JPH0517589A - 耐衝撃性ポリプロピレン成形物 - Google Patents
耐衝撃性ポリプロピレン成形物Info
- Publication number
- JPH0517589A JPH0517589A JP3171558A JP17155891A JPH0517589A JP H0517589 A JPH0517589 A JP H0517589A JP 3171558 A JP3171558 A JP 3171558A JP 17155891 A JP17155891 A JP 17155891A JP H0517589 A JPH0517589 A JP H0517589A
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- polypropylene
- ethylene
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- propylene
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Abstract
(57)【要約】
【構成】実質的にシンジオタクチック構造を有するポリ
プロピレンとエチレンとプロピレンの共重合体からなる
組成物を押出成形してなる耐衝撃性ポリプロピレン成形
物。 【効果】耐衝撃性に優れしかも表面に浮きだすことのな
い成形物が提供できる。
プロピレンとエチレンとプロピレンの共重合体からなる
組成物を押出成形してなる耐衝撃性ポリプロピレン成形
物。 【効果】耐衝撃性に優れしかも表面に浮きだすことのな
い成形物が提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐衝撃性ポリプロピレン
樹脂成形物に関する。詳しくは実質的にシンジオタクチ
ック構造のポリプロピレンとエチレンとプロピレンの共
重合体からなり、しかも成形物としたものの表面にエチ
レンとプロピレンの共重合体の浮きだしなどの問題のな
い成形物に関する。
樹脂成形物に関する。詳しくは実質的にシンジオタクチ
ック構造のポリプロピレンとエチレンとプロピレンの共
重合体からなり、しかも成形物としたものの表面にエチ
レンとプロピレンの共重合体の浮きだしなどの問題のな
い成形物に関する。
【0002】
【従来の技術】シンジオタクチックポリプロピレンにつ
いては古くよりその存在は知られていたが従来のバナジ
ウム化合物とエーテルおよび有機アルミニウムからなる
触媒で低温重合する方法はシンジオタクティシティーが
悪く、シンジオタクチックなポリプロピレンの特徴を表
しているとは言い難く、ましてやエチレンとプロピレン
の共重合体は結晶性のポリプロピレンとは言い難いもの
であった。これに対して、J.A.EWENらにより非対称な配
位子を有する遷移金属触媒成分とアルミノキサンからな
る触媒によってシンジオタクチックペンタッド分率が0.
7 を越えるようなタクティシティーの良好なポリプロピ
レンを得られることが初めて発見された(J.Am.Chem.So
c.,1988,110,6255-6256) 。
いては古くよりその存在は知られていたが従来のバナジ
ウム化合物とエーテルおよび有機アルミニウムからなる
触媒で低温重合する方法はシンジオタクティシティーが
悪く、シンジオタクチックなポリプロピレンの特徴を表
しているとは言い難く、ましてやエチレンとプロピレン
の共重合体は結晶性のポリプロピレンとは言い難いもの
であった。これに対して、J.A.EWENらにより非対称な配
位子を有する遷移金属触媒成分とアルミノキサンからな
る触媒によってシンジオタクチックペンタッド分率が0.
