JP2003123594A - 多方向スイッチ - Google Patents

多方向スイッチ

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JP2003123594A
JP2003123594A JP2001316595A JP2001316595A JP2003123594A JP 2003123594 A JP2003123594 A JP 2003123594A JP 2001316595 A JP2001316595 A JP 2001316595A JP 2001316595 A JP2001316595 A JP 2001316595A JP 2003123594 A JP2003123594 A JP 2003123594A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作ボタンの押し込み操作により作動する中
央スイッチ接点と傾倒操作により作動する周辺スイッチ
接点が同時に作動しない(操作されない)多方向スイッ
チを提供する。 【解決手段】 操作ボタン30を円筒状とし、押し込み
操作時に、その円筒内周面が操作ボタン30の下に配置
された基部42上面の円柱状凸部44の外周面と係合
し、その外周面に案内されて押し込まれるものとする。
一方、傾倒操作時には操作ボタン30のスカート部31
の内周面の一部が凸部44の上面に近接して被さる構造
とする。これにより、押し込み操作時に、操作ボタン3
0に傾倒させる方向の力が加わっても操作ボタン30は
傾倒せず、また傾倒操作時に、操作ボタン30に押し込
む方向の力が加わっても操作ボタン30は押し込まれな
いものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は操作ボタンの傾倒
操作及び押し込み操作に応じて対応するスイッチ接点が
作動する(オンオフする)構造とされた多方向スイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の多方向スイッチは例えば表示面
上のカーソルの移動操作等を行うものとして、各種機器
において使用されている。図8はこのような多方向スイ
ッチの従来構成の一例を示したものであり、ハウジング
1の内部底面にはプリント基板2が配置されている。プ
リント基板2上には図には示していないが、例えば円形
パターンとその円形パターンを囲む環状パターンとより
なる一対の固定接点が所要数形成されており、これら一
対の固定接点上にはそれぞれドーム状をなす可動接点3
が載置されている。
【0003】中央に位置する可動接点3と対向する一対
の固定接点とによって中央スイッチ接点4が構成され、
この中央スイッチ接点4を囲む円周上には中央スイッチ
接点4と同様、可動接点3と一対の固定接点とによって
構成された複数の周辺スイッチ接点5が配列されてい
る。周辺スイッチ接点5は図では2つしか見えないが、
この例では90゜間隔で配列されて4つ設けられてい
る。操作ボタン6は円柱の軸状とされ、その一端に設け
られた押圧突起6aが中央スイッチ接点4の可動接点3
上に位置されており、一方、各周辺スイッチ接点5の可
動接点3上には操作部材7の下面に設けられた押圧突起
7aがそれぞれ位置されている。
【0004】操作ボタン6は操作部材7の中央に設けら
れた貫通孔7bに挿通係合され、フランジ部6bで抜け
止めされて、その他端側が外部に突出されており、操作
部材7はその略半球面状をなす外周面がカバー8の円形
開口8aの内周面と当接され、これによりカバー8によ
って抑えられてハウジング1内に収容されている。上記
のような構造とされた多方向スイッチは操作ボタン6を
所望の方向に傾倒操作すると、操作ボタン6と共に操作
部材7が一体に傾倒して、その傾倒方向に位置する周辺
スイッチ接点5の可動接点3が押圧突起7aによって押
圧されて反転し、この可動接点3によって一対の固定接
点が導通されて、周辺スイッチ接点5がオンとなる。
【0005】一方、操作ボタン6をその軸方向に押し込
