JPS6224781A - 陰極線管デイスプレイ用回転台 - Google Patents

陰極線管デイスプレイ用回転台

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JPS6224781A
JPS6224781A JP16429185A JP16429185A JPS6224781A JP S6224781 A JPS6224781 A JP S6224781A JP 16429185 A JP16429185 A JP 16429185A JP 16429185 A JP16429185 A JP 16429185A JP S6224781 A JPS6224781 A JP S6224781A
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JP
Japan
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base
band
ray tube
cathode ray
tube display
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Application number
JP16429185A
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Inventor
Takahiro Komori
敬博 古森
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ディスプレイ用の回転台に関するもので、特
に、テレビジョン受像機或いはコンピュータ等の端末機
等を載置し、水平及び垂直方向の任意の方向に回動させ
る陰極線管ディスプレイ用回転台に関するものである。
[従来の技術] 近年、コンピュータの端末機或いはワードブOセッサの
ディスプレイ用として陰極線管の需要は増加傾向にある
。また、家庭用としても、テレビジョン受像機或いはテ
レビゲーム等にも陰極線管は使用され、陰極線管の用途
も拡大しつつある。
陰極線管をディスプレイ装置として使用する場合は、人
の身長、座高、設置場所等により、その画面の向きを最
も好ましい方向に設定できることが望ましい。
この種の問題に対応する解決手段を得る特許・実用新案
出願の例として、実開昭58−176466号公報、実
開昭58−50565号公報、実開昭51−12251
9号公報等の技術を挙げることができる。
従来の、この種の陰極線管ディスプレイ用回転台として
、第8図に示ず実開昭51−122519号公報の技術
では、テレビジョン受@機キャビネット1の底面へ大径
の円形凹部2及び係止突起3を形成し、円形凹部2の径
と略等径の環状体4の上面へ環状溝5を形成し、下面へ
弾性脚片6を設け、かつ、係合突起7を設け、ボールベ
アリング8を挾んで環状体4を円形凹部2に嵌合し、環
状体4の下面に弾接する係着片9をもって環状体4を保
持したものである。
前記公報に記載の陰極線管ディスプレイ用回転台は上述
のように形成したものであるから、プレビジョン受像線
キャビネット1に水平方向の力を加えれば、ボールベア
リング8が環状溝5内を転勤してキャビネット1は軽(
回動し、その画面の方向を変えることができる。
ぞして、左右に約90度回動じた位置で、突起7が突起
3に係合するので、プレビジョン受@様キTFビネット
1はそれ以上口ることを阻止され、電線やアンテナ線等
が引張られるのを防止できる。
また、環状体4の下面へ係着片9を弾接させて環状体4
を保持したから、環状体40回転に適当な制動が加えら
れ、キャビネット1を回した際に、回1IJIする力を
解けばその位置で停止、慣性によって更に回転して回り
すぎるのを防止できる。
[発明が解決しようとする問題点コ しかし、従来の陰極線管ディスプレイ用回転台は、水平
方向の回動は可能なものの、垂直方向の任意の角度に設
定することはできなかった。この種の陰極線管ディスプ
レイ用回転台で仰角を設定する必要が生じた場合には、
画面を見る者の平均的な身長、座高、設置場所等に基づ
いて、そのテレビジョン受@機のギヤビネットを傾斜す
ることにより設定されていた。しかし、テレビジョン受
像機のキt7ビネツトを傾斜することは、安全性からし
