JPH0517551B2 - - Google Patents

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JPH0517551B2
JPH0517551B2 JP63070310A JP7031088A JPH0517551B2 JP H0517551 B2 JPH0517551 B2 JP H0517551B2 JP 63070310 A JP63070310 A JP 63070310A JP 7031088 A JP7031088 A JP 7031088A JP H0517551 B2 JPH0517551 B2 JP H0517551B2
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JP
Japan
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chlorinated polyethylene
weight
sheet
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polyethylene
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JP63070310A
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Masao Higashijima
Hiroyuki Takana
Hiromi Sasaki
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Osaka Soda Co Ltd
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Daiso Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はトナーを用いる静電印刷法により得ら
れた複写画像をさらに後定着する方法に関する。 (従来の技術) 最近における複写技術の進展は目覚しいものが
あり、従来のモノクロ(白黒)複写からフルカラ
ーによる、いわゆるカラー複写へと次第に移行し
つつある。カラー複写の場合三色の色素、すなわ
ち、赤(マゼンタ)、黄(アゾ系)、青(シアニン
系)あるいは黒(カーボンブラツク)を含む四種
のトナーが用いられ、これらが塗り重ねられて原
画に忠実な色が再現される。 (発明が解決しようとする課題) このような現在までのモノクロもしくはカラー
複写機において、特にカラー複写機においては、
周知のとおり、原画の色をエレクトロニクス技術
を利用して三色に解像しこれをコンピユーター等
で読み取つた後トナー比率を定め原画の色彩が再
現されるようになつており、理論上黒色は上記三
色で出来るが、カラーバランス調整(画像により
配色比を変える)をする場合には、本来の黒色よ
り色調がずれるため最後に黒色トナーが付加され
る方法もとられている。すなわち、原画の画像が
中間色や黒色味が多い程異色トナーの塗り重ねが
多くなり、中でも黒色部は四層に色塗りが重ねら
れることになる。このように多層にトナー層が形
成されるため複写機による瞬時の加熱では定着が
不十分となり指定複写用紙(以下単にPPCとい
う)を用いてもこの傾向は変らない。例えば複写
したシートを折り曲げたり、揉んだりあるいは強
く擦つたりするとその部分の画像が脱落しPPC
の白色表面が露出し複写画像が損われるという問
題があつた。ましてPPC以外のトナーの付着性
が乏しい合成樹脂を用いた被印刷体などはこの傾
向が強いので、この種の被印刷体を用いる場合実
用に耐える複写を行うことはできなかつた。この
ような問題は程度の差はあつてもモノクロ複写機
においても同様であつた。 本発明の目的は、トナーを用いる静電印刷法に
より得られた印刷画像に対し、原画の忠実な再現
性を損うことなく、耐磨耗性,耐揉性,シワへの
抵抗性を与え、かつ表面光沢の良い耐汚染性に優
れた強固な定着表面を付与せしめ、塩素化ポリエ
チレン樹脂を用いたシートへの忠実な複写及び確
実な定着性,耐汚染性を与えることにより、かゝ
る素材の広範囲な応用面の開拓が期待できる方法
を提供するにある。 (課題を解決するための手段) すなわち、本発明においては、トナーを用いて
静電印刷法により複写を行うに当り、塩素化ポリ
エチレンを使用した被印刷体面に複写機により複
写した後、さらに160〜250℃で5〜30秒加熱によ
る後処理を施すことにより上記目的を達成せしめ