7 を越えるようなタクティシティーの良好なポリプロピ
レンを得られることが初めて発見された(J.Am.Chem.So
c.,1988,110,6255-6256) 。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記J.A.EWENらによる
方法は遷移金属当たりの活性が良好であり、しかも得ら
れるポリマーのタクティシティーが高く、ポリマーの物
性は比較的バランスの良好なものであるが、低温の耐衝
撃性が不良であるという問題があった。これに対して
は、エチレンとプロピレンの共重合体を混合することが
考えられ、その様なものは物性の向上に効果があるが、
成形物とした時、アイソタクチックポリプロピレンをベ
ースとしたものと異なり表面にエチレンとプロピレンの
共重合体が浮きだすという問題があった。
方法は遷移金属当たりの活性が良好であり、しかも得ら
れるポリマーのタクティシティーが高く、ポリマーの物
性は比較的バランスの良好なものであるが、低温の耐衝
撃性が不良であるという問題があった。これに対して
は、エチレンとプロピレンの共重合体を混合することが
考えられ、その様なものは物性の向上に効果があるが、
成形物とした時、アイソタクチックポリプロピレンをベ
ースとしたものと異なり表面にエチレンとプロピレンの
共重合体が浮きだすという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題を
解決して耐衝撃性に優れ、しかも成形物の表面に問題の
ない、物性バランスに優れたポリプロピレンの成形物に
ついて鋭意探索し本発明を完成した。
解決して耐衝撃性に優れ、しかも成形物の表面に問題の
ない、物性バランスに優れたポリプロピレンの成形物に
ついて鋭意探索し本発明を完成した。
【0005】即ち本発明は、実質的にシンジオタクチッ
ク構造を有するポリプロピレンとエチレンとプロピレン
の共重合体からなる組成物を押出成形してなる耐衝撃性
ポリプロピレン成形物である。
ク構造を有するポリプロピレンとエチレンとプロピレン
の共重合体からなる組成物を押出成形してなる耐衝撃性
ポリプロピレン成形物である。
【0006】以下に本発明の成形物についてその製造方
法を説明することで詳細に示す。
法を説明することで詳細に示す。
【0007】本発明の組成物の一成分である実質的にシ
ンジオタクチック構造のポリプロピレンを合成するに好
適な触媒としては、上記文献に記載された化合物が例示
できるが、異なる構造であってもプロピレンの単独重合
体を製造した時、得られる重合体のシンジオタクチック
ペンタッド分率(A.Zambelliら Macromolecules vol6 6
87(1973),同 vol 8 925(1975)) 0.7 以上程度の比較的
タクティシティーが高い重合体を与える触媒系であれば
利用可能であり、例えば、非対称な配位子を有する遷移
金属化合物と有機アルミニウムからなる触媒系が有効で
ある。
ンジオタクチック構造のポリプロピレンを合成するに好
適な触媒としては、上記文献に記載された化合物が例示
できるが、異なる構造であってもプロピレンの単独重合
体を製造した時、得られる重合体のシンジオタクチック
ペンタッド分率(A.Zambelliら Macromolecules vol6 6
87(1973),同 vol 8 925(1975)) 0.7 以上程度の比較的
タクティシティーが高い重合体を与える触媒系であれば
利用可能であり、例えば、非対称な配位子を有する遷移
金属化合物と有機アルミニウムからなる触媒系が有効で
ある。
【0008】好適な触媒系の例としては上記文献に記載
されたイソプロピル(シクロペンタジエニル-1- フルオ
レニル) ハフニウムジクロリド、あるいはイソプロピル
(シクロペンタジエニル-1- フルオレニル) ジルコニウ
ムジクロリドなどが例示され、また有機アルミニウムと
してはアルミノキサンあるいはアルキルアルミニウムが
例示でき、アルミノキサンとしては、アルキルアルミニ
ウムを水で縮合した形状のものが例示でき、特にメチル
アルミノキサンが有効であり、重合度として、5 以上好
ましくは10以上のものが利用される。
されたイソプロピル(シクロペンタジエニル-1- フルオ
レニル) ハフニウムジクロリド、あるいはイソプロピル
