JPH051770U

JPH051770U - エレベータ操作盤

Info

Publication number: JPH051770U
Application number: JP4850691U
Authority: JP
Inventors: 三男宗形; 光一笠井
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1991-06-26
Filing date: 1991-06-26
Publication date: 1993-01-14

Abstract

(57)【要約】【構成】指タッチ式タッチパネルにより構成したエレベ
ータ操作盤において階床表示選択ボタンを押すことによ
り、行き先階選択ボタン表示６を切り替えることができ
る。【効果】小型で安価なエレベータ操作盤の供給、乗客へ
のサービス性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は指タッチ式タッチパネルに係り、行き先階選択ボタンと行き先階選択表示切り替えボタンを設けた乗客の操作に好適なエレベータ操作盤に関する。

【０００２】

【従来の技術】

エレベータの操作盤は押しボタン式が一般に用いられているが、押しボタン式は可動部の押しボタンを押すことにより、内部の接点が開閉し、信号を出していたため、押しボタンの可動部と固定枠間に塵埃が付着して固渋したり、しゅう動摩耗により経年的にがたが増大し、傾きの増大により固渋することも発生した。また、ボタンを押したことを登録する応答灯を内蔵するため、操作盤の厚みは７０〜８０ｍｍと厚く、かごからはみ出して昇降路内に突出するので、昇降路内の利用率が悪くなる等の欠点があった。

【０００３】これらの問題点を解決するための一案として、特開昭62−88788 号公報に開示されるように、押しボタン相当部をタッチパネルとし、呼び登録用応答灯に発光素子をタッチ部周辺に配置するという方式がとられていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来技術は、超高層，高層ビル等で操作盤が大型化してしまう場合に、子供や老人などに対する考慮がされておらず、サービス性の点で問題があった。

【０００５】本考案の目的は、超高層，高層ビル等の高階床の建築物でも同一で小型の操作盤を提供し、操作性及びサービス性を向上させることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記目的を達成するために、指タッチ式タッチパネルにより構成したエレベータ操作盤において、タッチパネルディスプレイ上の表示を五階床分程度の表示とし、専用の表示切り替えボタンの操作により、表示画面一括切り替え及び画面スクロール機能を行うものである。

【０００７】

【作用】

本考案は操作盤を指タッチ式タッチパネルとし、行き先階選択ボタンの表示を数階床分に限定したことにより、操作盤が小型化し、乗客の操作が容易になる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面により説明する。

【０００９】図１はエレベータかご内又は乗り場に設置した操作盤１を示す。操作盤１にはタッチパネル兼ディスプレイ装置２を設置する。タッチパネル兼ディスプレイ装置２には行き先階選択ボタン表示６，エレベータ方向表示７と画面切り替え表示部８，９を表示する。

【００１０】図３はタッチパネル兼ディスプレイ装置２の詳細図で、Ｘ方向検出器３とＹ方向検出器４からでた導体５によって構成されている。

【００１１】次に動作について説明する。乗客がエレベータに乗り、操作盤１のタッチパネル兼ディスプレイ部２の行き先階選択ボタンの表示を見て、行きたい階床名が表示されていればそのまま、表示されていなければ画面切り替え表示部８，９に指でタッチし、階床表示を上下に切り替える。自分のいきたい階床が表示されたらその階床名にタッチすることにより、Ｘ，Ｙ方向検出器３，４の導体５が接触し、交点を検出して行き先階が登録される。行き先階の登録により、行き先階選択ボタン表示６の色を変える。かごが行き先階に到着すると登録が消去され、行き先階選択ボタン表示６の色を元の色に戻す。

【００１２】次に、行き先階選択ボタン表示６の画面切り替えの動作について説明する。現在、行き先階選択ボタン表示６が一ないし五階床を表示していて乗客が八階床にいきたい場合は、上方向画面切り替え表示部８にタッチすることにより、行き先階選択ボタン表示６の表示が六ないし十階床に変わる。

【００１３】階床の登録に対する認識は、マイコンエレベータであれば、画面切り替え表示部８，９をタッチされた回数をカウントすることにより、容易に可能であることはいうまでもない。

【００１４】また、図２（ａ）のようにテナント、事務所名を行き先階選択表示６の代わりに表示したり、（ｂ）のように五十音別に表示することにより、更にサービス性を高めることができる。

【００１５】

【考案の効果】

本考案によれば、行き先階選択ボタンを特定階床分に限定して表示する事により、小型で安価なエレベータ操作盤を提供することができる。

【００１６】また、超高層エレベータ等の高階床ビルでも小型で一定の大きさの操作盤を提供できるので、子供や老人、車椅子利用者などの利用しやすい位置に設置でき、サービス性向上の効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示すタッチパネル兼ディス
プレイ方式エレベータ操作盤の正面図。

【図２】本考案の一実施例を示すタッチパネル兼ディス
プレイ方式エレベータ操作盤の正面図。

【図３】タッチパネルを応用したエレベータ操作盤の説
明図。

【符号の説明】

１…操作盤、２…タッチパネル兼ディスプレイ装置、３
…Ｘ方向検出器、４…Ｙ方向検出器、５…導体、６…行
き先階選択ボタン表示、７…エレベータ方向表示、８…
上方向画面切り替え表示、９…下方向画面切り替え表
示。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数階床をサービスするエレベータの乗り
かご内又は乗り場に設けたＸ方向及びＹ方向の検出器を
もつ指タッチ式タッチパネルにより構成したエレベータ
操作盤において、前記タッチパネルディスプレイ上に複
数の行き先階選択用の表示を行うことを特徴とするエレ
ベータ操作盤。
【請求項２】請求項１において、前記タッチパネルディ
スプレイ上で複数の行き先階選択用の表示にタッチする
エレベータ操作盤。
【請求項３】請求項１において、前記タッチパネルディ
スプレイ上で複数の行き先階選択用の表示を切り替える
手段を持ったエレベータ操作盤。
【請求項４】請求項１または２において、複数の行き先
階選択用の表示のうち少なくとも一つは行き先の階床名
であるエレベータ操作盤。
【請求項５】請求項１または２において、複数の行き先
階選択用の表示のうち少なくとも一つはビル内のテナン
ト名であるエレベータ操作盤。
【請求項６】請求項１または２において、複数の行き先
階選択用の表示のうち少なくとも一つはビル内の売場名
であるエレベータ操作盤。
【請求項７】請求項５または６において、行き先階選択
用の表示を特定のルールで並べたエレベータ操作盤。