て好ましい設置状態に設定できない場合があるという問
題があった。
また、陰極線管がワードプロセッサ、コンピュータ、テ
レビゲーム等のディスプレイに用いられる場合には、陰
極線管ディスプレイと操作する者との距離が近いことか
ら、操作する者の座高の影響力が大となり、特定の仰角
状態の陰極線管画面では人によっては必ずしも見易い状
態ということはできなかった。
そして、従来の陰極線管ディスプレイ用回転台は、ボー
ルベアリング8として市販のボールベアリングが用いら
れており、この種の陰極線管ディスプレイ用回転台が要
求する性能と必ずしも一致するものではない。即ち、現
今のテレビジョン受像機等は、集積回路化、陰極線管の
軽量化、キtpビネットの合成樹脂化に伴い軽量化され
てきており、機械的強度に富んだボールベアリングを使
用する必要性がなくなつ−(きている。にもかかわらず
、ボールベアリングが占める部品単価のみが高価となり
、陰極線管ディスプレイ用回転台全体が高価となる嫌い
が有った。
更に、上記公知の技術は手動操作に留まる回転台であっ
て、遠隔操作に応用するには必ずしも対応できるもので
はなかった。
そこで、本発明は上記問題点を解決すべく、陰極線管デ
ィスプレイの画面の向きを水平及び垂直方向に安定した
状態で調節可能で、しかも、簡単な構成により廉価で小
形化の可能な陰極線管ディスプレイ用回転台の提供を目
的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明にかかる陰極線管ディスプレイ用回転台は、軸支
したベース基体及び回転部材を、ベース基体を構成する
部材及び回転基体を構成する部材の間に、複数のボール
を挾持するとともに、挾持した複数のボール間隔を保持
する手段によって構成したスラスト荷重受け機構と、前
記回転基体を所定の回動角の範囲内で回動させる制御回
路と、前記制御回路によって駆動される直流モータと、
前記直流モータの回転を減速する減速機構と、前記回転
基体または前記傾角基体の一方に設けた帯状に彎曲した
凸部と、それと嵌合する他方に設けた帯状に彎曲した凹
部からなる嵌合構成部分と、前記傾角基体に設けた帯状
に彎曲した凸部または凹部の上面の帯状に彎曲した凹部
または凸部に形成したラチェット係止面と、前記ベース
基体と回転基体とを軸支した軸に取り付けた前記ラチェ
ット係止面と係合するラチェット係止面材からなるラチ
ェット機構とを具備するものである。
[作用コ 本発明の陰極線管ディスプレイ用回転台においては、固
定側のベース基体を軸支した軸の周囲と、前記ベース基
体の上部にあって、旋回可能に軸支した回転基体の軸の
周囲との間に祷数のボールを介在させるとともに、前記
複数のボールの間隔を防止する手段によって、スラスト
荷重受け構造を形成したものであるから、陰極線管ディ
スプレイ用回転台が廉価で、かつ、その厚みを薄くする
ことができる。
また、回転基体を所定の回動角の範囲内で回動させる制
御回路として、リミットスイッチの接点間にダイオード
を並列接続し、リミットスイッチの動作をダイオードの
方向性で判断するものであるから、簡単で、かつ、部品
点数の少ない回路で、右及び左または上及び上回動角度
限界の検出、及びその間の停止位置の制御を行うことが
できる。
前記制御回路によって駆動される直流モータと、前記直
流モータの回転を減速する減速機構は、ウオーム及びウ
オームホイールによる減速部分を有するものであるから
、停止した回転基体は外力により容易に回転することが
ない。
そして、回転基体または傾角基体の一方に設けた帯状に
彎曲した凸部と、それと嵌合する他方に設けた帯状に彎
曲した凹部からなる嵌合構成部分と、前記傾角基体に設
けた帯状に彎曲した凸部または凹部の上面の帯状に彎曲
した凹部または凸部に形成したラチェット係止面と、前
記ベース基体と回転基体とを軸支した軸に取り付けた前
記ラチェット係止面と係合するラチェット係止面材から
なるラチェット機構により、ラチェット係止面とベース
基体と回転基体とを軸支した軸に取り付けたラチェット
係止面材とを係合させるものであるから、回転基体と傾
角基体との間で垂直方向の角変位を行うことができる。
したがって、陰極線管ディスプレイの仰角制御が可能と
なる。しかも、回転基体と傾角基体とが嵌合する帯状に
彎曲した凹部中心を陰極線管ディスプレイ装置の重心に
一致させれば安定した仰角制御が可能となる。