(シクロペンタジエニル-1- フルオレニル) ジルコニウ
ムジクロリドなどが例示され、また有機アルミニウムと
してはアルミノキサンあるいはアルキルアルミニウムが
例示でき、アルミノキサンとしては、アルキルアルミニ
ウムを水で縮合した形状のものが例示でき、特にメチル
アルミノキサンが有効であり、重合度として、5 以上好
ましくは10以上のものが利用される。
【0009】上記遷移金属触媒成分に対するアルミノキ
サンの使用割合としては10〜1000000 モル倍、通常50〜
5000モル倍である。またアルキルアルミニウムと安定ア
ニオン、あるいはそれを発生する化合物を組み合わせた
ものも利用できる。
サンの使用割合としては10〜1000000 モル倍、通常50〜
5000モル倍である。またアルキルアルミニウムと安定ア
ニオン、あるいはそれを発生する化合物を組み合わせた
ものも利用できる。
【0010】また重合条件については特に制限はなく不
活性媒体を用いる溶媒重合法、或いは実質的に不活性媒
体の存在しない塊状重合法、気相重合法も利用できる。
重合温度としては−100 〜200 ℃、重合圧力としては常
圧〜100 kg/cm2 で行うのが一般的である。好ましくは
−100 〜100 ℃、常圧〜50kg/cm2 である。
活性媒体を用いる溶媒重合法、或いは実質的に不活性媒
体の存在しない塊状重合法、気相重合法も利用できる。
重合温度としては−100 〜200 ℃、重合圧力としては常
圧〜100 kg/cm2 で行うのが一般的である。好ましくは
−100 〜100 ℃、常圧〜50kg/cm2 である。
【0011】また重合に際し10重量%以下の量でエチレ
ン、あるいは炭素数4以上のα−オレフィン、例えばブ
テン-1、ペンテン-1、ヘキセン-1、ヘプテン-1、4-メチ
ルペンテン-1、を共重合することは可能であり、10重量
%より多いと組成物の物性が不良となり好ましくない。
ン、あるいは炭素数4以上のα−オレフィン、例えばブ
テン-1、ペンテン-1、ヘキセン-1、ヘプテン-1、4-メチ
ルペンテン-1、を共重合することは可能であり、10重量
%より多いと組成物の物性が不良となり好ましくない。
【0012】ここで実質的にシンジオタクチック構造で
あるとはプロピレンの単独重合体にあってはシンジオタ
クチックペンタッド分率として0.6 以上好ましくは0.7
以上であるものであり、0.6 より小さいものでは、結晶
性のポリプロピレンとしての特性が充分でなく物性が不
良であり好ましくない。
あるとはプロピレンの単独重合体にあってはシンジオタ
クチックペンタッド分率として0.6 以上好ましくは0.7
以上であるものであり、0.6 より小さいものでは、結晶
性のポリプロピレンとしての特性が充分でなく物性が不
良であり好ましくない。
【0013】また他のα−オレフィンとの共重合体にあ
っては1,2,4−トリクロロベンゼン溶液で測定した
13C-NMR で約20.2ppm に観測されるピーク強度がプロピ
レン単位の全メチル基に帰属されるピーク強度の0.3 以
上、好ましくは0.5 以上であるものであり、0.3 より小
さいと物性が不良であり好ましくない。また分子量とし
ては135 ℃のテトラリン溶液で測定した極限粘度として
0.1 〜20、好ましくは0.5 〜10程度である。
っては1,2,4−トリクロロベンゼン溶液で測定した
13C-NMR で約20.2ppm に観測されるピーク強度がプロピ
レン単位の全メチル基に帰属されるピーク強度の0.3 以
上、好ましくは0.5 以上であるものであり、0.3 より小
さいと物性が不良であり好ましくない。また分子量とし
ては135 ℃のテトラリン溶液で測定した極限粘度として
0.1 〜20、好ましくは0.5 〜10程度である。
【0014】本発明に用いるエチレンとプロピレンの共
重合体はエチレン含量として10〜95wt%、特に15〜90wt
%であるのが好ましく、この範囲を外れると耐衝撃性の
改良に効果がない。ここでエチレンの一部を炭素数4以
上のα−オレフィンで代替することも可能であるがその
量は多くともエチレンの半量である。また共重合体の分
子量としては135 ℃のテトラリン溶液で測定した極限粘
度として0.1 〜20、好ましくは0.5 〜15程度である。0.
