JPH0517681Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0517681Y2
JPH0517681Y2 JP13270786U JP13270786U JPH0517681Y2 JP H0517681 Y2 JPH0517681 Y2 JP H0517681Y2 JP 13270786 U JP13270786 U JP 13270786U JP 13270786 U JP13270786 U JP 13270786U JP H0517681 Y2 JPH0517681 Y2 JP H0517681Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
guided vehicle
dust particles
wheels
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13270786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6339710U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13270786U priority Critical patent/JPH0517681Y2/ja
Publication of JPS6339710U publication Critical patent/JPS6339710U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0517681Y2 publication Critical patent/JPH0517681Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クリーンルームの予定走行路に沿つ
て移動する無人搬送台車に係り、特に走行状態の
変化により発生する塵芥を低減するのに好適な無
人搬送台車の発塵吸収装置に関するものである。
〔従来の技術〕
クリーンルーム内の搬送装置としては各種のも
のが知られている。この中で、クリーンルームの
通路上に貼付された反射テープに沿つて誘導走行
する無人搬送台車では、塵芥を発生する車輪部、
駆動機構部および台車全体部の塵芥低減を図つた
構造のものがある。
このような無人搬送台車から発生する塵芥を外
部に放出するのを防止する技術は、実開昭60−
55575号、実開昭60−55576号に開示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、無人搬送台車の車輪部、駆動
機構部および車体下部の全体にわたつて遮へい材
を垂設し、排風装置や塵芥除去フイルタで塵芥を
外部へ排出するため、車体上に設置する排風機の
大容量化が必要となり、走行中連続して排風機を
動作させなければならないのでバツテリの消費を
早めると共に、床上に付着した塵芥を吸引するこ
とができない等の問題があつた。
本考案の目的は、クリーンルーム内で誘導走行
して自動搬送する無人搬送台車からの発塵粒子を
低減させることを、走行状態に基づき起動停止す
る掃除装置で行ない、かつ、省エネルギー化を図
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的は、無人搬送台車の急激な走行状態
変化、すなわち直進走行から旋回・分岐・合流走
行又はその逆の走行並びに加減速等の状態に基づ
き、発生する塵芥粒子を吸引する掃除装置の起
動・停止動作を制御することにより達成される。
〔作用〕
クリーンルーム内を誘導走行する無人搬送台車
が直進走行、一定速度の走行、グレーテイング上
の走行およびクリーン度の低いクリーンルーム内
での走行の場合では、発生する塵芥粒子数が減少
するため低発塵化に関して問題にならない。
しかし、逆に旋回・分岐・合流、加減速および
クリーン度の高いクリーンルーム内での走行の場
合では発生する塵芥粒子数が増加し、低発塵化が
問題となる。
このような、無人搬送台車の急激な走行状態の
変化に基づき掃除装置の吸引駆動を実施する。す
なわち、前者では停止動作を行ない、後者では起
動動作を実施することにより、無人搬送台車から
発生する塵芥粒子の低減を行なうと共に、省エネ
ルギーを図ることができる。
〔実施例〕
以下、本考案を具体的な実施例に基づき詳細に
説明する。
まず、第2図により無人搬送台車の全体構成を
説明する。
無人搬送台車10は、荷物を積載してクリーン
ルームの床110上を走行するもので、床110
上に貼付した反射テープ120を誘導標識として
誘導走行する移動体である。しかして、無人搬送
