JPH05176526A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH05176526A
JPH05176526A JP3340578A JP34057891A JPH05176526A JP H05176526 A JPH05176526 A JP H05176526A JP 3340578 A JP3340578 A JP 3340578A JP 34057891 A JP34057891 A JP 34057891A JP H05176526 A JPH05176526 A JP H05176526A
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JP
Japan
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power supply
voltage
circuit
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input
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JP3340578A
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Yukio Yamanaka
幸男 山中
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】昇圧型チョッパーを用いた電源装置において、
交流電源からの入力電流の高次高調波成分を低減しなが
ら、負荷に供給される直流出力電圧を低減する。 【構成】交流電源ACを整流するダイオードブリッジD
Bの出力端にインダクタL1 及びスイッチング素子とし
てのMOSトランジスタQ1 を直列に接続し、このMO
SトランジスタQ1 と並列に、ダイオードD1 及び平滑
用コンデンサC1 を直列に接続して成る電源装置におい
て、少なくとも交流電源ACの電源電圧のピーク値を含
む期間の出力を抑制させる手段を設けた。 【効果】平滑用のコンデンサC1 やその他の回路素子の
耐圧を下げることができると共に、チョッパー回路のイ
ンダクタL1 に流れる電流のピーク値を下げることがで
きるので、インダクタL1 の飽和も起こりにくく、小型
化が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商用交流電圧を入力と
し、平滑コンデンサに直流電圧を得るための電源装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、商用電源の交流電圧を整流平滑し
て直流電圧に変換し、この直流電圧をインバータによっ
て高周波に変換して放電灯に供給し、放電灯を高周波点
灯させる放電灯点灯装置が広く用いられている。この種
の放電灯点灯装置において、商用交流電圧の整流出力を
平滑しているのは、放電灯に供給される高周波電流の包
絡線が商用交流電圧の周期で変動しないようにすること
により、放電灯の発光効率を向上させて装置の消費電力
を少なくし、また、光のちらつきを無くして、照明装置
としての性能を向上させるためである。
【0003】しかしながら、商用交流電圧を整流平滑す
ると、商用電源から平滑コンデンサへ流入する電流が商
用交流電圧のピーク値付近でのみ流れることになり、商
用交流電圧の半サイクル毎に休止期間を持つピーク値の
高い入力電流となるため、入力力率が悪く、また、交流
基本周波に対して多くの高次高調波成分を含むことにな
り、同じ交流配電系につながれる他の機器への高周波ノ
イズの混入等の悪影響があった。そのため、入力電流の
力率を高くすると共に、高調波成分を低減し、且つ可能
な限り平坦な直流平滑電圧をインバータに供給するため
に、以下に述べるような回路方式が提案されている。
【0004】図6は従来のチョッパー型の電源装置の回
路図である。交流電源ACはダイオードブリッジDBの
交流入力端に入力されており、ダイオードブリッジDB
の直流出力端には、インダクタL1 とMOSトランジス
タQ1 の直列回路が接続されている。MOSトランジス
