記電動モビリティの走行方向および車幅方向に個別に変位可能に支持する一対の一次元支持機構を直列に接続してなる2次元支持機構と、
    前記操作部材を各前記一次元支持機構による変位の中立位置に向けて個別に付勢する一対の付勢機構とを備え、
    前記操作部材を前記走行方向に沿って付勢する一方の前記付勢機構が前記操作部材の前記走行方向の変位に対して該操作部材に与える付勢力よりも、前記操作部材を前記車幅方向に付勢する他方の前記付勢機構が前記操作部材の前記車幅方向の変位に対して該操作部材に与える付勢力が大きく、
    前記操作部材の前記走行方向の変位に応じて前記電動モビリティの走行速度を指令する速度指令信号を出力し、前記操作部材の前記車幅方向の変位に応じて前記電動モビリティの操舵方向を指令する操舵指令信号を出力する操作装置。
  6. 請求項5に記載の操作装置と、
    前記走行方向に間隔を空けて配置され、少なくともいずれか一方が電動の駆動輪である後輪および前輪と、
    該前輪および後輪を各車軸回りに回転可能に支持する車体フレームと、
    該車体フレームに取り付けられ、前記前輪と前記後輪との間の該後輪に近接する位置の上方に配置された座席と、
    前記車体フレームに取り付けられ、前記座席に着座した状態の前記操作者の側方に配置されるハンドルとを備え、
    前記操作装置が、前記ハンドルに設けられる電動モビリティ。
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