たものである。 また本発明においては、被印刷体の塩素化ポリ
エチレンに対してはPPC以上の優れた効果が発
揮されることが見出された。さらに塩素化ポリエ
チレン単独のみならずこれを必須成分とする相溶
性の良いポリマー混合物の場合についても同様で
あり、可塑剤を全く使用せずに達成できる。この
ような塩素化ポリエチレンを用いた被印刷体につ
いては、本出願人の出願に係る特願昭62−262309
号記載のものが最も好適に使用できる。 すなわち、このような塩素化ポリエチレンは、
分子量1万〜20万、好ましくは1万〜10万のポリ
エチレンを溶液法又は水性懸濁法により塩素化し
て得られた塩素含量10〜50重量%、好ましくは20
〜45重量%のものが適当である。即ち被印刷体と
して好ましい塩素化ポリエチレンとしては、原料
ポリエチレンのメチレン基10個あたり塩素原子約
0.5〜4個、好ましくは約1〜3個結合している
ものが好ましい。原料ポリエチレンの分子量が1
万未満のものは引張抗張力や耐熱性がなく、特に
熱によつて粘着性を生じるので機器内でのトラブ
ルの原因となる。また強度も小さく被印刷体とし
ての良好な機械特性がない。また分子量が20万を
超えるものでは加工性に難点があり、熱時の流動
性に乏しいのでフイルム加工等の成形が困難であ
る。またトルエン等の有機溶剤に対する溶解性も
小さく、更には他ポリマーとの相溶性も乏しいの
で溶液化が困難であり良好なコーテイング液とは
なり難い。塩素化ポリエチレンの塩素含量が10重
量%未満のものはゴム弾性を有さずブレンド性も
乏しい。また印刷インクとの馴染みも悪く印刷特
性に欠ける。また有機溶剤に対する溶解性もよく
ない。塩素含量が50重量%を超えると樹脂が硬く
なつて弾力性が失われる上加工性も悪くなつて得
られたシート自体の可撓性も消失し、また樹脂自
体も熱に対する安定性が小さくなり好ましくな
い。 本発明に好適な被印刷体は、上記塩素化ポリエ
チレン単独、又は該塩素化ポリエチレン及びこれ
と相溶性のあるポリマーとの混合物に、必要に応
じて充填剤,安定剤,滑剤,顔料,酸化防止剤,
難燃剤,加硫剤,加硫助剤,その他該印刷材料の
分野において通常使用される各種配合剤を添加し
て、これをインフレーシヨン法等によりフイルム
化、あるいは押出機,カレンダーロール,プレス
機等によりシート化したもの、該フイルム又はシ
ートを他種基材又は複合基材と複合ラミネート化
したもの、あるいは上記塩素化ポリエチレン又は
この混合物を有機溶剤に溶かして他種基材又は複
合基材にコーテイングして皮膜化したものなど
様々な形体で用いることができる。 上記塩素化ポリエチレンと相溶性のあるポリマ
ーとしては、ポリ塩化ビニル,ポリエチレン,ポ
リプロピレン,エチレン−酢酸ビニル共重合体,
エチレン−アクリル酸共重合体,エチレン−アク
リル酸エステル共重合体、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン樹脂等の樹脂やクロロプレン
ゴム,ニトリルゴム,ブタジエンゴム,クロロス
ルホン化ポリエチレン,エピクロルヒドリンゴム
等のゴムが挙げられる。これらポリマーとの混合
物の場合塩素化ポリエチレンは混合物中少なくと
も20重量%、好ましくは30重量%以上必要であ
る。 また本発明において用いられる塩素化ポリエチ
レン又は該塩素化ポリエチレン混合物としては引
張抗張力100Kg/cm2以上、引張伸び率100%以上及
び軟化点60℃以上の弾性体であり、しかもこれよ
り得られた被印刷体が絶縁破壊電圧として
500V/mm以上有しているものがゼロツクス法、
フアクシミリ法あるいは光誘電法等の本発明に適
用される静電印刷材料として好適である。これら
の特性をもつポリマーからなる被印刷体は乾式間
接法によるモノクロあるいはモノカラー,フルカ
ラーに及ぶ静電複写により極めて繊細に絵柄や文
字が明瞭に複写された印刷物を与える。本発明の
定着方法を採用した静電印刷物の印刷画像は非常
に安定化しており、折り曲げはもとより手揉みや
水浸漬によつても脱落することがない。 上記塩素化ポリエチレン又は塩素化ポリエチレ
ンを必須成分とする混合物において、引張抗張力
が100Kg/cm2未満のものを用いた場合には、印刷
機より引き出す際に局部的にちぎれる場合があつ
たり、皮膜に力がかゝつて部分的な破壊を生ずる
ことがあるので好ましくない。引張伸び率が100
%未満のものではフレキシブルな印刷材が得られ
ず、印刷時機器への密着性が十分でないので鮮明
な印刷が得られ難い。また本発明においては、印
刷画像として付着したトナーを定着させるために