タQ1 の両端には、ダイオードD1 を介して平滑用のコ
ンデンサC1 と負荷Zの並列回路が接続されている。M
OSトランジスタQ1 のゲート電極には、制御回路Sか
ら制御信号が入力されている。制御回路Sは平滑用のコ
ンデンサC1 の直流電圧により電源供給されている。M
OSトランジスタQ1 がオンしたときには、インダクタ
1 に電磁エネルギーが蓄積され、MOSトランジスタ
1 がオフしたときに、インダクタL1 の電磁エネルギ
ーがダイオードD1 を介してコンデンサC1 に放出され
る。このとき、インダクタL1 の両端に発生する電圧が
ダイオードブリッジDBの直流出力電圧に重畳されるの
で、コンデンサC1 には、ダイオードブリッジDBの直
流出力電圧のピーク値よりも昇圧された電圧が充電され
る。したがって、入力電流波形は商用交流入力電圧の全
区間において、高周波の三角波電流が流れることになる
が、適当なインダクタ及びコンデンサにより三角波の谷
埋めを行うことにより、低周波の正弦波状の入力電流と
なる。
【0005】以下、上記回路の動作を図7に示した要部
回路図に基づいて解析する。図中、Vinはチョッパー
回路の入力電圧であり、Voutはチョッパー回路の出
力電圧である。図8はインダクタL1 に流れる電流の波
形図である。今、入力電圧をVin、出力電圧をVou
t、スイッチング素子Q1 のオン期間をt1 、オフ期間
をt2 とすると、スイッチング素子Q1 がオンのときに
インダクタL1 を流れる電流の傾きαは、α=Vin/
1 となる。また、スイッチング素子Q1 がオフのとき
のインダクタL1 を流れる電流が減少していく傾きをβ
とすると、β=(Vout−Vin)/L1 で表すこと
ができる。
【0006】したがって、インダクタL1 を流れる電流
のピーク値をIpとおくと、 Ip=(Vin×t1 )/L1 =(Vout−Vin)×t2 /L1 よって、 t1 =(L1 ×Ip)/Vin t2 =(L1 ×Ip)/(Vout−Vin) となる。この式より明らかなように、出力電圧Vout
が入力電圧Vinよりも低くなると、インダクタL1
流れる電流が減少しないため、チョッパーが正しく動作
しないことになる。さらに、出力電圧Voutが入力電
圧Vinよりも高かったとしても、電圧値が接近してい
れば、オフ期間t2 が長くなる。つまり、インダクタL
1 の充放電電流の周波数をfとすると、f=1/(t1
+t2 )であるから、オフ期間t2 が長くなることは、
動作周波数fが低くなるということであり、インダクタ
1 を流れる三角波電流の谷埋めを行うためのインダク
タ等を非常に大きくしないと、低周波の正弦波状の入力
電流を作ることができない。したがって、通常、チョッ
パー回路の入力電圧Vinに対して、出力電圧Vout
は約50(V)程度は高めに設定しておく。例えば、入
力電圧Vinの実効値が200(V)の場合には、±1
0%の変動を見込んで、出力電圧Voutは数1のよう
に設定する。
【0007】
【数1】
【0008】つまり、出力電圧Voutは350(V)
以上に設定することになる。すると、容量の大きい小型
の電解コンデンサを平滑用コンデンサC1 として使用し
ようとすれば、耐圧の関係上、2個を直列に接続して使
用しなければならない。また、チョッパー回路のスイッ
チング素子Q1 の耐圧を高くしなければならない。さら
に、負荷Zとしてインバータ等を用いる場合には、イン
バータのスイッチング素子の耐圧等も大きくしなければ
ならないという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、昇圧型のチョッパー回路を用いた電源装置におい
て、交流電源からの入力電流の高次高調波成分を低減し
ながら、負荷に供給される直流出力電圧を低減すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、上記
の課題を解決するために、図1に示すように、交流電源
ACを整流するダイオードブリッジDBの出力端にイン
ダクタL1 及びスイッチング素子としてのMOSトラン
ジスタQ1 を直列に接続し、このMOSトランジスタQ
1 と並列に、ダイオードD1 及び平滑用コンデンサC1