[実施例] 第1図は本発明の陰極線管ディスプレイ用回転台の一実
施例を示す断面図、第2図は第1図で示°した回転台の
要部を示寸平面図である。
図において、ベース基体10はその略中央部で回転基体
20の略中央部とが、軸16で旋回可能に支持されてお
り、その固定側となるものである。
前記軸16はベース基体10と回転基体20とが容易に
離脱しないような状態に、後述する手段によって取り付
けられており、更に、旋回時の摩擦抵抗を小さくするた
めに、ベース基体10に穿設した複数のボール収容孔1
7に複数のボール15を収納し、そして、回転基体20
とベース基体10との間でそれらの複数のボール15を
挾持し、前記複数のボール15は半径及び円周方向に移
動しないように転勤自在に保持される。前記ベース基体
10には直流モータMが取り付けられており、その直流
モータMの回転軸にはウオーム12が固着されていて、
前記回転基体20の外周に配設されたウオームホイール
部13と噛み合っている。
前記回転基体20の外周には左回動角度限界を設定する
左回動角度限界部材14L及び右回動角度限界を設定す
る右回動角度限界部材14Rが配設されており、ベース
基体10側には前記左回動角度限界部材14Lに対向し
、左回動角度限界部材14Lとともに左回動角度限界を
設定するリミットスイッチし1;が配設され、右回動角
度限界部材14Rとともに右回動角度限界を設定するリ
ミットスイッチRLiが配設されている。
なお、水平方向の旋回を電気的に制御しない場合(手動
の場合)には、前記ベース基体10内の直流モータM、
ウオーム12、回転基体20の外周に配設されたウオー
ムホイール部13等は不要となる。
前記回転基体20を、例えば、合成樹脂等で成型する場
合には、できるだけその厚みが均一化されるようにし、
その歪をできるだけ少なく形成する。前記回転基体20
の略中央部には、上面に凹を呈する帯状に彎曲した凹部
20aが形成されている。前記帯状に彎曲した凹部20
aは傾角基体30に載置するテレビジョン受像様等の陰
極線管ディスプレイ装置の重心をその略中心にした弧状
としている。前記帯状の彎曲した凹部20aには傾角基
体30の、下面に凸状を呈する帯状に彎曲した凸部30
aを嵌合する。前記凸部30aの略中央部には切欠溝3
1が設けられていて、帯状に彎曲した凸部30aと嵌合
する帯状に彎曲した凹部20aの切欠溝31に回転基体
20を貫通した    −軸16が挿通されている。前
記帯状に彎曲した凸部30aと凹部20aは容易に離脱
しないように、頭角基体30の下に凸状を呈している凸
部30aの上面側の凹部には、彎曲面の幅方向に平行に
形成した凹凸線状の起伏により、ラチェット係止面32
が形成されている。前記ラチェット係止面32は、@1
6の上端部で螺子止めされたナツト33で取り付けられ
た合成樹脂性、例えば、ポリアセタール樹脂等の弾性に
富んだ材料で、形成されたラチェット係止面材35の両
端部35aと係合するラチェット機構を構成している。
前記ラチェット係止面32と係合するラチェット係止面
材35は、ベース基体10との間に、ラチェット係止面
32を介して、傾角基体30及び回転基体20及び複数
のボール15を適当な押圧力で挟持して、前記各ペース
基・体10、回転基体20、傾角基体30の位置関係を
保持する。
本実施例の陰極線管ディスプレイ用回転台をテレビジョ
ン受像機に用いる場合には、前記傾角基体30にテレビ
ジョン受像機50を載置または取り付ける。前記傾角基
体30とテレビジョン受像′a50は、必要に応じて、
前記テレビジョン受像F!s50のキャビネットと傾角
基体30を共用して一体に形成してもよい。勿論、他の
陰極線管を用いたディスプレイ装置においても同様であ
る。
次に、本実施例の陰極線管ディスプレイ用回転台をテレ
ビジョン受像機用に用いた場合の、電気的制御回路につ
いI説明する。
第1図に示したリミットスイッチ1−Li及びリミット
スイッチRLi、直流モータMは、第3図の回転台用制
御回路の如く接続される。
まず、切換スイッチSWを接点al 、a2側にオンと
すると、電源EからリミットスイッチRLi、直流モー
タM、リミットスイッチ1−Li方向に電流が流れ、直
流モータMを右回転させる。直流モータMを右回転させ
ると、ウオーム12が回転基体20に取り付けられたウ