むと、中央スイッチ接点4の可動接点3が押圧突起6a
によって押圧されて反転し、これにより一対の固定接点
が導通されて中央スイッチ接点4がオンとなる。このよ
うにこの例では操作ボタン6の操作に応じて動作する5
つのスイッチ接点を具備するものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この図8に
示したような構造を有する多方向スイッチにおいては、
操作ボタン6を傾倒操作した状態で、その操作ボタン6
を軸方向に押し込むことができる構造となっており、ま
た逆に操作ボタン6を押し込み操作した状態で、その操
作ボタン6を傾倒させることができる構造となってい
る。従って、例えば所望の周辺スイッチ接点5をオンと
すべく、操作ボタン6を傾倒操作した時に、操作ボタン
6に誤って押し込む方向の力が作用すると、中央スイッ
チ接点4も同時にオンとなってしまうといった状況が発
生し、あるいは中央スイッチ接点4をオンとすべく、操
作ボタン6を押し込み操作した時に、操作ボタン6に誤
って傾倒させる方向の力が作用すると、予期せぬ周辺ス
イッチ接点5も同時にオンとなってしまうといった状況
が発生する。
【0007】この発明の目的はこのような問題に鑑み、
中央スイッチ接点と周辺スイッチ接点とが同時にオンと
はならないようにし、誤った力が加わってもそれら中央
スイッチ接点と周辺スイッチ接点の同時動作(同時入
力)を確実に阻止できる多方向スイッチを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、中央スイッチ接点と、その中央スイッチ接点を囲む
円周上に配列された複数の周辺スイッチ接点とが内部底
面に配置され、上面を蓋するカバーより突出する操作ボ
タンを押し込み操作することにより、中央スイッチ接点
が押圧されて作動し、操作ボタンを傾倒操作することに
より、その傾倒方向の周辺スイッチ接点が押圧されて作
動する構造とされた多方向スイッチにおいて、スイッチ
側壁を構成する枠部と、中央スイッチ接点上に位置さ
れ、上面中央に円柱状凸部が突設され、かつ中央に貫通
孔が形成された基部と、その基部から放射状に突出さ
れ、隣接する周辺スイッチ接点間をそれぞれ通って上記
基部と枠部とを連結する複数の支持部とよりなるフレー
ムと、上記貫通孔に挿通されて下端が中央スイッチ接点
と当接され、上端が上記凸部より突出された押圧部材
と、天面が円形孔により開放されたドーム状をなし、そ
の下端より外側に突出された複数のアーム部の下面にそ
れぞれ設けられた押圧突起がそれぞれ各周辺スイッチ接
点上に位置され、ドーム部の外周面が上記カバーの円形
開口の内周面と当接された操作部材と、一端面が閉塞さ
れた円筒状とされて開放端側に拡径されてなるスカート
部を有し、内部中心軸上に設けられた押圧軸が上記押圧
部材に載置されて上記基部上に位置され、上記円形孔を
挿通し、上記スカート部によって抜け止めされて上記一
端面側が外部に突出された操作ボタンとを具備し、操作
ボタンは押し込み操作時に、その円筒内周面が上記凸部
の外周面と係合し、その外周面に案内されて押し込まれ
る構造とされ、操作部材は傾倒操作時に、操作ボタンと
一体に傾倒し、かつ操作ボタンは傾倒操作により、上記
スカート部の内周面の一部が上記凸部の上面に近接して
被さる構造とされる。
【0009】請求項2の発明では請求項1の発明におい
て、互いに隣接する周辺スイッチ接点の、操作部材の押
圧突起による同時押圧を阻止する突起が操作部材のドー
ム部の下端と対向して上記各支持部上に設けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。図1及び2はこの発明に
よる多方向スイッチの一実施例の外観形状をそれぞれ示
したものであり、図3及び4はそれを各部に分解して示
したものである。なお、図3は各部品を斜め上方より見
た状態を示し、図4はそれら各部品を斜め下方より見た
状態を示す。まず、図3及び4を参照して各部の構成に
ついて説明する。
【0011】カバー10は各角部が丸められた方形板状