を直列に接続して成る電源装置において、少なくとも交
流電源ACの電源電圧のピーク値を含む期間の出力を抑
制させる手段を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明にあっては、交流電源ACを整流するダ
イオードブリッジDBの出力端にインダクタL1 及びス
イッチング素子としてのMOSトランジスタQ1 を直列
に接続し、このMOSトランジスタQ1 と並列に、ダイ
オードD1 及び平滑用コンデンサC1 を直列に接続して
成る電源装置において、少なくとも交流電源ACの電源
電圧のピーク値を含む期間の出力を抑制させる手段を設
けたものであるから、交流電源ACからの入力電流の高
次高調波成分を低減しながら、負荷に供給される直流出
力電圧を低減することができ、平滑用のコンデンサC1
やその他の回路素子の耐圧を低くすることができるもの
である。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の回路図である。
以下、その回路構成について説明する。交流電源ACは
ダイオードブリッジDBの交流入力端に接続されてい
る。ダイオードブリッジDBの直流出力端のプラス側端
子は、インダクタL1 を介してMOSトランジスタQ1
のドレインに接続されている。MOSトランジスタQ 1
のソースは、電流検出用の抵抗R4 を介してダイオード
ブリッジDBの直流出力端のマイナス側端子に接続され
ている。MOSトランジスタQ1 のドレインは、ダイオ
ードD1 を介して平滑用コンデンサC1 の一端に接続さ
れており、平滑用コンデンサC1 の他端はダイオードブ
リッジDBの直流出力端のマイナス側端子に接続されて
いる。平滑用コンデンサC1 に得られる直流電圧は、負
荷Zに供給されている。MOSトランジスタQ1 は、汎
用の集積回路(例えば、シーメンス社製TDA481
4)よりなる制御回路IC1 により制御されている。
【0013】図2は制御回路IC1 の内部等価回路図で
あり、AMPはオペアンプ、MPXは乗算器、CMPは
比較器、FFはRSフリップフロップ、DRVはドライ
バである。図1の回路において、ダイオードブリッジD
Bの直流出力端には、抵抗R 1 ,R2 の直列回路が接続
されており、その整流出力電圧を抵抗R1 ,R2 により
分圧した電圧は、制御回路IC1 の11番ピンを介して
乗算器MPXの第1の入力とされている。また、インダ
クタL1 の2次巻線L2 に得られる出力は、抵抗R3
14番ピンを介してNAND回路と否定回路に入力され
ている。否定回路の出力はRSフリップフロップFFの
出力と共にAND回路に入力され、AND回路の出力は
ドライバDRVを介して2番ピンに出力され、MOSト
ランジスタQ1 のゲートに供給されている。MOSトラ
ンジスタQ1 のソースに直列的に挿入された抵抗R4
両端電圧は、4番ピンを介して比較器CMPの反転入力
端子に入力されている。比較器CMPの出力は、RSフ
リップフロップFFのリセット入力端子Rに入力される
と共に、14番ピンからの入力と共にNAND回路に入
力されており、NAND回路の出力はRSフリップフロ
ップFFのセット端子Sに入力されている。また、平滑
用のコンデンサC1 の両端電圧は、抵抗R5 ,R6 によ
り分圧され、12番ピンを介してオペアンプAMPの反
転入力端子に印加されている。オペアンプAMPの非反
転入力端子には、基準電圧Vrefが印加されている。
オペアンプAMPの出力は、13番ピンに出力されると
共に、乗算器MPXの第2の入力とされている。12番
ピンと13番ピンの間には、発振周期設定用の抵抗R7
とコンデンサC3 の並列回路が接続されている。また、
11番ピンはダイオードD2 とツェナダイオードZD2
を介して12番ピンに接続されている。なお、3番ピン
は電源端子、1番ピンはアース端子であり、コンデンサ
2 から直流低電圧が供給されている。コンデンサC2
は、交流電源ACから抵抗R9 とダイオードブリッジD
Bを介して充電される。コンデンサC2 に得られる直流
電圧は、ツェナダイオードZD1 により規制されてい
る。
【0014】以下、上記回路の動作について説明する。
