JP2604823Y2 - レバー装置 - Google Patents

レバー装置

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JP2604823Y2
JP2604823Y2 JP1992087858U JP8785892U JP2604823Y2 JP 2604823 Y2 JP2604823 Y2 JP 2604823Y2 JP 1992087858 U JP1992087858 U JP 1992087858U JP 8785892 U JP8785892 U JP 8785892U JP 2604823 Y2 JP2604823 Y2 JP 2604823Y2
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lever
piston
disk
housing
right direction
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盛太 林
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Komatsu Ltd
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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レバーを前後・左右の
任意方向に揺動することで電気信号を出力する多方向操
作用ジョイスティックコントローラ等のレバー装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】前後・左右の任意方向に揺動可能なるレ
バー装置としては、例えば実開昭55−132902号
公報に示すものが知られている。すなわち、ハウジング
にレバーを自在継手によって前後・左右任意方向に揺動
可能に支承し、一本のスプリングとピストンでレバーを
中立位置に保持してレバーから手を離すと中立位置に自
動的に復帰するようにしたレバー装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかるレバー装置であ
ると、レバーを操作した時にピストンを介してスプリン
グを圧縮するので、そのレバーの操作力は前後・左右ど
の方向に操作した場合でも同一となり、レバーを前後方
向、左右方向、斜め前後左右方向に操作した時の操作力
が同一であるから操作方向を操作者が感知できない。
【0004】このために、レバーを前後方向に操作しよ
うとした時に誤って斜め前後左右方向に操作してしまう
ことがあってアクチュエータを誤動作することがある。
例えば、レバーを前後方向、左右方向に操作した時には
1つのアクチュータを動作する電気信号を出力し、レバ
ーを斜め前後左右方向に操作した時には複数のアクチュ
エータを動作する電気信号を出力するようにした場合
に、1つのアクチュエータを動作すべくレバーを前後方
向に操作しようとした場合に操作者が操作方向を感知で
きないので誤って斜め前後左右方向に操作して複数のア
クチュエータが動作してしまうことがある。
【0005】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにしたレバー装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】環状縦ガイド13を有す
るハウジング14の中央部にレバー17を揺動自在に支
承し、前記レバー17にピストン押し部20を有するデ
ィスク19を取付け、ピストン押し部20は当該レバー
17の揺動中心を境として前後方向と左右方向の長さを
異ならせて成り前記ハウジング14の環状ガイド13に
ピストン15を上下揺動自在に嵌挿し、そのピストン1
5をスプリング16で押し上げてディスク19のピスト
ン押し部20に押しつけて成るレバー装置。
【0007】
【作 用】ディスク19のピストン押し部20がレバ
ー17の揺動中心を境として前後方向と左右方向の長さ
が異なる。したがってレバー17を前後方向、左右方
向、斜め前後左右方向に操作した時に、レバー17の揺
動中心からピストン押し部20とピストン15の当接部
までの距離が異なる。これによってレバー17の操作力
が異なる。操作者は操作方向を感知でき、誤って異なる
方向に操作することを防止できる。 また、レバー17の
揺動によってディスク19がピストン15を押すだけで
あり、レバー17の操作力および操作力のヒステリシス
を小さくできる。これにより微操作が容易となる。
た、ハウジング14とピストン15とスプリング16と
ディスク19とレバー17より構成されるため従来のレ
バー装置より部品点数が少なく、組立工数を大幅に削減
できる。また全体の大きさがコンパクトになって設置ス
ペースを小さくできる。 また、ピストン15はハウジン
グ14の環状ガイド13に沿って上下摺動するのでスム
ーズに上下揺動してレバー17を精度良く中立位置に復
帰できる。またレバー17が中立位置でがたを生じな