をなすものとされ、その中央には円形開口11が設けら
れている。円形開口11の内周面の下面側には断面円弧
状をなすように面取り(R面取り)部12が設けられて
いる。カバー10の下面(裏側)の4隅には段付き軸と
された取り付け軸13がそれぞれ設けられており、さら
に各辺に沿い、各辺の中央部にそれぞれ長円状に突出形
成された位置決め突起14が設けられている。操作部材
20は天面が円形孔21により開放された円形のドーム
状をなすものとされ、このドーム部22の下端には複数
のアーム部23がドーム部22の外周面側に突出するよ
うに形成されている。アーム部23はこの例では90゜
間隔で4つ形成されており、各アーム部23の下面には
押圧突起24が形成されている。
【0012】操作ボタン30は一端面が閉塞された円筒
状をなすものとされ、その開放端側外周には徐々に拡径
されてなるスカート部31が形成されている。円筒内中
心軸上には押圧軸32が閉塞された一端面の内面から突
出されて設けられている。フレーム40は枠部41と、
その枠内中央に位置する基部42と、それら枠部41と
基部42とを連結する支持部43とよりなる。枠部41
は各角部が丸められた方形枠状をなすものとされ、カバ
ー10の外形形状と対応する形状とされる。
【0013】基部42は円板状とされて、その上面中央
に円柱状凸部44が突設されており、さらに中央には基
部42を上下に貫通する貫通孔45が形成されている。
貫通孔45は段付き孔とされ、下面側が大径とされてい
る。なお、凸部44の外径は円筒状をなす操作ボタン3
0の内径よりわずかに小となるように設定されている。
支持部43は基部42から放射状に突出されて設けられ
ており、この例では4つの支持部43が枠部41の4隅
に至るように設けられている。各支持部43は基部42
より突出するアーム状部43aと、そのアーム状部43
aから広がった枠部41側の扇状部43bとよりなり、
各扇状部43bにはカバー10の4本の取り付け軸13
の位置と対応して位置決め孔46がそれぞれ設けられて
いる。また、各アーム状部43aの上面には突起47が
それぞれ設けられている。
【0014】なお、基部42の下面は枠部41及び支持
部43の下面より所定量高い位置に位置するように構成
されている。押圧部材50は円柱形状の段付き軸状をな
すものとされ、フレーム40の基部42に設けられてい
る貫通孔45に係合する径(大きさ)とされる。下側の
大径部の下面には球面状に突出されてなる凸部51が設
けられている。クッション60は弾性を有するシートよ
りなるもので、略十字形をなすものとされ、その中央に
は円形孔61が形成されている。十字の各先端側は幅広
とされており、即ち円形孔61が設けられた中央部62
に幅狭部63を介して4つの方形状部64が十字に配置
された形状とされる。
【0015】フレキシブルプリント配線板(以下、FP
Cと言う。)70はフレーム40の枠部41の外形形状
と対応する形状とされた接点パターン形成部71とその
一辺より導出された導出部72とよりなるものとされ
る。なお、各導体パターンの図示は省略している。接点
パターン形成部71の上面中央にはドーム状をなす可動
接点73が載置されており、さらにこの可動接点73を
囲む円周上には90゜間隔で4つのドーム状をなす可動
接点74が載置されている。
【0016】接点パターン形成部71の、これら可動接
点73,74と対向する部分には例えば円形パターン
と、その円形パターンを囲む環状パターンとよりなる一
対の固定接点がそれぞれ形成されており、可動接点73
と一対の固定接点とによって中央スイッチ接点75が構
成され、可動接点74と一対の固定接点とによって周辺
スイッチ接点76が構成される。周辺スイッチ接点76
は中央スイッチ接点75を囲む円周上に90°間隔で配
列されて4つ設けられる。導出部72にはこれら固定接
点から引き出された外部接続用の端子パターンが形成さ
れる。なお、接点パターン形成部71の4隅にはカバー
10の4本の取り付け軸13の位置と対応して位置決め
孔77が形成されている。
【0017】底板80はフレーム40の枠部41の外形