オームホイール部13と噛み合い、回転基体20によっ
て軸16を中心に傾角基体30を右方向に水平に旋回さ
せる。
切換スイッチSWを接点b1 、b2側にオンとすると
、電源EからリミットスイッチL Li、直流モータM
1リミツトスイツチRL1方向に電流が流れ、直流モー
タMを左回転させ、回転基体20、即ち、傾角基体30
を左方向に水平に旋回させる。
切換スイーツチSWを接点a1 、a2側にオンした状
態で直流モータMを連続右回転させると、ウオーム12
が回転基体20に取り付けられたウオームホイール部1
3との噛み合いにより、軸16を中心に右方向に旋回さ
せ、回転基体20の周囲に設けた右回動角1度限界部材
14RがリミットスイッチRLiを押圧し、リミットス
イッチRLiをオフとする。このとき、ダイオードDR
に印加される電圧は逆バイアス状態となり、直流モータ
Mの通電が断たれる。
切換スイッチSWを接点b1 、b2側にオンした状態
で直流モータMを連続左回転させると、ウオーム12が
回転基体20を左方向に水平に旋回させ、回転基体20
の周囲に設けた左回動角度限界部材14Lがリミットス
イッチlLiを押圧し、リミットスイッチ1−Liをオ
フとする。このとき、ダイオードDLに印加される電圧
は逆バイアス状態となり、直流モータMの通電が断たれ
る。
そして、リミットスイッチRLiまたはリミットスイッ
チ1−Liがオフのとき、逆回転をさせるべく切換スイ
ッチSWを接点b1及びb2側または接点a1及びa2
側にオンとすると、オフ状態のリミットスイッチR1i
またはリミットスイッチLLiの回路は、ダイオードD
RまたはDLの順方向バイアスにより、オフ状態のリミ
ットスイッチRLiまたはリミットスイッチlLiが並
列接続されたダイオードDRまたはDLで短絡されるこ
とになり、右回動角度限界または左回動角度限界から逆
方向に回転できる。
したがって、右回動角度限界部材14Rとリミットスイ
ッチRLiで設定した位置関係により、回転基体20.
即ち、傾角基体30の右旋回の限界が決定される。そし
て、左回動角度限界部材14LとリミットスイッチLL
iで設定した位置関係により、回転基体20.即ち、傾
角基体30の左旋回角度の限界が決定される。よって、
右回動角度限界部材14RとリミットスイッチRLiで
設定した位置関係と、左回動角度限界部材14Lとリミ
ットスイッチしLiで設定した位置関係により、回転基
体20、即ち、傾角基体30の水平旋回角度範囲が決定
される。
したがって、回転基体20によって水平に旋回させられ
る傾角基体30に取り付けたテレビジョン受像機等の画
面は、その水平旋回角度範囲内で水平角度の設定制御が
可能となる。
このように、本実施例の制御回路においては、リミット
スイッチR[i及び1−Liの接点間に、ダイオードD
R及びDLを並列接続し、リミットスイッチRLi及び
lLiの動作をダイA−ドDR及びDLの方向性で判断
するものであるから、簡単で、かつ、部品点数の少ない
回路で、右及び左回動角度限界の検出、及びその間の停
止位置の制御を行うことができる。このとき、従来の様
にリレーを用いる必要がないから、コンパクトな回路構
成とすることができる。
そして、傾角基体30に載置された陰極線管を用いたデ
ィスプレイ装置の前面を上または下に押圧し、ラチェッ
ト係止面32とラチェット係止面材35の両端の係止面
35aが特定の位置で係合したとき、押圧力を解除すれ
ば、任意の傾きが得られる。したがって、傾角基体30
は第1図の一点鎖線で示すように陰極線管を用いたディ
スプレイ装置を傾けることができ、陰極線管を用いたデ
ィスプレイ装置の垂直方向の仰角の制御を行うことがで
きる。
第4図は本発明の陰極線管ディスプレイ用回転台の他の
実施例を示す断面図で、第5図は第4図で示した陰極線
管ディスプレイ用回転台を示す要部新面図、第6図は同
じく第4図で示した陰極線管ディスプレイ用回転台の減
速機構の組み立て構成の斜視図、第7図は同じく第4図
で示した陰極線管ディスプレイ用回転台の過負荷防止機
構の一部正面図を有する断面図である。
ここでは、特に、第1図から第3図に示す実施例との違
いについてのみ説明する。なお、図において、第1図か
ら第3図に示した実施例と同−記号及び符号は同一また
は相当部分を示ずものである。
本実施例の陰極線管ディスプレイ用回転台のスラスト荷