台車10は台車本体20と、駆動車輪兼操舵車輪
30(以下、車輪と略)と、従属輪40と、走行
機構50と、操舵機構60と、誘導検出器70
と、塵芥発生部80と、掃除装置81と、バツテ
リ90と、制御装置100とを具備している。こ
の場合、車輪30は1輪であり、従属輪40は左
右に2輪配置される。従属輪40は、走行方向の
後側で台車本体20に設けられている。
車輪30は、走行方向の前側で台車本体20に
回転自在に設けられている。走行機構50を駆動
する走行モータ51(第1図示)は走行方向の前
側で、かつ車輪30の前部で台車本体20に取付
けられている。操舵機構60は車輪30の上方位
置で操舵モータ61(第1図示)の回転により該
車輪30を操舵可能にし、台車本体20に設けら
れている。誘導検出器70は走行モータ51の下
部にあり、車輪30に設けられている。塵芥発生
部80は車輪30、走行機構50、操舵機構6
0、誘導検出器70等の空間を遮へいした室であ
り、掃除装置81により床110上の発塵粒子を
取り、台車本体20に設けられている。バツテリ
90は従属輪40と車輪30との間の位置で台車
本体20に設けられている。制御装置100は走
行方向の最後部で台車本体20内に収納かつ取り
出し可能な構造であり、誘導検出器70からの車
体状態量の入力信号により演算や判断処理を行
い、制御信号を走行モータ51や操舵モータ61
に出力するものである。この場合、車輪30と従
属輪40とが床110と接触可能に設けられ、他
のものは床110および反射テープ120と接触
しないように設けられている。無人搬送台車10
が走行する際に生じる発塵粒子は塵芥発生部80
から発生し、他部に移らなくて床110上に落下
する傾向にある。
次に、このような無人搬送台車が誘導走行する
ことにより生じる発塵粒子を吸収する本考案の一
実施例を第1図により説明する。
第1図で発塵する箇所は、操舵機構60、走行
機構50および車輪接地部である。その操舵機構
60は、例えば操舵モータ61と、大プーリ62
と、小プーリ63と、操舵ベルト64とで構成さ
れている。操舵モータ61はモータ軸65の上部
を台車本体20から突出させて設けられている。
小プーリ63はモータ軸65の上部に設けられて
いる。大プーリ62は台車本体20に回転自在
で、その上部を突出して設けられた操作軸41の
上部に設けられている。大プーリ62と小プーリ
63との取付け垂直レベルはほぼ同一レベルにあ
り、操舵ベルト64は大プーリ62と小プーリ6
3とに無端に巻掛けられている。
走行機構50は例えば操舵機構60の構成と同
じく、走行モータ51と、走行ベルト52を含む
減速機53,53′と、速度検出器54とで構成
されている。
塵芥発生部80は、操舵機構60、走行機構5
0および車輪30から発生する発塵粒子の浮遊空
間である。
掃除装置81は塵芥発生部80内に設置されて
おり、吸込部82と、吸込パイプ83と、排風機
84と、排風モータ85と、排気パイプ86と、
塵芥除去フイルタ87および遮へい部材88とで
構成されている。その動作は、排風モータ85を
駆動することより床110上に付着した塵芥を吸
込部82で真空吸引し、吸込パイプ83を介して
排風機84で排気パイプ86へ送り込み、塵芥除
去フイルタ87で発塵粒子を除去して外部へ清浄
空気として排出させるものである。本装置は走行
方向に対して車輪30の後側に設置してあり、車
輪30と床110間で発生する発塵粒子をも吸引
できる構成である。したがつて、塵芥発生部80
内で発生した塵芥は垂設した遮へい部材88で外
部と隔離され、塵芥の沈降現象により床110上
に落下され、上述の掃除装置81の作用により吸
収される。
第3図は掃除装置の制御ブロツク図で、制御装
置100は汎用のマイクロコンピユータであり、
検出される車体状態量又は外部から伝達される指
令信号を用いて後述する方法により、排風モータ
85の制御信号を演算して出力する。入力制御部
101は、上位計算機130からの運行指令(例
えば、地点Aから地点Bへ荷物を搬送する指令)
を伝送手段等を介して入力するための制御を行
う。さらに、入力制御部101は無人搬送台車1
0に取付けられた誘導検出器70や速度検出器5
4からの検出値を入力するための制御をも行う。
演算部102は、通常中央処理装置(CPU)で
あり、メモリ104に記憶されたプログラムに応
じてデータの入力、演算および出力の各処理を行
う。出力制御部103は、演算部102の演算結
果である制御信号を走行モータ51、操舵モータ
61および排風モータ85に出力する制御を行
う。メモリ104は、制御装置100の動作に必
要なプログラムや入力されてくる各種データ、演
算結果等を記憶するものである。
第3図における制御装置100の動作を第4図