1 未満では耐衝撃性の改良効果がなく、20より大きい場
合はシンジオタクティックポリプロピレンへの分散が悪
く耐衝撃性が不良となる。
重合体はエチレン含量として10〜95wt%、特に15〜90wt
%であるのが好ましく、この範囲を外れると耐衝撃性の
改良に効果がない。ここでエチレンの一部を炭素数4以
上のα−オレフィンで代替することも可能であるがその
量は多くともエチレンの半量である。また共重合体の分
子量としては135 ℃のテトラリン溶液で測定した極限粘
度として0.1 〜20、好ましくは0.5 〜15程度である。0.
1 未満では耐衝撃性の改良効果がなく、20より大きい場
合はシンジオタクティックポリプロピレンへの分散が悪
く耐衝撃性が不良となる。
【0015】該共重合体を製造するに好適な触媒として
は、上記触媒の他にアイソタクティックポリプロピレ
ン、アタクティックポリプロピレンを与える触媒等が挙
げられる。これらを用いてエチレンとプロピレンを重合
することで得られる共重合体が利用でき共重合体の構造
は特定されず、触媒系、重合条件については特定されな
い。
は、上記触媒の他にアイソタクティックポリプロピレ
ン、アタクティックポリプロピレンを与える触媒等が挙
げられる。これらを用いてエチレンとプロピレンを重合
することで得られる共重合体が利用でき共重合体の構造
は特定されず、触媒系、重合条件については特定されな
い。
【0016】本発明において上記実質的にシンジオタク
チック構造のポリプロピレンとエチレンとプロピレンの
共重合体の量比としては30/70〜98/2、より好ましく
は45/55〜95/5程度である。30/70より小さいと剛性
が不良であり、98/2を越えると耐衝撃性が不良であ
る。
チック構造のポリプロピレンとエチレンとプロピレンの
共重合体の量比としては30/70〜98/2、より好ましく
は45/55〜95/5程度である。30/70より小さいと剛性
が不良であり、98/2を越えると耐衝撃性が不良であ
る。
【0017】本発明の成形物を製造するに用いる組成物
は上記2成分を良好な混合が可能な混練機を用いて混合
することで得ることができる。また、はじめにプロピレ
ンを重合しついでエチレンとプロピレンを共重合する、
いわゆるブロック共重合法によって製造することができ
る。
は上記2成分を良好な混合が可能な混練機を用いて混合
することで得ることができる。また、はじめにプロピレ
ンを重合しついでエチレンとプロピレンを共重合する、
いわゆるブロック共重合法によって製造することができ
る。
【0018】本発明の組成物を製造するに利用する混練
機としては、押出機、2軸のスクリューを設けた押出
機、バンバリー式混練機などが利用できる。混練の温度
としては150 〜350 ℃、好ましくは180 〜300 ℃であ
る。
機としては、押出機、2軸のスクリューを設けた押出
機、バンバリー式混練機などが利用できる。混練の温度
としては150 〜350 ℃、好ましくは180 〜300 ℃であ
る。
【0019】本発明においては上記組成物はついで押出
成形によってシート状あるいは筒状、棒状に成形され
る。成形条件としては、50cm/min〜300cm/min の比較的
遅い押出条件である必要がある。
成形によってシート状あるいは筒状、棒状に成形され
る。成形条件としては、50cm/min〜300cm/min の比較的
遅い押出条件である必要がある。
【0020】本発明において重要なのは押出成形するこ
とであり、理由は不明であるが射出成形、プレス成形な
どの条件で成形すると成形物の表面に共重合体がでてく
るという問題がある。
とであり、理由は不明であるが射出成形、プレス成形な
どの条件で成形すると成形物の表面に共重合体がでてく
るという問題がある。
【0021】
【実施例】以下に実施例を示しさらに本発明を説明す
る。
る。
【0022】実施例1 常法にしたがって合成したイソプロピルシクロペンタジ
エニル-1- フルオレンをリチウム化し、四塩化ジルコニ
ウムと反応し再結晶することで得たイソプロピル(シク
ロペンタジエニル-1- フルオレニル) ジルコニウムジク
ロリド0.2gと東ソー・アクゾ(株)製メチルアルミノキ
サン(重合度16.1)30g を用い、内容積200 リットルの
オートクレーブで、プロピレンを挿入することで重合圧
力3kg/cm2-G に保って20℃で2時間重合し、ついでメ
タノールとアセト酢酸メチルで脱灰処理し塩酸水溶液で
洗浄し、ついで濾過して5.6 kgのシンジオタクチックポ
リプロピレンを得た。
エニル-1- フルオレンをリチウム化し、四塩化ジルコニ
ウムと反応し再結晶することで得たイソプロピル(シク
ロペンタジエニル-1- フルオレニル) ジルコニウムジク