160〜250℃で5秒〜30秒加熱して画像の融着が行
われるが、軟化点が60℃未満のものでは印刷材自
体が粘着化して正常な印刷が行われ難い。塩素化
ポリエチレン又はこの混合物が弾性体である基準
としては引張弾性率(ASTMD638)が1×104
Kg/cm2以下であることが望ましい。上記基準より
大きいと、印刷時の圧着の際伸びたまま画像が形
成され、画像精度が得られにくい。 上記特性を有する塩素化ポリエチレン又はこの
混合物より得られた被印刷体は絶縁破壊電圧が
500V/mm以上であることが必要である。絶縁破
壊電圧が500V/mm未満の場合には、印刷時電圧
印加によつて絶縁が破壊され、放電により短絡し
て装置が損傷したり、印刷材料自体も十分な帯電
が行われず鮮明な画像形成ができ難い。 上記のように塩素化ポリエチレン又は該塩素化
ポリエチレン混合物をそのままフイルム化又はシ
ート化したものでもよいし、このフイルム又はシ
ートを絶縁破壊電圧500V/mm以上の紙や天然繊
維、合成繊維、化学繊維、鉱物繊維やガラス繊維
等よりなる織布、不織布等の他種基材又はこれら
の複合基材とラミネートしたものでもよい。この
際のフイルム又はシートの厚みとしては通常20〜
200μmのものが良好な印刷特性を得るために好
ましい。また塩素化ポリエチレン又は該塩素化ポ
リエチレン混合物を有機溶剤に溶かして上記基材
に含浸もしくはコーテイングしたものでもよい。
この際の基材への樹脂付着量は5〜200g/m2
範囲が適当である。更に塩素化ポリエチレン又は
塩素化ポリエチレン混合物は加硫剤を用いて加硫
シートとして用いることもできる。使用目的によ
つては加硫により機械強度や反発弾性,耐熱温度
を向上させることが可能である。 本発明において定着処理手段としては、例えば
通常の恒温加熱器、加熱ロール、あるいは反射板
を有する遠赤外線ヒーターを設け、複写された印
刷物を加熱雰囲気中を通過させる方法が挙げられ
る。またこれらの方法は複写機からの排出スピー
ドに合わせて連続処理する方法に適応させること
もできる。これら設備は上記定着条件となるよう
設定し、塩素化ポリエチレンシートあるいは塩素
化ポリエチレン含有シートに十分に安定した印刷
画像を与える。 定着処理温度及び時間は160〜250℃で短時間、
例えば5〜30秒、好ましくは170℃〜250℃で5〜
30秒の範囲で行うことが肝要である。特に200℃
以上では数秒で目的を達成することができる。
160℃に満たない温度では時間をかけても十分な
定着効果は期待できない。また250℃を超えると
被印刷体が変質したり、色彩が変化する等の影響
が現われるようになり好ましくない。上記範囲で
行つた場合が最も効果的に目的を達成することが
できる。一般的には180℃付近の場合5〜20秒程
度が好ましい。 (実施例) 以下実施例によつて本発明を説明する。 各例における印刷画像の定着性の評価は剥離試
験及び折り曲げ試験により行つたが、その評価は
以下の通りである。 剥離試験 印刷面はセハンテープを貼り付け、貼り付け部
をテープの上から指等で画面に圧着した後、テー
プを強く引き剥がして接着した部分の印刷面の状
態を観察 ◎ テープに文字や画像等(以下文字等という)
が何も付かず、印刷面も全く異常なし 〇 テープに文字等の形が薄く付くが、印刷面は
殆んど変化なし △ テープに文字等の形が付き、印刷面の文字等
がやゝ薄くなる × テープに文字等が付き、印刷面の文字等が薄
くなり20%以下剥離する(辛うじて判読でき
る) ×× テープに文字等が付き、印刷面の文字等が
薄くなり20%以上剥離する(判読が困難) 折り曲げ試験 印刷面を外側もしくは内側にして折り曲げ、そ
の稜線を指で強く挟んで稜線に沿つて滑らせた
後、平に戻して折り曲げ部の状態を観察 ◎ 剥離全くなし 〇 稜線に沿つて1〜2%剥離 △ 稜線に沿つて10%以下剥離 × 稜線に沿つて50%以下剥離 ×× 稜線に沿つて50%以上剥離 実施例1比較例1〜2 キヤノンNP5540(キヤノン社製四色モノカラ
ー複写機)を使用し、指定PPC及び後記する塩
素化ポリエチレン系シートの樹脂面にモノカラー
(黒色)で複写印刷した。得られた印刷画像を第
1表に示されるような定着条件で加熱処理を行つ
た。定着は加熱型恒温槽を用いて行つた。得られ
た印刷物について定着性を試験し結果を第1表に
示した。 上記塩素化ポリエチレン系シートは次のように
して作製したラミネートシートを用いた。 分子量2万の低圧法ポリエチレンを水性懸濁下
に塩素化した塩素含量35.1重量%のゴム状塩素化
ポリエチレン25重量部と該低圧法ポリエチレン75
重量部とをよく混合し、この混合物100重量部に
