JP3097504B2 - レバースイッチ - Google Patents

レバースイッチ

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JP3097504B2
JP3097504B2 JP07176825A JP17682595A JP3097504B2 JP 3097504 B2 JP3097504 B2 JP 3097504B2 JP 07176825 A JP07176825 A JP 07176825A JP 17682595 A JP17682595 A JP 17682595A JP 3097504 B2 JP3097504 B2 JP 3097504B2
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  • Switches With Compound Operations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作レバーの傾動操作
によって作動を行うレバースイッチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、レバースイッチとして、図6に示
すものがある。これは、プリント基板70上に、複数の
固定接点71を円状に配置すると共に、各固定接点71
を囲むような伏椀形をなして裏面に可動接点72が固着
されている弾性撓み部73を備えたゴム製のスイッチカ
バー74を装着し、さらに、スイッチカバー74の上方
には、固定接点71の配置円の中心に位置させて操作レ
バー75を傾動可能に支持すると共に、その操作レバー
75と連動して変位するフランジ76と弾性撓み部73
との間に作動ピン77を上下変位可能に支持した構造に
なる。かかるレバースイッチの操作レバー75を傾動す
ると、フランジ76が傾いて作動ピン77を押し下げる
ことにより弾性撓み部73が潰れるように弾性変形して
可動接点72が固定接点71に接触する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のレバースイッチ
において小型化を図るためには、固定接点71の配置円
の径寸法を小さくすればよいのであるが、固定接点71
の配置円を小径にすると周方向において隣接する固定接
点71同士も接近することになる。ところが、従来は、
可動接点72を支持するための弾性撓み部73が各固定
接点71を囲むように設けられていると共に、各固定接
点71毎に作動ピン77を支持するための筒状の支持部
材78が設けられている。そのため、周方向に隣接する
固定接点71同士の間には、これらの弾性撓み部73又
は支持部材78を設けるためのためのスペースを確保す
ることが必要であり、これが小径化の妨げとなってい
た。
【0004】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、小型化を図ることを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、回路
基板上に複数の固定接点を円状に配置して設けると共
に、この固定接点に対して離間方向に付勢して可動接点
を設け、固定接点の配置円中心に配した操作レバーの傾
動動作に連動して可動接点を固定接点に接触させるよう
にしたレバースイッチにおいて、可動接点が、それより
も内周側と外周側とにそれぞれ連続する円状に形成され
た撓み変形可能な弾性立上り壁によって支持されている
構成としたところに特徴を有する。
【0006】
【0007】請求項2の発明は、回路基板上に複数の固
定接点を円状に配置して設けると共に、この固定接点に
対して離間方向に付勢して可動接点を設け、固定接点の
配置円中心に配した操作レバーの傾動動作に連動して可
動接点を固定接点に接触させるようにしたレバースイッ
チにおいて、可動接点が、それよりも内周側と外周側と
に円状に設けた弾性立上り壁によって支持されていると
共に、操作レバーには、その操作レバーと一体的に傾動
変位することにより可動接点を固定接点側へ押動可能な
作動部が設けられている構成としたところに特徴を有す
る。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、操作レバーを傾動
操作すると、弾性立上り壁が弾性変形しつつ可動接点が
固定接点に接触する。
【0009】
【0010】請求項2の発明においては、操作レバーを
傾動操作すると、その作動部が弾性立上り壁を弾性変形
させつつ可動接点を押動して固定接点に接触させる。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、可動接点を支
持するための弾性立上り壁が固定接点の配置円の内周側