重受け機構は次の様に構成されている。
ベース基体10には、複数のボール15が転動する受け
面10aが形成される。複数のボール15が受け面10
aを転勤し、その半径方向への離散及び円周方向の配置
間隔を均一に保持するガイド18を有している。前記ガ
イド18はベース基体10と軸支された回転基体20の
軸16に対して同心円で回動するように、前記軸16に
嵌合されている。回転基体20側にもベース基体10と
同様に、転動する複数のボール15に回転基体20側の
荷重を加える載置面20bを形成する。
したがって、複数のボール15は、ガイド18に穿設さ
れた複数のボール収容孔18aで位置決めされ、ベース
基体10を軸支した軸16の周囲に形成した受け面10
aと、回転基体20を軸支した軸16の周囲に形成した
載置面20bで挾持されて転勤することになる。このと
き、ボール収容孔18aに収容するボール15の数は、
複数のボール15に加わる荷重及びそのバランスによっ
て決定される。更に、本実施例では、複数のボール15
とベース基体10側の受け面10aとの間、並びに、複
数のボール15と回転基体20の載置面20bとの間に
金属性のリング71及び72を介在させている。即ち、
複数のボール15が転勤する面は金属性のリング71及
び72の面となり、回転基体20に加わる荷重が大きく
ても滑らかに回転基体20を回動することができる。こ
の種の金属性のリング71及び72は、複数のボール1
5に加わる荷重が大きいとき、或いは、回転基体20の
回動回数が特定の狭い角度範囲のみ多いとき、或いは、
回転基体20及びベース基体10の材料が強度不足等の
とき用いるとよい。テレビジョン受@機等に陰極線管デ
ィスプレイ用回転台を用いる場合において、ベース基体
10及び回転基体20を合成樹脂等で成型したものでは
、金属性のリング71及び72を用いなくとも、本実施
例のスラスト荷重受け機構は、充分にその機能を満足さ
せることができる。なお、上記のスラスト荷重受け機構
は、第1図に示す実施例とは異なった構成を用いたが、
第1図の実施例で用いた構成を否定するものではない。
また、直流モータMによって回転基体20を所定の水平
旋回角度の範囲内で回動させる減速機構は次の様に構成
されている。
直流モータMの回転軸にはウオーム12が取り付けてあ
り、ウオーム12は回転基体20のホイ−ル用軸60に
軸支されたウオームホイール61と噛み合っており、ウ
オーム12の回転は減速されてウオームホイール61の
回転となる。つA−ムホイール61の回転は同一軸支さ
れたビニオン62に伝達される。前記ビニオン62は、
つA−ムホイール61の反対側からスプリング63の弾
性力をスラストリング64を介して受けており、ウオー
ムホイール61及びビニオン62に設けた凹凸部61a
または62aが互いに噛み合って、過負荷防止機構を構
成している。そして、前記ビニオン62はベース基体1
0に設けた内歯ホイール部11と噛み合っている。
したがって、通常の直流モータMの回転は、ウオーム1
2からウオームホイール61に減速伝達され、更に、ウ
オームホイール61と同一回転でビニオン62が回転し
、ベース基体10に設けた内歯ホイール部11との噛み
合いにより、更に減速された速度で回転基体20が回動
する。
回転基体20が何等かの外的要件、或いは、ビニオン6
2と内歯ホイール部11との噛み合いが悪くなった場合
等には、直流モータMは過負荷となり、つA−ムホイー
ル61とビニオン62に設けた凹凸部61a及び62a
との噛み合いが、スプリング63の弾性力に抗して外れ
、回転基体20は水平方向の旋回を停止する。
このように、本実施例の減速機構では、ウオーム12と
ウオームホイール61とを噛み合わせることで、減速比
を大きくすると共に、通常の外力により回転基体20を
回動したときのストッパーとして機能させている。また
、ウオームホイール61とビニオン62との間で過負荷
防止tl[構を構成させることで、信頼性を向上させて
いる。そして、過負荷防止機構をウオームホイール61
とビニオン62に設けた凹凸部61a及び62aとの噛
み合いによって、スプリング63の弾性力に抗して外れ
る構成であるから、回転基体20に大きな外力を加える
と、ベース基体10の内歯ホイールからビニオン62に
回転力を伝え、ビニオン62とウオームホイール61間
の回転が遮断されるから、加えられた外力が、所定の回