安定剤0.5重量部、滑剤1重量部を加えて熱ロー
ルで混練してシート化し、これをペレタイザーで
ペレツト化した後インフレーシヨン成形機により
厚さ40μmのフイルムとした。このフイルムと上
記PPCとをクロムメツキ板を介して熱圧プレス
しラミネートシートとした。得られたラミネート
シートの絶縁破壊電圧は6.3KV/mmであつた。 一方、上記熱ロールで混練してシート化した塩
素化ポリエチレン−ポリエチレン混合物シートを
金型により熱圧して平滑な表面をもつ厚さ2mmの
シートとした。このシートのJISK−6723による
引張抗張力は253Kg/cm2、引張伸び率705%であ
り、また環球法による軟化温度は125℃、JISC−
2110による絶縁破壊電圧は18.0KV/mm、
ASTMD638による引張弾性率は0.9×104Kg/cm2
であつた。
【表】 実施例 2〜3 分子量2万及び5万の低圧法ポリエチレンを水
性懸濁下に塩素化して塩素含量45.1重量%及び
45.0重量%のゴム状塩素化ポリエチレンを製造し
た。 上記塩素化ポリエチレン各100重量部に安定剤
0.5重量部、滑剤1重量部を添加し熱ロールで混
練してシート化した後熱プレスによつて2mm厚の
シートとした。これらシートは第2表のような物
性を有していた。
【表】
【表】 上記塩素化ポリエチレン各100重量部に対して
酸化チタン6重量部、重質炭酸カルシウム30重量
部、滑剤1重量部、安定剤0.5重量部を添加した
コンパウンドを調製し、これを熱ロールで混練し
た後シート化し、更にペレツト化した。次いでこ
のペレツトをそれぞれ固形分30重量%の溶液とな
る様にトルエンに溶かし、更にペレツト100重量
部に対して加硫剤(「OF−100」ダイソー社製)
0.5重量部、加硫促進剤(「M−181」ダイソー社
製)1重量部を添加して2種類のコーテイング剤
を調製した。 綿100%平織(タテ71本/インチ、ヨコ65本/
インチ、目付85g/m2)の布の裏面を予め澱粉で
目詰めした後平滑処理し、表面には上記それぞれ
のコーテイング剤を塗布して加熱乾燥させた。こ
れら各シートの裏面に酢酸ビニル系接着剤で薄葉
紙(40番手)をラミネートして表面は白色、裏面
は紙張りの不粘着性フレキシブルシートを得た。 上記印刷用シートは実施例2及び実施例3共に
それぞれ厚み0.18mm及び0.20mm、重量152g/m2
及び155g/m2、コーテイング剤の皮膜重量40
g/m2及び38g/m2であつた。また該シートの絶
縁破壊電圧はそれぞれ6.8KV/mmであつた。 キヤノンレーザーコピヤー1を使用して上記被
印刷体の樹脂面に黄,赤,青の単色、緑の中間色
及び黒をコピーし、次いで箱型恒温槽内で180℃
×20秒の定着条件で熱処理を行つた。得られた印
刷物の定着性の試験結果を第3表に示した。
【表】
【表】 実施例 4 分子量12万の低圧法ポリエチレンを水性懸濁下
に塩素化して塩素含量40.3重量%のゴム状塩素化
ポリエチレンを得た。 上記塩素化ポリエチレン100重量部に滑剤1重
量部を添加し110〜130℃熱ロールによつてシート
化し、次いでこれを熱プレスして2mm厚のシート
とした。このシートの軟化温度は85℃であり、引
張抗張力185Kg/cm2、引張伸び率700%、引張弾性
率0.4×104Kg/cm2、絶縁破壊電圧18.5KV/mmで
あつた。 上記塩素化ポリエチレン100重量部、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(「エバーフレツクス
P2505)酢酸ビニル含量25重量%、三井デユポン
ケミカル社製)30重量部、酸化チタン10重量部、
重質炭酸カルシウム30重量部を熱ロールにて混練
しカレンダーロールで引き出して0.18mm厚のフイ
ルムを得た。 ポリエステルオツクス平織生機(タテ52本/イ
ンチ、ヨコ52本/インチ)の片面に上記フイルム
を重ね熱プレスして片面ラミネートのフレキシブ
ル白色シートを得た。このシートは厚み0.22mm、
引張抗張力タテ57.5Kg/cm2,ヨコ39.4Kg/cm2、引
張伸び率タテ25%,ヨコ20%、絶縁破壊電圧
7.1KV/mmであつた。 キヤノンレーザーコピヤー1を用いて上記シー
トの樹脂面にカラフルなデザイン画を複写し忠実
なカラー印刷画像を得た。この印刷画像を箱型恒
温槽内で第4表に示す定着条件で熱処理をした。
得られた印刷物の定着性の試験結果を第4表に示
した。
【表】
【表】 間室温乾燥して行つた。
実施例 5 分子量2万の低圧法ポリエチレンを水性懸濁下
に塩素化して塩素含量23.0重量%の塩素化ポリエ