この回路では、インダクタL1 に流れる電流が無くなる
ことをインダクタL1 の2次巻線L2 で検出して、制限
抵抗R3 を通じて電圧の立ち下がり信号を14番ピンに
与えると、2番ピンよりMOSトランジスタQ1 をオン
させる駆動信号が出力されるものである。この駆動信号
のパルス幅は、次のようにして決定される。平滑用コン
デンサC1 の出力電圧は抵抗R5 と抵抗R6 で分圧され
て、出力電圧のフィードバック用の12番ピンに入力さ
れる。12番ピンは内部オペアンプAMPの反転入力端
子に接続されており、もう一方の非反転入力端子には、
基準電圧Vrefが印加されている。また、ダイオード
ブリッジDBの直流出力端の電圧、つまり、チョッパー
回路の入力電圧Vinを抵抗R1 とR2 で分圧して、1
1番ピンに入力している。そして、前述のオペアンプA
MPの出力と、11番ピンの入力電圧を乗算器MPXに
より乗算し、スイッチング素子Q1 をオンさせる時間幅
を決定している。また、スイッチング素子Q1 のソース
抵抗R4 の検出信号を4番ピンに入力し、スイッチング
素子Q1 を流れる電流を検出している。そして、乗算器
MPXの出力とソース抵抗R4 の両端電圧とを内部の比
較器CMPで比較し、ソース抵抗R4 の両端電圧が高く
なると、スイッチング素子Q1 をオフさせるように動作
する。スイッチング素子Q1 がオフすると、インダクタ
1 の電流は、交流電源ACから、ダイオードブリッジ
DB、インダクタL1 、ダイオードD1 、コンデンサC
1 を通る経路で流れ、コンデンサC1 を充電しながら減
少して行く。やがて、インダクタL1 に電流が流れなく
なると、再び14番ピンに電圧の立ち下がり信号が入
り、再びMOSトランジスタQ1 へ駆動信号が与えら
れ、以後、この動作が繰り返される。
【0015】本実施例では、チョッパー回路の入力電圧
を分圧する抵抗R1 ,R2 の接続点を、ダイオードD2
とツェナダイオードZD2 を通じて、制御回路IC1
12番ピンに接続している。したがって、入力電圧の低
い部分では、ツェナダイオードZD2 が導通しないの
で、通常と全く変わらない動作を行うが、入力電圧の高
い部分では、抵抗R1 、ダイオードD2 、ツェナダイオ
ードZD2 を通じて制御回路IC1 の12番ピンに電流
が流れるため、12番ピンの電圧が高くなる。このた
め、制御回路IC1 では、平滑用のコンデンサC1 の出
力電圧が高くなったと判断して、MOSトランジスタQ
1 がオンされている期間を短くする。つまり、図9
(a)に示すように、入力電圧が或る値V2 以上では、
強制的にMOSトランジスタQ1 のオン期間を短くする
ことにより、図9(b)に示すように、入力電流のピー
ク値を抑えるようにしたものである。ここで、交流入力
電圧のピーク値V1 の近傍で入力電流を抑えなかった場
合のピーク値をI1 、抑えたときのピーク値をI2 とす
ると、同じ動作周波数で動作させた場合の出力電圧Vo
ut 1 及びVout2 はどのようになるかを求める。こ
こで、図9(c)に示すように、入力電流を抑えない場
合のMOSトランジスタQ1 のオン期間をt1 、オフ期
間をt2 とし、図9(d)に示すように、入力電流を抑
えた場合のMOSトランジスタQ1 のオン期間を
1 ’、オフ期間をt2 ’とすると、 I1 =V1 ×t1 /L=(Vout1 −V1 )×t2 /L I2 =V1 ×t1 ’/L=(Vout2 −V1 )×t2 ’/L となる。これを解いて、 Vout1 =V1 ×(1+t1 /t2 ) Vout2 =V1 ×(1+t1 ’/t2 ’) ここで、チョッパー回路の発振周波数をfとすると、t
1 +t2 =t1 ’+t 2 ’=1/fであるので、 t1 =L×I1 /V1 2 =1/f−L×I1 /V1 1 ’=L×I2 /V1 2 ’=1/f−L×I2 /V1 となる。したがって、 昇圧比=Vout2 /Vout1 =(1+t1 ’/t2 ’)/(1+t1 /t2 ) =t2 /t2 ’<1 となる。よって、出力電圧を低減させることができる。
【0016】図3は本発明の第2実施例の回路図であ
る。本実施例では、入力電圧を分圧する抵抗R1 ,R2
の接続点を、反転回路IC2 の入力に接続し、トランジ