形状と対応する形状とされ、その4隅にはFPC70の
接点パターン形成部71と同様に、位置決め孔81が形
成されている。次に、これら部品の組み立て手順及び組
み立て構造について順を追って説明する。なお、組み立
ては各部品を上下逆にして行われる。 カバー10の下面側(裏面側)に操作部材20を乗
せる。この際、操作部材20はその4つのアーム部23
の先端がカバー10に設けられている4つの位置決め突
起14に沿うように配置され、これら位置決め突起14
によって向き・位置が合わせられる。操作部材20はそ
の円形孔21が設けられている側がカバー10の上面上
に突出される。
【0018】 操作部材20の円形孔21に操作ボタ
ン30を挿通配置する。操作ボタン30はスカート部3
1によって抜け止めされ、その閉塞された一端面側が円
形孔21を介してカバー10の上面上に突出される。 フレーム40の枠部41をカバー10の下面上に乗
せる。この際、カバー10の4本の取り付け軸13をフ
レーム40の4つの位置決め孔46に挿入することで、
フレーム40が位置決めされ、操作部材20及び操作ボ
タン30はこのフレーム40によってカバー10との間
に挟み込まれる。なお、操作部材20、操作ボタン30
及びフレーム40の基部42の各中心軸は互いに一致さ
れた状態となる。
【0019】 フレーム40の基部42の下面側より
貫通孔45に押圧部材50を挿入する。押圧部材50の
小径側先端は凸部44より突出し、操作ボタン30の押
圧軸32と当接される。 クッション60の中央部62をフレー40の基部4
2の下面に乗せる。この際、4つの方形状部64はそれ
ぞれフレーム40の枠部41と基部42と隣接する支持
部43とによって囲まれた空間内に位置され、つまり操
作部材20の各押圧突起24の上に重なるように位置さ
れる。
【0020】 FPC70の接点パターン形成部71
をフレーム40の枠部41及び支持部43の下面に乗せ
る。この際、FPC70の4つの位置決め孔77に、フ
レーム40の位置決め孔46を挿通して突出したカバー
10の4本の取り付け軸13を挿入することで、FPC
70が位置決めされる。FPC70上に搭載されている
4つの可動接点74はその頂部がそれぞれクッション6
0と当接した状態となり、また中央の可動接点73はそ
の頂部が押圧部材50の下端凸部51と当接した状態と
なる。
【0021】 FPC70の接点パターン形成部71
に底板80を乗せる。底板80は4つの位置決め孔81
がカバー10の4本の取り付け軸13に挿通されて位置
決めされる。 最後に、底板80の位置決め孔81を挿通して突出
した4本の取り付け軸13の先端を熱カシメすることに
より、各部品が一体化され、図1及び2に示した多方向
スイッチが完成する。図5は上記のようにして構成され
た多方向スイッチの断面構造を示したものであり、図5
Aは図2AにおけるCC断面を示し、図5BはDD断面
を示す。
【0022】中央スイッチ接点75上には所定量離間し
て基部42が位置しており、この基部42上に操作ボタ
ン30が位置されている。操作ボタン30の押圧軸32
は押圧部材50上に搭載されており、押圧部材50は中
央スイッチ接点75の可動接点73上に搭載されてい
る。一方、各周辺スイッチ接点76上にはクッション6
0を介して操作部材20の押圧突起24が位置され、操
作部材20のドーム部22の外周面はカバー10の円形
開口11の内周面面取り部12と当接されている。
【0023】また、4つの支持部43は隣接する周辺ス
イッチ接点76間をそれぞれ通って枠部41に至るもの
となっており、フレーム40の枠部41はこの例ではス
イッチの側壁を構成するものとなっている。なお、基部
42上に突設されている凸部44の上面周縁部には図5
より明らかなように、全体として球面状をなすように面
取りされてなる球面部48が設けられており、一方、操
作ボタン30のスカート部31の内周面には凸部44の
球面部48のなす球面に沿うように全体として凹球面状
をなすように面取りされてなる球面部33が設けられて