のフローチヤートに沿つて説明する。
まず、最初に電源が投入されると同時に初期条
件の設定を行い、メモリ104上のデータをゼロ
クリアする。以下、ステツプ(a)〜(g)の動作が繰り
返えされる。
ステツプ(a)…無人搬送台車10の走行状態を検出
するブロツクであり、例えば誘導検出器70
で床110上に貼付されている反射テープ1
20を認識して、直進走行か旋回、分岐、合
流等の走行であるかを把握すると共に、速度
検出器54で一定速度の走行、加減速走行、
停止位置決め等の走行状態を判別するもので
ある。
ステツプ(b)…直進走行であれば、操舵機構60や
車輪30と床110との間から発生する発塵
粒子数が少ないことにより、次の動作ステツ
プ(c)へ進む。もし、旋回、分岐、合流等のよ
うに急激な状態変化があると発塵粒子数が多
くなることから、排風モータ85へ起動信号
を出力して掃除装置81を作動する動作ステ
ツプ(f)へジヤンプする。
ステツプ(c)…加減速走行や停止位置決め動作であ
れば、走行機構50や車輪30と床110と
の間から発生する発塵粒子数が多いことによ
り、前述と同様な動作を行うための操作ステ
ツプ(f)へ進む。一方、一定速度でかつ操舵動
作が小さい走行動作の場合では、塵芥発生部
80内での空間で発塵粒子が舞い上がらずに
発塵粒子数が少ないことにより、排風モータ
85へ停止信号を出力する次の動作ステツプ
(g)へジヤンプする。
ステツプ(d)…速度検出器54の出力信号からの推
定値(速度−積載物荷重特性)により、無人
搬送台車10上に積載物がある場合では、走
行機構50並びに操舵機構60に加わるトル
クが大となるため発塵粒子数が増大するの
で、排風モータ85へ起動信号を出力するス
テツプ(f)へジヤンプする。そうでなければ、
次の動作ステツプ(e)へ進む。
ステツプ(e)…無人搬送台車10が高速走行した場
合ではステツプ(f)へ進み、そうでなければ、
次の動作ステツプ(g)へジヤンプする。
ステツプ(f)…無人搬送台車10の走行状態に急激
な変化が生じる場合では、塵芥発生部80内
で生じた発塵粒子が増大し、さらに垂設した
遮へい部材88で囲われた室内において発塵
粒子が舞い上がるので発塵粒子数が急増する
傾向にあるため、掃除装置81を作動させる
排風モータ85を起動する制御信号を出力す
る。
ステツプ(g)…無人搬送台車10の走行状態の変化
が小さい場合では、塵芥発生部80内で生じ
る発塵粒子数が減少するため、掃除装置81
を停止させる排風モータ85を停止する制御
信号を出力する。
このように、第1図の実施例において無人搬送
台車10は、その走行状態変化に基づいて、塵芥
発生部80から発生される発塵粒子を掃除装置で
低減するように作動することができる。
これによつて、クリーンルームなどの発塵粒子
数が制限される空間の走行路を誘導走行する無人
搬送台車では、塵芥発生部から生じる発塵粒子を
走行状態に基づいて制御することができるので、
掃除装置の小型化やバツテリの省エネルギー化が
図れる。
第5図は本考案の他の実施例であり、クリーン
ルーム内での走行状態によつて排風モータの起動
停止を実施するものである。
ステツプ(イ)…上位計算機130を通じて、無人搬
送台車10の制御装置100へクリーンルー
ム内での走行状態を把握させる。把握させる
ものは、例えば、無人搬送台車10の誘導走
行するクリーンルーム内のクリーン度やグレ
ーテイング上での走行状態の有無並びに気流
方向の情報である。
ステツプ(ロ)…クリーン度が高い場合では、無人搬
送台車10が誘導走行することでクリーンル
ーム内での発塵粒子数を増加する。このた
め、極力発塵粒子数を押える必要があるの
で、ステツプ(ホ)へジヤンプして排風モータ8
5を起動する制御信号を出力する。一方、ク
リーン度が低い場合では、クリーンルーム内
での無人搬送台車10の誘導走行による発塵
粒子数があまり変化しないためステツプ(ヘ)へ
ジヤンプし、排風モータ85を停止させる制
御信号を出力する。
ステツプ(ハ)…無人搬送台車10がグレーテイング
上を走行している場合では、誘導走行により
発生する発塵粒子数がグレーテイング下に落
下されるため、ステツプ(ヘ)へジヤンプする。
そうでなければ、ステツプ(ホ)へジヤンプす
る。
ステツプ(ニ)…無人搬送台車10がクリーンルーム
内での気流方向に対して反対方向に誘導走行
する場合ではステツプ(ホ)へジヤンプし、そう
でなければステツプ(ヘ)へ進む。特に、気流方
向に対して反対方向に誘導走行する場合では
クリーンルーム内での発塵粒子数が増大する
傾向がある。したがつて、排風モータ85を
起動して発塵粒子数を減少させる。
これによつて、無人搬送台車がクリーンルーム