スタQ 1 のゲートをダイオードD2 を介して、反転回路
IC2 の出力に接続している。その他の構成は、図1の
回路と同様である。この回路の動作波形図を図8に示
す。図4(a)はチョッパー回路の入力電圧、図4
(b)は交流電源ACからの入力電流、図4(c)はチ
ョッパー回路のスイッチング用のMOSトランジスタQ
1 の駆動信号、図8(d)は反転回路IC2 の出力電圧
である。この実施例では、入力電圧がある設定値V2
越えると、反転回路IC2 の出力がLowレベルに落ち
て、制御回路IC1 の2番ピンより出力される駆動信号
が抵抗R8 とダイオードD2 を通して反転回路IC2
出力によりプルダウンされてしまうため、MOSトラン
ジスタQ1 のゲートへの駆動信号が送られなくなる。し
たがって、この期間は、チョッパーが動作を停止するこ
とになり、見掛け上、入力電圧のピーク値がV1 からV
2 に下がったことになり、チョッパーの出力電圧を下げ
ることができる。
【0017】また、図3と同様の回路で、チョッパー回
路の出力電圧Voutを入力電圧のピーク値以下に設定
することも可能である。その場合の動作波形図を図5に
示す。図5(a)はチョッパー回路の入力電圧であり、
図5(b)は交流電源ACからの入力電流であり、図5
(c)はチョッパー回路のスイッチング用のMOSトラ
ンジスタQ1 の駆動信号である。つまり、出力電圧Vo
ut以下の入力電圧に対しては、チョッパー回路を動作
させ、出力電圧Vout以上の入力電圧に対しては、チ
ョッパー回路を停止させ、交流電源ACからの入力電圧
だけを利用して、コンデンサC1 を充電するものであ
る。この場合、図4(b)に示す入力電流に比べると、
図5(b)に示す入力電流の波形は不連続部分が少な
く、商用交流電圧の正弦波に近い波形となっている。し
たがって、ノイズフィルタを小型化できるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、交流
電源を整流する整流回路の出力端にインダクタ及びスイ
ッチング素子を直列に接続し、スイッチング素子と並列
に、ダイオード及び平滑用コンデンサを直列に接続して
成る電源装置において、少なくとも交流電源からの入力
電圧のピーク値を含む期間はチョッパー回路の出力を弱
めたり、実質的に停止させたりして、出力を抑制するこ
とにより、昇圧比を低く抑えることができ、各部品の耐
圧を下げることができると共に、チョッパー回路のイン
ダクタに流れる電流のピーク値を下げることができるの
で、インダクタの飽和も起こりにくく、小型化が可能に
なるという効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図である。
【図2】本発明の第1実施例に用いる制御回路の回路図
である。
【図3】本発明の第2実施例の回路図である。
【図4】本発明の第2実施例の動作を示す波形図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例の別の動作を示す波形図で
ある。
【図6】従来例の回路図である。
【図7】従来例の要部構成を示す回路図である。
【図8】従来例の動作を示す波形図である。
【図9】従来例の問題点を説明するための波形図であ
る。
【符号の説明】
AC 交流電源 DB ダイオードブリッジ IC1 制御回路 L1 インダクタ Q1 MOSトランジスタ D1 ダイオード C1 平滑用のコンデンサ Z 負荷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流回路の出力端
    にインダクタ及びスイッチング素子を直列に接続し、ス
    イッチング素子と並列に、ダイオード及び平滑用コンデ
    ンサを直列に接続して成る電源装置において、少なくと
    も交流電源の電源電圧のピーク値を含む期間の出力を抑
    制させる手段を設けたことを特徴とする電源装置。
JP3340578A 1991-12-24 1991-12-24 電源装置 Pending JPH05176526A (ja)

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