ロリド0.2gと東ソー・アクゾ(株)製メチルアルミノキ
サン(重合度16.1)30g を用い、内容積200 リットルの
オートクレーブで、プロピレンを挿入することで重合圧
力3kg/cm2-G に保って20℃で2時間重合し、ついでメ
タノールとアセト酢酸メチルで脱灰処理し塩酸水溶液で
洗浄し、ついで濾過して5.6 kgのシンジオタクチックポ
リプロピレンを得た。
【0023】このポリプロピレンは13C-NMR によればシ
ンジオタクチックペンタッド分率は0.935 であり、135
℃テトラリン溶液で測定した極限粘度(以下ηと略記)
は1.45、1,2,4−トリクロロベンゼンで測定した重
量平均分子量と数平均分子量との比(以下、MW/MN と略
記)は2.2 であった。
ンジオタクチックペンタッド分率は0.935 であり、135
℃テトラリン溶液で測定した極限粘度(以下ηと略記)
は1.45、1,2,4−トリクロロベンゼンで測定した重
量平均分子量と数平均分子量との比(以下、MW/MN と略
記)は2.2 であった。
【0024】このシンジオタクティックポリプロピレン
70重量部に三井石油化学(株)製のエチレン−プロピレ
ン共重合体(エチレン含量73%、タフマ−P0280 )30重
量部を加え、池貝鉄工(株)製の30mmφの押出機(池貝
PCM30)を用い210 ℃(100rpm)で混練してペレットと
した。このペレットを用いて、大阪精機工作(株)製の
40mm押出機に幅200mm のダイを取りつけ、厚さ2 mmのシ
ートを成形した。
70重量部に三井石油化学(株)製のエチレン−プロピレ
ン共重合体(エチレン含量73%、タフマ−P0280 )30重
量部を加え、池貝鉄工(株)製の30mmφの押出機(池貝
PCM30)を用い210 ℃(100rpm)で混練してペレットと
した。このペレットを用いて、大阪精機工作(株)製の
40mm押出機に幅200mm のダイを取りつけ、厚さ2 mmのシ
ートを成形した。
【0025】このシートについて以下の物性を測定し
た。 ・曲げ剛性度:kg/cm2 ASTM D747 (23℃) ・引張降伏強さ:kg/cm2 ASTM D638 (23℃) ・伸び:% ASTM D638 (23℃) ・アイゾット(ノッチ付)衝撃強度:kg・cm/cm ASTM D
256 (23℃、−10℃) ・ヘイズ:% ASTM D1003に準拠した。 曲げ剛性度は3000kg/cm2 、引張降伏強さは 165kg/cm
2 、伸びは323 %、アイゾット衝撃強度は61、64(それ
ぞれ23℃、−10℃) kg・cm/cmであり、ヘイズは23%で
あった。また25℃で30日保存後に表面を観測したところ
浮きだしは観測されなかった。
た。 ・曲げ剛性度:kg/cm2 ASTM D747 (23℃) ・引張降伏強さ:kg/cm2 ASTM D638 (23℃) ・伸び:% ASTM D638 (23℃) ・アイゾット(ノッチ付)衝撃強度:kg・cm/cm ASTM D
256 (23℃、−10℃) ・ヘイズ:% ASTM D1003に準拠した。 曲げ剛性度は3000kg/cm2 、引張降伏強さは 165kg/cm
2 、伸びは323 %、アイゾット衝撃強度は61、64(それ
ぞれ23℃、−10℃) kg・cm/cmであり、ヘイズは23%で
あった。また25℃で30日保存後に表面を観測したところ
浮きだしは観測されなかった。
【0026】比較例1 実施例1 のペレットを用い小松製作所(株)製の射出成
形機を用い厚さ2mm の成形物を得、同様に物性を測定し
たところ、曲げ剛性度は2600kg/cm2 、引張降伏強さは
157kg/cm2 、伸びは420 %、アイゾット衝撃強度は6
1、64(それぞれ23℃、−10℃) kg・cm/cmであり、ヘ
イズは25%であった。また25℃で30日保存後に表面を観
測したところ浮きだしが観測され、ヘイズも72%に低下
していた。
形機を用い厚さ2mm の成形物を得、同様に物性を測定し
たところ、曲げ剛性度は2600kg/cm2 、引張降伏強さは
157kg/cm2 、伸びは420 %、アイゾット衝撃強度は6
1、64(それぞれ23℃、−10℃) kg・cm/cmであり、ヘ
イズは25%であった。また25℃で30日保存後に表面を観
測したところ浮きだしが観測され、ヘイズも72%に低下
していた。
【0027】
【発明の効果】本発明の成形物は物性バランスに優れて
おり、しかも表面に浮きだすなどの問題がなく、工業的
に極めて価値がある。
おり、しかも表面に浮きだすなどの問題がなく、工業的
に極めて価値がある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23:12