いる。また、押圧部材50の押圧軸32と当接する上端
面周縁部にも全体として球面状をなすように面取りされ
てなる球面部52が設けられている。
【0024】次に、上記のような構造を有する多方向ス
イッチの動作について説明する。図6は操作ボタン30
を傾倒操作した状態を示したものであり、操作部材20
はそのドーム部22外周面がカバー10の円形開口11
の面取り部12で案内された状態で操作ボタン30と一
体に傾倒し、その傾倒方向の周辺スイッチ接点76がク
ッション60を介し、押圧突起24によって押圧され
る。周辺スイッチ接点76の可動接点74は押圧される
ことにより反転し、一対の固定接点が可動接点74によ
り導通されて周辺スイッチ接点76が作動する(オンと
なる)。
【0025】この際、操作ボタン30はその傾倒により
スカート部31の内周面の球面部33が凸部44の球面
部48に沿った状態で移動し、図6に示したように球面
部33の一部が球面部48に近接して被さる状態とな
る。従って、この傾倒操作時に操作ボタン30に押し込
む方向に力を加えても操作ボタン30の球面部33が凸
部44の球面部48とぶつかり、一定量以上は押し込む
ことができない構造となっており、これにより周辺スイ
ッチ接点76の作動時に、中央スイッチ接点75が同時
に作動しない構造となっている。
【0026】一方、図7は操作ボタン30を押し込み操
作した状態を示したものであり、押圧部材50は操作ボ
タン30の押圧軸32によって押され、この押圧部材5
0が中央スイッチ接点75を押圧する。中央スイッチ接
点75の可動接点73は押圧されて反転し、一対の固定
接点が可動接点73により導通されて中央スイッチ接点
75がオンとなる。この際、操作ボタン30の円筒内周
面は凸部44の外周面と係合し、外周面に案内されて押
し込まれるため、操作ボタン30に傾倒させる方向に力
を加えても操作ボタン30は傾倒せず、よって中央スイ
ッチ接点75の作動時に、周辺スイッチ接点76が同時
に作動しない構造となっている。
【0027】なお、操作ボタン30の傾倒操作時及び押
し込み操作時のいずれにおいても操作ボタン30の下端
が凸部44の周囲の基部42上面と突き当たることによ
り、過度な操作が阻止されるものとなっている。一方、
この例では前述したように、各支持部43のアーム状部
43aの上面に突起47がそれぞれ設けられており、こ
れら突起47は操作部材20のドーム部22の下端と対
向する位置に位置されている。このような突起47を具
備することにより、例えば操作ボタン30の傾倒操作方
向が周辺スイッチ接点76の配置されている方向とず
れ、例えば隣接する周辺スイッチ接点76の中間方向に
傾倒されたような場合においても突起47がドーム部2
2の下端と当接し、それ以上の傾倒が阻止されることに
よって隣接する周辺スイッチ接点76が隣接するアーム
部23の押圧突起24によって同時に押圧されるといっ
た状況が生じないようにされている。
【0028】つまり、この例では中央スイッチ接点75
と周辺スイッチ接点76の同時オンが阻止されると共
に、複数の周辺スイッチ接点76の同時オンも阻止され
るものとなっている。なお、この例では操作ボタン30
の傾倒角度を大きく採れるようにするために、クッショ
ン60を配置しているが、クッション60をなしとし、
操作部材20の押圧突起24が直接可動接点74と当接
するようにしてもよい。また、この例では中央スイッチ
接点75及び周辺スイッチ接点76はFPC70に形成
した固定接点パターンと、その上に載置された可動接点
73,74とによってそれぞれ構成されているが、これ
らスイッチ接点の構成はこれに限るものではなく、例え
ば押圧されることにより内部に設けられているスイッチ
接点がオンとなるメンブレンシート(メンブレンスイッ
チ)などであってもよい。この場合はFPC70及び可
動接点73,74に替えてメンブレンシートが配設され
る。
【0029】さらに、FPC70ではなく、固定接点パ
ターンをリジッドなプリント配線板に形成するようにし
てもよい。この場合、底板80は必ずしも必要ではな