転力以上のU転力であると、回転基体20はその外力に
よって回動することができる。
なお、本実施例で用いている過負荷防止機構tま、ウオ
ームホイール61とビニオン62間に設けているが、ウ
オーム12とウオームホイール61との間に設けてもよ
い。この場合には、ウオーム12の両側にスプリングを
配設し、過負荷のときには一方にウオーム12がスライ
ドするように構成することができる。この種の過負荷防
止機構は過負荷が解かれたとき、再使用が可能となるが
、過負荷のときにビン等が折曲する手段等を用いてもよ
い。
そして、本実施例の回転基体20に設けた帯状に彎曲し
た凹部20aは、次の様に構成されている。
本実施例の回転基体20に設けた帯状に彎曲した凹部2
0aは、第1図に示した実施例の様に連続した帯状を呈
するものではなく、不連続の帯状に彎曲した凹部20a
となっている。即ち、本発明を実IJl!iする場合は
、回転基体20または傾角基体30の一方に設けた帯状
に彎曲した凸部と、前記帯状に彎曲した凸部と嵌合する
他方に設けた帯状に彎曲した凹部からなる嵌合構成部分
は、帯状に彎曲した凸部または凹部が、必ずしも連続し
た形状を必要とするものではなく、両帯状に彎曲した凹
部と凸部とが嵌合し、滑らかに摺動できる形状であれば
よい。
また、傾角基体30の両端部には、そこに載置する陰極
線管ディスプレイ装置と係合する係合上37及び係合上
38を有している。前記傾角基体30はこの様に載置す
る陰極線管ディスプレイ装置に応じて、或いは、汎用性
を持たせて構成すればよい。
なお、本実施例では、過負荷防止機構を用いているが、
この種の過負荷防止機構は本発明を実施する場合には、
必ず必要となるものはなく、第1図に示す実施例の様に
過負荷防止機構を有しないものでもよい。また、第1図
に示す実施例の減速機構にも過負荷防止機構を用いても
よい。
第1図で示した実施例に配設することも可能である。こ
の種の過負荷防止機構を有する減速機構においては機械
的に過負荷を防止できるから、信頼性を高めることがで
きる。
本実施例の場合も、第3図に示ず制御回路を用いて水平
方向に回動する制御を電気的に行なうことかできる。そ
して、垂直方向の仰角の制御は手動で行うことができる
。この種の陰極線管ディスプレイ用回転台は、設置され
た陰極線管デッスブレイの画面の位置の上下動よりも水
平方向の回動が頻繁に行なわれる場合に好適である。
上記各実施例では傾角基体30に設けた帯状に彎曲した
凸部30aと、それと嵌合する回転基体20に設けた帯
状に彎曲した凹部20aと、前記傾角基体30に設けた
帯状に彎曲した凸部30aの上面の帯状に彎曲した凹部
に、ラチェット係止面32を形成したものであるが、回
転基体20に設けた帯状に彎曲した凸部と、それと嵌合
する傾角基体30に設けた帯状に彎曲した凹部と、前記
傾角基体に設けた帯状に彎曲した凹部の上面の帯状に彎
曲した凸部に、ラチェット係止面を形成してもよい。両
者の違いは、単なる構造上の違いだけであって同様の効
果が得られる。特に、第1図に示す構造であると、傾角
基体30に設けた帯状に彎曲した凸部30aと、それと
嵌合する回転基体20に設けた帯状に彎曲した凹部20
aは、ベース基体10と回転基体20の間で吸収するも
のであり、後者(図示せず)は、傾角基体30及びそこ
に載置する陰極線管ディスプレイ装置との間で吸収する
ものである。したがって、上記の構造は、好ましくは、
陰極線管ディスプレイ用回転台の用途によって決定され
る。
また、上記各実施例のラチェット機構を構成するラチェ
ット係止面は、彎曲面の幅方向に平行に形成した凹凸線
状の起伏からなるものであるが、他の滑りを防止する係
止手段或いは係合手段に置換えが可能である。そして、
ラチェット係止面材は、これらと係合または係止する手
段に置換えが可能である。いずれにせよ、外力によって
係止または係合状態が解除され、外力を解くことによっ
て係止または係合状態となる手段が使用できる。
なお、上記各実施例によれば、ラチェット係止面材は螺
子止めプレートと共用としているから、部品点数が少な
くなり、それだけ組立て工程の省力化が可能となる。
上記各実施例の回転基体20とは、軸支されて回動する
構成部を形成する基体であり、複数のボール15に接し
てその筒用をベース基体10側に伝えるものであれば、