と外周側とにそれぞれ連続する円状に配して設けられて
いるから、各固定接点を囲むように設けた支持手段によ
って可動接点を支持する場合に比べると、周方向におい
て隣接する固定接点同士の間隔を狭めることが可能であ
り、これによって小型化を図ることができる。
【0012】
【0013】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同じ理由により、各固定接点を囲むように設けた支持
手段によって可動接点を支持すると共に作動ピンを支持
するための筒状の支持部材を設けた場合に比べると、周
方向において隣接する固定接点同士の間隔を狭めること
が可能であり、これによって小型化を図ることができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1乃
至図5を参照して説明する。浅い盆状をなす方形のケー
ス1内には、裏面に図示しないIC、トランジスタ、抵
抗、コンデンサ等の回路構成部品が取り付けられている
プリント基板(本発明の構成要件である回路基板)2が
固定されている。このプリント基板2の表面には、1つ
のセット用固定接点3が配置されていると共に、このセ
ット用固定接点3を中心とする円周上に45°の等角度
間隔を空けて8つのセレクト用固定接点4が配置されて
いる。
【0015】このプリント基板2の表面には、電気絶縁
性及び弾力性を有するゴム製のスイッチカバー5が固着
されている。このスイッチカバー5は、全体としては薄
膜状をなしていてプリント基板2の全面を覆っており、
上記したセット用固定接点3と対応する位置には、常に
はプリント基板2の表面から離間するように膨出したセ
ットスイッチ動作部6が形成されている。
【0016】セットスイッチ動作部6は、スイッチカバ
ー5の表面からセット用固定接点3を囲むようにテーパ
筒状に立ち上がった肉薄の弾性立上り部7と、この弾性
立上り部7の突出端に位置する円形の頭部8とからなっ
ている。頭部8の裏面には、導電性を有するゴム材料か
らなる円板形の可動接点9が固着されている。かかるセ
ットスイッチ動作部6は、常には弾性立上り部7が立ち
上がって可動接点9をセット用固定接点3から離間させ
た状態にあり、頭部8が押されると弾性立上り部7の弾
性変形を伴いつつ可動接点9がセット用固定接点3に接
触してこのセット用固定接点3を導通させるようになっ
ている。また、頭部8への押圧が解除されると、弾性立
上り部7の弾性復元力によって可動接点9がセット用固
定接点3から離間する状態に復帰するようになってい
る。
【0017】また、スイッチカバー5には、セット用固
定接点3を中心として上記8つのセレクト用固定接点4
の配置基準となっている円(以下、配置円という)と対
応する円形状をなし、プリント基板2から離間するよう
に膨出したセレクトスイッチ動作部10が形成されてい
る。
【0018】このセレクトスイッチ動作部10は、セレ
クト用固定接点4の配置円と同心で、且つ、セレクト用
固定接点4よりも内周寄りの円と外周寄りの円とに沿っ
てスイッチカバー5から立ち上がった肉薄の一つの弾性
立上り壁11a,11bと、セレクト用固定接点4の配
置円に沿った一定幅の円環形をなして両弾性立上り壁1
1a,11bの立ち上がり端同士を連結するように設け
られた被押圧部12とからなり、台形断面をなしてい
る。そして、被押圧部12の裏面には、導電性を有する
ゴム材料からなる円板形の8つの可動接点13が各セレ
クト用固定接点4の真上で対応するように固着されてい
る。
【0019】かかるセレクトスイッチ動作部10は、常
には、弾性立上り壁11a,11bが立ち上がってすべ
ての可動接点13をセレクト用固定接点4から離間させ
た状態にあり、被押圧部12がその周方向において部分
的に押圧されると、セレクトスイッチ動作部10はその
押圧された部分が凹むように弾性変形する。そして、こ
の凹んだ部分に固着されている可動接点13がその下に
位置するセレクト用固定接点4に接触し、このセレクト
用固定接点4を導通させるようになっている。また、被
押圧部12への押圧が解除されると、弾性立上り壁11
a,11bの弾性復元力によりセレクトスイッチ動作部
10が元形状に復帰し、上記可動接点13がセレクト用
固定接点4から離間するようになっている。
【0020】スイッチカバー5の上には、セレクト用固
定接点4の配置円と同心であって天井が開口したドーム
形のベース15が、その周縁部を後述するカバー50の
押さえ部51によって位置決めされた状態で固定されて
いる。ベース15の開口縁に形成した方形の口縁壁16
には、内側に突出する互いに同軸の一対の支持軸18,
18が形成されている。この両支持軸18,18の共通
軸線は、プリント基板2の板面上において8つのセレク
ト用固定接点4の配置円の中心から立ち上げた仮想垂線
と直交している。