く、削除してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
操作ボタンを傾倒操作した際に、操作ボタンに誤って押
し込む方向の力が作用しても操作ボタンは押し込まれ
ず、また操作ボタンを押し込み操作した際に、操作ボタ
ンに誤って傾倒させる方向の力が作用しても操作ボタン
は傾倒せず、よって中央スイッチ接点と周辺スイッチ接
点の同時作動(オン)が阻止され、それらが同時にオン
となるといった状態を確実に防止することができる多方
向スイッチを得ることができる。
【0031】さらに、請求項2の発明によれば複数の周
辺スイッチ接点が同時にオンとなるといった状態も確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】Aは図1に示した多方向スイッチの平面図、B
はその側面図。
【図3】図1に示した多方向スイッチの分解斜視図(斜
め上方から見た図)。
【図4】図1に示した多方向スイッチの分解斜視図(斜
め下方から見た図)。
【図5】Aは図2AのCC断面図、Bは図2AのDD断
面図。
【図6】図1に示した多方向スイッチの操作ボタンを傾
倒操作した状態を示す断面図。
【図7】図1に示した多方向スイッチの操作ボタンを押
し込み操作した状態を示す断面図。
【図8】多方向スイッチの従来構造の一例を示す断面
図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央スイッチ接点と、その中央スイッチ
    接点を囲む円周上に配列された複数の周辺スイッチ接点
    とが内部底面に配置され、上面を蓋するカバーより突出
    する操作ボタンを押し込み操作することにより、中央ス
    イッチ接点が押圧されて作動し、操作ボタンを傾倒操作
    することにより、その傾倒方向の周辺スイッチ接点が押
    圧されて作動する構造とされた多方向スイッチであっ
    て、 スイッチ側壁を構成する枠部と、上記中央スイッチ接点
    上に位置され、上面中央に円柱状凸部が突設され、かつ
    中央に貫通孔が形成された基部と、その基部から放射状
    に突出され、隣接する上記周辺スイッチ接点間をそれぞ
    れ通って上記基部と枠部とを連結する複数の支持部とよ
    りなるフレームと、 上記貫通孔に挿通されて下端が上記中央スイッチ接点と
    当接され、上端が上記凸部より突出された押圧部材と、 天面が円形孔により開放されたドーム状をなし、その下
    端より外側に突出された複数のアーム部の下面にそれぞ
    れ設けられた押圧突起がそれぞれ上記各周辺スイッチ接
    点上に位置され、ドーム部の外周面が上記カバーの円形
    開口の内周面と当接された操作部材と、 一端面が閉塞された円筒状とされて開放端側に拡径され
    てなるスカート部を有し、内部中心軸上に設けられた押
    圧軸が上記押圧部材に載置されて上記基部上に位置さ
    れ、上記円形孔を挿通し、上記スカート部によって抜け
    止めされて上記一端面側が外部に突出された上記操作ボ
    タンとを具備し、 上記操作ボタンは上記押し込み操作時に、その円筒内周
    面が上記凸部の外周面と係合し、その外周面に案内され
    て押し込まれる構造とされ、 上記操作部材は上記傾倒操作時に、上記操作ボタンと一
    体に傾倒し、かつ上記操作ボタンは傾倒操作により、上
    記スカート部の内周面の一部が上記凸部の上面に近接し
    て被さる構造とされていることを特徴とする多方向スイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多方向スイッチにおい
    て、 互いに隣接する上記周辺スイッチ接点の、上記操作部材
    の押圧突起による同時押圧を阻止する突起が上記操作部
    材のドーム部の下端と対向して上記各支持部上に設けら
    れていることを特徴とする多方向スイッチ。
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