如何なる態様であってもよい。本実施例で用いたスラス
ト荷重受け機構によれば、ベース基体10と回転旦体2
0との間隔が、少なくてよいから最もコンパクトに陰極
線管ディスプレイ用回転台のスラスト荷重受け構造を得
ることができる。
また、傾角基体30とはテレビジョン受像機等のキャビ
ネットの底部を、回転基体20または傾角基体30の一
方に設けた帯状に彎曲した凸部と、それと嵌合する他方
に設けた帯状に彎曲した凹部と、前記頭角基体30に設
けた帯状に彎曲した凸部または凹部の上面の帯状に彎曲
した凹部または凸部に形成したラチェット係止面32と
、前記ベース基体10と回転基体20とを軸支した軸に
取り付けた前記ラチェット係止面材35とによって、陰
極線管ディスプレイ装置の画面に傾きを与える部材を意
味するものである。これらの回転基体20または傾角基
体30の一方に設けた帯状に彎曲した凸部と、それと嵌
合する他方に設けた帯状に彎曲した凹部は、第4図に示
す実施例の如く、必ずしも連続した帯状に彎曲した凸部
または帯状に彎曲した凹部であることを要しない。一方
の帯状に彎曲した凸部または帯状に彎曲した凹部と嵌合
できる構造を有しておればよい。
そして、用途によっては、水平方向の回動角度の制御を
行う回転基体20を省略、即ち、第1図の本発明の陰極
線管ディスプレイ用回転台の実施例の回転基体20をベ
ース基体1oとして使用することも可能である。この場
合には陰極線管ディスプレイ装置の垂直方向の角度制御
のみが可能となる。
特に、回転基体20をキャビネットに共用させたもので
は、テレビジョン受像機或いはコンビュ−夕等の端末機
等を載置した陰44線管ディスプレイ用回転台がコンパ
クトになる。そして、陰極線管ディスプレイ用回転台自
体を小形化でき、陰極線管の占める面積の割合に対して
回転台の占める面積の割合を少なくできるから、回転台
の存在感のない使用状態が得られる。
[発明の効果] 以上の様に、本発明の陰極線管ディスプレイ用回転台は
、ベース基体と回転基体との間に複数のボールを介在さ
せるとともに、前記複数のボールの間隔を防止する手段
によって、スラスト荷重受け構造を形成したものである
から、廉価で小形化が可能となる。
また、制御回路としてリミットスイッチの接点間にダイ
オードを並列接続し、リミットスイッチの動作をダイオ
ードの方向性で判断するものであるから、簡単で、かつ
、部品点数が少な(て、右及び左または上及び上回動角
度限界の検出、及びその間の停止位置の制御を行うこと
ができる。そして、直流モータの回転を減速する減速機
構は、ウオーム滓びウオームホイールによる減速部分を
有するものであるから、停止した回転基体は外力により
容易に回転することがない。
そして、ラチェット機構によりラチェット係止面とベー
ス基体と回転基体とを軸支した軸に取り付けたラチェッ
ト係止面材とを係合させるものであるから、回転基体と
傾角基体との間で垂直方向の角変位を行うことができる
。したがって、陰極線管ディスプレイの仰角制御が可能
となる。しかも、回転基体と傾角基体とが嵌合する帯状
に彎曲した凹部中心を陰極@il管ディスプレイ装置の
重心に一致させれば安定した仰角制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の陰極線管ディスプレイ用回転台の一実
施例を示す断面図、第2図は第1図で示した回転台の要
部を示す平面図、第3図は本発明の一実施例の陰極線管
ディスプレイ用回転台を水平回動する制御回路図、第4
図は本発明の陰極線管ディスプレイ用回転台の伯の実施
例を示す断面図、第5図は第4図で示した陰極線管ディ
スプレイ用回転台を示す要部断面図、第6図は第4図で
示した陰極線管ディスプレイ用回転台の減速機構の組み
立て構成の斜視図、第7図は第4図で示した陰極線管デ
ィスプレイ用回転台の過負荷防止機構の一部正面図を有
する断面面、第8図は従来例の陰極線管ディスプレイ用
回転台の構造を示す要部断面図である。 図において、 10・・・ベース基体、     12・・・ウオーム
、13・・・ウオームホイール部、 15・・・ボール、        16・・・軸、2
0・・・回転基体、      30・・・頭角基体、