【0021】かかるベース15には、角筒状をなす軸受
体20が、その互いに平行な面に同軸に形成した軸受孔
21,21を支持軸18,18に嵌装させることにより
回動自由に支持されている。軸受体20において軸受孔
21の形成されていない他の平行な面には、互いに同軸
の軸嵌孔22,22が形成されている。この両軸嵌孔2
2,22の共通軸線は、プリント基板2の板面上におい
てセレクト用固定接点4の配置円の中心から立ち上げた
上記仮想垂線、及び、上記支持軸18の共通軸線に対し
て直交している。
【0022】かかる軸受体20には、角形をなす傾動体
30が、その外側面に突成した回動軸31,31を上記
軸嵌孔22,22に嵌装することによって回動自由に支
持されている。この傾動体30は、互いに直交する支持
軸18と回動軸31とによって支持されているため、そ
の両軸18,31の軸線の直交点を中心としてベース1
5に対する任意方向への傾動が可能となっている。
【0023】傾動体30の下端縁外周には斜め下方外向
きに突出する円錐状の作動部32が形成されている。こ
の作動部32は、傾動体30の中立状態において、セレ
クトスイッチ動作部10の被押圧部12の上面に全周に
亘って当接するようになっている。さらに、この作動部
32の周縁には、中立状態において斜め上方へ外向きに
突出する押圧部33が形成されている。上記のようにセ
レクトスイッチ動作部10は弾性立上り壁11a,11
bの弾性復元力によって立上り方向に付勢されているこ
とから、この付勢力により傾動体30が常には中立状態
に保持されている。この傾動体30が傾動すると、その
作動部32の周縁における傾動方向の部位が下方へ変位
してセレクトスイッチ動作部10の被押圧部12を押圧
し、傾動体30に作用する傾動力が解除されると、セレ
クトスイッチ動作部10の弾性復元力によって、傾動体
30が中立状態に復帰するようになっている。
【0024】傾動体30には、断面が十字形をなし、中
立状態においてプリント基板2と直交する方向(図2の
上下方向)の支持孔34が上端面から下端面ので貫通し
て形成されている。この支持孔34には、十字形断面の
脚部41の上端にテーパ筒状の摘み部42を形成してな
る操作レバー40の脚部41が嵌入されている。これに
より、操作レバー40は、傾動体30に対して脚部41
の長さ方向の移動を自由に、且つ、その長さ方向を軸と
する回転を不能に支持され、また、操作レバー40は傾
動体30と一体となって傾動するようになっている。ま
た、操作レバー40には、その摘み部42をベース15
側に向かって傘状に広げることにより拡出部46が形成
されている。この拡出部46の外面は、上記支持軸18
と回動軸31の両軸線の直交点を中心とする球面となっ
ている。
【0025】操作レバー40は、その脚部41に外嵌さ
れた状態で摘み部42の裏面と傾動体30の上端面との
間に装着した圧縮コイルばねからなる戻しバネ44によ
り上方に付勢されていて、常には、脚部41の下端に形
成した係止部45を傾動体30の下端面に係止させた状
態に保持されている。この状態にある操作レバー40の
脚部41の下端面は、セットスイッチ動作部6の頭部8
との間に所定の間隔を空けて対応している。操作レバー
40が戻しバネ44の付勢に抗して脚部41を傾動体3
0内に押し込む方向へ移動すると、脚部41の下端面が
頭部8に当接してこれをプリント基板2側へ押し、これ
によって、可動接点9がセット用固定接点3に接触する
ようになっている。
【0026】上記ケース1には、上記の各構成部材を覆
うようにカバー50が被せられて固定されている。この
カバー50の正面(図における上面)には、ベース15
と同心の円形をなして操作レバー40の摘み部42より
も大径の窓孔52が形成されており、この窓孔52から
は摘み部42が露出している。また、この窓孔52の孔
縁と操作レバー40の拡出部46の外面との間には僅か
な隙間だけが空けられている。
【0027】更に、本実施例においては、プリント基板
2に上記のセット用固定接点3及びセレクト用固定接点
4とは別に2つの固定接点54が設けられている。カバ
ー50の窓孔55から露出させて設けた操作釦56の押
し操作及びその解除に伴い、スイッチカバー5のスイッ
チ動作部57に設けた図示しない可動接点が固定接点5
4に接触・離間するようになっている。
【0028】次に、上記構成になるレバースイッチにお
けるセレクトスイッチの作動について説明する。この作
動は、操作レバー40の摘み部42を摘んでプリント基
板2とほぼ平行な方向へ移動させることによって行われ
る。この摘み部42の移動方向が支持軸18と直角の場
合には操作レバー40は傾動体30及び軸受体20と一
体となって支持軸18を中心に傾動し、移動方向が回動
軸31と直角の場合には操作レバー40は傾動体30と
一体となって回動軸31を中心に傾動し、また、移動方