い。
【0008】
【実 施 例】図1に示すように、円柱状の突出部10
を有する底板11と筒体12によって環状縦ガイド13
を有するハウジング14となり、その環状縦ガイド13
にリング状のピストン15が上下揺動自在に嵌挿され、
かつスプリング16で上方に付勢してある。前記突出部
10にはレバー17がジョイント18で任意方向に揺動
可能でZ軸回りの回転を拘束して取付けられ、そのレバ
ー17にディスク19が取付けられ、このディスク19
には平面非円形、例えば前後方向(X)が長く左右方向
(Y)が短い長方形のピストン押し部20が一体的に設
けられ、そのピストン押し部20が前記ピストン15の
上端面15aに接している。前記筒体12の上面にリン
グ状の取付座21が取付けられ、この取付座21とレバ
ー17とに亘ってゴム製のカバー22が取付けてある。
【0009】このようであるから、図3に示すようにレ
バー17を右方(Y方向)に揺動するとディスク19の
ピストン押し部20によってピストン15がスプリング
16に抗して押し下げられ、その状態でレバー17より
手を離すとスプリング16でピストン15が押し上げら
れて図1に示す中立位置に復帰する。この時、ピストン
15を押し下げる力W1 はレバー操作力F1 ×レバー長
さ×レバー揺動中心17aとピストン押し部20との距
離L1 となる。
【0010】同様にレバー17を前後方向(X方向)に
揺動すればピストン15が押し下げられ、この時のピス
トン15を押し下げる力W2 はレバー操作力F2 ×レバ
ー長さ÷レバー中心17aとピストン押し部20との距
離L2 となる。ここで、L1 <L2 であるからピストン
15を押し下げる力をW1 =W2 とすれば、レバー操作
力はF1 <F2 となり、レバー17を前後方向に操作す
る時の操作力と左右方向に操作する時の操作力が異なる
し、斜め前後左右方向に操作する時の操作力も異なる。
なお、ディスク19のピストン押し部20の平面形状は
正方形、だ円形などとしても良いし、長方形、正方形の
頂点に鋼球等を配置しても良い。
【0011】
【考案の効果】請求項1に係る考案によれば、ディスク
19のピストン押し部20がレバー17の揺動中心を境
として前後方向と左右方向の長さが異なる。したがって
レバー17を前後方向、左右方向、斜め前後左右方向に
操作した時に、レバー17の揺動中心からピストン押し
部20とピストン15の当接部までの距離が異なる。こ
れによってレバー17の操作力が異なる。操作者は操作
方向を感知でき、誤って異なる方向に操作することを防
止できる。
【0012】また、レバー17の揺動によってディスク
19がピストン15を押すだけであり、レバー17の操
作力および操作力のヒステリシスを小さくできるから微
操作が容易となる。また、ハウジング14とピストン1
5とスプリング16とディスク19とレバー17より成
って部品点数が少ないから組立工数を大幅に削減できる
し、全体の大きさがコンパクトになって設置スペースを
小さくできる。また、ピストン15はハウジング14の
環状ガイド13に沿って上下摺動するからスムーズに上
下揺動してレバー17を精度良く中立位置に復帰できる
し、レバー17が中立位置でがたつくことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】ディスク部分の平面図である。
【図3】操作状態の説明図である。
【符号の説明】
13…環状ガイド、14…ハウジング、15…ピスト
ン、16…スプリング、17…レバー、19…ディス
ク、20…ピストン押し部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05G 1/00 - 25/04 H01H 25/04 B66F 9/20 E02F 3/43

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状縦ガイド13を有するハウジング1
    4の中央部にレバー17を揺動自在に支承し、前記レバ
    ー17にピストン押し部20を有するディスク19を取
    付け、ピストン押し部20は当該レバー17の揺動中心
    を境として前後方向と左右方向の長さを異ならせて成
    り、前記ハウジング14の環状ガイド13にピストン1
    5を上下揺動自在に嵌挿し、そのピストン15をスプリ
    ング16で押し上げてディスク19のピストン押し部2
    0に押しつけて成るレバー装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスク19のピストン押し部20
    を前後方向に長く左右方向に短い長方形とした請求項1
    記載のレバー装置。
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JPH0656813U JPH0656813U (ja) 1994-08-05
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