チレンを得た。この塩素化ポリエチレンについて
実施例1と同様にして測定した引張抗張力は263
Kg/cm2、引張伸び率は570%、軟化温度は113℃、
絶縁破壊電圧は20KV/mm及び引張弾性率は0.8×
104Kg/cm2であつた。 上記塩素化ポリエチレン100重量部、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(実施例4と同じもの)25
重量部、酸化チタン6重量部、重質炭酸カルシウ
ム25重量部を熱ロールで混練し、カレンダーロー
ルで引き出して0.18mm厚のフイルムを得た。この
フイルムと指定PPC紙とを重ねて熱プレスして
ラミネートシートを得た。このラミネートシート
の絶縁破壊電圧は6.1KV/mmであつた。 フジゼロツクス4790(富士ゼロツクス社製)を
使用して上記ラミネートシートの樹脂面に新聞の
株式市況欄を複写した。定着は実施例1と同じ恒
温槽を用いて行つた。印刷物は細字が忠実に複写
されていた。第5表にこのものの定着性の試験結
果を示した。
【表】 (発明の効果) 本発明によつて得られた複写画像は明瞭である
と共に非常によく定着しており、剥離試験や折り
曲げ試験の如き厳しい密着性試験に対しても複写
部分の脱落はなく、被印刷体として塩素化ポリエ
チレンを用いた効果は著しく、複写画像の定着性
は一段と優れている。しかもこの被印刷体はトナ
ーが強力に密着しており、可塑剤を含まないため
経時的な可塑剤溶出による複写画像の滲みや脱離
は勿論、他の印刷物が付着して印刷部を汚染する
おそれもなく永久保存が可能な安定した印刷物を
与える。また塩素化ポリエチレン自体が可撓性を
有すると共に、折り曲げ,手揉みや摩擦に強く、
また耐候性,耐水性,防炎性にも優れており、定
着性の良い複写画像が得られることと相俟つて、
屋外や湿気の多い場所、例えば浴場等のポスター
や看板等の印刷物を製造する方法として有用であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トナーを用いて静電印刷法により複写を行う
    に当り、分子量1万〜20万のポリエチレンを塩素
    化して得られた塩素含量10〜50重量%の塩素化ポ
    リエチレンのシート,上記塩素化ポリエチレンを
    必須成分とする樹脂からなるシート及び印刷面が
    上記塩素化ポリエチレンもしくは上記塩素化ポリ
    エチレンを必須成分とする樹脂で被覆されたシー
    トから選ばれた被印刷体面に複写機により複写を
    行つた後、さらに160〜250℃で5〜30秒加熱によ
    る後処理を施すことを特徴とする静電印刷画像の
    定着方法。 2 被印刷体が、引張抗張力100Kg/cm2以上、引
    張伸び率100%以上及び軟化温度60℃以上を有す
    る弾性体からなる、塩素化ポリエチレン又は該塩
    素化ポリエチレンを必須成分とする樹脂を用いて
    なる、絶縁破壊電圧が500V/mm以上の被印刷体
    である請求項1記載の定着方法。
JP63070310A 1987-10-16 1988-03-23 静電印刷画像の定着方法 Granted JPH01241581A (ja)

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EP88116899A EP0311997B1 (en) 1987-10-16 1988-10-12 Plastics printing material and image fixing method for electrostatic printing with use of same
US07/257,616 US5079097A (en) 1987-10-16 1988-10-14 Plastics printing material and image fixing method for electrostatic printing with use of same
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US07/587,149 US5158853A (en) 1987-10-16 1990-09-24 Plastics printing material and image fixing method for electrostatic printing with use of same

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