向が支持軸18と回動軸31の双方に対して45°の方
向の場合には、軸受体20が支持軸18回りに回動する
と共にその回動する軸受体20に対して傾動体30が回
動軸31回りに相対回動しつつ、操作レバー40が傾動
体30と一体となって傾動する。操作方向が上記のいず
れの場合でも、操作レバー40と傾動体30とは支持軸
18と回動軸31の両軸線の直交点を中心として傾動す
る。
【0029】傾動体30が傾動すると、図3に示すよう
に、その作動部32の周縁における傾動方向の部位が下
方へ変位して被押圧部12を押圧し、この押圧された部
分に固着されている可動接点13が下動してセレクト用
固定接点4に接触し、このセレクト用固定接点4を含む
回路がオン状態に切り替わる。尚、このときに、1つの
可動接点13が隣接する2つのセレクト用固定接点4,
4に同時に接触したとしても、メイン回路に設けた補償
回路によりいずれか一方のセレクト用固定接点4を含む
回路だけがオン動作し、他方のセレクト用固定接点4を
含む回路はオフ状態のままに保たれるようになってい
る。
【0030】また、可動接点13がセレクト用固定接点
4に接触した状態では、押圧部33の下面が水平姿勢と
なって被押圧部12の上面を押圧する。これにより、可
動接点13も水平姿勢でセレクト用固定接点4に接触す
ることになり、可動接点13はセレクト用固定接点4を
確実に短絡させることができる。
【0031】この状態から操作レバー40の摘み部42
を離すと、セレクトスイッチ動作部10の弾性復元力に
より傾動体30と操作レバー40が一体となって傾動姿
勢から中立状態に復帰すると共に、可動接点13がセレ
クト用固定接点4から離間して回路がオフ状態に切り替
わる。
【0032】なお、操作レバー40の傾動及び復動時に
おいては、拡出部46の外面はその操作レバー40の傾
動中心と同心の球面となっていることから、カバー50
の窓孔52の孔縁と干渉することはない。また、操作レ
バー40の傾動中は、窓孔52の孔縁と拡出部46との
間が常に一定の僅かな隙間しか空かないようになってい
るため、この隙間から内部に異物が侵入するおそれは少
ない。
【0033】上述したように、本実施例においては、セ
レクトスイッチ用の可動接点13を支持する手段とし
て、弾性立上り壁11a,11bをセレクト用固定接点
4の配置円の内周側と外周側とに円状に配して設けたか
ら、各セレクト用固定接点4を囲むように伏椀形の弾性
立上り部を設ける場合に比べると、周方向において隣接
するセレクト用固定接点4同士の間隔を狭めることが可
能である。したがって、セレクト用固定接点4の配置円
の径寸法を小さくし、レバースイッチ全体の小型化を図
ることができる。
【0034】しかも、セレクトスイッチ用の可動接点1
3を押動する手段として、各セレクト用固定接点4毎に
上下動可能に作動ピンを設けるのではなく、操作レバー
40と一体に傾動可能に設けた作動部32で直接セレク
トスイッチ動作部10を押動するようになっているた
め、作動ピンを支持するための支持部材が不要である。
したがって、作動ピンを支持するための筒状の支持部材
を各セレクト用固定接点毎に設ける場合に比べると、周
方向において隣接するセレクト用固定接点4同士の間隔
を狭めることが可能である。この点からも、セレクト用
固定接点4の配置円の径寸法を小さくし、レバースイッ
チ全体の小型化を図ることができる。
【0035】また、押圧部が被押圧部を押動して可動接
点をセレクト用固定接点に接触させた状態では、押圧部
の下面が水平になって被押圧部の上面を押圧することに
より可動接点がセレクト用固定接点に対して正対するよ
うに水平な姿勢をとるようになっているため、可動接点
のセレクト用固定接点への接触動作を安定して行うこと
ができる。
【0036】また、操作レバー40と一体変位する作動
部32はその傾動中心よりも低い領域で傾動変位するよ
うになっているため、セレクトスイッチ動作部10を押
圧するときに作動部32の先端の押圧部33はセレクト
用固定接点4の配置円における外周側から中心側へ変位
することになる。したがって、押圧部が外周側へ変位し
てセレクトスイッチ動作部を押圧する場合に比べると、
セレクト用固定接点4の配置円の径寸法を小さくするこ
とが可能となっている。
【0037】さらに、操作レバー40の傾動中心が比較
的高い位置にあって、その傾動中心から作動部32によ
るセレクトスイッチ動作部10への押動位置までの腕の
長さが長く確保されているため、操作レバー40の操作
角度が小さくてもスイッチ動作を確実に行うことができ
るようになっている。
【0038】上記本実施例においては、傾動体30の支
持孔34及びこれに嵌入される操作レバー40の脚部4
1の断面形状を十字形として操作レバー40の傾動体3
0に対する回転を阻止する構成としたから、操作レバー