20a・・・帯状に彎曲した凹部、 30a・・・帯状に彎曲した凸部、 32・・・ラチェット係止面、 35・・・ラヂエッ]へ係止面材、 M・・・直流モータ、 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定側のベース基体と、前記ベース基体の上部に
    あって水平方向の角変位可能に軸支した回転基体と、前
    記回転基体の上部にあって垂直方向の角変位可能に取り
    付けた傾角基体からなる陰極線管ディスプレイ用回転台
    において、 前記軸支したベース基体及び回転部材を、ベース基体を
    構成する部材及び回転基体を構成する部材の間に、複数
    のボールを挾持するとともに、挾持した複数のボール間
    隔を保持する手段によって構成したスラスト荷重受け機
    構と、 前記回転基体を所定の回動角の範囲内で回動させる制御
    回路と、前記制御回路によって駆動される直流モータと
    、前記直流モータの回転を減速する減速機構と、 前記回転基体または前記傾角基体の一方に設けた帯状に
    彎曲した凸部と、前記帯状に彎曲した凸部と嵌合する他
    方に設けた帯状に彎曲した凹部からなる嵌合構成部分と
    、 前記傾角基体に設けた帯状に彎曲した凸部または凹部の
    上面の帯状に彎曲した凹部または凸部に形成したラチェ
    ット係止面と、前記ベース基体と回転基体とを軸支した
    軸に取り付けた前記ラチェット係止面と係合するラチェ
    ット係止部材からなるラチェット機構とを具備すること
    を特徴とする陰極線管ディスプレイ用回転台。
  2. (2)前記回転基体に設けた帯状に彎曲した凸部と、前
    記凸部と嵌合する前記傾角基体に設けた帯状に彎曲した
    凹部と、前記傾角基体に設けた帯状に彎曲した凹部の上
    面の帯状に彎曲した凸部に、ラチェット係止面を形成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の陰極
    線管ディスプレイ用回転台。
  3. (3)前記傾角基体に設けた帯状に彎曲した凸部と、前
    記凸部と嵌合する前記回転基体に設けた帯状に彎曲した
    凹部と、前記傾角基体に設けた帯状に彎曲した凸部の上
    面の帯状に彎曲した凹部に、ラチェット係止面を形成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の陰極
    線管ディスプレイ用回転台。
  4. (4)前記回転基体を所定の回動角の範囲内で回動させ
    る制御回路及び前記制御回路によって駆動される直流モ
    ータは、一方の回動角度限界を検出するリミットスイッ
    チと、他方の回動角度限界を検出するリミットスイッチ
    と、前記両リミットスイッチの接点と並列接続されたダ
    イオードと、前記並列接続されたリミットスイッチ及び
    ダイオードと直列接続された直流モータと、電源とから
    構成されることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の陰極線管ディスプレイ用回転台。
  5. (5)前記スラスト荷重受け機構は、固定側のベース基
    体と、前記ベース基体の略中央部の上部にあって旋回可
    能に軸支した回転基体と、前記ベース基体を軸支した軸
    の周囲に形成した受け面と、前記回転基体を軸支した軸
    の周囲に形成した載置面と、前記受け面と載置面との間
    に介在させた複数のボールと、前記複数のボールの間隔
    を保持するガイドとを具備することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の陰極線管ディスプレイ用回転台
  6. (6)前記直流モータの回転を減速する減速機構は、そ
    の減速機構部分にウォーム及びウォームホィール部によ
    る減速手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の陰極線管ディスプレイ用回転台。
  7. (7)前記減速機構は、その減速機構部分に過負荷防止
    機構を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の陰極線管ディスプレイ用回転台。
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