内を誘導走行する場合の発塵粒子数を制御するこ
とができるので、掃除装置の省エネルギー化と共
にクリーン度の制御も可能になる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、小型の掃除装置の起動停止動
作で無人搬送台車の走行状態変化に対応して発塵
粒子数を低減することができ、かつ省エネルギー
化を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
図は本考案を適用した無人搬送台車の一実施例を
示す斜視構成図、第3図は掃除装置の制御ブロツ
ク図、第4図は掃除装置の制御ブロツク図、第5
図は他の制御手段を示した制御ブロツク図であ
る。 10……無人搬送台車、30……車輪、50…
…走行機構、54……速度検出器、60……操舵
機構、70……誘導検出器、80……塵芥発生
部、81……掃除装置、82……吸込部、84…
…排風機、85……排風モータ、87……塵芥除
去フイルタ、100……制御装置、130……上
位計算機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クリーンルーム内の走行路上を誘導走行する無
    人搬送台車の発塵吸収装置において、 前記発塵吸収装置は、排風機と、該排風機の吸
    入側に接続したものであつて車輪の後方の近傍に
    おいて走行路側に向けてに開口した吸込部と、前
    記排風機の吐出側に接続した塵埃除去フイルタと
    からなり、 旋回および加減速走行の場合に前記発塵吸収装
    置を起動させる制御装置を備えたこと、 を特徴とする無人搬送台車の発塵吸収装置。
JP13270786U 1986-09-01 1986-09-01 Expired - Lifetime JPH0517681Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13270786U JPH0517681Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13270786U JPH0517681Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6339710U JPS6339710U (ja) 1988-03-15
JPH0517681Y2 true JPH0517681Y2 (ja) 1993-05-12

Family

ID=31032345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13270786U Expired - Lifetime JPH0517681Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0517681Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6339710U (ja) 1988-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0517681Y2 (ja)
JP3096934B2 (ja) 無人搬送台車の制御装置
JPS63231506A (ja) 無人搬送車
JP3222240B2 (ja) 無人搬送車を用いた作業ライン
JPS60248475A (ja) 横行可能の無人車
JP7405053B2 (ja) 無人搬送車
JP3168055B2 (ja) 安全バンパ付車両搬送車
JPS6265110A (ja) 無人車の障害物検出方法
JPS61119475A (ja) 電動機式動力舵取装置
CN210555249U (zh) 一种激光导航搬运装置
CN211710713U (zh) 转向架转运agv小车
JPS59122606U (ja) 無人搬送車の制御装置
JPH0630809U (ja) 無人搬送車の制御装置
JPH1011138A (ja) 無人搬送台車
KR900005428B1 (ko) 무궤도 자주형 무인반송차의 속도 조절방식
JPH0661045B2 (ja) 無人車の走行制御方法
JPH10181882A (ja) クリーンルーム用無人搬送車
JPH0273409A (ja) 電動式牽引車
JPH0840686A (ja) 無軌道式運搬台車の走行制御方法
JPH02303795A (ja) 無人搬送車の安全装置
JPH04322307A (ja) 走行車
JPH0820901B2 (ja) 無人搬送車の走行方法
JP2000122723A (ja) 無人搬送車
JPH0630807U (ja) 無人搬送車の制御装置
JPS6017508A (ja) 無人車