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 実質的にシンジオタクチック構造を有す
るポリプロピレンとエチレンとプロピレンの共重合体か
らなる組成物を押出成形してなる耐衝撃性ポリプロピレ
ン成形物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17155891A JP3251607B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 耐衝撃性ポリプロピレン成形物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17155891A JP3251607B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 耐衝撃性ポリプロピレン成形物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517589A true JPH0517589A (ja) | 1993-01-26 |
JP3251607B2 JP3251607B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=15925365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17155891A Expired - Fee Related JP3251607B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 耐衝撃性ポリプロピレン成形物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3251607B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6632885B2 (en) | 1999-04-13 | 2003-10-14 | Mitsui Chemicals, Inc. | Soft syndiotactic polypropylene composition and molded product |
EP1661921A1 (en) | 2004-11-26 | 2006-05-31 | Mitsui Chemicals, Inc. | Synthetic lubricating oil and lubricating oil composition thereof |
US7253234B2 (en) | 2003-02-14 | 2007-08-07 | Mitsui Chemicals, Inc. | Syndiotactic propylene polymer composition |
WO2008059895A1 (fr) * | 2006-11-17 | 2008-05-22 | Mitsui Chemicals, Inc. | Film en résine de polypropylène et son utilisation |
WO2011142345A1 (ja) | 2010-05-11 | 2011-11-17 | 三井化学株式会社 | 潤滑油組成物 |
JP2012132024A (ja) * | 2006-01-20 | 2012-07-12 | Mitsui Chemicals Inc | プロピレン系重合体組成物およびその用途 |
JP2013209666A (ja) * | 2006-11-17 | 2013-10-10 | Mitsui Chemicals Inc | ポリプロピレン系樹脂フィルムおよびその用途 |
US9382356B2 (en) | 2005-05-18 | 2016-07-05 | Mitsui Chemicals, Inc. | Catalyst for olefin polymerization, method for producing olefin polymer, method for producing propylene-based copolymer, propylene polymer, propylene-based polymer composition, and use of those |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP17155891A patent/JP3251607B2/ja not_active Expired - Fee Related
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