40の摘み部42を摘んだときに回転することに起因し
て間違った方向に傾動させたりするといった操作ミスが
生じ難くなっている。また、操作レバー40の回転を不
能としたことにより、操作レバー40の摘み部42の上
面に傾動方向を示す等の表示を行うようにすることが可
能である。このような表示を付すことにより、傾動方向
を案内したりすること等が可能となるため操作性の向上
を図ることができる。
【0039】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0040】(1)上記実施例では、セレクトスイッチ
動作部を弾性立上り壁と被押圧部とによって構成すると
共にこのセレクトスイッチ動作部を操作レバーと一体に
傾動する作動部で直接押動する構成とした場合について
説明したが、本発明によれば、セレクトスイッチ動作部
をセットスイッチ動作部と同じく各セレクト用固定接点
を囲むような伏椀形にしてこれを作動部で直接押動する
構成としてもよく、若しくは、セレクトスイッチ動作部
を弾性立上り壁と被押圧部によって構成してこれを操作
レバーとは独立して上下変位する作動ピンで押動する構
成としてもよい。
【0041】(2)上記実施例においては、操作レバー
を押し操作することによってオン・オフされるセットス
イッチ機構を設けた場合について説明したが、本発明
は、セットスイッチ機構を設けずに操作レバーの傾動操
作によってオン・オフされるセレクトスイッチ機構のみ
を設けたものにも適用することができる。
【0042】(3)上記実施例においては、操作レバー
を傾動自由に支持するための支持軸と回動軸とをその軸
線同士が一点で直角に交差する場合について説明した
が、本発明によれば、支持軸の軸線と回動軸の軸線が操
作レバーの長さ方向においてずれた位置を各別に通るよ
うに交差する構成とすることも可能である。
【0043】(4)上記実施例においては、セレクト用
固定接点の数が8個である場合について説明したが、本
発明は、セレクト用固定接点の数が8個以外の場合にも
適用することができる。
【0044】(5)上記実施例においては、傾動体の支
持孔及びこれに嵌入される操作レバーの脚部の断面形状
を十字形として操作レバーの傾動体に対する回転を阻止
する構成としたが、本発明は、支持孔と脚部の断面形状
が十字形以外の非円形である場合にも適用することがで
きるものである。また、操作レバーを傾動体に対して回
転不能にする必要がない場合において断面形状を円形と
した場合にも適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の分解斜視図
【図2】中立状態の断面図
【図3】操作レバーを傾動操作した状態の断面図
【図4】セレクトスイッチ動作部の一部切欠斜視図
【図5】可動接点の形状をあらわすセレクトスイッチ動
作部の背面図
【図6】従来例の断面図
【符号の説明】
2…プリント基板(回路基板) 4…セレクト用固定接点 11a,11b…弾性立上り壁 13…可動接点 32…作動部 40…操作レバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板上に複数の固定接点を円状に配
    置して設けると共に、この固定接点に対して離間方向に
    付勢して可動接点を設け、前記固定接点の配置円中心に
    配した操作レバーの傾動動作に連動して前記可動接点を
    前記固定接点に接触させるようにしたレバースイッチに
    おいて、 前記可動接点が、それよりも内周側と外周側とにそれぞ
    れ連続する円状に形成された撓み変形可能な弾性立上り
    壁によって支持されていることを特徴とするレバースイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 回路基板上に複数の固定接点を円状に配
    置して設けると共に、この固定接点に対して離間方向に
    付勢して可動接点を設け、前記固定接点の配置円中心に
    配した操作レバーの傾動動作に連動して前記可動接点を
    前記固定接点に接触させるようにしたレバースイッチに
    おいて、 前記可動接点が、それよりも内周側と外周側とに円状に
    設けた弾性立上り壁によって支持されていると共に、前
    記操作レバーには、その操作レバーと一体的に傾動変位
    することにより前記可動接点を前記固定接点側へ押動可
    能な作動部が設けられていることを特徴とするレバース
    イッチ。
JP07176825A 1995-06-19 1995-06-19 レバースイッチ Expired - Fee Related JP3097504B2 (ja)

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